JP2017135877A - ワイヤハーネス外装用チューブおよびワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のワイヤハーネス径に対応することができるとともに、分岐部のあるワイヤハーネスにも対応することができるワイヤハーネス外装用チューブおよび該チューブを外装したワイヤハーネスを提供する。【解決手段】可撓性を有する筒状のチューブ本体22と、チューブ本体22の長手方向全長にわたって形成された分離スリット28と、分離スリット28を形成するチューブ本体22の対向する両端部22a、22bのうち、一方の端部22aの外周面に長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に所定の間隔で列状に設けられた複数の突起部24と、他方の端部22bの外周面に複数の突起部24に対応して長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に形成された複数の貫通孔部26と、を備え、複数の突起部24の一部または全部が、それぞれ対応する貫通孔部26に着脱自在に係止される。【選択図】図1
Description
本発明は、ワイヤハーネスを保護するためのワイヤハーネス外装用チューブ、および該チューブが装着されたワイヤハーネスに関する。
従来、車両内に配索されるワイヤハーネスには、電線群を保護するために可撓性のチューブが外装される場合がある。しかし、電線群の端部にコネクタが取付けられていると、コネクタがチューブを通らず、チューブを装着できないことがある。一方、コネクタを電線群の端部に取付ける前に電線群をチューブに先通しするとなると、コネクタを自動的に接続する自動機が使用できず、ワイヤハーネスの自動組立てができない。
そこで、チューブを長手方向(軸線方向)に沿ってスリットで分離し、その分離スリットの両端に雌雄嵌合するロック部を取付けた所謂ジッパーチューブが提供されている。ジッパーチューブは、電線群を分離スリットから挿入した後にジッパーを閉めて分離スリットを封鎖する構造なので、電線群の端部にコネクタが取付けられていても使用できる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、軟質のシート部111の長さ方向の一端に沿って雌ロック部113が設けられ、他端に沿って雄ロック部112が設けられたワイヤハーネス外装用チューブが開示されている。シート部111を電線群Wの外周に巻き付けた後に雄ロック部112と雌ロック部113とを嵌合させて円筒形状のチューブにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、チューブ径が決まっているため、様々なワイヤハーネス径に対応することができない。様々な径のワイヤハーネスに対応するためには、ワイヤハーネス径ごとに対応するサイズのチューブを用意する必要があり、部品点数の増加やそれに伴う管理コストの増大を招いていた。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、複数のワイヤハーネス径に対応することができるワイヤハーネス外装用チューブおよび該チューブを外装したワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤハーネス外装用チューブは、上記目的を達成するため、可撓性を有する筒状のチューブ本体と、前記チューブ本体の長手方向全長にわたって形成された分離スリットと、前記分離スリットを形成する前記チューブ本体の対向する両端部のうち、一方の端部の外周面に長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に所定の間隔で列状に設けられた複数の突起部と、他方の端部の外周面に前記複数の突起部に対応して長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に形成された複数の貫通孔部と、を備え、前記複数の突起部の一部または全部が、それぞれ対応する前記貫通孔部に着脱自在に係止される構成となっている。
この構成により、周方向に所定の間隔で列状に設けらえた複数の突起部のうち、端から任意の個数だけ、対応する端部に設けられた貫通孔部に係止することができるので、チューブ径を簡単に変更することができる。これにより、1つのワイヤハーネス外装用チューブで複数のワイヤハーネス径に対応することができる。
前記チューブ本体の長手方向に所定の間隔をおいて前記分離スリットから前記チューブ本体の周方向に形成された複数の周方向スリットをさらに備える構成にしてもよい。
