JP7367832B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱 Download PDF

Info

Publication number
JP7367832B2
JP7367832B2 JP2022163728A JP2022163728A JP7367832B2 JP 7367832 B2 JP7367832 B2 JP 7367832B2 JP 2022163728 A JP2022163728 A JP 2022163728A JP 2022163728 A JP2022163728 A JP 2022163728A JP 7367832 B2 JP7367832 B2 JP 7367832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
wire bundle
fixing part
piece
fixing piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022163728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023015050A (ja
Inventor
大吾 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2022163728A priority Critical patent/JP7367832B2/ja
Publication of JP2023015050A publication Critical patent/JP2023015050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7367832B2 publication Critical patent/JP7367832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本開示は、電気接続箱に関するものである。
従来から、車両において、電気配線の効率化やメンテナンス性の向上を目的としてリレーボックス、ヒューズボックス等の電気接続箱が用いられている(例えば、特許文献1参照)。電気接続箱のハウジングには、リレーやヒューズなどからなる電気部品が適宜装着されており、バッテリーなどからの電力を車載電装品へ供給するようになっている。また、ハウジング内の電気部品には、複数の電線が接続されており、その複数の電線は束ねられてハウジングの電線引き出し口からハウジングの外部に引き出される。そして、その電線束は、ハウジングの電線引き出し口から延出された固定片に対して粘着テープなどの巻付部材により巻き付け固定されるようになっている。また、固定片は、例えば断面円弧状など電線束の一部を収容する形状をなし、電線引き出し口から引き出された電線束を固定片に収容可能に構成されている。
特開2016-174504号公報
上記のような電気接続箱では、電気部品並びに電気部品に接続される複数の電線の本数は、車種やグレードによって仕様が異なる。すなわち、ハウジングの電線引き出し口から引き出される電線束の外径が車種やグレードによって異なる。このため、電線束の外径が電線引き出し口の固定片の電線収容部の深さよりも小さい場合には、電線束を固定片に対し巻付部材によって安定して固定することができない問題があった。
そこで、電線引き出し口の固定片に対し、外径が異なる複数種の電線束を固定可能にした電気接続箱を提供することを目的とする。
本開示の電気接続箱は、電気部品が収容されたハウジング本体と、前記ハウジング本体に形成された電線引き出し口と、前記電線引き出し口から前記ハウジング本体の外部側に延びる固定片とを有するハウジングと、前記電気部品に接続されるとともに、前記電線引き出し口から前記ハウジング本体の外部に引き出される電線束と、前記電線束を前記固定片に対して巻き付け固定する巻付部材と、を備え、前記固定片は、前記電線束が入り込む収容凹部を備え、前記収容凹部内に収容された前記電線束の周方向の一部を覆うように構成され、前記電線束は、前記収容凹部に入り込んだ状態で前記巻付部材にて前記固定片に固定される電気接続箱であって、前記固定片は、前記電線束の長さ方向と直交する断面形状が円弧状をなし、前記固定片における前記円弧状の窪みが前記収容凹部となっており、前記固定片は、前記固定片の周方向における長さが互いに異なる第1固定部と第2固定部とを、前記電線束の長さ方向に並ぶ態様で有しており、前記固定片は、前記電線束の長さ方向と直交する断面視において、前記第2固定部の周方向の長さが前記第1固定部の周方向の長さよりも短く構成されることで、前記第1固定部よりも前記第2固定部の方が前記収容凹部の深さが浅く構成されており、前記固定片は、前記電線束の長さ方向と直交する断面視において、前記電線束の長さ方向に並ぶ前記第1固定部と前記第2固定部について、前記第2固定部における周方向一端よりも前記第1固定部における周方向一端が周方向に長く延出されているとともに、前記第2固定部における周方向他端よりも前記第1固定部における周方向他端が周方向に長く延出されている。
本開示によれば、電線引き出し口の固定片に対し、外径が異なる複数種の電線束を固定可能にした電気接続箱を提供することが可能となる。
