JP2502524Y2 - 自着シップ剤 - Google Patents

自着シップ剤

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JP2502524Y2
JP2502524Y2 JP1990032309U JP3230990U JP2502524Y2 JP 2502524 Y2 JP2502524 Y2 JP 2502524Y2 JP 1990032309 U JP1990032309 U JP 1990032309U JP 3230990 U JP3230990 U JP 3230990U JP 2502524 Y2 JP2502524 Y2 JP 2502524Y2
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JP
Japan
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ship
self
adhesive
support
plaster
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Application number
JP1990032309U
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English (en)
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JPH03125017U (ja
Inventor
晃 中川
宗彦 平野
和則 牟田
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、患部に巻いて使用可能な自着シップ剤に関
するものである。
(ロ)従来の技術 従来のシップ剤は、織布などの支持体の表面にシップ
膏体を単に塗布したものであって、ツキ指、骨折、打ち
身、打撲、捻挫等により、足首、手首、指等に障害を受
けた場合、シップ剤を患部に当て治療に供してきた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、上記シップ剤は粘着テープ剤等に比較して、
粘着力に乏しくすぐに脱落してしまうものであった。
又、患部に合わせて切断し、包帯のように巻きつけても
シップ剤の膏体と支持体の背部が付着しないためにすぐ
脱落するものであった。そのため、粘着テープ剤などで
周囲を止める必要があったが、同粘着テープによるカブ
レが往々にして発生していた。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、伸縮性を有する織布、もしくは不織布よ
りなる支持板の裏面に、ポリビニールアルコールを水に
加熱溶解したものに天然ゴムラテックスを添加混合して
つくった粘着組成物を付着させ、さらに、同支持体の表
面には、シップ膏体を展延してなる自着シップ剤を提供
せんとするものである。
また、伸縮性を有する織布、もしくは不織布よりなる
支持体の両面に、粘着組成物を付着させ、さらに、同粘
着組成物の片側表面には部分的にシップ膏体を展延する
ことにも特徴を有する。
(ホ)作用・効果 本考案による自着シップ剤は、支持体の伸縮性と自着
作用により、支持体と膏体、支持体と支持体が良く付着
して患部に対しても万遍なく密に長期間密着するから、
打ち身、打撲、捻挫、ツキ指、骨折等の炎症治療に供す
る間落ちることもなく、シップ効果を発揮するものであ
る。また、患部にカブレなどが発生せず、患部の早期回
復を図ることができるものである。特に、粘着組成物
を、ポリビニールアルコールを水に加熱溶解したもの
に、天然ゴムラテックスを添加混合することにより形成
したために、伸縮性の支持体の表面にコーティングした
際に、支持体の伸縮作用にともない貼着組成物も伸縮し
て弯曲状の患部へのなじみもよくなり、かつ支持体同志
の付着も良好になる効果を有する。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を例示図面に基づいて詳説すると、第
1図において、(1)は伸縮性を有する織布、もしくは
不織布よりなる支持体であって、同支持体(1)の裏面
(1−2)に粘着組成物(2)をコーティング又は、含
浸等の処理による付着させて自着作用を付与している。
さらに、支持体(1)の表面(1−1)には、シップ膏
体(3)を展延して膏体面(4)としながら自着シップ
剤を構成している。
そして、上記自着シップ剤を患部に貼付する場合は、
自着シップ剤を適当な大きさに切断し、炎症患部に貼付
しながら治療に供する。自着シップ剤を指に貼付する場
