JP3868408B2 - 輪転印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷胴を交換することで印刷長を可変とする輪転印刷機に関する。
図20は輪転印刷機の構成の一例を示す模式図である。この輪転印刷機では、被印刷物であるウェブ(紙)11はロール状に巻かれて給紙装置1に配置されており、給紙装置1から連続的に繰り出されたウェブ11は印刷装置3で印刷を施される。印刷装置3が多色印刷を行なう印刷装置の場合には、印刷色数だけの印刷ユニット7a〜7dが設けられる。図20では4色印刷の場合について示している。印刷されたウェブ11はウェブパス装置5で折機6に搬送され、折機6において適宜の長さに断裁されて折られた後、折帳として排出される。図21は輪転印刷機に設けられる一般的な印刷ユニット7(図20の印刷ユニット7a〜7d)の一例を示す模式図である。印刷ユニット7は、インキを供給するインキ装置10、湿し水を供給する湿し装置12、印刷画像を形成するための版を装着した版胴8、版胴8の画像をウェブ11に転写するための転写胴であるブランケット胴9等から構成されている。
輪転印刷機は、印刷幅はウェブ11の幅の変更によって変更できるものの印刷長さは変更できないのが一般的である。すなわち、輪転印刷機における印刷長さは版胴8やブランケット胴9の円周長さによって決るが、一般の輪転印刷機では版胴8やブランケット胴9の直径を変更することができない。これは、枚葉印刷機が印刷用紙の幅、長さともに自由に変えることができるのに対する輪転印刷機の欠点の1つである。
そこで、この欠点を克服するための改善策として特許文献1や特許文献2に記載されるような技術が提案されている。これらの文献に記載の技術は印刷胴、すなわち版胴8やブランケット胴9を直径が異なるものに交換することで、印刷長さを変更するものである。図22,23は特許文献1に示されたものであるが、ここでは印刷胴は両端を支持軸15の内部の固定軸14により回転中心を正確に保持され、固定装置16で確実に固定されるようになっている。印刷胴の直径を図22中に実線で示すもの(版胴8、ブランケット胴9、圧胴19)から破線で示すもの(版胴8′、ブランケット胴9′、圧胴19′)に変更する場合、図23に示すように固定装置16を解除して固定軸14を逃がすことで、印刷胴を支持軸15から外すことができる。外した印刷胴は、印刷ユニットの正面方向から図示していない別途設けた着脱装置によって取り出されるようになっている。そして、新たな印刷胴を取り外し時と逆の手順で取り付けた後、図22に示すように各印刷胴を支持する支持アーム17,20を回転させて実線の位置から破線の位置に各印刷胴を移動させることで、各印刷胴は新たな位置関係をもって位置決めされる。
図24,25,26は特許文献2に示されたものであるが、印刷胴の直径を実線で示したもの(版胴8,ブランケット胴9)から破線で示すもの(版胴8′,ブランケット胴9′)に変更する場合、まず、図25に示すようにアーム17,18を軸方向に破線で示す位置(アーム17′,18′の位置)まで移動させ、印刷胴8,9の軸端からアーム17,18を取り外す。外したアーム17,18は、それぞれ図26に示すようなアーム移動装置22によって軸23,24を回動中心として回動させ、サイドフレーム13mの取り外し用孔21から外れた位置まで移動させるか、或いはアーム17,18を更に軸方向に移動させて装置から完全に取り外す。この状態で取り出し用孔21から印刷胴8,9を外部に取り出し、直径の異なる新たな印刷胴を挿入して取り外し時と逆の操作で取り付ける。そして、図24に示すように支持アーム17,18を回転させて破線の位置に各印刷胴を移動させることで、各印刷胴は新たな位置関係をもって位置決めされる。
特開平5−77391号公報 特開平6−171059号公報
特許文献1に記載の技術では、印刷胴はその全体を交換することになるので重量が大きく、印刷胴の交換時の負担は大きい。また、印刷胴の本体と左右の支持軸とが別体であるため、支持装置(支持アーム)は印刷胴本体を両端から片持支持することになり、支持装置は大きく剛性の高いものにする必要がある。
これに対して、特許文献2に記載の技術では、印刷胴は軸とスリーブとからなるので、印刷胴の交換はスリーブを軸から抜いて径の異なるものに交換するだけですむ。また、一つの軸の両端を左右の支持装置(支持アーム)で支持することになるので、支持装置にかかる曲げモーメントは特許文献1に記載の技術のように胴本体と支持軸とが別体のものに比べて小さく、支持装置は小型のものにすることができる。
