JP6999226B2 - 外装部品、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネス製造方法 - Google Patents

外装部品、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、外装部品、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネス製造方法に関する。
車両等に搭載されるワイヤハーネスに含まれる外装部品は、電線などの配索材を収容するものである。外装部品は、軸方向から見た場合において筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップして形成されているものがある(特許文献1参照)。配索材は、周方向における両端部に形成された隙間から外装部品の内部空間部に挿入される。また、ワイヤハーネスにおいては、車両側の要求により、配索材が複数の電線などで構成されている場合は、配索材を途中から分岐することがある。この場合は、例えば、粘着性を有するテープにより、配索材のうち、分岐箇所の前後を固定することで配索材の分岐が行われている。また、例えば、外装部品を2分割とし、2つの外装部品の間に配索材を挟み込み、配索材の一部を2つの外装部品により形成された開口部から外部に露出させ、2つの外装部品をテープにより固定するものがある(特許文献2参照)。
特許第5198444号公報 特開2009-232533号公報
ところで、外装部品に収容される配索材を外装部品の途中から分岐し、外装部品の外部に露出する場合は、本来1つでよい外装部品を2分割することとなり部品点数が増加し、複雑化する。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で、外装部品の途中から配索材の一部を分岐することができる外装部品、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネス製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明における外装部品は、配索材が内部に収容される本体部と、前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、を備え、前記本体部は、円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第二切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有する第一分岐案内部と、前記第二切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第一切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有し、かつ前記第一分岐案内部の少なくとも一部と前記本体部の軸方向において対向する第二分岐案内部と、を有する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明における外装部品は、本発明における外装部品は、配索材が内部に収容される本体部と、前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、を備え、前記本体部は、円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、前記本体部の軸方向における両端部のうち、少なくとも一方側および前記第二切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有する第一分岐案内部と、前記第二切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、前記本体部の軸方向における両端部のうち、少なくとも一方側および前記第一切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有し、かつ前記第一分岐案内部の少なくとも一部と径方向外側において対向する第二分岐案内部と、を有する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明におけるワイヤハーネスは、複数の配索材と、複数の前記配索材を収容する外装部品と、を備え、前記外装部品は、前記配索材が内部に収容される本体部と、前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、を備え、前記本体部は、円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第二切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有する第一分岐案内部と、前記第二切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第一切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有し、かつ前記第一分岐案内部の少なくとも一部と前記本体部の軸方向において対向する第二分岐案内部と、を有する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明におけるワイヤハーネスは、複数の配索材と、複数の前記配索材を収容する外装部品と、を備え、前記外装部品は、前記配索材が内部に収容される本体部と、前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、を備え、前記本体部は、円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部の周囲において、前記本体部に対して前記分岐案内部が連結されている連結状態時において前記本体部と連結され、前記本体部に対して前記分岐案内部の一部が離間されている離間状態において、前記本体部と離間する第一離間部と、前記連結状態および前記離間状態のいずれの状態においても、前記本体部に連結する第一連結部とを有する第一分岐案内部と、前記第二切欠部の周囲において、前記連結状態時において前記本体部と連結され、前記離間状態において、前記本体部と離間する第二離間部と、前記連結状態および前記