JPH09155304A - 円筒状ワークの洗浄装置 - Google Patents
円筒状ワークの洗浄装置Info
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- JPH09155304A JPH09155304A JP7344421A JP34442195A JPH09155304A JP H09155304 A JPH09155304 A JP H09155304A JP 7344421 A JP7344421 A JP 7344421A JP 34442195 A JP34442195 A JP 34442195A JP H09155304 A JPH09155304 A JP H09155304A
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- Cleaning In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄ブラシの自浄機能を向上させて高い洗浄
機能を長期に亘って維持させることが出来る円筒状ワー
クの洗浄装置を提供する。 【解決手段】 円筒状ワーク（１）の外周面に全方向か
ら摺接し、円筒状ワーク（１）の周方向に相対回転可能
かつ軸方向に相対移動可能なリング状ブラシ（２）を洗
浄ブラシとして備えている洗浄装置。
機能を長期に亘って維持させることが出来る円筒状ワー
クの洗浄装置を提供する。 【解決手段】 円筒状ワーク（１）の外周面に全方向か
ら摺接し、円筒状ワーク（１）の周方向に相対回転可能
かつ軸方向に相対移動可能なリング状ブラシ（２）を洗
浄ブラシとして備えている洗浄装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状ワークの洗
浄装置に関し、詳しくは、電子写真感光体用の円筒状基
体などの円筒状ワークの外周面を洗浄する洗浄装置であ
って、洗浄ブラシの改良により洗浄効果を高めた円筒状
ワークの洗浄装置に関する。
浄装置に関し、詳しくは、電子写真感光体用の円筒状基
体などの円筒状ワークの外周面を洗浄する洗浄装置であ
って、洗浄ブラシの改良により洗浄効果を高めた円筒状
ワークの洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、電子写真感光体の製造工程にお
いては、円筒状に形成されたアルミニウム製の基体の外
周面に感光性材料を塗布する場合、その前工程として当
該円筒状基体の外周面が洗浄される。この洗浄工程にお
いては、円筒状基体はチャック装置により内面側から拘
持されて軸方向に上下に昇降され、その外周面が洗浄液
により洗浄ブラシを使用して洗浄される。そして、この
洗浄ブラシとしては、円筒状基体の周面の一部に摺接し
て回転駆動するバー状ブラシが一般に使用されている。
いては、円筒状に形成されたアルミニウム製の基体の外
周面に感光性材料を塗布する場合、その前工程として当
該円筒状基体の外周面が洗浄される。この洗浄工程にお
いては、円筒状基体はチャック装置により内面側から拘
持されて軸方向に上下に昇降され、その外周面が洗浄液
により洗浄ブラシを使用して洗浄される。そして、この
洗浄ブラシとしては、円筒状基体の周面の一部に摺接し
て回転駆動するバー状ブラシが一般に使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記バー状
ブラシは、円筒状基体の周面一部に摺接するものである
ため、円筒状基体の外周全面を洗浄するには、円筒状基
体側も周方向に回転駆動する必要がある。このため、従
来の洗浄装置は、円筒状基体の回転駆動機構を含んで構
造が複雑であるという問題があった。また、このバー状
ブラシは、植毛密度が低いと十分な洗浄機能を発揮する
ことが出来ない。しかし、植毛密度を高くすると、洗浄
した塵埃がブラシ中に溜まり易くなり、長期的にみれば
却って洗浄機能が低下するという問題がある。
ブラシは、円筒状基体の周面一部に摺接するものである
ため、円筒状基体の外周全面を洗浄するには、円筒状基
体側も周方向に回転駆動する必要がある。このため、従
来の洗浄装置は、円筒状基体の回転駆動機構を含んで構
造が複雑であるという問題があった。また、このバー状
ブラシは、植毛密度が低いと十分な洗浄機能を発揮する
ことが出来ない。しかし、植毛密度を高くすると、洗浄
した塵埃がブラシ中に溜まり易くなり、長期的にみれば
却って洗浄機能が低下するという問題がある。
【０００４】本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、洗浄ブラシの自浄機能を向上させて