しかしながら、この技術では、印刷胴の交換の際、軸方向に取り出される印刷胴と干渉しないようにアーム移動装置を取り外す必要があり、このアーム移動装置の取り外しは印刷胴毎に個別に行う必要がある。図20に示す多色印刷の輪転印刷機では、印刷ユニットの数は通常4組以上となるため、直径の異なる印刷胴に変更する場合には、版胴及びブランケット胴をそれぞれ16組、すなわち32組の印刷胴についてアーム移動装置の取り外し、取り付け作業を行う必要がある。また、場合によっては、印刷胴と干渉しないように個々の支持アームについても取り外し、取り付け作業を行う必要がある。これでは印刷胴の交換にともなう作業量が大変多くなり、時間も掛かるため生産性が低下してしまうことになる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたものであり、少ない労力で短時間で印刷胴の交換が可能な輪転印刷機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の輪転印刷機は、間隔をあけて設けられ印刷胴を両側から挟む第1,第2のサイドフレームのうち、一方の第1のサイドフレームの外側に移動フレームを設け、印刷胴の一方の軸端部を軸受を介して支持する第1の支持装置をこの移動フレームに設け、印刷胴の他方の軸端部を軸受を介して支持する第2の支持装置は第2のサイドフレームに設けるとともに、印刷胴を軸方向へ取り出すための取り外し用孔を第1のサイドフレームに設けている。そして、第1のサイドフレームに対し移動フレームを移動させる2種類の移動装置を設け、一方の第1の移動装置によって第1のサイドフレームに対し移動フレームを印刷胴の軸方向に移動させ、第1の支持装置を印刷胴の軸端部に着脱し、移動フレームの軸方向移動により第1の支持装置が印刷胴の軸端部から外れた状態で、他方の第2の移動装置によって、第1のサイドフレームに対し移動フレームの全体水平方向へスライド移動させる。
また、第1の支持装置には、一端の軸を回動中心として移動フレームに回転可能に取り付けられた支持アームと、支持アームに印刷胴の軸受を着脱自在に設けられて、印刷胴の軸端部を支持する孔と、第1のサイドフレームと移動フレームとを位置決めする位置決め手段とが設けられ、印刷胴の直径に応じて印刷胴の支持位置を調整可能に構成される。
これにより、印刷胴の第1のサイドフレーム側の端部において、取り外し用孔の正面が開放されるとともに、第1のサイドフレームの側面も開放されるので、印刷胴を軸方向に抜き出すことができるようになる。つまり、本発明の輪転印刷機によれば、移動フレームを2段階に移動させるだけで印刷胴を抜き出すことが可能になり、従来技術に比較して少ない労力で短時間で印刷胴を交換することができる。
なお、本発明の輪転印刷機においては、印刷胴は軸とスリーブとからなるものとして構成するのが好ましい。この場合の印刷胴の交換は、軸の一端部を第2の支持装置によって支持したまま、スリーブのみを軸から抜き出して交換することになる。内径が同じで外径が異なるスリーブを用意することで、印刷胴の直径を変更することができる。
輪転印刷機では、印刷胴の直径を変更することで印刷長を変更することができるが、印刷胴の直径が変更する場合には各印刷胴間の位置関係を調整する必要がある。本発明の輪転印刷機では、第1の支持装置及び第2の支持装置を印刷胴の直径に応じて印刷胴の支持位置を調整可能に構成することで、印刷長の変更にも対応することができる。
輪転印刷機の印刷装置には複数の印刷胴が備えられているが、印刷長を変更する場合のように、一つの印刷胴を交換するときには他の印刷胴も一緒に交換するのが一般的である。そこで、好ましくは、印刷装置が複数の交換可能な印刷胴を有し、第1,第2の支持装置が交換可能な印刷胴に対応して複数設けられている場合には、一つの移動フレームに複数の第1の支持装置を設けるようにする。これによれば、一つの移動フレームの移動によって全ての印刷胴を抜き出して交換できるようになるので、各印刷胴の第1の支持装置を個別の移動フレームに設けるよりも少ない労力で短時間で印刷胴を交換することができる。
移動フレームと第1のサイドフレームとは、少なくとも第1の支持装置が印刷胴の軸端部に係合するときには適宜の位置に位置決めされるのが好ましい。位置決めの手段としては、移動フレームと第1のサイドフレームの何れか一方に凸部を設けられるとともに他方に凹部を設け、第1の支持装置が印刷胴の軸端部に係合するときに、凸部が凹部に嵌合するようにすればよい。凸部及び凹部は任意の位置に設けることができ、支持装置が印刷胴の軸端を支持して回動する支持アームを有している場合には、支持アームの回動中心軸を第1のサイドフレーム側に突起させて凸部とすることもできる。
また、上記第1の支持装置は、上記支持アーム及び上記移動フレーム間に介装され、上記支持アームを上記移動フレームに対し回転駆動するアクチュエータを有することが好ましい。
また、上記第1の移動装置は、上記移動フレーム及び上記第1のサイドフレーム間に介装されたロッドレスシリンダを備えて構成されることが好ましい。
また、上記第1のサイドフレームに設けられた位置決め穴をさらに備え、上記支持アームの回動中心軸が上記位置決め穴に嵌合することが好ましい。
また、印刷胴を交換する際、印刷胴の一方の軸端部から第1の支持装置が外れることで、印刷胴は第2の支持装置のみよって支持されることになるが、このとき、第2の支持装置の軸受には梃子の原理によって印刷胴の重さに応じた過大な荷重が加わるおそれがある。この対策としては、印刷胴の軸を第2の支持装置による支持位置よりも外方に延ばし、軸端部の支持位置よりも外側に受圧部を設け、この受圧部を押圧装置によって下方に押圧する。この押圧力によるモーメントが印刷胴のモーメントを相殺する分だけ軸受内に生じる反力は小さくなり、軸受に過大な荷重が加わることが防止されるようになる。なお、押圧装置は移動装置によって押し出されて、受圧部の外周に接触する押圧作動位置と受圧部の外周に接触しない退避位置に移動できるようにしておく。押圧作動位置における押圧装置による受圧部の押圧位置は、調節手段によって微調整できるようにしておくのが好ましい。押圧装置は第2のサイドフレームの外側に取り付けることができる。
