JP2000086046A - 枚葉輪転印刷機における吸引装置 - Google Patents

枚葉輪転印刷機における吸引装置

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JP2000086046A
JP2000086046A JP10261905A JP26190598A JP2000086046A JP 2000086046 A JP2000086046 A JP 2000086046A JP 10261905 A JP10261905 A JP 10261905A JP 26190598 A JP26190598 A JP 26190598A JP 2000086046 A JP2000086046 A JP 2000086046A
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suction
sheet
paper
wheel
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JP10261905A
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English (en)
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Takanobu Aoki
孝暢 青木
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Original Assignee
Komori Corp
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面付けや絵柄の変更によって非画線部の本数
や位置に変更があっても簡単に対応可能とし汎用性を向
上させる。 【解決手段】 支持部材55には、ねじ棒35に螺合す
るブッシュ58が嵌合固定され、ねじ棒35が回転する
ことにより、矢印B−C方向に移動自在になっている。
吸引車ユニット45Aには、ダクト部材47にスリーブ
50を介して回転自在に支持された吸引車46Aが設け
られている。吸引車ユニット45Aは、ダクト部材47
に螺合するつまみ56付きねじ57によって、支持部材
55に着脱自在に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉輪転印刷機の
排紙装置に設けられ搬送紙を摺接させながら吸引するこ
とにより、紙の速度を減速させるために使用される枚葉
輪転印刷機における吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉輪転印刷機において、印刷ユニット
で印刷された紙は、圧胴の爪から排紙チェーンの爪にく
わえ替えられて搬送され、搬送周端部で爪のくわえから
解放されて落下して紙積台上に積載される。このような
排紙装置において、搬送される紙は先端を爪でくわえら
れているだけであるから、紙尻がばたついたりあるいは
紙がくわえられた状態から解放されて落下するときに走
行慣性が残ったりして積載時に紙端が揃わないことがあ
る。これを防止するために、搬送終端部近傍に複数個の
吸引面を備えた吸引車を紙の幅方向に並設し、爪のくわ
え状態から解放された紙を周面に吸着させることによ
り、紙の走行を減速させることが行われている。この吸
引装置には、排紙装置の排紙方向の上流側に印刷紙の搬
送速度よりも遅い周速度で回転する吸引車が備えられ、
この吸引車の周面には吸引エア源に接続されて紙を摺接
させながら吸引する吸引面が設けられている。この吸引
装置を両面印刷機に使用する場合、この吸引車が紙の裏
面に印刷された絵柄内に位置付けられていると、吸引車
の吸引面によって紙に印刷された絵柄を傷つけてしまい
印刷の品質が低下するので、吸引車を紙にインキが付着
されていない非画線部に位置付けている。この非画線部
は、絵柄の面付けによって本数が変わるため、その本数
に合わせて吸引車の個数も変える必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
枚葉輪転印刷機における吸引装置においては、吸引車を
回転駆動する駆動軸を吸引車を挿通させた構造になって
いるので、吸引車を駆動軸から取り外すことができなか
った。したがって、絵柄の面付けの変更にともなって使
用しない吸引車が発生する場合には、その吸引車を紙の
幅方向の外側まで移動させるといった煩雑な作業が必要
であった。また、両面・片面刷兼用機における両面印刷
時には、非画線部の幅よりも小さい幅の吸引車が要求さ
れ、一方、片面刷専用機において厚紙を高速で印刷する
場合には、吸着力の大きい幅の広い吸引車が要求され
る。このような要求がある場合には、吸引車組立体全体
