JPH09155889A - 表皮材一体発泡ヘッドレスト - Google Patents
表皮材一体発泡ヘッドレストInfo
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- JPH09155889A JPH09155889A JP7337662A JP33766295A JPH09155889A JP H09155889 A JPH09155889 A JP H09155889A JP 7337662 A JP7337662 A JP 7337662A JP 33766295 A JP33766295 A JP 33766295A JP H09155889 A JPH09155889 A JP H09155889A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
- B29C44/58—Moulds
- B29C44/581—Closure devices for pour holes
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3005—Body finishings
- B29L2031/3023—Head-rests
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレーム挿入口と発泡原液注入口とを兼用し
ながら、注入口より発泡原液が漏出する虞れがなく、注
入口の剛性を向上させることができ、密閉性に優れ、部
分的なオーバーラップ部の発生を防止し、発泡圧力の差
によって蛇行が生じたり、浮き等の外観不良が発生する
のを防止する。 【解決手段】 ヘッドレスト10の表皮材11の注入口
12の一端縁12a側を内側に略コ字状に折り返して折
り返し部15を形成する。この一端縁12a側のヘッド
レストステー14の挿入穴11b,11bと対向する位
置の折り返し部15に、ステー挿入穴15a,15aを
形成する。折り返し部15の内側にスペーサー17を挿
入する。
ながら、注入口より発泡原液が漏出する虞れがなく、注
入口の剛性を向上させることができ、密閉性に優れ、部
分的なオーバーラップ部の発生を防止し、発泡圧力の差
によって蛇行が生じたり、浮き等の外観不良が発生する
のを防止する。 【解決手段】 ヘッドレスト10の表皮材11の注入口
12の一端縁12a側を内側に略コ字状に折り返して折
り返し部15を形成する。この一端縁12a側のヘッド
レストステー14の挿入穴11b,11bと対向する位
置の折り返し部15に、ステー挿入穴15a,15aを
形成する。折り返し部15の内側にスペーサー17を挿
入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表皮材一体発泡ヘ
ッドレストに関し、更に詳細に説明すると、ヘッドレス
トの表皮材の注入口よりヘッドレストフレームと、該ヘ
ッドレストフレームに連結されたステーを挿入し、ヘッ
ドレストステーの先端側を表皮材のステー挿入穴より外
方に突出させて挿入保持した状態で、発泡成形型に表皮
材を配設し、表皮材に形成された注入口より発泡原液を
注入してパッド材を一体発泡させて形成される表皮材一
体発泡ヘッドレストに関する。
ッドレストに関し、更に詳細に説明すると、ヘッドレス
トの表皮材の注入口よりヘッドレストフレームと、該ヘ
ッドレストフレームに連結されたステーを挿入し、ヘッ
ドレストステーの先端側を表皮材のステー挿入穴より外
方に突出させて挿入保持した状態で、発泡成形型に表皮
材を配設し、表皮材に形成された注入口より発泡原液を
注入してパッド材を一体発泡させて形成される表皮材一
体発泡ヘッドレストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表皮材一体発泡ヘッドレストは、
例えば図5(a),(b)及び(c)に夫々示すよう
に、ヘッドレストの表皮材1のステー突出面1a側にフ
レーム挿入兼発泡原液注入口5を形成し、ヘッドレスト
ステーを構成する垂直杆部2a,2a(一方のみを示
す)とこれら垂直杆部2a,2aをその下端側で連結す
る中央杆部2bとで略U字状に形成されたヘッドレスト
フレーム2を表皮材1のフレーム挿入兼発泡原液注入口
5より挿入する。
例えば図5(a),(b)及び(c)に夫々示すよう
に、ヘッドレストの表皮材1のステー突出面1a側にフ
レーム挿入兼発泡原液注入口5を形成し、ヘッドレスト
ステーを構成する垂直杆部2a,2a(一方のみを示