押圧装置及び受圧部の好ましい形態として、押圧装置には押圧面が平面状に形成された押圧部材を設ける。また、受圧部は印刷胴の軸本体に回転自在に設け、その外周部を複数の平面で形成する。これによれば、印刷胴の回転に関係なく押圧面を受圧部の外周に確実に係合させることができる。より好ましくは、押圧面の垂線が押圧部材の押圧方向に対して印刷胴の軸に垂直な面内で移動装置の押し出し方向に向けて僅かに傾斜する平面状に形成するとともに、印刷胴の軸端部の近傍で上記垂線が傾斜する側にストッパを設置する。つまり、ストッパは、移動装置の押し出し方向側に配置されて、押圧部材の押圧時に印刷胴の軸と接触する。押圧面を移動装置の押し出し方向に向けて傾斜させることで、鉛直方向のみならず水平方向の力の成分が生じ、受圧部は水平方向にも変位しようとするが、受圧部の水平方向への変位はストッパにより規制される。これにより、受圧部の水平方向の位置決めも精度よく行うことが可能になる
以上詳述したように、本発明の輪転印刷機によれば、移動フレームを2段階に移動させるだけで印刷胴を抜き出すことが可能であり、少ない労力で短時間で印刷胴を交換することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)第1実施形態
本発明の第1実施形態について図1〜図10に基づいて説明する。なお、前記した従来のものに対応する部位或いは部材(同一の構造を有する部位或いは部材を意味するものではない)については図中同一の符号を付して示している。
図1に示すように、本実施形態に係る輪転印刷機の印刷ユニットは、ウェブ11の両面に印刷を施す両面印刷ユニットとして構成され、ウェブ11の上側、下側のそれぞれにインキ装置10a,10b、湿し装置12a,12bを備えている。各インキ装置10a,10bには、それぞれ版胴8a,8bとブランケット胴9a,9bが備えられている。本実施形態の輪転印刷機では、図1中に実線と破線で示すように、版胴8やブランケット胴9(以後、版胴とブランケット胴をまとめて印刷胴と称する場合もある)を直径の異なるものに変更できるようにしている。なお、図1を含めた各図において、符号の後ろにつくサフィックス“a”,“b”は、ウェブ11よりも上側、下側を区別するためのものであり、aは上側の部位や部材であることを示し、bは下側であることを示している。以後の明細書内では、上側、下側を区別する場合にはa,bを付記するが、特に区別しない場合にはa,bを省略して符号のみで各部位や部材を示すものとする。また、図1を含めた各図において、符号の後ろにサフィックス“′”,“″”がついた部位や部材は、これらサフィックス“′”,“″”が付いていない同符号の部位や部材の形状や位置の変更後を示している。
図2は図1に示す印刷ユニットの詳細な側面図であり、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4は図2のIV−IV矢視図である。図3に示すように、印刷ユニットには間隔をあけて一対のサイドフレーム13m,13dが設けられており、印刷胴8,9はこれらサイドフレーム13m,13d間に配置されている。また、一方のサイドフレーム(第1のサイドフレーム)13mの外側には、移動フレーム25が配置されている。サイドフレーム13m,13dが位置固定であるのに対し、移動フレーム25は後述する手段によって位置を移動できるようになっている。印刷胴8,9は軸802,902と、軸802,902に嵌合するスリーブ801,901とからなっており、軸802,902の一端はサイドフレーム(第2のサイドフレーム)13dに取り付けられた支持アーム(第2の支持装置)85,95に軸受86,96を介して支持され、軸802,902の他端は移動フレーム25に取り付けられた支持アーム(第1の支持装置)81,91に軸受84,94を介して支持されている。
移動フレーム25側の支持アーム81,91は、図2に示すように、その中央部で印刷胴8,9の軸受84,94を支持するようになっている。そして、中央部から延びる支持アーム81,91の一端は移動フレーム25に設けられた軸82,92に回転可能に取り付けられ、他端はアクチュエータ83,93のロッドにピンで結合されている。アクチュエータ83,93は移動フレーム25に設けられた支持ピン831,931に回転可能に取り付けられている。アクチュエータ83,93としては圧縮空気圧、油圧、電動機などを利用することができるが、図では油圧を利用する油圧シリンダを示している。このような構成により、アクチュエータ83,93を作動させることで、支持アーム81,91を軸82,92を中心にして回動させ、軸受84,94の位置、すなわち、印刷胴8,9の中心位置を変えることができるようになっている。サイドフレーム13d側の支持アーム85,95の構造についての説明は省略するが、移動フレーム25側の支持アーム81,91と同様な構造にしてもよく、アクチュエータを設けずに支持アーム81,91の回動に応じて従動するような構造にしてもよい。
