JP2011051506A - ワイヤハーネスのアース接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスを小型化かつ軽量化でき、より多くのアース線を簡単にアース接続できるワイヤハーネスのアース接続構造を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスのアース接続構造1は、車体パネル2とワイヤハーネス3とプロテクタ4とコネクタ5とを備えている。コネクタ5は、端子金具とコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、ボルト6を通すボルト孔が設けられてボルト6と接続するボルト接続部と、ワイヤハーネス3のアース線30Bに取り付けられたアース端子7と接続する電気接触部とを備えている。コネクタハウジングは、ボルト孔を露出した状態で端子金具を収容する。コネクタ5は、プロテクタ4の取付片43に重ねられ、取付片43の取付孔43aと連通したボルト孔にボルト6が通され、プロテクタ4とともに共締めされて車体パネル2に接続されて、アース線30Bを車体パネル2にアース接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスのアース線を車体パネルにアース接続する、ワイヤハーネスのアース接続構造に関する。
移動体としての自動車等には、各種の電子機器が搭載されている。このため、前述した自動車は、前記電子機器に電力や信号を供給するために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線等を備えている。各電線は、導電性の芯線と、当該芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた被覆電線である。
また、前述した複数の電線は、電源線とアース線とを備えている。電源線の一端は、バッテリのプラス端子と接続され、他端は電子機器と接続されている。アース線の一端は、電子機器と接続され、他端は自動車の車体パネルに設けられたアースポイントに接続(アース接続)されている(例えば、特許文献1参照)。
車体パネルは、導電性の金属材料で構成され、電線等を介してバッテリのマイナス端子と接続されている。このため、アース線の他端は、車体パネルを介してバッテリのマイナス端子と接続されている。こうして、ワイヤハーネスは、電線がバッテリや電子機器と接続され、電子機器に所望の電力や信号を供給する。
さて、前述のようにアース線を車体パネルにアース接続する構造として、前記特許文献1では、車体パネルから立設したアースボルト(アースポイント)にコネクタを取り付け、コネクタを介して複数のアース線をアースボルト即ち車体パネルにアース接続している。また、他の従来例では、車体パネルにナットの取り付けられた孔(アースポイント)を設け、アース線の端部にLA端子を取り付けて、ボルト留めによってアース線を車体パネルにアース接続している。この場合、LA端子を組み合わせタイプにすることで、1つの孔に複数のアース線を接続可能である。
特開平8−268183号公報
しかしながら、前述したアースポイントは、車体パネルの所定箇所に少数設けられているだけである。このため、各電子機器からのアース線が数少ないアースポイントに集約して接続されてワイヤハーネスが肥大化し、また、電子機器がアースポイントから離れている場合にはアース線を長く設ける必要がありワイヤハーネスの重量が増加する、といった問題があった。
また、前述のように1つのアースポイントに複数のアース線をアース接続することが可能であるものの、アースポイントの数自体が限られているので、アース接続できるアース線の数に限界があるといった問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、ワイヤハーネスを小型化かつ軽量化でき、より多くのアース線を簡単にアース接続できるワイヤハーネスのアース接続構造を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ワイヤハーネスを収容するプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に連なり、かつ車体パネルに重ねられると当該車体パネルの孔と連通してボルトを通す取付孔が貫通した取付片と、を備えたプロテクタが取り付けられた前記ワイヤハーネスのアース線を前記車体パネルにアース接続するワイヤハーネスのアース接続構造において、前記ボルトを通すボルト孔が設けられかつ当該ボルトと接続するボルト接続部と、前記ボルト接続部に連なりかつ前記アース線に取り付けられたアース端子と接続する電気接触部と、を有した端子金具と、前記ボルト孔を露出した状態で前記端子金具を収容するコネクタハウジングと、を有したコネクタを備え、前記コネクタが、前記取付片に重ねられて前記取付孔と連通した前記ボルト孔に前記ボルトが通され、前記プロテクタとともに共締めされて前記車体パネルに接続されて、前記アース線を前記車体パネルにアース接続することを特徴としたワイヤハーネスのアース接続構造である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載されたワイヤハーネスのアース接続構造において、前記プロテクタ本体に設けられ、前記プロテクタ内から前記コネクタへと向かう前記アース線を通す電線通し孔を備えたことを特徴としたワイヤハーネスのアース接続構造である。