JP3558758B2 - 光ファイバケーブルの牽引具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバケーブルの牽引具に関し、特に光ファイバケーブルの端末から導出された光ファイバ心線にコネクタが接続された光ファイバケーブルの牽引具に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバケーブルの布設に当たっては、一般に当該光ファイバケーブルの端末に装着した牽引具をウインチ等で牽引する方法が用いられている。例えば、図5(a)に示すように、電話回線用の光通信網を布設する際、電話局1からの光ファイバケーブル2は、主として地下管路3を通して加入社宅9、あるいは加入者ビル9aまで布設される。地下管路布設の場合、光ファイバケーブル2は、図5(b)、(c)に示されるように、光ファイバケーブル先端に牽引具を取り付け、牽引具先端に接続された牽引ロープ4をウインチ7あるいは牽引機7aを駆動して、牽引方向の反対側(図中左側)に設置したケーブルドラム6から光ファイバケーブルを捲きだして、光ファイバケーブルを布設する。
地上に複数列設された支柱の間に光ファイバケーブル2を布設する場合においても、前記ウインチ等の牽引装置によって、牽引具5に装着された光ファイバケーブル2を牽引して布設することが一般的である。
【0003】
従来、光ファイバケーブルの牽引具(以下、牽引具と略称する)5aは、図3に示すように光ファイバケーブルのテンションメンバ7と、6角ナット14によって連結された鋼線とが、牽引具の中央部を挿通して牽引ロープ係止部9に連結され、鋼線7aと連結されたテンションメンバ7を牽引することにより、光ファイバケーブルが牽引される構成となっていた。前記のような牽引具5aは、牽引具の中心にテンションメンバ7と鋼線7aが挿通されているため、中心牽引型と呼ばれている。
【0004】
中心牽引型牽引具5aは、コネクタCを装着した光ファイバTを鋼線7aとの接触から保護するため、コネクタ収納部11内にコネクタのガイドあるいはホルダ(図示していない)を配置する必要があった。このため、光ファイバTを装着したコネクタCの収納数は限定される結果となった。そこで、コネクタの収納部11内から鋼線を取り除くことによりコネクタCの収納数の増大と収納の自由度の向上を試みた外装牽引型と呼ばれる牽引具が検討されている。
【0005】
図4に示すように、外装牽引型の牽引具5bは、前記コネクタCを装着した光ファイバを内部に収納するコネクタ収納部11を画成し、牽引ロープ4が連結される牽引金具9を接続し、かつ基端がネジ25によって、把持部品20にネジ止めされている外装体8と、該外装体8に連結され、前記光ファイバケーブル2の端末に形成されたシース15を把持する留め部16を有する把持部品20と、この把持部品20の先端部に設けられた連結孔13aに挿通されて、前記テンションメンバ7が圧着固定されている連結スリーブ12からなっている。すなわち、把持部品20は、光ファイバケーブル2を把持固定し、連結スリーブ12は、光ファイバケーブル2から導出されたテンションメンバ7を圧着固定する役割を果している。
【0006】
把持部品20は、略円錐台状の形状であり、牽引方向基端部はネジ25によって外装体8と連結され、把持部品20の中央部には光ファイバケーブル2を把持固定する留め部16が設けられ、把持部品20の牽引方向先端には、連結スリーブ12が挿通される連通孔13aが先設されている。光ファイバケーブル2は、その先端部のシース15が、前記留め部16の複数の鬼目16aによって把持固定されることによって把持部品20に固定される。
【0007】
また、連結スリーブ12は、略円筒状であり、円筒外面に突設されたフランジ部12aと円筒をなす剛直部12bからなっている。前記フランジ部12aは把持部品20の内部に入れられ、前記剛直部12bが、把持部品20の連通孔13aを挿通している。光ファイバケーブル2から導出されたテンションメンバ7は、その先端が連結スリーブ12の内部の穴に挿入され、連結スリーブ12の剛直部12bの一部が圧縮変形されることによりカシメて圧着固定されている。
【0008】