す)とこれら垂直杆部2a,2aをその下端側で連結す
る中央杆部2bとで略U字状に形成されたヘッドレスト
フレーム2を表皮材1のフレーム挿入兼発泡原液注入口
5より挿入する。
【0003】表皮材1のフレーム挿入兼発泡原液注入口
5より発泡原液3aが外部に漏れることを防止するため
に注入口5は表皮材1の端縁5a,5bが夫々内側に折
り返されて形成されている。このフレーム挿入兼発泡原
液注入口5からフレーム2を挿入してその垂直杆部2
a,2aの先端側を挿入穴1b,1b(一方のみを示
す)から外方に突出させた状態で、発泡成形型に表皮材
1を配設し、フレーム挿入兼発泡原液注入口5より発泡
原液3aを注入する注入ヘッドを挿入して表皮材1内に
発泡原液3aを注入した後、注入ヘッドを引き抜いてか
ら発泡キュアー処理してパッド材3を発泡成形してい
る。
5より発泡原液3aが外部に漏れることを防止するため
に注入口5は表皮材1の端縁5a,5bが夫々内側に折
り返されて形成されている。このフレーム挿入兼発泡原
液注入口5からフレーム2を挿入してその垂直杆部2
a,2aの先端側を挿入穴1b,1b(一方のみを示
す)から外方に突出させた状態で、発泡成形型に表皮材
1を配設し、フレーム挿入兼発泡原液注入口5より発泡
原液3aを注入する注入ヘッドを挿入して表皮材1内に
発泡原液3aを注入した後、注入ヘッドを引き抜いてか
ら発泡キュアー処理してパッド材3を発泡成形してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、フレーム挿
入兼発泡原液注入口5を設ける場合には、別途注入口5
を閉塞部材等により閉塞する作業を必要としない利点が
あるが、表皮材1の注入口5の端縁5a,5bの剛性が
なく、折り曲げ方向が安定しない虞れを有していた。即
ち、図5(b)に示す如く、表皮材1の一端縁5aが、
発泡圧に負け、一部折り返された状態となったり、表皮
材1の他端縁5bが垂れ下がった状態となり、また図5
(c)に示す如く、表皮材1の一端縁5aが、一部折り
返された状態で、他端縁5bが一部折り返された一端縁
5aにオーバーラップした状態となり、発泡成形後に部
分的なオーバーラップ部の発泡圧力の差によって蛇行が
生じたり、浮き等の外観不良が発生する虞れを有してい
た。
入兼発泡原液注入口5を設ける場合には、別途注入口5
を閉塞部材等により閉塞する作業を必要としない利点が
あるが、表皮材1の注入口5の端縁5a,5bの剛性が
なく、折り曲げ方向が安定しない虞れを有していた。即
ち、図5(b)に示す如く、表皮材1の一端縁5aが、
発泡圧に負け、一部折り返された状態となったり、表皮
材1の他端縁5bが垂れ下がった状態となり、また図5
(c)に示す如く、表皮材1の一端縁5aが、一部折り
返された状態で、他端縁5bが一部折り返された一端縁
5aにオーバーラップした状態となり、発泡成形後に部
分的なオーバーラップ部の発泡圧力の差によって蛇行が
生じたり、浮き等の外観不良が発生する虞れを有してい
た。
【0005】本発明は、上記従来例の未解決の課題に着
目してなされたものであり、フレーム挿入口と発泡原液
注入口とを兼用しながら、注入口より発泡原液が漏出す
る虞れがなく、注入口の剛性を向上させることができ、
密閉性に優れ、部分的なオーバーラップ部の発生を防止
し、発泡圧力の差によって蛇行が生じたり、浮き等の外
観不良が発生する虞れのない表皮材一体発泡ヘッドレス
トを提供することを目的としている。
目してなされたものであり、フレーム挿入口と発泡原液
注入口とを兼用しながら、注入口より発泡原液が漏出す
る虞れがなく、注入口の剛性を向上させることができ、
密閉性に優れ、部分的なオーバーラップ部の発生を防止
し、発泡圧力の差によって蛇行が生じたり、浮き等の外
観不良が発生する虞れのない表皮材一体発泡ヘッドレス
トを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る表皮材一体発泡ヘッドレス
トは、ヘッドレストの表皮材の注入口よりヘッドレスト
フレームと、該ヘッドレストフレームに連結されたヘッ
ドレストステーを挿入し、該ヘッドレストステーの先端
側を表皮材のステー挿入穴より外方に突出させて挿入保
持した状態で、発泡成形型に表皮材を配設し、表皮材に
形成された注入口より発泡原液を注入してパッド材を一
体発泡させて形成される表皮材一体発泡ヘッドレストに
おいて、前記表皮材の注入口の一端縁側を内側に略コ字
状に折り返し、該注入口の一端縁側と一端縁側の折り返
