JPH0319859Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0319859Y2 JPH0319859Y2 JP1987169034U JP16903487U JPH0319859Y2 JP H0319859 Y2 JPH0319859 Y2 JP H0319859Y2 JP 1987169034 U JP1987169034 U JP 1987169034U JP 16903487 U JP16903487 U JP 16903487U JP H0319859 Y2 JPH0319859 Y2 JP H0319859Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- tape
- layer
- adhesive tape
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は粘着テープに係り、特に医療用粘着テ
ープとしてシート状部材を患者の身体に貼着する
に好適なように防水効果を改良した粘着テープに
関するものである。
ープとしてシート状部材を患者の身体に貼着する
に好適なように防水効果を改良した粘着テープに
関するものである。
粘着テープは各種の用途に広く使用されている
が、シート状の部材を他の物体に貼着する為に粘
着テープが用いられる場合が少なくない。そし
て、該他の物体が例えば人体のように柔軟で変形
する場合は、粘着テープを構成している基材に伸
縮性が要求される。
が、シート状の部材を他の物体に貼着する為に粘
着テープが用いられる場合が少なくない。そし
て、該他の物体が例えば人体のように柔軟で変形
する場合は、粘着テープを構成している基材に伸
縮性が要求される。
このような伸縮性の粘着テープは医療面におい
ても重要な用途を有している。
ても重要な用途を有している。
第2図は医療面における粘着テープの利用状態
の説明図である。
の説明図である。
1は覆布で、この覆布1には開口1aが設けら
れている。上記の開口1a中に切開手術予定部位
が露出するように、該覆布1を患者に覆いかけ、
開口1aの周囲を粘着テープ2で患者の皮膚に留
めつける。
れている。上記の開口1a中に切開手術予定部位
が露出するように、該覆布1を患者に覆いかけ、
開口1aの周囲を粘着テープ2で患者の皮膚に留
めつける。
第3図は上記粘着テープ2付近の垂直断面図で
ある。この粘着テープ2は、覆布1を患者3に対
して固定することの他に、防水機能も受け持つて
いる。
ある。この粘着テープ2は、覆布1を患者3に対
して固定することの他に、防水機能も受け持つて
いる。
即ち、矢印aの如く切開部から流出した液体
(血液、生理食塩水など)が、覆布1の下面に浸
入しないよう、この液体流を矢印b方向に覆布1
の上へ導くことも、粘着テープ2の重要な役目の
一つである。
(血液、生理食塩水など)が、覆布1の下面に浸
入しないよう、この液体流を矢印b方向に覆布1
の上へ導くことも、粘着テープ2の重要な役目の
一つである。
ところが、患者の皮膚の表面は必ずしも平滑で
はないので、第3図のように粘着テープ2で覆布
1を貼着しても、液体(矢印a)の一部が、微細
な隙間に毛管現象で滲み込み、覆布1の下面側に
浸入することを完全には阻止し難い。
はないので、第3図のように粘着テープ2で覆布
1を貼着しても、液体(矢印a)の一部が、微細
な隙間に毛管現象で滲み込み、覆布1の下面側に
浸入することを完全には阻止し難い。
こうした不具合(液体の浸入)を防止するた
め、粘着剤と皮膚との密着性を良くすることにつ
いて種々の研究が為されているが、その効果は未
だ完全でない。
め、粘着剤と皮膚との密着性を良くすることにつ
いて種々の研究が為されているが、その効果は未
だ完全でない。
覆布1の下面側に液体が浸入することを防止す
るには、粘着テープの粘着剤層に防水性を与える
のみでなく、吸水性を与えることも有効である。
即ち、粘着テープ2と患者3との間に滲み込んだ
微量の液体を、粘着剤の中に吸収してしまおうと
いう考え方である。
るには、粘着テープの粘着剤層に防水性を与える
のみでなく、吸水性を与えることも有効である。
即ち、粘着テープ2と患者3との間に滲み込んだ
微量の液体を、粘着剤の中に吸収してしまおうと
いう考え方である。
ところが、優れた粘着性と優れた吸水性とを兼
備した無害の物質を、産業的採算ベースで供給す
ることは未だ不可能である。
備した無害の物質を、産業的採算ベースで供給す
ることは未だ不可能である。
本考案は上述の事情に鑑みて為され、患者の身
体に貼着した覆布の下面に液体を滲みこませる虞
れの無い粘着テープを創作したものであるが、覆
