JP2006035653A - オフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、オフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置であり、ブランケット胴に残留するインキ、及び紙粉等の不要物を除去できる装置を提供する。
【解決手段】オフセット輪転印刷機におけるブランケット胴表面に残留する、インキの拭き残しや紙粉を除去する洗浄機構において、オフセット輪転印刷機のブランケットを洗浄する際に、ブランケット胴と同時に回転し、洗浄布とプレッシャーパッドの接触位置により摺接させたあと、巻き取りロールにてインキの拭き残しや紙粉を除去し、洗浄布の張力的役割もする位置に存する回転自在ロールと、溶剤と水との混合水でインキを拭き取り、紙粉等の異物を水で除去することができるよう、切り替え可能な洗浄工程の洗浄パイプとを有することを特徴とするオフセット輪転機におけるブランケット洗浄装置。
【選択図】 なし
【解決手段】オフセット輪転印刷機におけるブランケット胴表面に残留する、インキの拭き残しや紙粉を除去する洗浄機構において、オフセット輪転印刷機のブランケットを洗浄する際に、ブランケット胴と同時に回転し、洗浄布とプレッシャーパッドの接触位置により摺接させたあと、巻き取りロールにてインキの拭き残しや紙粉を除去し、洗浄布の張力的役割もする位置に存する回転自在ロールと、溶剤と水との混合水でインキを拭き取り、紙粉等の異物を水で除去することができるよう、切り替え可能な洗浄工程の洗浄パイプとを有することを特徴とするオフセット輪転機におけるブランケット洗浄装置。
【選択図】 なし
Description
本発明は、オフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置に関するものであり、さらに詳しくは、ブランケットに残留するインキ、堆積インキ、紙粉等の不要物を除去するためのブランケット洗浄装置に関する。
オフセット輪転印刷機のブランケット洗浄装置における清浄化手段としては、大きく分けてブラシによるタイプと布帛によるタイプがある。前者は、その殆どが円筒状のブラシを回転させてブランケットに摺接させ、更にそのブラシに付着した除去物を別のブラシまたはブレードやスクレーパ等で掻き落とし、系外に排出するものである(例えば、特許文献1〜3参照)。また、後者は、供給ローラに巻き廻された帯状の洗浄布をブランケットに摺接させていた(例えば、特許文献4〜9参照)。これらの清浄化手段と共に、ブランケットに直接または清浄化手段を介して洗浄ノズルから洗浄液を供給してブランケットを洗浄していた。
清浄化手段の均質摺接性及び洗浄液保持性等の洗浄効率から、後者のタイプまたは後者に前者を組合せたタイプが一般に利用されている。適宜洗浄液を洗浄布に供給しながらブランケットを清浄化させた後、巻き取りローラに巻き取るように構成されている。
さらに詳しくは、洗浄布は、ブランケット胴の軸線と略平行でかつブランケット胴の外周面の軸方向の長さと略同長のプレッシャーパッド(弾性部材からなる)に付勢されて、ブランケット表面に摺接させるようになっている。
間欠的にプレッシャーパッドを押しつけ、ブランケット胴が回転することで、ブランケットに付着している不要物が洗浄布に転写され、ブランケット上の不要物は除去される。供給ローラと、巻き取りローラは間欠的に運転され、洗浄布は随時供給されるようになっている。
しかしながら、この従来の洗浄装置では、ブランケット洗浄装置による洗浄を行ってもブランケット胴表面にインキの拭き残しや、インキの堆積によるブランケットの損傷、紙粉等の不要物が残る場合がある。このような場合、手作業で不要物を除去する必要があるばかりか、ブランケット洗浄装置自体を印刷機より取り外し、作業スペースを確保しなければならず、非常に作業効率が悪かった。
実開平8−174号公報
特開2001−315313号公報
特開2002−166529号公報
特開平9−314815号公報
実開平5−16311号公報
特開平5−212856号公報
特開平5−345409号公報
特開平7−47664号公報
特開平9−314815号公報
本発明の課題は、ブランケット洗浄後に、インキの拭き残しや、インキの堆積、不要物の残留をなくすブランケット洗浄装置を提供することである。
上述した問題点を解決するために鋭意検討した結果、オフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄後の、インキの拭き残しや不要物を除去するブランケット洗浄装置を発明するに至った。
すなわち、本発明のオフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置は、ブランケット胴表面にインキの拭き残しや、インキの堆積、紙粉を除去する装置において、オフセット輪転印刷機のブランケットを洗浄する際に、ブランケット胴と同時に回転し、洗浄布とブランケットとの間に接触重力をもたせ、摺接させたあと、巻き取りロールにてインキの拭き残しや、堆積インキ、紙粉等を除去する張力的役割もする回転自在ロール部手段と、