し部に、表皮材のステー挿入穴を上下に夫々貫通する状
態で形成し、該注入口の一端縁側と一端縁側の略コ字状
の折り返し部のステー挿入穴にヘッドレストステーを挿
入し、該注入口より発泡原液を注入してパッド材を一体
発泡成形することにより一端縁側の略コ字状の折り返し
部の表面側に他端縁側の表面側を当接させ、注入口を密
閉させることを特徴とする。
に、本発明の請求項1に係る表皮材一体発泡ヘッドレス
トは、ヘッドレストの表皮材の注入口よりヘッドレスト
フレームと、該ヘッドレストフレームに連結されたヘッ
ドレストステーを挿入し、該ヘッドレストステーの先端
側を表皮材のステー挿入穴より外方に突出させて挿入保
持した状態で、発泡成形型に表皮材を配設し、表皮材に
形成された注入口より発泡原液を注入してパッド材を一
体発泡させて形成される表皮材一体発泡ヘッドレストに
おいて、前記表皮材の注入口の一端縁側を内側に略コ字
状に折り返し、該注入口の一端縁側と一端縁側の折り返
し部に、表皮材のステー挿入穴を上下に夫々貫通する状
態で形成し、該注入口の一端縁側と一端縁側の略コ字状
の折り返し部のステー挿入穴にヘッドレストステーを挿
入し、該注入口より発泡原液を注入してパッド材を一体
発泡成形することにより一端縁側の略コ字状の折り返し
部の表面側に他端縁側の表面側を当接させ、注入口を密
閉させることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に係る表皮材一体発泡ヘ
ッドレストは、前記表皮材の注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部の内側にスペーサーが挿入されているこ
とを特徴とする。
ッドレストは、前記表皮材の注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部の内側にスペーサーが挿入されているこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る表皮材一体発泡ヘ
ッドレストは、前記表皮材の注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部の内側に筒状のスペーサーが挿入され、
該筒状のスペーサーの内部透孔にヘッドレストステーが
挿入されていることを特徴とする。
ッドレストは、前記表皮材の注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部の内側に筒状のスペーサーが挿入され、
該筒状のスペーサーの内部透孔にヘッドレストステーが
挿入されていることを特徴とする。
【0009】本発明においては、ヘッドレストの表皮材
の注入口の一端縁側を内側に略コ字状に折り返し、該注
入口の一端縁側と一端縁側の折り返し部に、ステー挿入
穴を上下に夫々貫通する状態で形成し、この注入口の一
端縁側と一端縁側の略コ字状の折り返し部の上下のステ
ー挿入穴にヘッドレストステーを挿入したので、注入口
の一端縁側の剛性が向上し、注入口の密閉性に優れ、部
分的なオーバーラップ部の発生を防止することができ
る。
の注入口の一端縁側を内側に略コ字状に折り返し、該注
入口の一端縁側と一端縁側の折り返し部に、ステー挿入
穴を上下に夫々貫通する状態で形成し、この注入口の一
端縁側と一端縁側の略コ字状の折り返し部の上下のステ
ー挿入穴にヘッドレストステーを挿入したので、注入口
の一端縁側の剛性が向上し、注入口の密閉性に優れ、部
分的なオーバーラップ部の発生を防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表皮材一体発
泡ヘッドレストを図面を参照して説明する。図1乃至図
3は本発明に係る表皮材一体発泡ヘッドレストが示され
ている。ここで、ヘッドレスト10の表皮材11は袋状
に形成され、そのシート装着時に下面側となるステー突
出面11a側にヘッドレストステー14を挿入する一対
の挿入穴11b,11bが形成されていると共に、これ
ら挿入穴11b,11bの中心を結ぶ線と平行に端縁近
傍まで延長するフレーム挿入兼注入口12が開口されて
いる。ここで、フレーム挿入兼注入口12は、その開口
縁に沿ってこれから内方に延長するように、内側に端縁
12a,12bが夫々形成されている。
泡ヘッドレストを図面を参照して説明する。図1乃至図
3は本発明に係る表皮材一体発泡ヘッドレストが示され
ている。ここで、ヘッドレスト10の表皮材11は袋状
に形成され、そのシート装着時に下面側となるステー突
