JP2000180683A - 光ケ―ブル成端の牽引保護装置 - Google Patents
光ケ―ブル成端の牽引保護装置Info
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- JP2000180683A JP2000180683A JP10376017A JP37601798A JP2000180683A JP 2000180683 A JP2000180683 A JP 2000180683A JP 10376017 A JP10376017 A JP 10376017A JP 37601798 A JP37601798 A JP 37601798A JP 2000180683 A JP2000180683 A JP 2000180683A
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- optical fiber
- optical cable
- optical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型軽量の光ケーブルの牽引保護装置を提供
する。 【解決手段】 光ケーブル1の端末部6と該端末部6か
ら引き出された光ファイバテープ心線4を防水梱包体3
0内に水密に収容する。防水梱包体30内にはファイバ
折り返し部材22を収容する。牽引線8の一端は光ケー
ブル1のテンションメンバ5に接続し、他端はファイバ
折り返し部材22を通して牽引端17に接続する。ファ
イバ折り返し部材22は牽引線8に固定する。端末部6
から引き出した光ファイバテープ心線4は保護チューブ
31で被覆してファイバ折り返し部材22まで引き出し
た所で該ファイバ折り返し部材22の折り返し巻き胴部
にほぼ半周巻いてUターン状に折り返す。折り返し端末
35は固定具33の固定リング34に止める。光ファイ
バテープ心線4は牽引線8に対し螺旋状に縦添えして引
き出す。
する。 【解決手段】 光ケーブル1の端末部6と該端末部6か
ら引き出された光ファイバテープ心線4を防水梱包体3
0内に水密に収容する。防水梱包体30内にはファイバ
折り返し部材22を収容する。牽引線8の一端は光ケー
ブル1のテンションメンバ5に接続し、他端はファイバ
折り返し部材22を通して牽引端17に接続する。ファ
イバ折り返し部材22は牽引線8に固定する。端末部6
から引き出した光ファイバテープ心線4は保護チューブ
31で被覆してファイバ折り返し部材22まで引き出し
た所で該ファイバ折り返し部材22の折り返し巻き胴部
にほぼ半周巻いてUターン状に折り返す。折り返し端末
35は固定具33の固定リング34に止める。光ファイ
バテープ心線4は牽引線8に対し螺旋状に縦添えして引
き出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブルを牽引
布設する工程で光ファイバに泥や水が付着したり、光フ
ァイバが側圧を受けて損傷するのを防止する光ケーブル
成端の牽引保護装置に関するものである。
布設する工程で光ファイバに泥や水が付着したり、光フ
ァイバが側圧を受けて損傷するのを防止する光ケーブル
成端の牽引保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ケーブルの端末(成端)から光ファイ
バを引き出し、この引き出した光ファイバの先端に光コ
ネクタを取り付けるか、或いは光コネクタを取り付け可
能な状態にして光ケーブルを工場から出荷することが行
われている。一般に、光ケーブルの布設作業は光ケーブ
ルを牽引し引きずってマンホールや、局内に布設される
ものであるため、光ケーブルを布設する場合に、そのケ
ーブルの牽引布設工程で、光コネクタや、光ファイバが
泥にまみれたり、水に浸かって害を受けたり、布設時の
側圧を受けて光ファイバ等が損傷したりすると致命的な
欠陥となる。そこで、工場において、光ケーブルの端末
に引き出し状態の光ファイバを保護する牽引保護装置を
取り付けて、光ケーブルを工場から志向地に向けて出荷
している。
バを引き出し、この引き出した光ファイバの先端に光コ
ネクタを取り付けるか、或いは光コネクタを取り付け可
能な状態にして光ケーブルを工場から出荷することが行
われている。一般に、光ケーブルの布設作業は光ケーブ
ルを牽引し引きずってマンホールや、局内に布設される
ものであるため、光ケーブルを布設する場合に、そのケ
ーブルの牽引布設工程で、光コネクタや、光ファイバが
泥にまみれたり、水に浸かって害を受けたり、布設時の
側圧を受けて光ファイバ等が損傷したりすると致命的な
欠陥となる。そこで、工場において、光ケーブルの端末
に引き出し状態の光ファイバを保護する牽引保護装置を
取り付けて、光ケーブルを工場から志向地に向けて出荷
している。
【0003】図3は、光ケーブルの端末に取り付けられ
る牽引保護装置の従来例を示すものである。光ケーブル
1は、図4に示すようなスロット2の光ファイバ収容溝
3内に光ファイバテープ心線(テープ状の光ファイバ心
線)4を複数収容し、必要に応じその上側に押え巻きテ
ープを巻き、外面を外皮で被覆したものである。なお、
図4中、5はスロット2の中心部に埋設されている鋼線
等のテンションメンバである。
る牽引保護装置の従来例を示すものである。光ケーブル
1は、図4に示すようなスロット2の光ファイバ収容溝
3内に光ファイバテープ心線(テープ状の光ファイバ心
線)4を複数収容し、必要に応じその上側に押え巻きテ
ープを巻き、外面を外皮で被覆したものである。なお、
図4中、5はスロット2の中心部に埋設されている鋼線
等のテンションメンバである。
【0004】光ケーブル1の端末部(成端部)6からは
スロット2の各光ファイバ収容溝3の光ファイバテープ
心線4が引き出され、その引き出された各光ファイバテ
