JP2023058777A - 電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

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【課題】適正な防水性能を確保できる電気接続箱及びワイヤハーネスを提供する。【解決手段】電気接続箱1において、グロメット止水部211のアウター突出部211aは、外面においてアッパーカバー13と対向する部位に形成され、当該外面から組付け方向Zに沿ってアッパーカバー13側に突出しかつ幅方向Xに沿って延在する。グロメットインナー22のインナー突出部222は、外面においてグロメット止水部211の内面と対向する部位に形成され、当該外面から当該グロメット止水部211の内面側に突出しかつ軸線周りに延在する。グロメット止水部211の受け部211bは、外面において挿通口の内面と対向する部位に形成され、軸線P周りに延在する。アウター突出部211aとインナー突出部222と受け部211bとは、貫通方向Yに対する位置が一致している。【選択図】図4

Description

本発明は、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、電気接続箱として、例えば、特許文献1には、一方のカバーに開口部が設けられ、当該開口部に電線挿通用の弾性の防水グロメットが嵌合され、一方のカバーに他方のカバーが接合されて箱体を構成し、他方のカバーが防水グロメットの端部に接する防水グロメットの取付構造が記載されている。防水グロメットの取付構造は、他方のカバーに、防水グロメットの端面を押圧しつつ当該端面よりも深く入り込む延長リブが突出形成されている。これにより、防水グロメットの取付構造は、延長リブが防水グロメットの端面を押圧しつつ当該端面よりも深く入り込むことによって、防水グロメットの端面と他方のカバーとの間における防水性を向上することができる。
特開2006-129545号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の防水グロメットの取付構造は、例えば、防水グロメットにおいて他方のカバーの延長リブが入り込む部分は防水性を向上させることができるが、延長リブが入り込まない部分も含めて全体的に防水性を向上させることが望まれている。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適正な防水性能を確保できる電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、箱状に形成され内部に電子部品を収容する本体部、前記本体部の組付け方向の一方側に形成され、前記組付け方向に沿って前記本体部の内外を連通する開口部、及び、前記開口部の端面に形成され、前記組付け方向と交差する貫通方向に沿って前記本体部の内外を連通する挿通口を含むボックス本体と、前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水すると共に、前記ボックス本体の内部に収容された前記電子部品に接続される配索材が前記貫通方向に沿って挿通されるグロメットと、前記ボックス本体に組み付けられ前記開口部を閉塞すると共に、当該ボックス本体に組み付けられた状態で、前記挿通口に嵌合された前記グロメットを前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧するカバーと、を備え、前記グロメットは、前記貫通方向に沿った軸線周りに環状に形成され、前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水するグロメット止水部、及び、前記軸線周りに環状に形成され、前記グロメット止水部の内面に装着されるグロメットインナーを含み、前記グロメット止水部及び前記グロメットインナーの内側に前記貫通方向に沿って前記配索材が挿通され、前記グロメット止水部は、外面において前記カバーと対向する部位に形成され、当該外面から前記組付け方向に沿って前記カバー側に突出しかつ前記組付け方向及び前記貫通方向と交差する幅方向に沿って延在するアウター突出部、外面において前記挿通口の内面と対向する部位に形成され、前記軸線周りに延在する受け部、及び、内面において前記グロメットインナーと対向する部位に形成され、前記軸線周りに溝状に延在する内側溝部、を含み、前記カバーが前記ボックス本体に組み付けられた状態で、前記受け部が前記挿通口の前記内面に支持されると共に前記アウター突出部が前記カバーによって前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧されるものであり、前記グロメットインナーは、外面において前記グロメット止水部の内面と対向する部位に形成され、当該外面から当該グロメット止水部の内面側に突出しかつ前記軸線周りに延在するインナー突出部を含み、当該グロメットインナーが前記グロメット止水部の内面に装着された状態で、前記インナー突出部が当該グロメット止水部の前記内側溝部に嵌合するものであり、前記アウター突出部と前記インナー突出部と前記受け部とは、前記貫通方向に対する位置が一致していることを特徴とする。
