JP2016136179A - ルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造及び当該端末構造の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ファイバ2を挿通し、端末32からルースチューブ3の内部にその一部が挿入される樹脂チューブ4と、ルースチューブ3及び樹脂チューブ4の周囲に固定されるスリーブ5と、スリーブ5の周囲に巻き付けられる自己融着テープ6と、自己融着テープ6の周囲に配設される熱収縮チューブ7と、を備えた端末部Yと、端末部Yにおける少なくとも熱収縮チューブ7が現れる部分を封止する樹脂封止部8と、を備え、ルースチューブの端末32が確実に封止され、水圧の影響等でルースチューブ3に充填されたジェリー31が端末32から漏れ出す等の問題を防止でき、耐水圧性に優れた端末構造Xとなる。
【選択図】図8
Description
(I)ルースチューブ型光ファイバケーブル1の構造:
図1は、ルースチューブ型光ファイバケーブル1の一態様を示した断面図である。図1に示したルースチューブ型光ファイバケーブル1(以下、単に「ケーブル1」とする場合がある。)は、海中に敷設される海洋ケーブル等として使用可能であり、中心のコア部分11に、光ファイバ2をジェリー31とともに内部に収容したルースチューブ3(断面構造は図2を参照。)及び通信線12を3本ずつ配置し、かかるコア部分11をシース13で被覆するとともに、シース13で被覆されたコア部分11の周囲を2種の抗張力体15,16で取り囲むようにし、抗張力体15,16の周囲を再度シース14で被覆した構造とされている。なお、図1では、抗張力体15は、複数本のうちの1本に15の符号を付して示しており、抗張力体16も、複数本のうちの1本に16の符号を付して示している。
次に、前記したようなルースチューブ型光ファイバケーブル1に適用可能な、本発明に係るルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造X(以下、単に「端末構造X」とする場合がある。)について、図3ないし図8を用いて説明する。なお、図3ないし図8において、光ファイバ2が外部に現れている側が、図示しないフェルール等で光ファイバ2が他の端末の光ファイバと接続される側(フェルール側)となり、かかるフェルール側と反対側が、ケーブル本体側となる。
筒状部材である樹脂チューブ4は、光ファイバ2の補強及び後工程となるフェルール(図示しない)の取り付けの便宜を図るため等の目的で、光ファイバ2を挿通した状態で、ルースチューブの端末32から、その一部をルースチューブ3の内部に挿入し、他の部分がルースチューブ3の外部から現れるように取り付けられる。かかる樹脂チューブ4は、例えば、ルースチューブの端末32より10〜100mmの長さでルースチューブ3の内部に挿入し、樹脂チューブ4の残った部分がルースチューブの端末32から外部に現れるようにすることが好ましい。
図4は、さらにスリーブ5を取り付けた状態を示した図である。樹脂チューブ4が取り付けられたら、ルースチューブ3及びルースチューブの端末32から現れる樹脂チューブ4を挿通した状態で、ルースチューブ3と樹脂チューブ4の周囲に、筒状部材であるスリーブ5が固定される。なお、本実施形態にあっては、図4に示すように、ルースチューブ3と樹脂チューブ4の周囲に、筒状部材であるスリーブ5が接着剤51を介して固定される態様を示している。接着剤を使用した固定により、スリーブ5がルースチューブ3と樹脂チューブ4に確実かつ強固に固定され、また、作業性にも優れる。
ルースチューブ3及び樹脂チューブ4にスリーブ5が固定されたら、スリーブ5の両端部を含んだ部分を覆うように、スリーブ5の周囲に自己融着テープ6が巻き付けられる。自己融着テープ6は、取り付けられたスリーブ5及びその内部に存在するルースチューブの端末32等を確実に封止し、ジェリー31の漏れ出しを防止するために役立つ。
自己融着テープ6を巻き付けたら、自己融着テープ6の周囲に熱収縮チューブ7が配設される。図7は、さらに熱収縮チューブ7を取り付けた状態である。熱収縮チューブ7を取り付けることで、端末部Yが完成される。熱収縮チューブ7は、自己融着テープ6の周囲を覆うように配設され、自己融着テープ6を確実に被覆し、固定するとともに、自己融着テープ6の内部に存在するスリーブ5やルースチューブの端末32等を封止、固定することになり、ルースチューブの端末32からのジェリー31の漏れ出しを防止する。
前記のようにして得られた端末部Yは、ケーブル1において他に端末処理をされたもの(図示しない他の端末部等)と含めて、少なくとも熱収縮チューブ7が現れる部分を覆うように樹脂封止部8を形成して封止される。
以下、図3ないし図8を用いて、ルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造Xの製造方法(形成方法)について説明する。