ープ心線4の先端には、光コネクタ7が取り付けられて
いる(図3参照)。そして、光ケーブル1のテンション
メンバ5は外付けの牽引線8と接続固定手段19により
接続固定されている。つまり、牽引線8はテンションメ
ンバ5を介して端末部6に接続されている。なお、光ケ
ーブル1の端末部6の先端側に装着されているスペーサ
9は光ケーブル端末のシース剥ぎ取り部分がばらけない
ように押さえるための部材である。
スロット2の各光ファイバ収容溝3の光ファイバテープ
心線4が引き出され、その引き出された各光ファイバテ
ープ心線4の先端には、光コネクタ7が取り付けられて
いる(図3参照)。そして、光ケーブル1のテンション
メンバ5は外付けの牽引線8と接続固定手段19により
接続固定されている。つまり、牽引線8はテンションメ
ンバ5を介して端末部6に接続されている。なお、光ケ
ーブル1の端末部6の先端側に装着されているスペーサ
9は光ケーブル端末のシース剥ぎ取り部分がばらけない
ように押さえるための部材である。
【0005】前記光ケーブル1の端末部6は筒状のホー
ス等から成る保護外装体10の一端側に挿入されてお
り、保護外装体10の内部には、複数のプラスチック製
の保護板11が間隔を介して配設収容されている。この
保護板11は光ファイバテープ心線4を外圧から保護す
るもので、図5に示すように中心部に中心孔12を備
え、外周には、前記光ケーブル1のスロット2の光ファ
イバ収容溝3に対応させて凹溝13が形成されている。
各保護板11の中心孔12には牽引線8が通され、保護
板11と牽引線8とはカシメ等の適宜の手段により固定
されている。また、各保護板11の凹溝13には、対応
する光コネクタ付の光ファイバテープ心線4が通されて
光ファイバテープ心線4は端末部6から真っ直ぐ伸びて
保護外装体10内に収容されている。
ス等から成る保護外装体10の一端側に挿入されてお
り、保護外装体10の内部には、複数のプラスチック製
の保護板11が間隔を介して配設収容されている。この
保護板11は光ファイバテープ心線4を外圧から保護す
るもので、図5に示すように中心部に中心孔12を備
え、外周には、前記光ケーブル1のスロット2の光ファ
イバ収容溝3に対応させて凹溝13が形成されている。
各保護板11の中心孔12には牽引線8が通され、保護
板11と牽引線8とはカシメ等の適宜の手段により固定
されている。また、各保護板11の凹溝13には、対応
する光コネクタ付の光ファイバテープ心線4が通されて
光ファイバテープ心線4は端末部6から真っ直ぐ伸びて
保護外装体10内に収容されている。
【0006】保護外装体10の両端側開口にはゴム等の
防水部材14を介してキャップ15、16が水密に固定
されている。保護外装体10の筒状壁の基端側はこの防
水部材14が設けられることで、光ケーブル1とキャッ
プ15は水密となっており、保護外装体10の先端側の
キャップ16の中心孔には栓体20が水密に嵌合固定さ
れて保護外装体10の先端側開口は水密に閉鎖されてい
る。これら、防水部材14を介して結合されたキャップ
15と保護外装体10とキャップ16と栓体20の結合
体は光ファイバテープ心線4が引き出されている光ケー
ブル1の端末部6を水密に収容する防水梱包体30を構
成する。
防水部材14を介してキャップ15、16が水密に固定
されている。保護外装体10の筒状壁の基端側はこの防
水部材14が設けられることで、光ケーブル1とキャッ
プ15は水密となっており、保護外装体10の先端側の
キャップ16の中心孔には栓体20が水密に嵌合固定さ
れて保護外装体10の先端側開口は水密に閉鎖されてい
る。これら、防水部材14を介して結合されたキャップ
15と保護外装体10とキャップ16と栓体20の結合
体は光ファイバテープ心線4が引き出されている光ケー
ブル1の端末部6を水密に収容する防水梱包体30を構
成する。
【0007】前記栓体20の中心部外側には締結手段の
アイナット18を用いてリング状の牽引端17が固定さ
れており、牽引線8はスリーブ締結手段21によってア
イナット18に接続固定されている。前記牽引端17に
ロープ等を掛けてロープを引っ張ることにより、牽引力
は、牽引線8から光ケーブル1(より詳細には光ケーブ
ル1のテンションメンバ5)に伝わり、光ケーブル1が
引きずられて光ケーブル1の牽引布設が行われるもので
ある。
アイナット18を用いてリング状の牽引端17が固定さ
れており、牽引線8はスリーブ締結手段21によってア
イナット18に接続固定されている。前記牽引端17に
ロープ等を掛けてロープを引っ張ることにより、牽引力
は、牽引線8から光ケーブル1(より詳細には光ケーブ
ル1のテンションメンバ5)に伝わり、光ケーブル1が
引きずられて光ケーブル1の牽引布設が行われるもので
ある。
【0008】なお、光ケーブル1の布設が完了して光コ
ネクタ7の接続使用を行う際には牽引保護装置の解体が
行われて光ケーブル1の端末から牽引保護装置が取り除
かれ、光コネクタ付光ファイバテープ心線4の接続使用
が行われる。
ネクタ7の接続使用を行う際には牽引保護装置の解体が
行われて光ケーブル1の端末から牽引保護装置が取り除
かれ、光コネクタ付光ファイバテープ心線4の接続使用
が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
牽引保護装置は、防水梱包体30内に光ケーブル1の端
末部6から光ファイバテープ心線4を真直に引き出して
収容するものであるため防水梱包体30の長さが大とな
り、装置が大型化してしまうという問題があった。
牽引保護装置は、防水梱包体30内に光ケーブル1の端
末部6から光ファイバテープ心線4を真直に引き出して
収容するものであるため防水梱包体30の長さが大とな
り、装置が大型化してしまうという問題があった。
【0010】さらに、布設完了した光ケーブル1を所定
