JP7384758B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本開示は、電気接続箱に関するものである。
例えば特許文献1に開示されるように、車両において、電気配線の効率化やメンテナンス性の向上を目的として、ヒューズやリレーなどの複数の部品を集約した電気接続箱が用いられている。電気接続箱は、電源と各種電装品との間に配置され、電源の電力を各種電装品へ供給する。特許文献1に記載の電気接続箱は、内部部品を収容するケースと、同ケースに組み付けられる端子カバーとを備えている。端子カバーは、ケース内の内部部品に接続される端子を保持している。ケースは、端子カバーが組み付けられるときに端子カバーの縁部などを案内する案内部を有している。
特開2016-96674号公報
上記のような電気接続箱では、車両の仕様などに応じて前記端子カバーが複数設けられる場合がある。本発明者らは、複数の端子カバーを備えた電気接続箱において、各端子カバーをそれぞれ案内するケース側の複数の案内部の配置を工夫することで、複数の端子カバーの並設方向における電気接続箱の大型化を抑えることを検討していた。
そこで、複数の端子カバーの並設方向における大型化を抑制可能とした電気接続箱を提供することを目的とする。
本開示の電気接続箱は、内部部品を収容するケースと、前記内部部品に接続される第1端子を保持し、前記ケースに組み付けられる第1端子カバーと、前記内部部品に接続される第2端子を保持し、前記第1端子カバーに並ぶ態様で前記ケースに組み付けられる第2端子カバーと、を備え、前記ケースは、前記第1端子カバーが組み付けられるときに前記第1端子カバーを案内する第1案内部と、前記第2端子カバーが組み付けられるときに前記第2端子カバーを案内する第2案内部と、を有し、前記第1案内部と前記第2案内部とは、前記第1端子カバーと前記第2端子カバーが並ぶ方向である第1方向に交差する第2方向に並設されている。
本開示によれば、複数の端子カバーの並設方向における大型化を抑制可能とした電気接続箱を提供することが可能となる。
図1は、実施形態の電気接続箱の斜視図である。 図2は、同形態の電気接続箱における第1端子カバーとケースを示す分解斜視図である。 図3は、同形態の電気接続箱における第2端子カバーとケースを示す分解斜視図である。 図4は、同形態の電気接続箱の一部を拡大して示す平面図である。 図5は、同形態の電気接続箱における第1案内部及び第2案内部の付近を拡大して示す平面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
[1]内部部品を収容するケースと、前記内部部品に接続される第1端子を保持し、前記ケースに組み付けられる第1端子カバーと、前記内部部品に接続される第2端子を保持し、前記第1端子カバーに並ぶ態様で前記ケースに組み付けられる第2端子カバーと、を備え、前記ケースは、前記第1端子カバーが組み付けられるときに前記第1端子カバーを案内する第1案内部と、前記第2端子カバーが組み付けられるときに前記第2端子カバーを案内する第2案内部と、を有し、前記第1端子カバーと前記第2端子カバーが並ぶ方向である第1方向に交差する第2方向に並設されている。
この構成によれば、第1端子カバーを案内する第1案内部と第2端子カバーを案内する第2案内部とが、第1端子カバーと第2端子カバーの並設方向に交差する第2方向において並設される。従って、第1案内部と第2案内部とが、第1端子カバーと第2端子カバーの並設方向においては並ばない構成となるため、第1端子カバーと第2端子カバーの並設方向における電気接続箱の大型化を抑制することが可能となる。
[2]上記の電気接続箱は、前記第1端子に接続される前記内部部品としての第1導体部品を保持する第1保持部と、前記第2端子に接続される前記内部部品としての第2導体部品を保持する第2保持部と、を備え、前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記第1方向に沿って並設され、前記第1案内部及び前記第2案内部の少なくとも一方は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に位置している。