この構成により、周方向スリットがチューブ本体の長手方向に所定の間隔で複数形成されているので、隣接する周方向スリットの間のチューブ本体の周壁片を外方に折り曲げて開口部を形成し、その開口部から電線群の一部の電線を分岐させることができる。これにより、分岐部のあるワイヤハーネスにも対応することができる。
前記各貫通孔部は、前記チューブ本体の周方向に前記突起部の列長以上延在する長孔として構成してもよい。
この構成により、各突起部を個別の孔に対応させる必要がないので、突起部を貫通孔部に嵌合する操作が容易になる。
前記各突起部は、先端に前記貫通孔部の幅より大きい径の径大部を有し、前記貫通孔部に着脱自在に嵌合される構成としてもよい。
この構成により、貫通孔部を突起部に押圧する操作により突起部を貫通孔部に簡単に嵌合させることができる。突起部は一旦嵌合させると、径大部により貫通孔部から容易に抜けにくい。
本発明に係るワイヤハーネスは、上記目的を達成するため、上記記載のワイヤハーネス外装用チューブが電線群に外装された構成となっている。
この構成により、チューブで保護された径の異なる複数のワイヤハーネスを容易に製造することができる。
また、本発明に係るワイヤハーネスは、隣接する前記周方向スリットの間の前記チューブ本体の周壁片が外方に曲げられ形成された開口部から、前記電線群の一部の電線が分岐された構成としてもよい。
この構成により、従来のように分岐部を境に2個のチューブを使用することなく、1個のチューブで保護されたワイヤハーネスを容易に製造することができる。
本発明によれば、複数のワイヤハーネス径に対応することができるとともに、分岐部のあるワイヤハーネスにも対応することができるワイヤハーネス外装用チューブおよび該チューブを外装したワイヤハーネスを提供することができる。
以下、本発明に係るワイヤハーネス外装用チューブおよびワイヤハーネスの実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図中に同一の構成要素が複数ある場合には、代表的なものにだけ符号を付し、他は符号を省略することがある。
本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20は、例えば車両用のワイヤハーネスを保護するために、該ワイヤハーネスに装着される外装品である。ワイヤハーネス外装用チューブ20は、チューブ本体22と、チューブ本体22に形成された分離スリット28と、複数の突起部24と、複数の貫通孔部26と、を有している。このワイヤハーネス外装用チューブ20は、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)等の樹脂で一体成形された軟質のチューブである。
チューブ本体22は、可撓性を有する円形筒状の部材である。円形筒状の他、楕円形筒状、矩形筒状、多角形筒状等、任意の筒形状にしてもよい。
分離スリット28は、チューブ本体22の長手方向(軸方向)全長にわたって形成されている。すなわち、筒状のチューブ本体22は、この分離スリット28で分離されている。分離スリット28の幅は、任意に設定できる。分離スリット28の幅が広いと、電線群50を入れる作業がやり易くなるが、広すぎると、突起部24と貫通孔部26を嵌合させる作業がやり難くなる。よって、チューブ本体22の大きさにも依るが、分離スリット28の幅は、例えば1〜10mm程度に設定される。
複数の突起部24は、分離スリット28を形成するチューブ本体22の対向する両端部22a、22bのうち、一方の端部22aの外周面に長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に所定の間隔で列状に設けられている。
突起部24の長手方向の間隔は、任意に設定できる。この長手方向の間隔が狭いと、チューブ本体22の組付強度は高くなるが、組付作業に手間が掛かる。一方、この長手方向の間隔が広いと、組付強度は弱くなるが、組付作業がやり易くなる。本実施の形態では、突起部24の長手方向の間隔は、周方向スリット30の長手方向の間隔と同じであり、隣接する周方向スリット30の中間に突起部24が位置するようにしている。
また、突起部24の長手方向の間隔は、一定の間隔であるが、チューブ本体22の場所によって間隔を変えてもよい。例えば、チューブ本体22の組付強度を高くしたい場所では、長手方向の間隔を短くし、それ以外の場所では間隔を広くしてもよい。
突起部24の周方向の間隔および列の長さ(L)(図3参照)は、任意に設定できる。この周方向の間隔と列の長さ(L)により、1列に含まれる突起部24の個数が決まる。本実施の形態では、1列に3個の突起部24があるので、チューブ径を3段階で調節することができる。1列中の突起部24の個数を増やせば、よりきめ細かくチューブ径を調節できる。また、列の長さ(L)を長くすれば、チューブ径の調整範囲を広くすることができる。