出面11a側にヘッドレストステー14を挿入する一対
の挿入穴11b,11bが形成されていると共に、これ
ら挿入穴11b,11bの中心を結ぶ線と平行に端縁近
傍まで延長するフレーム挿入兼注入口12が開口されて
いる。ここで、フレーム挿入兼注入口12は、その開口
縁に沿ってこれから内方に延長するように、内側に端縁
12a,12bが夫々形成されている。
【0011】前記表皮材11の注入口12の一端縁12
a側が内側に略コ字状に折り返されて折り返し部15が
形成されている。この一端縁12a側のヘッドレストス
テー14の挿入穴11b,11bと対向する位置の折り
返し部15に、ステー挿入穴15a,15aが形成され
ている。従って、注入口12の一端縁12a側と一端縁
12a側の折り返し部15に、表皮材11のステー挿入
穴11b,11bとステー挿入穴15a,15aが上下
に夫々貫通する状態で形成されている。
a側が内側に略コ字状に折り返されて折り返し部15が
形成されている。この一端縁12a側のヘッドレストス
テー14の挿入穴11b,11bと対向する位置の折り
返し部15に、ステー挿入穴15a,15aが形成され
ている。従って、注入口12の一端縁12a側と一端縁
12a側の折り返し部15に、表皮材11のステー挿入
穴11b,11bとステー挿入穴15a,15aが上下
に夫々貫通する状態で形成されている。
【0012】そして、表皮材11内に前述した従来例と
同様の垂直杆部からなる一対のヘッドレストステー14
aと、これら一対のヘッドレストステー14a間を連結
するヘッドレストフレームを形成する中央杆部14bと
で略U字状に形成されたフレーム14が表皮材11内に
挿入して保持される。
同様の垂直杆部からなる一対のヘッドレストステー14
aと、これら一対のヘッドレストステー14a間を連結
するヘッドレストフレームを形成する中央杆部14bと
で略U字状に形成されたフレーム14が表皮材11内に
挿入して保持される。
【0013】前記フレーム14の垂直杆部である一対の
ヘッドレストステー14aは先端側からフレーム挿入兼
注入口12に挿入され、一対の挿入穴11b,11bか
らヘッドレストステー14aを夫々外方に突出させた状
態で中央杆部14bを表皮材11内に挿入して保持され
る。尚、フレーム14の形状は図示のものに限定される
ものではなく、ヘッドレストステー14aとフレーム1
4の中央杆部14bとは別体のものを一体に固着したも
のであってもよい。
ヘッドレストステー14aは先端側からフレーム挿入兼
注入口12に挿入され、一対の挿入穴11b,11bか
らヘッドレストステー14aを夫々外方に突出させた状
態で中央杆部14bを表皮材11内に挿入して保持され
る。尚、フレーム14の形状は図示のものに限定される
ものではなく、ヘッドレストステー14aとフレーム1
4の中央杆部14bとは別体のものを一体に固着したも
のであってもよい。
【0014】前記表皮材11の注入口12の一端縁12
a側の略コ字状の折り返し部15の内側にスペーサー1
7が挿入されている。このスペーサー17は本実施の形
態では、図2(b)に示す如く、筒状のスペーサー17
に形成されている。この筒状のスペーサー17の内部透
孔17aにヘッドレストステー14aが挿入されてい
る。
a側の略コ字状の折り返し部15の内側にスペーサー1
7が挿入されている。このスペーサー17は本実施の形
態では、図2(b)に示す如く、筒状のスペーサー17
に形成されている。この筒状のスペーサー17の内部透
孔17aにヘッドレストステー14aが挿入されてい
る。
【0015】前記筒状のスペーサー17は注入口12の
一端縁12a側の略コ字状の折り返し部15のクリアラ
ンスを保持すると共に、ヘッドレストステー14a及び
表皮材11の位置決めとして用いられる。
一端縁12a側の略コ字状の折り返し部15のクリアラ
ンスを保持すると共に、ヘッドレストステー14a及び
表皮材11の位置決めとして用いられる。
【0016】尚、図4に示す如く、スペーサー17は筒
状のものに限定されるものではなく、上下方向に間隔を
有するコ字状のスペーサー17とすることもできる。
状のものに限定されるものではなく、上下方向に間隔を
有するコ字状のスペーサー17とすることもできる。
【0017】図1には本発明に係わる表皮材一体発泡ヘ
ッドレストの発泡成形方法の実施の形態を示す発泡成形
型の断面が示されており、このヘッドレストの発泡成形
型21は、左右分割型22,23より形成されている。
尚、下型とこの下型に型合わせされる上型とから発泡成