この構成によれば、互いに並設された第1案内部及び第2案内部の少なくとも一方が、第1保持部と第2保持部との間に位置する。これにより、第1保持部と第2保持部との間に生じうるデッドスペースを有効的に活用でき、その結果、電気接続箱の小型化に寄与できる。
[3]前記第1端子カバーは、前記ケースの外側面を構成する第1外壁部を有し、前記第2端子カバーは、前記ケースの外側面を構成する第2外壁部を有し、前記第1外壁部と前記第2外壁部とは、前記第2方向において同位置に設けられている。
この構成によれば、第1案内部と第2案内部とを第2方向に並設しつつも、ケースの外側面を構成する第1外壁部と第2外壁部とを、当該第2方向において同位置に設けることができる。
[4]前記第1方向において、前記第1外壁部と前記第2外壁部とが互いに当接可能に構成されている。
この構成によれば、第1端子カバーと第2端子カバーとを互いの並設方向において近接配置することが可能となる。このため、第1端子カバーと第2端子カバーの並設方向における電気接続箱の大型化をより好適に抑制することが可能となる。
[5]前記第2方向は、前記第1方向に直交する方向である。
この構成によれば、第1端子カバーと第2端子カバーの並設方向において電気接続箱の大型化をより好適に抑制することが可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の電気接続箱の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、本明細書における「直交」は、厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
また、図面中の互いに直交するXYZ軸におけるX軸は、電気接続箱10の幅方向Xを表し、Y軸は電気接続箱10の奥行方向Yを表し、Z軸は電気接続箱10の高さ方向Zを表している。なお、以下の説明では、便宜上、電気接続箱10の高さ方向Zの一方を「上方」、その反対を「下方」として表現するが、電気接続箱10の高さ方向Zの上方が天方向に向く姿勢で車両に搭載されるという意味ではなく、上記の「上方」及び「下方」の表現が車両への電気接続箱10の搭載姿勢を限定するものではない。
図1に示す電気接続箱10は、例えば、車両における電源と各種電装品との間に配置され、電源の電力を各種電装品へ供給するものである。電気接続箱10は、ケース11と、ケース11に組み付けられた第1端子カバー12と、ケース11に組み付けられた第2端子カバー13と、を備えている。ケース11には、図示しないリレーやヒューズなどの電気部品が収容されている。なお、ケース11には、ケース11の上部開口を覆う図示しないカバーが組み付けられる。また、ケース11、第1端子カバー12及び第2端子カバー13は、例えば合成樹脂にて構成されている。
(ケース11)
ケース11は、ケース11の外郭を構成する外壁14を有している。外壁14は、第1端子カバー12が組み付けられる第1カバー取付部15と、第2端子カバー13が組み付けられる第2カバー取付部16と、を有している。第1カバー取付部15及び第2カバー取付部16は、例えば、幅方向Xに略沿って設けられた外壁14に設けられている。第1カバー取付部15及び第2カバー取付部16は、外壁14に沿って並設されている。すなわち、本実施形態の第1カバー取付部15及び第2カバー取付部16は、幅方向Xに沿って並設されている。
(第1端子カバー12及び第2端子カバー13)
第1カバー取付部15には、第1端子カバー12が高さ方向Zの上側から下方に向けて組み付けられる。第2カバー取付部16には、第2端子カバー13が高さ方向Zの上側から下方に向けて組み付けられる。ケース11への組み付け状態において、第1端子カバー12と第2端子カバー13とは、外壁14に沿って並設されている。すなわち、第1端子カバー12と第2端子カバー13とは、電気接続箱10の幅方向Xに沿って並設されている。なお、以下の説明では、第1端子カバー12と第2端子カバー13の並設方向を「カバー並設方向D1」と言う場合がある。
図2に示すように、第1端子カバー12は、第1外壁部21と、第1端子22を保持する第1端子保持部23と、一対の第1被案内部24,25と、第1被係止部26と、を有している。