図1は、実施形態にかかる電気接続箱の概略構成図である。 図2は、同形態の電気接続箱における電線ガイド部周辺の構成を示す斜視図である。 図3は、同形態の電気接続箱における電線ガイド部周辺の構成を示す側面図である。 図4は、同形態の電気接続箱における電線ガイド部周辺の構成を示す正面図である。 図5は、電線束の外径が大きい場合の電線束の態様を示す断面図である。 図6は、電線束の外径が小さい場合の電線束の態様を示す断面図である。 図7は、変更例におけるカバー片の構成を説明するための断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
[1]電気部品が収容されたハウジング本体と、前記ハウジング本体に形成された電線引き出し口と、前記電線引き出し口から前記ハウジング本体の外部側に延びる固定片とを有するハウジングと、前記電気部品に接続されるとともに、前記電線引き出し口から前記ハウジング本体の外部に引き出される電線束と、前記電線束を前記固定片に対して巻き付け固定する巻付部材と、を備え、前記固定片は、前記電線束が入り込む収容凹部を備え、前記収容凹部内に収容された前記電線束の周方向の一部を覆うように構成され、前記電線束は、前記収容凹部に入り込んだ状態で前記巻付部材にて前記固定片に固定される電気接続箱であって、前記固定片は、前記収容凹部の深さが互いに異なる第1固定部と第2固定部とを、前記電線束の長さ方向に並ぶ態様で有している。
上記態様によれば、電線束の外径が大きい場合には電線束を第1固定部に巻き付け固定し、電線束の外径が小さい場合には電線束を第2固定部に巻き付け固定することが可能となる。すなわち、電線引き出し口の固定片に対し、外径が異なる複数種の電線束を固定可能となる。
[2]前記電線束の周方向における前記固定片の両端部が、前記電線束の長さ方向において部分的に切り欠かれることで、前記第1固定部よりも前記収容凹部の深さが浅い前記第2固定部が構成されていることが好ましい。
上記態様によれば、固定片の一部を切り欠いた簡単な構成で第1固定部と第2固定部を構成できる。
[3]前記固定片の前記収容凹部を覆うカバー部を備え、前記カバー部は、前記電線束の周方向において前記固定片で覆われていない箇所を覆っていることが好ましい。
上記態様によれば、固定片の収容凹部がカバー部によって覆われることで、電線引き出し口への水の浸入を抑制できる。
[4]前記カバー部は、前記電線束の周方向における前記固定片の両端部とで、前記第1固定部に巻き付けられた前記巻付部材を挟んでいることが好ましい。
上記態様によれば、巻付部材を挟んだ部位において、固定片とカバー部との間からの水の浸入を抑制することが可能となる。
[5]前記カバー部は、前記第2固定部を形成するために前記固定片に切り欠き形成された切り欠き部を覆う被覆部を有していることが好ましい。
上記態様によれば、固定片の切り欠き部が被覆部によって覆われるため、切り欠き部を介して電線引き出し口側に水が浸入することが抑制されている。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の電気接続箱の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、電気接続箱10は、箱状のハウジング11と、ハウジング11に収容された電気部品12とを有する。本実施形態の電気接続箱10は、車両に搭載される複数の電装品とバッテリーなどの電源との間に介装されて各電装品に給配電するヒューズボックスやリレーボックスなどとして構成される。なお、本実施形態の電気部品12は、例えばヒューズモジュールやリレーモジュールを単数、または複数備えて構成されている。
ハウジング11は、ハウジング本体13と、ハウジング本体13に組み付けられたカバー14とを備える。ハウジング本体13及びカバー14は、例えば合成樹脂材からなる射出成形品である。ハウジング本体13には、電気部品12が組み付けられている。
ハウジング11の側面には、電気部品12に接続された複数の電線の束(電線束W)を外部に引き出すための電線引き出し口15と、電線引き出し口15から外部側に延出された略円筒形状の電線ガイド部16が形成されている。電線束Wは、電線ガイド部16を通じてハウジング11の外部に引き出される。なお、電気部品12並びに電気部品12に接続される複数の電線の本数は、車種やグレードによって仕様が異なる。このため、複数の電線からなる電線束Wの外径は、車種やグレードによって異なる。また、電線束Wが電線ガイド部16から導出される部位には、電線ガイド部16から電線束Wまで跨がって覆う粘着テープなどの外装部材Xが設けられている。
電線ガイド部16は、ハウジング本体13から延出する固定片20と、カバー14から延出するカバー片30とから形成されている。固定片20及びカバー片30の各々は、電線ガイド部16を通る電線束Wの長さ方向から見て円弧形状をなしている(図2及び図4参照)。そして、固定片20及びカバー片30が組み合わされることで、電線ガイド部16の略円筒形状が形成される。
(固定片20の構成)
固定片20は、ハウジング本体13の電線引き出し口15と対応する位置からハウジング本体13の外部側に延出されている。電線引き出し口15から引き出された電線束Wは、巻付部材としての粘着テープTの巻き付けによって固定片20に固定される(図5などを参照)。なお、粘着テープTは、ポリ塩化ビニルなどを基材とし、弾性を有するテープである。また、図2、図3及び図4では、電線束W及び粘着テープTの図示を省略している。
