JPH0539689Y2 - - Google Patents

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JPH0539689Y2
JPH0539689Y2 JP1988032929U JP3292988U JPH0539689Y2 JP H0539689 Y2 JPH0539689 Y2 JP H0539689Y2 JP 1988032929 U JP1988032929 U JP 1988032929U JP 3292988 U JP3292988 U JP 3292988U JP H0539689 Y2 JPH0539689 Y2 JP H0539689Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、指などの患部にワンタツチで着脱で
きる救急用テープ部材に関するものである。
従来の技術 救急用絆創膏として、第4図に斜視図を示した
ように、長さ70mm程度、巾20mm程度の粘着テープ
3の粘着剤塗布面3aの中央部に殺菌ガーゼなど
のパツド2を貼着配置すると共に、その粘着剤塗
布面3a側に左右の分割片4a,4bに2分割さ
れた剥離紙4を覆設したものが普及している。
パツド2あるいは粘着剤自体に、止血剤、消毒
剤、消炎鎮痛剤、抗生物質、ホルモン剤、局所麻
酔剤、ステロイド剤などの薬剤を含有させる提案
も種々なされている。
実公昭59−10990号公報には、自着性を有し、
かつ容易に伸展可能なシート状基材表面に分泌物
吸収体を粘着してなる絆創膏が示されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、第5図に示した従来の絆創膏
は、上述のように粘着剤塗布面3a側に剥離紙4
を覆設しなければならない上、その剥離紙4を剥
がしやすくするため、剥離紙4を左右の分割片4
a,4bに2分割すると共に、それらが中央付近
で若干重なり合うようにし、さらにはその重なり
部分の下側の分割片4bの内側端部近くに折り返
し部4cを設けて指先でつまみやすくしなければ
ならない。
ところが、剥離紙4は比較的高価であるためそ
の設置は材料コストの点で不利となる上、その左
右の分割片4a,4bを重なり構造としたり、下
側の分割片4bの内側端部近くに折り返し部4c
を設けることは生産ラインの複雑化に直結し、こ
の点からも製品コストの上昇の原因となる。
そして、上記構造の絆創膏は、その使用に際し
ても種々の不便さがある。
すなわち、使用に際しては、まず剥離紙4の上
側の分割片4aの端部を指でつかんでめくつた
後、下側の分割片4bの折り返し部4cを指でつ
かんでめくり、両分割片4a,4bを粘着テープ
3の両端に向けてそれぞれ引き剥がし、患部に注
意深く貼ることになる。そのため、患部が指であ
るときは、両手の指で剥離紙4の両分割片4a,
4bを引き剥がしながら自分の指に貼着すること
になるので、操作が容易ではなく、他人の助力を
要することもある。
加えて、粘着により指等に貼着するものである
ため、貼着部位の皮膚がかぶれたり、使用後剥離
除去するときに皮膚が引つ張られて痛みを感じた
り、はなはだしきは治りかかつた傷口を広げたり
することがある。また、剥離除去後も粘着剤の一
部が皮膚に残つてしまうことも多い。
実公昭59−10990号公報に記載の絆創膏にあつ
ては、自着性を有しかつ容易に伸展可能なシート
状基材として、フツ素樹脂未焼成テープ(生テー
プ)または充填剤入りポリオレフインシートを用
いているが、そのようなシート状基材は弾性復元
力を有しておらず、これを指の力で融着させるこ
とは容易ではない上、これを指に巻きつけた場合
指の関節を動かしただけでばしば剥がれてしまう
というトラブルを生ずる。またこれらのシート状
基材は通気性がないか、あつても極めて小さい。
結局、上記公報の絆創膏は、自着性および通気
性が極めて小さく、指などに巻く使い方をしたと
きに実用可能なほどの自着性、通気性を有してい
ない。またこの絆創膏を使用するに際しては巾方
向に引つ張つて引き延ばさなければならないが、
巾方向に引つ張る操作では自分で自分の指に巻く
ことが難しい。
本考案は、このような状況に鑑み、粘着剤およ
び剥離紙を用いず、ワンタツチで指に着脱するこ
とができ、さらには通気性、巻回時の固定性、剥
離除去時のピール性、さらには傷口や皮膚への非
接着性という諸性質が巧みに兼備された救急用テ
ープ部材を提供することを目的になされたもので
ある。
課題を解決するための手段 本考案の救急用テープ部材は、通気性および伸
縮性を有する布製のテープ基材にゴムラテツク
ス、水溶性樹脂、揮発性増粘剤および粘着付与剤
樹脂を配合した自己接着剤組成物を含浸または塗
布することにより得られた両面自己接着性テープ
1に、パツド2を配置してなり、かつ全体が使用
単位の長さを有するか、使用単位の長さに切断可
能に構成されているものである。
以下本考案を詳細に説明する。
テープ基材としては、通気性および伸縮性を有
する布製のテープ基材が用いられる。このような
テープ基材の例としては、メリヤス編みなどによ
り得られた編物製のテープ、弾力性を有する糸か
ら製織した織布製のテープ、弾力性を有する糸か
ら製造した不織布製のテープなどがあげられる。
このようなテープ基材に自己接着剤組成物を含
浸、塗布または噴霧することにより、両面が自己
接着性を有する両面自己接着性テープ1が得られ
る。
ここで自己接着剤とは、それを基材に塗布した
場合、該自己接着剤層塗布面同士を対向させて圧
着させたときは接着が図られるが、皮膚や、紙、
布、プラスチツクス、金属、ガラス、セラミツク
スなど通常の材質には接着性も粘着性も示さない
接着剤を言う。
そして本考案においては、上記の自己接着剤組
成物として、ゴムラテツクス、水溶性樹脂、揮発
性増粘剤および粘着付与剤樹脂を配合した組成物
を用いる。この組成物には、他に界面活性剤、軟
化剤、充填剤、老化防止剤、湿潤剤、安定剤、着
色剤などが配合されていてもよい。
両面自己接着性テープ1には、1回の使用長さ
を1単位として、その各単位の適当個所にパツド
