JP4170741B2 - スクリーン印刷機のクリーニング装置 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板上にクリーム半田を印刷するスクリーン印刷機に装着され、印刷スクリーンに付着したクリーム半田やペースト等を除去するためのクリーニング装置に関するものである。
【従来の技術】
図1〜図8は従来のこの種のクリーニング装置の一例を示しており、図1は正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3〜図8は図1の要部断面図である。このクリーニング装置は、円筒状の紙管2aの外周面上に長尺の紙製のクリーニングシート2bを円筒状に巻回して成るロール2が着脱自在に装着されるもので、図1に示すように、スクリーン印刷機の機体フレーム101に支軸102、102を介して回転自在に支持され、垂直面内で揺動するフレーム3を備えている。フレーム3は、金属板をプレス加工することにより形成されたもので、互いに対向する一対の側壁3a、3bと、これらの下端部をつなぐ底壁3cとを有している。図3に示すように、フレーム3の一方の側壁3aには、コマ状に形成された第1の軸受け4が、環状のベアリング5及びこれと同軸状に配された環状のベアリングホルダー6を介して軸心まわりに回転自在に取り付けられており、この第1の軸受け4は、紙管2aの一端に挿入装着された金属製のフランジ(介在物)7の管状の軸部7aの内周面に摺動自在に係合するようになっている。なお、8はベアリング5の内輪に支持されたシャフトで、第1の軸受4が固定ネジ9を介して同軸上に螺着されている。
また、 図4及び 図5に示すように、フレーム3の他方の側壁3bには、第1の軸受け4に対向するように、環状に形成された第2の軸受け10が、シャフト11及びこれと同軸状に配された輪状のブロック12を介して回転自在に取り付けられており、この第2の軸受け10は、紙管2aの他端に挿入装着された金属製のフランジ(介在物)13の管状の軸部13aの内周面に摺動自在に係合するようになっている。第1及び第2の軸受け4、10によりロール2が水平かつ軸心まわりに回転自在に支持される。
図6に示すように、フランジ7は、紙管2aの内周面に係合する管状の軸部7aと、この軸部7aの外周面から径方向に突出した環状の鍔部7bとを有している。一方、フランジ13も、 図6に示すように、紙管2aの内周面に係合する管状の軸部13aと、この軸部13aの外周面から径方向に突出した環状の鍔部13bとを有している。鍔部7b、13bはそれぞれロール2の端面に当接してロール2の軸方向の移動を規制する。
図3に示すように、フランジ7の軸部7aの後端部には、軸方向に延びる係合スリット7cが周方向に90°の角度間隔をおいて四個設けられており、これらの係合スリット7cは、第1の軸受け4の外周部に径方向に突出するように植設された四個のピン14に摺動自在に係合し、これにより、フランジ7の第1の軸受け4に対する回転が阻止される。なお、図示していないが、フランジ7の軸部7aの外周面上には、紙管2aの回転を阻止するための突起が設けられている。
図4及び 図5に示すように、シャフト11は、ブロック12によりロール2と同軸状かつ軸方向に往復自在に支持されており、第2の軸受け10は、同軸状に内装された環状のベアリング15を介してシャフト11に回転自在かつ軸方向に往復動自在に取り付けられている。ベアリング15の外側の端面には環状のバネ受け部材16が同軸状に取り付けられ、このバネ受け部材16と側壁3b上に固定されたブロック12との間にはコイルスプリング(弾発部材)17が張装されており、このコイルスプリング17は、バネ受け部材16、ベアリング15、及び第2の軸受け10を図中右方向に付勢して第2の軸受け10をフランジ13に係合せしめる。なお、シャフト11におけるロール2側の端部には、第2の軸受け10のロール2側への移動を規制し、第2の軸受け10がシャフト11から抜けるのを防止するワッシャ(規制部材)18が嵌着されている。
また、図7及び 図8に示すように、フレーム3の側壁3aには、クリーニングシート2bを巻き取る紙管19( 図2参照)の一端に取り付けられたフランジ7に係合する第3の軸受け20が回転自在に取り付けられ、フレーム3の側壁3bには、この第3の軸受け20に対向するように、紙管19の他端に取り付けられたフランジ21に係合する第4の軸受け22( 図4及び 図5参照)が、第2の軸受け10の場合と同様の機構を介して回転自在に取り付けられており、第3及び第4の軸受け20、22により、紙管19が水平かつ軸心まわりに回転自在に支持される。なお、第3の軸受け20の最外周部には、タイミングベルト23が歯合する歯部24が形成されている。第3の軸受け20は、第1の軸受け4と同様に固定ネジ9を介してシャフト8に螺着されている。
