JPS5910988Y2 - 皮膚貼付剤 - Google Patents

皮膚貼付剤

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Publication number
JPS5910988Y2
JPS5910988Y2 JP1976004667U JP466776U JPS5910988Y2 JP S5910988 Y2 JPS5910988 Y2 JP S5910988Y2 JP 1976004667 U JP1976004667 U JP 1976004667U JP 466776 U JP466776 U JP 466776U JP S5910988 Y2 JPS5910988 Y2 JP S5910988Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
adhesive layer
base fabric
skin
skin patch
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976004667U
Other languages
English (en)
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JPS5297987U (ja
Inventor
信之 井上
芳夫 広瀬
泰二 宮崎
Original Assignee
日本バイリ−ン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本バイリ−ン株式会社 filed Critical 日本バイリ−ン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消炎鎮痛の目的で患部に貼付する皮膚貼付剤に
関するものである。
従来より消炎鎮痛を目的とする皮膚貼付剤としてメント
ールサリチル酸メチル、グリチルリチン酸、酢酸トコフ
エロール、カオリン及びプロピレングリコール等を主戊
分とする水性軟質外用薬を綿ネルの如き基布土に延展し
たもの、いわゆるパツプ剤が用いられている。
しかしこれは皮膚への接着力が弱いためパツプ剤を皮膚
に貼着したのち編帯等を巻いたり、又は絆創膏を用いて
固定していた。
然し乍ら締帯を用いた場合は非常に手間がかかるため厄
介であり、しかも人体の屈伸運動を犠牲にするという欠
点を持っている。
また絆創膏を用いた場合はパツプ剤の基布を部分的にく
つつけるため基布からの水性軟質外用薬の浸み出しやは
み出しが生じ、衣服を汚すという欠点があった。
本考案は、上記の欠点をことごとく解消するためになさ
れたものであり、水性軟質外用薬の浸み出しやはみ出し
を防止し、かつ簡単に皮膚に貼付することができ、しか
も使用時に何の不便も感じないように構威されたもので
ある。
本考案の皮膚貼付剤を図に従って説明すると通気性を損
わないように全体に撥水加工されてなる通気性基布層1
の全面に微細多孔性の粘着剤層2が塗布され、層2にそ
の周辺部を浮して繊維質基材層3が貼着され、層3の他
面には消炎、鎮痛剤等を含む水性軟質外用薬層4が塗布
されて、層2の周辺部及び層4は離型紙5で被覆された
構造を有する。
更に詳細に本考案を説明すると、通気性基布層1は基布
に編織布、不織布、紙等の多孔性のシート状物が使われ
、それに通気性を損わないように撥水加工が施されてな
るものである。
特に伸縮性を有する不織布は、皮膚になじみ易く基布と
して好ましい。
撥水加工はパラフィン、ワックス類、シリコーン系樹脂
、フッ素糸樹脂を基布に塗布或いは含浸することによっ
てなされる。
通気性基布層1に微細多孔性の粘着剤層2を設けるため
には、種々の公知の方法を用いることが出来る。
例えば粘着剤液中にこの液と相容しない気体が微細な気
泡の形で均一に分散された分散液を離型紙上に塗布し、
塗布された粘着剤層を加熱乾燥したのち基布層1に押圧
する等の方法が便利である。
消炎、鎮痛剤等を含む水性軟質外用薬層4が塗布されて
いる繊維質基材層3には綿ネル、リント布或いは不織布
等を用いることが出来、本考案の場合には比較的裏ジミ
を起こし易い材料を用いても差支えない。
微細多孔性粘着剤層2の施された通気性基布層1の面に
はその周辺部を残して水性軟質外用薬層4が塗布された
繊維質基材層3が貼着される。
層1,2及び3,4の形は円形、だ円形、四角形、三角
形等どのような形でもよく、要するに層1,2の周辺部
が残された状態で、層3が貼着されていればよい。
離型紙5が粘着性を持っている部分、即ち層2の周辺部
及び層4上に施される。
この離型紙5の施し方は図に示すように水性軟質外用薬
層4に被覆し、更に別の離型紙5を粘着剤層2の周辺部
に被覆してもよいし、水性軟質外用薬層4及び粘着剤層
2の周辺部を一つの離型紙5で被覆してもよい。
本考案の皮膚貼付剤は上記の構戒を取っているので、使
用時において粘着剤層2の周辺部が皮膚に密着し、水性
軟質外用薬層4が基布層1の中央部に固定されるため、
水性軟質外用薬が横からはみ出すことはないし、更に層
1は撥水性を持っているので、水性軟質外用薬中に含ま
れる液分が繊維質基材層3の裏面まで浸み出してきたと
してもこの撥水性の層1が液分をはじき、層1上へ液分
が浸み出すことを防止する。
また基布層1に施された撥水加工は基布表面を平滑化す
る効果もあり、これによって衣服との摩擦が軽減するた
め、基布層1の皮膚からのはがれを防止し、及び貼付中
の異和感を軽減するという効果がある。
更に本考案の皮膚貼付剤は、基布層1及び粘着剤層2が
共に通気性を有している点でも優れている。
即ち、この層が微細多孔質で通気性を有することは、水
性軟質外用薬層4のベースとなる繊維質基材層3の面に
おいても呼吸を許容することになり、従って薬層4内の
過剰の水分の蒸散を許しながら過度の乾燥を防ぎ、薬剤
層4を安定化させて適度の粘度に保持することが可能と
なる。
また、薬剤層4の四周において粘着剤層2が直接肌に貼
着されるときには、この通気性によってカブレの発生が
防止されることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の皮膚貼付剤の斜視図を示し、1は通気性基
布層、2は粘着剤層、3は繊維質基材、4は水性軟質外
用薬、5は離型紙である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通気性を損わないように全体に撥水加工してなる通気性
    基布層の全面に微細多孔性の粘着剤層を形威し、該粘着
    剤層の周辺部を残すように繊維質基材層を貼着し、該基
    材層の他面に消炎鎮痛剤等を含む水性軟質外用薬層を塗
    布し、該粘着剤層の周辺部及び該外用薬層を離型紙で被
    覆してなる皮膚貼付剤。
JP1976004667U 1976-01-21 1976-01-21 皮膚貼付剤 Expired JPS5910988Y2 (ja)

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JPS5297987U JPS5297987U (ja) 1977-07-23
JPS5910988Y2 true JPS5910988Y2 (ja) 1984-04-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06329534A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Daikyo Yakuhin Kogyo Kk 貼付剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4948233A (ja) * 1972-09-14 1974-05-10

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JPS4948233A (ja) * 1972-09-14 1974-05-10

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