JPH08240756A - 光ファイバケーブルのテンションメンバ端部構造 - Google Patents
光ファイバケーブルのテンションメンバ端部構造Info
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- JPH08240756A JPH08240756A JP7070859A JP7085995A JPH08240756A JP H08240756 A JPH08240756 A JP H08240756A JP 7070859 A JP7070859 A JP 7070859A JP 7085995 A JP7085995 A JP 7085995A JP H08240756 A JPH08240756 A JP H08240756A
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- tension member
- optical fiber
- fiber cable
- hollow cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバケーブルを敷設する際にケーブル
を安定して引っ張ることの出来るテンションメンバ端部
構造を提供する。 【構成】 テンションメンバ１０の配設された光ファイ
バケーブル１の端末をフレキシブル保護管６にて包被
し、このフレキシブル保護管６からテンションメンバ端
末を引き出してなる光ファイバケーブルのテンションメ
ンバ端部構造において、一端にリング部１２を設け他端
に中空筒部１３を設け該中空筒部の壁部にビス１４を貫
通螺設して取付け部材１１を形成し、該取付け部材１１
の中空筒部１３に前記テンションメンバ１０の端末を挿
入し、前記中空筒部１３に設けたビス１４で螺着固定し
て、テンションメンバ１０の端末に取付け部材１１を接
続する。
を安定して引っ張ることの出来るテンションメンバ端部
構造を提供する。 【構成】 テンションメンバ１０の配設された光ファイ
バケーブル１の端末をフレキシブル保護管６にて包被
し、このフレキシブル保護管６からテンションメンバ端
末を引き出してなる光ファイバケーブルのテンションメ
ンバ端部構造において、一端にリング部１２を設け他端
に中空筒部１３を設け該中空筒部の壁部にビス１４を貫
通螺設して取付け部材１１を形成し、該取付け部材１１
の中空筒部１３に前記テンションメンバ１０の端末を挿
入し、前記中空筒部１３に設けたビス１４で螺着固定し
て、テンションメンバ１０の端末に取付け部材１１を接
続する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブルを
敷設する際のケーブル引張時に必要なテンションメンバ
端部構造に関するものである。
敷設する際のケーブル引張時に必要なテンションメンバ
端部構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に光ファイバケーブルは、敷設する
までの間はその端末部を保護するため、ケーブル端末部
にプラスチック製のフレキシブル保護管が被され、この
フレキシブル保護管から外へテンションメンバ端末が引
き出された構造となっている。そして、光ファイバケー
ブルの敷設時にこの保護管から外に引き出されているテ
ンションメンバ端末を引っ張ることによって、ケーブル
に張力が加えられ敷設が行われる。
までの間はその端末部を保護するため、ケーブル端末部
にプラスチック製のフレキシブル保護管が被され、この
フレキシブル保護管から外へテンションメンバ端末が引
き出された構造となっている。そして、光ファイバケー
ブルの敷設時にこの保護管から外に引き出されているテ
ンションメンバ端末を引っ張ることによって、ケーブル
に張力が加えられ敷設が行われる。
【０００３】図６は、従来の光ファイバケーブルのテン
ションメンバ端部の側面概要構造を示すもので、以下図
６に沿い説明する。先ず、光ファイバケーブル端部の一
般的構造を説明する。外皮の被覆された光ファイバケー
ブル１は端末にケーブルブッシュ２が施され、このブッ
シュ２から先端に光コネクタ４の装着された複数本の光
ファイバコード３が導出されている。導出された各光フ
ァイバコード３はばらけないようスパイラルチューブ５
で押えられている。そしてケーブル端部から導出されて