以上説明した本実施形態に係るルースチューブ型光ファイバケーブル1の端末構造は、光ファイバ2を挿通させた状態で、ルースチューブの端末32からルースチューブ3の内部にその一部が挿入される樹脂チューブ4と、ルースチューブ3及び樹脂チューブ4を挿通し、ルースチューブ3及び樹脂チューブ4の周囲に固定されるスリーブ5と、スリーブ5の両端部を含んだ部分を覆うように、スリーブ5の周囲に巻き付けられる自己融着テープ6と、自己融着テープ6の周囲に配設される熱収縮チューブ7と、を備えた端末部Yと、端末部Yにおける少なくとも熱収縮チューブ7が現れる部分を封止する樹脂封止部8と、を備えている。かかる端末構造Xにより、ルースチューブの端末32が確実に封止され、水圧の影響等でルースチューブ3に充填されたジェリー31が、ルースチューブ3が接続される端末32から漏れ出すこと及びそれによる光ファイバ2の断線等を防止することが可能な、耐水圧性に優れたルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造Xとなる。
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を備え、目的及び効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本発明に含まれるものである。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範
囲で他の構造等としてもよい。
11 …… コア部分
12 …… 通信線
13,14 …… シース
15,16 …… 抗張力体
2 …… 光ファイバ
3 …… ルースチューブ
31 …… ジェリー
32 …… ルースチューブの端末
4 …… 樹脂チューブ
5 …… スリーブ
51 …… 接着剤
6 …… 自己融着テープ
7 …… 熱収縮チューブ
8 …… 樹脂封止部
X …… 端末構造
Y …… 端末部
Claims (5)
- 光ファイバを収容したルースチューブを有するルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造であって、
前記光ファイバを挿通させた状態で、前記ルースチューブの端末から当該ルースチューブの内部にその一部が挿入される樹脂チューブと、
前記ルースチューブ及び前記樹脂チューブを挿通し、前記ルースチューブ及び前記樹脂チューブの周囲に固定されるスリーブと、
前記スリーブの両端部を含んだ部分を覆うように、当該スリーブの周囲に巻き付けられる自己融着テープと、
前記自己融着テープの周囲に配設される熱収縮チューブと、を備えた端末部と、
前記端末部における少なくとも前記熱収縮チューブが現れる部分を封止する樹脂封止部と、を備えたことを特徴とするルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造。 - 前記スリーブが、前記ルースチューブ及び前記樹脂チューブに接着剤を介して固定されていることを特徴とする請求項1に記載のルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造。
- 光ファイバを収容したルースチューブを有するルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造の製造方法であって、
樹脂チューブを、前記光ファイバを挿通させた状態で、前記ルースチューブの端末から当該ルースチューブの内部にその一部を挿入し、
スリーブを、前記ルースチューブ及び前記樹脂チューブを挿通した状態で、前記ルースチューブ及び前記樹脂チューブの周囲に固定し、
自己融着テープを、前記スリーブの両端部を含んだ部分を覆うように、前記スリーブの周囲に巻き付け、
熱収縮チューブを前記自己融着テープの周囲を覆うように取り付け、当該熱収縮チューブを収縮させて端末部とし、
前記端末部における少なくとも前記熱収縮チューブが現れる部分を覆うように樹脂を配置し、当該樹脂を硬化させて樹脂封止部を形成することを特徴とするルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造の製造方法。 - 前記スリーブが、前記ルースチューブ及び前記樹脂チューブに接着剤を介して固定されていることを特徴とする請求項3に記載のルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造の製造方法。
- 前記端末部に筒状の型枠を被せ、当該型枠の内部に前記樹脂を注入し、硬化させることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造の製造方法。
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