の期間使用せずに牽引保護装置を解体しないで局内等に
保管するような場合には、牽引保護装置が長さ方向に嵩
張るために広い保管スペースを用意しなければならなか
った。
の期間使用せずに牽引保護装置を解体しないで局内等に
保管するような場合には、牽引保護装置が長さ方向に嵩
張るために広い保管スペースを用意しなければならなか
った。
【0011】さらに、保護外装体10の筒長(防水梱包
体30の長さ)が長くなる分、保護板11の数も増えて
重量も重くなり、光ケーブル1の牽引布設時の取り扱い
が大変になるという問題が生じる。
体30の長さ)が長くなる分、保護板11の数も増えて
重量も重くなり、光ケーブル1の牽引布設時の取り扱い
が大変になるという問題が生じる。
【0012】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、防水梱包体の長さを短く
して装置の小型軽量化を図り、光ケーブルの牽引布設時
の取り扱いが容易な牽引保護装置を提供することにあ
る。
れたものであり、その目的は、防水梱包体の長さを短く
して装置の小型軽量化を図り、光ケーブルの牽引布設時
の取り扱いが容易な牽引保護装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次のような手段を講じて課題を解決する手段
としている。すなわち、第1の発明は、光ファイバ心線
が引き出されている光ケーブルの端末部を収容して光フ
ァイバ心線の保護と防水を図る光ケーブル成端の牽引保
護装置であって、筒状壁を有しその基端側の開口端側に
は光ケーブル端末部が水密に挿入され先端側開口は水密
に閉鎖され内部に光ケーブル端末部から引き出された光
ファイバ心線を収容して成る防水梱包体と、この防水梱
包体の先端側に固定配設された牽引端と、前記防水梱包
体内に収容されたファイバ折り返し部材とを有し、この
ファイバ折り返し部材には光ファイバ心線の折り返し巻
き胴部と、この折り返し巻き胴部を貫通する方向に開け
られた牽引線挿通孔とが形成され、前記光ケーブル端末
は牽引線の一端側に接続固定され、この牽引線の他端側
は前記ファイバ折り返し部材の牽引線挿通孔を通して前
記牽引端に固定され、前記ファイバ折り返し部材と牽引
線は固定手段によって固定されており、前記光ケーブル
端末から引き出された光ファイバ心線は前記ファイバ折
り返し部材の巻き胴部に巻かれUターン状に折り返した
状態で防水梱包体内に収容されている構成をもって課題
を解決する手段としている。
するために次のような手段を講じて課題を解決する手段
としている。すなわち、第1の発明は、光ファイバ心線
が引き出されている光ケーブルの端末部を収容して光フ
ァイバ心線の保護と防水を図る光ケーブル成端の牽引保
護装置であって、筒状壁を有しその基端側の開口端側に
は光ケーブル端末部が水密に挿入され先端側開口は水密
に閉鎖され内部に光ケーブル端末部から引き出された光
ファイバ心線を収容して成る防水梱包体と、この防水梱
包体の先端側に固定配設された牽引端と、前記防水梱包
体内に収容されたファイバ折り返し部材とを有し、この
ファイバ折り返し部材には光ファイバ心線の折り返し巻
き胴部と、この折り返し巻き胴部を貫通する方向に開け
られた牽引線挿通孔とが形成され、前記光ケーブル端末
は牽引線の一端側に接続固定され、この牽引線の他端側
は前記ファイバ折り返し部材の牽引線挿通孔を通して前
記牽引端に固定され、前記ファイバ折り返し部材と牽引
線は固定手段によって固定されており、前記光ケーブル
端末から引き出された光ファイバ心線は前記ファイバ折
り返し部材の巻き胴部に巻かれUターン状に折り返した
状態で防水梱包体内に収容されている構成をもって課題
を解決する手段としている。
【0014】また、第2の発明は、前記第1の発明の構
成を備えたものにおいて、ファイバ折り返し部材の巻き
胴部の両端側からは互いに内側に曲げられて巻き胴部の
表面を覆う形態の少なくとも一対のカバー鍔が突設され
ており、このカバー鍔と巻き胴部によって囲まれた空間
は心線収容部と成し、互いのカバー鍔の先端間の空間は
光ファイバ心線の挿入空間と成している構成をもって課
題を解決する手段としている。
成を備えたものにおいて、ファイバ折り返し部材の巻き
胴部の両端側からは互いに内側に曲げられて巻き胴部の
表面を覆う形態の少なくとも一対のカバー鍔が突設され
ており、このカバー鍔と巻き胴部によって囲まれた空間
は心線収容部と成し、互いのカバー鍔の先端間の空間は
光ファイバ心線の挿入空間と成している構成をもって課
題を解決する手段としている。
【0015】さらに、第3の発明は、前記第1又は第2
の発明の構成を備えたものにおいて、ファイバ折り返し
部材の巻き胴部の半径は光ファイバ心線の許容曲げ半径
以上の値に設定されている構成をもって課題を解決する
手段としている。
の発明の構成を備えたものにおいて、ファイバ折り返し
部材の巻き胴部の半径は光ファイバ心線の許容曲げ半径
以上の値に設定されている構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0016】さらに、第4の発明は、前記第1又は第2
又は第3の発明の構成を備えたものにおいて、防水梱包
体内にはその長手方向に間隔を介して複数のファイバ折
り返し部材が収容され、光ケーブル端末から引き出され
た光ファイバ心線は各ファイバ折り返し部材の巻き胴部
に掛けられて往復方向に複数回Uターン状に折り返され
ている構成をもって課題を解決する手段としている。
又は第3の発明の構成を備えたものにおいて、防水梱包
体内にはその長手方向に間隔を介して複数のファイバ折
り返し部材が収容され、光ケーブル端末から引き出され
た光ファイバ心線は各ファイバ折り返し部材の巻き胴部
に掛けられて往復方向に複数回Uターン状に折り返され