離間状態のいずれの状態においても、前記本体部に連結する第二連結部とを有する第二分岐案内部と、を有し、前記第一分岐案内部および前記第二分岐案内部は、前記離間状態において、径方向から見た場合に、前記第一離間部および前記第二離間部が前記開口部を挟んで対向する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明におけるワイヤハーネス製造方法は、複数の配索材を外装部品に収容するワイヤハーネス製造方法であって、前記外装部品は、前記配索材が内部に収容される本体部と、前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、を備え、前記本体部は、円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、組立前状態における前記本体部の両端部の間から前記複数の配索材を挿入する工程と、前記配索材の一部を前記第一切欠部および第二切欠部に周方向において対向して配置する工程と、前記両端部をラップさせ、前記配索材の一部を前記開口部から外部に露出させる工程と、を含む、ことを特徴とする。
本発明に係る外装部品およびワイヤハーネスは、簡単な構成で、外装部品の途中から配索材の一部を分岐することができる。
図1は、実施形態1におけるワイヤハーネスの外装部品の斜視図(組立状態)である。 図2は、実施形態1における外装部品の一部断面斜視図(加工前状態)である。 図3は、実施形態1における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。 図4は、実施形態1における外装部品の変形例を示す一部断面斜視図である。 図5は、実施形態2における外装部品の一部断面斜視図(組立状態)である。 図6は、実施形態2における外装部品の一部断面斜視図(加工前状態)である。 図7は、実施形態2における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。 図8は、実施形態3における外装部品の一部断面斜視図(組立状態)である。 図9は、実施形態3における外装部品の一部断面斜視図(加工前状態)である。 図10は、実施形態3における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。 図11は、実施形態4における外装部品の一部断面斜視図(組立状態)である。 図12は、実施形態4における外装部品の一部断面斜視図(加工前状態)である。 図13は、実施形態4における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態1〕
まず、実施形態1における外装部品について説明する。図1は、実施形態1におけるワイヤハーネスの外装部品の斜視図(組立状態)である。図2は、実施形態1における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。図3は、実施形態1における外装部品の一部断面斜視図(加工後状態)である。ここで、各図のX方向は、本実施形態における外装部品の軸方向である。Z方向は、本実施形態における外装部品の軸方向と直交する径方向であり、上下方向である。Y方向は、本実施形態における外装部品の軸方向および上下方向と直交する径方向であり、幅方向である。
本実施形態における外装部品1は、図1に示すように、自動車等の車両に搭載されて、配索材200を外力より保護することを目的として、内部空間部2cに配索材200を収容するものである。ここで、外装部品1は、図1に示すように、ワイヤハーネス100に組み込まれ、例えば、バッテリなどの電源から供給される電力を各種の電子機器に供給する導電性を有する複数の電線などを集約することで構成される配索材200を内部に収容するものである。本実施形態における外装部品1は、車両のエンジンルーム、トランクルーム、室内などの車両内空間部に設置され、バッテリなどの電源と、車両内に搭載される各種の電子機器との間に介在している。また、外装部品1は、上下方向が鉛直方向と一致して車両内空間部に設置される場合と、上下方向が鉛直方向と交差して車両内空間部に設置される場合がある。外装部品1は、図1~図3に示すように、本体部2と、開口部3と、分岐案内部4Aとを備える。
本体部2は、配索材200が内部に収容されるものである。本体部2は、軸方向から見た場合において円筒状に形成され、周方向における両端部2a,2bが互いにラップするものである。本体部2は、合成樹脂、例えば、可撓性を有する合成樹脂により構成されており、組立前状態と組立状態とで形状が異なる。本体部2は、組立状態において、円筒状に形成され、内部に形成された内部空間部2cに配索材200が収容される。本体部2は、組立前状態では、図3に示すように、端部2a,2bがラップせず、幅方向に離間して対向した状態となる。本体部2の軸方向における両端部は、内部空間部2cと連通する開口部が形成されている。従って、配索材200は、本体部2の軸方向における両端部から外部に突出して収容される。本体部2は、第一本体部21と、第二本体部22と、連結部23と、第一切欠部24と、第二切欠部25とを有する。ここで、本実施形態の本体部2は、組立状態において、分岐案内部4Aを挟んだ軸方向における一方側が径の変化がないストレートチューブで形成され、他方側が径の軸方向に沿って連続的に変化するコルゲートチューブで形成されている。従って、外装部品1は、分岐案内部4Aを挟んだ軸方向における一方側が他方側よりも可撓性が高い構成である。
第一本体部21は、軸方向から見た場合に、断面形状が円弧形状で軸方向に延在して形成されている。第一本体部21の周方向の一方の端部は上記端部2aであり、他方の端部は連結部23と連結されている。第一本体部21の開口部3に対応する位置には、第一切欠部24が形成されている。
第二本体部22は、軸方向から見た場合に、断面形状が円弧形状で軸方向に延在して形成されている。第二本体部22の周方向の一方の端部は上記端部2bであり、他方の端部は連結部23と連結されている。第二本体部22の開口部3に対応する位置には、第二切欠部25が形成されている。ここで、第二本体部22の軸方向から見た場合の内径は、第一本体部21の軸方向から見た場合の外径と同一あるいは、若干大きく形成されている。従って、第二本体部22は、組立状態において、第一本体部21を外周側から一部覆う、すなわちラップすることとなる。なお、第一本体部21および第二本体部22は、図2に示すように、外装部品1の加工前状態においては、カット部C1により端部2a,2bが連結されており、連結部23およびカット部C1とともに、1つの部材で、軸方向から見た場合に、断面形状が瓢箪形状であり、筒状に形成されている。
