JPH0323230Y2 - - Google Patents

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JPH0323230Y2
JPH0323230Y2 JP16078287U JP16078287U JPH0323230Y2 JP H0323230 Y2 JPH0323230 Y2 JP H0323230Y2 JP 16078287 U JP16078287 U JP 16078287U JP 16078287 U JP16078287 U JP 16078287U JP H0323230 Y2 JPH0323230 Y2 JP H0323230Y2
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tape
adhesive
water
adhesive tape
adhesive layer
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JP16078287U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は粘着テープに係り、特に医療用粘着テ
ープとして好適なように防水効果を改良した粘着
テープに関するものである。
〔従来技術〕 粘着テープは各種の用途に広く使用されている
が、シート状の部材を他の物体に貼着する為に用
いられる場合が少なくない。そして、該他の物体
が柔軟で変形する場合は、粘着テープの基材に伸
縮性が要求される。
このような伸縮性の粘着テープは医療面におい
ても重要な用途を有している。
第3図は医療面における粘着テープの利用状態
の説明図である。
1は覆布で、この覆布1には開口1aが設けら
れている。上記の開口1a中に切開手術予定部位
が露出するように、該覆布1を患者に覆いかけ、
開口1aの周囲を粘着テープ2で患者の皮膚に留
めつける。
第4図は上記粘着テープ2付近の垂直断面図で
ある。この粘着テープ2は、覆布1を患者3に対
して固定することの他に、防水機能も受け持つて
いる。
即ち、矢印aの如く切開部から流出した液体
(血液、生理食塩水など)が、覆布1の下面に浸
入しないよう、矢印b方向に導くことも、粘着テ
ープ2の重要な役目の一つである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、患者の皮膚の表面は必ずしも平滑で
はないので、第4図のように粘着テープ2で覆布
1を貼着しても、液体(矢印a)の一部が、微細
な隙間に毛管現象で滲み込み、覆布1の下面側に
浸入することを完全には阻止し難い。
こうした不具合を防止するため、粘着剤と皮膚
との密着性を良くすることについて種々の研究が
為されているが、その効果は未だ完全でない。
覆布1の下面側に液体が浸入することを防止す
るには、粘着テープに伸縮性を与え皮膚との密着
性を良くするのみでなく、粘着剤部分に吸水性を
与えることも有効である。即ち、粘着テープ2と
患者3との間に滲み込んだ微量の液体を、粘着剤
に混合された吸水性物質で吸収してしまおうとい
う考え方である。
ところが、優れた粘着性と優れた吸水性とを兼
備した無害の物質を、産業的採算ベースで供給す
ることは未だ不可能である。
本考案は上述の事情に鑑みて為され、貼着した
覆布の下面に液体を滲み込ませる虞れの無い粘着
テープを創作したものであるが、覆布に限らず、
シート状の部材を貼着する場合に広く適用するこ
とが出来る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為、本考案の粘着テープ
は、伸縮性を有するテープの片側の面に粘着剤の
層を設けるとともに、該粘着剤層に剥離紙を貼着
した粘着テープに適用され、 (a) 前記の粘着剤層を、テープの長さ方向の境界
線によつて複数の区域に区分し、 (b) 区分された粘着剤層の区域の間に、吸水性を
有する物質によつて構成された部分を配置した
ものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、複数の区域に区分された
粘着剤層の間に配置されている、吸水性を有する
物質によつて構成された部分以外が主として粘着
力を分担する。そして、吸水性を有する物質によ
つて構成された部分は、粘着力を期待できない
が、滲透してきた液体(主として水溶液)を吸収
し、それ以上の滲透を阻止する。
〔実施例〕
第1図は本考案の粘着テープの1実施例を示す
断面図である。
4は、弾性のある合成樹脂で構成した伸縮性を
有するテープである。
弾性のある合成樹脂(例えば、ウレタンフイル
ム)は伸縮性・柔軟性・防水性を有しているの
で、本考案の粘着テープの基材としてのテープに
好適である。
また、該テープ4として、繊維を防織した布や
不織布を用いることも出来る。この場合は該布、
不織布に適宜の防水処理を施しておく。