各突起部24は、その先端に貫通孔部26の幅Wより大きい径の径大部24aを有し、貫通孔部26に着脱自在に嵌合されるように構成されている。本実施の形態では、径大部24aは、球形状であるが、楕円体形状、皿形状等、任意の形状を採用してもよい。また、突起部24は、剛性を高めるために、硬質樹脂により形成してもよい。
複数の貫通孔部26は、分離スリット28を形成するチューブ本体22の対向する両端部22a、22bのうち、他方の端部22bの外周面に複数の突起部24に対応して長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に形成されている。
貫通孔部26の長手方向の間隔は、突起部24の長手方向の間隔と同じである。各貫通孔部26は、チューブ本体22の周方向に突起部24の列長(L)以上延在する長孔である。これにより、対応する列に含まれるすべての突起部24を1つの貫通孔部26に嵌合させることができる。
貫通孔部26は、上記のように長孔にする代わりに、個別の突起部24に対応した個別孔部を、突起部24の周方向の間隔と同じ間隔で形成するようにしてもよい。
また、貫通孔部26を構成するチューブ本体22の部分は、剛性を高めるために、硬質樹脂により形成してもよい。
本実施の形態では、複数の突起部24の一部または全部が、対応する貫通孔部26に着脱自在に係止される。
図2および図3は、本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20をチューブ状に組付ける態様を示している。図2(a)および図3(a)は、列状の突起部24のうち端の1個だけが、対応する貫通孔部26に係止された状態を示している。この状態でのチューブ径をR1で図示している。図2(b)および図3(b)は、列状の突起部24のうち2個が、対応する貫通孔部26に係止された状態を示している。この状態でのチューブ径をR2で図示している。図2(c)および図3(c)は、列状の突起部24のうち3個すべてが、対応する貫通孔部26に係止された状態を示している。この状態でのチューブ径をR3で図示している。よって、チューブ径はR1>R2>R3となっている。
このようにして、一定のチューブ径を維持した状態で、筒状のワイヤハーネス外装用チューブ20が形成される。
図2および図3は、本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20をチューブ状に組付ける態様を示している。図2(a)および図3(a)は、列状の突起部24のうち端の1個だけが、対応する貫通孔部26に係止された状態を示している。この状態でのチューブ径をR1で図示している。図2(b)および図3(b)は、列状の突起部24のうち2個が、対応する貫通孔部26に係止された状態を示している。この状態でのチューブ径をR2で図示している。図2(c)および図3(c)は、列状の突起部24のうち3個すべてが、対応する貫通孔部26に係止された状態を示している。この状態でのチューブ径をR3で図示している。よって、チューブ径はR1>R2>R3となっている。
このようにして、一定のチューブ径を維持した状態で、筒状のワイヤハーネス外装用チューブ20が形成される。
また、突起部24と貫通孔部26との係止を安定させるために、筒状のチューブ本体22にある程度の弾性をもたせるようにしてもよい。このようにすると、チューブ本体22の両端部22a、22bを近づけて突起部24を貫通孔部26に嵌合させた後は、弾性回復力により突起部24が貫通孔部26の端に当接した状態に固定されるので、係止が安定する。
本実施の形態では、さらに、周方向スリット30が、チューブ本体22の長手方向に所定の間隔をおいて分離スリット28からチューブ本体22の周方向に複数形成されている。周方向スリット30の長手方向の間隔は、任意に設定できる。この長手方向の間隔が広いと、チューブ本体22の剛性は高くなり、間隔が狭いと、チューブ本体22の曲げ柔軟性が高くなる。周方向スリット30の周方向の長さは、任意に設定できる。この周方向のスリット長が短いと、チューブ本体22の剛性は高くなり、周方向のスリット長が長いと、チューブ本体22の曲げ柔軟性が高くなる。
また、周方向スリット30は、分離スリット28からチューブ本体22の周方向両側(図1で時計回り方向と反時計回り方向に)に形成されているが、周方向片側(図1で時計回り方向と反時計回り方向のいずれか1方向に)だけに形成されるようにしてもいし、交互に形成されるようにしてもよい。
また、周方向スリット30の長手方向の間隔は、一定の間隔であるが、チューブ本体22の場所によって間隔を変えてもよい。例えば、チューブ本体22の曲げ柔軟性が必要な場所では、長手方向の間隔を短くし、それ以外の場所では間隔を広くしてもよい。また、周方向スリット30の周方向のスリット長は、一定であるが、チューブ本体22の場所によってスリット長を変えてもよい。例えば、チューブ本体22の曲げ柔軟性が必要な場所では、周方向のスリット長を長くし、それ以外の場所ではスリット長を短くしてもよい。