本発明に係るワイヤハーネスは、導電性を有する配索材と、前記配索材と電気的に接続される電気接続箱とを備え、前記電気接続箱は、箱状に形成され内部に電子部品を収容する本体部、前記本体部の組付け方向の一方側に形成され、前記組付け方向に沿って前記本体部の内外を連通する開口部、及び、前記開口部の端面に形成され、前記組付け方向と交差する貫通方向に沿って前記本体部の内外を連通する挿通口を含むボックス本体と、前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水すると共に、前記ボックス本体の内部に収容された前記電子部品に接続される前記配索材が前記貫通方向に沿って挿通されるグロメットと、前記ボックス本体に組み付けられ前記開口部を閉塞すると共に、当該ボックス本体に組み付けられた状態で、前記挿通口に嵌合された前記グロメットを前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧するカバーと、を備え、前記グロメットは、前記貫通方向に沿った軸線周りに環状に形成され、前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水するグロメット止水部、及び、前記軸線周りに環状に形成され、前記グロメット止水部の内面に装着されるグロメットインナーを含み、前記グロメット止水部及び前記グロメットインナーの内側に前記貫通方向に沿って前記配索材が挿通され、前記グロメット止水部は、外面において前記カバーと対向する部位に形成され、当該外面から前記組付け方向に沿って前記カバー側に突出しかつ前記組付け方向及び前記貫通方向と交差する幅方向に沿って延在するアウター突出部、外面において前記挿通口の内面と対向する部位に形成され、前記軸線周りに延在する受け部、及び、内面において前記グロメットインナーと対向する部位に形成され、前記軸線周りに溝状に延在する内側溝部、を含み、前記カバーが前記ボックス本体に組み付けられた状態で、前記受け部が前記挿通口の前記内面に支持されると共に前記アウター突出部が前記カバーによって前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧されるものであり、前記グロメットインナーは、外面において前記グロメット止水部の内面と対向する部位に形成され、当該外面から当該グロメット止水部の内面側に突出しかつ前記軸線周りに延在するインナー突出部を含み、当該グロメットインナーが前記グロメット止水部の内面に装着された状態で、前記インナー突出部が当該グロメット止水部の前記内側溝部に嵌合するものであり、前記アウター突出部と前記インナー突出部と前記受け部とは、前記貫通方向に対する位置が一致していることを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスは、アウター突出部とインナー突出部と受け部とが、貫通方向に対する位置が一致しているので、カバーによりボックス本体の開口部を閉塞した際に、グロメット止水部に対するカバーからの圧力が分散することを抑制できる。これにより、電気接続箱及びワイヤハーネスは、グロメット止水部を挿通口の内面に均等に押し当てることができ、適正な防水性能を確保することができる。
図1は、実施形態に係る電気接続箱及びワイヤハーネスの構成例を示す破断組立斜視図である。 図2は、実施形態に係る電気接続箱及びワイヤハーネスの構成例を示す破断分解斜視図である。 図3は、実施形態に係るグロメットの構成例を示す分解斜視図である。 図4は、実施形態に係る電気接続箱及びワイヤハーネスの構成例を示す破断組立断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図面を参照しながら実施形態に係る電気接続箱1及びワイヤハーネスWHについて説明する。
以下の説明では、各図において、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「幅方向X」といい、第2方向を「貫通方向Y」といい、第3方向を「組付け方向Z」という。幅方向Xと貫通方向Yと組付け方向Zとは、相互に交差し、典型的には直交する。幅方向Xは、後述するボックス本体11の幅に沿った方向である。貫通方向Yは、ボックス本体11を貫通する方向であり、後述するグロメット本体21の軸線Pに沿った方向でもある。組付け方向Zは、後述するアッパーカバー13及びロアカバー12をそれぞれボックス本体11に組み付ける方向である。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられ、電気接続箱1が車両に搭載された状態での方向として説明する。なお、以下で説明する図1、図4は、配索材Wを一点鎖線で省略して図示し、他図は、配索材Wの図示自体を省略している。また、各図においては、適宜、各部材を簡略化、省略化して図示している。
図1及び図2に示す本実施形態に係る電気接続箱1は、自動車等の車両に搭載され、ワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Wを各機器に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、導電性を有する配索材Wと、配索材Wと電気的に接続される電気接続箱1とを備える。配索材Wは、例えば、金属棒、電線、電線束等によって構成される。金属棒は、導電性を有する棒状部材の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線は、複数の導電性を有する金属素線からなる導体部(芯線)の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線束は、当該電線を束ねたものである。ワイヤハーネスWHは、複数の配索材Wを束ねて集約すると共に、束ねられた配索材Wの端末に設けられたコネクタ等を介して電気接続箱1が電気的に接続される。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、プロテクタ、外装材、固定具等を含んで構成されてもよい。