ている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0017】さらに、第5の発明は、前記第1又は第2
又は第3又は第4の発明の構成を備えたものにおいて、
光ファイバ心線は光ケーブル端末から牽引線に対し螺旋
状に縦添えされて引き出されている構成をもって課題を
解決する手段としている。
又は第3又は第4の発明の構成を備えたものにおいて、
光ファイバ心線は光ケーブル端末から牽引線に対し螺旋
状に縦添えされて引き出されている構成をもって課題を
解決する手段としている。
【0018】さらに、第6の発明は、前記第1乃至第5
の何れか1つの発明の構成を備えたものにおいて、光ケ
ーブル端末から引き出された光ファイバ心線には保護チ
ューブが被せられている構成をもって課題を解決する手
段としている。
の何れか1つの発明の構成を備えたものにおいて、光ケ
ーブル端末から引き出された光ファイバ心線には保護チ
ューブが被せられている構成をもって課題を解決する手
段としている。
【0019】本発明においては、光ケーブルの端末部か
ら引き出された光ファイバ心線はファイバ折り返し部材
の折り返し巻き胴部にほぼ半周分だけ巻かれ折り返した
状態で防水梱包体内に収容される。その結果、長さの長
い光ファイバ心線を収容する場合にあっても、光ファイ
バ心線をUターン形態で収容できるので、防水梱包体の
長さを従来例のように長くする必要がなく、小型軽量の
装置とするにも拘らず、長い光ファイバ心線を収容でき
る。また、装置が小型軽量化されることで、光ケーブル
の牽引布設時の取り扱いも容易となるものである。
ら引き出された光ファイバ心線はファイバ折り返し部材
の折り返し巻き胴部にほぼ半周分だけ巻かれ折り返した
状態で防水梱包体内に収容される。その結果、長さの長
い光ファイバ心線を収容する場合にあっても、光ファイ
バ心線をUターン形態で収容できるので、防水梱包体の
長さを従来例のように長くする必要がなく、小型軽量の
装置とするにも拘らず、長い光ファイバ心線を収容でき
る。また、装置が小型軽量化されることで、光ケーブル
の牽引布設時の取り扱いも容易となるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づき説明する。なお、以下の実施形態例の説明にお
いて従来例と共通部分には同一符号を使用し、その重複
説明を省略又は簡略化する。
に基づき説明する。なお、以下の実施形態例の説明にお
いて従来例と共通部分には同一符号を使用し、その重複
説明を省略又は簡略化する。
【0021】図1には、本発明の一実施形態例の構成が
示されている。本実施形態例に係る光ケーブル成端の牽
引保護装置は、前記図3に示した従来例の装置と同様に
防水梱包体30の内部に光ケーブル1の端末部6を外部
に対し水密に収容する構成と成しているが、従来例と異
なる特徴的なことは、光ケーブル1の端末部6から引き
出された光ファイバテープ心線4を防水梱包体30内に
折り返し形態で収容する構成としたことである。
示されている。本実施形態例に係る光ケーブル成端の牽
引保護装置は、前記図3に示した従来例の装置と同様に
防水梱包体30の内部に光ケーブル1の端末部6を外部
に対し水密に収容する構成と成しているが、従来例と異
なる特徴的なことは、光ケーブル1の端末部6から引き
出された光ファイバテープ心線4を防水梱包体30内に
折り返し形態で収容する構成としたことである。
【0022】そのため、本実施形態例では保護外装体1
0の先端側寄り(防水梱包体30の先端側寄り)にファ
イバ折り返し部材22を収容している。図2はこのファ
イバ折り返し部材22の詳細を示すもので、(a)は正
面図、(b)は平面図(底面図と同じ)、(c)は側面
図を示している。
0の先端側寄り(防水梱包体30の先端側寄り)にファ
イバ折り返し部材22を収容している。図2はこのファ
イバ折り返し部材22の詳細を示すもので、(a)は正
面図、(b)は平面図(底面図と同じ)、(c)は側面
図を示している。
【0023】図2に示すように、ファイバ折り返し部材
22は円周面の折り返し巻き胴部(単に巻き胴部ともい
う)23を備え、この巻き胴部23の両端には鍔24が
形成されている。折り返し巻き胴部23の外周半径は光
ファイバ心線の許容曲げ半径以上の径(半径)と成して
いる。折り返し巻き胴部23の上側と下側にはその巻き
胴部23の両端側からそれぞれ対を成すカバー鍔25が
突設されている。各対のカバー鍔25は基端側が互いに
内側に曲げられて先端が間隔26を介して向き合い、折
り返し巻き胴部23の表面を覆う方向に突き出されてお
り、間隔26の空間は光ファイバ心線の挿入空間と成し
ており、また、カバー鍔25と折り返し巻き胴部23の
表面とによって囲まれた空間27は心線収容部27と成
している。
22は円周面の折り返し巻き胴部(単に巻き胴部ともい
う)23を備え、この巻き胴部23の両端には鍔24が
形成されている。折り返し巻き胴部23の外周半径は光
ファイバ心線の許容曲げ半径以上の径(半径)と成して
いる。折り返し巻き胴部23の上側と下側にはその巻き
胴部23の両端側からそれぞれ対を成すカバー鍔25が
突設されている。各対のカバー鍔25は基端側が互いに
内側に曲げられて先端が間隔26を介して向き合い、折
り返し巻き胴部23の表面を覆う方向に突き出されてお
り、間隔26の空間は光ファイバ心線の挿入空間と成し
ており、また、カバー鍔25と折り返し巻き胴部23の
表面とによって囲まれた空間27は心線収容部27と成
している。
【0024】また、折り返し巻き胴部23にはその中心
位置に防水梱包体30の軸線長手方向に貫通する牽引線
挿通孔28が形成されており、さらに折り返し巻き胴部
23の両側端面にはねじ孔等からなる固定用孔31が前
記牽引線挿通孔28を挟んで対向貫通する形態で形成さ
れている。
位置に防水梱包体30の軸線長手方向に貫通する牽引線
