JP3564248B2 - 印刷胴支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筒状印版、或は筒状ブランケット等の外筒を印刷胴の基軸ロールから嵌脱するに当って、該印刷胴の軸両端を支持する軸受部の一方側の軸受部のハウジングを抜き取り、他方側の軸受部のみで該印刷胴を水平に片持支持するようにした印刷胴支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は一般的な印刷胴の配置の一例を示す図、図6はこれまでの印刷胴支持装置の例を示す図、図7(a)(b)(c)はそれぞれ図6の例に於ける軸押し上げ装置の例を示す図、図8〜図10はそれぞれ従来より提案されている印刷胴支持装置を概念的に示す図である。
図5は、シートパスラインの上下へ2組の印刷装置を対設し、ウェブ5の表裏両面に印刷を施すようにした両側印刷型のオフセット印刷機を例示している。
このようなオフセット印刷機は、インキ溜(図示せず)へ供給したインキをインキローラ群により順次転移させて、版胴1へ捲着した印版2へ転移し、更に外周面へブランケット3を装着したブランケット胴4へ転写した後、該ブランケット胴へ転接して同期走行するウェブ5面へ印刷を施すように構成されている。
ところで、上記したような印版2は、オーダーチェンジに伴いその都度差替交換する必要があり、ブランケット3も時々交換する必要がある。
また、従来の印刷胴の中には、その基軸ロール6の外周面に、そのロール軸方向の全域に亘ってスリット状溝が加工形成したものがあった。このようなスリット状溝は、シート状印版、或はブランケット等の外筒の前後端を挿入し、咬え爪を介してその外筒を基軸ロール6の外周面へ把持(固定)させるためのものである。このような印刷胴を備えた印刷機では、シート状印版やブランケットを基軸ロール6の外周面に沿って捲回し固着するようにしていたため、基軸ロール6の軸両端を支持する軸受部22,27等は着脱を考慮せずに位置固定的に設備しても良かった。
【0003】
しかし、近年のオフセット印刷機等では、図6に示す如く基軸ロール6の外周面へ筒状のブランケット3、或は筒状印版2等の無端状またはスリーブ状の外筒(以下、スリーブ状外筒という。)を装着する形式の印刷胴を一般的に採用するようになってきている。これによって、ウェブ5の進行方向に於ける非印刷部の長さを大幅に縮小し、廃棄する損紙を減少させることができるようになり、紙代も節約できるようになった。
また、上記オフセット印刷機等では、従来より基軸ロール6の外周面に於いて軸方向に沿って形成していたスリット状溝が不要となるので、ギャップの幅を無くすことができた。これにより、これまで問題となっていたギャップの係合によるショックで発生する印圧変化や各種ショックを軽減することができるので、高品質でかつ高速の印刷ができ、印刷性能が大きく向上した。
しかし、本形式の印刷胴は基軸ロール6の外周面に対してスリーブ状外筒2,3を基軸ロール6の軸方向(以下、ロール軸方向という。)へ嵌脱する必要があるため、ロール軸方向の一方側の軸受部27におけるハウジング23を一旦フレーム7から抜き取り、スリーブ状外筒2,3の嵌脱に当っての作業スペースを確保する必要があった。
また、上記一方側の軸受部27のハウジング23を取り外すことに起因して、印刷胴の基軸ロール6は他方側の軸受部22のみで片持支持される状態となるため、印刷胴の重量によるモーメントと、軸受部22内の隙間とによって傾きが発生する。これによって、外筒2,3を外そうとすると印刷胴がこれに並設された隣の印刷胴へ接触するため、スリーブ状外筒2,3の嵌脱ができなくなるか、或はハウジング23の嵌脱に当っての抵抗が増大し、スリーブ状外筒2,3の嵌脱作業が非常に困難になる等の不具合が出てきた。
【0004】
そこで、上記不具合に対処すべく、ハウジング23やスリーブ状外筒2,3の嵌脱に際し、印刷胴を水平に支承する手段として、今日様々な印刷胴支持装置が提案されている。図6は最も一般的な印刷胴支持装置を示している。同図における印刷胴支持装置は、ハウジング23やスリーブ状外筒2,3の嵌脱に際して、印刷胴を片持支持することになる他方側の軸受部22に近接され、かつ該印刷胴の軸下方に位置され、フレーム7の内側へ基軸ロール6の軸を押し上げる装置24を備えたものである。