電気接続箱1は、例えば、ワイヤハーネスWHの配索材Wの端末に設けられた複数のコネクタと、車両の各機器のコネクタとを集約して接続するコネクタボックスである。電気接続箱1は、図1、図2に示すように、収容ボックス10と、グロメット20とを備える。
収容ボックス10は、内部に形成される収容空間部111dに電子部品Dを収容するものである。収容ボックス10は、ボックス本体11と、ロアカバー12と、カバーとしてのアッパーカバー13とを備える。収容ボックス10は、ボックス本体11の組付け方向Zの一方Z1側が開口され、かつ、ボックス本体11の組付け方向Zの他方Z2側が開口されている。そして、収容ボックス10は、ロアカバー12によって、ボックス本体11の組付け方向Zの他方Z2側の開口部112(下方開口部112b)を閉塞し、アッパーカバー13によって、ボックス本体11の組付け方向Zの一方Z1側の開口部112(上方開口部112a)を閉塞する。以下、収容ボックス10について詳細に説明する。
ボックス本体11は、4つの側壁部によって囲われ、組付け方向Zから視た場合、略矩形の筒状に形成されている。ボックス本体11は、本体部111と、開口部112と、挿通口113とを備える。
本体部111は、箱状に形成され、内部に電子部品D(図4参照)を収容するものである。本体部111は、例えば、図2に示すように、幅方向Xに沿って対向する一対の側壁部111b、111cと、貫通方向Yに沿って対向する一対の側壁部111aとを含んで構成される。この例では、本体部111は、貫通方向Yの他方Y2側の側壁部の図示を省略している。本体部111は、4つの側壁部111a~111cによって囲われることで、内側に収容空間部111dを形成し、この収容空間部111dに電子部品Dを収容している。収容空間部111dには、例えば、複数の電子部品Dをそれぞれ保持するための保持部(図示省略)が設けられている。本体部111は、この保持部により複数の電子部品Dを保持した状態で、複数の電子部品Dを収容空間部111dに収容している。
開口部112は、本体部111において開口された部位であり、上方開口部112aと、下方開口部112bとを含んで構成される。
上方開口部112aは、本体部111の組付け方向Zの一方Z1側に形成され、組付け方向Zに沿って本体部111の内外を連通する。上方開口部112aは、組付け方向Zから視た場合、略矩形状に形成されている。上方開口部112aは、例えば、電子部品Dを収容空間部111dに収容する際に、当該上方開口部112aを介して電子部品Dが収容空間部111dに組み入れられる。
下方開口部112bは、本体部111の組付け方向Zの他方Z2側に形成され、組付け方向Zに沿って本体部111の内外を連通する。下方開口部112bは、組付け方向Zから視た場合、略矩形状に形成され、上述の上方開口部112aと同等の形状に形成されている。下方開口部112bは、例えば、複数の電子部品Dに接続される配索材Wが当該下方開口部112bを介して外部に延在される。
挿通口113は、グロメット20が嵌合される部位であり、図2に示すように、上方開口部112aの端面112cに形成され、貫通方向Yに沿って本体部111の内外を連通している。挿通口113は、例えば、本体部111を構成する4つの側壁部111a~111cにおいて、貫通方向Yの一方Y1側に設けられた側壁部111aに形成されている。挿通口113は、例えば、貫通方向Yに沿って側壁部111aに貫通された貫通孔として形成され、当該側壁部111aの組付け方向Zの一方Z1側の端面112cに位置している。言い換えれば、挿通口113は、側壁部111aが、当該側壁部111aの端面112cから組付け方向Zの他方Z2側に窪んで形成されている。すなわち、挿通口113は、側壁部111aの端面112cを含む部分が、一部刳り貫かれて形成されている。そして、挿通口113は、組付け方向Zの一方Z1側が開口している。挿通口113は、貫通方向Yから視た場合、組付け方向Zの長さよりも幅方向Xの長さが長い略長円形状に形成されている。
挿通口113は、挿通口突出部113a(図2、図4参照)を含んで構成されている。挿通口突出部113aは、挿通口113の内面113bにおいて、後述するグロメット止水部211の外面211eと対向する部位に形成され、当該内面113bからグロメット止水部211の外面211e側に突出し、かつ、軸線P周りに延在している。すなわち、挿通口突出部113aは、線状に形成され、挿通口113の内面113bに沿って軸線P周りに延在し、当該内面113bから突出して形成されている。挿通口突出部113aは、挿通口113の内面113bの幅方向Xの一端から他端まで延在し、言い換えれば、挿通口113の内面113bの全周に渡って軸線P周りに形成されている。挿通口突出部113aは、後述するグロメット20の外側溝部211mに嵌合する。
次に、ロアカバー12について説明する。ロアカバー12は、本体部111の下方開口部112bを閉塞するものである。ロアカバー12は、例えば、トレイ形状に形成され、本体部111の下方開口部112bに組付けられ、当該下方開口部112bを閉塞する。ロアカバー12は、例えば、本体部111に収容された電子部品Dに接続される配索材Wを、下方開口部112bを介して外部に配索するために、下方開口部112bの一部が露出した状態で下方開口部112bを閉塞する。すなわち、ロアカバー12は、下方開口部112bの一部を閉塞するものであり、下方開口部112bの全体を閉塞していない。
