JPH0448183Y2 - - Google Patents
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- JPH0448183Y2 JPH0448183Y2 JP3695688U JP3695688U JPH0448183Y2 JP H0448183 Y2 JPH0448183 Y2 JP H0448183Y2 JP 3695688 U JP3695688 U JP 3695688U JP 3695688 U JP3695688 U JP 3695688U JP H0448183 Y2 JPH0448183 Y2 JP H0448183Y2
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- Japan
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- base material
- fibers
- adhesive
- bandage
- binder
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- Expired
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Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は絆創膏に関するものである。
(従来技術)
伸縮性のよい不織布からなる基片の中央部分に
傷当面と人体に接着する為の接着面を有する絆創
膏は実開昭60−47514号公報に記載されている。
このものはバインダーを使用していない不織布、
例えばコツトンリンターのような短い繊維が用い
られているものである。
傷当面と人体に接着する為の接着面を有する絆創
膏は実開昭60−47514号公報に記載されている。
このものはバインダーを使用していない不織布、
例えばコツトンリンターのような短い繊維が用い
られているものである。
(考案が解決しようとする課題)
上記従来の絆創膏は基片の不織布が純綿又は混
綿の短繊維からなり、しかもバインダーが使われ
ないため、層間強度が弱く重ね巻きしたものを剥
す際に表面がむしれたり、毛羽立ち等を生じ粘着
剤面にこれらの繊維が付着して再使用することや
貼り直しすることができないという欠点がある。
綿の短繊維からなり、しかもバインダーが使われ
ないため、層間強度が弱く重ね巻きしたものを剥
す際に表面がむしれたり、毛羽立ち等を生じ粘着
剤面にこれらの繊維が付着して再使用することや
貼り直しすることができないという欠点がある。
(課題を解決するための手段)
本考案は上記従来の欠点を解消するためになさ
れたものであつて、その要旨は、長繊維が平面状
に巾方向に配向され、且つ夫々の長繊維同士がバ
インダーで接合されてなる細長状の基材の一面に
粘着剤層が設けられ、該粘着剤層面に傷当片が貼
着されてなる絆創膏に存する。
れたものであつて、その要旨は、長繊維が平面状
に巾方向に配向され、且つ夫々の長繊維同士がバ
インダーで接合されてなる細長状の基材の一面に
粘着剤層が設けられ、該粘着剤層面に傷当片が貼
着されてなる絆創膏に存する。
本考案絆創膏に使用する繊維にはナイロン、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリウレタン等が
あり、これらの何れか一種もしくは二種以上の混
合物として使用されるがこれ以外の繊維が混用さ
れてもよい。繊維は長繊維であることが必要であ
り、一方向に面状に配列された状態でバインダー
で接合されて基材となされる。バインダーとして
はアクリルエマルジヨン、酢酸ビニルエマルジヨ
ンが好適に使用される。長繊維とバインダーの比
率は重量比で90:10よりもバインダーが少なけれ
ば表面の毛羽立ちや繊維のむしれが多くなり、
45:55よりもバインダーが多くなればこのような
欠点が殆ど現われないが全体が硬く風合いが悪く
なるので、繊維とバインダーの比率は90:10〜
45:55の範囲が適当であり、特に60:40程度が最
適である。そして、基材としては20〜90g/m2の
範囲のものが使用でき、40g/m2程度が最適であ
る。
リエステル、ポリプロピレン、ポリウレタン等が
あり、これらの何れか一種もしくは二種以上の混
合物として使用されるがこれ以外の繊維が混用さ
れてもよい。繊維は長繊維であることが必要であ
り、一方向に面状に配列された状態でバインダー
で接合されて基材となされる。バインダーとして
はアクリルエマルジヨン、酢酸ビニルエマルジヨ
ンが好適に使用される。長繊維とバインダーの比
率は重量比で90:10よりもバインダーが少なけれ
ば表面の毛羽立ちや繊維のむしれが多くなり、
45:55よりもバインダーが多くなればこのような
欠点が殆ど現われないが全体が硬く風合いが悪く
なるので、繊維とバインダーの比率は90:10〜
45:55の範囲が適当であり、特に60:40程度が最
適である。そして、基材としては20〜90g/m2の
範囲のものが使用でき、40g/m2程度が最適であ
る。
このようになされた基材は繊維の配向方向には
伸縮性を示さず、繊維の配向と直角方向に充分な
伸縮性を有するものである。
伸縮性を示さず、繊維の配向と直角方向に充分な
伸縮性を有するものである。
該基材の一面には粘着剤が設けられる。粘着剤
としてはアクリル系、ゴム系等が使用される。粘
着剤は基材の一面全面に連続的に設けられてもよ
く、筋状、縞状等のように不連続部分を含んで設
けられてもよい。粘着剤が設けられた基材は適宜
の大きさに切抜きもしくは打抜かれる。基材が細
長状として打抜かれる場合は幅方向(短辺方向)
に繊維が配向するように打抜かれる。それにより
長手方向にのみ伸縮性を有するものとなるので適
当な張力を選び乍ら指等に巻くことができ、幅の
両側で屈伸の異なる部位に貼着しても屈伸に追随
することができる。
としてはアクリル系、ゴム系等が使用される。粘
着剤は基材の一面全面に連続的に設けられてもよ
く、筋状、縞状等のように不連続部分を含んで設
けられてもよい。粘着剤が設けられた基材は適宜