いる光ファイバコード３、光コネクタ４を保護するた
め、光ファイバケーブル１の端末にプラスチック製の蛇
腹状のフレキシブル保護管６が挿通され、光ファイバケ
ーブル１のテンションメンバ１０の端末がフレキシブル
保護管６の一端から適当長さ外へ引き出された状態でフ
レキシブル保護管６の両端を粘着テープ７等で巻回固定
して、光ファイバケーブル端部が形成される。なお、フ
レキシブル保護管６の両端を粘着テープ７で巻回固定す
る場合、図５のように、フレキシブル保護管６の両端に
Ｖ字状の切り込みＡ，Ａを設け、押しつぶすようにすれ
ば保護管６の両端口が窄まり易く、粘着テープ７での巻
回固定もし易く、保護管６の取り付け固定が容易とな
る。
ションメンバ端部の側面概要構造を示すもので、以下図
６に沿い説明する。先ず、光ファイバケーブル端部の一
般的構造を説明する。外皮の被覆された光ファイバケー
ブル１は端末にケーブルブッシュ２が施され、このブッ
シュ２から先端に光コネクタ４の装着された複数本の光
ファイバコード３が導出されている。導出された各光フ
ァイバコード３はばらけないようスパイラルチューブ５
で押えられている。そしてケーブル端部から導出されて
いる光ファイバコード３、光コネクタ４を保護するた
め、光ファイバケーブル１の端末にプラスチック製の蛇
腹状のフレキシブル保護管６が挿通され、光ファイバケ
ーブル１のテンションメンバ１０の端末がフレキシブル
保護管６の一端から適当長さ外へ引き出された状態でフ
レキシブル保護管６の両端を粘着テープ７等で巻回固定
して、光ファイバケーブル端部が形成される。なお、フ
レキシブル保護管６の両端を粘着テープ７で巻回固定す
る場合、図５のように、フレキシブル保護管６の両端に
Ｖ字状の切り込みＡ，Ａを設け、押しつぶすようにすれ
ば保護管６の両端口が窄まり易く、粘着テープ７での巻
回固定もし易く、保護管６の取り付け固定が容易とな
る。
【０００４】かような光ファイバケーブル１の端末部に
おけるテンションメンバ１０の従来の端部構造は、図６
に示す如く、フレキシブル保護管６から引き出されてい
るテンションメンバ１０の端末に鋼撚線１０１の一端を
リングスリーブ１０３でかしめ接続した後、この鋼撚線
１０１を輪形状１０２に形成し他端を更にリングスリー
ブ１０３でかしめた構造のものであった。このようにテ
ンションメンバ１０の端部に輪形部１０２を設けるの
は、光ファイバケーブル１の敷設時にケーブル１に引張
り力を加え易くするためである。
おけるテンションメンバ１０の従来の端部構造は、図６
に示す如く、フレキシブル保護管６から引き出されてい
るテンションメンバ１０の端末に鋼撚線１０１の一端を
リングスリーブ１０３でかしめ接続した後、この鋼撚線
１０１を輪形状１０２に形成し他端を更にリングスリー
ブ１０３でかしめた構造のものであった。このようにテ
ンションメンバ１０の端部に輪形部１０２を設けるの
は、光ファイバケーブル１の敷設時にケーブル１に引張
り力を加え易くするためである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、テンションメ
ンバには、通常、繊維束の外周に繊維強化プラスチック
（ＦＲＰ）を被覆したＦＲＰ材質のテンションメンバが
使用されている。このため、上記従来のテンションメン
バの端部構造の場合、テンションメンバと鋼撚線とをリ
ングスリーブでかしめ接続した時に、スリーブかしめに
よってリングスリーブに沿ったテンションメンバのＦＲ
Ｐ被覆層に割れを生じ易く、この割れによってテンショ
ンメンバと鋼撚線との接続に緩みが生じがちであった。
このため、光ファイバケーブルの敷設の際に鋼撚線の輪
形状部を持ってテンションメンバを引張った時に、テン
ションメンバと鋼撚線とのかしめ部からテンションメン
バが抜け落ち、光ファイバケーブルの敷設に不都合を生
ずるばかりでなくテンションメンバの落下の際に光ファ
イバケーブルのコードや光コネクタにも損傷を与えとい
う問題があった。本発明は、上述の課題を解決するため
になされたものであり、光ファイバケーブルの敷設に好
適な新規な取り付け部材を設けたテンションメンバ端部
構造を提供することを目的とする。
ンバには、通常、繊維束の外周に繊維強化プラスチック
（ＦＲＰ）を被覆したＦＲＰ材質のテンションメンバが
使用されている。このため、上記従来のテンションメン