また、 図1に示されるように、フレーム3の側壁3aには、ブラケット24を介してモータ25が取り付けられており、その回転軸にはタイミングプーリ26が固着され、このプーリ26はタイミングベルト23を介して第3の軸受け20に伝動連結されている。さらに、図2に示すように、フレーム3には、クリーニングシート2bを印刷スクリーンSに圧接するヘッド27と、ロール2から巻き出されたクリーニングシート2bをヘッド27に案内する搬送ローラ28、29とが取り付けられている。
また、フレーム3には、スクリーン印刷機の機体フレームに取り付けられたシリンダ(不図示)のロッドが連結されており、このロッドが一方向に摺動すると、フレーム3が、ヘッド28がクリーニングシート2bを印刷スクリーンSに圧接する位置( 図2に二点鎖線で示す位置)に回動し、この状態からロッドが他方向に摺動すると、ヘッド28が印刷スクリーンSから離間した位置( 図2に実線で示す位置)に回動するようになっている。
なお、ヘッド28は、クリーニングシート2bにクリーニング液を供給するためのノズル、印刷スクリーンSの片面に付着したクリーム半田やペースト等をクリーニングシート2b上に吸引するためのノズル、印刷スクリーンSの開口部内に付着したクリーム半田やペースト等を吹き飛ばす高圧空気を噴出させるためのノズル等を備えている。
次に、上述したクリーニング装置1の作用を説明する。まず、ロール2の装着方法を 図1〜 図8を参照しながら説明する。 図6に示すように、ロール2の紙管2aの一端にフランジ7を挿入装着し、紙管2aの他端にフランジ13を挿入装着する。
次に、シャフト11( 図5参照)を左方向に引いて第2の軸受け10を側壁3b側に移動させ、 図3に示すように、ロール2の一端に装着したフランジ7の係合スリット7cを第1の軸受け4のピン14に合わせてロール2を右方向に移動させ、フランジ7を第1の軸受け4に押し込んで係合させる。そして、 図4に示すように、ロール2の他端に装着したフランジ13の中心部を第2の軸受け10の中心部に合わせてシャフト11を保持している手を緩めると、第2の軸受け10及びシャフト11がコイルスプリング17の弾発力によりフランジ13に向かって移動し、第2の軸受け10がフランジ13に係合する。これによって、ロール2が、第1及び第2の軸受け4、10により軸心まわりに回転自在に支持された状態となる( 図1参照)。
また、図7及び 図8に示すように、巻き取り用の紙管19を、同様の手順により、第3及び第4の軸受け20、22により軸心まわりに回転自在に支持させる( 図1参照)。そして、ロール2からクリーニングシート2bを巻き出して搬送ローラ29、30、及び圧接ヘッド28に順次係合させた後、クリーニングシート2bの先端部を紙管19の外周上にテープ等により固定すると、ロール2の装着が完了する。
印刷スクリーンSをクリーニングする場合には、スクリーン印刷機の制御装置(不図示)にクリーニング開始を指示する情報を入力する。すると、フレーム3に連結されたシリンダが駆動され、フレーム3が支軸102を中心として印刷スクリーンSに向かって回動し、図2に二点鎖線で示すように、ヘッド28によりクリーニングシート2bが印刷スクリーンSの片面に押し付けられた状態となる。次に、印刷スクリーンSが一方向に移動し、印刷スクリーンSに付着したクリーム半田やペースト等がクリーニングシート2bにより拭き取られる。
次に、クリーニングシート2bが印刷スクリーンSに接触した状態でモータ26が駆動され、クリーニングシート2bが所定長さ巻き出されてクリーニングシート2bの未使用の部分が印刷スクリーンSに接触する。そして、この状態で印刷スクリーンSが他方向に移動し、印刷スクリーンSに付着したクリーム半田やペースト等が再度クリーニングシート2bにより拭き取られる。
ロールからクリーニングシート2bが全て巻き出されると、紙管2aをフレーム3から取り外して新しいロール2に交換する必要があり、その作業は次のような手順で行われる。即ち、第1及び第2の軸受け4、10に支持された紙管2aを一方の手で保持しながら他方の手でシャフト11をロール2から離れる方向に引っ張り、紙管2aに装着されたフランジ13に係合している第2の軸受け9をフランジ13から離脱させる。次に、紙管2aを第1の軸受け4から離れる方向に移動させて紙管2aに装着されたフランジ7を第1の軸受け4から離脱させる。そして、紙管2aを上方に持ち上げてフレーム3外に取り出す。そして、紙管2aに装着されたフランジ7、13を取り外し、これらを新しいロール2に装着し、このロール2を上述した手順でクリーニング装置1に装着する。
【発明が解決しようとする課題】
上述したような構造の従来のクリーニング装置では、シャフト11を引っ張る際に大きな力を要するとともに、シャフト11の引っ張り方向に他の部品が近接している場合に、この部品が邪魔になってシャフト11を引っ張りにくいため、ロール2の交換作業を行いにくいという問題があった。