この軸押し上げ装置24は、ハウジング23やスリーブ状外筒2,3の嵌脱時に於いてのみ伸長するシリンダ24a等により構成され、印刷胴を所定係合状態に設定する印刷稼働時にはロッドを収縮させておき、印刷胴及び周辺機器へ接触しない位置に待機させるようになっている。
このような軸押し上げ装置の他の例としては、図7に例示したものがある。図7(a)の例は、印刷胴の軸19の下方へ2組のシリンダ24a,24aを設備したもので、斜め下方よりシリンダ24a,24aのロッドを伸長させて、2組のシリンダ24a,24aで同時に印刷胴の軸19を支承するようになっている。また、図7(b)の例は、印刷胴の軸19の下方へ1組のシリンダ24aのみを設備したもので、真下よりシリンダ24aのロッドを伸長させて、印刷胴の軸19を支承するようになっている。図7(c)の例はフレーム7へ支点ピン25を突設して、該支点ピンを中心として揺動するアーム26を具備し、該アームの一端へシリンダ24aのロッド先端部を連結する構成となっており、これによって、シリンダ24aのロッドを伸縮させることによってアーム26の他端を印刷胴の軸19へ接離させるようにしている。
なお、軸19を押し上げ手段としては、例示した油圧、空気圧にて作動するシリンダ24aを用いる以外に、バネで押し上げ力を発生する装置を用いる方法もある。加えて、本例では、片持支持側である他方側の軸受部として所定の距離を持って軸着した2個の軸受22a,22bを設け、印刷胴の重量により内側軸受22bを中心として図中時計回り方向のモーメントを外側軸受22aの反時計回り方向のモーメント(反力)にて相殺すべく構成している(図6参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したような従来の印刷胴支持装置のように軸受22a,22bを対で使用するものは、軸受22a,22bの間隔を広く設定しなければ効果が少なく、また、ハウジング23の摩耗によって軸受部22の外径とハウジング23の内径との隙間(ガタ)が大きくなったような場合、本構成だけでは調整機能がないといった欠点があった。
その他、目的を同じくする印刷胴支持装置として、DE4036389A1(図8参照)、DE40363691A1(図9参照)、及び米国特許5237920(図10参照)等々が提案されている。
【0006】
これらの印刷胴支持装置は、総べて印刷胴の軸19を支持する一方の軸受部27におけるハウジング23を着脱することによって、印刷胴の基軸ロール6の外周面へ装着するスリーブ状外筒2,3の嵌脱をスムーズに行うようにしたものであるが、次のような制約を有していた。
(1)着脱する軸受部27側を解放する必要があることから、印刷胴支持装置は片持支持となる固定軸受部側にしか設置できない。
(2)印刷胴支持装置は印刷胴の重量に伴うモーメントに耐え得るに十分な大きな支持力を備えている必要がある。
(3)印刷胴支持装置は印刷胴及び周辺機器に接触せず、狭いスペースにも設置できる小型の装置にする必要がある。
しかし、図8〜図10に例示した印刷胴支持装置は、いずれも上記制約をクリアするものでなかった。
すなわち、例示した公知の印刷胴支持装置は、印刷胴の重量に伴うモーメントに耐え得る強力な支持力を出すための駆動手段、つまりシリンダ等を大型にする必要があり、印刷胴その他周辺機器に接触せず、かつ狭いスペースへ組み込むには構造上無理がある等実用的なものとは言えなかった。
また、前記印刷胴支持装置をフレーム7の外部へ設置した場合では機械幅等が拡大して周辺スペースが狭くなるので、スリーブ状外筒2,3の交換作業における作業性を低下させる等の問題が発生していた。
【0007】
本発明は、近年一般的になりつつあるスリーブ方式印刷機、つまり印刷胴の基軸ロール6の外周面へ筒状印版2或は筒状ブランケット3等を嵌脱する形式の印刷機に於いて、前記外筒2,3の嵌脱に際し片側のハウジング23を取り外すため別側軸受22のみで片持支持することになる印刷胴を支持し水平状態を維持する印刷胴支持装置に関し提案するものである。