布に限らず、シート状の部材を身体に貼着する場
合に広く適用することが出来る。
体に貼着した覆布の下面に液体を滲みこませる虞
れの無い粘着テープを創作したものであるが、覆
布に限らず、シート状の部材を身体に貼着する場
合に広く適用することが出来る。
上記の目的を達成する為、本考案の粘着テープ
は、伸縮性を有するテープの片側の面に粘着剤の
層を設けるとともに、該粘着剤層に剥離紙を貼着
した粘着テープに適用され、 (a) 前記の粘着テープ構造を3層構造とし、か
つ、 (b) 上記3層構造は、テープ基材と粘着剤の一様
な薄層との間に吸水性を有する物質によつて構
成された層を介して成層したものである。上記
の薄層の厚さ寸法は0.01mmとするる。ただし、
0.01mmとは四捨五入した値であつて、0.005〜
0.014mmを意味する。一様な薄層とは、網目状
や多孔状でない均一な薄層の意である。
は、伸縮性を有するテープの片側の面に粘着剤の
層を設けるとともに、該粘着剤層に剥離紙を貼着
した粘着テープに適用され、 (a) 前記の粘着テープ構造を3層構造とし、か
つ、 (b) 上記3層構造は、テープ基材と粘着剤の一様
な薄層との間に吸水性を有する物質によつて構
成された層を介して成層したものである。上記
の薄層の厚さ寸法は0.01mmとするる。ただし、
0.01mmとは四捨五入した値であつて、0.005〜
0.014mmを意味する。一様な薄層とは、網目状
や多孔状でない均一な薄層の意である。
上記の構成によれば、3層構造の内層は主に吸
水性を有する物質によつて構成されているので吸
水性を発揮し、浸入した微量の液体(主として生
理食塩水など)を吸収する。また、前記3層構造
の下層粘着部分は、充分な粘着力を発揮し、しか
も、厚さ寸法0.01mmの薄層であるから通水性を有
している。
水性を有する物質によつて構成されているので吸
水性を発揮し、浸入した微量の液体(主として生
理食塩水など)を吸収する。また、前記3層構造
の下層粘着部分は、充分な粘着力を発揮し、しか
も、厚さ寸法0.01mmの薄層であるから通水性を有
している。
第1図は本考案の粘着テープの1実施例として
の医療用粘着テープを示す断面図であつて、4は
基材としての伸縮テープ、5は主に吸水性を有す
る物質によつて構成された吸水部分、6は厚さ寸
法は0.01mm(四捨五入値)の粘着剤の一様な薄
層、7は剥離紙である。
の医療用粘着テープを示す断面図であつて、4は
基材としての伸縮テープ、5は主に吸水性を有す
る物質によつて構成された吸水部分、6は厚さ寸
法は0.01mm(四捨五入値)の粘着剤の一様な薄
層、7は剥離紙である。
本考案を実施する際、伸縮テープ4として合成
樹脂シートを用いると、防水性、柔軟性、伸縮性
を兼ね備えているので好都合である。また、該伸
縮テープ4として不織布や紡織布を用いることも
出来る。
樹脂シートを用いると、防水性、柔軟性、伸縮性
を兼ね備えているので好都合である。また、該伸
縮テープ4として不織布や紡織布を用いることも
出来る。
本考案を実施する際、前記の吸水性物質として
吸水ポリマー、吸水繊維など公知の部材を適用す
ることが出来る。
吸水ポリマー、吸水繊維など公知の部材を適用す
ることが出来る。
前記粘着剤層6は、なるべく薄い層に構成する
ことが望ましい。この層は患者の皮膚に密着して
いるので、液体(主として水溶液)の浸入は微量
である。従つて、この粘着剤層を薄く(例えば
0.01mm)に構成しておけば、滲みこんだ微量の液
体は該粘着剤層6を図の上方に浸透し、吸水性を
有する物質によつて構成された吸水部分5で吸収
される。
ことが望ましい。この層は患者の皮膚に密着して
いるので、液体(主として水溶液)の浸入は微量
である。従つて、この粘着剤層を薄く(例えば
0.01mm)に構成しておけば、滲みこんだ微量の液
体は該粘着剤層6を図の上方に浸透し、吸水性を
有する物質によつて構成された吸水部分5で吸収
される。
本実施例(第1図)の医療用粘着テープは、従
来の粘着テープと同様に取扱うことが出来る。即
ち、剥離紙7を取り外して、粘着剤の薄層6を目
的物に押し当てると、従来品と同様の粘着性を示
す。そして、該粘着剤層6は0.01mmの薄層である
ため、微量の液体であれば容易に厚さ方向に浸透
せしめて、吸水性物質よりなる吸水部分5に吸収
させることが出来る。上記粘着剤層の厚さ寸法は
0.01mm(四捨五入値)が適当であり、これよりも
厚いと通水性が不充分となり、これよりも薄い一
様な薄層を構成することは技術的に困難を伴うの
で製造コストが割高になる。
来の粘着テープと同様に取扱うことが出来る。即
ち、剥離紙7を取り外して、粘着剤の薄層6を目