連結部23は、第一本体部21と第二本体部22とを近接させる方向に本体部2を変形する際の基点となるものである。本実施形態における連結部23は、第一本体部21および第二本体部22の厚さ(径方向における幅)よりも薄い部分が軸方向に延在して形成されている。従って、本体部2の組立時に、第一本体部21と第二本体部22とを近接させる方向に本体部2を変形しようとすると、第一本体部21および第二本体部22よりも連結部23が優先して変形し、本体部2の周方向における両端部2a,2bを容易にラップさせることができる。
第一切欠部24は、開口部3の一部を構成するものである。第一切欠部24は、第一本体部21のうち、第二本体部22とラップする部分に形成されている。第一切欠部24は、周方向に沿って端部2aから連結部23側に向かって第一本体部21を切り欠くことで形成されている。なお、第一切欠部24は、図2に示すように、外装部品1の加工前状態においては形成されているが、外部に露出していない。
第二切欠部25は、開口部3の一部を構成するものである。第二切欠部25は、第二本体部22のうち、第一本体部21とラップする部分に形成されている。第二切欠部25は、周方向に沿って端部2bから連結部23側に向かって第二本体部22を切り欠くことで形成されている。ここで、本実施形態における第二切欠部25は、第一切欠部24よりも周方向および軸方向において広くなるように形成されており、第一分岐案内部41を端部2bから挿入できる広さに形成されている。なお、第二切欠部25は、図2に示すように、外装部品1の加工前状態においては形成されているが、外部に露出していない。
開口部3は、本体部2に形成され、配索材200の一部を本体部2の途中から外部に露出させるものである。開口部3は、径方向において、本体部2の外部と内部空間部2cとを連通するものであり、本体部2の軸方向における両端部の間、すなわち本体部2の途中に形成されている。開口部3は、第一切欠部24と第二切欠部25とにより形成されている。開口部3は、組立状態において、本体部2の両端部2a,2bが径方向において対向して重なった、すなわちラップすることで、第一切欠部24と第二切欠部25とがラップして形成されるものである。本実施形態における開口部3は、径方向から見た場合に、略円形状に形成される。
分岐案内部4Aは、開口部3の周囲に立設されるものであり、開口部3から外部に露出する配索材200の一部を案内するものである。分岐案内部4Aは、第一切欠部24あるいは第二切欠部25の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が連結されるものである。本実施形態における分岐案内部4Aは、第一分岐案内部41と、第二分岐案内部42とを有する。分岐案内部4Aは、本体部2の一部を径方向外側に膨出させることで形成されている。
第一分岐案内部41は、第一本体部21に形成されており、第一切欠部24の周囲において本体部2から径方向外側に突出して形成されている。本実施形態における第一分岐案内部41は、第一本体部21の外周面から径方向外側に突出して形成され、第一切欠部24の端部2a側を除く全周において第一本体部21と一体に連結されている。第一分岐案内部41は、分岐部開口部41a,41bが形成されている。第一分岐案内部41は、径方向から見た場合に、端部2a側に開口を有するU字形状に形成されている。分岐部開口部41aは、第一分岐案内部41の径方向外側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。分岐部開口部41bは、軸方向から見た場合において、第一分岐案内部41の周方向のうち端部2a側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。なお、分岐部開口部41a,41bは、図2に示すように、外装部品1の加工前状態においては形成されておらず、カット部C2をカットすることで形成される。
第二分岐案内部42は、第二本体部22に形成されており、第二切欠部25の周囲において本体部2から径方向外側に突出して形成されている。本実施形態における第二分岐案内部42は、第二本体部22の外周面から径方向外側に突出して形成され、第二切欠部25の端部2b側を除く全周において第二本体部22と一体に連結されている。第二分岐案内部42は、分岐部開口部42a,42bが形成されている。第二分岐案内部42は、径方向から見た場合に、端部2b側に開口を有するU字形状に形成されている。分岐部開口部42aは、第二分岐案内部42の径方向外側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。分岐部開口部42bは、軸方向から見た場合において、第二分岐案内部42の周方向のうち端部2b側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。第二分岐案内部42は、第一分岐案内部41の少なくとも一部と軸方向において対向して形成されている。本実施形態における第二分岐案内部42は、径方向外側の端部および周方向における両端部のうち連結部23側の端部を除き、第一分岐案内部41を囲うように形成されている。なお、分岐部開口部42a,42bは、図2に示すように、外装部品1の加工前状態においては形成されておらず、カット部C2をカットすることで形成される。また、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42は、図2に示すように、外装部品1の加工前状態においてはカット部C2により端部2a側と端部2b側とが連結されており、第一本体部21および第二本体部22、連結部23およびカット部C1,C2とともに、1つの部材として形成されている。
次に、本実施形態における外装部品1の製造および組付けについて説明する。外装部品1は、合成樹脂を押出成形により、図2に示すように、カット部C1,C2を含む本体部2と、分岐案内部4Aとが一体となった状態で、加工前状態の外装部品1が製造される。次に、加工前状態の外装部品1に対してカッターなどの切削装置により、カット部C1,C2をカットする(同図における一点鎖線)。これにより、端部2a,2bが離間した状態となり、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42が離間した状態となり、第一分岐案内部41に分岐部開口部41a,41bが形成され、第二分岐案内部42に分岐部開口部42a,42bが形成される。
