JP3746382B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動機構に連動して所定の位相で回転する印刷ドラムと紙胴を有し、印刷ドラムが装置のフレームに対して着脱可能とされた孔版印刷装置に関する。特に本発明は、前記孔版印刷装置において、紙胴を所定の位置に正しく設定した状態で印刷ドラムを再装着できるようにした孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は、従来の孔版印刷装置の一構造例を示す図である。
孔版印刷装置のフレーム内には、紙胴200と印刷ドラム300が所定間隔をおいて互いに平行に回転可能に配置されている。上側の印刷ドラム300は、可撓性でインク通過性の周壁を有している。周壁の外周面には孔版原紙の先端を係止するクランプ手段302が設けられている。クランプ手段302に係止された孔版原紙は、周壁の外周面に巻装される。周壁の内部には内周面にインキを供給するインキ供給手段304が設けられている。インキ供給手段304は昇降可能なスキージローラ306を有している。印刷時に周壁はスキージローラ306に押されて外方に変形する。
【0003】
下側の紙胴200は、印刷用紙の先端を掴む爪202を有している。印刷用紙は、紙胴200と変形した印刷ドラム300との間に挟まれて搬送される間に印刷される。紙胴200の外周面には、印刷ドラム300のクランプ手段302との干渉を避けるための凹部204がある。
【0004】
印刷ドラム300は軸方向に移動可能であり、孔版印刷装置のフレームに対して脱着することができる。異なる色のインキを使用したい場合には、印刷ドラムを交換する。
【0005】
400は用紙積載部の印刷用紙を送りだす供給装置であり、402は印刷された印刷用紙を排紙台上に排出する排紙装置である。
【0006】
図15及び図16は、前記印刷ドラム300及びと前記紙胴200と、これらの駆動機構を示している。図15は、孔版印刷装置から印刷ドラム300を外した状態を示している。駆動モータ500は、中間ギア502を介して紙胴200の駆動歯車208にかみ合っている。紙胴200の駆動歯車208には遊星歯車機構504のリングギア506がかみ合っている。この遊星歯車機構504のサンギア508にはジョイント受け510が形成されている。ジョイント受け510には所定形状の凹部が形成されており、この凹部に合致する凸部を備えた軸が連結される。印刷ドラム300の駆動歯車308には中間歯車310がかみ合っている。この中間歯車310の駆動軸312には前記ジョイント受け510に連結されるジョイント314が同軸に形成されている。
【0007】
印刷ドラム300を孔版印刷装置の所定位置に挿入すれば、ジョイント314がジョイント受け510に連結され、これによって駆動モータ500が紙胴200と印刷ドラム300を回転駆動できるようになる。印刷ドラム300と紙胴200が所定の位相で同期して回転駆動されれば、印刷ドラム300と紙胴200は干渉せず、正規の印刷が行える。印刷ドラム300と紙胴200の位相は、ジョイント314とジョイント受け510の連結によって決まる。図14に示すように、紙胴200の凹部204が真上にあり、印刷ドラム300のクランプ手段302が凹部204に対応した真下にあれば、印刷ドラム300と紙胴200は正規の位相関係にある。図14に示した紙胴200と印刷ドラム300の位置を定位置と呼ぶ。
【0008】
上記孔版印刷装置では、紙胴200の外周面を定期的に清掃する必要がある。その場合には、紙胴200と印刷ドラム300が定位置にある時に、印刷ドラム300を孔版印刷装置から抜き出す。これによって紙胴200の上方には紙胴200の清掃のための作業空間が確保される。そして、図示しない手動ハンドルを紙胴200の駆動機構に連結する。手動ハンドルを操作して紙胴200を少しずつ回転させながら外周面を清掃する。清掃終了後には紙胴200を回転方向の定位置に合わせる。このために、図17に示すように、孔版印刷装置には一対の位置合わせマークが設けられている。図示のように、紙胴200側に設けた線212と、印刷装置の本体側に設けた三角210とを合わせれば、紙胴200は定位置に設定される。そして、抜き出した印刷ドラム300を孔版印刷装置に対して定位置で装着すれば、紙胴200と印刷ドラム300は再び正規の位相関係で組み合わされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した清掃作業が完了した後、印刷ドラム300を孔版印刷装置に挿入する前に、作業者が紙胴200を定位置に合わせることを忘れてしまう場合があった。たとえ紙胴200が定位置になくても、印刷ドラム300は紙胴200に接触することなく孔版印刷装置内に挿入されうる。この場合には、紙胴200と印刷ドラム300は正規の位相関係にはない。この状態で装置を駆動すれば、印刷ドラム300のクランプ手段302が紙胴200に衝突してしまい、部品が破損する。