2を配置する。パツド2のテープ基材への固着
は、通常接着剤または粘着剤を用いることにより
なされ、場合によりニードルパンチング等の手段
によつてもなされる。
パツド2としては、織布(ガーゼ等)、不織布、
ネツト、発泡体、紙、綿状塊などに、必要に応じ
薬剤を担持させたものが用いられる。
薬剤としては、止血剤、消毒剤、抗菌剤、抗真
菌剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤、抗生物質、ホル
モン剤、局所麻酔剤、鎮痛剤、ステロイド剤、生
薬などが例示できる。これらの薬剤と共に、角質
軟化剤、吸収促進剤、安定化剤、溶解剤、可塑
剤、高分子物質、消臭剤などの助剤を併用するこ
ともできる。
パツド2を配置した両面自己接着性テープ1
は、これを1回の使用単位の長さにするか、ある
いは1回の使用単位の長さに切断可能に構成し
て、製品とする。後者の場合は、1回の使用単位
の長さごとに切断できるように、ミシン目などの
易切断個所を設けることが望ましい。
上記構成を有する本考案の救急用テープ部材
は、特に指の創傷面を保護する目的に有用であ
る。
作 用 本考案の救急用テープ部材を使用するにあたつ
ては、パツド2の部分を患部に当てるようにした
状態で、少なくとも両遊端側が重なるように巻回
するだけでよい。この場合、両面自己接着性テー
プ1を引つ張り気味にして巻回すると、重なり面
がしつかりと自己接着する。というのは、自己接
着した面は、ずれ方向の力に対しては強い接着力
を示すからである。
本考案の救急用テープ部材を患部に装着した状
態においては、両面自己接着性テープ1の重なり
面のみが相互に接着しており、皮膚には接触はし
ているものの接着はしていない。またこのテープ
部材を装着した上から手で触つたり、他の材料を
当てても、接着は全く起こらない。
使用後剥離除去するときは、単に両面自己接着
性テープ1の重なり面の端部を引き剥がすだけで
よい。自己接着した面は、先に述べたようにずれ
方向の力に対しては強い接着力を示すが、剥離方
向(ピール方向)の力に対しては弱い接着力を示
すので、剥離除去が円滑になされる。
実施例 次に実施例をあげて本考案をさらに説明する。
実施例 1 第1図は本考案の救急用テープ部材の一例を示
した平面図、第2図はその正面図である。
ポリウレタン系の伸縮性繊維からなる目付け
70g/m2の不織布を、ゴムラテツクス、水溶性樹
脂、揮発性増粘剤、粘着付与剤樹脂および界面活
性剤を配合した自己接着剤溶液中に浸漬し、ロー
ル間を通して過剰の溶液を絞り、ついで温度70℃
の乾燥器中を通過させて熱風乾燥した。これを18
mm巾に裁断することにより、両面自己接着性テー
プ1を得た。
この両面自己接着性テープ1に、21mm×12mmの
寸法の滅菌ガーゼからなるパツド2を80mm間隔ご
とに接着した後、各パツド2間の中間位置で両面
自己接着性テープ1を裁断した。
これにより、パツド2が中央部に配置された第
1〜2図に示した救急用テープ部材が得られた。
実施例 2 第3図は本考案の救急用テープ部材の他の一例
を示した平面図である。
裁断位置を隣接するパツド2の片方に接近させ
たほかは実施例1と同様にして、第3図に示した
救急用テープ部材を得た。
考案の効果 本考案の救急用テープ部材は、これを単に指な
どの患部に巻回するだけでワンタツチで固定が図
られる。また使用後の剥離除去も極めて簡単であ
り、他人の助力を要することなく使用者本人が片
手でワンタツチで剥がすことができる。
しかも、患部に装着した状態においては、テー
プ状部材は皮膚には接着せず単に接触しているの
みであり、従来の粘着型の絆創膏のように、貼着
部位がかぶれたり、使用後剥離するときに苦痛を
与えたり、治りかかつた傷口を広げたり、あるい
は剥離後の皮膚に粘着剤が残つたりするおそれが
ない。また通気性を有するという利点もある。
そして剥離紙を要しないので、材料コストが低
くなり、また生産ラインも簡単化でき、生産コス
トを下げることができる。
よつて本考案の救急用テープ部材は、実用上極
めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の救急用テープ部材の一例を示
した平面図、第2図はその正面図である。第3図
は本考案の救急用テープ部材の他の一例を示した
平面図である。第4図は従来の救急用絆創膏の例
を示した斜視図である。 1……両面自己接着性テープ、2……パツド、
3……粘着テープ、3a……粘着剤塗布面、4…
…剥離紙、4a,4b……分割片、4c……折り
返し部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通気性および伸縮性を有する布製のテープ基材
    にゴムラテツクス、水溶性樹脂、揮発性増粘剤お
    よび粘着付与剤樹脂を配合した自己接着剤組成物
    を含浸または塗布することにより得られた両面自
    己接着性テープ1に、パツド2を配置してなり、
    かつ全体が使用単位の長さを有するか、使用単位
    の長さに切断可能に構成されている救急用テープ
    部材。
JP1988032929U 1988-03-13 1988-03-13 Expired - Lifetime JPH0539689Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910990U (ja) * 1982-07-13 1984-01-24 三菱重工業株式会社 溶接機駆動装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910990U (ja) * 1982-07-13 1984-01-24 三菱重工業株式会社 溶接機駆動装置

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JPH01135918U (ja) 1989-09-18

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