さらに、連結スリーブ剛直部12bの牽引方向先端にネジ留めされたナット19が把持部品20の周縁壁部13の牽引方向前面にワッシャ1を介して係合され、連結スリーブ12が把持部品20と連結される。このように連結されているため、光ファイバケーブル2が牽引時される際、牽引力は外装体8から把持部品20に伝達され光ファイバケーブル2を牽引すると同時に、牽引力の一部は、把持部品20から連結スリーブ12に伝えられ、連結スリーブ12に圧着固定されているテンションメンバ7が、牽引力の一部を分担して負担する。
【0009】
光ファイバケーブル2から口出しされた光ファイバは、その先端にコネクタCが装着されている。このコネクタCは、牽引の完了後に他の光ファイバケーブルから口出しされた光ファイバとの接続のために用いられる。
【0010】
上述の構成による牽引具によって光ファイバケーブルの布設が行われるが、特に地下管路内に布設する場合、管路内の水が牽引具内に浸入しないように浸水防止手段が必要である。
図5に、防水のために試作された牽引具5cの構成を示した。この例においては、把持部品20の基端部に設けられた空間に防水樹脂32(図中斜線部)を注入し防水を試みている。しかし、この牽引具5cの場合においても短期間の防水効果は認められたが、防水効果は長期間持続されないことが明きらかとなった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、光ファイバケーブル2の牽引具5は、特に外装牽引型牽引具5bにおいて、水の浸入に対するシールが不十分であるという欠点があった。
すなわち、図4に示されるように、外装牽引型牽引具5bにおいて、牽引具内に水の浸入する経路は、外装体8と把持部品20外面との間の間隙、および光ファイバケーブル2と把持部品20の内面との間隙である。外装体8と把持部品20の間隙には、2つのオーリング31が装着されており、このオーリング31によって水の浸入を防止することが可能であった。
【0012】
しかし、把持部品20の内面と光ファイバケーブル2の間隙は、従来の牽引具には防水手段が設けられておらず、有効で信頼性の高い防水手段を設ける必要があった。従来は、地下管路内の布設の場合など、侵水に注意の必要な環境下での布設の場合、把持部品20と光ファイバケーブル2の間を、シールゴムを使用するか、あるいは、自己融着形シールテープでテーピングするなどの方法によって、水の浸入を防止する試みが行われた。しかし、布設に伴う光ファイバケーブルは運動するため、前記シールゴム等は破損し信頼性の高い防水効果は得られていない。
【0013】
また、把持部品の基端部に防水樹脂を注入し、光ファイバケーブルと把持部品内面をシールしても長期間の防水効果は得られていない。この原因は、地下管路の湾曲部に牽引具を挿通させるためのハンドリングによって光ファイバケーブル2が湾曲するため、光ファイバケーブルの周囲を包む防水樹脂が弾性限界を越える力を受け、樹脂が把持部品10かあるいは光ファイバケーブル2から剥離したり、樹脂自身が破損するためであった。地下管路内での湾曲部は比較的多く、このため牽引具の防水性は、前記の構成では短期間内に損なわれる結果となった。
【0014】
また、把持部品の基端部に防水樹脂を注入する構成では、樹脂を注入する際、牽引具の基端部を上方に向けて倒立させた状態で、防水樹脂を注入し、さらに硬化させる必要があった。牽引具を倒立させて行う作業は作業上問題であった。
【0015】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、長期に亘って牽引具内への水の浸入を防止できる浸水防止手段を有し、かつこの浸水防止機能が長期間維持可能な光ファイバケーブルの牽引具を提供することを目的とした。