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載されたワイヤハーネスのアース接続構造において、前記取付片から立設し、互いの間に前記コネクタを位置付ける一対のリブを備えたことを特徴としたワイヤハーネスのアース接続構造である。
請求項1に記載された発明によれば、プロテクタを取り付ける車体パネルの固定孔に、プロテクタと、アース線の接続されたコネクタとを共締めしてアース線をアース接続する。このため、車体パネルの固定孔がアースポイントとなり、アースポイントを多数設けることができる。したがって、各電子機器からのアース線が各アースポイントに分散してワイヤハーネスを小型化でき、また、各電子機器に近いアースポイントにアース接続することでアース線が短くなってワイヤハーネスを軽量化できる。また、各アースポイントにコネクタを接続するので、より多くのアース線をアース接続できる。また、コネクタをプロテクタに共締めするので、組付工程が増加せず、簡単にアース線をアース接続できる。さらに、より多くの取付片上にコネクタを重ねたりコネクタの極数を増やしたりすることで、将来的なアース線の増加に簡単に対応できる。
請求項2に記載された発明によれば、プロテクタ内から電線通し孔を通してアース線をコネクタへと導くので、コネクタに向かうアース線の殆どをプロテクタ内に位置付けることができる。したがって、アース線が周辺部品に引っ掛かる等して損傷することを防止でき、また、ワイヤハーネスを小型化(小径化)できる。また、アース線をより短くでき、ワイヤハーネスを軽量化できる。
請求項3に記載された発明によれば、一対のリブ間にコネクタを配することで、コネクタを、取付片上のボルト孔と取付孔とが連通する位置に簡単に位置付けることができる。したがって、アース線をより簡単にアース接続できる。
本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネスのアース接続構造を示す斜視図である。 図1に示されたワイヤハーネスのアース接続構造の分解斜視図である。 図2に示されたコネクタとアース端子とを示す斜視図である。 図1中のプロテクタの取付片近傍を拡大して示す上面図である。 図4中のV−V線に沿った断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネスのアース接続構造を図1ないし図5を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネスのアース接続構造1は、図1に示すように、プロテクタ4が取り付けられたワイヤハーネス3のアース線30Bを、車体パネル2にアース接続する(ボディアースする)ための構造である。ワイヤハーネスのアース接続構造1は、図1及び図2に示すように、車体パネル2と、ワイヤハーネス3と、プロテクタ4と、コネクタ5とを備えている。
車体パネル2は、導電性の金属材料で構成され、自動車の車体を構成する。車体パネル2は、図示しない電線等を介して、図示しないバッテリのマイナス端子と接続されている。車体パネル2には、図2に示すように、ボルト6を通してプロテクタ4を固定するための孔21が複数貫通している。各孔21の車体パネル2の裏面側の外縁部には、ボルト6のねじ込まれるナット22が取り付けられている。ナット22は、孔21と同軸的に配されている。
ワイヤハーネス3は、複数の電線30を備えている。複数の電線30は、図示しないテープが巻き付けられて束ねられている。各電線30は、導電性の芯線31と絶縁性の被覆部32(図3)とを備えた被覆電線である。芯線31は、銅等で構成された複数の素線が撚られて形成されている。なお、芯線31は、一本の素線で構成されていてもよい。被覆部32は、絶縁性の合成樹脂で構成され、芯線31を被覆している。
また、複数の電線30は、電源線30Aとアース線30Bとを備えている。電源線30Aの一端は、図示しないバッテリのプラス端子と接続されている。電源線30Aの他端は、自動車に搭載された例えばアクチュエータやECU(Electronic Control Unit)等の電子機器と接続されている。