高い洗浄機能を長期に亘って維持させることが出来、加
えて構造が簡単な円筒状ワークの洗浄装置を提供するこ
とにある。
ので、その目的は、洗浄ブラシの自浄機能を向上させて
高い洗浄機能を長期に亘って維持させることが出来、加
えて構造が簡単な円筒状ワークの洗浄装置を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明による円筒状ワークの洗浄装置は、円筒状ワ
ークの外周面に全方向から摺接し、当該円筒状ワークの
周方向に相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能なリン
グ状ブラシを洗浄ブラシとして備えていることを特徴と
する。
め、本発明による円筒状ワークの洗浄装置は、円筒状ワ
ークの外周面に全方向から摺接し、当該円筒状ワークの
周方向に相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能なリン
グ状ブラシを洗浄ブラシとして備えていることを特徴と
する。
【０００６】前記リング状ブラシは、全周に連続して植
毛されたものであっても、また、周方向に間欠的に植毛
されたものであってもよい。
毛されたものであっても、また、周方向に間欠的に植毛
されたものであってもよい。
【０００７】また、本発明による円筒状ワークの洗浄装
置は、前記リング状ブラシの上方に洗浄液の噴射ノズル
が設置されていることも特徴とする。
置は、前記リング状ブラシの上方に洗浄液の噴射ノズル
が設置されていることも特徴とする。
【０００８】本発明による円筒状ワークの洗浄装置にお
いては、リング状ブラシは、円筒状ワークの外周面に全
方向から摺接して周方向に相対回転し、且つ軸方向に相
対移動する。これに伴い、円筒状ワークの外周面が全面
に亘って均一に洗浄される。このため、洗浄ブラシとし
てのリング状ブラシは、植毛密度が低くても十分な洗浄
機能を発揮する。従って、洗浄ブラシの植毛密度を低く
してその自浄機能を向上させることが出来、高い洗浄機
能を長期に亘って維持することが出来る。
いては、リング状ブラシは、円筒状ワークの外周面に全
方向から摺接して周方向に相対回転し、且つ軸方向に相
対移動する。これに伴い、円筒状ワークの外周面が全面
に亘って均一に洗浄される。このため、洗浄ブラシとし
てのリング状ブラシは、植毛密度が低くても十分な洗浄
機能を発揮する。従って、洗浄ブラシの植毛密度を低く
してその自浄機能を向上させることが出来、高い洗浄機
能を長期に亘って維持することが出来る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る円筒状ワーク
の洗浄装置の一実施形態を添付の図面を参照して説明す
る。図１の断面図に示すように、円筒状ワークの洗浄装
置は、電子写真感光体の基体である円筒状ワーク（１）
の外周面を洗浄する洗浄ブラシとして、円筒状ワーク
（１）の外周面に全方向から摺接するリング状ブラシ
（２）を備えている。また、リング状ブラシ（２）の上
方に位置して、円筒状ワーク（１）の外周面に洗浄液を
噴射する噴射ノズル（３）を備えている。
の洗浄装置の一実施形態を添付の図面を参照して説明す
る。図１の断面図に示すように、円筒状ワークの洗浄装
置は、電子写真感光体の基体である円筒状ワーク（１）
の外周面を洗浄する洗浄ブラシとして、円筒状ワーク
（１）の外周面に全方向から摺接するリング状ブラシ
（２）を備えている。また、リング状ブラシ（２）の上
方に位置して、円筒状ワーク（１）の外周面に洗浄液を
噴射する噴射ノズル（３）を備えている。
【００１０】リング状ブラシ（２）は、ベースリング
（２ａ）の内周面にブラシ（２ｂ）を植毛したものであ
る。ブラシ（２ｂ）は、耐摩耗性、耐薬品性等を考慮し
て、例えば、ナイロンを素材としているが、円筒状ワー
ク（１）の外周面を損傷しないように所定の太さ、長さ
及び硬さに設定されている。また、ブラシ（２ｂ）の植
毛密度は、自浄機能を高めて塵埃などが挟まっても容易
に排除できるように所定の低密度に設定されている。な
お、ブラシ（２ｂ）は、ベースリング（２ａ）の内周面
に沿ってその全周に植毛してもよいが、塵埃などを排除
する自浄機能を高めるため、本例ではベースリング（２
ａ）の内周面に沿って間欠的に植毛されている。
（２ａ）の内周面にブラシ（２ｂ）を植毛したものであ
る。ブラシ（２ｂ）は、耐摩耗性、耐薬品性等を考慮し
て、例えば、ナイロンを素材としているが、円筒状ワー
ク（１）の外周面を損傷しないように所定の太さ、長さ
及び硬さに設定されている。また、ブラシ（２ｂ）の植
毛密度は、自浄機能を高めて塵埃などが挟まっても容易
に排除できるように所定の低密度に設定されている。な