次に、アッパーカバー13について説明する。アッパーカバー13は、本体部111の上方開口部112aを閉塞するものである。アッパーカバー13は、例えば、上方開口部112aの全体を覆うことが可能な形状に形成され、本体部111の上方開口部112aに組付けられ、当該上方開口部112aの全域を閉塞する。
アッパーカバー13は、凹部131(図4参照)を含んで構成される。凹部131は、アッパーカバー13の外形に沿って環状に形成され、ボックス本体11の本体部111の縁部、及び、当該本体部111の挿通口113に嵌合された後述のグロメット20のアウター突出部211aと対向する部位に形成され、組付け方向Zに沿って窪んでいる。凹部131は、弾性変形可能なパッキン14が内側に設けられ、アッパーカバー13がボックス本体11に組み付けられた状態において、当該アッパーカバー13によってパッキン14を介して、ボックス本体11の本体部111の縁部、及び、当該本体部111の挿通口113に嵌合されたグロメット20のアウター突出部211aを押圧する。そして、凹部131は、ボックス本体11の本体部111の縁部、及び、当該本体部111の挿通口113に嵌合されたグロメット20のアウター突出部211aを押圧した状態で、ボックス本体11の本体部111の縁部、及び、グロメット20のアウター突出部211aを内側に収容する。なお、アッパーカバー13とグロメット20との間には、さらにパッキン15が設けられている。
次に、グロメット20について説明する。グロメット20は、グロメット本体21と、グロメットインナー22とを備える。
グロメット本体21は、収容ボックス10の挿通口113に嵌合して当該挿通口113を止水すると共に、収容ボックス10の内部に収容された電子部品Dに接続される配索材Wが貫通方向Yに沿って挿通される部材である。グロメット本体21は、例えば、ゴムや熱可塑性エラストマー等、剛性が低く高い可撓性を有する絶縁性の弾性樹脂材料(例えば、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)等)により形成される。グロメット本体21は、グロメット止水部211と、筒部212と含んで構成され、これらが一体となって弾性体として形成される。
グロメット止水部211は、軸線P周りに環状に形成され、挿通口113に嵌合して当該挿通口113を止水する部位であり、挿通口113の外形と同等の形状に形成されている。グロメット止水部211は、例えば、貫通方向Yから視た場合、組付け方向Zの長さよりも幅方向Xの長さが長い略長円形状に形成されている。具体的には、グロメット止水部211は、図3に示すように、幅方向Xに沿って形成された上面部211gと、上面部211gに組付け方向Zに沿って対向しかつ幅方向Xに沿って形成された下面部211hと、上面部211gの一方側と下面部211hの一方側とを連結する第1湾曲部211iと、上面部211gの他方側と下面部211hの他方側とを連結する第2湾曲部211jとを含んで構成されている。グロメット止水部211は、アウター突出部211aと、受け部211bと、内側溝部211cとを含んで構成される。
アウター突出部211aは、グロメット止水部211の外面211eにおいてアッパーカバー13と対向する部位に形成され、当該外面211eの上面部211gから組付け方向Zに沿ってアッパーカバー13側に突出し、かつ、幅方向Xに沿って延在している。すなわち、アウター突出部211aは、上面部211gにおいて、幅方向Xの一方側から他方側に渡って直線状に形成され、組付け方向Zの一方Z1側(アッパーカバー13側)に突出している。
受け部211bは、グロメット止水部211の外面211eにおいて挿通口113の内面113bと対向する部位に形成され、軸線P周りに延在している。受け部211bは、例えば、軸線P周りに挿通口113の内面113bに沿って延在し、グロメット止水部211の第1湾曲部211i、下面部211h、及び、第2湾曲部211jに渡って形成されている。受け部211bは、外側溝部211mを含んで構成される。外側溝部211mは、グロメット止水部211の外面211eにおいて、挿通口113の挿通口突出部113aと対向する部位に形成され、軸線P周りに溝状に延在している。外側溝部211mは、例えば、軸線P周りに挿通口113の内面113bに沿って延在し、グロメット止水部211の第1湾曲部211i、下面部211h、及び、第2湾曲部211jに渡って溝状に形成されている。外側溝部211mは、グロメット止水部211が挿通口113に嵌合した状態で、挿通口突出部113aが嵌合する。
内側溝部211cは、グロメット止水部211の内面211dにおいてグロメットインナー22と対向する部位に形成され、軸線P周りに溝状に延在している。内側溝部211cは、例えば、軸線P周りにグロメットインナー22の外面223に沿って延在し、グロメット止水部211の上面部211g、第1湾曲部211i、下面部211h、及び、第2湾曲部211jに渡って、これらの内面211dに溝状に形成されている。すなわち、内側溝部211cは、グロメット止水部211の内面211dに軸線P周りに環状に形成されている。内側溝部211cは、グロメットインナー22がグロメット止水部211の内面211dに装着された状態で、後述するグロメットインナー22のインナー突出部222が嵌合する。