バの端部構造の場合、テンションメンバと鋼撚線とをリ
ングスリーブでかしめ接続した時に、スリーブかしめに
よってリングスリーブに沿ったテンションメンバのＦＲ
Ｐ被覆層に割れを生じ易く、この割れによってテンショ
ンメンバと鋼撚線との接続に緩みが生じがちであった。
このため、光ファイバケーブルの敷設の際に鋼撚線の輪
形状部を持ってテンションメンバを引張った時に、テン
ションメンバと鋼撚線とのかしめ部からテンションメン
バが抜け落ち、光ファイバケーブルの敷設に不都合を生
ずるばかりでなくテンションメンバの落下の際に光ファ
イバケーブルのコードや光コネクタにも損傷を与えとい
う問題があった。本発明は、上述の課題を解決するため
になされたものであり、光ファイバケーブルの敷設に好
適な新規な取り付け部材を設けたテンションメンバ端部
構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るため、本発明の光ファイバケーブルのテンションメン
バ端部構造は、テンションメンバの配設された光ファイ
バケーブルの端末をフレキシブル保護管にて包被し、こ
のフレキシブル保護管からテンションメンバ端末を引き
出してなる光ファイバケーブルのテンションメンバ端部
構造において、一端にリング部を設け他端に中空筒部を
設けこの中空筒部の壁部にビスを貫通螺設して取付け部
材を形成し、この取付け部材の中空筒部に前記テンショ
ンメンバ端末を挿入し、前記中空筒部に設けたビスで螺
着固定して、前記取付け部材をテンションメンバ端末に
接続した構造を有するものである。
るため、本発明の光ファイバケーブルのテンションメン
バ端部構造は、テンションメンバの配設された光ファイ
バケーブルの端末をフレキシブル保護管にて包被し、こ
のフレキシブル保護管からテンションメンバ端末を引き
出してなる光ファイバケーブルのテンションメンバ端部
構造において、一端にリング部を設け他端に中空筒部を
設けこの中空筒部の壁部にビスを貫通螺設して取付け部
材を形成し、この取付け部材の中空筒部に前記テンショ
ンメンバ端末を挿入し、前記中空筒部に設けたビスで螺
着固定して、前記取付け部材をテンションメンバ端末に
接続した構造を有するものである。
【０００７】第二の観点では、前記テンションメンバ端
部構造において、前記フレキシブル保護管の終端部を細
片状に形成し、このフレキシブル保護管の細片を前記取
付け部材のリング部に挿通折り返し固定する光ファイバ
ケーブルのテンションメンバ端部構造を提供するもので
ある。
部構造において、前記フレキシブル保護管の終端部を細
片状に形成し、このフレキシブル保護管の細片を前記取
付け部材のリング部に挿通折り返し固定する光ファイバ
ケーブルのテンションメンバ端部構造を提供するもので
ある。
【０００８】第三の観点では、前記取付け部材を一端に
螺合部を設けたリング部材と一端に螺合部を設けた中空
筒部材とから形成し、前記リング部材の螺合部と前記中
空筒部材の螺合部とを螺合一体化させてなる取付け部材
を用いた光ファイバケーブルのテンションメンバ端部構
造を提供するものである。
螺合部を設けたリング部材と一端に螺合部を設けた中空
筒部材とから形成し、前記リング部材の螺合部と前記中
空筒部材の螺合部とを螺合一体化させてなる取付け部材
を用いた光ファイバケーブルのテンションメンバ端部構
造を提供するものである。
【０００９】
【作用】本発明の光ファイバケーブルのテンションメン
バ端部構造は、テンションメンバ端末に、一端にリング
部を設け他端に中空筒部を設けこの中空筒部の壁部にビ
スを貫通螺設した取付け部材を接続して構成される。テ
ンションメンバ端末は、取付け部材の中空筒部に挿入さ
れ、この中空筒部に螺設されたビスで固定されるので、
ビスがテンションメンバのＦＲＰ被覆に螺旋状に食い込
み、テンションメンバと取付け部材は強固に接続され
る。また、このビスはテンションメンバのＦＲＰ被覆層
に螺旋状に食い込むものなので、スリーブかしめのよう
にスリーブに沿ってＦＲＰ被覆層に割れを生ずる恐れも
なく、テンションメンバと取付け部材との接続部でテン
ションメンバが抜け落ちる心配がなくなる。従って、光
ファイバケーブルの敷設にトラブルを発生させることも
なく、テンションメンバの脱落による光ファイバケーブ
ルのコードや光コネクタの損傷の問題もなくなる。ま