【0010】
本発明は、前述した孔版印刷装置において、紙胴が定位置外にある時には抜かれた印刷ドラムが挿入されないようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された孔版印刷装置(1)は、駆動機構(駆動モータ75)と、紙胴(8)と、印刷ドラム(10)を有している。紙胴は、前記駆動機構によって自身の中心軸の周りに回転駆動される。印刷ドラムは、製版された孔版原紙が外周面に巻装されるインク通過性の周壁(7)と、前記周壁の内部に設けられて前記周壁の内周面にインキを供給するインキ供給手段(13)とを有し、前記紙胴の近傍で前記紙胴に対して平行かつ所定の位相となるように前記駆動機構に連結されて自身の中心軸の回りに回転駆動され、前記紙胴が紙胴定位置にある時に前記駆動機構に対して脱着される。さらに、前記孔版印刷装置は、前記紙胴が前記紙胴定位置にあるか否かを検出する紙胴定位置センサ(103)と、前記紙胴定位置にある前記紙胴に対して前記所定の位相となるように前記印刷ドラムが前記駆動機構に連結される印刷ドラム定位置に前記印刷ドラムがあるか否かを検出する印刷ドラム定位置センサ(97)と、このセンサからの信号によって作動する防止手段を有している。防止手段は、前記駆動機構から外された前記印刷ドラムを前記駆動機構に連結する際に前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていないことを前記紙胴定位置センサが検知した場合又は前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていることを前記紙胴定位置センサが検出し、前記印刷ドラムが前記印刷ドラム定位置に設定されていないことを前記印刷ドラム定位置センサが検出した場合に、前記印刷ドラムが前記駆動機構に連結されることを防止するための手段を講ずる。
【0012】
請求項2に記載された孔版印刷装置は、請求項1記載の孔版印刷装置(1)において、前記印刷ドラム(10)を前記駆動機構(駆動モータ75)に連結する際に前記紙胴(8)が前記紙胴定位置に設定されていないことを前記紙胴定位置センサ(103)が検出した場合に前記紙胴の位置に関する注意を表示する表示手段(114)を、前記防止手段として有していることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載された孔版印刷装置は、請求項1記載の孔版印刷装置(1)において、前記印刷ドラムを移動させて前記駆動機構との連結を解除させる移動手段(係止片76、ソレノイド86、ソケット60、パルスモータ104)を、前記防止手段として有していることを特徴としている。
【0014】
請求項4に記載された孔版印刷装置は、請求項3記載の孔版印刷装置(1)において、前記移動手段が、前記印刷ドラムに解除可能に係合する係止手段(係止片76、ソレノイド86)と、前記係止手段を前記中心軸の方向に移動させることによって前記印刷ドラムを軸方向に移動させる駆動手段(ソケット60、パルスモータ104)とを備えており、前記係止手段が前記印刷ドラムの前記中心軸に係止した状態で前記駆動手段を駆動して前記印刷ドラムを前記駆動機構から外し、前記係止手段を前記印刷ドラムの前記中心軸から外した後に前記駆動手段を逆方向に駆動することにより、前記印刷ドラムを前記駆動機構から外すことを特徴としている。
【0015】
請求項5に記載された孔版印刷装置は、請求項1記載の孔版印刷装置(1)において、前記駆動機構(駆動モータ75)に前記印刷ドラム(10)が連結されたか否かを検出する印刷ドラム有無センサ(66)と、前記駆動機構に連動して設けられて前記印刷ドラムと前記紙胴との位相を調整する位相調整手段(遊星歯車機構79、扇状ギア91、ウォーム93、調整モータ95)と、前記位相調整手段を駆動させる制御手段(120)とを有している。そして、前記制御手段は、前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていることを前記紙胴定位置センサが検出し、前記印刷ドラム有無センサが前記印刷ドラムを検出し、前記印刷ドラムが前記印刷ドラム定位置に設定されていないことを前記印刷ドラム定位置センサが検出した場合に、前記位相調整手段を駆動させることを特徴としている。
【0016】