を交換するか、あるいはあらかじめ両面印刷と片面印刷
の両方に必要な吸引車を吸引車組立体に取り付けてお
き、使用しない吸引車は上述したように、紙の幅方向の
外側に移動させていた。
【0004】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、面付けや絵柄
の変更によって非画線部の本数や位置に変更があって
も、簡単に対応できるようにした枚葉輪転印刷機におけ
る吸引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、シート状物を排紙する排
紙装置と、この排紙装置の排紙方向の上流側であって前
記シート状物の下側に設けられ、吸引エア源に接続され
前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設け
られた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、前記
吸引面を回転自在に支持する支持部材と、前記吸引面を
回転駆動させる駆動部材とを設け、前記吸引面を支持部
材に着脱自在とし、着脱することによりこの吸引面と前
記駆動部材とを係脱自在としたものである。したがっ
て、使用しない吸引面を取り外すことができる。
【0006】また、請求項2記載の発明では、シート状
物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の排紙方向の上
流側であって前記シート状物の下側に設けられた吸引車
とを備え、この吸引車の周面に、吸引エア源に接続され
前記シート状物を摺接させながら吸引する吸引面が設け
られた枚葉輪転印刷機における吸引装置において、前記
吸引車を回転自在に支持する支持部材と、前記吸引車を
回転駆動させる駆動部材とを設け、前記吸引車を支持部
材に着脱自在とし、着脱することによりこの吸引車と前
記駆動部材とを係脱自在としたものである。したがっ
て、使用しない吸引車を取り外すことができる。
【0007】また、請求項3記載の発明では、シート状
物を排紙する排紙装置と、この排紙装置の排紙方向の上
流側であって前記シート状物の下側に設けられ、吸引エ
ア源に接続され前記シート状物を摺接させながら吸引す
る吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機における吸引装置
において、駆動手段によって回転する駆動軸と、この駆
動軸と一体的に回転し前記吸引面の吸引孔に噛合するギ
アと、このギアおよび前記吸引面を回転自在に支持する
支持部材とを備え、前記吸引面を支持部材に着脱自在と
し、着脱することによりこの吸引面の吸引孔と前記ギア
との噛合を係脱自在としたものである。したがって、支
持部材に取り付けられた吸引面は、ギアを介して駆動軸
の回転が伝達され、使用しない吸引面は支持部材から取
り外され、ギアと吸引面の吸引孔との噛合が解除する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る枚葉輪転印刷機
の排紙装置の側面図、図2は同じく吸引装置の平面図
で、(a)は右半分を示し、(b)は左半分を示す。図
3は図2(a)におけるIII-III 線断面図、図4は図2
(a)におけるIV-IV 線断面図、図5(a)は図2
(a)におけるV(a)-V(a)線断面図、(b)は同
図(a)におけるV(b)-V(b)線断面図である。図
6は図2(a)におけるVI-VI 線断面図、図7は同じく
絵柄の面付けが変更されたときの吸引車の取付け状態を
模式的に示した平面図である。
【0009】図1において、符号1で示すものは排紙装
置であって、この排紙装置1の相対向する一対のフレー
ム2a,2bの前後には、それぞれ一対のスプロケット
3,3、スプロケット4,4(フレーム2a側のスプロ
ケット3,4は図示せず)が回転自在に設けられてい
る。これらスプロケット3,3とスプロケット4,4間
には、それぞれ一対の排紙チェーン5,5(フレーム2
a側の排紙チェーン5は図示せず)が張架されている。
【0010】これら一対の排紙チェーン5,5間には、
爪竿6が一定の間隔で掛け渡され、各爪竿6には、図示
を省略した爪と爪台とからなるくわえ爪装置が設けられ
ている。このような構成において、図示しない印刷装置
本体により印刷された紙7は、くわえ爪装置にくわえら
れた状態で排紙チェーン5の走行により図中矢印A方向
に搬送され、搬送終端部でくわえ爪装置から解放されて
紙積台8上に落下し積載される。紙積台8上に落下して
積載される紙7は、前端を紙当て9に当接させて天地方
向が揃えられ、左右方向を横寄せ板10によって揃えら
れる。このような排紙装置1の搬送終端部の上流側に
は、搬出され紙積台8へと移される紙7の走行慣性を低
減させるための吸引装置12が設けられている。
