JPH0940508A - 防虫シール - Google Patents

防虫シール

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JPH0940508A
JPH0940508A JP7190295A JP19029595A JPH0940508A JP H0940508 A JPH0940508 A JP H0940508A JP 7190295 A JP7190295 A JP 7190295A JP 19029595 A JP19029595 A JP 19029595A JP H0940508 A JPH0940508 A JP H0940508A
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JP
Japan
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insect repellent
insect
substrate
impregnated sheet
seal according
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JP7190295A
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English (en)
Inventor
Fumitomo Takamura
二三知 高村
Katsushi Ishida
克史 石田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便に使えて効果の高い防虫用具を提供しよ
うとする。 【解決手段】 基材、基材上に設けられた防虫剤含浸シ
ート、防虫剤含浸シートを覆う保護フィルム、及び基材
を所望の場所に付着させるための付着手段からなる防虫
シール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚、衣服、その
他適当な場所に付着させることができるシール状の防虫
用具に関する。
【0002】
【従来の技術】蚊、ハエ、アブ、ブヨ、ノミ、ダニ等の
虫よけ用に使われる防虫用具としては、(A)防虫スプ
レーや防虫クリームなどのように皮膚に薬剤を直接噴霧
乃至塗布して用いるタイプ、(B)電気もしくは電子蚊
取り、蚊取り線香などのように当該空間に虫が忌避する
物質を発散させるタイプ、あるいは(C)オスの蚊が発
する超高音を出してメスの蚊を近づけないタイプなどが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(A)
のタイプは、皮膚がべとついたり、人によっては皮膚が
炎症を起こしたり、そのままでは食物を直接手で食べに
くかったり、後で洗い落とす必要があったりするという
問題がある。また、(B)のタイプは、持ち歩くのに不
便であったり、煙や臭いが不快であったりするという問
題がある。更に、(C)のタイプは、効果が十分でなか
ったり、特定の虫にしか効果がないといった問題があ
る。本発明は上記のような問題を解決し、簡便に使えて
防虫効果の高い防虫用具を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材、基材上
に設けられた防虫剤含浸シート、防虫剤含浸シートを覆
う保護フィルム、及び基材を所望の場所に付着させるた
めの付着手段からなる防虫シールを提供し、これにより
上記課題を解決するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】基材は、防虫剤含浸シートを保持
するものであり、通常は厚さ数ミクロン〜数mm程度の
紙もしくはプラスチックシートが用いられるが、これら
と同等の強度をもったシート状もしくはプレート状のも
のであればよい。本発明の防虫シールは、いわゆるワッ
ペンのように柔軟なものであってもよいし、いわゆるバ
ッジのように多少硬いものであってもよい。したがっ
て、基材としても各種強度のものが目的に応じて選択で
きる。なお、基材上には防虫剤含浸シートが設けられる
ため、基材として紙を用いる場合には、その表面には当
該防虫剤が浸透しないようにコーティングが設けられる
ことが好ましい。
【0006】防虫剤含浸シートは、多孔性の含浸媒体に
一般に揮発性の液体である防虫剤を含浸させたものであ
る。含浸媒体としては、厚さ数ミクロン〜十数mm程度
の不織布、多孔質紙などがよく用いられるが、これらと
同等の含浸性を有するものであればよい。防虫剤として
は、ジエチルトルアミド、ディート、アレスリン、ピレ
トリン、フルメトリン、フタルスリン、レスメトリンな
ど、従来から他の形態の防虫用具に用いられていたもの
が単独もしくは2以上の組合せで使用できる。その場
合、当該有効成分が常温で適度な揮発性を有するよう
に、他の有効成分または溶剤などを組み合わせることが
できる。たとえば水溶性またはエマルジョン化した防虫
剤の場合には、初期発散を早めるために数10%アルコ
ールを添加することができる。
【0007】防虫剤含浸シートは基材上に積層する。そ
の上を防虫剤が発散する孔を設けたフィルム(通気孔フ
ィルム)で被覆してもよい。通気孔フィルムで被覆する
と、孔の面積や分布で防虫剤の発散速度を調整すること
ができるため、防虫剤発散の均一性及び持続性が高めら
れるという効果がある。なお、水溶性またはエマルジョ
ン化した防虫剤を用いる場合には逆漏れ防止ネット、油
性の防虫剤の場合にはシリコーンゴムの薄膜を、通気孔
フィルムと防虫剤含浸シートの間に設けるか、あるいは
単独で防虫剤含浸シート上に設けることにより、当該防
虫剤が液体として表面にしみ出てくるのを防止し、気化
した成分だけを透過発散させることができる。
【0008】保護フィルムは、使用時まで防虫剤が発散
しないように防虫剤含浸シートを保護被覆するものであ
る。上記のように防虫剤含浸シートを通気孔フィルム等
で被覆した場合には、その上から保護フィルムでさらに
被覆することになる。保護フィルムは防虫剤が透過しな
いものである必要があり、通常はポリエステル、PP