請求項6に記載された孔版印刷装置は、請求項5記載の孔版印刷装置(1)において、前記印刷ドラムに解除可能に係合する係止手段(係止片76、ソレノイド86)と、前記係止手段を前記中心軸方向に移動させることによって前記印刷ドラムを軸方向に移動させる駆動手段(ソケット60、パルスモータ104)とを備えた移動手段を有している。そして、前記位相調整手段(遊星歯車機構79、扇状ギア91、ウォーム93、調整モータ95)が所定時間駆動した後に前記印刷ドラムが前記印刷ドラム定位置に設定されていないことを前記印刷ドラム定位置センサ(97)が検出した場合に、前記制御手段(120)は、前記係止手段が前記印刷ドラムに係止した状態で前記駆動手段を駆動して前記印刷ドラムを前記駆動機構から外し、前記係止手段を前記印刷ドラムから外した後に前記駆動手段を逆方向に駆動することにより、前記印刷ドラムを前記駆動機構から外すことを特徴としている。
【0017】
請求項7に記載された孔版印刷装置は、請求項1記載の孔版印刷装置(1)において、前記紙胴(8)が前記紙胴定位置に設定されていないことを前記紙胴定位置センサ(103)が検出した後に前記印刷ドラム(10)が前記駆動機構(駆動モータ75)に連結された場合に前記駆動機構の作動を不能とする制御手段(110.120)を、前記防止手段として有している。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の第1の例を図1〜図10を参照して説明する。
最初に、図1を参照して本例の孔版印刷装置1の全体の構成を説明する。
まず印刷ドラム10は、所定間隔をおいて配置された二枚の円盤形の側板3と、これらを接続する剛体のクランプベース5とを有している。さらに、インキ通過性で可撓性の周壁7が側板の外周面に巻かれている。周壁7はスクリーン部材により構成されている。スクリーン部材は、ステンレスワイヤなどの線材を網状に織製したものである。周壁7は、径方向に膨出変形可能である。
【0019】
クランプベース5には孔版原紙の先端をクランプするクランプ板9が取り付けられている。孔版原紙はクランプ板9によりクランプベース5に係止され、周壁7の外周面に巻き付け装着される。
【0020】
印刷ドラム10は当該印刷ドラム10を軸線方向に貫通する中心軸11の周りに回転可能に支持されている。印刷ドラム10は駆動機構によって図1において反時計周り方向に回転駆動される。駆動機構については後述する。
【0021】
印刷ドラム10内にはインキ供給手段13が設けられている。インキ供給手段13は、周壁7の内周面にインキを供給する中押しロール15と、中押しロール15の外周面にインキを供給するドクターロール17を有している。中押しロール15は、印刷ドラム10の中心軸11に平行である。中押しロール15は図示しない揺動機構に取り付けられており、昇降可能である。そして、中押しロール15は印刷ドラム10の回転に同期して昇降駆動される。印刷時には周壁7の内周面を外向きに押圧し、非印刷時には周壁7の内周面から離れる。
【0022】
印刷ドラム10の下方には紙胴8が自身の中心軸19の周りに回転可能に支持されている。紙胴8は印刷ドラム10と同一外径である。紙胴8と印刷ドラム10は平行であり、かつ回転方向について所定の位相となるように配置されている。紙胴8と外方に変形していない印刷ドラム10との間には所定の間隔がある。後述するように、紙胴8は印刷ドラム10を駆動する駆動機構によって図1において時計周り方向に印刷ドラム10に同期して回転駆動される。
【0023】
紙胴8の外周面には凹部21が形成されている。図1に示すように、凹部21とクランプ板9が対応するように紙胴8と印刷ドラム10の回転方向の位置関係を定めれば、紙胴8と印刷ドラム10が回転駆動しても、クランプ板9が紙胴8に衝突することはない。紙胴8の外周面には、印刷用紙の先端部を掴むための爪23が開閉可能に設けられている。
【0024】
給紙部25は、印刷用紙を積載する給紙台27と、給紙台27から印刷用紙を一枚づつ取り出す給紙ロール29および紙捌きロール31と、印刷用紙を所定タイミングで紙胴8に送り込むタイミングロール対33等を有している。
【0025】
排紙部35は、排紙ピンチロール37と、印刷用紙を紙胴8から引き離す用紙分離爪39と、印刷用紙を用紙飛翔台41へ送り出す排紙ピンチロール対43と、印刷済みの印刷用紙を載置する排紙台45等を有している。
【0026】
以上説明した構成における動作について説明する。製版された孔版原紙が印刷ドラム10の外周面に巻き付け装着される。印刷ドラム10と紙胴8が回転を開始する。給紙部25から印刷用紙が一枚づつ取り出される。印刷用紙は、その先端を紙胴8の爪23に保持され、紙胴8の回転によって運ばれる。これに同期して印刷ドラム10の中押しローラ15が周壁7を外方に押し出す。印刷用紙は、紙胴8と印刷ドラム10の変形した部分の孔版原紙との間に挟まれて搬送され、印刷される。印刷された印刷用紙は排紙部35によって印刷ドラム10から剥がされて排紙台45に排出される。
【0027】