次に移動フレーム25を移動させる手段について説明する。図2,図4に示すように、移動フレーム25は、固定ブラケット26と横方向移動ブラケット27とを介して操作側サイドフレーム13mに取り付けられている。固定ブラケット26はサイドフレーム13mに固定され、横方向移動ブラケット27は印刷胴軸方向(図4のY方向)は固定で、横方向(図2のX方向)に移動可能な横方向移動用直動ベアリング29を介して固定ブラケット26に支持されている。横方向移動用直動ベアリング29はレール291とテーブル292とからなり、固定ブラケット26側にテーブル292が固設され、横方向移動ブラケット27側にレール291が固設されている。これにより、移動フレーム25を載せた横方向移動ブラケット27は高精度で横方向に移動することができる。
また、固定ブラケット26には、図2に示すように横方向移動アクチュエータ31の本体が固設され、そのロッド311の一端が横方向移動ブラケット27に係合している。横方向移動アクチュエータ31を作動させてロッド311を押し出すと、移動フレーム25を載せた横方向移動ブラケット27が図2の2点鎖線で示した位置(符号25″の位置)に押し出されるようになっている。図8はこの時の、移動フレーム25とサイドフレーム13mとの位置関係を示したものであり、移動フレーム25が大きく横方向にスライド移動することで、サイドフレーム13mに設けられた取り外し用孔131の正面が開放されることになる。取り外し用孔131は、図10に示すように印刷胴8,9の直径変更をするときに交換するスリーブ801,901を取り出すための孔であり、如何なる径のスリーブ801,901も通過するような大きさに設定されている。また、移動フレーム25にも、図9,図10に示すように印刷胴8,9の位置に合わせて孔251が設けられている。この孔251は印刷胴8,9の軸端部に設けられた軸受84,94を支持アーム81,91まで通すための孔であり、印刷胴8,9がどの位置になっても移動フレーム25に軸受84,94や軸802,902が当たることのない大きさに設定されている。
横方向移動ブラケット27と移動フレーム25との間には、移動フレーム25を印刷胴軸方向に移動させるための軸方向移動用直動ベアリング28が設けられている。軸方向移動用直動ベアリング28はレール281とテーブル282とからなり、レール281は横方向移動ブラケット27に固設され、テーブル282は移動フレーム25に固設されている。これにより横方向移動ブラケット27は移動フレーム25を載せ、移動フレーム25を印刷胴軸方向に高精度で移動させることができるようになっている。
横方向移動ブラケット27には、図2に示すように軸方向移動アクチュエータ30が設けられている。軸方向移動アクチュエータ30は、図5に示すように,移動子301とシリンダチューブ302とからなり、アクチュエータ30が作動するとシリンダチューブ302上を移動子301がスライド移動するようになっている。シリンダチューブ302はその両端をシリンダ固定ブラケット303で横方向移動ブラケット27に固設されており、移動子301は接続ブラケット304で移動フレーム25に固設されている。これにより、軸方向アクチュエータ30が作動して移動子301が移動すると、移動フレーム25がサイドフレーム13mにたいして図4のY方向に移動するようになっている。なお、図5ではアクチュエータ30はマグネット式ロッドレスエアシリンダで表示しているが、これに限定するものではない。
また、図2,図4に示すように、移動フレーム25には、上記の軸方向移動アクチュエータ30とは別の軸方向移動アクチュエータ35も設けられている。このアクチュエータ35は、移動フレーム25が横方向に移動していない状態のときのみ作動するもので、図6,図7に示すような構造を有している。
図6は図2のE方向矢視図であり、図7は図2のF方向矢視図である。このアクチュエータ35は移動子351とシリンダチューブ352とからなり、アクチュエータ35が作動するとシリンダチューブ352上を移動子351がスライド移動するようになっている。シリンダチューブ352はシリンダ固定ブラケット353,355を介して移動フレーム25に固設されており、移動子351には固定具358が固設されている。この固定具358には先端に凸部307を有するロッド357が固設されており、アクチュエータ35の作動によってロッド357が胴軸方向に移動するようになっている。
ロッド357の先端の凸部307は、移動フレーム25が横方向に移動していない状態のとき、サイドフレーム13mに固設された凹部材309と係合しており、アクチュエータ35の作動によりロッド357が移動すると凸部307が凹部材309を介してサイドフレーム13mを押すことで、その反作用により移動フレーム25が胴軸方向に移動するようになっている。
凹部材309は、移動フレーム25が横移動していない時だけ凸部307に係合するようになっており、アクチュエータ30,35が作動して移動フレーム25が図6に二点鎖線で示す位置(符号25′で示す位置)に移動し、図7に示す矢印方向(図2のX方向)へ移動フレーム25が動くときには、凸部307が支障無く移動できるように構成されている。
