JPS5940033Y2 - 治療針 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は治療針に関するものである。

従来、治療針は皮膚に刺入した状態で数日間接着テープ
で押えている。

しかし、治療針は極めて小さく、治療中の取扱いが困難
であり、この為接着テープをスチロール等の発泡体で槽
底された保持板に貼着し、その上から治療針を刺入し、
接着テープと共に治療針を取り出し、使用する包装構造
のものがあるが、接着テープは数日間皮膚に貼着するた
め、汗等がテープと皮膚との間に溜り、雑菌の温床にな
り刺傷の口より体内に雑菌が入り、不衛生となる恐れが
あった。

又、表裏二枚のテープに針の頭を挾持し針先を裏テープ
より突出させた置針用針（実開昭４９−８７６９４号公
報）が存在するが前記のものと同様の欠点があった。

そこでこの考案は上記の欠点を除去し、衛生的で、治療
中の取り扱いも容易で特に目の不自由な人等にも容易に
行なえる治療針を提供するものである。

以下、この考案の一実施例を図面に従って説明すると、
治療針本体１の頭部１ａの表裏両面に重合接着した治療
針において、治療針１を保持すると共に皮膚へ付着させ
る接着テープ２，３を設け、表面側の接着テープ２は耐
水性素材で、皮膚面に接着する裏面側のテープ３は吸水
性素材としたものより槽底される。

尚、裏面側のテープ３の表面には接着剤を塗布した接着
剤層３′ があり、この接着剤層には通孔４を適数個設
けたものである。

この考案によると、接着テープ２，３で治療針本体１の
頭部１ａを固定保持したため外れる恐れがなく、裏面テ
ープ３の接着面で皮膚に付着し、数日間治療針本体１を
体内に刺入しても、裏面側の接着テープ３の素材は吸水
性ある素材としたためテープと皮膚の間に生ずる汗等は
吸収され、衛生的であり、又表面側のテープ２は耐水性
のある素材の為、入浴等をしても剥れることなく、又、
取り扱いにをいては治療針本体１の頭部１ａよりも大き
い接着テープ２，３が付着されるため便利であり、特に
目の不自由な人でも容易に使用でき、極めて有益なる効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す一部欠截平面図、第
２図はこの考案の一実施例を示す断面図である。 １・・・・・・治療針本体、１ａ・・・・・・頭部、２
，３・・・・・・接着テープ、 ３′ ・・・・・・接着剤層、 ４・・・・・・通孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 治療針本体１の頭部１ａの表裏両面に重合接着し、治療
   針１を保持すると共に皮膚へ付着させる接着テープ２，
   ３を設けた治療針にお・いて、表面側の接着テープ２は
   耐水性素材で、皮膚面に接着する。 裏面側のテープ３は吸水性素材で槽底すると共に該テー
   プ３の表面には接着剤を塗布した接着剤層３′ を設は
   該層３′ には適数個の通孔４を設けたことを特徴とす
   る治療針。