【0011】以下、図2に基づいて吸引装置12を説明
する。吸引装置12には、相対向する一対のフレーム1
5,16が備えられ、これらフレーム15,16間に
は、一対のステー17,18が掛け渡され、図示を省略
した駆動装置によって吸引装置12を紙7の天地方向へ
の移動を伝える軸19が横架されている。20は両フレ
ーム15,16間に回転自在に支持された駆動軸であっ
て、この駆動軸20のフレーム16から突出した突出端
部には、フレーム16に固定されたモータ21の軸22
がカップリング23を介して連結されている。24は上
述した一対のステー17,18間に掛け渡された支承部
材であって、軸19を支承するとともに、駆動軸20を
ベアリングを介して回転自在となるように軸支してい
る。
【0012】フレーム15の外側には、スタッド25を
介して支持板26が取り付けられ、この支持板26には
円筒状の操作軸27が回転自在に支持されている。この
操作軸27の支持板26から突出した一端には、ハンド
ル28が軸着され、他端には連結軸29の一端が嵌合固
定されている。30はフレーム15のねじ部に螺合した
操作軸移動調整部材であって、頭部30aをスパナ等で
回転させることによって、図中矢印B−C方向にすべて
の吸引車を一括で移動可能となっており、止めねじ31
の先端を外周のねじ部に係合させることによって移動が
規制されるように構成されている。
【0013】この操作軸移動調整部材30には軸線方向
に貫通する貫通孔30bが形成され、この貫通孔30b
には、上述した連結軸29が回転自在に支持されてい
る。連結軸29には、一対のリング部材32,32が、
操作軸移動調整部材30の両端を挟むようにして軸着さ
れており、連結軸29は操作軸移動調整部材30によっ
て軸線方向(矢印B−C方向)の移動が規制されてい
る。33は指針であって、連結軸29に、軸線方向の移
動に対しては一体的に移動し、回転方向に対しては回転
自在となるように取り付けられ、この指針33に対応し
てステー17には目盛34が付されている。
【0014】連結軸29の他端には、連結部材36を介
して、この連結軸29と軸線方向を一致させ、この連結
軸29と一体的に回転する第1のねじ棒35の一端が連
結されている。この第1のねじ棒35の他端には、この
第1のねじ棒35と軸線方向を一致させ、この第1のね
じ棒35と一体的に回転する第2のねじ棒37の一端が
連結されている。この第2のねじ棒37の略中央から他
端側には、ねじ部が形成されていない軸部37aが設け
られており、この軸部37aの他端には、連結部材38
を介して、この軸部37aと軸線方向を一致させこの軸
部37aと一体的に回転する第3のねじ棒39の一端が
連結されている。この第3のねじ棒39の他端には、こ
の第3のねじ棒39と軸線方向を一致させ、この第3の
ねじ棒39と一体的に回転する第4のねじ棒40の一端
が連結されている。この第4のねじ棒40の他端には、
連結部材41を介して、この第4のねじ棒40と軸線方
向を一致させ、この第4のねじ棒40と一体的に回転す
る軸42の一端が連結されている。
【0015】この軸42、第2のねじ棒37の軸部37
aおよび連結軸29は、両ステー17,18間に掛け渡
された支承部材24,24および図示を省略した支承部
材を介して回転自在に支持されている。そして、両フレ
ーム15,16の両端側に位置する第1および第4のね
じ棒35,40のピッチは、中央側に位置する第2およ
び第3のねじ棒37,39のピッチの略2倍になるよう
に設定されている。また、図中右側に位置する第1およ
び第2のねじ棒35,37は右ねじが形成され、図中左
側に位置する第3および第4のねじ棒39,40は左ね
じが形成されている。
【0016】第1ないし第4のねじ棒35,37,3
9,40および第2のねじ棒37の軸部37aには、4
個の吸引車ユニット45A,45B,45D,45Eお
よび1個の吸引車ユニット45Cが軸装されている。こ
れら吸引車ユニット45A,45B,45C,45D,
45Eは、すべて同じ構造をもつものであるから、以
下、吸引車ユニット45Aについてのみ図4に基づいて
説明する。吸引車ユニット45Aは、吸引車46Aと、
ダクト部材47と、これらダクト部材47と吸引車46
Aとの間に介在する上述した蓋部材48とによって構成
されている。吸引車46Aには、一方の側面と周端面と
が開口したスリット状の多数のエア通路46aが吸引車
46Aの回転方向に等ピッチに設定され、周端面の開口
は吸引孔46bを形成し、この吸引孔46bも吸引車4
6Aの周方向に等ピッチに多数設けられている。蓋部材
48は平板状部材によって外径が吸引車46Aの外径と
略同じに形成され、上部側に側面視半円形の窓48aが
穿設され、ダクト部材47は一方の側面が開口した中空
部47aが形成されている。
【0017】このような構成において、蓋部材48は、