また、移動フレーム25には移動フレーム位置決め軸33が固設されている。この位置決め軸33の端部は移動フレーム25より突出し、先端をテーパ状に形成されている。サイドフレーム13mにはテーパ状の位置決め穴34が形成されており、上記の位置決め軸33がこの位置決め穴34に係合することで、印刷運転状態における移動フレーム25の位置を正確に決めることができるようになっている。図示しないが各印刷胴8,9の支持アーム81,91の回動中心軸82,92も同様に移動フレーム25を貫通してサイドフレーム13m側に突出しており、その先端はテーパ状に形成されている。そして、印刷運転状態では、回動中心軸82,92の先端部も図示しないサイドフレーム13m側のテーパ状の位置決め穴に嵌合するようになっている。
本実施形態の輪転印刷機では、印刷胴8,9の直径を変更する場合には、先ず、軸方向移動アクチュエータ30,35を作動させ、軸方向移動装置(軸方向移動アクチュエータ30,35,軸方向直動ベアリング28など)により移動フレーム25を図4に示す二点鎖線位置(符号25′で示す位置)に移動させる。この時、移動フレーム25は支持アーム81,91や回動アクチュエータ83,93その他図示しない調節機構等を組み付けたままで取り外すものは無く、支持アーム81,91を印刷胴8,9の軸受84,94から外すだけでよい。支持アーム81,91の軸受84,94からの取り外しは容易である。すなわち、支持アーム81,91はその軸受用孔811,911(図10に示す)と軸受84,94の外周との間で胴軸方向に滑り、印刷胴8,9は駆動側サイドフレーム13d側で支持されているので、移動フレーム25を胴軸方向に移動させるだけで、支持アーム81,91を軸受84,94から容易に抜き取ることができる。
移動フレーム25を符号25′で示す位置、すなわち、胴軸方向へ移動させた後は、横方向移動アクチュエータ31を作動させ、横方向移動機構(横方向移動アクチュエータ31,横移動ブラケット27,横方向直動ベアリング29など)により移動フレーム25を図2に示す二点鎖線位置(符号25″で示す位置)まで移動させる。このとき、移動フレーム25の胴軸方向の位置は図4に示す符号25′で示す位置に保持する。この状態では、図8に示すようにサイドフレーム13mの取り外し用孔131の正面には障害物が無くなるので、各印刷胴8,9のスリーブ801,901を抜き出して交換することが可能になる。スリーブ801,901を交換した後は、上述と逆の順で移動フレーム25を元の位置に戻すことで、再び印刷運転状態にすることができる。このとき、位置決め軸33が位置決め穴34に嵌合することによって高精度で移動フレーム25の位置が復元される。
以上のように、本実施形態の輪転印刷機によれば、移動フレームを2段階に移動させるだけで印刷胴を抜き出すことができる。つまり、印刷胴8,9の直径変更のために必要な工程数が非常に少なく、しかも自動で行うことができるので、少ない労力で短時間で印刷胴を交換することができ、生産性を大幅に向上させることができる。
また、移動フレーム25の位置の復元は、位置決め軸33と位置決め穴34とによる位置決めによって正確に行うことができる。さらに、印刷胴支持アーム81,91の回動中心軸82,92をサイドフレーム13mのテーパ穴に嵌合させているので、印刷心臓部の復元位置精度が高く、印刷品質を高く維持することができる。
加えて、本実施形態の輪転印刷機によれば、印刷胴8,9は軸と本体とが一体であるので、本体の両端を支持することになり、支持アーム81,91,85,95にかかる曲げモーメントを胴と軸が別体のものに比べて小さくすることができ、支持アーム81,91,85,95を小型にすることができるという利点もある。
(B)第2実施形態
本発明の第2実施形態について図11,図12を用いて説明する。なお、図中、前記した第1実施形態と同位置の部位或いは部材については同一の符号を付している。
本実施形態は、移動フレームをサイドフレームから支持する構造において第1実施形態と相違する。すなわち、図11,図12に示すように、サイドフレーム13mに固設された固定ブラケット26kに軸方向直動ベアリング28kが設けられ、軸方向直動ベアリング28kを介して軸方向移動ブラケット49が支持されている。そして、この軸方向移動ブラケット49に横方向直動ベアリング29kを介して移動フレーム25kが支持されている。また、サイドフレーム13mと軸方向移動ブラケット49とは軸方向移動アクチュエータ30kによって連結され、軸方向移動ブラケット49と移動フレーム25kとは横方向移動アクチュエータ31kによって連結されている。これにより、軸方向移動アクチュエータ30kの作動によって移動フレーム25kは軸方向移動ブラケット49とともに軸方向に移動でき、横方向移動アクチュエータ31kの作動によって移動フレーム25kは横方向に移動できるようにされている。
第1実施形態では、サイドフレーム13mで支持される横移動ブラケット27によって移動フレーム25を軸方向移動可能に支持していたのに対し、本実施形態では、上記のように軸方向移動ブラケット49をサイドフレーム13mで支持し、軸方向移動ブラケット49によって移動フレーム25kを横方向移動可能に支持するようにしている。これにより、第1実施形態と同様の効果に加え、軸方向移動アクチュエータ30kの装置選択自由度が大きくなり設計し易くなるという効果も得られる。
(C)第3実施形態