図2、図3及び図4に示すように、固定片20は、前述のように円弧形状をなし、該円弧形状の窪みは、電線束Wが入り込む収容凹部21となっている。また、固定片20は、電線ガイド部16を通る電線束Wの周方向の一部を覆うように構成される。そして、電線束Wは、固定片20の収容凹部21に入り込んだ状態で粘着テープTの巻き付けによって固定片20に固定される。
ここで、固定片20は、固定片20は、電線ガイド部16の周方向D(電線ガイド部16を通る電線束Wの周方向)における長さが互いに異なる第1固定部22と第2固定部23とを有している。第1固定部22と第2固定部23とは、固定片20の長さ方向(電線束Wの長さ方向)において並んでいる。具体的には、固定片20の基端部側に第1固定部22が形成され、固定片20の先端部側に第2固定部23が形成されている。なお、図5には、電線ガイド部16の軸線Lと直交し第1固定部22を通る断面を示し、図6には、軸線Lと直交し第2固定部23を通る断面を示している。
また、第1固定部22と第2固定部23とは、電線ガイド部16の開口方向(軸線L方向)から見て、互いに同心円弧状をなしている。すなわち、第1固定部22及び第2固定部23の各々は、電線束Wが入り込む前記収容凹部21を有している。なお、以下では、第1固定部22の収容凹部21を第1収容凹部21aとし、第2固定部23の収容凹部21を第2収容凹部21bとして区別して説明する。
周方向Dにおける固定片20の両端部20aには、固定片20の先端側の部位(固定片20の軸線L方向の一部)を切り欠いた切り欠き部24が形成されている。これら各切り欠き部24が形成されることで、第2固定部23が形成されている。すなわち、切り欠き部24を有する第2固定部23の周方向Dの長さは、切り欠き部24を有しない第1固定部22の周方向Dの長さよりも短く構成される。その結果、第2固定部23の第2収容凹部21bの深さが、第1固定部22の第1収容凹部21aの深さよりも浅く構成される。
(カバー片30の構成)
図2、図3及び図4に示すように、カバー片30は、カバー14の電線引き出し口15と対応する位置からハウジング11の外部側に延出されている。カバー片30は、固定片20の収容凹部21を覆うように構成されている。軸線Lと直交する断面形状が円弧状をなすカバー片30は、同じく軸線Lと直交する断面形状が円弧状をなす固定片20とで、略円筒形状の電線ガイド部16を形成している。すなわち、カバー片30は、電線ガイド部16を通る電線束Wの周方向(つまり、電線ガイド部16の周方向D)において固定片20で覆われていない箇所を覆っている。
カバー片30は、軸線Lと直交する方向において第1固定部22と対向する第1被覆部31を有している。また、カバー片30は、軸線Lと直交する方向において第2固定部23と対向する第2被覆部32を有している。第1被覆部31と第2被覆部32とは、電線ガイド部16の開口方向(軸線L方向)において並設されている。具体的には、カバー片30の基端部側に第1被覆部31が形成され、カバー片30の先端部側に第2被覆部32が形成されている。第1被覆部31は、軸線Lと直交する断面が円弧形状をなしている(図5参照)。
第2被覆部32は、軸線Lと直交する方向において第2固定部23と対向する対向部33を有している。また、第2被覆部32は、対向部33の周方向Dの両端部からそれぞれ延出された延出片34を有している。各延出片34は、固定片20の各切り欠き部24を塞ぐように構成されている。
本実施形態の作用について説明する。
ハウジング11内から電線ガイド部16を通じて外部に引き出される電線束Wの外径は、車種やグレードによって異なる。ここで、図5には、電線束Wの外径が第1固定部22の第1収容凹部21aの深さよりも大きい場合の電線束Wの固定態様を示している。
図5に示すように、電線束Wの外径が第1固定部22の第1収容凹部21aの深さよりも大きい場合には、電線束Wを第1収容凹部21aに配置したときに、電線束Wの一部が第1収容凹部21aから突出する。このため、電線束Wを第1収容凹部21aに配置した状態で、電線束Wを第1固定部22に粘着テープTによって巻き付け固定することができる。なお、粘着テープTは、第2固定部23側にも巻き付けられる。すなわち、電線束Wは、第2固定部23にも粘着テープTによって巻き付け固定される。
また、電線束Wにおける第1収容凹部21aから露出する部分は、カバー片30の第1被覆部31にて被覆される。そして、第1被覆部31の周方向Dの両端部30aと、第1固定部22の周方向Dの両端部20aとで、粘着テープTが挟まれて圧縮状態とされている。これにより、圧縮された粘着テープTが第1固定部22と第1被覆部31との間のシールとなり、第1固定部22と第1被覆部31との間からの水の浸入が抑制されている。
一方、図6には、電線束Wの外径が第1固定部22の第1収容凹部21aの深さよりも小さい場合の電線束Wの固定態様を示している。電線束Wの外径が第1固定部22の第1収容凹部21aの深さよりも小さい場合には、第1固定部22では電線束Wを粘着テープTにて巻き付け固定できない。このため、図6に示すように、電線束Wを第2固定部23の第2収容凹部21bに配置した状態で、電線束Wを第2固定部23に粘着テープTによって巻き付け固定する。なお、この場合、第1固定部22にも粘着テープTを巻き、第1固定部22の両端部20aと第1被覆部31の両端部30aとで粘着テープTを挟む構成としてもよい。