た、本取付け部材には予め一端に一体的に形成されたリ
ング部が設けられているので、光ファイバケーブルの敷
設時にケーブルの引っ張り力をより容易に加えることが
できるほか、リング部の形状寸法が一定化されるので、
テンションメンバ端部をフレキシブル保護管に通す時や
光ファイバケーブルを敷設ダクトに通す時などの作業が
し易くなり、外観も良好となる。
バ端部構造は、テンションメンバ端末に、一端にリング
部を設け他端に中空筒部を設けこの中空筒部の壁部にビ
スを貫通螺設した取付け部材を接続して構成される。テ
ンションメンバ端末は、取付け部材の中空筒部に挿入さ
れ、この中空筒部に螺設されたビスで固定されるので、
ビスがテンションメンバのＦＲＰ被覆に螺旋状に食い込
み、テンションメンバと取付け部材は強固に接続され
る。また、このビスはテンションメンバのＦＲＰ被覆層
に螺旋状に食い込むものなので、スリーブかしめのよう
にスリーブに沿ってＦＲＰ被覆層に割れを生ずる恐れも
なく、テンションメンバと取付け部材との接続部でテン
ションメンバが抜け落ちる心配がなくなる。従って、光
ファイバケーブルの敷設にトラブルを発生させることも
なく、テンションメンバの脱落による光ファイバケーブ
ルのコードや光コネクタの損傷の問題もなくなる。ま
た、本取付け部材には予め一端に一体的に形成されたリ
ング部が設けられているので、光ファイバケーブルの敷
設時にケーブルの引っ張り力をより容易に加えることが
できるほか、リング部の形状寸法が一定化されるので、
テンションメンバ端部をフレキシブル保護管に通す時や
光ファイバケーブルを敷設ダクトに通す時などの作業が
し易くなり、外観も良好となる。
【００１０】更に、光ファイバケーブルの端部を包被す
るフレキシブル保護管の終端部を細片状に形成し、この
フレキシブル保護管の細片を取付け部材のリング部に挿
通折り返し固定すれば、フレキシブル保護管細片の耐引
張り強度も加わるので、テンションメンバと取付け部材
の接続がより一層強固となる。
るフレキシブル保護管の終端部を細片状に形成し、この
フレキシブル保護管の細片を取付け部材のリング部に挿
通折り返し固定すれば、フレキシブル保護管細片の耐引
張り強度も加わるので、テンションメンバと取付け部材
の接続がより一層強固となる。
【００１１】更に、取付け部材を、一端に螺合部を設け
たリング部材と一端に螺合部を設けた中空筒部材とに分
割形成し、この螺合部でリング部材と中空筒部部材とを
螺合一体化すれば、取付け部材の形成が容易となる。
たリング部材と一端に螺合部を設けた中空筒部材とに分
割形成し、この螺合部でリング部材と中空筒部部材とを
螺合一体化すれば、取付け部材の形成が容易となる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１の側面概要図に
沿って説明する。なお、図１の光ファイバケーブル１の
端部構造において、上述の図６の従来例に示したと同一
構造部分については同一符号で記し、説明は重複を避け
るため省略する。光ファイバケーブル１から導出された
テンションメンバ１０の端末には、リング部１２と中空
筒部１３とを具備する取付け部材１１が接続固定され
る。
沿って説明する。なお、図１の光ファイバケーブル１の
端部構造において、上述の図６の従来例に示したと同一
構造部分については同一符号で記し、説明は重複を避け
るため省略する。光ファイバケーブル１から導出された
テンションメンバ１０の端末には、リング部１２と中空
筒部１３とを具備する取付け部材１１が接続固定され
る。
【００１３】ここで、テンションメンバ１０と取付け部
材１１の接続の詳細を図２により説明する。取付け部材
１１は機械的強度のある鋼などの金属材或いは強化プラ
スチック材等からなり、一端側にリング部１２が形成さ
れ、他端側に中空筒部１３が形成され、中空筒部１３に
は筒壁にビス１４，１４が螺設されている。なお、本実
施例では、ビス１４は２か所設けているが、ビス１４の
個数や配置位置は接続強度を勘案し適宜選択すればよ
い。また、中空筒部１３の内径は接続されるテンション
メンバ１０の外径より大きく適宜選定される。テンショ
ンメンバ１０はその端末が中空筒部１３に挿入され、ビ
ス１４，１４により締め付けられる。この時、ビス１４
は先端がテンションメンバ１０のＦＲＰ被覆層に食い込
むようにねじ込まれる。かようにしてテンションメンバ