次に、作業員は、粘着性を有するテープなどの固定部材により、配索材200である複数の電線を束ねて固定するとともに、配索材200の一部を分岐させて固定部材で固定して分岐部201を形成する。次に、作業員は、配索材200を端部2aおよび端部2bの間から本体部2に挿入する。このとき、分岐部201は、第一切欠部24および第二切欠部25と幅方向において対向するように配置される。次に、作業員は、第一本体部21と第二本体部22とを近接させる方向に本体部2を変形し、周方向における両端部2a,2bを互いにラップさせる。これにより、第一切欠部24および第二切欠部25は、分岐部201を挟んだ状態で、径方向(上下方向)において対向するようにラップして開口部3が形成される。つまり、分岐部201は、開口部3から外部に露出することとなる。また、第一分岐案内部41は、分岐部開口部42bから第二分岐案内部42に挿入され、軸方向において第二分岐案内部42と対向するようにラップする。つまり、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42により分岐案内部4Aは、開口部3の全周を囲うとともに、開口部3に対する分岐部201の挿入方向(上下方向)において、本体部2の外部および開口部3を連通することとなる。次に、作業員は、周方向における両端部2a,2bが互いにラップした状態の本体部2を固定部材により、ラップした状態を維持できるように固定する。次に、作業員は、分岐案内部4Aと分岐部201とを固定部材により固定する。これにより、外装部品1を配索材200に対して組み付ける。
以上のように、本実施形態における外装部品1およびワイヤハーネス100は、分岐案内部4Aが第一切欠部24および第二切欠部25の周囲において本体部2と一体に連結されるので、本体部2と分岐案内部4Aが1つの部材で形成されている。従って、配索材200を分岐し、分岐した配索材200の一部(分岐部201)を外部に案内するために、外装部品1を分割構造とすることなく、本体部2に配索材200を収容することができるとともに、分岐部201を本体部2の外部に露出させることができる。これにより、本実施形態における外装部品1およびワイヤハーネス100は、簡単な構成で、外装部品1の途中から配索材200の一部を分岐することができる。
また、本実施形態における外装部品1は、分岐案内部4Aが2つの分岐案内部41,42により構成され、開口部3を構成する第一切欠部24および第二切欠部25の周囲において、第一本体部21および第二本体部22と一体に連結されているので、開口部3の周囲において多くの分岐案内部4Aを形成することができる。従って、分岐部201を分岐案内部4Aにより容易に案内することができる。また、分岐案内部4Aと分岐部201との固定を行う際に、固定部材により確実に固定を行うことができる。
なお、上記実施形態では、開口部3が第一切欠部24および第二切欠部25により、略円形状に形成されるが、これに限定されるものではない。図4は、実施形態1における外装部品の変形例を示す一部断面斜視図である。開口部3は、分岐部201を構成する電線の数などに応じて、その大きさを変更してもよい。例えば、分岐部201を構成する電線の数が多い場合は、図4に示すように、分岐案内部4Bの第一分岐案内部41および第二分岐案内部42を本体部2の周方向において長く形成するとともに、第一切欠部24および第二切欠部25を本体部2の周方向において長く形成する。これにより、開口部3は、第一切欠部24および第二切欠部25により、略長穴形状に形成されてもよい。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2における外装部品について説明する。図5は、実施形態2における外装部品の一部断面斜視図(組立状態)である。図6は、実施形態2における外装部品の一部断面斜視図(加工前状態)である。図7は、実施形態2における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。実施形態2における外装部品1は、分岐案内部4Cが実施形態1における外装部品1の分岐案内部4Aと異なる。ここで、実施形態2における外装部品1は、実施形態1における外装部品1と基本的構成は同一であるため、同一構成要素についてはその説明を省略あるいは簡略化する。
実施形態2における外装部品1は、本体部2と、開口部3と、分岐案内部4Cとを備える。
本体部2の第一本体部21および第二本体部22は、図6に示すように、外装部品1の加工前状態において、カット部C3により端部2a,2bが連結されている。また、第一切欠部24は、外装部品1の加工前状態において形成されておらず、カット部C5をカットすることで形成される。
分岐案内部4Cは、第一本体部21に形成されており、第二切欠部25の周囲において、少なくとも一部が本体部2と一体に連結されるものである。分岐案内部4Cは、離間部44と、連結部45とを有する。
離間部44は、本体部2に対して分岐案内部4Cが連結されている連結状態時、すなわち加工前状態時において本体部2と連結されているものである。離間部44は、本体部2に対して分岐案内部4Cの一部が離間されている離間状態、すなわち組立状態において、本体部2と離間するものである。本実施形態における離間部44は、本体部44aと壁部44b,44cとを有する。本体部44aは、軸方向から見た場合に、円弧状に形成されている。壁部44b,44cは、本体部44aの軸方向における両端部から本体部2側に突出して形成されている。離間部44は、離間部開口部44dが形成されている。離間部開口部44dは、本体部44aの延在方向のうち、連結部45側と反対側に形成されている。ここで、分岐案内部4Cは、図5に示すように、外装部品1の組立状態において、径方向から見た場合に、離間部44が開口部3の周囲に位置する。なお、壁部44b,44cは、加工前状態において第二本体部22と一体に連結されている。離間部開口部44dは、図6に示すように、外装部品1の加工前状態において、形成されておらず、カット部C4をカットすることで形成される。