(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PVA
(ポリビニルアルコール)、繊維含浸性フィルムなどの
合成もしくは半合成プラスチックフィルムが用いられ
る。なお、保護フィルムは必ずしも透明でなくてもよい
が、透明な保護フィルムを用い、防虫剤が発散するにつ
れて防虫剤含浸フィルムの色が変わるようにすれば便利
である。保護フィルムは使用の際に剥がすことができる
ように基材もしくは防虫剤含浸シートに粘着またはヒー
トシールされる。
【0009】本発明の防虫シールは、皮膚、衣服、キャ
ンプ用テントの入口、車内の壁、網戸など所望の場所に
付着させるものであるから、そのための付着手段を有す
る。この付着手段としては、基材の裏面に粘着剤を塗布
してその上に使用時に剥がす離型紙を貼ってもよいし、
単に基材の裏面に両面粘着テープを貼ってもよい。ある
いは、いわゆる安全ピンやクリップを基材に取り付けて
もよいし、鉄の柱や窓枠などに付着させるのであればマ
グネットを貼り付けてもよい。さらには、基材に紐、テ
ープ、針金などを取り付けて所望の場所に巻き付けるよ
うにしたり、腕時計のように手首や足首に巻き付けてマ
ジックテープなどで止めるようにしてもよい。上記付着
手段とは、これらの各種手段を包括的に含む概念であ
り、要するに何らかの形で本発明の防虫シールを所望の
場所に付着させるための部材を意味する。
【0010】図1に、本発明の防虫シールの好適な態様
を示す。図1(a)は、ワッペン型の本発明の防虫シー
ルを模式的に示す斜視図であり、図1(b)はその構造
を模式的に示す断面図である。基材1は厚さ約50ミク
ロンのPPからなり、その上にはジエチルトルアミド
(N,N−ジエチル−m−トルアミド)などの防虫剤を
含浸させた不織布からなる防虫剤含浸シート2が積層さ
れる。この防虫剤含浸シートを覆うようにして厚さ約2
0ミクロンのPPからなる通気孔フィルム3が設けら
れ、さらにその上を覆うように厚さ約20ミクロンのP
Pからなる保護フィルム4が設けられる。基材の裏面に
はアクリル樹脂や合成ゴム樹脂からなる粘着剤5が塗布
され、その上にシリコンコートされた離型紙6が設けら
れる。この防虫シールを使用するには、図1(c)に示
すように、まず離型紙6を剥がして例えばスカートの裾
の裏側など所望の場所に貼り付けた後、表面の保護フィ
ルムを剥がせばよい。図1(d)は防虫剤が発散してい
る様子を示す。
【0011】図2は、本発明の防虫シールの別の好適な
態様(腕時計型)を示す。防虫シール本体の構造は、基
材1として厚さ約0.5mmのPPからなるものを用い
た点を除き図1に示すものと同じであるが、本体に2本
のテープが取り付けられ、両者の先端部同士が着脱自在
のマジックテープを構成しているため、手首や足首に巻
き付けて止めることができる。この防虫シールを使用す
る場合には、たとえば足首に巻き付けた後、本体表面の
保護フィルムを剥がせばよい。
【0012】図3は、本発明の防虫シールのさらに別の
好適な態様(バッジ型)を示す。やはり防虫シール本体
の構造は、基材1として厚さ約1mmのPPからなるも
のを用いた点を除き図1に示すものと同じであるが、粘
着剤に代えていわゆる安全ピンが基材裏面に取り付けら
れている。通気孔フィルムにたとえば子供向けキャラク
ターやユーモラスな絵や文字などを印刷してファッショ
ン性を高めれば、堂々と胸などに付けて使用することも
できよう。
【0013】
【発明の効果】本発明の防虫シールは極めて簡便に使用
でき、薬剤を直接皮膚にスプレーしたり塗布するもので
はないため、使用の際の抵抗感も少ない。また使い捨て
タイプであるから、旅行や外出のときでも必要な量だけ
携帯すればほとんど荷物にならない。さらに、デザイン
を工夫すればファッション性の高いものも作れるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)、(d)は本発明の防
虫シールの好適な態様を示す。
【図2】本発明の防虫シールの別の好適な態様を示す。
【図3】本発明の防虫シールのさらに別の好適な態様を
示す。
【符号の説明】
1 基材 2 防虫剤含浸シート 3 通気孔フィルム 4 保護フィルム 5 粘着剤 6 離型紙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材(1)、基材上に設けられた防虫剤
    含浸シート(2)、防虫剤含浸シートを覆う保護フィル
    ム(4)、及び基材を所望の場所に付着させるための付
    着手段(5)からなる防虫シール。
  2. 【請求項2】 該防虫剤含浸シートが、防虫剤を発散さ
    せるための通気孔を有するフィルム(3)によって覆わ
    れている請求項1記載の防虫シール。
  3. 【請求項3】 該防虫剤含浸シートが、逆漏れ防止ネッ
    トで覆われている請求項1又は2記載の防虫シール。
  4. 【請求項4】 該防虫剤含浸シートが、シリコーンゴム
    の薄膜で覆われている請求項1又は2記載の防虫シー
    ル。
  5. 【請求項5】 該付着手段が、基材裏面に設けられた粘
    着剤層(5)及びその上を覆う離型紙(6)からなる請
    求項1乃至4のいずれか記載の防虫シール。
  6. 【請求項6】 該付着手段が、基材裏面に設けられた安
    全ピンである請求項1乃至4のいずれか記載の防虫シー
    ル。
  7. 【請求項7】 該付着手段が、基材に取り付けられた2
    本のテープであり、その2本のテープ先端部同士をつな
    いで輪状にすることにより手首もしくは足首に巻き付け
    て固定できるようにされてなる請求項1乃至4のいずれ
    か記載の防虫シール。
  8. 【請求項8】 該防虫剤含浸シートには、ジエチルトル
    アミド、ディート、アレスリン、ピレトリン、フルメト
    リン、フタルスリン及びレスメトリンからなる群より選
    択される防虫剤が含浸されている請求項1乃至7のいず
    れか記載の防虫シール。
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980304