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1に記載の発明は、光ファイバケーブル(2)の先端部に取り付けられて該先端部を牽引ロープ(4)に連結する光ファイバケーブルの牽引具において、前記光ファイバケーブルの先端部の周囲にほぼ同軸状に設けられ、前記先端部から導出された光ファイバ(T)を収納するとともに、前記牽引ロープとの連結に用いられる牽引フック(9)を有する外装体(8)と、該外装体の基端部に設けられ、前記光ファイバケーブルの先端部よりも基端部よりの位置で外皮に固定される留め部(16)を有する把持部品(30)と、前記留め部より基端部寄りの位置で、前記把持部品の内周と前記光ファイバケーブルの外周の間をシールする防水樹脂シール部とを備えてなり、前記把持部品には、前記光ファイバケーブルとの間に半径方向に僅かな間隔を有して光ファイバケーブルの湾曲を抑制する内壁(40、41)が、光ファイバケーブルの長さ方向へ互いに間隔をおいて設けられるとともに、光ファイバケーブルの長さ方向において互いに離隔されている内壁の間に、シール材が充填される凹部(35)が設けられ、前記防水樹脂シール部が前記凹部に充填されたシール材によって形成されていることを特徴としている。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光ファイバケーブルの牽引具であって、前記把持部品(30)の防水樹脂シール部内部に形成された凹部(35)は、該凹部の内壁面から把持部品の外周壁に貫通する注入孔(36)を有し、該注入孔から前記凹部(35)に防水樹脂を注入して、前記把持部品と光ファイバケーブルの間隙を防水樹脂によりシールすることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光ファイバケーブルの牽引具であって、前記内壁は、光ファイバケーブルの長さ方向において直線状であることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の光ファイバケーブルの一実施例を、図1および図2を参照して説明する。
図中、符号Aは、本実施の形態の光ファイバケーブルの牽引具(以下、牽引具と略称する)である。本発明の牽引具Aが図4および図5に示した従来の外装牽引型牽引具5b、5cと異なる点は、浸水防止手段と光ファイバケーブルの湾曲防止手段を設けた図中符号30の把持部品を用いたことである。なお、図中前記図3および図4と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0019】
図1に、本発明の外装牽引型牽引具Aを示す。牽引具Aは、先端の牽引ロープを締結する牽引金具9と一体の先端金具8a、基端側に位置しネジ25によって把持部品10と結合される基端金具8b、および可撓性を持つように構成された金属管8cが互いに連結されてなる外装体8に包まれている。
本牽引具Aは、図4の牽引具と同様に、前記外装体8の内部は、牽引方向先端から基端側に向かって順に、コネクタ収納部11、連結スリーブ12、把持部品30が位置し、連結スリーブ12は把持部品30と連結されている。そして、把持部品30は光ファイバケーブル2を把持固定し、連結スリーブ12は、光ファイバケーブルの抗張力体であるテンションメンバ7が圧着固定される。
【0020】
図2に示すように、連結スリーブ12は、略円筒状の部材であり、一端に円筒外面から突設されたフランジ部12aと円筒の剛直部12bからなっている。そして、フランジ部12aは、把持部品の内部に位置し、剛直部が把持部品の先端部に挿通されている。そして、剛直部12bの先端部にはネジが設けられ、このネジにネジ結合されているナット19が把持部品30の係合壁部13前面に当接することにより、連結スリーブ12は把持部品30と連結されている。
【0021】
把持部品30は、略円錐台の形状を有し、その牽引方向基端部が前記外装体8の基端金具8cとネジ25によって固定され、中央部には、光ファイバケーブルの留め部16が設けられ、先端部には、連結スリーブの連通孔13aが形成されている。光ファイバケーブルは、把持部品30の内部に導入され、前記把持部品30の留め部16に把持固定される。把持部品30の先端部の連通孔13a内には、前記のように連結スリーブ12が挿通し、連結スリーブの内部の穴内に、光ファイバケーブルから導出されたテンションメンバ7が導入され、連結スリーブ12の剛直部12bの一部が圧縮変形されて、テンションメンバ7が圧着固定されている。
【0022】
コネクタCが装着された光ファイバTがコネクタ収納部11内に収納され、光ファイバケーブル2のしーす15が把持部品に把持固定され、テンションメンバ7が連結スリーブ12に圧着固定されることによって、光ファイバケーブル2の牽引具Aへの装着が完了した後、牽引具Aの先端の牽引金具9に牽引ロープを連結し、この牽引ロープを牽引して光ファイバケーブル2の布設を行う。