すなわち、本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、装置フレームの内側の小さなスペースへ組み込める小型の印刷胴支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、印刷胴の軸両端を支持する軸受部の一方側の軸受部のハウジングを嵌脱するに当って、他方側の軸受部のみで上記印刷胴を水平に片持ち支持するようにした印刷胴支持装置において、上記他方側の軸受部側のフレームの内側へ取り付けた支点軸を中心として揺動するレバーと、上記レバーの後端に軸着したローラを係合させる傾斜溝を有し、かつ上記他方側の軸受部側のフレームへ固着したガイドに沿って往復動する可動ブロックと、上記可動ブロックへ連結し、該可動ブロックを往復動させる駆動手段と、上記印刷胴の軸が上記レバーによって水平に片持ち支持されるように上記可動ブロックの停止位置を調整可能に規定する位置決め手段と、上記レバーの前端に配設され、上記印刷胴の軸を支承するジャーナル支持部とを備え、上記可動ブロックの往復動により、上記レバーの後端に軸着したローラが上記傾斜溝の形状に合わせて上記支点軸を中心に揺動し、これにより上記前端も上記支点軸を中心に揺動して上記ジャーナル支持部が上記印刷胴の軸に対して接離可能に構成されている
【0009】
【作用】
本発明の印刷胴支持装置は、上記構成としたことから、大きな印刷胴支持力を小さな出力源、例えばエアシリンダ等にて発生させることができるので、フレームの内側に於いて、印刷胴及び周辺機器類へ接触することなく組み込むことが可能であり、しかも、フレームから外部へ突出することがないので、作業性を損なう恐れも無くなる。したがって、本発明の印刷胴支持装置により、印刷胴の基軸ロールを片持支持側の軸受部を基準として水平に支承することができるので、スリーブ状外筒を基軸ロールに対し嵌脱したり、或は該嵌脱作業の前準備として嵌脱方向のハウジングを抜き取る作業を安定的に、かつスムーズに行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係る印刷胴支持装置の一実施例を示すもので、図1はその平面図、図2はその正面図である。図3は印刷胴の軸心移動状態及び印刷胴支持装置との位置関係を示す図である。図4は本発明印刷胴支持装置の動作を説明するための概念図である。なお、説明の便宜上、図1〜図4において、図5〜図7に示した要素と同一機能を有するものについては同一符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
【0011】
(構成)
本発明の印刷胴支持装置は、図1及び図2に示す如く、フレーム7の内側面へ支持台8を介して支点軸9を突設し、該支点軸を中心として揺動するレバー10を取り付けている。
レバー10の後端にはピン11を介してローラ12を軸着させている。ローラ12は可動ブロック13に形成した傾斜溝14の内側面に係合させてある。
可動ブロック13は対を成すリニアガイド15の一方側に固着され、該リニアガイドの他方側は取付台16を介してフレーム7の内側面へ固着されている。また、可動ブロック13の後端は取付台16へ固着したシリンダ17のロッド先端部へ連結されている。
レバー10の前端上部には、印刷胴の軸19の下端部へ接離し、該軸を支承するジャーナル支持金具(ジャーナル支持部)18が固着されている。
なお、図1において、20は調整ボルト21によって同図左右方向へ移動し、可動ブロック13の右側方向での停止位置を規定する位置調整用ストッパ(位置決め手段)である。
【0012】
(本実施例の作用・効果)
本実施例の印刷胴支持装置は、初期状態としてシリンダを収縮させておく。このとき、可動ブロック13は図中左側端にて停止し、また、レバー10の後端のローラ12は可動ブロック13の溝下側傾斜面にて押し上げられ、該レバーの前端のジャーナル支持金具18は最下降位置にて待機した状態となる。同状態から印刷胴を支持するに際しては、先ず互いに接触している印刷胴を一点鎖線に示す解放位置、つまり外周面の接触を解除した待機位置へ、別途設けた着脱機構(図示せず)で移動させて固定する(図3参照)。続いて、シリンダ17を作動させて、可動ブロック13がストッパ20に当接するまでシリンダ17のロッドを押し出す。これによって、レバー10の後端のローラ12は可動ブロック13の傾斜溝14に沿って相対的に下降し、レバー10の後端は支点軸9を中心として揺動下降する。また同時に、レバー10の前端は揺動上昇してジャーナル支持金具18の上面が印刷胴の軸下面へ係合するため、同位置にて印刷胴を支承することができる。