１０の端部に取付け部材１１が接続固定される。
材１１の接続の詳細を図２により説明する。取付け部材
１１は機械的強度のある鋼などの金属材或いは強化プラ
スチック材等からなり、一端側にリング部１２が形成さ
れ、他端側に中空筒部１３が形成され、中空筒部１３に
は筒壁にビス１４，１４が螺設されている。なお、本実
施例では、ビス１４は２か所設けているが、ビス１４の
個数や配置位置は接続強度を勘案し適宜選択すればよ
い。また、中空筒部１３の内径は接続されるテンション
メンバ１０の外径より大きく適宜選定される。テンショ
ンメンバ１０はその端末が中空筒部１３に挿入され、ビ
ス１４，１４により締め付けられる。この時、ビス１４
は先端がテンションメンバ１０のＦＲＰ被覆層に食い込
むようにねじ込まれる。かようにしてテンションメンバ
１０の端部に取付け部材１１が接続固定される。
【００１４】このようにして取付け部材１１の接続され
たテンションメンバ１０の端部は、図１の如く、フレキ
シブル保護管６に通され、取付け部材１１のリング部１
２が保護管６の外に出るようにして保護管６が粘着テー
プ７で巻き付け固定される。なお、この時、フレキシブ
ル保護管６の端部は、図５に上述した如く、Ｖ字状の切
り込みＡ，Ａを設け、端部口が窄まり易いようにしてあ
る。
たテンションメンバ１０の端部は、図１の如く、フレキ
シブル保護管６に通され、取付け部材１１のリング部１
２が保護管６の外に出るようにして保護管６が粘着テー
プ７で巻き付け固定される。なお、この時、フレキシブ
ル保護管６の端部は、図５に上述した如く、Ｖ字状の切
り込みＡ，Ａを設け、端部口が窄まり易いようにしてあ
る。
【００１５】図３は、テンションメンバ１０と取付け部
材１１との接続を一層強固にするための、フレキシブル
保護管６の端部形状に関する実施例の側面の断面図を示
すもので、図示する如く、フレキシブル保護管６の端部
に切り出し細片１５を設ける。細片１５は、取付け部材
１１をテンションメンバ１０の端部に接続し、テンショ
ンメンバ１０の端部をフレキシブル保護管６にて包被す
る際、この細片１５を取付け部材１１のリング部１２に
通して折り返し、この細片１５を保護管６上に一緒に粘
着テープ７で巻き付け固定するものである。
材１１との接続を一層強固にするための、フレキシブル
保護管６の端部形状に関する実施例の側面の断面図を示
すもので、図示する如く、フレキシブル保護管６の端部
に切り出し細片１５を設ける。細片１５は、取付け部材
１１をテンションメンバ１０の端部に接続し、テンショ
ンメンバ１０の端部をフレキシブル保護管６にて包被す
る際、この細片１５を取付け部材１１のリング部１２に
通して折り返し、この細片１５を保護管６上に一緒に粘
着テープ７で巻き付け固定するものである。
【００１６】図４は、取付け部材１１の他の実施例を示
すもので、リング部材１２と中空筒部材１３とを別々に
形成し、これらを螺合して一体化するものである。図４
では、リング部材１２はその一端に雄ねじ部１６が螺設
され、中空筒部材１３はその一端に雌ねじ１７が螺設さ
れていて、リング部材１２と中空筒部材１３とは雌ねじ
１６と雌ねじ１７を螺合することにより一体化される。
なお、リング部１２の一端に雌ねじを中空筒部材１３の
一端に雄ねじを設けてもよい。
すもので、リング部材１２と中空筒部材１３とを別々に
形成し、これらを螺合して一体化するものである。図４
では、リング部材１２はその一端に雄ねじ部１６が螺設
され、中空筒部材１３はその一端に雌ねじ１７が螺設さ
れていて、リング部材１２と中空筒部材１３とは雌ねじ
１６と雌ねじ１７を螺合することにより一体化される。
なお、リング部１２の一端に雌ねじを中空筒部材１３の
一端に雄ねじを設けてもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明の光ファイバケーブルのテンショ
ンメンバ端部構造によれば、テンションメンバ端末は取
付け部材の中空筒部に挿入され、中空筒部のビスにより
螺着固定される構造なので、テンションメンバと取付け
部材の接続が強固となる。また、このビスがテンション
メンバのＦＲＰ被覆層に螺旋状に食い込むので、ＦＲＰ
被覆層に割れを生ずる恐れもない。従って、テンション
メンバと取付け部材との接続部でテンションメンバが抜
け落ちる心配がなくなり、光ファイバケーブルの敷設に