また、第2固定部23を構成するために固定片20に切り欠き形成された各切り欠き部24は、カバー片30の各延出片34によって覆われている。これにより、電線ガイド部16の外周側から切り欠き部24を介して電線ガイド部16内に水が浸入することが抑制されている。
なお、カバー片30を含むカバー14は、ハウジング本体13内の電気部品12から延びる電線束Wを、粘着テープTで固定片20に固定した後に、ハウジング本体13に対して組み付けられるようになっている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)電線束Wが挿通される筒状の電線ガイド部16を構成する固定片20は、収容凹部21の深さが互いに異なる第1固定部22と第2固定部23とを、電線ガイド部16の開口方向(電線束Wの長さ方向)に並ぶ態様で有している。この態様によれば、電線束Wの外径が大きい場合には電線束Wを第1固定部22に巻き付け固定し、電線束Wの外径が小さい場合には電線束Wを第2固定部23に巻き付け固定することが可能となる。すなわち、電線引き出し口15の固定片20に対し、外径が異なる複数種の電線束Wを固定可能となる。
(2)電線ガイド部16の周方向D(電線束Wの周方向)における固定片20の両端部20aが、電線束Wの長さ方向(軸線L方向)において部分的に切り欠かれることで、第1固定部22よりも収容凹部21の深さが浅い第2固定部23が構成されている。この態様によれば、固定片20の一部を切り欠いた簡単な構成で第1固定部22と第2固定部23を構成できる。
(3)固定片20の収容凹部21を覆うカバー片30を備え、カバー片30は、電線ガイド部16の周方向D(電線束Wの周方向)において固定片20で覆われていない箇所を覆っている。この態様によれば、固定片20の収容凹部21がカバー片30によって覆われることで、電線引き出し口15への水の浸入を抑制できる。
(4)カバー片30は、電線ガイド部16の周方向D(電線束Wの周方向)における固定片20の両端部20aとで、第1固定部22に巻き付けられた粘着テープTを挟んでいる。この態様によれば、粘着テープTを挟んだ部位において、固定片20とカバー片30との間からの水の浸入を抑制することが可能となる。
(5)カバー片30は、第2固定部23を形成するために固定片20に切り欠き形成された切り欠き部24を覆う延出片34を有している。この態様によれば、固定片20の切り欠き部24が延出片34によって覆われるため、切り欠き部24を介して電線引き出し口15側に水が浸入することが抑制されている。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図7に示すように、カバー片30の各延出片34を上記実施形態よりも更に延出する構成としてもよい。図7に示す構成では、電線ガイド部16の軸線Lと直交する方向(例えば、図7中のY方向)から見て、延出片34が固定片20の第2固定部23の周方向端部とラップする位置まで延出されている。これにより、第2固定部23の周方向端部と延出片34との間の隙間から電線ガイド部16内への水の浸入をより一層抑制できる。
・上記実施形態において、電線ガイド部16の周方向D(電線束Wの周方向)における第2固定部23の両端部と各延出片34の周方向Dの端部とで、第2固定部23に巻き付けられた粘着テープTを挟む構成としてもよい。この態様によれば、第2固定部23と延出片34とに挟まれて圧縮された粘着テープTが第2固定部23と延出片34との間のシールとなり、第2固定部23と延出片34との間からハウジング11の内部側(電線引き出し口15側)に水が浸入することを抑制できる。
・上記実施形態では、電線束Wを固定片20に対して巻き付け固定する巻付部材として粘着テープTを用いたが、これ以外に例えば、合成樹脂製の結束バンドを巻付部材として用いてもよい。
・上記実施形態では、固定片20及びカバー片30を断面円弧状とし、それら固定片20及びカバー片30が組み合わされてなる電線ガイド部16が円筒状をなすが、これ以外に例えば、電線ガイド部16を四角筒状に形成してもよい。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
前記電線束の周方向における前記第2固定部の両端部と前記被覆部とで、前記第2固定部に巻き付けられた前記巻付部材を挟んでいる、電気接続箱。
上記態様によれば、固定片の第2固定部とカバーの被覆部との間から電線引き出し口側に水が浸入することを抑制できる。
D 電線ガイド部の周方向
L 電線ガイド部の軸線
T 粘着テープ(巻付部材)
W 電線束
X 外装部材
10 電気接続箱
11 ハウジング
12 電気部品
13 ハウジング本体
14 カバー
15 電線引き出し口
16 電線ガイド部
20 固定片
20a 端部
21 収容凹部
21a 第1収容凹部
21b 第2収容凹部
22 第1固定部
23 第2固定部
24 切り欠き部
30 カバー片(カバー部)
30a 端部
31 第1被覆部
32 第2被覆部
33 対向部
34 延出片(被覆部)