溶剤と水との混合水(以下洗浄液)でインキを拭き取り、紙粉等の異物を水(以下洗浄水)で除去できることができるよう切り替え可能な洗浄工程の洗浄パイプとを有することを特徴とするものである。
そして、ブランケットの軸線と略平行に、少なくともブランケット胴の外周面の軸方向の長さと同じ長さの、弾性部材からなるプレッシャーパッドが、ブランケット表面に押しつけることが出来る位置に設置されており、アップ・ローユニットにより、間欠的に運転が出来、引っ込めたり、押しつけることで供給ローラに巻き廻された帯状の洗浄布を巻き取ることにより、新しい洗浄布がブランケット表面に供給される。ブランケット洗浄が終了すると、回転ロール及びプレッシャーパッドの押しつけが解除されブランケット表面から離隔される機構を備えるものである。
本発明によれば、印刷後のブランケット洗浄工程時の、インキの拭き残しや、堆積インキ、紙粉等の異物残留によるブランケット洗浄装置を取り外しての掃除などによる停機ロスをなくすことができることから、作業能率アップおよび生産効率にも大きく貢献できる秀逸な効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態によるオフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置について、詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるオフセット輪転印刷機の全体構成を示す図である。
図1において、本発明に係るオフセット輪転印刷機を簡略に説明すれば、巻き取り原反21から給紙部22を通り、印刷ユニット部23、そして乾燥部24を通過して、図示されていない冷却部、および折機部とから構成されている。
さらに、本発明のブランケット洗浄装置1は、図示の通り、ブランケット16、ブランケット胴17、上下4胴に装備されている。
図2は本発明の一実施形態によるオフセット輪転印刷機のブランケット洗浄装置1の正面を示す図であり、ブランケット胴に装着される前記ブランケッット洗浄装置1の正面図である。
前記ブランケット洗浄装置1は、ブランケット洗浄装置上部支柱8と、ブランケット胴の軸線方向に延びるように前記支柱8に支持されたブランケット洗浄布供給ロール4と、前記供給ロール4と略平行に支柱8に支持されたブランケット洗浄布巻き取りロール3を回転させる駆動源(図示せず)と、前記供給ロール4に巻廻された不織布などからなる帯状の洗浄布18と、供給・巻き取りテーパーローラベアリング6、7の駆動回転によって前記供給ロール4から繰り出された洗浄布18をブランケット胴表面に摺接させて、前記巻き取りロール3に導入される。
さらに、洗浄パイプ13には、洗浄水を導き入れる洗浄水導入口9と、洗浄液を導き入れる洗浄液導入口10とが接続されており、ここに図示されていない切り替えコックにより洗浄水や洗浄液が洗浄水、液噴射孔12より噴射され、残留インキ拭き取り及び紙粉の除去をする機構が設けられている。
図3は、本発明である装置を、実際に装着させた斜視図である。
図3において、(上胴部)具体的に本発明のブランケット洗浄装置1がブランケット胴17に装着させた状態を参照しながら詳細に述べる。
本発明の洗浄装置1は、ブランケット洗浄装置上部支柱8とブランケット洗浄装置下部支柱5及び、ここに図示されていないその他の補助機構により形成されている。
ブランケット洗浄は間欠運転し、アップ・ローユニット15により、本発明の洗浄装置1はブランケット16に装着・離隔される。
さらに、本発明の洗浄装置1の動きを詳細に説明する。
ブランケット16に装着された本発明の洗浄装置1は、洗浄布張力バー及び回転自在ロール11とプレッシャーパッド14がブランケット16に組み込まれ、同時に、前記供給ロール4と前記巻き取りロール3が回転し、洗浄布18がブランケット16と摺接され、洗浄パイプ13によって、第一洗浄の洗浄液が洗浄液、水噴射孔より噴射され、切り替えコックにより、第二洗浄の洗浄水が洗浄液、水噴射孔より噴射される。
さらには、ブランケット胴表面に残留する、インキの拭き残しや紙粉を除去する洗浄機構において、オフセット輪転印刷機のブランケットを洗浄する際に、ブランケット胴17の軸線と平行な洗浄部が洗浄布を変位させ得るように設けられ、ブランケット胴17と同時に回転し、洗浄布とプレッシャーパッド14の接触位置により摺接させたあと、前記巻き取りロール3にてインキの拭き残しや紙粉を除去し、洗浄布の張力的役割もする位置に回転自在ロール11と、洗浄液でインキを拭き取り、紙粉等の異物を洗浄水で除去することができるよう、切り替え可能な洗浄工程の洗浄パイプ13を有する。
図4については、(下胴部)図3の補助説明として付記し、ブランケット洗浄装置1の装着状態でのブランケット洗浄装置1における前記供給ロール4と前記巻き取りロール3の連結での動きを示した図であり、詳細の説明は省く。