連結部45は、連結状態(加工前状態)および離間状態(組立状態)のいずれの状態においても、本体部2に連結するものである。本実施形態における連結部45は、第二切欠部25の周方向における端部2b側と反対側に対応する第二本体部22と連結するものである。連結部45は、離間部44と一体に形成されており、本体部44aの延在方向における離間部開口部44d側と反対側に形成されている。連結部45は、可撓性を有しており、連結部45を基点として分岐案内部4Cを軸方向に回動可能に支持するものである。
次に、本実施形態における外装部品1の製造および組付けについて説明する。外装部品1は、合成樹脂を押出成形により、図6に示すように、カット部C3~C5を含む本体部2と、分岐案内部4Cとが一体となった状態で、加工前状態の外装部品1が製造される。次に、加工前状態の外装部品1に対してカッターなどの切削装置により、カット部C4,C5を同時にカットし、カット部C3をカットし、径方向から見た場合において分岐案内部4Cの軸方向における両端部に切り込みCXを形成する(同図における一点鎖線)。これにより、端部2a,2bが離間した状態となり、第一切欠部24が形成され、離間部開口部44dが形成され、離間部44が本体部2から離間する。
次に、作業員は、固定部材により束ねた配索材200に対して分岐部201を形成し、配索材200を本体部2に挿入する。次に、作業員は、周方向における両端部2a,2bを互いにラップさせ、開口部3を形成する。次に、作業員は、離間部44の延在方向が分岐部201の延在方向となるように、連結部45を基点として分岐案内部4Cを本体部2に対して回動する。次に、作業員は、分岐案内部4Cと分岐部201とを固定部材により固定する。これにより、外装部品1を配索材200に対して組み付ける。
以上のように、本実施形態における外装部品1およびワイヤハーネス100は、簡単な構成で、外装部品1の途中から配索材200の一部を分岐することができる。本体部2の第二本体部22の一部を径方向外側に膨出させることで、組立状態において分岐部201を案内する分岐案内部4Cを形成することができるので、第一本体部21および第二本体部22にそれぞれ分岐案内部4Cを形成する場合と比較して、本体部2の製造を容易にすることができるとともに、本体部2の外径の縮径化を図ることができる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3における外装部品について説明する。図8は、実施形態3における外装部品の一部断面斜視図(組立状態)である。図9は、実施形態3における外装部品の一部断面斜視図(加工前状態)である。図10は、実施形態3における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。実施形態3における外装部品1は、分岐案内部4Dが実施形態1における外装部品1の分岐案内部4Aと異なる。ここで、実施形態3における外装部品1は、実施形態1における外装部品1と基本的構成は同一であるため、同一構成要素についてはその説明を省略あるいは簡略化する。
実施形態3における外装部品1は、本体部2と、開口部3と、分岐案内部4Dとを備える。
本体部2の第一本体部21および第二本体部22は、図9に示すように、外装部品1の加工前状態において、カット部C6(図9の一点鎖線)により端部2a,2bが連結されている。
分岐案内部4Dは、第一切欠部24および第二切欠部25の周囲において、少なくとも一部が本体部2と一体に連結されるものである。分岐案内部4Dは、第一分岐案内部41と第二分岐案内部42とを有する。
第一分岐案内部41は、第一本体部21に形成されており、第一切欠部24の周囲において本体部2から径方向外側に突出して形成されている。第一分岐案内部41は、第一離間部46と、第一連結部47とを有する。
第一離間部46は、本体部2に対して第一分岐案内部41が連結されている連結状態時、すなわち加工前状態時において本体部2と連結されているものである。第一離間部46は、本体部2に対して第一分岐案内部41の一部が離間されている離間状態、すなわち組立状態において、本体部2と離間するものである。本実施形態における第一離間部46は、延在方向(加工前状態においては周方向)と直交する方向(加工前状態においては径方向)に外径が異なる円弧形状の凹凸が延在方向に連続的して形成されている。第一離間部46は、離間部開口部46aが形成されている。離間部開口部46aは、第一離間部46の延在方向のうち、第一連結部47側と反対側に形成されている。ここで、第一分岐案内部41は、開口部3の周囲に位置する。第一分岐案内部41は、図8に示すように、外装部品1の組立状態において、径方向から見た場合に、開口部3を挟んで第二離間部48と対向する。なお、第一離間部46の軸方向における両端部は、加工前状態において第一本体部21と一体に連結されている。離間部開口部46aは、図9に示すように、外装部品1の加工前状態において形成されておらず、カット部C7をカットすることで形成される。
第一連結部47は、連結状態(加工前状態)および離間状態(組立状態)のいずれの状態においても、本体部2に連結するものである。本実施形態における第一連結部47は、第一切欠部24の周方向における端部2a側と反対側に対応する第一本体部21と連結するものである。第一連結部47は、第一離間部46と一体に形成されており、延在方向における離間部開口部46a側と反対側に形成されている。第一連結部47は、可撓性を有しており、第一連結部47を基点として分岐案内部4Dを軸方向に回動可能に支持するものである。
第二分岐案内部42は、第二本体部22に形成されており、第二切欠部25の周囲において本体部2から径方向外側に突出して形成されている。第二分岐案内部42は、第二離間部48と、第二連結部49とを有する。
第二離間部48は、本体部2に対して第二分岐案内部42が連結されている連結状態時、すなわち加工前状態時において本体部2と連結されているものである。第二離間部48は、本体部2に対して第二分岐案内部42の一部が離間されている離間状態、すなわち組立状態において、本体部2と離間するものである。本実施形態における第二離間部48は、延在方向(加工前状態においては周方向)と直交する方向(加工前状態においては径方向)に外径が異なる円弧形状の凹凸が延在方向に連続的して形成されている。第二離間部48は、離間部開口部48aが形成されている。離間部開口部48aは、第二離間部48の延在方向のうち、第二連結部49側と反対側に形成されている。ここで、第二分岐案内部42は、開口部3の周囲に位置する。第二分岐案内部42は、図8に示すように、外装部品1の組立状態において、径方向から見た場合に、開口部3を挟んで第一離間部46と対向する。なお、第二離間部48の軸方向における両端部は、加工前状態において第二本体部22と一体に連結されている。離間部開口部48aは、図9に示すように、外装部品1の加工前状態において形成されておらず、カット部C7をカットすることで形成される。