挿通孔28が形成されており、さらに折り返し巻き胴部
23の両側端面にはねじ孔等からなる固定用孔31が前
記牽引線挿通孔28を挟んで対向貫通する形態で形成さ
れている。
【0025】図1に示す如く、一端側が光ケーブル1の
テンションメンバ5に接続固定された牽引線8はファイ
バ折り返し部材22の前記牽引線挿通孔28に通され、
牽引線挿通孔28を挟んだ各固定用孔31にねじ等の固
定具が螺合挿入されて牽引線8とファイバ折り返し部材
22との締結が達成されている。なお、牽引線8の他端
側(先端側)は張設状態で牽引端17にスリーブ締結手
段21を用いて固定されている。
テンションメンバ5に接続固定された牽引線8はファイ
バ折り返し部材22の前記牽引線挿通孔28に通され、
牽引線挿通孔28を挟んだ各固定用孔31にねじ等の固
定具が螺合挿入されて牽引線8とファイバ折り返し部材
22との締結が達成されている。なお、牽引線8の他端
側(先端側)は張設状態で牽引端17にスリーブ締結手
段21を用いて固定されている。
【0026】光ケーブル1の端末部6から引き出された
光ファイバテープ心線4には可撓性を有するプラスチッ
クス等の保護チューブ31が被せられて引き出される
が、図1の例では、光ケーブル1のスロット2の各収容
溝3に収容されている光ファイバテープ心線4(図4参
照)を各溝単位で保護チューブ31により一括被覆して
おり、各収容溝3毎の光ファイバテープ心線のユニット
を区別できるようにしている。
光ファイバテープ心線4には可撓性を有するプラスチッ
クス等の保護チューブ31が被せられて引き出される
が、図1の例では、光ケーブル1のスロット2の各収容
溝3に収容されている光ファイバテープ心線4(図4参
照)を各溝単位で保護チューブ31により一括被覆して
おり、各収容溝3毎の光ファイバテープ心線のユニット
を区別できるようにしている。
【0027】保護チューブ31により被覆された光ファ
イバテープ心線4は牽引線8に対し螺旋状に縦添えされ
て引き出されており、その引き出し位置がファイバ折り
返し部材22に達した所で光ファイバテープ心線4は図
2(b)に示される上側のカバー鍔25間の間隔(挿入
空間)26(26a)から空間(心線収容部)27に挿
入され、折り返し巻き胴部23に沿ってほぼ半周巻いて
Uターンさせた後、下側のカバー鍔25間の間隔26
(26b)から出されて保護外装体10の基端寄りに設
けられた固定具33(この固定具33は牽引線8に固定
されている)の位置まで折り返され、その位置で、光フ
ァイバテープ心線4の折り返し端末35は固定具33の
固定リング34に掛けて固定されている。なお、光ファ
イバテープ心線4の折り返し側も牽引線8に対し螺旋状
に縦添えしてファイバ折り返し部材22から固定具33
の位置まで引き出されている。
イバテープ心線4は牽引線8に対し螺旋状に縦添えされ
て引き出されており、その引き出し位置がファイバ折り
返し部材22に達した所で光ファイバテープ心線4は図
2(b)に示される上側のカバー鍔25間の間隔(挿入
空間)26(26a)から空間(心線収容部)27に挿
入され、折り返し巻き胴部23に沿ってほぼ半周巻いて
Uターンさせた後、下側のカバー鍔25間の間隔26
(26b)から出されて保護外装体10の基端寄りに設
けられた固定具33(この固定具33は牽引線8に固定
されている)の位置まで折り返され、その位置で、光フ
ァイバテープ心線4の折り返し端末35は固定具33の
固定リング34に掛けて固定されている。なお、光ファ
イバテープ心線4の折り返し側も牽引線8に対し螺旋状
に縦添えしてファイバ折り返し部材22から固定具33
の位置まで引き出されている。
【0028】このように、光ファイバテープ心線4をU
ターン状に収容することによって、その分、防水梱包体
30の長さを短くできるので装置の小型化と軽量化が達
成可能となる。特に、引き出される光ファイバテープ心
線4が長尺の場合にはこのUターン状の収容形態を取る
ことによるメリットは大である。
ターン状に収容することによって、その分、防水梱包体
30の長さを短くできるので装置の小型化と軽量化が達
成可能となる。特に、引き出される光ファイバテープ心
線4が長尺の場合にはこのUターン状の収容形態を取る
ことによるメリットは大である。
【0029】上記光ケーブル1の端末部6の収容は保護
外装体10からキャップ15、16を外した状態で行わ
れるが、その作業をより円滑に行う場合には、保護外装
体10を半割り状に形成し、その一方側の半体内へ端末
部6および光ファイバテープ心線4を収容し、その収容
が完了した時点で半割り状の他方側を被せて筒状に一体
化するようにすればよい。そして、基端側の保護外装体
10の開口に防水部材14を介してキャップ15を嵌合
固定し、先端側の保護外装体10の開口には防水部材1
4を介してキャップ16を嵌合固定し、さらにキャップ
16の中心孔に栓体20を嵌め込むことで、光ケーブル
1の端末部6は引き出された光ファイバテープ心線4と
ともに防水梱包体30内に水密に収容される。勿論、保
護外装体10が半割の組み合わせでできている場合はそ
の合わせ目は封止部材により水密に閉鎖されることとな
る。
外装体10からキャップ15、16を外した状態で行わ
れるが、その作業をより円滑に行う場合には、保護外装
体10を半割り状に形成し、その一方側の半体内へ端末
部6および光ファイバテープ心線4を収容し、その収容
が完了した時点で半割り状の他方側を被せて筒状に一体
化するようにすればよい。そして、基端側の保護外装体
10の開口に防水部材14を介してキャップ15を嵌合
固定し、先端側の保護外装体10の開口には防水部材1
4を介してキャップ16を嵌合固定し、さらにキャップ
16の中心孔に栓体20を嵌め込むことで、光ケーブル
1の端末部6は引き出された光ファイバテープ心線4と
ともに防水梱包体30内に水密に収容される。勿論、保