次に、ワイヤハーネス外装用チューブ20をワイヤハーネスに組付ける方法について説明する。
図4に示すように、ワイヤハーネス10の電線群50をチューブ本体22の分離スリット28からチューブ本体22の内部に収容し、次に、貫通孔部26を対応する突起部24に押圧して嵌合させることにより組付けが完了する。その際、図2および図3に示すように、1つの貫通孔部26に嵌合させる突起部24の個数を変えることで、チューブ径を調整することができる。また、組付けられた状態では、分離スリット28を形成するチューブ本体22の対向する端部22a、22bは、一部が重なり合っており、分離スリット28は閉鎖された状態にある。
図4に示すように、ワイヤハーネス10の電線群50をチューブ本体22の分離スリット28からチューブ本体22の内部に収容し、次に、貫通孔部26を対応する突起部24に押圧して嵌合させることにより組付けが完了する。その際、図2および図3に示すように、1つの貫通孔部26に嵌合させる突起部24の個数を変えることで、チューブ径を調整することができる。また、組付けられた状態では、分離スリット28を形成するチューブ本体22の対向する端部22a、22bは、一部が重なり合っており、分離スリット28は閉鎖された状態にある。
図5は、湾曲(あるいは屈曲)した電線群50に本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20が装着された状態を示す斜視図である。ワイヤハーネス外装用チューブ20には、長手方向に所定の間隔で周方向に周方向スリット30が形成されているので、湾曲の度合いに応じて周方向スリット30が開くことで、チューブ本体22を容易に湾曲させることができる。このような周方向スリット30の曲げ柔軟性により、湾曲したワイヤハーネス10であっても、ワイヤハーネス外装用チューブ20の装着作業が容易になる。また、ワイヤハーネス外装用チューブ20をワイヤハーネス10に装着した後で、ワイヤハーネス10を湾曲させて配索する場合にも、配索作業が容易になる。
図6は、本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20が、分岐部を有する電線群50に外装されているワイヤハーネス10の斜視図である。隣接する周方向スリット30の間のチューブ本体22の周壁片22cが外方に曲げられ形成された開口部から、幹線である電線群50の一部の電線(枝線52)が分岐している構成である。図6に示すように、電線群50に分岐部を有するワイヤハーネス10において、貫通孔部26と突起部24とを部分的に嵌合しないことで、ワイヤハーネス外装用チューブ20内から外部に枝線52を通線させることができる。
次に、作用・効果について説明する。
本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20は、周方向に所定の間隔で列状に設けられた複数の突起部24のうち、端から任意の個数だけ、対応する端部に設けられた貫通孔部26に係止することができるので、チューブ径を簡単に変更することができる。これにより、1つのワイヤハーネス外装用チューブ20で複数のワイヤハーネス径に対応することができる。このため、ワイヤハーネス径ごとにサイズの異なる外装用チューブを用意する必要がなく、部品点数の削減やそれによる管理コストの低減が実現できる。
本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20は、周方向に所定の間隔で列状に設けられた複数の突起部24のうち、端から任意の個数だけ、対応する端部に設けられた貫通孔部26に係止することができるので、チューブ径を簡単に変更することができる。これにより、1つのワイヤハーネス外装用チューブ20で複数のワイヤハーネス径に対応することができる。このため、ワイヤハーネス径ごとにサイズの異なる外装用チューブを用意する必要がなく、部品点数の削減やそれによる管理コストの低減が実現できる。
また、周方向スリット30がチューブ本体22の長手方向に所定の間隔で複数形成されているので、隣接する周方向スリット30の間のチューブ本体22の周壁片22cを外方に折り曲げて開口部を形成し、その開口部から枝線52を分岐させることができる。これにより、分岐部のあるワイヤハーネス10にも対応することができる。このため、従来のように、分岐部を境に2つのチューブを用いる必要がない。よって、部品点数の削減やそれによる管理コストの低減が実現できる。
また、各貫通孔部26が突起部24の1列の長さ(L)以上に周方向に延びた長孔として構成されているので、各突起部24を個別の孔に対応させる必要がなく、突起部24を貫通孔部26に嵌合する操作が容易になる。