本発明の課題である、ブランケット洗浄時のインキ及び異物除去について、本発明の洗浄装置を仮設置し、実施した結果、最大の目的である趣旨に充分に答えられる結果となり、本装置の設置後は、良質な印刷結果と停機によるロスタイム・手作業がなくなった。
以上説明したように、本発明のオフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置によれば、ブランケット胴に残留しているインキの拭き残し・紙粉等の不要物を除去し、良好な印刷品質を可能にする効果がある。
1 ブランケット洗浄装置
2 ブランケット洗浄装置補材
3 ブランケット洗浄布巻き取りロール
4 ブランケット洗浄布供給ロール
5 ブランケット洗浄装置下部支柱
6 巻取テーパーローラベアリング
7 供給テーパーローラベアリング
8 ブランケット洗浄装置上部支柱
9 洗浄水導入口
10 洗浄液導入口
11 回転自在ロ−ル
12 洗浄液、水噴射孔
13 洗浄パイプ
14 プレッシャーパッド
15 アップ・ローユニット
16 ブランケット
17 ブランケット胴
18 洗浄布
19 ブランケット洗浄装置駆動電源
20 ウエブ
21 巻き取り原反
22 給紙部
23 印刷ユニット部
24 乾燥部
2 ブランケット洗浄装置補材
3 ブランケット洗浄布巻き取りロール
4 ブランケット洗浄布供給ロール
5 ブランケット洗浄装置下部支柱
6 巻取テーパーローラベアリング
7 供給テーパーローラベアリング
8 ブランケット洗浄装置上部支柱
9 洗浄水導入口
10 洗浄液導入口
11 回転自在ロ−ル
12 洗浄液、水噴射孔
13 洗浄パイプ
14 プレッシャーパッド
15 アップ・ローユニット
16 ブランケット
17 ブランケット胴
18 洗浄布
19 ブランケット洗浄装置駆動電源
20 ウエブ
21 巻き取り原反
22 給紙部
23 印刷ユニット部
24 乾燥部
Claims (1)
- オフセット輪転印刷機におけるブランケット胴表面に残留する、インキの拭き残しや紙粉を除去する洗浄機構において、オフセット輪転印刷機のブランケットを洗浄する際に、ブランケット胴と同時に回転し、洗浄布とプレッシャーパッドの接触位置により摺接させたあと、巻き取りロールにてインキの拭き残しや紙粉を除去し、洗浄布の張力的役割もする位置に存する回転自在ロールと、溶剤と水との混合水でインキを拭き取り、紙粉等の異物を水で除去することができるよう、切り替え可能な洗浄工程の洗浄パイプとを有することを特徴とするオフセット輪転機におけるブランケット洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004219138A JP2006035653A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | オフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004219138A JP2006035653A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | オフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006035653A true JP2006035653A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35901151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004219138A Pending JP2006035653A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | オフセット輪転印刷機におけるブランケット洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006035653A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013018249A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Panasonic Corp | スクリーン印刷装置およびマスククリーニング方法 |
CN110539547A (zh) * | 2019-10-12 | 2019-12-06 | 北京嘉鸿汇众技术有限公司 | 胶印机橡皮布清洗结构、装置和胶印机 |
-
2004
- 2004-07-27 JP JP2004219138A patent/JP2006035653A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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