JPH09152537A - 光ファイバケーブルの端末保護構造 - Google Patents

光ファイバケーブルの端末保護構造

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Publication number
JPH09152537A
JPH09152537A JP7310627A JP31062795A JPH09152537A JP H09152537 A JPH09152537 A JP H09152537A JP 7310627 A JP7310627 A JP 7310627A JP 31062795 A JP31062795 A JP 31062795A JP H09152537 A JPH09152537 A JP H09152537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
bobbin
cable
protection structure
terminal protection
Prior art date
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Pending
Application number
JP7310627A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Imamura
一雄 今村
Takashi Kaneko
隆 金子
Kazuya Koo
一也 小尾
Seiro Oizumi
晴郎 大泉
Koji Tsuji
貢司 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP7310627A priority Critical patent/JPH09152537A/ja
Publication of JPH09152537A publication Critical patent/JPH09152537A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも部品点数を削減してコストダウン
を図るとともに、組立、解体作業に要する手間を省き、
さらに、全体形状がコンパクトとなって取り扱いも容易
な光ファイバケーブルの端末保護構造を提供する。 【解決手段】 ボビン10を備え、このボビン10にケ
ーブル本体1の端部が固定されるとともに、ケーブル本
体1の端面から延出された複数本の光ファイバ心線ユニ
ット3がボビン10に巻き付けられ、このボビン10全
体が防湿用の袋体12により覆われて密封されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルの端末保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クロージャといわれる接続箱を使
用して光ファイバケーブル同士を接続するような場合に
は、光ファイバケーブルの端末に位置するケーブル外被
を剥ぎ取ることによってテンションメンバを所要長さ分
だけ外部に露出させるとともに、複数本の光ファイバ心
線ユニットをケーブル外被の端面から1mないし2m近く
の長さ分だけ外部に露出させて光ファイバ心線ユニット
を構成するテープ心線あるいは光ファイバ心線の各端末
にコネクタを取り付ける。この状態で、次にクロージャ
内において、ケーブル外被の端面から突出したテンショ
ンメンバをクロージャに固定するとともに、テープ心線
あるいは光ファイバ心線に取り付けられたコネクタ同士
を互いに接続する。
【0003】ところで、このような光ファイバケーブル
同士の接続作業を効率良く行う上では、予め、ケーブル
外被を剥ぎ取って露出された各光ファイバ心線ユニット
にコネクタを取り付けてなる光ファイバケーブルをケー
ブルドラムに巻き取った状態で出荷することが行われて
いる。したがって、その運搬時やケーブル保管時には端
末部分が損傷しないように何らかの保護処理を事前に施
しておく必要がある。
【0004】そのため、従来技術では、図3に示すよう
な端末保護構造Bを採用したものが提供されている。
【0005】すなわち、図3に示す端末保護構造Bは、
ケーブル本体1の端部において、テンションメンバ2が
露出されるとともに、このテンションメンバ2を取り囲
んだ状態で延出長さを違えながら複数本の光ファイバ心
線ユニット3が露出されており、これらの各光ファイバ
心線ユニット3を構成するテープ心線あるいは光ファイ
バ心線の各端末にそれぞれコネクタ4が取り付けられて
いる。そして、これらのコネクタ4付きの各光ファイバ
心線ユニット3が、樹脂シート間に多数個の気泡部分が
離間配置されたいわゆるエアパッキンといわれるような
クッション材5でもって包み込まれている。
【0006】そして、このクッション材5の外周を取り
囲むように、クッション材5の上から巻銅線入りのビニ
ルホースなどの保護チューブ6が被せられており、この
保護チューブ6は、その一端側がケーブル本体1の端部
に取り付けたスリーブ7に嵌め込まれる一方、その他端
側には半球形状となったポリ塩化ビニル製のキャップ8
が外嵌されており、これらのスリーブ7やキャップ8は
ブチルテープやビニルテープ(図示せず)を巻き付けるこ
とで保護チューブ6との境界部分がシールされて密着固
定されている。
【0007】このような端末保護構造Bが施された光フ
ァイバケーブルは、図4に示すように、そのケーブル本
体1の部分がケーブルドラム20の胴部20aに巻き付
けられるとともに、仕切壁20bと右側の鍔部20cとの
間に導かれて端末保護構造Bの部分が両者20b,20c