本発明の第3実施形態について図13を用いて説明する。なお、図中、前記した第1実施形態と同位置の部位或いは部材については同一の符号を付している。
本実施形態は、横移動ブラケットの構造において第1実施形態と相違する。すなわち、第1実施形態では、横移動ブラケット27a,27bが上下分離していたのに対し、本実施形態では、図13に示すように、上下の横移動ブラケット27a,27bを連結部材27cによって連結し、一つの横移動ブラケット27kとして一体化している。これにより、第1実施形態と同様の効果に加え、連結部材27cがカバーを兼ねることができるという効果や、横方向移動アクチュエータ31を下部の1箇所のみにすることができるという効果や、支持剛性が増して復元時の支持アーム81,91と軸受84,94(図2参照)との嵌め合いが容易になるなどの効果も得られる。
(D)第4実施形態
本発明の第4実施形態について図14〜図19を用いて説明する。なお、図中、前記した第1実施形態と同位置の部位或いは部材については同一の符号を付している。
本実施形態は、第1実施形態の構成に印刷胴8,9の交換の際に駆動側の軸受86,96に加わる過大な荷重への対策を付加したものである。すなわち、図10で示すように、印刷胴8,9の操作側軸受84,94は、移動フレーム25の外側に設けられた支持アーム81,91によって支持されているが、スリーブ801,901の交換時には、移動フレーム25の胴軸方向への移動により支持アーム81,91が軸受84,94から取り外される。このため、印刷胴8,9は駆動側軸受86,96だけで支持されるようになるが、このとき、軸受86,96には梃子の原理によって印刷胴8,9の重さに応じた過大な荷重が作用する。そこで、本実施形態では、図14に示すように、印刷胴8,9の軸802,902を軸受86,96の外側にある駆動歯車35よりもさらに外方に延ばし、その先端の軸端部803,903に受圧部材37を設け、この受圧部材37を押圧部材38によって下方に押圧するようにしている。
図18はこのときの力の釣り合いを模式的に示したものであるが、軸受86,96の印刷胴側を支点としたとき、仮に押圧力R2が無い場合には、この支点において軸受86,96の駆動歯車側に作用する反力R1によるモーメントが印刷胴8,9の重さWによるモーメントと釣り合うことになるが、軸受86,96の駆動歯車側に作用する反力R1は支点との距離が極短いために過大なものになり、支点にはこの過大な反力R1と印刷胴8,9の重さWの和に相当するさらに過大な反力R0が作用することになる。これに対し、本実施形態のように軸受86,96の外方において軸802,902を下方に押圧する場合には、その押圧力R2によるモーメントの大きさに応じて軸受86,96の駆動歯車側に作用する反力R1は小さくなる。また、加える押圧力R2は支点に作用するモーメントが同じであれば、支点からの距離Lが大きいほど小さくて済む。したがって、支点には印刷胴8,9の重さW,反力R1,及び押圧力R2の和に相当する反力R0が荷重として作用するが、この反力R0は支点から押圧力R2を作用させる点までの距離Lが大きいほど小さくすることができる。
押圧力を作用させる押圧装置、及び押圧力を受ける受圧部材の具体的な構成は図15〜図17によって示される。まず、受圧部材37は円形の内周部を有し軸端部803,903に回転自在に滑合している。また、外周部は複数の平面を有する多角形(図では6角形)に形成され、後述する押圧部材38の押圧面38cと面接触となるようにされている。
押圧装置39は、図15に示すように、中間フレーム36に支持されている。この中間フレーム36は、図14に示すように剛性の高い駆動側サイドフレーム13dに固設されたものである。図15或いは図16に示すように、中間フレーム36にはブラケット40が固設され、ブラケット40に直動ベアリング41を介して移動台座42が設けられている。移動台座42はブラケット40に本体を支持された移動用アクチュエータ43により移動可能にされている。
移動台座42には押圧機構が組み込まれている。詳述すると、移動台座42には軸46が固設され、この軸46にレバー45が回動可能に支持されている。レバー45は軸46に偏芯して嵌合している偏芯部分45eと偏芯部分45eの端部に取付けられたレバー部分45rとから構成されている。偏芯部分45eは外周が円形の軸になっており、偏芯部分45eに押圧部材38が回転可能に支持されている。押圧部材38は、移動台座42の下端部に逆L字形に形成された収容部47eに配置されており、レバー45の回動に応じてこの収容部47e内を移動する。押圧部材38は角を切り欠かれた4角形の外形を有しており、収容部47e内を移動するときにはその一側面38gが収容部47eの壁面47gに当たる。これにより押圧部材38の回転運動は規制され、押圧部材38は偏芯部分45eの軸46に対する偏芯量に応じて壁面47gに沿って上下方向に移動する。なお、押圧部材38は上下に移動する時に左右方向にも僅かに移動するので、押圧部材38の側面38gと移動台座42の壁面47gとの間には余裕を設けられている。