上述のように構成されたグロメット止水部211は、挿通口113に嵌合され、アッパーカバー13がボックス本体11に組み付けられた状態で、受け部211b(外側溝部211m)が挿通口113の内面113bに支持されると共に、アウター突出部211aがアッパーカバー13によって組付け方向Zに沿って挿通口113の内面113b側に押圧されることで挿通口113を止水する。
次に、グロメット本体21の筒部212について説明する。筒部212は、グロメット止水部211から貫通方向Yに沿って収容ボックス10とは反対側に延在した部位である。筒部212は、図3に示すように、グロメット止水部211と一体に形成され、略長円筒形状である筒状に形成されている。筒部212は、その内部に配索材Wが挿通される。
次に、グロメットインナー22について説明する。グロメットインナー22は、絶縁性を有する硬質の合成樹脂材料により形成され、グロメット止水部211より硬質体であり、内側に配索材Wが挿通された状態でグロメット止水部211の内面211dに装着されるものである。グロメットインナー22は、軸線P周りに環状に形成され、貫通方向Yに沿って貫通した略筒状に形成され、貫通方向Yから視た場合、組付け方向Zの長さよりも幅方向Xの長さが長い略長円形状に形成されている。グロメットインナー22は、当該グロメットインナー22の内面224に、第1挿通部221aと、第2挿通部221bとを含んで構成される。第1挿通部221aと第2挿通部221bとは、それぞれ幅方向Xに沿って並んで設けられ、それぞれに配索材Wが挿通される。つまり、グロメットインナー22は、その内側の空間部が第1挿通部221aと第2挿通部221bとによって区分けされ、それぞれの区分け領域に配索材Wを挿通した状態で当該配索材Wを保持することが可能な構成となっている。第1挿通部221aは、貫通方向Yから視た場合、筒状に形成されており、半筒状に形成された第1半筒部と、半筒状に形成された第2半筒部とを含んで構成され、第1半筒部と第2半筒部とを分離可能である。第1挿通部221aは、第1半筒部と第2半筒部とが分離された状態で内面224に配索材Wを配置し、分離された第1半筒部と第2半筒部とを組み合わせることで配索材Wを内側に挿通させる。第2挿通部221bは、第1挿通部221aと同様に構成されている。すなわち、第2挿通部221bは、貫通方向Yから視た場合、筒状に形成されており、半筒状に形成された第1半筒部と、半筒状に形成された第2半筒部とを含んで構成され、第1半筒部と第2半筒部とを分離可能である。第2挿通部221bは、第1半筒部と第2半筒部とが分離された状態で内面224に配索材Wを配置し、分離された第1半筒部と第2半筒部とを組み合わせることで配索材Wを内側に挿通させる。このように構成されたグロメットインナー22は、配索材Wが挿通され保持した状態でグロメット止水部211の内側に装着され、内側からグロメット止水部211を支持する。
グロメットインナー22は、インナー突出部222を含んで構成される。インナー突出部222は、グロメットインナー22の外面223において、グロメット止水部211の内面211dと対向する部位に形成され、グロメットインナー22の外面223からグロメット止水部211の内面211d側に突出しかつ軸線P周りに延在している。すなわち、インナー突出部222は、線状に形成され、グロメットインナー22の外面223に沿って軸線P周りに延在し、グロメットインナー22の外面223から外側に突出して形成されている。インナー突出部222は、例えば、軸線P周りに連続して環状に形成されてもよいし、軸線P周りに非連続に略環状に形成されてもよい。すなわち、インナー突出部222は、複数の突出部を軸線P周りに間隔をあけて設けるような構成であってもよい。インナー突出部222は、グロメットインナー22の貫通方向Yの中央に設けられている。すなわち、インナー突出部222は、貫通方向Yにおいて1箇所に設けられ、組付け方向Zから視た場合、グロメットインナー22の貫通方向Yの中央に設けられている。インナー突出部222は、グロメットインナー22がグロメット止水部211の内面211dに装着された状態で、グロメット止水部211の内側溝部211cに嵌合する。グロメットインナー22は、貫通方向Yに直交しかつ当該グロメットインナー22の貫通方向Yの中央に位置する仮想平面Qに対して、面対称である。すなわち、グロメットインナー22は、仮想平面Qによって二つの部分に分けたとき、これら二つの部分が仮想平面Qに関して対称となる。
グロメット止水部211のアウター突出部211aとグロメットインナー22のインナー突出部222とグロメット止水部211の受け部211b(外側溝部211m)とは、貫通方向Yに対する位置が一致している。すなわち、上記アウター突出部211aと上記インナー突出部222と上記受け部211b(外側溝部211m)とは、貫通方向Yに直交する同一平面上に位置する。言い換えれば、上記アウター突出部211aと上記インナー突出部222と上記受け部211b(外側溝部211m)とは、組付け方向Zから視た場合、それぞれが重なっている。上述のように構成されたグロメット20は、グロメット止水部211が挿通口113に嵌合した状態で、グロメット止水部211及びグロメットインナー22の内側に貫通方向Yに沿って配索材Wが挿通される。
