JPS62109006A - 光コネクタ付光複合電線用プロテクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、光コツフタ付光複合電線を架設する際に、電
線端部の光ケーブルおよび光コネクタを保護するプロテ
クタに関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

架空地線の如き電線に光ケーブルを収納してなる光複合
１！線は、製造、運搬などの面から長さが制約されてい
るため、これを用いて長距離の光ケーブル線路を構成す
るには、光複合電線を架設したのち、隣合う区間の光ケ
ーブルを相互に接続する必要がある。

従来、この光ケーブルの接続はすべて工事現場で行われ
ており、それも通常は鉄塔上で行われることになるため
、接続作業がきわめて困難で、煩雑になるという問題が
生していた。このため最近、光複合電線の光ケーブルの
両端に予め工場において光コふフタを取り付けておき、
工事現場では単に光コネクタ同志を結合させればよいよ
うにすることが検討されている。

しかしこのようにすると、かなり剛性のある電線の端部
から強度的に弱い光ケーブルおよび光コ不りタが突出し
た状聾となるため、架線作業の際それらを損傷する危険
性が大きく、それらの保護を如何にするかが問題である
。

ｃ問題点の解決手段とその作用〕 本発明は、上記のような問題点を解決する光コネクタ付
光複合電線用プロテクタを提供するもので、その構成は
、電線端部と、そこから引き出された光ケーブルと、そ
の先端に取り付けられた光コネクタとを収納する耐外圧
耐張力可撓性筒体を有し、その可撓性筒体の前端に牽引
金具を、後端に上記電線を把持する把持具を取り付けた
ことを特徴とするものである。

上記構成によると、電線端部に出ている光ケーブルおよ
び光コネクタは耐外圧つまり潰れにくい可撓性筒体によ
って外部から遮蔽され、また牽引金具に加わる架線張力
は耐張力性の可撓性筒体および把持具を介して電線に伝
達されるため、上記光ケーブルおよび光コネクタを損傷
することなく架線作業を行える。また光ケーブルおよび
光コネクタを保護する筒体は可撓性を有するため釣車通
過も容易になる。

〔実施例〕

第１図は本発明に係るプロテクタの一実施例を示す。図
において、１１は中心に光ケーブルを収納した光複合架
空地線で、その端部では架空地線１２を剥いで光ケーブ
ル１３を所要長露出させである。

光ケーブル１３は例えば多心光フアイバユニットにＦＲ
Ｐ被覆を被せた構造のものである。１４は光ケーブル１
３のＦＲＰ被覆を剥いで個々の光ファイバに分離する部
分を樹脂で固めてなる樹脂ブロック、１５は個々の光フ
ァイバに被せた保護チューブ、１６は各光ファイバの先
端に取り付けられた光コネクタである。

１７は架空地線１２の端部から光コネクタ１７までを収
納する耐外圧耐張力可撓性筒体で、この可撓性筒体１７
は耐外圧可撓性筒部１８とその外周に被覆された耐張力
部材１９から構成されている。耐外圧可撓性筒部１８と
しては金属またはプラスチック製のらせん巻き管、波形
管あるいは多数の環状部材を連結した管など、可撓性を
有し、しかも外圧がかかっても潰れにくい管が使用され
る。また耐張力部材１９としては多数の金属線や高抗張
力繊維を長手方向に揃えたもの、らせん状に巻いたもの
、編組したもの等が使用される。耐張力部材１９の外周
には必要に応じゴムまたはプラス千ツクを被覆しておく
とよい。

２０は可撓性筒体１７の前端に溶接により固定された端
末金具、２１はその溶接部、２２は端末金具２０にねし
込みにより取付けられた牽引金具である。

２３は可撓性筒体１７の後端に溶接により固定された端
末金具、２４はその溶接部、２５は架空地線１２の外周
に巻き付けられた巻付はグリップ、２６はその前端に固
定されたストッパー、２７は巻付はグリップ２３の外周
に装着されたゴムカバー、２８は上記端末金具２３と巻
付はグリップ２５とゴムカバー２７とを連結する二つ割
型の連結金具、２９は連結金具２Ｂを締め付けるボルト
である。