また、ロール2の交換作業中は、常にシャフト11を引っ張っておく必要があり、そのためロール2を片手で保持しなければならず、また、片手で保持しながらロール2の片方のフランジ7b側のスリット7cをピン14に狙って係合させ、ロール2を片手で水平に維持させ、フランジ13の内周にシャフト11の第2の軸受け10をシャフト11を内側に戻しながら係合しなければならない。そのために、ロール2が軸受け10あるいは、第1の軸受け4に不完全に装着されて、クリニングペーパ2bの供給不良を起こしていた。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ロール交換作業を少ない力でワンタッチでスピーディに行うことができ、また、ロールの着脱交換作業を両手を使って確実に行うことを可能とする、ロール着脱交換の操作性及び作業性を向上させ、ロール装着ミスの発生しないクリーニング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、請求項1の発明は、回路基板上にクリーム半田を印刷するスクリーン印刷機に装着され、印刷スクリーンに付着したクリーム半田やペースト等を除去するためのものであって、フレームと、このフレーム上に設けられ、長尺のクリーニングシートを円筒状に巻回して成るロールの一端に着脱自在に係合する第1の軸受けと、この第1の軸受けに対向するように前記フレーム上に設けられ、前記ロールと同軸上に配されるとともに前記ロールの軸方向に往復動自在のシャフトと、このシャフトに軸方向に往復動自在に取り付けられ、前記ロールの他端に着脱自在に係合する第2の軸受けと、前記シャフトにおける前記ロール側の端部に設けられ、前記第2の軸受けの前記ロール側への移動を規制し前記シャフトからの抜けを防止する規制部材と、前記第2の軸受けと前記フレームの間に設けられ、前記第2の軸受けを前記ロール側に付勢して前記ロールに係合せしめる弾発部材とを備え、前記第1及び第2の軸受けが前記ロールに係合した状態で前記シャフトを前記ロールから離れる方向に移動させると、前記第2の軸受けが前記弾発部材の弾発力に抗して前記ロールから離脱するように成したスクリーン印刷機のクリーニング装置において、
前記フレーム上に設けられ、前記シャフトを前記ロールの軸方向に往復動自在に軸支し、前記シャフトの軸方向にカムを形成するブロックと、前記シャフトの中心軸に垂直に嵌着された棒体と、前記カムに摺接して前記棒体に回転自在に嵌着された回転体と、前記棒体の一端に固定された回動用ツマミと、を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のクリーニング装置において、前記カム上に形成され、前記回転体の摺接範囲を規制し、前記棒体の回動範囲を規制し、前記シャフトの摺動範囲を規制するストッパを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1及び請求項2のクリーニング装置において、前記第2の軸受けは、前記回転体が所定の摺接範囲において前記カムに摺接することにより、前記ロールに介在物を介して離着することを特徴とするものである。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態を 図9〜 図15を参照しながら説明する。
図9は本発明の一実施形態であるクリーニング装置の分解斜視図、 図10、図11は正面図、 図12、 図13は 図1の要部縦断面、 図14は、図10の要部左側面図、 図15は、 図11、 図12のカム部のカム曲線図である。なお、本実施形態において、従来技術に対応する部分には同一の符号を付してあり、同一の部分については説明を省略してある。
図12及び 図13に示すように、本実施形態では、シャフト50が、小径部50a及び大径部50bからなり、大径部の左端部の近傍には、シャフト50の中心軸に垂直に、該中心軸に交差する大径穴部50dと、この大径穴部50bの中心軸に垂直に、前記シャフト50の中心軸が交差する小径穴部50eとを有する。また、このシャフト50の大径穴部50dに嵌着する棒体51は、大径部51aと、大径部51aの両端に同軸上に小径部51b、51cを有し、大径部51aの略中央部には、大径部51aの中心軸に垂直に交差する小径穴部51dが穿設されている。そして、前記棒体51は、シャフト50の大径穴部50dに嵌着され、抜けとめピン52が、前記シャフト50の小径穴部50eと棒体51の小径穴部51dを貫き、圧入され、シャフト50と棒体51を所定位置に固定している。また、棒体51の両小径部51b、51cには、環状のベアリング53が大径部51aの端部の鍔部51dに添うように嵌着され、小径部51bには、ワッシャ54を介して抜け止めリング55で抜けないように規制され、小径部51cは、回動用ツマミ56をネジ57で固定することで抜けないように規制されている。