レバー45の回動は押圧アクチュエータ44を作動させることで行われる。押圧アクチュエータ44はロッドの先端を移動台座42に連結されており、押圧アクチュエータ44のシリンダにレバー45のレバー部分45rの先端が連結されている。これにより、アクチュエータ44を作動させることでレバー45が回動し、押圧部材38が上下に移動するようになっている。レバー45の押し付け側(押圧部材38が下降する側)の側端は移動台座42に固設されたストッパ47に当接するようになっており、レバー45のストッパ対応部分には調節ねじ48が設けられている。レバー45の回動はストッパ47によって規制されるが、調節ねじ48の頭出し量によってレバー45の回動位置を調整することができ、押圧部材38の押圧位置(下限位置)を微細に調節できるようになっている。
押圧部材38の下面の押圧面38cは、図17に示すように、その垂線が押圧方向に対し角度θだけ、印刷胴8,9の軸心に直角な面内で移動用アクチュエータ43による押圧装置39の押し出し方向に向けて傾斜するように形成されている。これにより、押圧装置39が退避位置(移動用アクチュエータ43のシリンダが押し出されていない状態)から押圧位置に押し出されたとき、押圧部材38が受圧部材37の外周部に接触し、受圧部材37を回動させ、押圧部材38の押圧面38cと受圧部材37の何れかの平面とが接触する。
押圧面38cが受圧部材37に押し付けられた時には、印刷胴8,9の軸端部803,903には垂直下方の力Pvと水平方向の力Phとが作用する。水平方向の力Phが作用する方向には、軸端部803,903に近接して(僅かな隙間δ離れて)、ストッパ50が配置されている。このストッパ50はサイドフレーム13dに固設されている。押圧装置39で受圧部材37を押圧したとき、水平方向の規制がない場合には、図19に二点鎖線で示すように印刷胴8,9は軸受86,96を中心にして横ずれしようとするが、上記のように押圧力に水平方向の成分Phを与え、且つ、水平成分Phの方向にストッパ50を設けることで、軸端部803,903の水平方向への移動をストッパ50で止めることができ、印刷胴8,9を僅かな位置ずれで停止させることができる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、スリーブ801,901の交換時に駆動側の軸受86,96に作用する反力を低減することができるので、関係部材の高精度維持、高寿命を可能にするとともに、構成部材を小さくでき部材費やスペースを節約できるなどの効果もある。
また、印刷胴8,9の軸802,902に押圧力R2を作用させる押圧装置39を、剛性の高い駆動側サイドフレーム13dを支持母体とする中間フレーム36から支持しているので、押圧剛性を上げることができ押圧時の位置精度を上げることができる。また、押圧部材38と受圧部材37との接触は面接触とされているので押圧位置が安定し、部材が長寿命となる。さらに、押圧装置39はサイドフレーム13dの外側にあるので、インキ等の付着が無く常に良好な精度を保持できる。そして、これら効果により、スリーブ801,901の交換時に操作側の軸受84,94の位置を安定させることができるので、移動フレーム25を復元させる作業を円滑に行うことができ、作業能率を上げることができるという効果もある。
さらに、押圧部材38の押圧面38cが僅かに傾斜して印刷胴8,9を押圧した時に横方向に押し、且つ、印刷胴8,9の押される横方向に僅かに離れてストッパ50が配置されているので、印刷胴8,9は横ずれしても僅かな位置で横ずれが止まるようになっている。つまり、横方向の位置も精度良く決める事ができ、操作側の取り外し用孔131からスリーブ801,901を取り外す場合、安定した隙間をもって作業ができるという効果もある。
(E)その他
以上、本発明の実施形態のいくつかを説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、実施形態では移動フレームを横方向(水平方向)に移動させているが、移動フレームをサイドフレームに対してスライド移動させるのであれば、その移動方向には限定はない。
また、第4実施形態で説明した軸受に作用する荷重を低減するための構造は、本発明の輪転印刷機への適用に限定されない汎用性を有した技術である。つまり、印刷胴やその軸等の重量物を片側の軸受だけで支持する状況が生じる印刷機の全てに適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る印刷ユニットの内部の構成を示す模式図である。 図1の印刷ユニットの詳細な側面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 図2のIV−IV矢視図(一部断面図)である。 図2のD−D矢視図である。 図2のE方向矢視図である。 図2のF方向矢視図である。 図2において移動フレームがスライド移動した状態を示す図である。 移動フレームの孔と支持アームとの位置関係を示す図である。 図3の印刷胴の操作側端部を詳細に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る印刷ユニットの側面図である。 図11のXII−XII矢視図である。 本発明の第3実施形態に係る印刷ユニットの部分正面図である。 本発明の第4実施形態に係る印刷ユニットの要部の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る押圧装置の構成を示す図である。 図15のXVI方向矢視図である。 図15のXVII部の詳細図である。 印刷胴の交換時における軸に作用する力の釣り合い状態を示す模式図である。 印刷胴の交換時における印刷胴の横ずれ状態を示す模式図である。 輪転印刷機の構成の一例を示す模式図である。 輪転印刷機に設けられる一般的な印刷ユニットの一例を示す模式図である。 特許文献1の輪転印刷機の構成を示す図である。 特許文献1の印刷胴の支持機構の構成を示す図である。 特許文献2の輪転印刷機の構成を示す図である。 特許文献1の印刷胴の支持機構の構成を示す断面図である。 特許文献2の印刷胴の支持機構の構成を示す分解図である。