形型21を形成することもでき、上型を分割型に形成す
ることもできる。
ッドレストの発泡成形方法の実施の形態を示す発泡成形
型の断面が示されており、このヘッドレストの発泡成形
型21は、左右分割型22,23より形成されている。
尚、下型とこの下型に型合わせされる上型とから発泡成
形型21を形成することもでき、上型を分割型に形成す
ることもできる。
【0018】左右分割型22,23を開いた状態で、フ
レーム14を内装した表皮材11を一方の右分割型23
に挿入し、フレーム14のヘッドレストステー14a,
14aを右分割型23に保持させる。
レーム14を内装した表皮材11を一方の右分割型23
に挿入し、フレーム14のヘッドレストステー14a,
14aを右分割型23に保持させる。
【0019】この状態で、フレーム挿入兼注入口12の
中央部を前後方向に拡げ、即ち注入口12の他端縁12
b側を下方に押圧して、ウレタン原料等からなる発泡原
液を注入する注入ヘッドの先端を挿入し、表皮材11内
に発泡原液を注入する。
中央部を前後方向に拡げ、即ち注入口12の他端縁12
b側を下方に押圧して、ウレタン原料等からなる発泡原
液を注入する注入ヘッドの先端を挿入し、表皮材11内
に発泡原液を注入する。
【0020】その後、注入ヘッドの先端を表皮材11内
より引き抜くと、フレーム挿入兼注入口12が剛性を有
するので、一端縁12a側の略コ字状の折り返し部15
の表面側に他端縁12b側の表面側が当接する状態とな
り、注入口12が密閉される。
より引き抜くと、フレーム挿入兼注入口12が剛性を有
するので、一端縁12a側の略コ字状の折り返し部15
の表面側に他端縁12b側の表面側が当接する状態とな
り、注入口12が密閉される。
【0021】次いで、この右分割型23に左分割型22
を型合わせすることにより、表皮材11の注入口12の
両端縁12a,12bが密接した状態で発泡原液を発泡
キュアーさせることができ、発泡原液の漏出を防止で
き、注入口12の一端縁12a側が剛性を有するので発
泡キュアー圧に負けることがなく、注入口12が直線状
を保って閉じられたパッド材13を一体成形することが
できる。
を型合わせすることにより、表皮材11の注入口12の
両端縁12a,12bが密接した状態で発泡原液を発泡
キュアーさせることができ、発泡原液の漏出を防止で
き、注入口12の一端縁12a側が剛性を有するので発
泡キュアー圧に負けることがなく、注入口12が直線状
を保って閉じられたパッド材13を一体成形することが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、表皮材の注入口の一端縁側を内側に略コ字状に
折り返し、該注入口の一端縁側と一端縁側の折り返し部
に、表皮材のステー挿入穴を上下に夫々貫通する状態で
形成し、該注入口の一端縁側と一端縁側の略コ字状の折
り返し部のステー挿入穴にヘッドレストステーを挿入
し、該注入口より発泡原液を注入してパッド材を一体発
泡成形することにより一端縁側の略コ字状の折り返し部
の表面側に他端縁側の表面側を当接させ、注入口を密閉
させることができ、注入口の剛性が向上し、注入口より
発泡原液が漏出する虞れがなく、密閉性に優れ、部分的
なオーバーラップ部の発生を防止し、発泡圧力の差によ
って蛇行が生じたり、浮き等の外観不良が発生する虞れ
のない表皮材一体発泡ヘッドレストを得ることができ
る。
よれば、表皮材の注入口の一端縁側を内側に略コ字状に
折り返し、該注入口の一端縁側と一端縁側の折り返し部
に、表皮材のステー挿入穴を上下に夫々貫通する状態で
形成し、該注入口の一端縁側と一端縁側の略コ字状の折
り返し部のステー挿入穴にヘッドレストステーを挿入
し、該注入口より発泡原液を注入してパッド材を一体発
泡成形することにより一端縁側の略コ字状の折り返し部
の表面側に他端縁側の表面側を当接させ、注入口を密閉
させることができ、注入口の剛性が向上し、注入口より
発泡原液が漏出する虞れがなく、密閉性に優れ、部分的
なオーバーラップ部の発生を防止し、発泡圧力の差によ
って蛇行が生じたり、浮き等の外観不良が発生する虞れ
のない表皮材一体発泡ヘッドレストを得ることができ
る。
【0023】請求項2の発明によれば、前記表皮材の注
入口の一端縁側の略コ字状の折り返し部の内側にスペー
サーが挿入されているので、注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部のクリアランスを保持することができ
る。
入口の一端縁側の略コ字状の折り返し部の内側にスペー
