JP2514424Y2 - 光ファイバ複合海底ケ―ブルの端末構造 - Google Patents

光ファイバ複合海底ケ―ブルの端末構造

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JP2514424Y2
JP2514424Y2 JP7944890U JP7944890U JP2514424Y2 JP 2514424 Y2 JP2514424 Y2 JP 2514424Y2 JP 7944890 U JP7944890 U JP 7944890U JP 7944890 U JP7944890 U JP 7944890U JP 2514424 Y2 JP2514424 Y2 JP 2514424Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は電力ケーブルコアの外周側に光ファイバユ
ニットを挿通し、さらにその外周側に鉄線鎧装などの金
属鎧装を設けた光ファイバ複合海底ケーブルに関し、特
にその端末において張力を与えるための構造に関するも
のである。
従来の技術 周知のように電力ケーブルにおいては、絶縁心線の防
水や機械的保護のためにシースを施しており、さらに海
底ケーブルにおいては外傷防止を目的とした保護層とし
て鉄線などからなる鎧装を設けている。海底ケーブルの
この種の鎧装は、保護層としての役割に加えてテンショ
ンメンバとしての役割をも果しており、そのため従来一
般の海底ケーブルでは、その端末にプーリングアイなど
の係止具を取付ける場合、鉄線鎧装をその係止具に直接
連結している。その一例を第3図に示す。
第3図に示す海底ケーブルは、導体1の外周に絶縁体
2および鉛被などの外被3ならびにSUSテープなどの補
強層4を順次設け、さらにその外周にポリエチレンなど
の防食層5を設け、そして最も外周側に鉄線鎧装6を設
けた構成であって、導体1の端部は圧着スリーブ7に挿
入されるとともに、その圧着スリーブ7の先端部は、前
記外被3に外嵌され、鉛工8によって外被3に固着され
ている。また鉄線鎧装6の端部は鉛工8の部分を覆うよ
うに圧着スリーブ7側に延び、圧着スリーブ7の外周面
に溶接して固着されている。そしてプーリングアイ9は
圧着スリーブ7の端部に一体に設けられている。
考案が解決しようとする課題 上述した海底ケーブルにおける鎧装は、テンションメ
ンバともなるものであるから、第3図に示す従来の端末
構造では、係止具であるプーリングアイ9および圧着ス
リーブ7が鉄線鎧装6に直接連結されており、その結
果、プーリングアイ9を介して必要充分な張力をケーブ
ルに与えることができる。しかしながら上記従来の構造
では、鉄線鎧装6の端部を圧着スリーブ7に溶接してい
ることにより、ケーブルの端部が完全に閉じられてしま
うので、このような端末構造は、光ファイバを備えた複
合海底ケーブルには採用することができない。すなわち
単心の電力ケーブルコアを備えた光ファイバ複合海底ケ
ーブルでは、電力ケーブルコアと鎧装との間に光ファイ
バユニットを挿通した構成とするので、その端末では光
ファイバユニットを引き出す開口部を必要とするが、前
述した従来の端末部の構造では鉄線鎧装6と圧着スリー
ブ7とでケーブルの端末部分を密閉してしまうことにな
るので、光ファイバユニットを引き出し得なくなる。
この考案は上記の事情を背景としてなされたもので、
充分な張力を付与することができるとともに光ファイバ
ユニットを引き出す開口部を確保することのできる光フ
ァイバ複合海底ケーブル用の端末部の構造を提供するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、電力ケー
ブルコアと金属鎧装との間に光ファイバユニットを挿通
した光ファイバ複合海底ケーブルにおいて、電力ケーブ
ルコアの端末部を金属鎧装の端末部から突出させ、その
金属鎧装の外周面に環状板材を嵌合させて固着するとと
もに、電力ケーブルコアの端部に、鍔板を有する係止具
を取付け、その環状板材と鍔板とをそれらの円周方向に
間隔をあけて配置した複数の棒状材によって連結し、こ
れらの棒状材の間から光ファイバユニットを引き出す構
成としたことを特徴とするものである。
作用 この考案においては、電力ケーブルコアの端部に取付
けられた係止具と金属鎧装とが、係止具における鍔板と
金属鎧装に取付けた環状板材とを連結する棒状材によっ
て連結一体化され、したがってこれらを介して金属鎧装
に張力を与えることができる。また金属鎧装の端部は開
口したままとなるうえに、棒状材の相互の間には所定の
間隔があけられているから、電力ケーブルコアと金属鎧
装との間に挿通されている光ファイバユニットの端部
は、これらの開口部および隙間から外部に引き出すこと
ができる。
実施例 つぎにこの考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であって、
ここに示されている光ファイバ複合海底ケーブル10は、
単心の電力ケーブルコア11と鉄線鎧装12との間に複数条
の光ファイバユニット13を挿通したものであり、その構
成を断面で示せば第2図のとおりである。電力ケーブル
コア11は、導体14を絶縁体15によって被覆するとともに
その外周に鉛被などの外被16を設け、さらにその外周に
SUSテープなどからなる補強層17を設けた構成であり、
光ファイバユニット13はその電力ケーブルコア11の外周
面に設けた座床層18の上に螺旋状に巻き付けられてい
る。なお光ファイバユニット13同士の間には、これとほ
ぼ同一外径の介在用のポリエチレン紐19が蜜に配置され
ている。この光ファイバユニット13およびポリエチレン
紐19からなる層の外周には、ポリエチレンなどからなる
防食層20が形成され、鉄線鎧装12はその防食層20の外周
に設けられている。
上述した光ファイバ複合海底ケーブル10の端末におい