トラブルを発生させることもなく、テンションメンバの
脱落による光ファイバケーブルのコードや光コネクタの
破損の問題もなくなる。更に、本取付け部材には一端に
リング部が設けられているので、光ファイバケーブルの
敷設時にケーブルの引っ張り力をより容易に加えること
ができる。また、リング部の形状寸法が一定化されるの
で、外観も良く、テンションメンバ端部をフレキシブル
保護管に通す時や光ファイバケーブルを敷設ダクトに通
す時などの作業性も良好となる。また、光ファイバケー
ブルの端部を包被するフレキシブル保護管の終端部を細
片状に形成し、このフレキシブル保護管の細片を取付け
部材のリング部に挿通折り返し固定すれば、テンション
メンバと取付け部材の接続をより一層強固とすることも
できる。また、取付け部材のリング部と中空筒部とを別
体に形成し、螺合一体化するようにすれば、取付け部材
の形成も容易となる。
ンメンバ端部構造によれば、テンションメンバ端末は取
付け部材の中空筒部に挿入され、中空筒部のビスにより
螺着固定される構造なので、テンションメンバと取付け
部材の接続が強固となる。また、このビスがテンション
メンバのＦＲＰ被覆層に螺旋状に食い込むので、ＦＲＰ
被覆層に割れを生ずる恐れもない。従って、テンション
メンバと取付け部材との接続部でテンションメンバが抜
け落ちる心配がなくなり、光ファイバケーブルの敷設に
トラブルを発生させることもなく、テンションメンバの
脱落による光ファイバケーブルのコードや光コネクタの
破損の問題もなくなる。更に、本取付け部材には一端に
リング部が設けられているので、光ファイバケーブルの
敷設時にケーブルの引っ張り力をより容易に加えること
ができる。また、リング部の形状寸法が一定化されるの
で、外観も良く、テンションメンバ端部をフレキシブル
保護管に通す時や光ファイバケーブルを敷設ダクトに通
す時などの作業性も良好となる。また、光ファイバケー
ブルの端部を包被するフレキシブル保護管の終端部を細
片状に形成し、このフレキシブル保護管の細片を取付け
部材のリング部に挿通折り返し固定すれば、テンション
メンバと取付け部材の接続をより一層強固とすることも
できる。また、取付け部材のリング部と中空筒部とを別
体に形成し、螺合一体化するようにすれば、取付け部材
の形成も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の光ファイバケーブルのテンションメン
バ端部構造の１実施例を示す側面概要説明図である。
バ端部構造の１実施例を示す側面概要説明図である。
【図２】本発明の取り付け部材とテンションメンバ端部
との接続の詳細を示す側面図である。
との接続の詳細を示す側面図である。
【図３】本発明のフレキシブル保護管の端末細片の形状
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図４】本発明の取り付け部材の他の実施例を示す側面
図である。
図である。
【図５】フレキシブル保護管の切り込み部の側面断面図
である。
である。
【図６】従来の光ファイバケーブルのテンションメンバ
端部構造を示す側面概要図である。
端部構造を示す側面概要図である。
１ 光ファイバケーブル ６ フレキシブル保護管 ７ 粘着テープ １０ テンションメンバ １１ 取り付け部材 １２ リング部 １３ 中空筒部 １４ ビス １５ フレキシブル保護管細片 １６ 螺合部 １７ 螺合部 Ａ Ｖ字状切り込み
Claims (3)
- 【請求項１】 テンションメンバの配設された光ファイ
バケーブルの端末をフレキシブル保護管にて包被し、こ
のフレキシブル保護管からテンションメンバ端末を引き
出してなる光ファイバケーブルのテンションメンバ端部
構造において、一端にリング部を設け他端に中空筒部を
設け該中空筒部の壁部にビスを貫通螺設して取付け部材
を形成し、該取付け部材の中空筒部に前記テンションメ
ンバ端末を挿入し、前記中空筒部に設けたビスで螺着固
定することにより、前記テンションメンバ端末に前記取
付け部材を接続することを特徴とする光ファイバケーブ
ルのテンションメンバ端部構造。 - 【請求項２】 前記フレキシブル保護管の終端部を細片
状に形成し、このフレキシブル保護管の細片を前記取付
け部材のリング部に挿通折り返し固定することを特徴と
する請求項１記載の光ファイバケーブルのテンションメ