お、ブラシ（２ｂ）は、ベースリング（２ａ）の内周面
に沿ってその全周に植毛してもよいが、塵埃などを排除
する自浄機能を高めるため、本例ではベースリング（２
ａ）の内周面に沿って間欠的に植毛されている。
【００１１】前記リング状ブラシ（２）は、ベースリン
グ（２ａ）がリング状ギヤ（４）の内周側に組み込まれ
て一体化されている。リング状ギヤ（４）は、有底筒状
のハウジング（５）の上部内面に固定された支持リング
（６）にベアリング（７）を介して回転自在に支持され
ている。これにより、リング状ブラシ（２）は、リング
状ギヤ（４）と共にハウジング（５）の軸心廻りに回転
自在とされている。
グ（２ａ）がリング状ギヤ（４）の内周側に組み込まれ
て一体化されている。リング状ギヤ（４）は、有底筒状
のハウジング（５）の上部内面に固定された支持リング
（６）にベアリング（７）を介して回転自在に支持され
ている。これにより、リング状ブラシ（２）は、リング
状ギヤ（４）と共にハウジング（５）の軸心廻りに回転
自在とされている。
【００１２】リング状ギヤ（４）は、ハウジング（５）
外に設置された駆動モータ（８）により駆動ギヤ
（９）、タイミングベルト（１０）を介して回転駆動さ
れるようになっている。なお、ハウジング（５）には、
タイミングベルト（１０）が通過可能な開口（５ａ）が
形成されている。そして、リング状ギヤ（４）の回転速
度は例えば１０〜３００ｒｐｍ程度の所定の低速度に設
定されている。これは、リング状ギヤ（４）と共にリン
グ状ブラシ（２）が高速度で回転すると、円筒状ワーク
（１）に対するブラシ（２ｂ）の摺接力が遠心力により
低下して洗浄機能が低下するので、このような事態を回
避するためである。
外に設置された駆動モータ（８）により駆動ギヤ
（９）、タイミングベルト（１０）を介して回転駆動さ
れるようになっている。なお、ハウジング（５）には、
タイミングベルト（１０）が通過可能な開口（５ａ）が
形成されている。そして、リング状ギヤ（４）の回転速
度は例えば１０〜３００ｒｐｍ程度の所定の低速度に設
定されている。これは、リング状ギヤ（４）と共にリン
グ状ブラシ（２）が高速度で回転すると、円筒状ワーク
（１）に対するブラシ（２ｂ）の摺接力が遠心力により
低下して洗浄機能が低下するので、このような事態を回
避するためである。
【００１３】一方、前記噴射ノズル（３）は、図示省略
した洗浄液噴射装置の圧送ポンプに開閉バルブ等を介し
て管路構成される。そして噴射ノズル（３）と前記リン
グ状ギヤ（４）との間を仕切るように、ハウジング
（５）の上部内周面には、ロート状の仕切り板（１１）
が固定されている。
した洗浄液噴射装置の圧送ポンプに開閉バルブ等を介し
て管路構成される。そして噴射ノズル（３）と前記リン
グ状ギヤ（４）との間を仕切るように、ハウジング
（５）の上部内周面には、ロート状の仕切り板（１１）
が固定されている。
【００１４】前記円筒状ワーク（１）は、図２に示すよ
うな搬送吊持装置（１２）により略鉛直に吊持されて上
下に昇降される。すなわち、円筒状ワーク（１）は、搬
送吊持装置（１２）のチャック装置（１３）により内面
側から拘持されて略鉛直に吊持される。そしてこの円筒
状ワーク（１）は、各チャック装置（１３）を装備した
架台（１４）が昇降装置（１５）により支柱（１６）に
沿って上下動することにより、ハウジング（５）内に設
置されたリング状ブラシ（２）に対して上下に摺動する
ようになっている。
うな搬送吊持装置（１２）により略鉛直に吊持されて上
下に昇降される。すなわち、円筒状ワーク（１）は、搬
送吊持装置（１２）のチャック装置（１３）により内面
側から拘持されて略鉛直に吊持される。そしてこの円筒
状ワーク（１）は、各チャック装置（１３）を装備した
架台（１４）が昇降装置（１５）により支柱（１６）に
沿って上下動することにより、ハウジング（５）内に設
置されたリング状ブラシ（２）に対して上下に摺動する
ようになっている。
【００１５】次に、以上のように構成された一実施形態
の円筒状ワークの洗浄装置の作用を説明する。この円筒
状ワークの洗浄装置においては、駆動モータ（８）の回
転に伴い、駆動ギヤ（９）、タイミングベルト（１０）
を介してリング状ギヤ（４）が回転駆動され、これと一
体のリング状ブラシ（２）がハウジング（５）の軸心廻
りに低速度で回転する。また、図示省略した開閉バルブ
を開くことにより、圧送ポンプからの洗浄液が噴射ノズ
ル（３）から噴射される。
の円筒状ワークの洗浄装置の作用を説明する。この円筒
状ワークの洗浄装置においては、駆動モータ（８）の回
転に伴い、駆動ギヤ（９）、タイミングベルト（１０）
を介してリング状ギヤ（４）が回転駆動され、これと一
体のリング状ブラシ（２）がハウジング（５）の軸心廻