また、本実施の形態に係るワイヤハーネス外装用チューブ20は、各突起部24が、その先端に貫通孔部26の幅Wより大きい径の径大部24aを有しているので、貫通孔部26を突起部24に押圧する操作により突起部24を貫通孔部26に簡単に嵌合させることができる。この径大部24aにより、突起部24は、一旦嵌合させると貫通孔部26から容易には抜け難いので、より強いチューブ構造となる。
また、本実施の形態に係るワイヤハーネス10は、上記ワイヤハーネス外装用チューブ20が装着された構成であるので、同じワイヤハーネス外装用チューブ20を使用して、径の異なるワイヤハーネスを容易に製造できる。また、本実施の形態に係るワイヤハーネス10は、同じワイヤハーネス外装用チューブ20を使用して、分岐部を有するワイヤハーネスを製造することもできる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々、設計変更した形態が含まれる。
本発明は、複数のワイヤハーネス径に対応することができるとともに、分岐部のあるワイヤハーネスにも対応することができるという効果を有し、ワイヤハーネス外装用チューブおよび該チューブを外装したワイヤハーネスの全般に有用である。
10、60、70 ワイヤハーネス
20 ワイヤハーネス外装用チューブ
22 チューブ本体
22a、22b 端部
22c 周壁片
24 突起部
26 貫通孔部
28 分離スリット
30 周方向スリット
50 電線群
52 枝線
20 ワイヤハーネス外装用チューブ
22 チューブ本体
22a、22b 端部
22c 周壁片
24 突起部
26 貫通孔部
28 分離スリット
30 周方向スリット
50 電線群
52 枝線
Claims (6)
- 可撓性を有する筒状のチューブ本体と、
前記チューブ本体の長手方向全長にわたって形成された分離スリットと、
前記分離スリットを形成する前記チューブ本体の対向する両端部のうち、一方の端部の外周面に長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に所定の間隔で列状に設けられた複数の突起部と、
他方の端部の外周面に前記複数の突起部に対応して長手方向に所定の間隔を開けかつ周方向に形成された複数の貫通孔部と、を備え、
前記複数の突起部の一部または全部が、それぞれ対応する前記貫通孔部に着脱自在に係止されることを特徴とするワイヤハーネス外装用チューブ。 - 前記チューブ本体の長手方向に所定の間隔をおいて前記分離スリットから前記チューブ本体の周方向に形成された複数の周方向スリットをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス外装用チューブ。
- 前記各貫通孔部は、前記チューブ本体の周方向に前記突起部の列長以上延在する長孔であることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤハーネス外装用チューブ。
- 前記各突起部は、先端に前記貫通孔部の幅より大きい径の径大部を有し、前記貫通孔部に着脱自在に嵌合されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス外装用チューブ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス外装用チューブが電線群に外装されたことを特徴とするワイヤハーネス。
- 隣接する前記周方向スリットの間の前記チューブ本体の周壁片が外方に曲げられ形成された開口部から、前記電線群の一部の電線が分岐していることを特徴とする請求項5に記載のワイヤハーネス。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110912047A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-03-24 | 东台锦鑫塑业有限公司 | 一种便于拆装的pvc电线电缆保护管及其使用方法 |
JP6999226B2 (ja) | 2017-12-26 | 2022-01-18 | 矢崎総業株式会社 | 外装部品、ワイヤハーネスおよびワイヤハーネス製造方法 |
USD1008195S1 (en) | 2022-07-20 | 2023-12-19 | Cable Shield, LLC | Cable protector |
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2016
- 2016-01-28 JP JP2016014362A patent/JP2017135877A/ja active Pending
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