JPH09154470A - 虫よけ具 - Google Patents

虫よけ具

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JPH09154470A
JPH09154470A JP31565095A JP31565095A JPH09154470A JP H09154470 A JPH09154470 A JP H09154470A JP 31565095 A JP31565095 A JP 31565095A JP 31565095 A JP31565095 A JP 31565095A JP H09154470 A JPH09154470 A JP H09154470A
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JP
Japan
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insect repellent
repellent
insect
low
adhesive layer
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Application number
JP31565095A
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English (en)
Inventor
Shogo Suzuki
正吾 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
Application filed by Okamoto Industries Inc filed Critical Okamoto Industries Inc
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Publication of JPH09154470A publication Critical patent/JPH09154470A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】屋外で有効に作用する虫よけ具を提供すること
を目的とする。 【構成】常温又は体温で揮散する忌避剤又は低毒性殺虫
剤を紙、プラスチックシート又は連続発泡プラスチック
フォーム等の担体に含浸させた虫よけ本体の一方の面に
粘着剤層を設けた虫よけ具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋外で有効に作用する虫
よけ具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】虫よけ
剤の1種として従来より薫蒸剤が広く使用されている。
この薫蒸剤は最も古くは例えば蚊取り線香のように直接
着火してその熱によって殺虫成分を揮散させていたが、
その後、酸化剤に注水して発熱させこの熱て薬剤を揮散
させたものが出現した。しかし、これらの虫よけ剤は何
れも所定の位置に置くか、或いは腰にぶらさげて揮散さ
せるため、その有効な範囲は限られた空間であって、例
えば屋外では余り有効とはいえず、殊に移動しながら作
業する農・林業の作業中における手先や首筋等の虫よけ
には有効に作用しなかった。近年虫よけ剤を直接身体に
塗布するものとして、スプレータイプのものが出たが、
持続性に問題があった。
【0003】そこで、本発明者は屋外で有効に作用する
虫よけ具について種々検討した結果、常温又は体温で揮
散する忌避剤又は低毒性殺虫剤を紙、プラスチックシー
ト又は連続発泡プラスチックフォーム等の担体に含浸さ
せ、これを衣服又は人体に直接貼り付けることによって
目的を達成することが出来ることを見出し、本発明を完
成したもので、本発明は特に屋外で有効に作用する虫よ
け具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、常温又
は体温で揮散する忌避剤又は低毒性殺虫剤を紙、プラス
チックシート又は連続発泡プラスチックフォーム等の担
体に含浸させた虫よけ本体の一方の面に粘着剤層を設け
た虫よけ具である。即ち、本発明においては紙、プラス
チックシート又は連続発泡プラスチックフォーム等の担
体に常温又は体温で揮散する忌避剤又は低毒性殺虫剤を
含浸させ、これを衣服もしくは人体に直接貼着した虫よ
け具である。しかして、衣服もしくは人体に直接貼着す
るため、虫よけ本体及び粘着剤層が伸縮性を有する素材
であることが好ましく、また、担体に含浸させた忌避剤
又は低毒性殺虫剤が粘着層に移行するのを防止するた
め、虫よけ本体と粘着剤層との間にバリヤー性の素材を
挿入したり、上面が網目を有するプラスチックのケース
に収納したりすることが好ましい。更に、この虫よけ本
体の上に通気性を有するフィルム又は不織布をかぶせ、
該フィルム又は不織布を通して忌避剤又は低毒性殺虫剤
を揮散させ、その薬効を自足させることが好ましい。
【0005】本発明における忌避剤又は低毒性殺虫剤を
含浸させる担体としては紙、プラスチックシート又は連
続発泡プラスチックフォーム等であるが、その寸法とし
ては使用目的によって異なるが、通常巾3cm×長3c
m×厚0.5cm程度の大きさのものである。使用する
忌避剤又は低毒性殺虫剤としては体温又は外気温等の低
温で揮散する忌避剤又は人体に対する毒性の低い殺虫剤
が好ましく、例えば、エムペントリン等の揮発性の高い
ピレスロイド類又はジエチルアミド等のうち1種又は2
種以上が用いられる。これらの忌避剤は溶液又は分散液
状体として担体に含浸、塗布させる。
【0006】虫よけ本体の一方の面に粘着剤層を設け
る。粘着剤層としては通常バンソウ膏等に使用されてい
る粘着剤層と異ならず、例えば未加硫天然ゴムに水素添
加ロジン等の粘着賦与剤、ラノリン等の軟化剤、酸化亜
鉛等の増量剤を入れたゴム系粘着剤、又はアクリル系樹
脂からなる樹脂系粘着剤等が用いられ、なるべく忌避剤
もしくは低毒性の殺虫剤が移行しにくい材質が望まし
い。また、この粘着剤層の外面に剥離紙を設けることが
好ましい。
【0007】また、忌避剤もしくは低毒性の殺虫剤の移
行を防止するために虫よけ本体と粘着剤層との間にバリ
ヤー性の素材を設けることが好ましい。バリヤー性の素
材としてはバリヤー性の高いポリエステルフィルムポリ
ビニルアルコールフィルムの外、ポリエチレンフィル