りに低速度で回転する。また、図示省略した開閉バルブ
を開くことにより、圧送ポンプからの洗浄液が噴射ノズ
ル（３）から噴射される。
【００１６】そこで、搬送吊持装置（１２）のチャック
装置（１３）により略鉛直に吊持された円筒状ワーク
（１）を昇降装置（１５）により下降し、ハウジング
（５）内に設置されたリング状ブラシ（２）内に挿通す
る。円筒状ワーク（１）の下降速度は、リング状ブラシ
（２）のブラシ（２ｂ）が円筒状ワーク（１）の外周全
面に略均一に摺接するように、リング状ブラシ（２）の
回転速度との関係で所定の低速度に設定する。
装置（１３）により略鉛直に吊持された円筒状ワーク
（１）を昇降装置（１５）により下降し、ハウジング
（５）内に設置されたリング状ブラシ（２）内に挿通す
る。円筒状ワーク（１）の下降速度は、リング状ブラシ
（２）のブラシ（２ｂ）が円筒状ワーク（１）の外周全
面に略均一に摺接するように、リング状ブラシ（２）の
回転速度との関係で所定の低速度に設定する。
【００１７】円筒状ワーク（１）がリング状ブラシ
（２）を通過するのに伴い、噴射ノズル（３）は円筒状
ワーク（１）の外周面に洗浄液を噴射する。そしてこの
洗浄液が噴射されて濡れた円筒状ワーク（１）の外周面
には、リング状ブラシ（２）のブラシ（２ｂ）が周方向
に回転し、且つ軸方向（上下方向）に相対移動して摺接
する。これにより、円筒状ワーク（１）の外周面が全面
に亘って洗浄される。
（２）を通過するのに伴い、噴射ノズル（３）は円筒状
ワーク（１）の外周面に洗浄液を噴射する。そしてこの
洗浄液が噴射されて濡れた円筒状ワーク（１）の外周面
には、リング状ブラシ（２）のブラシ（２ｂ）が周方向
に回転し、且つ軸方向（上下方向）に相対移動して摺接
する。これにより、円筒状ワーク（１）の外周面が全面
に亘って洗浄される。
【００１８】ここで、円筒状ワーク（１）の洗浄に伴
い、リング状ブラシ（２）のブラシ（２ｂ）には塵埃等
が挟まることがある。しかし、ブラシ（２ｂ）は植毛密
度が所定の低密度に設定され、且つベースリング（２
ａ）の内周面に沿って間欠的に植毛されているため、挟
まった塵埃等も容易に排除され、長く滞留することがな
い。すなわち、リング状ブラシ（２）は極めて高い自浄
機能を有し、これにより高い洗浄機能を長期に亘って維
持する。
い、リング状ブラシ（２）のブラシ（２ｂ）には塵埃等
が挟まることがある。しかし、ブラシ（２ｂ）は植毛密
度が所定の低密度に設定され、且つベースリング（２
ａ）の内周面に沿って間欠的に植毛されているため、挟
まった塵埃等も容易に排除され、長く滞留することがな
い。すなわち、リング状ブラシ（２）は極めて高い自浄
機能を有し、これにより高い洗浄機能を長期に亘って維
持する。
【００１９】なお、本発明の円筒状ワークの洗浄装置
は、前述した一実施形態のものに限定されない。例え
ば、チャック装置（１３）により円筒状ワーク（１）を
軸廻りに回転駆動するようにしてもよい。この場合、リ
ング状ブラシ（２）は、ハウジング（５）に対し例えば
同心状に固定するだけでよく、駆動モータ（８）、駆動
ギヤ（９）、タイミングベルト（１０）、リング状ギヤ
（４）等で構成されるリング状ブラシ（２）の回転駆動
機構は省略することが出来る。
は、前述した一実施形態のものに限定されない。例え
ば、チャック装置（１３）により円筒状ワーク（１）を
軸廻りに回転駆動するようにしてもよい。この場合、リ
ング状ブラシ（２）は、ハウジング（５）に対し例えば
同心状に固定するだけでよく、駆動モータ（８）、駆動
ギヤ（９）、タイミングベルト（１０）、リング状ギヤ
（４）等で構成されるリング状ブラシ（２）の回転駆動
機構は省略することが出来る。
【００２０】また、リング状ブラシ（２）が浸漬するよ
うに洗浄液をハウジング（５）内に満たしてもよい。こ
の場合、ベアリング（７）が洗浄液に濡れないように、
リング状ギヤ（４）におけるリング状ブラシ（２）の装
着位置は、ベアリング（７）より下方に設定するのが好
ましい。なお、ハウジング（５）内に洗浄液を満たす場
合には、円筒状ワーク（１）を洗浄液中から引き上げる
際に、洗浄液の表面に浮いた汚れが円筒状ワーク（１）
の外周面に再付着する恐れもある。そこで、この場合に
は、噴射ノズル（３）から洗浄液を噴射して円筒状ワー
ク（１）の外周面に付着した汚れを洗い落とすのが好ま
しい。
うに洗浄液をハウジング（５）内に満たしてもよい。こ
の場合、ベアリング（７）が洗浄液に濡れないように、
リング状ギヤ（４）におけるリング状ブラシ（２）の装
着位置は、ベアリング（７）より下方に設定するのが好
ましい。なお、ハウジング（５）内に洗浄液を満たす場
合には、円筒状ワーク（１）を洗浄液中から引き上げる