第二連結部49は、連結状態(加工前状態)および離間状態(組立状態)のいずれの状態においても、本体部2に連結するものである。本実施形態における第二連結部49は、第二切欠部25の周方向における端部2b側と反対側に対応する第二本体部22と連結するものである。第二連結部49は、第二離間部48と一体に形成されており、延在方向における離間部開口部48a側と反対側に形成されている。第二連結部49は、可撓性を有しており、第二連結部49を基点として分岐案内部4Dを軸方向に回動可能に支持するものである。
また、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42は、図9に示すように、外装部品1の加工前状態においてはカット部C7により端部2a側と端部2b側とが連結されており、第一本体部21および第二本体部22、連結部23およびカット部C6,C7とともに、1つの部材として形成されている。
次に、本実施形態における外装部品1の製造および組付けについて説明する。外装部品1は、合成樹脂を押出成形により、図9に示すように、カット部C6,C7を含む本体部2と、分岐案内部4Dとが一体となった状態で、加工前状態の外装部品1が製造される。次に、加工前状態の外装部品1に対してカッターなどの切削装置により、カット部C6,C7を同時にカットし、径方向から見た場合において第一分岐案内部41および第二分岐案内部42の軸方向における両端部にそれぞれ切り込みCXを形成する(同図における一点鎖線)。これにより、端部2a,2bが離間した状態となり、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42が離間した状態となり、第一離間部46および第二離間部48が本体部2から離間し、第一離間部46に離間部開口部46aが形成され、第二離間部48に離間部開口部48aが形成される。
次に、作業員は、固定部材により束ねた配索材200に対して分岐部201を形成し、配索材200を本体部2に挿入する。次に、作業員は、周方向における両端部2a,2bを互いにラップさせ、開口部3を形成する。次に、作業員は、第一離間部46および第二離間部48の延在方向が分岐部201の延在方向となるように、第一連結部47を基点として第一分岐案内部41を本体部2に対して回動し、第二連結部49を基点として第二分岐案内部42を本体部2に対して回動し、径方向から見た場合に、開口部3を挟んで第一離間部46および第二離間部48を対向させる。次に、作業員は、分岐案内部4Dと分岐部201とを固定部材により固定する。これにより、外装部品1を配索材200に対して組み付ける。
以上のように、本実施形態における外装部品1およびワイヤハーネス100は、簡単な構成で、外装部品1の途中から配索材200の一部を分岐することができる。また、本実施形態における外装部品1は、分岐案内部4Dが2つの分岐案内部41,42により構成され、開口部3を構成する第一切欠部24および第二切欠部25の周囲において、第一連結部47および第二連結部49を介して第一本体部21および第二本体部22が一体に連結されているので、開口部3の周囲において多くの分岐案内部4Dを形成することができる。従って、分岐部201を分岐案内部4Dにより容易に案内することができる。また、分岐案内部4Dと分岐部201との固定を行う際に、固定部材により確実に固定を行うことができる。さらに、第一離間部46および第二離間部48は、外径が異なる円弧形状の凹凸が延在方向に連続的して形成されているので、可撓性が高く、組立状態において延在方向が分岐部201の延在方向となった際に、分岐部201に対する追従性を向上することができる。従って、固定部材により分岐案内部4Dに対して分岐部201をより確実に固定することができる。
〔実施形態4〕
次に、実施形態4における外装部品について説明する。図11は、実施形態4における外装部品の一部断面斜視図(組立状態)である。図12は、実施形態4における外装部品の一部断面斜視図(加工前状態)である。図13は、実施形態4における外装部品の一部断面斜視図(組立前状態)である。実施形態4における外装部品1は、分岐案内部4Eが実施形態1における外装部品1の分岐案内部4Aと異なる。ここで、実施形態4における外装部品1は、実施形態1における外装部品1と基本的構成は同一であるため、同一構成要素についてはその説明を省略あるいは簡略化する。
本体部2の第一本体部21および第二本体部22は、図12に示すように、外装部品1の加工前状態において、カット部C8により端部2a,2bが連結されている。
分岐案内部4Eは、第一切欠部24および第二切欠部25の周囲において、少なくとも一部が本体部2と一体に連結されるものである。分岐案内部4Eは、第一分岐案内部41と第二分岐案内部42とを有する。
第一分岐案内部41は、第一本体部21に形成されており、第一切欠部24の周囲において本体部2から径方向外側に突出して形成されている。本実施形態における第一分岐案内部41は、第一本体部21の外周面から径方向外側に突出して形成され、第一切欠部24の端部2a側を除く全周において第一本体部21と一体に連結されている。第一分岐案内部41は、分岐部開口部41c,41dが形成されている。第一分岐案内部41は、軸方向から見た場合に、端部2a側に開口を有するL字形状に形成されている。分岐部開口部41cは、第一分岐案内部41の軸方向における両端部のうち一方側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。分岐部開口部41dは、軸方向から見た場合において、第一分岐案内部41の周方向のうち端部2a側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。なお、分岐部開口部41cは、図12に示すように、外装部品1の加工前状態においては形成されておらず、カット部C10をカットすることで形成される。分岐部開口部41dは、外装部品1の加工前状態においては形成されておらず、カット部C9をカットすることで形成される。