ム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等の
単体フィルム又はこれらの積層フィルムで、その厚さは
約0.01〜0.2mmt程度である。このフィルム
は、人体に貼る場合を考慮して伸縮性のあるフィルムで
あることが好ましい。
【0008】そして、虫よけ本体の上面に多孔質フィル
ムで覆うことが好ましい。多孔質フィルムとしては化学
処理等によって多孔化したフィルムの他、針穴等の物理
的加工されたフィルムを含み、この多孔質フィルム又は
不織布の上面に更にバリヤーフィルムを設け、不使用時
における忌避剤の揮発を防止する。また、バリヤーフィ
ルムの用いる代りに、本発明の虫よけ具を包装袋に収納
してもよい。呼吸で人体に吸収しすぎるのが不安な場合
は着香する。なお、この虫よけ具には、例えば期限切れ
になったような場合には変色又は退色するような指示体
を設けるとよい。本発明にかかる虫よけ具は、虫よけ本
体をプラスチックケースに収納し、ケース下面に粘着剤
層を設けても良い。この場合、プラスチックケースは上
面は網目を有することが好ましく、また、上面の網目構
造の上にバリヤーフィルムを貼着し、使用時、このバリ
ヤーフィルムを除去する。
【0009】本発明にかかる虫よけ具の一実施態様の断
面図を図1に示す。図において、担体2に揮発性の忌避
剤を含浸させた虫よけ本体1(図3参照)の上方の面を
多孔質フィルム3で覆い、その上をバリヤーフィルム4
を設けて不使用時における虫よけ剤の揮発を防止する。
虫よけ本体1の下方の面はバリヤー性フィルム5を介し
て粘着剤層6を設け、粘着剤層6の外側に剥離紙7を設
ける(図1参照)。なお、上面のバリヤーフィルム4を
使用する代りに虫よけ具を密封外袋内に入れても良い。
このような虫よけ具の使用に当ってはバリヤーフィルム
4を剥がすか又は密封外袋よりとり出し剥離紙7を剥離
して粘着剤層6を曝し、該粘着剤層6でもって人体又は
衣服に貼着し、体温又は外気温で忌避剤を揮散させて使
用する。
【0010】他の実施態様として虫よけ本体をプラスチ
ックケースに収納した場合の断面図を図2に示す。図2
において、虫よけ本体1をプラスチックケース8内に収
納し、プラスチックケース8の上面にバリヤーフィルム
4を、またプラスチックケース8の底面に粘着剤層6を
設け、その外側に剥離紙7設ける。使用時は先の場合と
同様に上面のバリヤーフィルム4を除去し、次いでプラ
スチックケースの底面にある剥離紙を除去し、衣服又は
人体に貼着する。次に実施例をもって本願発明を更に具
体的に説明する。
【0011】
【実施例及び比較例】 実施例1 担体として3.4cm×2.1cmの大きさの紙を使用
し、該担体に忌避剤を含浸して虫よけ本体とし、その上
面を不織布で覆い、更にこの不織布をバリヤーフィルム
で覆った。忌避剤としては、エムペントリンを使用し
た。虫よけ本体の下面には厚さ0.05mmのポリアミ
ドとポリエチレンとからなるバリヤー性の複合フィルム
からなるバリヤー性を有する素材フィルムを設け、この
素材フィルムの裏面にはゴム系の粘着剤からなる粘着剤
層を設け、その表面に剥離紙を貼着する。使用に際して
は、剥離紙を除去した後、衣服の後襟、両手の袖口の3
か所に貼着したところ、体の周囲は忌避剤の影響により
虫を駆除出来た。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の虫よけ具は
単に剥離紙を剥離して身体又は衣服に貼着するのみで虫
よけ機能を発揮するので、極めて簡便で屋外での虫よけ
具として有効で、特に移動する作業時でも確実に機能す
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる虫よけ具の一実施態様の断面図
【図2】本発明にかかる虫よけ具の他の実施態様の断面
【図3】虫よけ本体の斜視図
【符号の説明】
1 虫よけ本体 2 担体 3 多孔質フィル
ム 4 バリヤーフィルム 5 バリヤー性フィルム
6 粘着剤層 7 剥離紙 8 プラスチックケース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温又は体温で揮散する忌避剤又は低毒
    性殺虫剤を紙、プラスチックシート又は連続発泡プラス
    チックフォーム等の担体に含浸させた虫よけ本体の一方
    の面に粘着剤層を設けた虫よけ具。
  2. 【請求項2】 虫よけ本体と粘着剤層との間にバリヤー
    性の素材を挿入した請求項1記載の虫よけ具。
  3. 【請求項3】 虫よけ本体及び粘着剤層が伸縮性を有す
    る素材である請求項1記載の虫よけ具。
  4. 【請求項4】 虫よけ本体を上面が網目を有するプラス
    チックのケースに収納した請求項1記載の虫よけ具。
  5. 【請求項5】 虫よけ本体の上に通気性を有するフィル
    ム又は不織布をかぶせた請求項1記載の虫よけ具。
JP31565095A 1995-12-04 1995-12-04 虫よけ具 Pending JPH09154470A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397754B1 (ko) * 2000-08-30 2003-10-11 김한석 휘발성 해충퇴치향 발산장치 및 그 세트
JP2006506062A (ja) * 2002-11-14 2006-02-23 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー 揮発性物質の制御放出用ディスペンサー
JP2006166745A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Earth Chem Corp Ltd 害虫のランディング抑制方法、揮散装置および揮散製剤
JP2006296351A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Dainippon Jochugiku Co Ltd 防虫剤
JP2014161671A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Daio Paper Corp 薬剤揮散装置
CN104882063A (zh) * 2015-05-29 2015-09-02 安徽创荣服装辅料有限公司 一种驱虫服装吊牌

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