【0013】
本実施例の印刷胴支持装置は、図4に示すように、支点軸9を中心として揺動するレバー10のテコ比(L1/L2)にてローラ12部へ付加する作用力を軽減できる。更にローラ12部では、傾斜溝14の機能により略(S1/S2)にて可動ブロック13への押し出し力を軽減させることができる。これによって、大きな印刷胴支持力Fを小さなシリンダ17の出力F0〔=F・(L1/L2)・(S1/S2)〕で発生させることが可能となった。
また、本実施例では、出力源であるシリンダ17及び支持装置部品の小型化を図ったので、フレーム7からの突出量E(図1参照)を小さく構成することが可能となり、印刷胴を片持支持する軸受部22側のフレーム7の内側に於いて、印刷胴その他周辺機器類へ接触することなく印刷胴支持装置を配設することができる。
【0014】
なお、図4に示す如く、レバー10の前端のジャーナル支持点Pを、印刷胴の係合を解除した移動待機位置に近接してレイアウトしておくことにより、印刷胴の軸19に対する接離ストロークとレバー10の回動角度を小さくすることができる。これによって、前記例のテコ比(L1/L2)、溝傾斜角度θを力学面でより有利に設定することが可能となる。したがって、本発明では、例示したシリンダ17の代わりに、油圧、空気圧或は電動シリンダ等種々形式の駆動手段を採用することができる。なお、可動ブロック上13に形成する溝14は必ずしも直線でなくても良い。
その他、印刷機周辺に充分なスペースがあれば、本実施例の印刷胴支持装置をフレーム7の外側へ配設するとともに、該印刷胴の軸を、該印刷胴を片持支持する軸受部の外部へ伸長させ、該印刷胴の軸19の伸長部上面へジャーナル支持部18を係合させて下方へ押圧するように構成しても良い。
本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於いて種々変更を加え得るものである。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る印刷胴支持装置によれば、印刷胴の軸両端を支持する軸受部の一方側の軸受部のハウジングを嵌脱するに当って、他方側の軸受部のみで上記印刷胴を水平に片持ち支持するようにした印刷胴支持装置において、上記他方側の軸受部側のフレームの内側へ取り付けた支点軸を中心として揺動するレバーと、上記レバーの後端に軸着したローラを係合させる傾斜溝を有し、かつ上記他方側の軸受部側のフレームへ固着したガイドに沿って往復動する可動ブロックと、上記可動ブロックへ連結し、該可動ブロックを往復動させる駆動手段と、上記印刷胴の軸が上記レバーによって水平に片持ち支持されるように上記可動ブロックの停止位置を調整可能に規定する位置決め手段と、上記レバーの前端に配設され、上記印刷胴の軸を支承するジャーナル支持部とを備え、上記可動ブロックの往復動により、上記レバーの後端に軸着したローラが上記傾斜溝の形状に合わせて上記支点軸を中心に揺動し、これにより上記前端も上記支点軸を中心に揺動して上記ジャーナル支持部が上記印刷胴の軸に対して接離可能に構成されているので、次のような効果を得ることができる。
すなわち、本発明では、上記構成により、小さな出力源、例えばエアシリンダ等にて大きな印刷胴支持力を発生させることができるので、印刷胴支持装置を小型化することができる。これにより、フレームの内側に於いて、印刷胴及び周辺機器類へ接触することなく、印刷胴支持装置を組み込むことが可能であり、しかも、フレームから外部へ突出することがないので、作業性を損なう恐れも無くなる。
また、本発明の印刷胴支持装置では、印刷胴の基軸ロールを片持支持側の軸受部を基準として、印刷胴を水平に支承することができるので、スリーブ状外筒を基軸ロールに対し嵌脱したり、或は該嵌脱作業の前準備として嵌脱方向のハウジングを抜き取る作業を安定的に、かつスムーズに行うことができる。したがって、スリーブ状外筒の差替え交換を円滑に行うことができる。
【0016】
さらに、本発明では、上記効果に加え、支持装置の構造上、次のような効果を得ることができる。