次に、図2〜図8を参照して、印刷ドラム10の脱着構造と、紙胴8及び印刷ドラム10の駆動機構と、さらに本例の要部、即ち紙胴8が定位置に設定されていない状態で印刷ドラム10が駆動機構に連結されるのを防止するための手段等について説明する。
【0028】
図2及び図3に示すように、印刷ドラム10は印刷ドラム支持装置24に支持されている。印刷ドラム支持装置24内に支持された印刷ドラム10は、軸線方向には固定され、中心軸線の周りには回転可能である。印刷ドラム支持装置24は、一対のサイドフレーム12,12、端板14,16、持ち上げ把手18、軸受20,22等から構成されている。
【0029】
本孔版印刷装置1は印刷機枠体32を有している。印刷機枠体32の一部である側板34,36には一対の固定レール30が固定されている。各固定レール30には、それぞれ中間移動レール26が長手方向に沿って移動可能に支持されている。一対の中間移動レール26,26には、印刷ドラム支持装置24がサイドフレーム12の部分で懸架金具28を介して懸架されている。
【0030】
印刷ドラム支持装置24の端板16には引出し把手38が設けられている。取扱者が印刷ドラム支持装置を印刷ドラム10の軸線に沿って手動で移動させる場合には、引出し把手38を持てば作業が容易になる。
【0031】
図2及び図3に示す状態では、印刷ドラム支持装置24は、正規の装着位置よりもやや外方(引き出し方向)に移動した位置にあり、本孔版印刷装置1の印刷機枠体32に懸架されている。この時、印刷ドラム10は、孔版印刷装置1の駆動機構には連結されていないので、駆動して回転することはできない。この状態から、更に印刷ドラム支持装置24を印刷機枠体32に対して図にて左方へ移動すれば、印刷ドラム支持装置24は完全に印刷機の側板36から外方へ引出される。この状態で取扱者が持ち上げ把手18を手で掴んで上方へ引き上げ、一対のサイドフレーム12を中間移動レール26から外せば、印刷ドラム10は印刷ドラム支持装置24に支持された状態のまま、孔版印刷装置1から完全に取り外される。
【0032】
印刷ドラム10の2つの側板3,3の外面には、それぞれ駆動歯車46及び48が固定されている。印刷ドラム支持装置の端板14,16の間には、印刷ドラム10の中心軸に平行に、回転軸54が回動可能に設けられている。回転軸54の両端には、駆動歯車46,48に噛合うピニオン50,52が固定されている。回転軸54を駆動すれば、可撓性の周壁7からなる円筒体にねじれを生ずることなく、印刷ドラム10を全体として一様に回転駆動できる。
【0033】
印刷ドラム支持装置24を、図2及び3に示す位置から図にて右方へ移動させる。即ち、印刷機枠体32の内部に向けて押込む。これによって印刷ドラム10は、孔版印刷装置1の各部と機械的及び電気的に連結される。
【0034】
まず、軸受20は、印刷機枠体の側板34に設けられた環状の軸受支持部56に嵌合する。印刷ドラム支持装置24の軸受20には、印刷ドラム10の中心軸線に一致して係合ロッド58が突出して取り付けられている。この係合ロッド58は、印刷機枠体32の側板34に設けられたソケット60に嵌合する。ソケット60は、印刷ドラム10を軸線方向に移動させる移動手段の一部である。移動手段については後述する。そして、ピニオン50,52の回転軸54の端部には、ジョイント65が形成されている。ジョイント65は一対の凸部を有している。印刷ドラム10を印刷機枠体32の内部に向けて押込むと、このジョイント65は駆動機構に連結される。駆動機構については後述する。
【0035】
図2〜図5を主として参照しながら、前記移動手段等について説明する。
係合ロッド58の先端には環状溝72が形成されている。ソケット60には横方向溝74が設けられている。係合ロッド58をソケット60内に一杯に挿入すると、環状溝72と横方向溝74は一致する。ソケット60の近傍には係止手段としての係止片76が設けられている。係止片76は、横方向溝74内に入って環状溝72に嵌合し、係合ロッド58とソケット60を抜けないように固定する。係止片76はリンク78に連結されている。リンク78はソケット60に固定されたブラケット80に枢軸82で枢支されている。リンク78の一端は、ブラケット80に固定された腕83に、引張りコイルばね84で連結されている。引張りコイルばね84は、係止片76を横方向溝74内へ押込む方向に付勢する。リンク78の他端は、ソケット60に取り付けられたソレノイド86の作動子88と枢軸90で連結されている。ソレノイド86が励磁されると、リンク78は引張りコイルばね84のばね力に抗して枢軸82の周りに図4にて時計廻り方向に回動する。これによって係止片76の先端は横方向溝74から引き抜かれる。これで係合ロッド58とソケット60の係合が解除される。
【0036】