次に、グロメット20を収容ボックス10に組み付けてワイヤハーネスWHを形成する方法について説明する。作業者は、ボックス本体11に収容された電子部品Dに接続された配索材Wをグロメットインナー22の内面224に挿通し、配索材Wを挿通したグロメットインナー22をグロメット止水部211の内面211dに装着する。このとき、作業者は、グロメットインナー22のインナー突出部222をグロメット止水部211の内側溝部211cに嵌合させた状態でグロメットインナー22をグロメット止水部211の内面211dに装着する。そして、作業者は、当該グロメットインナー22がグロメット止水部211に装着されたグロメット20のグロメット止水部211を、ボックス本体11の挿通口113に嵌合する。このとき、作業者は、グロメット止水部211の外側溝部211mを挿通口113の挿通口突出部113aに篏合させる。そして、作業者は、アッパーカバー13によってボックス本体11の組付け方向Zの一方Z1側の開口部112(上方開口部112a)を閉塞し、アッパーカバー13をボックス本体11に係止してワイヤハーネスWHを形成する。このとき、ワイヤハーネスWHにおいて、電気接続箱1は、アッパーカバー13によってパッキン14を介して、ボックス本体11の本体部111の縁部、及び、当該本体部111の挿通口113に嵌合されたグロメット20のアウター突出部211aを組付け方向Zの他方Z2側に押圧し、グロメット止水部211の外面211eを挿通口113の内面113bに押し当てる。
以上のように、実施形態に係る電気接続箱1は、ボックス本体11と、グロメット20と、アッパーカバー13とを備える。ボックス本体11は、本体部111と、上方開口部112aと、挿通口113とを含んで構成される。本体部111は、箱状に形成され内部に電子部品Dを収容する。上方開口部112aは、本体部111の組付け方向Zの一方Z1側に形成され、組付け方向Zに沿って本体部111の内外を連通する。挿通口113は、上方開口部112aの端面112cに形成され、組付け方向Zと交差する貫通方向Yに沿って本体部111の内外を連通する。グロメット20は、挿通口113に嵌合して当該挿通口113を止水すると共に、ボックス本体11の内部に収容された電子部品Dに接続される配索材Wが貫通方向Yに沿って挿通される。アッパーカバー13は、ボックス本体11に組み付けられ上方開口部112aを閉塞すると共に、当該ボックス本体11に組み付けられた状態で、挿通口113に嵌合されたグロメット20を組付け方向Zに沿って挿通口113の内面113b側に押圧する。ここで、グロメット20は、グロメット止水部211と、グロメットインナー22とを含んで構成される。グロメット止水部211は、貫通方向Yに沿った軸線P周りに環状に形成され、挿通口113に嵌合して当該挿通口113を止水する。グロメットインナー22は、軸線P周りに環状に形成され、グロメット止水部211の内面113bに装着される。グロメット止水部211及びグロメットインナー22の内側には、貫通方向Yに沿って配索材Wが挿通される。グロメット止水部211は、アウター突出部211aと、受け部211bと、内側溝部211cとを含んで構成される。アウター突出部211aは、外面211eにおいてアッパーカバー13と対向する部位に形成され、当該外面211eから組付け方向Zに沿ってアッパーカバー13側に突出しかつ組付け方向Z及び貫通方向Yと交差する幅方向Xに沿って延在する。受け部211bは、外面211eにおいて挿通口113の内面113bと対向する部位に形成され、軸線P周りに延在する。内側溝部211cは、内面211dにおいてグロメットインナー22と対向する部位に形成され、軸線P周りに溝状に延在する。グロメット止水部211は、アッパーカバー13がボックス本体11に組み付けられた状態で、受け部211bが挿通口113の内面113bに支持されると共にアウター突出部211aがアッパーカバー13によって組付け方向Zに沿って挿通口113の内面113b側に押圧される。グロメットインナー22は、インナー突出部222を含んで構成される。インナー突出部222は、外面223においてグロメット止水部211の内面211dと対向する部位に形成され、当該外面223から当該グロメット止水部211の内面211d側に突出しかつ軸線P周りに延在する。グロメットインナー22は、当該グロメットインナー22がグロメット止水部211の内面211dに装着された状態で、インナー突出部222が当該グロメット止水部211の内側溝部211cに嵌合する。アウター突出部211aとインナー突出部222と受け部211bとは、貫通方向Yに対する位置が一致している。
この構成により、電気接続箱1は、アウター突出部211aとインナー突出部222と受け部211bとが、貫通方向Yに対する位置が一致しているので、アッパーカバー13によりボックス本体11の上方開口部112aを閉塞した際に、図4に示すように、グロメット止水部211に対するアッパーカバー13からの圧力Rが分散することを抑制できる。これにより、電気接続箱1は、グロメット止水部211を挿通口113の内面113bに均等に押し当てることができ、適正な防水性能を確保することができる。
電気接続箱1において、挿通口113は、内面113bにおいてグロメット止水部211の外面211dと対向する部位に形成され、当該内面113bから当該グロメット止水部211の外面211d側に突出しかつ軸線P周りに延在する挿通口突出部113aを含む。受け部211bは、外面211eにおいて挿通口突出部113aと対向する部位に形成され、軸線P周りに溝状に延在する外側溝部211mを含み、グロメット止水部211が挿通口113に嵌合した状態で、外側溝部211mに挿通口突出部113aが嵌合する。この構成により、電気接続箱1は、グロメット止水部211を挿通口113に適正に嵌合することができる。