的物に押し当てると、従来品と同様の粘着性を示
す。そして、該粘着剤層6は0.01mmの薄層である
ため、微量の液体であれば容易に厚さ方向に浸透
せしめて、吸水性物質よりなる吸水部分5に吸収
させることが出来る。上記粘着剤層の厚さ寸法は
0.01mm(四捨五入値)が適当であり、これよりも
厚いと通水性が不充分となり、これよりも薄い一
様な薄層を構成することは技術的に困難を伴うの
で製造コストが割高になる。
以上詳述したように、本考案の粘着テープは、
シート状の部材(例えば覆布)を、柔軟な物体
(例えば身体)に貼りつけるのに適し、しかも、
液体の流動を被つても、該液体をシート状部材下
側の面(柔軟な物体との間)に滲み込ませないと
いう優れた実用的効果を奏する。
シート状の部材(例えば覆布)を、柔軟な物体
(例えば身体)に貼りつけるのに適し、しかも、
液体の流動を被つても、該液体をシート状部材下
側の面(柔軟な物体との間)に滲み込ませないと
いう優れた実用的効果を奏する。
第1図は本考案の粘着テープの1実施例を示す
断面図である。第2図および第3図は、粘着テー
プの使用例及び問題点の説明図である。 1……覆布、1a……開口、2……粘着テー
プ、3……患者の身体、4……伸縮性を有するテ
ープ、5……吸水性を有する物質によつて構成さ
れた吸水層、6……粘着剤の一様な薄層、7……
剥離紙。
断面図である。第2図および第3図は、粘着テー
プの使用例及び問題点の説明図である。 1……覆布、1a……開口、2……粘着テー
プ、3……患者の身体、4……伸縮性を有するテ
ープ、5……吸水性を有する物質によつて構成さ
れた吸水層、6……粘着剤の一様な薄層、7……
剥離紙。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 伸縮性を有するテープの片側の面に粘着剤の
層を設けるとともに、該粘着剤層に剥離紙を貼
着した粘着テープにおいて、 (a) 前記の粘着テープ構造を3層構造とし、 (b) 上記3層構造の上層はテープ基材部分、内
層は主に吸水性を有する物質によつて構成さ
れた吸水部分、下層は粘着性を有する物質に
よつて構成された厚さ寸法0.01mmの一様な薄
層としたこと、を特徴とする粘着テープ。 2 前記の伸縮性を有するテープは合成樹脂製の
テープであることを特徴とする、実用新案登録
請求の範囲第1項に記載の粘着テープ。 3 前記の伸縮性を有するテープは不織布である
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項に記載の粘着テープ。 4 前記の伸縮性を有するテープは繊維を紡織し
た布であることを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第1項に記載の粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987169034U JPH0319859Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987169034U JPH0319859Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0175421U JPH0175421U (ja) | 1989-05-22 |
JPH0319859Y2 true JPH0319859Y2 (ja) | 1991-04-26 |
Family
ID=31458738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987169034U Expired JPH0319859Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0319859Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5020789A (ja) * | 1973-06-21 | 1975-03-05 |
-
1987
- 1987-11-06 JP JP1987169034U patent/JPH0319859Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5020789A (ja) * | 1973-06-21 | 1975-03-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0175421U (ja) | 1989-05-22 |
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