また、図3に示すように、第2端子カバー13は、第2外壁部31と、第2端子32を保持する第2端子保持部33と、一対の第2被案内部34,35と、第2被係止部36と、を有している。
図1及び図4に示すように、第1外壁部21及び第2外壁部31は、ケース11の外側面を構成する。第1外壁部21及び第2外壁部31は、例えば、ケース11の外壁14の外側面に対して面一になっている。また、カバー並設方向D1において、第1外壁部21と第2外壁部31とは互いに当接可能に構成されている。詳しくは、図4に示すように、第1外壁部21及び第2外壁部31において、幅方向Xにおいて互いに向かい合う端部21a,31a同士が当接可能となっている。
(第1端子カバー12)
図2及び図4に示すように、第1端子カバー12の第1端子保持部23は、第1外壁部21に対して奥行方向Yのケース内部側に設けられている。第1端子保持部23は、第1端子22を保持している。第1端子カバー12に保持された第1端子22は、ケース11内に収容された内部部品としての第1導体部品41に接続される。
第1導体部品41は、ケース11内に設けられた第1保持部42に保持されている。なお、第1保持部42は、例えば、ヒューズやリレーなどが装着される電子部品ブロックの一部位として構成される。第1導体部品41は、例えば、高さ方向Zの上方に延びるボルト部43を有している。ボルト部43は、第1端子22を高さ方向Zに貫通している。そして、ボルト部43に対する図示しないナットの締結によって、第1端子22が第1導体部品41に接続されるようになっている。
図2に示すように、第1端子22には、電線44が接続されている。電線44は、第1端子カバー12から下方に導出されている。また、第1端子カバー12の内部には、第1端子22に接続されない電線45が通っている。
図1に示すように、第1端子カバー12の上端側から引き出された電線45の一端部には、コネクタ46が設けられている。コネクタ46は、ケース11内に設けられたコネクタ収容部47に収容されている。
図2及び図4に示すように、第1端子カバー12において、一対の第1被案内部24,25は、カバー並設方向D1における第1外壁部21の両端部にそれぞれ設けられている。詳しくは、一方の第1被案内部24は、第1外壁部21において第2端子カバー13側の端部に設けられている。他方の第1被案内部25は、第1外壁部21において第1被案内部24が設けられた端部とは反対側の端部に設けられている。
一方の第1被案内部24は、第1外壁部21の奥行方向Yの内側面に設けられている。図5に示すように、第1被案内部24は、例えば、奥行方向Yに互いに対向する一対の壁部27と、一対の壁部27の間に形成された溝部28と、を有している。各壁部27は、例えば、高さ方向Zに沿って延びる形状をなしている。すなわち、一対の壁部27にて構成される溝部28は、高さ方向Zに沿って形成された溝である。
図4に示す他方の第1被案内部25は、例えば、高さ方向Zに沿って延びる溝状に形成されている。本実施形態の第1被案内部25は、高さ方向Zから見て、幅方向Xに対して交差するように傾いている。すなわち、第1被案内部25は、第1被案内部24とは向きが異なっている。
第1端子カバー12は、例えば、第1導体部品41のボルト部43の外周を囲む筒状の保護部29を有している。保護部29の外周面には、前記第1被係止部26が設けられている。第1被係止部26は、例えば、保護部29の幅方向Xの側面に設けられている。
(第2端子カバー13)
図3及び図4に示すように、第2端子保持部33は、第2外壁部31に対して奥行方向Yのケース内部側に設けられている。第2端子保持部33は、第2端子32を保持している。第2端子カバー13に保持された第2端子32は、ケース11内に収容された内部部品としての第2導体部品51に接続される。
第2導体部品51は、ケース11内に設けられた第2保持部52に保持されている。なお、第2保持部52は、例えば、ヒューズやリレーなどが装着される電子部品ブロックの一部位として構成される。第2導体部品51は、例えば、高さ方向Zの上方に延びるボルト部53を有している。ボルト部53は、第2端子32を高さ方向Zに貫通している。そして、ボルト部53に対する図示しないナットの締結によって、第2端子32が第2導体部品51に接続されるようになっている。また、第2端子32には、電線54が接続されている。電線54は、第2端子カバー13から下方に導出されている。