ブラケット80には舌片部92が設けられている。印刷機枠体32には光センサ94が固定されている。舌片部92と光センサ94が標準位置検出手段を構成している。ソケット60は、ブラケット80及びソレノイド86を伴い、図示しない案内手段によりその軸線方向に沿って移動できる。標準位置検出手段は、このソケット60が印刷機枠体32に対して所定の位置にあるか否かを検出する。
【0037】
ソケット60は、係合ロッド58が挿入される側と反対側の端部に、ねじ孔96を有している。該ねじ孔には歯車98と一体になったねじ軸99が係合している。歯車98とねじ軸99は、軸受手段100及び101によって印刷機枠体32に回転可能に支持されており、軸線方向には移動しない。歯車98は歯車102により駆動される。歯車102はパルスモータ104によって駆動される。前述のパルスモータ104,歯車102,98及びねじ軸99は、ソケット60を印刷機枠体に対してドラムの軸線方向両側に駆動させる駆動手段を構成している。
【0038】
図4に示すように、前記リンク78の側方には、検出片232を有するロックスイッチ230が設けられている。検出片232とリンク78の接触によって係止片76が横方向溝74に係合したか否かが検出できる。即ち、係止片76が係止溝74に係合している場合にはロックスイッチ230はロック状態(ON)となり、係止片76が係止溝74から外れた場合には非ロック状態(OFF)となる。
【0039】
図2に示すように、移動手段のソケット60にはブラケット62が固定されている。このブラケット62には印刷ドラム有無センサ66と、印刷ドラム10に押されて印刷ドラム有無センサ66によって検出されるロッド63が設けられている。本例の印刷ドラム有無センサ66は光センサであり、ブラケット60に固定されている。ロッド63は印刷ドラム10の軸方向に平行に配置され、同方向に移動可能である。ロッド63とブラケット62の間にはばね68が介装されている。ロッド63は、印刷ドラム10に押されていない時にはばねによって印刷ドラム有無センサ66に検知されない位置に設定され、印刷ドラム10に押されて移動すると印刷ドラム有無センサ66の光路を遮断して検知される。この印刷ドラム有無センサ66は、印刷ドラム10が孔版印刷装置1内の作動位置(又はその近傍)にあるか否かを検出する。印刷ドラム10の軸線方向において作動位置の前後1mm以内に印刷ドラム10があればドラム有り信号(ON信号)を出力する。印刷ドラム有無センサ66及びロッド63は、ソケット60とともに移動する。このため、ソケット60の移動によって印刷ドラム10の軸方向の位置を調整した場合にも、調整して新たに設定された位置を中心として印刷ドラム10の有無を検知することができる。
【0040】
図6〜図8を参照して前記駆動機構等を説明する。
紙胴8の中心軸には駆動歯車71が同軸に固定されている。この駆動歯車71は、中間歯車73を介して駆動モータ75の歯車77にかみ合っている。紙胴8の駆動歯車71は、遊星歯車機構79のリングギア81にもかみ合っている。そして、この遊星歯車機構79のサンギア85には、印刷ドラム10を連結するためのジョイント受け87が固定されている。このジョイント受け87には一対の凹部が形成されている。紙胴8と印刷ドラム10の間に設けられたこの遊星歯車機構79は、紙胴8と印刷ドラム10の回転方向の位相を調整する位相調整手段として機能する。
【0041】
印刷ドラム10を印刷機枠体32の内部に向けて押込むと、前記印刷ドラム10を駆動する回転軸54のジョイント65が、遊星歯車機構79のジョイント受け87に連結される。駆動モータ75の駆動力は、紙胴8を回転させるとともに、遊星歯車機構79を介して印刷ドラム10を回転させる。印刷ドラム10と紙胴8が所定の位相で組み合わされていれば、印刷時に回転した印刷ドラム10と紙胴8は干渉しない。
【0042】
遊星歯車機構79の3つの遊星ギア89は扇状ギア91に取り付けられている。扇状ギア91にはウォーム93がかみ合っている。ウォーム93は調整モータ95によって回転する。ジョイント65をジョイント受け87に挿入して印刷ドラム10と紙胴8を連結した状態において、この調整モータ95を駆動して扇状ギア91を揺動させる。サンギア85を所望の方向に所望の角度回動させることができる。よって、紙胴8を回動させることなく、印刷ドラム10を所望の方向へ所望の角度だけ回転させることができる。紙胴8と印刷ドラム10の回転方向に関する位相を調整することができる。
【0043】
図7に示すように、紙胴8の凹部21が真上にあり、印刷ドラム10のクランプ手段が凹部21に対応した真下にあれば、印刷ドラム10と紙胴8は正規の位相関係にある。図7に示した紙胴8と印刷ドラム10の位置を定位置と呼ぶ。以後、印刷ドラム10の定位置を印刷ドラム定位置と呼び、紙胴8の定位置を紙胴定位置と呼ぶ。
【0044】