３０は端末金具２３内で架空地線１２を中心に位置決め
するスペーサー、３１は樹脂ブロック１４から光コネク
タ１６までを覆う保護カバーである。保護カバー３１は
可撓性筒体１７内で長手方向に移動可能である。

以上がプロテクタの構成である。架線作業は章５引金具
２２に牽引ワイヤーを接続して行われる。架線張力は牽
引金具２２・端末金具２０・可撓性筒体１７・端末金具
２３・連結金具２８・巻付はグリップ２７を介して架空
地線１２に伝達されるため、架空地ｍ１２の端部から先
の光ケーブル１３および光コネクタ１７に張力がかかる
ことはない。

また架空地″！１２に張力がかかると伸びが生じるが、
この伸びのため架空地線１２の端部から出ている光ケー
ブル１３が架空地！！１２内に引き込まれる現象が生じ
る。このため架空地線１２の端部から先の光ケーブル１
３の長さは、架空地ｖＡ１２の伸びに基づく引き込み長
さを予測して、それ以上の長さく例えば２ｍ程度）とし
ておく。したがって可撓性筒体１７も例えば２ｍ以上と
かなり長尺なものが必要である。保護カバー３１を可撓
性筒体１７内で移動可能にしであるのも光ケーブルの引
き込みを許容するためである。このように光ケーブル１
３の引き込みをフリーにしておけば、架線作業中に光ケ
ーブルに過大な張力がかかるおそれがなくなり、光フア
イバ断線の危険性をなくすことができる。

さらに光ケーブル１３および光コ７クク１６は外圧に耐
える可撓性筒体１７によって保護されているため、釣車
通過の際にも損傷するおそれはない。

第２図は本発明の他の実施例を示す。この実施例は巻付
はグリップを使用せずに、クランプ方式で可撓性筒体１
７と架空地線１２を結合させたものである。すなわち可
撓性筒体１７後端の端末金具２３とゴムカバー２７との
間を半割りの受は金具３２で連結すると共に、この受は
金具３２と複数個のクランプ片３３との間に架空地線１
２を挟んでボルト３４により締め付けるようにしたもの
である。

このほか巻付はグリップの代わりにワイヤーネット等を
使用することも可能である。

なお上記実施例では光複合架空地線用のプロテクタにつ
いて説明したが、本発明はそれ以外の光複合電線用とし
ても同様に適用可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、電線端部から引き
出されている光ケーブルおよびその先端の光コネクタは
耐外圧性を有する可撓性筒体内に収納され、また架線張
力は嚢引金具、耐張力性を存する可撓性筒体および把持
具を介して電線に加えられるようになっているので、光
ケーブルおよび光コネクタには外圧や張力がかかること
がなく、光コネクタ付光複合電線を、光ケーブルおよび
光コネクタに損傷を与えることなく架設することができ
る。また可撓性筒体を使用しているため、光ケーブルお
よび光コネクタの収納部が長尺化しても架設の際の釣車
通過が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るプロテクタの縦断面図
、第２図は本発明の他の実施例を示す部分的な縦断面図
である。 １１〜光複合架空地線、１２〜架空地線、１３〜光ケー
ブル、１６〜光コネクタ、１７〜可撓性筒体、１８〜耐
外圧可撓性筒部、１９〜耐張力部材、２２〜牽引金具、
２５〜巻付はグリップ、３１〜保護カバー。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）電線端部と、そこから引き出された光ケーブルと
   、その先端に取り付けられた光コネクタとを収納する耐
   外圧耐張力可撓性筒体を有し、その可撓性筒体の前端に
   牽引金具を、後端に上記電線を把持する把持具を取り付
   けたことを特徴とする光コネクタ付光複合電線用プロテ
   クタ。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載のプロテクタであって
   、可撓性筒体が耐外圧可撓性筒部と耐張力部材の複合体
   からなるもの。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載のプロテクタであって
   、可撓性筒体の内部に光コネクタおよびその近傍の光ケ
   ーブル部分の保護カバーを有し、その保護カバーが可撓
   性筒体内で長手方向に移動可能になっているもの。