護外装体10が半割の組み合わせでできている場合はそ
の合わせ目は封止部材により水密に閉鎖されることとな
る。
【0030】本実施形態例の牽引保護装置を取り付けた
光ケーブル1の牽引布設作業は従来例と同様に牽引端1
7にロープ等を掛け、ロープを引っ張ることにより行わ
れ、布設後に光ファイバテープ心線4を使用する場合に
は牽引保護装置を解体し、光ファイバテープ心線4を取
り出し、必要に応じ光ファイバテープ心線4の端末に光
コネクタ7を接続してその光ファイバテープ心線4の使
用が行われる。
光ケーブル1の牽引布設作業は従来例と同様に牽引端1
7にロープ等を掛け、ロープを引っ張ることにより行わ
れ、布設後に光ファイバテープ心線4を使用する場合に
は牽引保護装置を解体し、光ファイバテープ心線4を取
り出し、必要に応じ光ファイバテープ心線4の端末に光
コネクタ7を接続してその光ファイバテープ心線4の使
用が行われる。
【0031】なお、本発明は上述した実施形態例に限定
されることはなく様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記例では保護外装体10をプラスチックス製のホ
ースとしたが、金属製のパイプ構造としてもよい。
されることはなく様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記例では保護外装体10をプラスチックス製のホ
ースとしたが、金属製のパイプ構造としてもよい。
【0032】また、上記実施形態例では、保護外装体1
0内にファイバ折り返し部材22を1個設けたが、保護
外装体10の長手方向に間隔を介して複数設けてもよ
い。このようにファイバ折り返し部材22を複数設ける
ことにより、光ケーブル1の端末部6から引き出した光
ファイバテープ心線4を各ファイバ折り返し部材22の
折り返し巻き胴部23に掛けて往復方向に複数回折り返
て収容すことができるので、保護外装体10(防水梱包
体30)の長さをより短くしてより一層の小型軽量化を
図ることができることになる。
0内にファイバ折り返し部材22を1個設けたが、保護
外装体10の長手方向に間隔を介して複数設けてもよ
い。このようにファイバ折り返し部材22を複数設ける
ことにより、光ケーブル1の端末部6から引き出した光
ファイバテープ心線4を各ファイバ折り返し部材22の
折り返し巻き胴部23に掛けて往復方向に複数回折り返
て収容すことができるので、保護外装体10(防水梱包
体30)の長さをより短くしてより一層の小型軽量化を
図ることができることになる。
【0033】さらに、上記実施形態例では、光ケーブル
1の光ファイバ心線をテープ心線としたが、単心毎に被
覆層で被覆された通常の光ファイバ被覆心線であっても
よく、光コードの心線であってもよく、ケーブル構造は
限定されない。また、防水梱包体30内に収容される光
ファイバ心線は光コネクタが付いていてもよく、光コネ
クタが付いていなくてもよい。
1の光ファイバ心線をテープ心線としたが、単心毎に被
覆層で被覆された通常の光ファイバ被覆心線であっても
よく、光コードの心線であってもよく、ケーブル構造は
限定されない。また、防水梱包体30内に収容される光
ファイバ心線は光コネクタが付いていてもよく、光コネ
クタが付いていなくてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明は防水梱包体内にファイバ折り返
し部材を収容配設し、光ケーブルの端末部から引き出し
た光ファイバ心線をこのファイバ折り返し部材の折り返
し巻き胴部に巻いてUターン状に折り返した状態で防水
梱包体内に収容する構成としたので、光ファイバ心線を
真直状に引き出して収容する従来例に比べ、防水梱包体
の長さを短くでき、これに伴い、大幅な装置の小型軽量
化を達成することができるとともに、その取り扱いも容
易となる。
し部材を収容配設し、光ケーブルの端末部から引き出し
た光ファイバ心線をこのファイバ折り返し部材の折り返
し巻き胴部に巻いてUターン状に折り返した状態で防水
梱包体内に収容する構成としたので、光ファイバ心線を
真直状に引き出して収容する従来例に比べ、防水梱包体
の長さを短くでき、これに伴い、大幅な装置の小型軽量
化を達成することができるとともに、その取り扱いも容
易となる。
【0035】特に、防水梱包体の長手方向に間隔を介し
て複数のファイバ折り返し部材を防水梱包体内に収容配
設する構成とすることにより、光ケーブルの端末部から
引き出した光ファイバ心線を各ファイバ折り返し部材の
折り返し巻き胴部に掛けて往復方向に複数回Uターンさ
せて収容できるので、防水梱包体の長さをさらに短くで
き、装置のより一層の小型軽量化を達成することができ
る。
て複数のファイバ折り返し部材を防水梱包体内に収容配
設する構成とすることにより、光ケーブルの端末部から
引き出した光ファイバ心線を各ファイバ折り返し部材の
折り返し巻き胴部に掛けて往復方向に複数回Uターンさ
せて収容できるので、防水梱包体の長さをさらに短くで
き、装置のより一層の小型軽量化を達成することができ
る。
【0036】さらに、本発明は、前記ファイバ折り返し
部材の折り返し巻き胴部の両端側からは互いに内側に曲
げられて巻き胴部の表面を覆う形態の少なくとも一対の
カバー鍔を設けているので、カバー鍔間の挿入空間から
挿入して折り返し巻き胴部に光ファイバ心線を巻いて折
り返す作業中や、光ケーブルの牽引布設中に光ファイバ
心線が折り返し巻き胴部から外れるのを防止することが
できる。
部材の折り返し巻き胴部の両端側からは互いに内側に曲
げられて巻き胴部の表面を覆う形態の少なくとも一対の
カバー鍔を設けているので、カバー鍔間の挿入空間から
挿入して折り返し巻き胴部に光ファイバ心線を巻いて折
り返す作業中や、光ケーブルの牽引布設中に光ファイバ
心線が折り返し巻き胴部から外れるのを防止することが