ては、電力ケーブルコア11が突出するよう鉄線鎧装12お
よび防食層20が剥離・除去されており、その鉄線鎧装12
の外周には、環状の板材すなわちリングプレート21が嵌
合し、溶接などの手段で固着されている。また電力ケー
ブルコア11のうち外被16および絶縁体15は補強層17より
突出し、かつ導体14はその絶縁体15より突出しており、
この導体14の突出端が圧着スリーブ22に挿入される一
方、その圧着スリーブ22の先端部(第1図の左側端部)
は、前記外被16の外周に嵌合し、鉛工23などの手段によ
って外被16に固着されている。圧着スリーブ22と共に係
止具を形成するプーリングアイ24は、圧着スリーブ22の
基端部(第1図の右側端部)に取付けられており、この
プーリングアイ24は前記リングプレート21とほぼ同一外
径の鍔板すなわちフランジ25を有している。そしてこれ
らリングプレート21とフランジ25とはほぼ平行となって
おり、またその円周方向に間隔をあけて配置した複数本
のロングボルト26およびこれらに螺合するナット27によ
って連結されている。すなわちプーリングアイ24は、ロ
ングボルト26およびリングプレート21を介して鉄線鎧装
12に一体的に連結されている。
鉄線鎧装12および防食層20は圧着スリーブ22の手前で
切断されており、光ファイバユニット13とその防食層20
の端部から引き出され、その途中を圧着スリーブ22の外
周面に接着して保持させた状態で前記ロングボルト26の
間を通って外部に引き出されている。
なお第1図中符号28はコネクタである。
上記の構成では、プーリングアイ24にフックなどを係
合させてケーブル10を引張りあるいは引き止める。その
場合、プーリングアイ24は前述したように鉄線鎧装12に
対してリングプレート21およびロングボルト26を介して
一体となるよう連結されているので、ケーブル10に対し
て充分な張力を与えることができる。また鉄線鎧装12の
先端からプーリングアイ24までの間の部分はに保護層が
ないことになるが、この部分の外周側には一定の間隔ご
とに配列したロングボルト26がケージとなって配置され
ているので、鉄線鎧装12から突出している部分はこのケ
ージによって保護される。
なお、上記の実施例では第2図に示す構成の光ファイ
バ複合海底ケーブルを対象とした場合を例に取って説明
したが、この考案で対象とする光ファイバ複合海底ケー
ブルは、要は、電力ケーブルコアと最外層の金属鎧装と
の間に光ファイバユニットを挿通したものであり、上記
の実施例で示したものに限られない。
考案の効果 以上説明したようにこの考案によれば、電力ケーブル
コアの先端部に取付けた係止具と金属鎧装とを、係止具
における鍔板と金属鎧装に一体化した環状板材とを棒状
材で連結することにより結合するから、ケーブルに対し
て充分な張力を与えることができるうえに、金属鎧装の
端部が開いたままとなるためにここから光ファイバユニ
ットを引き出すことができる。さらにこの考案では、複
数の棒状材を円周方向に一定の間隔をあけて配列したか
ら、これらがゲージとなり、このゲージによりケーブル
のうち金属鎧装から突出した部分の保護を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図はそ
の光ファイバ複合海底ケーブルの構成を説明するための
断面図、第3図は従来一般の海底ケーブルの端末構造を
示す断面図である。 10……光ファイバ複合海底ケーブル、11……電力ケーブ
ルコア、12……鉄線鎧装、13……光ファイバユニット、
21……リングプレート、22……圧着スリーブ、24……プ
ーリングアイ、25……フランジ、26……ロングボルト、
27……ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−424(JP,U) 実開 昭59−92530(JP,U) 実開 平2−79127(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力ケーブルコアと金属鎧装との間に光フ
    ァイバユニットを挿通した光ファイバ複合海底ケーブル
    において、 電力ケーブルコアの端末部を金属鎧装の端末部から突出
    させ、その金属鎧装の外周面に環状板材を嵌合させて固
    着するとともに、電力ケーブルコアの端部に、鍔板を有
    する係止具を取付け、その環状板材と鍔板とをそれらの
    円周方向に間隔をあけて配置した複数の棒状材によって
    連結し、これらの棒状材の間から光ファイバユニットを
    引き出してなる光ファイバ複合海底ケーブルの端末構
    造。
JP7944890U 1990-07-26 1990-07-26 光ファイバ複合海底ケ―ブルの端末構造 Expired - Fee Related JP2514424Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015171171A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 株式会社ビスキャス 光ファイバケーブル複合海底電力ケーブルの端末構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015171171A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 株式会社ビスキャス 光ファイバケーブル複合海底電力ケーブルの端末構造

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JPH0439027U (ja) 1992-04-02

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