ンバ端部構造。 - 【請求項３】 前記取付け部材が、一端に螺合部を設け
たリング部材と一端に螺合部を設けた中空筒部材とから
成り、前記リング部材の螺合部と前記中空筒部材の螺合
部とを螺合一体化されてなることを特徴とする請求項１
又は請求項２記載の光ファイバケーブルのテンションメ
ンバ端部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7070859A JPH08240756A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 光ファイバケーブルのテンションメンバ端部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7070859A JPH08240756A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 光ファイバケーブルのテンションメンバ端部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08240756A true JPH08240756A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=13443717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7070859A Pending JPH08240756A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 光ファイバケーブルのテンションメンバ端部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08240756A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008216483A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Advanced Cable Systems Corp | 光ファイバケーブルおよびその通線方法 |
| US8126307B2 (en) | 2003-12-29 | 2012-02-28 | Adc Telecommunications, Inc. | Telecommunications connector protective device |
| JP2014002189A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Occ Corp | 光ファイバケーブルの端部構造、端部構造製造方法 |
| CN115532741A (zh) * | 2022-09-16 | 2022-12-30 | 中煤能源研究院有限责任公司 | 长距离浆体输送管道快速疏通装置及疏通方法 |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP7070859A patent/JPH08240756A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8126307B2 (en) | 2003-12-29 | 2012-02-28 | Adc Telecommunications, Inc. | Telecommunications connector protective device |
| JP2008216483A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Advanced Cable Systems Corp | 光ファイバケーブルおよびその通線方法 |
| JP2014002189A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Occ Corp | 光ファイバケーブルの端部構造、端部構造製造方法 |
| CN115532741A (zh) * | 2022-09-16 | 2022-12-30 | 中煤能源研究院有限责任公司 | 长距离浆体输送管道快速疏通装置及疏通方法 |
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