牽引具Aを用いて、光ファイバケーブル2を牽引布設する際には、牽引力は、まず外装体8に加わり、外装体8と把持部品を結合するネジ25から把持部品10を通して、光ファイバケーブル2に伝達され、光ファイバケーブル2が牽引される。また、牽引力の一部は把持部品30に当接するナット19を通して連結スリーブ12に伝達され、テンションメンバ7も牽引力の一部を負担する。すなわち、テンションメンバは、牽引方向と反対の方向に引張する引張力を負担する。
【0023】
次に、本発明の牽引具Aに設けられた防水手段に付いて説明する。
図2に示すように、本牽引具Aは、牽引具内への水の浸入を防ぐために2つの防水手段を有している。第一は、把持部品30の中央部に設けられたオーリング31であり、第二は、把持部品30の基端側内壁に形成された環状の凹部35aと光ファイバケーブルの全外周面の間に注入された防水樹脂層35である。第一のオーリング31は、外装体8と把持部品30の外周面の間隙からの水の浸入を防止し、第二の樹脂層35は、光ファイバケーブル2の外周面と把持部品30の内周面との間隙からの水の浸入を防止する。
【0024】
この凹部35aは、図2に示すように、光ファイバケーブル2に近接する内面の幅が広く外側に向かって狭くなる、断面が台形の円環状凹部とされている。また、円環状の凹部35aの内壁から把持部品30の把持部品30の外部に貫通する貫通孔36が形成されている。そして、凹部35の両側部は、断面が直線の円環状内壁40、41とされ、その内壁40、41は、光ファイバケーブル2の直径に1mmが加えられた内径とされている。
【0025】
前記貫通孔36から防水樹脂を注入すると、図1および図2に斜線で示したように、把持部品30の円環状凹部35aと光ファイバケーブル2の全外周の間の間隙は防水樹脂に満たされ、防水樹脂35によりシールされる。そして、外装体8を取り付ける前に、前記貫通孔36より樹脂を注入することにより防水樹脂によるシールが得られる。
【0026】
ここで、図1および図2に示すように、一定の間隔をおいて設けられた内壁40、41の間に凹部35aを形成したことは、注入された樹脂の信頼性を高める上で重要である。通常、光ファイバケーブル2を湾曲した狭い地下管路等に布設する場合、牽引具は湾曲され、牽引具の基端から延出する光ファイバケーブル2は、大きな曲げ力を受ける。この曲げ力は内壁40、41が無いと樹脂を圧縮または引張する力として作用する。そして、この曲げ力により、樹脂が弾性限界を越える力を受けると、樹脂は損傷し防水効果を喪失する結果を招く。本牽引具においては、内壁40、41が光ファイバケーブル2の湾曲を抑制する障壁となり、光ファイバケーブル2は、内壁との間隙である1mm以上は湾曲しない。従って、凹部35aに注入された樹脂35は損傷を受けず、浸水防止効果が失われることはない。すなわち、本牽引具Aにより浸水防止効果は長期間維持される。
【0027】
一方、図2の構成によれば、牽引具Aの貫通孔36から樹脂を注入し、注入した後そのまま硬化させることができるので、特に牽引具を倒立させる必要はないので作業性がよい。また、樹脂を貫通孔36から必要に応じて随時注入することができるので、例えば、注入された防水樹脂が一部剥離したり、亀裂が生じたりして防水効果に問題が生ずると予測された場合、直ちに貫通孔36から防水樹脂を追加して注入することによって、防水効果の減退を防止することができる。
【0028】
なお、上述の浸水防止手段としての凹部35aと光ファイバケーブル2の外周面との間の樹脂シールおよび光ファイバケーブルの湾曲防止のための内壁40、41は、中心牽引形か外装牽引形かを問わず、何れの牽引具に対しても適用可能であり、共に期待された効果を奏することが確認されている。
【0029】
【発明の効果】
請求項1の光ファイバケーブルの牽引具は、コネクタ収納部を画成する外装体と、テンションメンバが固定される連結スリーブと、光ファイバケーブルを把持する把持部品とを備え、把持部品は、該把持部品の基端側内部に形成された牽引具内への浸水防止手段としての防水樹脂シールと、把持部品の基端部での光ファイバケーブルの湾曲防止のための内壁を有している。