できる。
【0037】さらに、その折り返し巻き胴部の半径は光
ファイバ心線の許容曲げ半径以上の大きさに設定されて
いるので、折り返し巻き胴部に光ファイバ心線を巻き付
ける際に光ファイバ心線に異常な曲げ力が作用して、光
ファイバが損傷するという不具合を効果的に防止でき
る。
ファイバ心線の許容曲げ半径以上の大きさに設定されて
いるので、折り返し巻き胴部に光ファイバ心線を巻き付
ける際に光ファイバ心線に異常な曲げ力が作用して、光
ファイバが損傷するという不具合を効果的に防止でき
る。
【0038】さらに、光ケーブルの端末部から引き出さ
れる光ファイバ心線は牽引線に対し螺旋状に縦添えされ
ているので、曲げ力に順応して円滑に曲がり易く、その
ため、光ケーブルの布設時に曲げ力を受けてもその曲げ
方向に順応し、その曲げ力に対する抗張力を光ファイバ
に負担を掛けずに牽引線に持たせることができるので、
光ケーブルの布設時の曲げ外力によって光ファイバが損
傷することを防止でき、このことにより光ケーブル布設
作業の信頼性を高めることができる。
れる光ファイバ心線は牽引線に対し螺旋状に縦添えされ
ているので、曲げ力に順応して円滑に曲がり易く、その
ため、光ケーブルの布設時に曲げ力を受けてもその曲げ
方向に順応し、その曲げ力に対する抗張力を光ファイバ
に負担を掛けずに牽引線に持たせることができるので、
光ケーブルの布設時の曲げ外力によって光ファイバが損
傷することを防止でき、このことにより光ケーブル布設
作業の信頼性を高めることができる。
【0039】さらに、光ケーブルの端末から引き出され
た光ファイバ心線に保護チューブを被せることにより、
光ファイバ心線の外力に対する保護をより一層図ること
ができる。
た光ファイバ心線に保護チューブを被せることにより、
光ファイバ心線の外力に対する保護をより一層図ること
ができる。
【0040】さらに、光ケーブルの布設後、光ファイバ
心線の使用を所定期間の間行わない場合には、牽引保護
装置を解体しない状態で保管することが多いが、従来例
の牽引保護装置を用いた場合に比べ、保管スペースを小
さくでき、保管スペースの省スペース化を図ることがで
きるという効果を奏する。
心線の使用を所定期間の間行わない場合には、牽引保護
装置を解体しない状態で保管することが多いが、従来例
の牽引保護装置を用いた場合に比べ、保管スペースを小
さくでき、保管スペースの省スペース化を図ることがで
きるという効果を奏する。
【図1】本発明に係る牽引保護装置の一実施形態例の構
成説明図である。
成説明図である。
【図2】図1の装置に使用されるファイバ折り返し部材
22の詳細構成説明図である。
22の詳細構成説明図である。
【図3】牽引保護装置の従来例の説明図である。
【図4】光ケーブル内の光ファイバテープ心線(光ファ
イバ心線)の収容構造の一例を示す説明図である。
イバ心線)の収容構造の一例を示す説明図である。
【図5】牽引保護装置内に使用されている一般的な保護
板の説明図である。
板の説明図である。
1 光ケーブル 4 光ファイバテープ心線 6 光ケーブルの端末部 8 牽引線 17 牽引端 22 ファイバ折り返し部材 23 折り返し巻き胴部 25 カバー鍔 30 防水梱包体 32 保護チューブ
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 学 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 三佐嵜 忍 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H001 FF06 2H038 CA38 CA73
Claims (6)
- 【請求項1】 光ファイバ心線が引き出されている光ケ
ーブルの端末部を収容して光ファイバ心線の保護と防水
を図る光ケーブル成端の牽引保護装置であって、筒状壁
を有しその基端側の開口端側には光ケーブル端末部が水
密に挿入され先端側開口は水密に閉鎖され内部に光ケー
ブル端末部から引き出された光ファイバ心線を収容して
成る防水梱包体と、この防水梱包体の先端側に固定配設
された牽引端と、前記防水梱包体内に収容されたファイ
バ折り返し部材とを有し、このファイバ折り返し部材に
は光ファイバ心線の折り返し巻き胴部と、この折り返し
巻き胴部を貫通する方向に開けられた牽引線挿通孔とが
形成され、前記光ケーブル端末は牽引線の一端側に接続
固定され、この牽引線の他端側は前記ファイバ折り返し
部材の牽引線挿通孔を通して前記牽引端に固定され、前
記ファイバ折り返し部材と牽引線は固定手段によって固
定されており、前記光ケーブル端末から引き出された光
ファイバ心線は前記ファイバ折り返し部材の巻き胴部に
巻かれUターン状に折り返した状態で防水梱包体内に収
容されていることを特徴とする光ケーブル成端の牽引保
護装置。 - 【請求項2】 ファイバ折り返し部材の巻き胴部の両端
側からは互いに内側に曲げられて巻き胴部の表面を覆う
形態の少なくとも一対のカバー鍔が突設されており、こ
のカバー鍔と巻き胴部によって囲まれた空間は心線収容
部と成し、互いのカバー鍔の先端間の空間は光ファイバ
心線の挿入空間と成している請求項1記載の光ケーブル
成端の牽引保護装置。 - 【請求項3】 ファイバ折り返し部材の巻き胴部の半径
は光ファイバ心線の許容曲げ半径以上の値に設定されて
いる請求項1又は請求項2記載の光ケーブル成端の牽引
保護装置。 - 【請求項4】 防水梱包体内にはその長手方向に間隔を
介して複数のファイバ折り返し部材が収容され、光ケー
ブル端末から引き出された光ファイバ心線は各ファイバ
折り返し部材の巻き胴部に掛けられて往復方向に複数回
Uターン状に折り返されていることを特徴とする請求項
1又は請求項2又は請求項3記載の光ケーブル成端の牽
引保護装置。 - 【請求項5】 光ファイバ心線は光ケーブル端末から牽