第二分岐案内部42は、第二本体部22に形成されており、第二切欠部25の周囲において本体部2から径方向外側に突出して形成されている。本実施形態における第二分岐案内部42は、第二本体部22の外周面から径方向外側に突出して形成され、第二切欠部25の端部2b側を除く全周において第二本体部22と一体に連結されている。第二分岐案内部42は、分岐部開口部42c,42dが形成されている。第二分岐案内部42は、軸方向から見た場合に、端部2b側に開口を有するL字形状に形成されている。分岐部開口部42cは、第二分岐案内部42の軸方向における両端部のうち一方側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。分岐部開口部42dは、軸方向から見た場合において、第二分岐案内部42の周方向のうち端部2b側の端部に形成されており、外部と内部空間部2cとを連通するものである。第二分岐案内部42は、第一分岐案内部41の少なくとも一部と径方向外側において対向して形成されている。本実施形態における第二分岐案内部42は、軸方向における両端部のうち一方側の端部および周方向における両端部のうち連結部23側の端部を除き、第一分岐案内部41を囲うように形成されている。なお、分岐部開口部42cは、図12に示すように、外装部品1の加工前状態においては形成されておらず、カット部C11をカットすることで形成される。分岐部開口部42dは、外装部品1の加工前状態においては形成されておらず、カット部C9をカットすることで形成される。また、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42は、外装部品1の加工前状態においてはカット部C8により端部2a側と端部2b側とが連結されており、第一本体部21および第二本体部22、連結部23およびカット部C8~C11とともに、1つの部材として形成されている。
次に、本実施形態における外装部品1の製造および組付けについて説明する。外装部品1は、合成樹脂を押出成形により、図12に示すように、カット部C8~C11を含む本体部2と、分岐案内部4Eとが一体となった状態で、加工前状態の外装部品1が製造される。次に、加工前状態の外装部品1に対してカッターなどの切削装置により、カット部C8,C9を同時にカットし、カット部C10,C11をカットする(同図における一点鎖線)。これにより、端部2a,2bが離間した状態となり、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42が離間した状態となり、第一分岐案内部41に分岐部開口部41c,41dが形成され、第二分岐案内部42に分岐部開口部42c,42dが形成される。
次に、作業員は、固定部材により束ねた配索材200に対して分岐部201を形成し、配索材200を本体部2に挿入する。次に、作業員は、周方向における両端部2a,2bを互いにラップさせ、開口部3を形成する。また、第一分岐案内部41は、分岐部開口部42dから第二分岐案内部42に挿入され、径方向において第二分岐案内部42と対向するようにラップする。つまり、第一分岐案内部41および第二分岐案内部42により分岐案内部4Eは、開口部3に対する分岐部201の挿入方向(上下方向)において開口部3を覆うこととなるが、分岐部開口部41c,42cにより、本体部2の外部および開口部3を開口部3に対する分岐部201の挿入方向と直交する方向である軸方向において連通することとなる。従って、分岐部201は、本体部2に収容され、軸方向における両端部から露出する配索材200と同じ方向に向かって外部に露出される。次に、作業員は、分岐案内部4Eと分岐部201とを固定部材により固定する。これにより、外装部品1を配索材200に対して組み付ける。
以上のように、本実施形態における外装部品1およびワイヤハーネス100は、簡単な構成で、外装部品1の途中から配索材200の一部を分岐することができる。また、本実施形態における外装部品1は、分岐案内部4Eが分岐部201を軸方向に向けて外部に露出させることができる。従って、車両に対する外装部品1の設置において、本体部2の径方向外側にスペースを確保することが困難な場合であっても、配索材200を分岐することができる。
1 外装部品
2 本体部
2a,2b 端部
2c 内部空間部
21 第一本体部
22 第二本体部
23 連結部
24 第一切欠部
25 第二切欠部
3 開口部
4A~4E 分岐案内部
41 第一分岐案内部
42 第二分岐案内部
44 離間部
45 連結部
46 第一離間部
47 第一連結部
48 第二離間部
49 第二連結部
100 ワイヤハーネス
200 配索材
201 分岐部

Claims (5)

  1. 配索材が内部に収容される本体部と、
    前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、
    前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、
    前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、
    前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、
    前記分岐案内部は、
    前記第一切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第二切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有する第一分岐案内部と、
    前記第二切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第一切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有し、かつ前記第一分岐案内部の少なくとも一部と前記本体部の軸方向において対向する第二分岐案内部と、
    を有する、
    ことを特徴とする外装部品。
  2. 配索材が内部に収容される本体部と、
    前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、