窓48aが中空部47aに対向するようにして、ダクト
部材47に止ねじ49によって固定されている。吸引車
46Aの中心孔には、スリーブ50を介してねじ51が
嵌挿され、このねじ51はダクト部材47の中心孔にも
嵌挿され、ナット52を螺合させることにより、吸引車
46Aがスリーブ50を介してダクト部材47に回転自
在に支持されている。53はダクト部材47にねじ止め
された紙ガイドである。このような構造の吸引車ユニッ
ト45Aは、つまみ56付きのねじ57によって支持部
材55Aに固定されている。
【0018】図3に示すように、支持部材55Aには、
上述した第1のねじ棒35に螺合するねじ部が形成され
たブッシュ58が回り止め部材58aによって周方向の
移動を規制されて嵌合固定されている。また、図5
(a)に示すように、この支持部材55Aには、駆動軸
20が後述するスリーブ62を介して貫挿される貫通孔
55bが左右方向(矢印B−C方向)に延在するように
形成されている。この吸引車ユニット45A以外の他の
吸引車ユニットのうち、吸引車ユニット45B,45
D,45Eの支持部材55B,55D,55Eのブッシ
ュ58のねじ部には、第2のねじ棒37、第3のねじ棒
39、第4のねじ棒40がそれぞれ螺合している。ま
た、中央の吸引車ユニット45Cの支持部材55Cに
は、第2のねじ棒37の軸部37aが嵌挿される貫通孔
(図示せず)が設けられている。
【0019】また、支持部材55Aの下部には、前後方
向に延在する中空部55cが形成され、この中空部55
cの一端側は、上述したダクト部材47の中空部47a
に連通され、他端側に形成した開口には、図示を省略し
た吸引エア源に接続されたホース59の他端が接続され
ている。したがって、吸引車46Aのエア通路46a、
蓋部材48の窓48a、ダクト部材47の中空部47
a、支持部材55の中空部55cおよびホース59が連
通されている。このため、吸引車46Aの吸気孔46b
周辺の外気は、これらエア通路46a、窓48a、中空
部47a,55cおよびホース59を介して吸引エア源
に吸引され、紙7が吸引車46Aの周面に吸着されるよ
うに構成されている。上述したホース59は可撓性を有
する部材によって形成され、かつ吸引エア源とは余長分
を有して接続されており、後述するように吸引車ユニッ
ト45Aを移動させても吸引エア源との接続が保持され
るように構成されている。
【0020】次に、図5および図6に基づいて吸引車4
6Aを回転駆動する構造を説明する。図5(a)に示す
ように、支持部材55の貫通孔55bの内径は、駆動軸
20の外径よりも大きく形成されており、この内周部に
ベアリング60が設けられている。62は駆動軸20に
嵌挿されたスリーブであって、後述するスプリング66
が巻回される部位が二股状に形成され、同図(b)に示
す正面視において互いに対向する円弧状の一対の回転伝
達部62a,62aが形成されている。このスリーブ6
2は、上述した支持部材55の貫通孔55bにベアリン
グ60を介して嵌挿され、支持部材55がスリーブ62
に固着された一対の抜け止めリング部材63,63で挟
持されることによって、支持部材55に対するスリーブ
62の軸方向の移動が規制されている。
【0021】図5(b)に示すように、スリーブ62の
回転伝達部62a,62a間には、一対の円弧状の保持
部材65,65が介装され、この保持部材65の外径は
回転伝達部62aの外径よりもわずかに大きく形成され
ている。この保持部材65の外周部には、スプリング6
6が巻回され、保持部材65はこのスプリング66の締
付力によって駆動軸20に圧接されている。したがっ
て、このスプリング66の締付力によって、保持部材6
5は駆動軸20の回転に追従して一体的に回転し、一対
の保持部材65,65間に設けられた一対の回転伝達部
62a,62aも回転するので、駆動軸20の回転はス
リーブ62に伝達される。
【0022】スリーブ62の一端部には、図6に示すよ
うに、ブッシュ67を介してスリーブ62と一体的に回
転するギア68が嵌合固定され、このギア68の歯は吸
引車46Aの吸引孔46bと同じピッチで形成され、こ
の吸引孔46bに噛合している。したがって、駆動軸2
0がモータ21によって回転すると、保持部材65,ス
リーブ62を介してギア68が回転するので、図4にお
いて吸引車46Aもスリーブ50を回転中心として回転
する。ここで、スリーブ62の回転伝達部62aの外径
が、保持部材65の外径よりも小さく形成されている。
したがって、スリーブ62は駆動軸20に対して軸線方
向(図2中矢印B−C方向)に移動自在に支持されてお
り、スリーブ62と軸線方向に移動を規制された支持部
材55も駆動軸20に対して矢印B−C方向に移動可能
となるように構成されている。
【0023】次に、このような構成枚葉輪転印刷機の吸