電気接続箱1において、グロメットインナー22は、貫通方向Yに直交しかつ当該グロメットインナー22の貫通方向Yの中央に位置する仮想平面Qに対して、面対称である。この構成により、電気接続箱1は、グロメットインナー22をグロメット止水部211の内面211dに装着する際に、グロメットインナー22を貫通方向Yの両方向側、すなわち貫通方向Yの一方Y1側及び他方Y2側から装着することができるので、グロメットインナー22の向きを確認する必要がなく、作業性を向上させることができる。
電気接続箱1において、グロメットインナー22は、インナー突出部222が、当該グロメットインナー22の貫通方向Yの中央に設けられている。この構成により、電気接続箱1は、従来のようにインナー突出部がグロメットインナーの貫通方向Yの奥側(筒部側)に設けられている場合と比較して、インナー突出部222をグロメット止水部211の内側溝部211cに容易に篏合することができる。
電気接続箱1において、アッパーカバー13は、アウター突出部211aと対向する部位に形成され、組付け方向Zに沿って窪んでいる凹部131を含んで構成される。この凹部131は、弾性変形可能なパッキン14が内側に設けられ、アッパーカバー13がボックス本体11に組み付けられた際に、当該アッパーカバー13によってパッキン14を介してアウター突出部211aを押圧した状態で当該アウター突出部211aを収容する。この構成により、電気接続箱1は、アッパーカバー13によってアウター突出部211aを適正に押圧することができる。
ワイヤハーネスWHは、導電性を有する配索材Wと、配索材Wと電気的に接続される電気接続箱1とを備え、上述した電気接続箱1と同等の効果を奏する。
〔変形例〕
上記説明では、電気接続箱1は、グロメット止水部211に溝状の外側溝部211mを形成し、挿通口113に突出状の挿通口突出部113aを形成して、これらを嵌合する例について説明したが、これ限定されず、例えば、溝部と突出部とをそれぞれ反対に形成する構成としてもよい。すなわち、電気接続箱1は、グロメット止水部211に突出状の外側突出部を形成し、挿通口113に溝状の挿通口溝部を形成して、これらを嵌合してもよい。
グロメットインナー22は、仮想平面Qに対して面対称である例について説明したが、これに限定されず、仮想平面Qに対して面対称としない構成であってもよい。
グロメットインナー22は、インナー突出部222が、当該グロメットインナー22の貫通方向Yの中央に設けられる例について説明したが、これに限定されず、例えば、グロメットインナー22の貫通方向Yの一方Y1側又は他方Y2側に設けられてもよい。
アッパーカバー13は、パッキン14を介してアウター突出部211aを押圧する例について説明したが、これに限定されず、例えば、アッパーカバー13が、パッキン14を介さずに直接、アウター突出部211aを押圧してもよい。
電気接続箱1は、コネクタボックスである例について説明したが、これに限定されず、例えば、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどであってもよい。
1 電気接続箱
111 本体部
112 開口部
112c 端面
113 挿通口
113a 挿通口突出部
113b 内面
11 ボックス本体
13 アッパーカバー(カバー)
131 凹部
14 パッキン
20 グロメット
211 グロメット止水部
211a アウター突出部
211b 受け部
211c 内側溝部
211d 内面
211e 外面
211m 外側溝部
22 グロメットインナー
222 インナー突出部
D 電子部品
P 軸線
Q 仮想平面
W 配索材
WH ワイヤハーネス
X 幅方向
Y 貫通方向
Z 組付け方向
Z1 組付け方向の一方

Claims (6)

  1. 箱状に形成され内部に電子部品を収容する本体部、前記本体部の組付け方向の一方側に形成され、前記組付け方向に沿って前記本体部の内外を連通する開口部、及び、前記開口部の端面に形成され、前記組付け方向と交差する貫通方向に沿って前記本体部の内外を連通する挿通口を含むボックス本体と、
    前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水すると共に、前記ボックス本体の内部に収容された前記電子部品に接続される配索材が前記貫通方向に沿って挿通されるグロメットと、
    前記ボックス本体に組み付けられ前記開口部を閉塞すると共に、当該ボックス本体に組み付けられた状態で、前記挿通口に嵌合された前記グロメットを前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧するカバーと、を備え、
    前記グロメットは、前記貫通方向に沿った軸線周りに環状に形成され、前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水するグロメット止水部、及び、前記軸線周りに環状に形成され、前記グロメット止水部の内面に装着されるグロメットインナーを含み、前記グロメット止水部及び前記グロメットインナーの内側に前記貫通方向に沿って前記配索材が挿通され、