引線に対し螺旋状に縦添えされて引き出されていること
を特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
求項4記載の光ケーブル成端の牽引保護装置。 - 【請求項6】 光ケーブル端末から引き出された光ファ
イバ心線には保護チューブが被せられていることを特徴
とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の光ケ
ーブル成端の牽引保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10376017A JP2000180683A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 光ケ―ブル成端の牽引保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10376017A JP2000180683A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 光ケ―ブル成端の牽引保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000180683A true JP2000180683A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=18506439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10376017A Pending JP2000180683A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 光ケ―ブル成端の牽引保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000180683A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009157093A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Kyoei Senzai Kk | ドロップ光ファイバ敷設用牽引具 |
CN103676054A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-26 | 山东省科学院激光研究所 | 油田专用光缆连接装置 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6155607A (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-20 | Fujitsu Ltd | 光分配盤 |
JPH02123903U (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-12 | ||
JPH03117216U (ja) * | 1990-03-15 | 1991-12-04 | ||
JPH0525406U (ja) * | 1991-09-05 | 1993-04-02 | 三菱電線工業株式会社 | 光フアイバケーブルの牽引端構造 |
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JPH0581804U (ja) * | 1992-04-02 | 1993-11-05 | 住友電気工業株式会社 | 光ケーブルのけん引端部 |
JPH05303018A (ja) * | 1991-09-09 | 1993-11-16 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ケーブル端末内光ファイバ余長処理機構 |
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JPH09101419A (ja) * | 1995-10-06 | 1997-04-15 | Fujikura Ltd | 光ファイバケーブルの牽引具 |
JPH09152537A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 光ファイバケーブルの端末保護構造 |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP10376017A patent/JP2000180683A/ja active Pending
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JP4621727B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2011-01-26 | 協栄線材株式会社 | ドロップ光ファイバ敷設用牽引具 |
CN103676054A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-26 | 山东省科学院激光研究所 | 油田专用光缆连接装置 |
CN103676054B (zh) * | 2013-12-13 | 2015-08-26 | 山东省科学院激光研究所 | 油田专用光缆连接装置 |
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---|---|---|---|
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A02 | Decision of refusal |
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