Claims (4)

  1. 電気部品が収容されたハウジング本体と、前記ハウジング本体に形成された電線引き出し口と、前記電線引き出し口から前記ハウジング本体の外部側に延びる固定片とを有するハウジングと、
    前記電気部品に接続されるとともに、前記電線引き出し口から前記ハウジング本体の外部に引き出される電線束と、
    前記電線束を前記固定片に対して巻き付け固定する巻付部材と、を備え、
    前記固定片は、前記電線束が入り込む収容凹部を備え、前記収容凹部内に収容された前記電線束の周方向の一部を覆うように構成され、
    前記電線束は、前記収容凹部に入り込んだ状態で前記巻付部材にて前記固定片に固定される電気接続箱であって、
    前記固定片は、前記電線束の長さ方向と直交する断面形状が円弧状をなし、前記固定片における前記円弧状の窪みが前記収容凹部となっており、
    前記固定片は、前記固定片の周方向における長さが互いに異なる第1固定部と第2固定部とを、前記電線束の長さ方向に並ぶ態様で有しており、
    前記固定片は、前記電線束の長さ方向と直交する断面視において、前記第2固定部の周方向の長さが前記第1固定部の周方向の長さよりも短く構成されることで、前記第1固定部よりも前記第2固定部の方が前記収容凹部の深さが浅く構成されており、
    前記固定片は、前記電線束の長さ方向と直交する断面視において、前記電線束の長さ方向に並ぶ前記第1固定部と前記第2固定部について、前記第2固定部における周方向一端よりも前記第1固定部における周方向一端が周方向に長く延出されているとともに、前記第2固定部における周方向他端よりも前記第1固定部における周方向他端が周方向に長く延出されており、
    前記固定片の前記収容凹部を覆うカバー部を備え、
    前記カバー部は、前記ハウジングの前記電線引き出し口と対応する位置から前記ハウジングの外部側に延出されているとともに、前記電線束の周方向において前記固定片で覆われていない箇所を覆っており、
    前記固定片は、前記第1固定部を前記第2固定部よりも前記電線引き出し口側である前記固定片の基端部側に有しており、
    前記電線束の長さ方向において、前記固定片の先端部側に有する前記第2固定部の先端面は、前記カバー部の延出方向の先端面よりも前記電線引き出し口とは反対方向に突出している、電気接続箱。
  2. 前記電線束の周方向における前記固定片の両端部が、前記電線束の長さ方向において部分的に切り欠かれることで、前記第1固定部よりも前記収容凹部の深さが浅い前記第2固定部が構成された、請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記カバー部は、前記電線束の周方向における前記固定片の両端部とで、前記第1固定部に巻き付けられた前記巻付部材を挟んでいる、請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記カバー部は、前記第2固定部を形成するために前記固定片に切り欠き形成された切り欠き部を覆う被覆部を有している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱。
JP2022163728A 2019-06-10 2022-10-12 電気接続箱 Active JP7367832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022163728A JP7367832B2 (ja) 2019-06-10 2022-10-12 電気接続箱