    前記グロメット止水部は、外面において前記カバーと対向する部位に形成され、当該外面から前記組付け方向に沿って前記カバー側に突出しかつ前記組付け方向及び前記貫通方向と交差する幅方向に沿って延在するアウター突出部、外面において前記挿通口の内面と対向する部位に形成され、前記軸線周りに延在する受け部、及び、内面において前記グロメットインナーと対向する部位に形成され、前記軸線周りに溝状に延在する内側溝部、を含み、前記カバーが前記ボックス本体に組み付けられた状態で、前記受け部が前記挿通口の前記内面に支持されると共に前記アウター突出部が前記カバーによって前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧されるものであり、
    前記グロメットインナーは、外面において前記グロメット止水部の内面と対向する部位に形成され、当該外面から当該グロメット止水部の内面側に突出しかつ前記軸線周りに延在するインナー突出部を含み、当該グロメットインナーが前記グロメット止水部の内面に装着された状態で、前記インナー突出部が当該グロメット止水部の前記内側溝部に嵌合するものであり、
    前記アウター突出部と前記インナー突出部と前記受け部とは、前記貫通方向に対する位置が一致していることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記挿通口は、内面において前記グロメット止水部の外面と対向する部位に形成され、当該内面から当該グロメット止水部の外面側に突出しかつ前記軸線周りに延在する挿通口突出部を含み、
    前記受け部は、外面において前記挿通口突出部と対向する部位に形成され、前記軸線周りに溝状に延在する外側溝部を含み、前記グロメット止水部が前記挿通口に嵌合した状態で、前記外側溝部に前記挿通口突出部が嵌合する請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記グロメットインナーは、前記貫通方向に直交しかつ当該グロメットインナーの前記貫通方向の中央に位置する仮想平面に対して、面対称である請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記グロメットインナーは、前記インナー突出部が、当該グロメットインナーの前記貫通方向の中央に設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記カバーは、前記アウター突出部と対向する部位に形成され、前記組付け方向に沿って窪んでいる凹部を含み、
    前記凹部は、弾性変形可能なパッキンが内側に設けられ、前記カバーが前記ボックス本体に組み付けられた際に、当該カバーによって前記パッキンを介して前記アウター突出部を押圧した状態で当該アウター突出部を収容する請求項1~4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  6. 導電性を有する配索材と、
    前記配索材と電気的に接続される電気接続箱とを備え、
    前記電気接続箱は、
    箱状に形成され内部に電子部品を収容する本体部、前記本体部の組付け方向の一方側に形成され、前記組付け方向に沿って前記本体部の内外を連通する開口部、及び、前記開口部の端面に形成され、前記組付け方向と交差する貫通方向に沿って前記本体部の内外を連通する挿通口を含むボックス本体と、
    前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水すると共に、前記ボックス本体の内部に収容された前記電子部品に接続される前記配索材が前記貫通方向に沿って挿通されるグロメットと、
    前記ボックス本体に組み付けられ前記開口部を閉塞すると共に、当該ボックス本体に組み付けられた状態で、前記挿通口に嵌合された前記グロメットを前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧するカバーと、を備え、
    前記グロメットは、前記貫通方向に沿った軸線周りに環状に形成され、前記挿通口に嵌合して当該挿通口を止水するグロメット止水部、及び、前記軸線周りに環状に形成され、前記グロメット止水部の内面に装着されるグロメットインナーを含み、前記グロメット止水部及び前記グロメットインナーの内側に前記貫通方向に沿って前記配索材が挿通され、
    前記グロメット止水部は、外面において前記カバーと対向する部位に形成され、当該外面から前記組付け方向に沿って前記カバー側に突出しかつ前記組付け方向及び前記貫通方向と交差する幅方向に沿って延在するアウター突出部、外面において前記挿通口の内面と対向する部位に形成され、前記軸線周りに延在する受け部、及び、内面において前記グロメットインナーと対向する部位に形成され、前記軸線周りに溝状に延在する内側溝部、を含み、前記カバーが前記ボックス本体に組み付けられた状態で、前記受け部が前記挿通口の前記内面に支持されると共に前記アウター突出部が前記カバーによって前記組付け方向に沿って前記挿通口の内面側に押圧されるものであり、
    前記グロメットインナーは、外面において前記グロメット止水部の内面と対向する部位に形成され、当該外面から当該グロメット止水部の内面側に突出しかつ前記軸線周りに延在するインナー突出部を含み、当該グロメットインナーが前記グロメット止水部の内面に装着された状態で、前記インナー突出部が当該グロメット止水部の前記内側溝部に嵌合するものであり、
    前記アウター突出部と前記インナー突出部と前記受け部とは、前記貫通方向に対する位置が一致していることを特徴とするワイヤハーネス。
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