図6及び図7に示すように、印刷ドラム10の近傍には印刷ドラム定位置センサ97が設けられている。印刷ドラム定位置センサ97は、印刷ドラム10が印刷ドラム定位置にあることを検出して信号を出力する。例えばこのセンサ97は、投光部と受光部を有する光学センサからなる。印刷ドラム10に取り付けられたプレート99が投光部と受光部の間の光路を遮れば、光学センサは信号を出力する。
【0045】
図6に示すように、紙胴8の近傍には紙胴定位置センサ103が設けられている。紙胴定位置センサ103は、紙胴8が紙胴定位置にあることを検出して信号を出力する。例えばこのセンサは、投光部と受光部を有する光学センサからなる。紙胴8に取り付けられたプレート105が投光部と受光部の間の光路を遮れば、光学センサは信号を出力する。
【0046】
次に、前記孔版印刷装置1の制御手段110について説明する。この孔版印刷装置1においては、紙胴8が定位置に設定されていない状態で印刷ドラム10が駆動機構に連結されると、駆動時に紙胴8と印刷ドラム10が衝突する場合がある。そこで、紙胴8が紙胴定位置に設定されていない時に、印刷ドラム10が駆動機構に連結されることを防止することが必要になる。このような目的を達成するための制御手順について以下に説明する。
【0047】
図9は制御ブロック図である。
制御手段110はCPUによって構成される。制御手段110は、本孔版印刷装置1の印刷作業を統括して制御する。基本的には、制御手段110は操作パネル112からの操作信号に基づいて図6に示すように駆動モータ75を駆動する。また、制御手段110には、紙胴定位置センサ103からの信号と、印刷ドラム有無センサ66からの信号が入力される。制御手段110は、これらの信号に基づき、予め定められたプログラムに従ってソレノイド86とパルスモータ104と操作パネル112の表示手段114を制御する。
【0048】
この制御手段110による第1の制御手順を図10及び図11を参照して説明する。紙胴8の清掃等の理由で印刷ドラム10を孔版印刷装置1から抜き出した。この印刷ドラム10を再び孔版印刷装置1内に挿入するドラムセット動作を行う。
【0049】
図10に示すように、紙胴定位置センサ103からの信号がOFFである場合、即ち紙胴8が紙胴定位置にない場合には、制御手段110は操作パネル112の表示手段114に注意を表示する。その内容は、「紙胴が定位置にありません。位置合わせマークで示す定位置に紙胴をセットし、次に印刷ドラムをセットしてください。」等でよい。
【0050】
表示手段の表示に従って、紙胴8を定位置に設定してから(紙胴定位置センサ103がON)、印刷ドラム10をセット(印刷ドラム有無センサ66がON)すると、ステップS11に示すように、パルスモータ104が正転と逆転を繰り返す。図5において、ソケット60が軸方向に小さく往復動を繰り返す。これによって係止片76が係合ロッド58の環状溝72に確実に係合する。印刷ドラム10が孔版印刷装置1の正規の位置に設定され、印刷ドラムセット完了となる。
【0051】
表示手段114の表示に従って紙胴8を定位置に設定したが、印刷ドラム10をセットしない場合には、表示手段に「ドラムをセットして下さい。」のような表示が示される。
【0052】
図11は、紙胴定位置センサ103がOFF、即ち紙胴8が紙胴定位置以外にある時、表示手段114の表示を無視して印刷ドラム10を挿入した場合の制御手順を示す。紙胴8が定位置にない時(紙胴定位置センサ103がOFF)、印刷ドラム10を挿入すると、ステップS21に示すように、印刷ドラム有無センサ66がONとなる。この信号の組み合わせに基づき、制御手段110は、ステップS22〜S24に示す印刷ドラム10の吐き出し動作を行う。即ち、パルスモータ104を正転させてソケット60を外に向けて移動させる。これによって印刷ドラム10は正規の位置から外側に移動する。(ステップS22)次に、ソレノイド86を作動させて係止爪76をソケット60から抜く。これによって印刷ドラム10とソケット60との係合が解除される。(ステップS23)そして、パルスモータ104を逆転させてソケット60を内に向けて移動させる。これによってソケット60を引き込む。(ステップS24)
【0053】
印刷ドラム10は正規の位置にないので、印刷ドラム有無センサ66はOFFとなる。ステップS25に示すように、ソレノイド86を作動させて係止爪76をソケット60に入れる。印刷ドラム有無センサ66がONであれば、ステップS22〜S24の動作を繰り返す。印刷ドラム吐き出し完了となる。
【0054】
図12は前記孔版印刷装置1における他の制御ブロック図である。