(1)レバーの前端のジャーナル支持点Pを、印刷胴の係合を解除した移動待機位置に近接してレイアウトしておくことにより、印刷胴の軸に対する昇降ストロークとレバーの回動角度を小さくすることができる。これによって、上記レバーのテコ比を大きくすることができる。
(2)レバー後端(作用点側)に設けたローラを勾配溝を設けた稼働ブロック(溝付カム)で支承させたことにより、該可動ブロックの往復動に供する駆動手段(シリンダ)を小型化できる。
(3)印刷胴支持機構部が小型化できるため、フレームから装置中央側へ突出する寸法が小さくなり、レイアウトが容易になる。
(4)フレームから外側へ本装置をはみ出して取り付ける必要がなく、印刷機周辺のスペースが狭くなる恐れがない。
(5)可動ブロックの移動量調整機構を具備させているため、該可動ブロック周囲の摺動面や接触面の摩耗等に伴う印刷胴支持高さの変動(誤差)を簡単に補正することができる。
(6)印刷胴支持装置の上下を反転させることにより、フレーム外側へ本装置を配設して印刷胴の軸の伸長部の上面を押し下げる形式の支持装置として利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷胴支持装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る印刷胴支持装置の一実施例を示す正面図である。
【図3】本発明に係る印刷胴支持装置の一実施例における印刷胴の軸心移動状態及び印刷胴支持装置との位置関係を示す図である。
【図4】本発明に係る印刷胴支持装置の一実施例における動作を説明するための概念図である。
【図5】印刷胴の配置の一例を示す図である。
【図6】従来の印刷胴支持装置を概念的に示す断面図である。
【図7】(a)(b)(c)はそれぞれ従来の印刷胴支持装置に適用された軸押し上げ装置の種々の例を示す図である。
【図8】従来より提案されている印刷胴支持装置を示す図である。
【図9】従来より提案されている印刷胴支持装置を示す図である。
【図10】従来より提案されている印刷胴支持装置を示す図である。
【符号の説明】
1 版胴
2 印版
3 ブランケット
4 ブランケット胴
5 ウェブ(被印刷紙)
6 基軸ロール
7 フレーム
8 支持台
9 支点軸
10 レバー
11 ピン
12 ローラ
13 可動ブロック
14 傾斜溝
15 リニアガイド
16 取付台
17 シリンダ
18 ジャーナル支持金具
19 印刷胴の軸
20 ストッパ
21 調整ボルト
22 軸受
23 ハウジング
24 軸押し上げ装置
24a シリンダ等
25 支点ピン
26 アーム
27 軸受
P ジャーナル支持点
θ 溝の傾斜角度
F0 シリンダの押し出し力(出力)
F ジャーナル支持力

Claims (2)

  1. 印刷胴の軸両端を支持する軸受部の一方側の軸受部のハウジングを嵌脱するに当って、他方側の軸受部のみで上記印刷胴を水平に片持ち支持するようにした印刷胴支持装置において、
    (1)上記他方側の軸受部側のフレームの内側へ取り付けた支点軸を中心として揺動するレバーと、
    (2)上記レバーの後端に軸着したローラを係合させる傾斜溝を有し、かつ上記他方側の軸受部側のフレームへ固着したガイドに沿って往復動する可動ブロックと、
    (3)上記可動ブロックへ連結し、該可動ブロックを往復動させる駆動手段と、
    (4)上記印刷胴の軸が上記レバーによって水平に片持ち支持されるように上記可動ブロックの停止位置を調整可能に規定する位置決め手段と、
    (5)上記レバーの前端に配設され、上記印刷胴の軸を支承するジャーナル支持部とを備え、
    上記可動ブロックの往復動により、上記レバーの後端に軸着したローラが上記傾斜溝の形状に合わせて上記支点軸を中心に揺動し、これにより上記前端も上記支点軸を中心に揺動して上記ジャーナル支持部が上記印刷胴の軸に対して接離可能に構成されていることを特徴とする印刷胴支持装置。
  2. スリーブ状外筒を嵌脱する印刷胴の軸に、上記ジャーナル支持部を近接配置したことを特徴とする請求項1に記載の印刷胴支持装置。
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