の大きさに切抜きもしくは打抜かれる。基材が細
長状として打抜かれる場合は幅方向(短辺方向)
に繊維が配向するように打抜かれる。それにより
長手方向にのみ伸縮性を有するものとなるので適
当な張力を選び乍ら指等に巻くことができ、幅の
両側で屈伸の異なる部位に貼着しても屈伸に追随
することができる。
(実施例)
太さ10デニールのナイロン繊維を紡糸した長繊
維を25g/m2の量でほゞ一方向に面状に配列し、
該長繊維をアクリルエマルジヨン(固型分45%)
に浸漬した後、一定圧のロール間を通過させて含
浸量を一定とし、乾燥して40g/m2の基材2とし
た。この基材2はナイロン繊維の配向方向(タテ
方向)には伸縮性がなく、繊維と直角方向(ヨコ
方向)にのみ伸縮性を有していた。
維を25g/m2の量でほゞ一方向に面状に配列し、
該長繊維をアクリルエマルジヨン(固型分45%)
に浸漬した後、一定圧のロール間を通過させて含
浸量を一定とし、乾燥して40g/m2の基材2とし
た。この基材2はナイロン繊維の配向方向(タテ
方向)には伸縮性がなく、繊維と直角方向(ヨコ
方向)にのみ伸縮性を有していた。
2エチルヘキシルアクリレートを主成分とする
アクリル系粘着剤を剥離紙に塗布乾燥し厚さ5μ
の感圧性粘着剤層を形成し、上記基材の一面に該
感圧性粘着剤層3を転写した。続いて該粘着剤層
3面に一定間隔でガーゼの傷当片4を貼付し、繊
維の配向と直角方向に長辺を有する細長形状に打
抜いて絆創膏1を得た。
アクリル系粘着剤を剥離紙に塗布乾燥し厚さ5μ
の感圧性粘着剤層を形成し、上記基材の一面に該
感圧性粘着剤層3を転写した。続いて該粘着剤層
3面に一定間隔でガーゼの傷当片4を貼付し、繊
維の配向と直角方向に長辺を有する細長形状に打
抜いて絆創膏1を得た。
この絆創膏を指で重ね巻きしたところ適当な伸
縮性とソフトな風合いで指になじみ易く、重ね部
を剥しても基材面は毛羽立ちもむしれも生じなか
つた。又、基材の背面の同じ場所で貼付け、剥離
を繰返しても粘着力が低下することも毛羽立ちも
なく反覆使用できることが確認された。そして、
指に重ね巻きしたまゝ水に濡らしても自然に剥離
を生ずることもなかつた。更に絆創膏の長手方向
を腕の方向に合わせ、肘の側面に貼付したところ
肘の屈伸に伴い絆創膏は充分に伸縮できた。
縮性とソフトな風合いで指になじみ易く、重ね部
を剥しても基材面は毛羽立ちもむしれも生じなか
つた。又、基材の背面の同じ場所で貼付け、剥離
を繰返しても粘着力が低下することも毛羽立ちも
なく反覆使用できることが確認された。そして、
指に重ね巻きしたまゝ水に濡らしても自然に剥離
を生ずることもなかつた。更に絆創膏の長手方向
を腕の方向に合わせ、肘の側面に貼付したところ
肘の屈伸に伴い絆創膏は充分に伸縮できた。
(考案の効果)
本考案の絆創膏は上述の構成となされているの
で、一方向に伸縮性がありソフトな風合いで肌に
なじみ易く、重ね巻きしても剥したとき基材に毛
羽立ちやむしれを生ずることなく、粘着力も低下
せず重ね巻き、剥離を反覆することが可能であ
る。それ故、重ね巻きしたまゝ水仕事をしても自
然剥離を生ずることがない。又、絆創膏の両側部
で異なる屈伸をする部位に貼付しても屈伸に追随
して伸縮できるので肌になじみ易く風合いのよい
使用感が得られる。
で、一方向に伸縮性がありソフトな風合いで肌に
なじみ易く、重ね巻きしても剥したとき基材に毛
羽立ちやむしれを生ずることなく、粘着力も低下
せず重ね巻き、剥離を反覆することが可能であ
る。それ故、重ね巻きしたまゝ水仕事をしても自
然剥離を生ずることがない。又、絆創膏の両側部
で異なる屈伸をする部位に貼付しても屈伸に追随
して伸縮できるので肌になじみ易く風合いのよい
使用感が得られる。
第1図は本考案絆創膏の一実施例を示す斜視
図。 1……絆創膏、2……基材、3……粘着剤層、
4……傷当片。
図。 1……絆創膏、2……基材、3……粘着剤層、
4……傷当片。
Claims (1)
- 長繊維が平面状に巾方向に配向され、且つ夫々
の長繊維同士がバインダーで接合されてなる細長
状の基材の一面に粘着剤層が設けられ、該粘着剤
層面に傷当片が貼着されてなる絆創膏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3695688U JPH0448183Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3695688U JPH0448183Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01140930U JPH01140930U (ja) | 1989-09-27 |
JPH0448183Y2 true JPH0448183Y2 (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=31263542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3695688U Expired JPH0448183Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448183Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4274951B2 (ja) * | 2004-01-07 | 2009-06-10 | 久光製薬株式会社 | 異型断面繊維を使用した支持体を有するテーピング型貼付剤 |
JP4947939B2 (ja) * | 2005-09-09 | 2012-06-06 | 日東電工株式会社 | 医療用粘着テープもしくはシート |
-
1988
- 1988-03-18 JP JP3695688U patent/JPH0448183Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01140930U (ja) | 1989-09-27 |
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