合は、第2図に示す如く、指を一周してなるシップ剤の
膏体面(4)とシップ剤の支持体(1)の背面(5)
が、適度に付着し、上部より粘着テープ等の固定なしに
充分に治療を行えるものである。しかも、シップ膏体の
支持体が伸縮性を有するため、指を一周して巻く時に指
周面を緊締状に巻くように引張ることができ、患部を適
度の緊張で締めつけながら、確実な固定が行える。
さらに、他の考案は、第3図及び第4図に示す如く、
支持体(1)の両面に、粘着組成物(2)(2)を付着
させて、さらに、同粘着組成物(2)(2)の片側表面
にはシップ膏体(6)を部分的に展延して自着シップ剤
を構成している。
したがって、シップ膏体(6)の外側の部分(7)に
自着処理をほどこしているため、第5図においてシップ
膏体を患部にあて外側の部分(7)を指にそって一周
し、外側の部分(7)とシップ剤の背面(8)を付着さ
せることにより、支持体の伸縮作用と相俟ってシップ膏
体(6)を介さなくても、充分に付着し治療に供するこ
とが出来る。
次に、本考案の製造法について延べる。
伸縮性を有する織布もしくは、不織布に自着効果を付
与させるためには、従来公知の製造法により得ることが
出来る。例えば、アクリル系、天然ゴム系、合成ゴム
系、ウレタン系の樹脂を適当な溶剤に溶解もしくは、水
溶媒で乳化させたものを、支持体両面にコーティング又
は含浸させ、水分もしくは溶剤を乾燥させ得ることが出
来る。得られた織布もしくは、不織布の支持体表面に、
従来公知のシップ膏体を展延、適当な形に切断し、本考
案の自着シップ剤とすることができる。
次に、本考案の製造法について、更に詳しくのべる
が、本考案はこれのみに限定されるものではない。
参考例1.(自着不織布) ポリビニルアルコール2部を水98部に加熱溶解したも
のに、天然ゴムラテックス(固形分35%)60部を添加混
合し、ポリエステル系伸縮性不織布の両面にコーターで
塗布後、乾燥させ、自着不織布とした。
参考例2.(自着不織布) SBSラテックス(固形分28%)を、ポリエステル系伸
縮性不織布の両面にコーターで塗布後、乾燥させ自着不
織布とした。
実施例1. 参考例1で得られた不織布に、下記組成のものを厚さ
2mmで展延し、ポリエチレンのフィルムで覆い、本考案
の自着剤とした。
ゼラチン 6 ポリビニルアルコール 3 ポリアクリル酸ナトリウム 3.5 グリセリン 25 メタケイ酸アルミニウム 0.2 ハッカ油 0.8 l−メントール 1.2 水 残部 100重量% 実施例2. 参考例2で得られた不織布に、下記組成のものを厚さ
1.5mmで展延し、ポリエチレンのフィルムで覆い、本考
案の自着剤とした。
ポリビニルピロリドン 6 ポリアクリル酸ナトリウム 3.8 ソルビトール 30 水酸化アルミニウム 0.25 サリチル酸メチル 0.5 l−メントール 1.5 水 残部 100重量%
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る自着シップ剤の斜視図、第2図は
同使用状態を示す斜視図、第3図及び第4図は他の実施
例を示す斜視図、第5図から第7図は他の使用例を示す
斜視図である。 (1):支持体 (2):粘着組成物 (3):シップ膏体 (4):膏体面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮性を有する織布、もしくは不織布より
    なる支持体の裏面に、ポリビニールアルコールを水に加
    熱溶解したものに天然ゴムラテックスを添加混合してつ
    くった粘着組成物を付着させ、さらに、同支持体の表面
    には、シップ膏体を展延してなる自着シップ剤。
  2. 【請求項2】伸縮性を有する織布、もしくは不織布より
    なる支持体の両面に、粘着組成物を付着させ、さらに、
    同粘着組成物の片側表面に部分的にシップ膏体を展延し
    てなる自着シップ剤。
JP1990032309U 1990-03-27 1990-03-27 自着シップ剤 Expired - Lifetime JP2502524Y2 (ja)

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JPH03125017U JPH03125017U (ja) 1991-12-18
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JPS56116019U (ja) * 1980-02-05 1981-09-05

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