第2端子カバー13における一方の第2被案内部34は、第2端子カバー13において第1端子カバー12側の端部に設けられている。他方の第2被案内部35は、第2端子カバー13の幅方向Xにおいて、第2被案内部34が設けられた端部とは反対側の端部に設けられている。
一方の第2被案内部34は、第2外壁部31に対してケース内部側に位置している。第2被案内部34は、例えば、第2端子保持部33の幅方向Xの側面から延出されている。
図5に示すように、第2被案内部34は、例えば、奥行方向Yに互いに対向する一対の壁部37と、一対の壁部37の間に形成された溝部38と、を有している。各壁部37は、例えば、高さ方向Zに沿って延びる形状をなしている。すなわち、一対の壁部37にて構成される溝部38は、高さ方向Zに沿って形成された溝である。なお、図4に示す他方の第2被案内部35は、例えば、高さ方向Zに沿って延びる溝状に形成されている。
図4に示すように、第2端子カバー13は、例えば、第2導体部品51のボルト部53の外周を囲む筒状の保護部39を有している。保護部39の外周面には、前記第2被係止部36が設けられている。第2被係止部36は、例えば、保護部39の幅方向Xの側面に設けられている。第1被係止部26及び第2被係止部36は、保護部29及び保護部39において幅方向Xに互いに向かい合う側面にそれぞれ設けられている。
(第1案内部61)
図2、図3及び図4に示すように、ケース11の第1カバー取付部15は、第1端子カバー12の一対の第1被案内部24,25にそれぞれ対応する一対の第1案内部61,62を有している。
一方の第1案内部61は、第1端子カバー12の組付時において、第1被案内部24を案内する。第1案内部61は、ケース11の内部に設けられている。
図5に示すように、第1案内部61は、例えば、奥行方向Yに互いに対向する一対の壁部63と、一対の壁部63の間に形成された溝部64と、を有している。各壁部63は、例えば、高さ方向Zに沿って延びる形状をなしている。すなわち、一対の壁部63にて構成される溝部64は、高さ方向Zに沿って形成された溝である。溝部64は、幅方向Xの第1端子カバー12側に開口している。
第1案内部61の溝部64には、第1端子カバー12の第1被案内部24の一方の壁部27が高さ方向Zに沿って挿入されている。また、第1端子カバー12の第1被案内部24の溝部28には、第1案内部61の一方の壁部63が高さ方向Zに沿って挿入されている。
なお、第1カバー取付部15の他方の第1案内部62は、第1端子カバー12の組付時において、第1被案内部25を案内する。図4に示すように、第1案内部62は、例えば、高さ方向Zに延びる壁部を有する。第1案内部62は、第1端子カバー12の溝状の第1被案内部25に高さ方向Zに沿って挿入されている。
(第2案内部71)
図2、図3及び図4に示すように、ケース11の第2カバー取付部16は、第2端子カバー13の一対の第2被案内部34,35にそれぞれ対応する一対の第2案内部71,72を有している。一方の第2案内部71は、第2端子カバー13の組付時において、第2被案内部34を案内する。第2案内部71は、ケース11の内部に設けられている。
図5に示すように、第2案内部71は、例えば、奥行方向Yに並ぶ3つの壁部73と、3つの壁部73の各間に形成された溝部74と、を有している。各壁部73は、例えば、高さ方向Zに沿って延びる形状をなしている。すなわち、各壁部73にて構成される各溝部74は、高さ方向Zに沿って形成された溝である。各溝部74は、幅方向Xの第2端子カバー13側に開口している。
第2案内部71の各溝部74には、第2端子カバー13の第2被案内部34の各壁部37が高さ方向Zに沿って挿入されている。また、第2端子カバー13の第2被案内部34の溝部38には、第2案内部71の3つの壁部73のうちの中央の壁部73が高さ方向Zに沿って挿入されている。
なお、第2カバー取付部16の他方の第2案内部72は、第2端子カバー13の組付時において、第2被案内部35を案内する。図4に示すように、第2案内部72は、例えば、高さ方向Zに延びる壁部を有する。第2案内部72は、第2端子カバー13の溝状の第2被案内部35に高さ方向Zに沿って挿入されている。