この構成によれば、地下管路等の水の多い環境での光ファイバケーブルの布設に際して、牽引具中への水の浸入を長期間防止することができる。
請求項2の構成は、請求項1に記載の光ファイバケーブルの牽引具の防水手段は、把持部品の基端部内部に形成された、内表面は幅が広く内部に向かって狭くなる断面が台形の円環状の凹部に、その凹部の内壁から把持部品の外周壁に貫通する貫通孔からこの円環状凹部に樹脂を注入することにより、把持部品内壁と光ファイバケーブルの全外周面の間の間隙をシールし、牽引具中への水の浸入を防止することができる。この構成によれば、防水シールを作るための防水樹脂の注入および硬化の作業は容易で作業性が良い。また、貫通孔からの樹脂の注入が随時可能であることは、浸水防止効果を長時間維持することに役立つ。
把持部品の内部に形成された凹部の両側部に、断面が直線の内壁が形成され、該内壁は光ファイバケーブルの外径に1mmを加えた内径とされている。従って、湾曲した管路内に光ファイバケーブルを布設するためのハンドリングの際、光ファイバケーブルは、牽引具内においては内壁に抑制されて湾曲しない。このため、樹脂のシールは、剥離あるいは亀裂などの損傷を受けることがなく、長期間浸水防止効果が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の牽引具の概略の構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の牽引具の基端部の構成を示す拡大構成図である。
【図3】従来の中心牽引型牽引具の構成を示す概略構成図である。
【図4】従来の外装牽引型牽引具の概略の構成を示す構成図である。
【図5】従来の牽引具の基端部に防水シールを設けた試験牽引具の構成を示す構成図である。
【図6】光ファイバケーブルの布設の際の牽引具による地下管路の布設の方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
A…本発明の牽引具、T…光ファイバ、C…コネクタ、2…光ファイバケーブル、7…テンションメンバ、8…外装体、12…連結スリーブ、30…把持部品、35…防水樹脂シール部、36…貫通孔、40…内壁、41…内壁
Claims (3)
- 光ファイバケーブル(2)の先端部に取り付けられて該先端部を牽引ロープ(4)に連結する光ファイバケーブルの牽引具において、
前記光ファイバケーブルの先端部の周囲にほぼ同軸状に設けられ、前記先端部から導出された光ファイバ(T)を収納するとともに、前記牽引ロープとの連結に用いられる牽引フック(9)を有する外装体(8)と、
該外装体の基端部に設けられ、前記光ファイバケーブルの先端部よりも基端部よりの位置で外皮に固定される留め部(16)を有する把持部品(30)と、
前記留め部より基端部寄りの位置で、前記把持部品の内周と前記光ファイバケーブルの外周の間をシールする防水樹脂シール部とを備えてなり、
前記把持部品には、前記光ファイバケーブルとの間に半径方向に僅かな間隔を有して光ファイバケーブルの湾曲を抑制する内壁(40、41)が、光ファイバケーブルの長さ方向へ互いに間隔をおいて設けられるとともに、光ファイバケーブルの長さ方向において互いに離隔されている内壁の間に、シール材が充填される凹部(35)が設けられ、
前記防水樹脂シール部が前記凹部に充填されたシール材によって形成されていることを特徴とする光ファイバケーブルの牽引具。 - 前記把持部品(30)の防水樹脂シール部内部に形成された凹部(35)は、該凹部の内壁面から把持部品の外周壁に貫通する注入孔(36)を有し、該注入孔から前記凹部(35)に防水樹脂を注入して、前記把持部品と光ファイバケーブルの間隙を防水樹脂によりシールすることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブルの牽引具。
- 前記内壁は、光ファイバケーブルの長さ方向において直線状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバケーブルの牽引具。
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