制御手段120はCPUによって構成される。制御手段120は、本孔版印刷装置1の印刷作業を統括して制御する。基本的には、制御手段120は操作パネル112からの操作信号に基づいて図7に示すように駆動モータ75を駆動する。また、制御手段120には、紙胴定位置センサ103からの信号と、印刷ドラム定位置センサ97からの信号と、印刷ドラム有無センサ66からの信号が入力される。制御手段120は、これらの信号に基づき、予め定められたプログラムに従って、ソレノイド86とパルスモータ104と調整モータ95と操作パネル112の表示手段114を制御する。
【0055】
図13に示すように、紙胴8の清掃等の理由で印刷ドラム10を孔版印刷装置1から抜き出した。この印刷ドラム10を再び孔版印刷装置1内に挿入するドラムセット動作を行う。紙胴定位置センサ103からの信号がONである場合、即ち紙胴8が紙胴定位置にある場合には、ステップS30で印刷ドラム10の有無が判断される。印刷ドラム10がなければ(印刷ドラム有無センサ66がOFF)、表示手段114に印刷ドラム10がないことを表示する。印刷ドラム10があれば(印刷ドラム有無センサ66がON)、ステップS31で印刷ドラム定位置センサ97がONかOFFかが判断される。即ち、印刷ドラム10が印刷ドラム定位置に有るか否かが判断される。印刷ドラム10が印刷ドラム定位置に有ると判断された場合(ONの場合)には、ステップS32に示すようにパルスモータ104の正転と逆転を繰り返す。これは、図10のステップS11と同一である。これによって印刷ドラムセットが完了する。
【0056】
印刷ドラム10が印刷ドラム定位置に無いと判断された場合(ステップS31でOFFの場合)には、ステップS34に示すように調整モータ95の正転と逆転を所定時間繰り返す。これは、前述した遊星歯車機構79による位相調整手段を機能させることを意味する。印刷ドラム10を両方向に所定角度回動させることにより、印刷ドラム定位置を検出する。この動作の後、ステップS35において印刷ドラム定位置センサ97のON,OFFが判断されれる。印刷ドラム10が印刷ドラム定位置にあれば(ONの場合)、手順はステップS32に移行する。印刷ドラム10が印刷ドラム定位置になければ(OFFの場合)、ステップS36に示す印刷ドラム吐き出し動作を行う。この印刷ドラム吐き出し動作は、図11のステップ22〜S24と同一である。吐き出した印刷ドラム10は、使用者が印刷ドラム定位置に挿入する。
【0057】
以上説明した制御の他に、紙胴8が紙胴定位置にない場合には、制御手段120が駆動モータ75の駆動を行わなくなるようにしてもよい。即ち、紙胴8が紙胴定位置にない場合には印刷動作そのものが行えなくなる。もちろん、この場合にも紙胴8が紙胴定位置にないことを表示手段114に表示した方がよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、紙胴と着脱可能な印刷ドラムを所定の位相で組み合わせ、駆動機構で回転させる孔版印刷装置において、紙胴が定位置外にある時には、印刷ドラムが駆動機構に連結されて駆動されることが防止されるように構成されている。このため、紙胴と印刷ドラムの位相がずれたり、また位相がずれることによって印刷時に紙胴と印刷ドラムが衝突して破損する等の不都合が回避されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である孔版印刷装置の全体の構成を示す図である。
【図2】本例の孔版印刷装置における印刷ドラムの平面図である。
【図3】図2において印刷ドラムの軸線に直交する方向から見た側面図である。
【図4】図2において軸方向の上側から見た図である。
【図5】図3に示した印刷ドラムの移動手段の拡大図である。
【図6】図6を紙胴の軸方向から見た図であり、主として駆動機構、印刷ドラムの移動手段、位相調整手段、制御手段を示した図である。
【図7】本例の孔版印刷装置において、主として駆動機構、印刷ドラムの移動手段、位相調整手段を示した斜視図である。
【図8】図7における左側面図である。
【図9】本例における制御ブロック図である。
【図10】本例における制御手順を示す図である。
【図11】本例における制御手順を示す図である。
【図12】本例における他の制御ブロック図である。
【図13】本例における制御手順を示す図である。
【図14】従来の孔版印刷装置の全体構成を示す図である。
【図15】従来の孔版印刷装置における紙胴と印刷ドラムの駆動機構を示す図である。
【図16】図15における側面図である。
【図17】従来の孔版印刷装置における紙胴の位置合わせ作業を示す図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置
7 周壁
8 紙胴
10 印刷ドラム
13 インキ供給手段
60 移動手段の駆動手段であるソケット
66 印刷ドラム有無センサ
75 駆動機構としての駆動モータ
76 移動手段の係止手段としての係止片