図4に示すように、第1案内部61と第2案内部71は、前記カバー並設方向D1、すなわち幅方向Xに対して直交する方向に並設されている。本実施形態では、第1案内部61と第2案内部71とは、電気接続箱10の奥行方向Yに沿って並設されている。なお、以下の説明では、第1案内部61と第2案内部71の並設方向を「案内部並設方向D2」と言う場合がある。
なお、「第1案内部61と第2案内部71がカバー並設方向D1に直交する方向に並設されている」という記載の意味するところは、カバー並設方向D1に直交する方向、つまり本実施形態では奥行方向Yから見て、第1案内部61と第2案内部71とが一部でも重なる、ということである。従って、例えば、第1案内部61の中心と第2案内部71の中心が奥行方向Yに沿って並んでいなくても、奥行方向Yから見て第1案内部61と第2案内部71が一部でも重なっていれば、第1案内部61と第2案内部71が奥行方向Yに並設されているものとする。
第1端子カバー12の第1外壁部21と、第2端子カバー13の第2外壁部31とは、案内部並設方向D2、すなわち奥行方向Yにおいて同位置に設けられている。
ここで、ケース11における第2案内部71と第1案内部61の位置関係を説明すると、第2案内部71は、第1外壁部21及び第2外壁部31にて構成されるケース11の外側面に対して、第1案内部61よりも離れた位置に設けられている。
ケース11内において、第1導体部品41を保持する第1保持部42と、第2導体部品51を保持する第2保持部52とは、幅方向Xに沿って並設されている。第2案内部71の一部は、幅方向Xにおいて、第1保持部42と第2保持部52との間に位置している。
図3及び図4に示すように、ケース11は、高さ方向Zに沿って延在する延出部80を有している。延出部80は、奥行方向Yにおいて、第1案内部61及び第2案内部71に並設されている。また、延出部80は、高さ方向Zから見て、第1保持部42と第2保持部52の幅方向Xの間に位置している。延出部80は、高さ方向Zの上端部付近において、第1係止部81及び第2係止部82を有している。第1係止部81及び第2係止部82は、高さ方向Zから見て、第1保持部42と第2保持部52の幅方向Xの間に位置している。
第1係止部81は、第1端子カバー12の第1被係止部26に対して高さ方向Zに係止するようになっている。これにより、第1端子カバー12の高さ方向Zの上方への抜け止めとなる。また、第2係止部82は、第2端子カバー13の第2被係止部36に対して高さ方向Zに係止するようになっている。これにより、第2端子カバー13の高さ方向Zの上方への抜け止めとなる。
なお、本実施形態のケース11は、側面案内部83を有している。側面案内部83は、第1端子カバー12が第1カバー取付部15に組み付けられるときに、第1外壁部21の外側面を案内する。また、側面案内部83は、第2端子カバー13が第2カバー取付部16に組み付けられるときに、第2外壁部31の外側面を案内する。側面案内部83は、奥行方向Yにおいて、第1案内部61及び第2案内部71に並ぶように設けられている。
本実施形態の作用について説明する。
第1端子カバー12の組み付けの際、第1端子カバー12を第1カバー取付部15に対して、高さ方向Zの下方に組み付ける。このとき、第1端子カバー12の各第1被案内部24,25が各第1案内部61,62に案内されることで、第1端子カバー12の奥行方向Y及び幅方向Xの位置が決まる。これにより、第1端子カバー12を第1カバー取付部15に容易に組み付けることが可能となっている。
また、第2端子カバー13の組み付けの際、第2端子カバー13を第2カバー取付部16に対して、高さ方向Zの下方に組み付ける。このとき、第2端子カバー13の各第2被案内部34,35が各第2案内部71,72に案内されることで、第2端子カバー13の奥行方向Y及び幅方向Xの位置が決まる。これにより、第2端子カバー13を第2カバー取付部16に容易に組み付けることが可能となっている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)第1案内部61と第2案内部71とは、第1端子カバー12と第2端子カバー13が並ぶ方向であるカバー並設方向D1に交差する案内部並設方向D2に並設されている。この構成によれば、第1案内部61と第2案内部71とが、カバー並設方向D1においては並ばない構成となるため、カバー並設方向D1における電気接続箱10の大型化を抑制することが可能となる。
