JP3004332U - 防虫用ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 粘着テープを剥ぐ簡単な仕業で、衛生的に防
虫目的を達すると共に小形で薄く軽量で、ポケットに入
れて森林内、河川敷等虫のいる場所を歩くとき、またキ
ャンプ場の生活、家庭内における虫の発生し易い場所に
何時でも簡単に貼付できるようにする。 【構成】 防虫液６や含浸剤を入れた小形容器１の上面
に発散穴２を設け、この面を粘着テープ３を以って密着
し同時に底と定着帯４を接着し、定着帯の一方の粘着面
を剥離用テープ５で被った形態のものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 〔産業上の利用区分〕 本考案は防虫用ベルトに関するものである。

【０００２】 〔従来の技術〕 従来は身体に直接防虫剤を塗布、またはスプレー式によって吹きかける方法等 が行われている。

【０００３】 〔従来の欠点〕 これらは何づれも直接人体につけるので肌は勿論、被服等も汚染する欠点があ る。

【０００４】 〔本考案が解決しようとする課題〕 本考案はこれらの欠点を解消すべく開発されたもので、使用に当って先づ底部 の定着帯の一方に貼布してある剥離用テープを剥ぎ取り、本案を必要とする被服 上に、また身体の防虫効果を必要とする箇所に貼付し、次に粘着テープを剥ぐこ とにより、該箇所の発散穴から防虫液が発散する仕組になっている。

【０００５】 〔課題を解決するための手段〕 本考案を図示の実施例によって詳記すると、容器内１に封入済の防虫液はテー プ３を剥ぎ取ると発散穴２から発散し、虫は防虫効力の影響によって仰天するか 、または本案に敏感に反応して、次第に遠ざかる現象を起こす。

【０００６】 防虫液の濃度は人体無害程度の濃度とし、この濃度を以って充分防虫効果が発 揮できるものとし、本考案１枚の有効可能使用時間を数時間程度とする容量をも つ大きさとした。必要に応じ大小何づれも対応可能である。

【０００７】 貼付に当っては直接肌に貼付するものと、被服その他に貼付して使用するもの と概ね、二種類に区分し、定着帯の粘着力の強さは本案用済後に剥いだ該箇所に 貼付した形跡を留めない粘着力の程度とした。

【０００８】 肌に直接貼付する場合、体温の影響によって、発散量が稍々多くなる可能性が あるが、その場合容器上面にガーゼ様の布等を貼布して使用する形式にする。

【０００９】 発散量を加減する場合は発散穴の大きさや数を考慮して決定するので、従来の ように肌や被服を汚染することはない。

【００１０】 発散穴を調整することによって半練状、固型状も使用することができる。

【００１１】 〔考案の作用〕 本考案は以上のように具現されるもので、小形容器内の防虫液の発散によって 本考案を貼付している場合、周囲に生棲している虫や、飛翔中の虫が接近して来 ることを防ぎ、防虫効果によって退去させる効力を発揮することができる。

【００１２】 〔考案の効果〕 本考案は叙上のように上方面のテープを剥ぐだけの簡単な方法で虫が退散する 効果を発揮することができ、また、サイズも小さくポケット等に入れて簡単に持 ち歩きができるので便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の断面説明図

【符合の説明】

１ 容器 ２ 発散穴 ３ 粘着テープ ４ 定着帯 ５ 剥離用テープ ６ 防虫液

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質のプラスチック等の小形容器に、含
   浸剤と防虫液〔例えばヘキシレングライコール９５対ピ
   ナミンホルテ５の割合の溶液等〕を封入し、当該容器の
   上面に発散穴を設け、該穴を粘着テープで密封し、該容
   器の底面と、両面に接着剤を塗布した定着帯の片方の面
   とで接着し、該定着帯の他面に剥離用テープを貼布して
   成る防虫用ベルト。