で挟まれた胴部20aにヒモ22などで縛って固定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の端末
保護構造Bを採用した場合には、部品点数が多くて全体
構成が複雑となり、組立および解体作業に要する手間が
増えることになるため、材料および作業コストが高くな
っている。
【0009】しかも、この端末保護構造Bは、その全体
がケーブル本体1の軸方向に沿って一直線状に延びてい
て長尺であるため、取り扱いが面倒であり、ケーブルド
ラム20に一時的に固定するにも手間がかかる。
【0010】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、従来よりも部品点数を削減してコ
ストダウンを図るとともに、組立、解体作業に要する手
間を省き、さらに、全体形状がコンパクトとなって取り
扱いも容易な光ファイバケーブルの端末保護構造を提供
することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次の手段を採用した。
【0012】すなわち、本発明の請求項1に係る光ファ
イバケーブルの端末保護構造は、ボビンを備え、このボ
ビンにケーブル本体の端部が固定されるとともに、ケー
ブル本体の端面から延出された複数本の光ファイバ心線
ユニットが前記ボビンに巻き付けられ、このボビン全体
が防湿用の袋体により覆われて密封されている。
【0013】請求項2記載に係る光ファイバケーブルの
端末保護構造は、ケーブル本体の端面から延出された複
数本の光ファイバ心線ユニットの全体が防湿用の袋体に
より覆われて密封される一方、ボビンを備え、このボビ
ンに前記ケーブル本体の端部が固定されるとともに、前
記袋体に覆われた前記光ファイバ心線ユニットが巻き付
けられている。
【0014】請求項3記載に係る光ファイバケーブルの
端末保護構造は、請求項1または請求項2に記載の構成
において、光ファイバ心線ユニットが巻き付けられたボ
ビン全体がクッション材で覆われている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、光ファイバケーブルの端
末保護構造の実施の一形態を簡略化して示す斜視図であ
る。
【0016】この実施形態の光ファイバケーブルの端末
保護構造Aは、ケーブル本体1の端末に位置するケーブ
ル外被を剥ぎ取ることによってテンションメンバ2が所
要長さ分だけ外部に露出されるとともに、複数本の光フ
ァイバ心線ユニット3がケーブル外被の端面から1mな
いし2m近くの長さ分だけ外部に露出した状態で延出さ
れている点は従来と同じであるが、本例では、プラスチ
ック製や紙製の比較的軽量なボビン10を備えている点
が従来と基本的に相違する。
【0017】そして、このボビン10の鍔部10aにケ
ーブル本体1の端部が固定具11で固定され、また、ケ
ーブル本体1の端面から延出された複数本の光ファイバ
心線ユニット3がボビン10の胴部10bに巻き付けら
れるとともに、各光ファイバ心線ユニット3の端部およ
びその端部に設けられているコネクタ4が図示しないテ
ープなどによって貼り付け固定されている。
【0018】そして、ボビン10全体がポリエチレンや
ナイロンなどからなる防湿用の袋体12によって包み込
まれており、このボビン10を包み込んだ袋体12の開
口端部はテープ13を巻き付けるなどして封止されてい
る。このため、外部から袋体12内部への水分や湿気の
侵入は阻止されることになる。
【0019】また、ここでの端末保護構造Aは、ボビン
10を包む袋体12が木製の箱14内に収納され、袋体
12と箱14との間に発泡スチロールなどのような多孔
質樹脂製のクッション材16が充填されている。したが
って、クッション材16によって、ボビン10に加わる
外力の作用が緩衝され保護されている。
【0020】このような端末保護構造Aが施された光フ
ァイバケーブルは、図2に示すように、そのケーブル本
体1の部分がケーブルドラム20の胴部20aに巻き付
けられるとともに、仕切壁20bと右側の鍔部20cとの
間に導かれて端末保護構造Aの部分がその鍔部20cの
内側などに固定される。
【0021】その場合、この端末保護構造Aは、従来の
ような一直線状をした長尺のものではなく、全体がコン
パクトになるから、ケーブルドラム20に対して容易に
取り付け固定することができる。
【0022】上記の実施形態では、光ファイバ心線ユニ
ット3によって取り囲まれた状態でケーブル本体1の端
面からテンションメンバ2が突出しているが、テンショ
ンメンバ2の外周囲にエアパッキンなどのようなクッシ
ョン材からなる図示しない介装部材を配置して、テンシ
ョンメンバ2と光ファイバ心線ユニット3との直接の接
触を無くせば、光ファイバ心線ユニット3の損傷を確実
に防止できるのでより一層都合がよい。
【0023】さらに、上記の実施形態では、各光ファイ
バ心線ユニット3をボビン10に巻き付けた後にその全
体を袋体12で封止しているが、テンションメンバ2と
光ファイバ心線ユニット3とを袋体で封止した後に、こ
れをボビン10に巻き付けた構成とすることも可能であ
る。
【0024】また、必要に応じてクッション材16や箱
体14を設けるのを省略することも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバケーブルの端末
保護構造は次の効果を奏する。
【0026】(1) 請求項1または請求項2の構成にお
いては、従来よりも部品点数が削減されるのでコストダ
ウンが図れるとともに、組立、解体作業に要する手間を
省くことができる。さらに、全体形状がコンパクトとな
って取り扱いも容易になる。
【0027】(2) 請求項3の構成においては、さら
に、クッション材を設けることにより、端末部分の損傷