前記のテープ4は紙面の奥行方向に長く、図示
のWはその幅方向である。厚さ方向は拡大して描
いてある。
上記幅方向Wを、W1,W2,W3に区分し、W1
の区域に粘着剤層5aを、W3の区域に粘着剤層
5cを、それぞれ設けるとともに、W2の区域に
は吸水性を有する物質によつて構成された部分5
bを設ける。上記の吸水性物質としては、吸水ポ
リマー吸水繊維など公知の部材を適用することが
出来る。上記の吸水ポリマー、吸水繊維は多量の
水分を含浸すると皮膚に貼り付く性状を呈する
が、乾いていると貼り付かない。本考案における
吸水性を有する物質は必ずしも粘着性を有してい
なくても良い。
6は剥離紙である。
本第1図は伸縮テープ4の横断面を示してい
る。紙面と垂直な方向、すなわち、伸縮テープ4
の長さ方向の構成について本実施例の粘着剤層5
a,5c及び剥離紙6の長さは伸縮テープ4とほ
ぼ等長であるが、本考案を実施する際、伸縮テー
プ4の長さよりも、吸水性を有する物質によつて
構成された部分(吸水層)5bを短くすることも
できる。
第2図は上記実施例(第1図)の粘着テープを
用いて、患者3の表面に覆布1を貼着した状態の
断面を模式的に描いた説明図である。
吸水性を有する物質によつて構成された部分5
bは粘着力を期待できないが、粘着剤層5a,5
cが粘着力を分担するので、覆布1を留めつける
機能に支障は無い。
矢印aの如く液体(例えば生理食塩水)が流れ
てくると、先ず粘着剤層5aが防波堤の役目を果
たし、前記液体流の大半を矢印bの如くテープ4
の上に流動させる。
矢印aの液体流中の微小部分は、粘着剤5aと
患者3との間に浸透して、吸水性を有する物質に
よつて構成された部分5bに達する。ここで上記
微小の液体は吸水性物質によつて吸収され、覆布
1の下面には滲透しない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の粘着テープは、
シート状の部材(例えば覆布)を、柔軟な物体
(例えば身体)に貼りつけるのに適し、しかも、
液体の流動を被つても、該液体をシート状部材の
下側の面(柔軟な物体との間)に滲み込ませない
という優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の粘着テープの1実施例を示す
断面図、第2図はその使用状態の説明図である。
第3図は粘着テープの使用例を示す斜視図、第4
図はその断面図である。 4……伸縮性を有するテープ、5a……粘着剤
層、5b……吸水性を有する物質で構成された部
分、6……剥離紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 伸縮性を有するテープの片側の綿に粘着剤の
    層を設けるとともに、該粘着剤層に剥離紙を粘
    着した粘着テープにおいて、 (a) 前記の粘着剤層を、テープの長さ方向の境
    界線によつて複数の区域に区分し、 (b) 区分された粘着剤層の区域の間に、吸水性
    を有する物質によつて構成された部分を配置
    したことを特徴とする粘着テープ。 2 前記のテープは弾性のある合成樹脂製のテー
    プであることを特徴とする、実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の粘着テープ。 3 前記のテープは不織布であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の粘着
    テープ。 4 前記のテープは繊維を紡織した布であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の粘着テープ。
JP16078287U 1987-10-22 1987-10-22 Expired JPH0323230Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16078287U JPH0323230Y2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22

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JP16078287U JPH0323230Y2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22

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Publication Number Publication Date
JPH0165023U JPH0165023U (ja) 1989-04-26
JPH0323230Y2 true JPH0323230Y2 (ja) 1991-05-21

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