    前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、
    前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、
    前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、
    前記分岐案内部は、
    前記第一切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、前記本体部の軸方向における両端部のうち、少なくとも一方側および前記第二切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有する第一分岐案内部と、
    前記第二切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、前記本体部の軸方向における両端部のうち、少なくとも一方側および前記第一切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有し、かつ前記第一分岐案内部の少なくとも一部と径方向外側において対向する第二分岐案内部と、
    を有する、
    ことを特徴とする外装部品。
  3. 複数の配索材と、
    複数の前記配索材を収容する外装部品と、
    を備え、
    前記外装部品は、
    前記配索材が内部に収容される本体部と、
    前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、
    前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、
    前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、
    前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、
    前記分岐案内部は、
    前記第一切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第二切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有する第一分岐案内部と、
    前記第二切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、径方向外側および前記第一切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有し、かつ前記第一分岐案内部の少なくとも一部と前記本体部の軸方向において対向する第二分岐案内部と、
    を有する、
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  4. 複数の配索材と、
    複数の前記配索材を収容する外装部品と、
    を備え、
    前記外装部品は、
    前記配索材が内部に収容される本体部と、
    前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、
    前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、
    前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、
    前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、
    前記分岐案内部は、
    前記第一切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、前記本体部の軸方向における両端部のうち、少なくとも一方側および前記第二切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有する第一分岐案内部と、
    前記第二切欠部の周囲において前記本体部の外周面から径方向外側に突出して形成され、前記本体部の軸方向における両端部のうち、少なくとも一方側および前記第一切欠部側に前記開口部と連通する分岐部開口部を有し、かつ前記第一分岐案内部の少なくとも一部と径方向外側において対向する第二分岐案内部と、
    を有する、
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  5. 複数の配索材を外装部品に収容するワイヤハーネス製造方法であって、
    前記外装部品は、
    前記配索材が内部に収容される本体部と、
    前記本体部に形成され、前記配索材の一部を前記本体部の途中から外部に露出させる開口部と、
    前記開口部の周囲に立設され、かつ前記開口部から外部に露出する前記配索材の一部を案内する分岐案内部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    円筒状に形成され、周方向における両端部が互いにラップするものであり、
    前記開口部は、前記本体部の周方向における両端部のうち、一方の端部に形成された第一切欠部と、他方の端部に形成された第二切欠部とがラップして形成されるものであり、
    前記分岐案内部は、前記第一切欠部あるいは前記第二切欠部の少なくとも一方の周囲において、少なくとも一部が前記本体部と一体に連結されるものであり、
    組立前状態における前記本体部の両端部の間から前記複数の配索材を挿入する工程と、
    前記配索材の一部を前記第一切欠部および第二切欠部に周方向において対向して配置する工程と、
    前記両端部をラップさせ、前記配索材の一部を前記開口部から外部に露出させる工程と、
    を含む、
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造方法。
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JP2017135877A (ja) 2016-01-28 2017-08-03 住友電装株式会社 ワイヤハーネス外装用チューブおよびワイヤハーネス

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