また、本実施形態の電気接続箱10では、第1端子カバー12と第2端子カバー13が共に、ケース11の一部位である第1案内部61及び第2案内部71にそれぞれ案内される。すなわち、第1端子カバー12及び第2端子カバー13の一方が他方を案内する構成ではないため、組付作業性の向上が図られている。
(2)電気接続箱10は、第1導体部品41を保持する第1保持部42と、第2導体部品51を保持する第2保持部52とを備える。第1保持部42及び第2保持部52は、カバー並設方向D1に沿って並設されている。そして、第2案内部71は、第1保持部42と第2保持部52との間に位置している。この構成によれば、第1保持部42と第2保持部52との間に生じうるデッドスペースを有効的に活用でき、その結果、電気接続箱10の小型化に寄与できる。
(3)第1端子カバー12は、ケース11の外側面を構成する第1外壁部21を有している。第2端子カバー13は、ケース11の外側面を構成する第2外壁部31を有している。そして、第1外壁部21と第2外壁部31とは、第1案内部61と第2案内部71が並ぶ方向である案内部並設方向D2において同位置に設けられている。この構成によれば、第1案内部61と第2案内部71とを、カバー並設方向D1に交差する方向に並設しつつも、ケース11の外側面を構成する第1外壁部21と第2外壁部31とを、案内部並設方向D2において同位置に設けることができる。
(4)カバー並設方向D1において、第1外壁部21と第2外壁部31とが互いに当接可能に構成されている。この構成によれば、第1端子カバー12と第2端子カバー13とを互いの並設方向において近接配置することが可能となる。このため、カバー並設方向D1における電気接続箱10の大型化をより好適に抑制することが可能となる。
(5)案内部並設方向D2は、カバー並設方向D1に直交する方向である。この構成によれば、カバー並設方向D1において電気接続箱10の大型化をより好適に抑制することが可能となる。
(6)ケース11は、第1端子カバー12に係止する第1係止部81と、第2端子カバー13に係止する第2係止部82とを有している。第1係止部81及び第2係止部82は、高さ方向Zから見て、第1保持部42と第2保持部52との間に位置している。この構成によれば、第1保持部42と第2保持部52との間に生じうるデッドスペースを更に有効的に活用することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、第1案内部61と第2案内部71が並ぶ方向である案内部並設方向D2をカバー並設方向D1に直交する方向としたが、案内部並設方向D2は、カバー並設方向D1に対して直交でなくとも、カバー並設方向D1に交差する方向であればよい。
・上記実施形態では、第1外壁部21と第2外壁部31とを奥行方向Yにおいて同位置に設けたが、第1外壁部21と第2外壁部31とを奥行方向Yにおいてずれた位置に設けてもよい。
・上記実施形態では、第1係止部81及び第2係止部82を、第1保持部42と第2保持部52との間に配置したが、第1係止部81及び第2係止部82の配置は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
・第1保持部42と第2保持部52との間に、第1案内部61及び第2案内部71の両方が配置される構成としてもよい。また、第1案内部61及び第2案内部71の奥行方向Yにおける配置を逆にして、第1案内部61が第1保持部42と第2保持部52との間に配置される構成としてもよい。
・第1保持部42及び第2保持部52がケース11に一体に形成される構成としてもよい。
・上記実施形態では、第1端子カバー12及び第2端子カバー13が端子をそれぞれ1つずつ保持する構成としたが、これ以外に例えば、第1端子カバー12及び第2端子カバー13の少なくとも一方が、複数の端子を保持する構成としてもよい。