図9乃至 図14に示すように、シャフト50は、前記棒体51が固定された状態で、ブロック58によりロール2と同軸かつ軸方向に往復動自在に支持されており、第2の軸受け10、22は、同軸状に内装された環状のベアリング15を介してシャフト50に回転自在かつ軸方向に往復動自在に取り付けられている。ベアリング15の外側の端面には環状のバネ受け部材16が同軸上に取り付けられ、このバネ受け部材16と側壁3b上に固定されたブロック56との間にはコイルスプリング(弾発部材)17が張装されており、このコイルスプリング17は、バネ受け部材16、ベアリング15、及び第2の軸受け10、22を図中右方向に付勢して第2の軸受け10、22をフランジ13、21に係合せしめる。なお、シャフト50におけるロール2側の端部には、第2の軸受け10、22のロール2側への移動を規制し、第2の軸受け10、22がシャフト50から抜けるのを防止するワッシャ(規制部材)18が嵌着されている。
また、ブロック58の図中左側端面は、シャフトと同心で円筒状に凹部を形成し、凹部の突起部端面は、所定勾配で暫時突出するカム58aを形成している。シャフト50に棒体51が固定された状態で両ベアリング53,53の外輪が前記カム58aに摺接して回転すると、前記シャフト50がロール2と同軸上かつ軸方向に往復移動する。なお、ブロック58は、ボルト59により側壁3bに固定されている。
前記カム形状は、 図15に示すようなカム曲線を成し、初期状態は、棒体51に固定された両ベアリング53、53が、当初a点(0°)及びc点(180°)に形成された半円弧状の第1の窪み(ストッパ)58bに嵌り込むことで位置決めされている。次に、 図14に示すように回動用ツマミ56を手で摘んで反時計(左)方向に回すことにより、ベアリング53が、a点及びc点からカム58aに形成されたカム曲線に摺接しながら転がり、頂部b点(110°)及びd点(290°)に形成された反円弧状の第2の窪み(ストッパ)58cに嵌り込み最終的に位置決め保持さる。それ以上は反時計(左)方向には回動させることはできない。このように両ベアリング53、53が所定距離(y)間で、カム58a上を回転移動することにより、棒体51を介してシャフト50は、ロールの軸方向に所定距離(x)間を往復移動する。以上、本実施形態のその他の構成は従来技術と同様である。
次に、本実施形態の作用を説明する。ここでは、先ず、クリーニングシート2bが全て巻き出された紙管2aを取り外して新しいロール2を装着する場合について説明する。図10に示す状態において、一方の手で紙管2aを保持しながら他方の手で回動用ツマミ56を、シャフト50が左方向に移動する方向( 図14において、反時計(左)方向)に回動させる。これにより、シャフト50が左方向に移動し、その先端に取り付けられたワッシャ18がベアリング15の端面に当接し、図13に示すように、ベアリング15、第2の軸受け10、22及びバネ受け部材16を、コイルスプリング17の弾発力に抗してフランジ13から離れる方向に移動させ、両ベアリング53、53が半円弧状の第2の窪み58cに嵌り込むことによりシャフト50が最左端に位置決めされる。第2の軸受け10、22をフランジ13から所定距離以上離間させた状態で保持させた後、紙管2aを両手で左方向に移動させてフランジ7( 図3参照)を第1の軸受け4から離脱させる。そして、紙管2aを上方に持ち上げてフレーム3外に取り出す。
このように、回動用ツマミ56を回動させてシャフト50を移動させる作業は、従来のようにシャフト11を手で引っ張って移動させる作業よりも少ない力で行うことができる。また、回動用ツマミ56の左方向に他の部品が近接していても、回動用ツマミ56を操作する際にこの部品が邪魔にならず、紙管2aを取り外す作業を容易に行うことができる。また、回動用ツマミ56を110°回動させることにより、ワンタッチでスピーディにシャフト50を左方向に移動することができ、また、第2の窪み(ストッパ)58cにベアリング53、53を嵌め込むことにより、シャフト50並びに第2の軸受け10、22を左端に移動させたまま保持することができ、ロール2の着脱交換作業を両手で確実に行うことができ、ロール2の装着不良や、ロール2を手元から落下させてロール2を破損することを防止することができる。