がより一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブルの端末保護構造の
実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1における本発明の光ファイバケーブルの端
末保護構造をケーブルドラムに取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図3】従来例に係る光ファイバケーブルの端末保護構
造を簡略化して示す側断面図である。
【図4】図3における光ファイバケーブルの端末保護構
造をケーブルドラムに取り付けた状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
A…光ファイバケーブルの端末保護構造、1…ケーブル
本体、2…テンションメンバ、3…光ファイバ心線ユニ
ット、4…コネクタ、10…ボビン、12…袋体、14
…箱体、16…クッション材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大泉 晴郎 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 辻 貢司 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンを備え、このボビンにケーブル本
    体の端部が固定されるとともに、ケーブル本体の端面か
    ら延出された複数本の光ファイバ心線ユニットが前記ボ
    ビンに巻き付けられ、このボビン全体が防湿用の袋体に
    より覆われて密封されていることを特徴とする光ファイ
    バケーブルの端末保護構造。
  2. 【請求項2】 ケーブル本体の端面から延出された複数
    本の光ファイバ心線ユニットの全体が防湿用の袋体によ
    り覆われて密封される一方、ボビンを備え、このボビン
    に前記ケーブル本体の端部が固定されるとともに、前記
    袋体に覆われた前記光ファイバ心線ユニットが巻き付け
    られていることを特徴とする光ファイバケーブルの端末
    保護構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された光
    ファイバケーブルの端末保護構造において、 光ファイバ心線ユニットが巻き付けられたボビン全体が
    クッション材で覆われていることを特徴とする光ファイ
    バケーブルの端末保護構造。
JP7310627A 1995-11-29 1995-11-29 光ファイバケーブルの端末保護構造 Pending JPH09152537A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7310627A JPH09152537A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 光ファイバケーブルの端末保護構造

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JP7310627A JPH09152537A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 光ファイバケーブルの端末保護構造

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JPH09152537A true JPH09152537A (ja) 1997-06-10

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ID=18007539

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JP7310627A Pending JPH09152537A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 光ファイバケーブルの端末保護構造

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JP (1) JPH09152537A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000180683A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ケ―ブル成端の牽引保護装置
US8126307B2 (en) 2003-12-29 2012-02-28 Adc Telecommunications, Inc. Telecommunications connector protective device
KR101479429B1 (ko) * 2013-12-05 2015-01-08 중앙대학교 산학협력단 주행로 균열 센싱을 위한 센서의 보호 장치 및 이를 포함하는 주행로 균열 모니터링 장치

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JP2000180683A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ケ―ブル成端の牽引保護装置
US8126307B2 (en) 2003-12-29 2012-02-28 Adc Telecommunications, Inc. Telecommunications connector protective device
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