引車装置における搬送される紙7の吸引動作を説明す
る。図1において、印刷後、爪竿6に支架された図示を
省略したくわえ爪装置にくわえられて排紙紙積台8方向
(図中矢印A方向)へ搬送される紙7は、くわえ端が5
個の吸引車46Aないし46Eを過ぎると紙7はこれら
吸引車46Aないし46Eに摺接して走行する。このと
き、モータ21が回転しており、駆動軸20も回転し、
5個の吸引車ユニット45A,45B,45C,45
D,45Eの各スリーブ62を介してそれぞれのギア6
8も回転するので、5個の吸引車46Aないし46Eが
回転する。また、図示を省略した吸引エア源が始動され
ていて、5個の吸引車46Aないし46Eの周辺の外気
が吸引孔46bに吸引されるので、紙7は吸引車46A
ないし46Eの周面に吸着されながら搬送される。した
がって、紙の速度が搬送速度よりも遅くなり、紙7が緊
張して走行慣性が減衰するので、紙積台8上への落下積
載時の紙揃いが良好になる。
【0024】次に、紙7の絵柄の面付けに変更があり、
使用しない吸引車を取り外す動作を説明する。図7は紙
7の面付けが紙7Aの面付けに変更されたときの吸引車
の取付け状態を模式的に示した平面図である。同図にお
いて、紙7の絵柄の面付けが4面付けとされ、4個の画
線部70Aないし70Dと5個の非画線部71Aないし
71Eとが位置付けられており、5個の吸引車46Aな
いし46Eは、非画線部71Aないし71Eに対応して
位置付けられている。ここで、紙7の絵柄の面付けの数
を減らして2面付けに変更すると、紙7Aには、2個の
画線部72A,72Bと3個の非画線部73A,73
B,73Cとが位置付けられる。したがって、非画線部
71B,71Dに位置付けられていた吸引車46B,4
6Dが、画線部72A,72Bに位置付けられるので、
使用できない吸引車になる。
【0025】そこで、図4において、これら吸引車46
B,46Dを支持部材55に取り付けていたねじ57の
つまみ56を回転操作してねじ57とダクト部材47と
の螺合を解除することにより、支持部材55から吸引車
ユニット45B,45Dを取り外す。このように、絵柄
の面付けの変更によって画線部72A,72Bに位置す
るようになった吸引車46B,46Dを、つまみ56の
回転操作によって容易に取り外すことができるので、作
業性が向上する。
【0026】また、両面印刷から片面印刷に切り替え、
厚紙を高速で印刷するときには、吸引車46Aないし4
6Eをつまみ56の回転操作によって取り外し、替わり
に幅の大きい吸引車を各吸引車ユニット45Aないし4
5Eの支持部材55に取り付ける。このような構成とす
ることにより、大きな吸着力が得られので、紙尻がばた
ついたりあるいは紙がくわえ状態から解放されて落下す
るときに走行慣性が残ったりして積載時に紙端が揃わな
いといったことを防止することができる。また、両面印
刷時において、絵柄に対応した位置においても紙を受け
ることができる幅の細いホイールを取り付けることもで
きるので、紙の中だれを防止することもできる。
【0027】また、吸引車46Aないし46Eへの配管
に吸、吹の切替ができるエアを接続すれば、吸引車46
Aないし46Eの替わりに、エアダクトを支持部材55
に取り付けることもでき、このエアダクトから紙の幅方
向の外側やあるいは上側に向かってエアを吹き出すよう
にすれば、紙の中だれが防止できる。このように、吸引
車46Aないし46Eの替わりに、支持部材55に別の
種類の回動するベルトを有した吸引装置等を取り付ける
ことができるので、種々の印刷に対応でき汎用性が向上
する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、吸引面を装置から取り外すことができるの
で、使用しない吸引面の処理作業が容易である。また、
別の吸引面や紙受け用のホイール等の着脱が容易なの
で、種々の印刷に対応でき汎用性が向上する。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、吸引
車を装置から取り外すことができるので、使用しない吸
引車の処理作業が容易である。また、別の吸引車や紙受
け用のホイール等の着脱が容易なので、種々の印刷に対
応でき汎用性が向上する。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、吸引
面の回転駆動を吸引面の吸引孔を利用し、1本の駆動軸
によって吸引面を駆動できるので、構造が簡素化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の排紙装置の側
面図である。
【図2】 本発明に係る枚葉輪転印刷機における吸引装
置の平面図で、(a)は右半分を示し、(b)は左半分
を示す。
【図3】 図2(a)におけるIII-III 線断面図であ
る。