符号の説明
8,8a,8b 版胴
9,9a,9b ブランケット胴
13m,13d サイドフレーム
131 取り外し用孔
25,25k 移動フレーム
26,26k 固定ブラケット
27,27k 横移動ブラケット
28,28k 軸方向直動ベアリング
29,29k 横方向直動ベアリング
30,30k,35 軸方向移動アクチュエータ
31,31k 横方向移動アクチュエータ
32 係合部材
33 位置決め軸
34 位置決め穴
35 駆動歯車
36 中間フレーム
37 受圧部材
38 押圧部材
38c 押圧面
39 押圧装置
40 ブラケット
41 直動ベアリング
42 移動台座
43 移動用アクチュエータ
44 押圧アクチュエータ
45 レバー
46 軸
47 ストッパ
48 調節ねじ
49 軸方向移動ブラケット
50 ストッパ
81,91 操作側支持アーム
82,92 軸
83,93 回動アクチュエータ
84,94 操作側軸受
95,95 駆動側支持アーム
86,96 駆動側軸受
801,901 スリーブ
802,902 軸
803,903 駆動側軸端部

Claims (6)

  1. 間隔をあけて設けられ印刷胴を両側から挟む第1,第2のサイドフレームと、
    上記第1のサイドフレームの外側に設けられた移動フレームと、
    上記移動フレームに設けられて上記印刷胴の一方の軸端部を軸受を介して支持する第1の支持装置と、
    上記第2のサイドフレームに設けられて上記印刷胴の他方の軸端部を軸受を介して支持する第2の支持装置と、
    上記第1のサイドフレームに設けられた、上記印刷胴を軸方向へ取り出すための取り外し用孔と、
    上記第1のサイドフレームに対し上記移動フレームを上記印刷胴の軸方向に移動させ、上記第1の支持装置を上記印刷胴の軸端部に着脱する第1の移動装置と、
    上記移動フレームの軸方向移動により上記第1の支持装置が上記印刷胴の軸端部から外れた状態で上記第1のサイドフレームに対し上記移動フレームの全体を水平方向へスライド移動させ、上記取り外し用孔の正面を開放する第2の移動装置と、を備えた輪転印刷機において、
    上記第1の支持装置は、
    一端の軸を回動中心として上記移動フレームに回転可能に取り付けられた支持アームと、
    上記支持アームに上記印刷胴の軸受を着脱自在に設けられて、上記印刷胴の軸端部を支持する孔と、
    上記第1のサイドフレームと上記移動フレームとを位置決めする位置決め手段と、を有し、
    上記第1の支持装置が上記印刷胴の直径に応じて上記印刷胴の支持位置を調整可能に構成される
    ことを特徴とする、輪転印刷機。
  2. 上記印刷胴は、一の印刷装置内に複数設けられるとともに、上記の複数の印刷胴は、それぞれ他の印刷胴と交換可能に構成され、
    上記第1,第2の支持装置は交換可能な印刷胴に対応して複数設けられ、上記一つの移動フレームに上記複数の第1の支持装置が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1記載の輪転印刷機。
  3. 上記位置決め手段は、上記移動フレームと上記第1のサイドフレームの何れか一方に設けられた凸部と、他方に設けられた凹部とを有し、上記第1の支持装置が上記印刷胴の軸端部に係合するときに、上記凸部を上記凹部に嵌合させることで上記移動フレームと上記第1のサイドフレームとを位置決めする
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の輪転印刷機。
  4. 上記位置決め手段は、上記第1のサイドフレームに設けられた位置決め穴と、上記位置決め穴に嵌合する上記支持アームの回動中心軸とを有して構成される
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の輪転印刷機。
  5. 上記第1の支持装置は、上記支持アーム及び上記移動フレーム間に介装され、上記支持アームを上記移動フレームに対し回転駆動するアクチュエータを有する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の輪転印刷機。
  6. 上記第1の移動装置は、上記移動フレーム及び上記第1のサイドフレーム間に介装されたロッドレスシリンダを備えて構成される
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の輪転印刷機。
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