79 位相調整手段としての遊星歯車機構
86 移動手段の係止手段としてのソレノイド
91 位相調整手段としての扇状ギア
93 位相調整手段としてのウォーム
95 位相調整手段としての調整モータ
97 印刷ドラム定位置センサ
103 紙胴定位置センサ
104 移動手段の駆動手段としてのパルスモータ
110,120 制御手段
114 表示手段

Claims (7)

  1. 駆動機構と、
    前記駆動機構によって自身の中心軸の周りに回転駆動される紙胴と、
    製版された孔版原紙が外周面に巻装されるインク通過性の周壁と、前記周壁の内部に設けられて前記周壁の内周面にインキを供給するインキ供給手段とを有し、前記紙胴の近傍で前記紙胴に対して平行かつ所定の位相となるように前記駆動機構に連結されて自身の中心軸の回りに回転駆動され、前記紙胴が紙胴定位置にある時に前記駆動機構に対して脱着される印刷ドラムと、
    前記紙胴が前記紙胴定位置にあるか否かを検出する紙胴定位置センサと、
    前記紙胴定位置にある前記紙胴に対して前記所定の位相となるように前記印刷ドラムが前記駆動機構に連結される印刷ドラム定位置に前記印刷ドラムがあるか否かを検出する印刷ドラム定位置センサと、
    前記駆動機構から外された前記印刷ドラムを前記駆動機構に連結する際に前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていないことを前記紙胴定位置センサが検知した場合又は前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていることを前記紙胴定位置センサが検出し、前記印刷ドラムが前記印刷ドラム定位置に設定されていないことを前記印刷ドラム定位置センサが検出した場合に、前記印刷ドラムが前記駆動機構に連結されることを防止するための手段を講ずる防止手段とを有する孔版印刷装置。
  2. 前記印刷ドラムを前記駆動機構に連結する際に前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていないことを前記紙胴定位置センサが検出した場合に前記紙胴の位置に関する注意を表示する表示手段を、前記防止手段として有している請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 記印刷ドラムを移動させて前記駆動機構との連結を解除させる移動手段を、前記防止手段として有している請求項1記載の孔版印刷装置。
  4. 前記移動手段が、前記印刷ドラムに解除可能に係合する係止手段と、前記係止手段を前記中心軸の方向に移動させることによって前記印刷ドラムを軸方向に移動させる駆動手段とを備えており、
    前記係止手段が前記印刷ドラムの前記中心軸に係止した状態で前記駆動手段を駆動して前記印刷ドラムを前記駆動機構から外し、前記係止手段を前記印刷ドラムの前記中心軸から外した後に前記駆動手段を逆方向に駆動することにより、前記印刷ドラムを前記駆動機構から外す請求項3記載の孔版印刷装置。
  5. 前記駆動機構に前記印刷ドラムが連結されたか否かを検出する印刷ドラム有無センサと
    記駆動機構に連動して設けられて前記印刷ドラムと前記紙胴との位相を調整する位相調整手段と、
    前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていることを前記紙胴定位置センサが検出し、前記印刷ドラム有無センサが前記印刷ドラムを検出し、前記印刷ドラムが前記印刷ドラム定位置に設定されていないことを前記印刷ドラム定位置センサが検出した場合に、前記位相調整手段を駆動させる制御手段とを有する請求項1記載の孔版印刷装置。
  6. 前記印刷ドラムに解除可能に係合する係止手段と、前記係止手段を前記中心軸の方向に移動させることによって前記印刷ドラムを軸方向に移動させる駆動手段とを備えた移動手段を有しており、
    前記位相調整手段が所定時間駆動した後に前記印刷ドラムが前記印刷ドラム定位置に設定されていないことを前記印刷ドラム定位置センサが検出した場合に、前記制御手段は、前記係止手段が前記印刷ドラムに係止した状態で前記駆動手段を駆動して前記印刷ドラムを前記駆動機構から外し、前記係止手段を前記印刷ドラムから外した後に前記駆動手段を逆方向に駆動することにより、前記印刷ドラムを前記駆動機構から外す請求項5記載の孔版印刷装置。
  7. 前記紙胴が前記紙胴定位置に設定されていないことを前記紙胴定位置センサが検出した後に前記印刷ドラムが前記駆動機構に連結された場合に前記駆動機構の作動を不能とする制御手段を、前記防止手段として有している請求項1記載の孔版印刷装置。
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