【図4】 図2(a)におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】 (a)は図2(a)におけるV(a)-V
(a)線断面図、(b)は同図(a)におけるV(b)-
V(b) 線断面図である。
【図6】 図2(a)におけるVI-VI 線断面図である。
【図7】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の吸引装置にお
いて、絵柄の面付けが変更されたときの吸引車の取付け
状態を模式的に示した平面図である。
【符号の説明】
1…排紙装置、7,7A…紙、12…吸引装置、19…
エア管、20…駆動軸、45A〜45E…吸引車ユニッ
ト、46A〜46E…吸引車、46b…吸引孔、55A
〜55E…支持部材、56…つまみ、57…ねじ、68
…ギア、70A〜70D,72A,72B…画線部、7
1A〜71E,73A〜73C…非画線部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物を排紙する排紙装置と、この
    排紙装置の排紙方向の上流側であって前記シート状物の
    下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物
    を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転
    印刷機における吸引装置において、前記吸引面を回転自
    在に支持する支持部材と、前記吸引面を回転駆動させる
    駆動部材とを設け、前記吸引面を支持部材に着脱自在と
    し、着脱することによりこの吸引面と前記駆動部材とを
    係脱自在としたことを特徴とする枚葉輪転印刷機におけ
    る吸引装置。
  2. 【請求項2】 シート状物を排紙する排紙装置と、この
    排紙装置の排紙方向の上流側であって前記シート状物の
    下側に設けられた吸引車とを備え、この吸引車の周面
    に、吸引エア源に接続され前記シート状物を摺接させな
    がら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転印刷機におけ
    る吸引装置において、前記吸引車を回転自在に支持する
    支持部材と、前記吸引車を回転駆動させる駆動部材とを
    設け、前記吸引車を支持部材に着脱自在とし、着脱する
    ことによりこの吸引車と前記駆動部材とを係脱自在とし
    たことを特徴とする枚葉輪転印刷機における吸引装置。
  3. 【請求項3】 シート状物を排紙する排紙装置と、この
    排紙装置の排紙方向の上流側であって前記シート状物の
    下側に設けられ、吸引エア源に接続され前記シート状物
    を摺接させながら吸引する吸引面が設けられた枚葉輪転
    印刷機における吸引装置において、駆動手段によって回
    転する駆動軸と、この駆動軸と一体的に回転し前記吸引
    面の吸引孔に噛合するギアと、このギアおよび前記吸引
    面を回転自在に支持する支持部材とを備え、前記吸引面
    を支持部材に着脱自在とし、着脱することによりこの吸
    引面の吸引孔と前記ギアとの噛合を係脱自在としたこと
    を特徴とする枚葉輪転印刷機における吸引装置。
JP10261905A 1998-09-16 1998-09-16 枚葉輪転印刷機における吸引装置 Pending JP2000086046A (ja)

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DE69915198T DE69915198T2 (de) 1998-09-16 1999-09-16 Saugaggregat in einer Bogenrotationsdruckmaschine
AT99250326T ATE260767T1 (de) 1998-09-16 1999-09-16 Saugaggregat in einer bogenrotationsdruckmaschine
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307902A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Man Roland Druckmas Ag 印刷機、特に輪転印刷機のチェーングリッパ・デリバリ内にある印刷済み枚葉紙のエアブレーキ及び/又は機械的支持のための装置
JP2011140403A (ja) * 2011-04-01 2011-07-21 Komori Corp 枚葉輪転印刷機における排紙装置

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