際に、洗浄液の表面に浮いた汚れが円筒状ワーク（１）
の外周面に再付着する恐れもある。そこで、この場合に
は、噴射ノズル（３）から洗浄液を噴射して円筒状ワー
ク（１）の外周面に付着した汚れを洗い落とすのが好ま
しい。
【００２１】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、円
筒状ワークの外周面に全方向から摺接するリング状ブラ
シが、円筒状ワークに対してその周方向に相対回転し、
且つ軸方向に相対移動するのに伴い、円筒状ワークの外
周全面が均一に洗浄される。このため、洗浄ブラシとし
てのリング状ブラシは、植毛密度が低くても十分な洗浄
機能を発揮する。従って、洗浄ブラシの植毛密度を低く
してその自浄機能を向上することが出来、高い洗浄機能
を長期に亘って維持することが出来る。
筒状ワークの外周面に全方向から摺接するリング状ブラ
シが、円筒状ワークに対してその周方向に相対回転し、
且つ軸方向に相対移動するのに伴い、円筒状ワークの外
周全面が均一に洗浄される。このため、洗浄ブラシとし
てのリング状ブラシは、植毛密度が低くても十分な洗浄
機能を発揮する。従って、洗浄ブラシの植毛密度を低く
してその自浄機能を向上することが出来、高い洗浄機能
を長期に亘って維持することが出来る。
【００２２】また、構造的にみた場合、リング状ブラシ
または円筒状ワークのいずれか一方の回転駆動機構があ
れば良く、他方の回転駆動機構は省略できるので、構造
を簡素化することが出来る。
または円筒状ワークのいずれか一方の回転駆動機構があ
れば良く、他方の回転駆動機構は省略できるので、構造
を簡素化することが出来る。
【図１】本発明による円筒状ワークの洗浄装置の一実施
形態の全体構造を示す断面図である。
形態の全体構造を示す断面図である。
【図２】一実施形態における搬送吊持装置の概略構成図
である。
である。
１ ：円筒状ワーク ２ ：リング状ブラシ ２ａ：ベースリング ２ｂ：ブラシ ３ ：噴射ノズル ４ ：リング状ギヤ ５ ：ハウジング ５ａ：開口 ６ ：支持リング ７ ：ベアリング ８ ：駆動モータ ９ ：駆動ギヤ １０：タイミングベルト １１：仕切り板 １２：搬送吊持装置 １３：チャック装置 １４：架台 １５：昇降装置 １６：支柱
Claims (3)
- 【請求項１】 円筒状ワーク（１）の外周面を洗浄する
洗浄ブラシを備えた洗浄装置であって、上記洗浄ブラシ
として、円筒状ワーク（１）の外周面に全方向から摺接
し、当該円筒状ワークの周方向に相対回転可能かつ軸方
向に相対移動可能なリング状ブラシ（２）を備えている
ことを特徴とする円筒状ワークの洗浄装置。 - 【請求項２】 リング状ブラシ（２）は、周方向に間欠
的に植毛されている請求項１記載の円筒状ワークの洗浄
装置。 - 【請求項３】 リング状ブラシ（２）の上方には洗浄液
の噴射ノズル（３）が設置されている請求項１または２
記載の円筒状ワークの洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34442195A JP3350330B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 円筒状ワークの洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34442195A JP3350330B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 円筒状ワークの洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155304A true JPH09155304A (ja) | 1997-06-17 |
| JP3350330B2 JP3350330B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=18369131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34442195A Expired - Fee Related JP3350330B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 円筒状ワークの洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3350330B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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