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019108041A JP7234814B2 (ja) 2019-06-10 2019-06-10 電気接続箱
JP2022163728A JP7367832B2 (ja) 2019-06-10 2022-10-12 電気接続箱

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019108041A Division JP7234814B2 (ja) 2019-06-10 2019-06-10 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023015050A JP2023015050A (ja) 2023-01-31
JP7367832B2 true JP7367832B2 (ja) 2023-10-24

Family

ID=73744110

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019108041A Active JP7234814B2 (ja) 2019-06-10 2019-06-10 電気接続箱
JP2022163728A Active JP7367832B2 (ja) 2019-06-10 2022-10-12 電気接続箱

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019108041A Active JP7234814B2 (ja) 2019-06-10 2019-06-10 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP7234814B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182586A (ja) 2010-03-02 2011-09-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
WO2015029816A1 (ja) 2013-08-30 2015-03-05 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2016174504A (ja) 2015-03-18 2016-09-29 住友電装株式会社 電気接続箱

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3134807B2 (ja) * 1997-05-29 2001-02-13 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2004023897A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP5612987B2 (ja) * 2010-09-29 2014-10-22 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182586A (ja) 2010-03-02 2011-09-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
WO2015029816A1 (ja) 2013-08-30 2015-03-05 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2016174504A (ja) 2015-03-18 2016-09-29 住友電装株式会社 電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023015050A (ja) 2023-01-31
JP7234814B2 (ja) 2023-03-08
JP2020202659A (ja) 2020-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5418514B2 (ja) ワイヤハーネス用のプロテクタ
US11217976B2 (en) Electric wire fixing structure, electrical connection box, and wire harness
JP6914905B2 (ja) ボンダーキャップの収容構造、電気接続箱、及びワイヤハーネス
JP2016046943A (ja) プロテクタ
JP2020188609A (ja) 電気接続箱
JP2012134028A (ja) ワイヤーハーネス
JP7367832B2 (ja) 電気接続箱
JP6793047B2 (ja) プロテクタおよびワイヤハーネス
JP2021151139A (ja) ワイヤハーネス
US9601838B2 (en) Splice for gathering ends of electric wire bundle
JP6338286B2 (ja) ワイヤハーネス
JP5881211B2 (ja) ワイヤハーネス配索構造
US11756710B2 (en) Wire harness manufacturing method, wire harness, and protective member
JP6999226B2 (ja) 外装部品、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネス製造方法
JP7376321B2 (ja) プロテクタの配索材固定構造
JP7313774B2 (ja) 電気接続箱
JP5607133B2 (ja) 線状物の固定構造
CN111864674B (zh) 线束
JP7363526B2 (ja) ハーネス部品
JP7006834B2 (ja) 収容部材と保護チューブとの接続構造
JP6918549B2 (ja) プロテクタ、及び、ワイヤハーネス
JP2023058777A (ja) 電気接続箱及びワイヤハーネス
JP2022059205A (ja) ワイヤハーネス
JP2022190274A (ja) プロテクタ付きグロメット及びワイヤハーネス
JP2023146635A (ja) ワイヤハーネスの保護構造体、及び、ワイヤハーネスの保護構造体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7367832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150