新しいロールの装着は次のような手順により行う。先ず、図3に示すように、ロール2の一端に装着したフランジ7の係合スリット7cを第1の軸受け4のピン14に合わせてロール2を右方向に移動させ、フランジ7を第1の軸受け4に押し込んで係合させる。そして、ロール2の他端に装着したフランジ13の中心部を第2の軸受け10の中心部に合わせて回動用ツマミ56をシャフト50が右方向に移動する方向(図14において、時計(右)方向)に回動し、バネ受け部材16、ベアリング15、及び第2の軸受け10がコイルスプリング17の弾発力によりフランジ13に向かって移動し、第2の軸受け10がフランジ13に係合する。
そして、シャフト10の先端部に取り付けられたワッシャ18がベアリング15の端面から離間した状態になり、コイルスプリング17の弾発力により第2の軸受け10がフランジ13に押し付けられ、これによって、ロール2が、第1及び第2の軸受け4、9により軸心まわりに回転自在に支持された状態となる。
なお、上述した実施形態では、第1及び第2の軸受け4、10をフランジ7、13を介してロール2に係合させているが、第1及び第2の軸受け4、10を直接ロール2に係合させるようにしてもよい。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上述した実施形態に種々の変形を施すことができる。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前述したようなクリーニング紙管着脱機構を採用することにより、ロール交換作業を少ない力でワンタッチでスピーディに行うことができ、また、ロールの着脱交換作業を両手を使って確実に行うことができる。それにより、ロール着脱交換の操作性及び作業性が向上し、ロール装着ミスのないクリーニング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のクリーニング装置の正面図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 図1の要部断面図。
【図4】 図1の要部断面図。
【図5】 図1の要部断面図。
【図6】 図1の要部断面図。
【図7】 図1の要部断面図。
【図8】 図1の要部断面図。
【図9】 本発明の一実施形態であるクリーニング装置の分解斜視図。
【図10】同じく(ロールを装着した)正面図。
【図11】同じく(ロールを取り外した)正面図。
【図12】図10の要部断面図。
【図13】図10の要部断面図。
【図14】図10の要部側面図。
【図15】図12のカム部のカム曲線図。
【符号の説明】
2 ロール
3 フレーム
4 第1の軸受け
7 フランジ(介在物)
10 第2の軸受け
58a カム
58 ブロック
51 棒体
53 ベアリング(回転体)
56 回動用ツマミ
58b、58c ストッパ

Claims (3)

  1. 回路基板上にクリーム半田を印刷するスクリーン印刷機に装着され、印刷スクリーンに付着したクリーム半田やペースト等を除去するためのものであって、フレームと、このフレーム上に設けられ、長尺のクリーニングシートを円筒状に巻回して成るロールの一端に着脱自在に係合する第1の軸受けと、この第1の軸受けに対向するように前記フレーム上に設けられ、前記ロールと同軸上に配されるとともに前記ロールの軸方向に往復動自在のシャフトと、このシャフトに軸方向に往復動自在に取り付けられ、前記ロールの他端に着脱自在に係合する第2の軸受けと、前記シャフトにおける前記ロール側の端部に設けられ、前記第2の軸受けの前記ロール側への移動を規制し前記シャフトからの抜けを防止する規制部材と、前記第2の軸受けと前記フレームの間に設けられ、前記第2の軸受けを前記ロール側に付勢して前記ロールに係合せしめる弾発部材とを備え、前記第1及び第2の軸受けが前記ロールに係合した状態で前記シャフトを前記ロールから離れる方向に移動させると、前記第2の軸受けが前記弾発部材の弾発力に抗して前記ロールから離脱するように成したスクリーン印刷機のクリーニング装置において、
    前記フレーム上に設けられ、前記シャフトを前記ロールの軸方向に往復動自在に軸支し、前記シャフトの軸方向にカムを形成するブロックと、前記シャフトの中心軸に垂直に嵌着された棒体と、前記カムに摺接して前記棒体に回転自在に嵌着された回転体と、前記棒体の一端に固定された回動用ツマミと、を設けたことを特徴とするスクリーン印刷機のクリーニング装置。
  2. 前記カム上に形成され、前記回転体の摺接範囲を規制し、前記棒体の回動範囲を規制し、前記シャフトの摺動範囲を規制するストッパを備えたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷機のクリーニング装置。
  3. 前記第2の軸受けは、前記回転体が所定の摺接範囲において前記カムに摺接することにより、前記ロールに介在物を介して離着することを特徴とする請求項1及び2に記載のスクリーン印刷機のクリーニング装置。
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