・電気接続箱10が備える端子カバーの数は、上記実施形態の2つに限定されるものではなく、3つ以上の端子カバーを備える構成としてもよい。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記ケースは、前記第1端子カバーに係止する第1係止部と、前記第2端子カバーに係止する第2係止部と、を有し、
前記第1端子カバー及び前記第2端子カバーは、互いに同一方向に前記ケースに対して組み付けられるものであり、
前記第1端子カバー及び前記第2端子カバーの組付方向から見て、前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に位置している。
この構成によれば、第1端子カバー及び第2端子カバーの組付方向から見て、第1係止部及び第2係止部が第1保持部と第2保持部との間に位置する。このため、第1保持部と第2保持部との間に生じうるデッドスペースを更に有効的に活用することができる。
10 電気接続箱
11 ケース
12 第1端子カバー
13 第2端子カバー
14 外壁
15 第1カバー取付部
16 第2カバー取付部
21 第1外壁部
21a 端部
22 第1端子
23 第1端子保持部
24 第1被案内部
25 第1被案内部
26 第1被係止部
27 壁部
28 溝部
29 保護部
31 第2外壁部
31a 端部
32 第2端子
33 第2端子保持部
34 第2被案内部
35 第2被案内部
36 第2被係止部
37 壁部
38 溝部
39 保護部
41 第1導体部品(内部部品)
42 第1保持部
43 ボルト部
44 電線
45 電線
46 コネクタ
47 コネクタ収容部
51 第2導体部品(内部部品)
52 第2保持部
53 ボルト部
54 電線
61 第1案内部
62 第1案内部
63 壁部
64 溝部
71 第2案内部
72 第2案内部
73 壁部
74 溝部
80 延出部
81 第1係止部
82 第2係止部
83 側面案内部
D1 カバー並設方向(第1方向)
D2 案内部並設方向(第2方向)
X 幅方向
Y 奥行方向
Z 高さ方向

Claims (3)

  1. 内部部品を収容するケースと、
    前記内部部品に接続される第1端子を保持し、前記ケースに組み付けられる第1端子カバーと、
    前記内部部品に接続される第2端子を保持し、前記第1端子カバーに並ぶ態様で前記ケースに組み付けられる第2端子カバーと、を備え、
    前記ケースは、前記第1端子カバーが組み付けられるときに前記第1端子カバーを案内する第1案内部と、前記第2端子カバーが組み付けられるときに前記第2端子カバーを案内する第2案内部と、を有し、
    前記第1端子カバーは、前記ケースの外側面を構成する第1外壁部を有し、
    前記第2端子カバーは、前記ケースの外側面を構成する第2外壁部を有し、
    前記第1案内部と前記第2案内部とは、前記第1端子カバーと前記第2端子カバーが並ぶ方向である第1方向に交差するとともに前記第1外壁部及び前記第2外壁部に平行な方向に交差する第2方向に並設されており、
    前記第1外壁部と前記第2外壁部とは、前記第2方向において同位置に設けられており、
    前記第1方向において、前記第1外壁部と前記第2外壁部とが互いに当接可能に構成されている、電気接続箱。
  2. 前記第1端子に接続される前記内部部品としての第1導体部品を保持する第1保持部と、
    前記第2端子に接続される前記内部部品としての第2導体部品を保持する第2保持部と、を備え、
    前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記第1方向に沿って並設され、
    前記第1案内部及び前記第2案内部の少なくとも一方は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に位置している、請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記第2方向は、前記第1方向に直交する方向である、請求項1又は請求項に記載の電気接続箱。
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