サーが挿入されているので、注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部のクリアランスを保持することができ
る。
【0024】請求項3の発明によれば、前記表皮材の注
入口の一端縁側の略コ字状の折り返し部の内側に筒状の
スペーサーが挿入され、該筒状のスペーサーの内部透孔
にヘッドレストステーが挿入されているので、注入口の
一端縁側の略コ字状の折り返し部のクリアランスを保持
することができると共に、ヘッドレストステー及び表皮
材の位置決めを簡易迅速に行うことができる。
入口の一端縁側の略コ字状の折り返し部の内側に筒状の
スペーサーが挿入され、該筒状のスペーサーの内部透孔
にヘッドレストステーが挿入されているので、注入口の
一端縁側の略コ字状の折り返し部のクリアランスを保持
することができると共に、ヘッドレストステー及び表皮
材の位置決めを簡易迅速に行うことができる。
【図1】本発明に係る表皮材一体発泡ヘッドレストの発
泡成形状態を示す断面図。
泡成形状態を示す断面図。
【図2】本発明に係る表皮材一体発泡ヘッドレストを示
すもので、(a)は一部断面斜視図、(b)はスペーサ
ーの斜視図。
すもので、(a)は一部断面斜視図、(b)はスペーサ
ーの斜視図。
【図3】本発明に係る表皮材一体発泡ヘッドレストの斜
視図。
視図。
【図4】本発明に係る表皮材一体発泡ヘッドレストのス
ペーサーの異なる実施の形態を示す斜視図。
ペーサーの異なる実施の形態を示す斜視図。
【図5】従来の表皮材一体発泡ヘッドレストを示すもの
で、(a)は一部断面斜視図、(b)は一部分の断面
図、(c)は他部分の断面図。
で、(a)は一部断面斜視図、(b)は一部分の断面
図、(c)は他部分の断面図。
10 表皮材一体発泡ヘッドレスト 11 表皮材 11a ステー突出面 11b 挿入穴 12 フレーム挿入兼注入口 12a 一端縁 12b 他端縁 13 パッド材 14 フレーム 14a ヘッドレストステー 14b 中央杆部 15 コ字状の折り返し部 15a 挿入穴 17 スペーサー 21 発泡成形型 22 左右分割型 23 左右分割型
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘッドレストの表皮材の注入口よりヘッ
ドレストフレームと、該ヘッドレストフレームに連結さ
れたヘッドレストステーを挿入し、該ヘッドレストステ
ーの先端側を表皮材のステー挿入穴より外方に突出させ
て挿入保持した状態で、発泡成形型に表皮材を配設し、
表皮材に形成された注入口より発泡原液を注入してパッ
ド材を一体発泡させて形成される表皮材一体発泡ヘッド
レストにおいて、前記表皮材の注入口の一端縁側を内側
に略コ字状に折り返し、該注入口の一端縁側と一端縁側
の折り返し部に、表皮材のステー挿入穴を上下に夫々貫
通する状態で形成し、該注入口の一端縁側と一端縁側の
略コ字状の折り返し部のステー挿入穴にヘッドレストス
テーを挿入し、該注入口より発泡原液を注入してパッド
材を一体発泡成形することにより一端縁側の略コ字状の
折り返し部の表面側に他端縁側の表面側を当接させ、注
入口を密閉させることを特徴とする表皮材一体発泡ヘッ
ドレスト。 - 【請求項2】 前記表皮材の注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部の内側にスペーサーが挿入されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の表皮材一体発泡ヘッド
レスト。 - 【請求項3】 前記表皮材の注入口の一端縁側の略コ字
状の折り返し部の内側に筒状のスペーサーが挿入され、
該筒状のスペーサーの内部透孔にヘッドレストステーが
挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の表皮
材一体発泡ヘッドレスト。
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- 1996-11-22 US US08/755,313 patent/US5681087A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-28 GB GB9624766A patent/GB2307880B/en not_active Expired - Fee Related
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