アース線30B(図示例では、1本のみ図示している)の一端は、前記電子機器と接続されている。アース線30Bの他端は、被覆部32が皮剥きされて芯線31が露出している。アース線30Bの他端には、図2に示すように、アース端子7が取り付けられている。
アース端子7は、所謂雌型の端子金具であり、板金にプレス加工を施して得られる。アース端子7は、図3に示すように、電線接続部71と、電気接触部72とを一体に備えている。電線接続部71は、アース線30Bの他端が重ねられる底板部71aと、底板部71aの両端に連なる複数の加締め片71bとを備えている。電線接続部71は、加締め片71bがアース線30Bの他端に露出した芯線31(や被覆部32)を加締めて、アース線30Bの芯線31と電気的に接続する。
電気接触部72は、筒状に形成され、内側下面に弾性片72aが連なっている。電気接触部72は、内側上面と弾性片72aとの間にコネクタ5の後述する端子金具50を挟んで、端子金具50と電気的に接続する。電気接触部72がコネクタ5の端子金具50と接続することで、アース端子7即ちアース線30Bは、コネクタ5を介して車体パネル2にアース接続され、車体パネル2を介してバッテリのマイナス端子と接続される。
プロテクタ4は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。プロテクタ4は、図2に示すように、筒状のプロテクタ本体40と、プロテクタ本体40に連なる取付片43とを備えている。
プロテクタ本体40は、本体部41と、蓋部42とを別体に備えている。本体部41は、樋状に形成され、車体パネル2に重ねられる長方形板状の底壁41aと、底壁41aの幅方向両端からそれぞれ立設した長方形板状の一対の側壁41bと、を備えている。一対の側壁41bは、互いに平行である。蓋部42は、底壁41aと略同一形状の板状に形成されている。蓋部42は、底壁41aと平行に配されて、本体部41の開口を覆うように本体部41に取り付けられる。
前述したプロテクタ本体40は、本体部41内にワイヤハーネス3を位置付けた後に、本体部41と蓋部42のそれぞれに設けられた図示しないロック部を互いに係合させて、本体部41に蓋部42を取り付けて筒状に組み立てられる。このように、プロテクタ本体40が内側にワイヤハーネス3を収容して、プロテクタ4がワイヤハーネス3に取り付けられる。
取付片43は、長方形板状に形成されている。取付片43は、各側壁41bに一対ずつ設けられ、合計で4つ設けられている(2つのみ図示する)。取付片43は、一対の側壁41bの互いに離れた外面からそれぞれ突出し、底壁41aの平面方向に沿って延びている。取付片43は、側壁41bの底壁41a寄りでかつ当該側壁41bの長手方向両端部分に連なっている。
各取付片43の先端寄りには、ボルト6を通す取付孔43aが貫通している。取付孔43aは、平面視円状に形成されている。プロテクタ4は、取付孔43aが車体パネル2の孔21と連通するように取付片43が車体パネル2に重ねられ、連通した取付孔43aと孔21とにボルト6がねじ込まれて、車体パネル2に固定される。
さらに、前述したプロテクタ4は、図2に示すように、電線通し孔44と、リブ45とを備えている。電線通し孔44は、プロテクタ本体40の側壁41bのうち、取付片43が連なる部分近傍に設けられている。電線通し孔44は、側壁41bの底壁41aから離れた端部から底壁41aに向かって側壁41bを切り欠いて形成されている。電線通し孔44は、プロテクタ4内のアース線30Bを内側に通して、プロテクタ4外、即ち、後述のように取付片43に重ねられるコネクタ5へと導く。電線通し孔44を設けることで、アース線30Bを電源線30Aから分岐させてプロテクタ4外を通してコネクタ5に接続する必要がなくなる。
リブ45は、各取付片43の車体パネル2に重ねられる下面と反対側の、コネクタ5の重ねられる上面から立設している。リブ45は、前記上面のうち、取付片43の突出方向に直交する方向の両端部から立設して、一対設けられている。一対のリブ45は、互いに平行に設けられ、コネクタ5の幅と略等しい間隔をあけている。一対のリブ45は、互いの間にコネクタ5を位置付ける。一対のリブ45の間にコネクタ5を位置付けることで、取付片43の突出方向に直交する方向においてコネクタ5が位置決めされる。
なお、図示例では、電線通し孔44とリブ45とは、各取付片43(の近傍)に設けられているが、少なくともコネクタ5の重ねられる取付片43(本実施形態では、図1及び図2中で右側の取付片43)に設けられていればよい。
コネクタ5は、プロテクタ4と別体で設けられている。コネクタ5は、図3に示すように、端子金具50と、端子金具50を収容するコネクタハウジング53とを備えている。端子金具50は、板金にプレス加工を施して得られる。端子金具50は、ボルト接続部51と、電気接触部52とを一体に備えている。
ボルト接続部51は、矩形板状に形成されている。ボルト接続部51の中央部には、プロテクタ4を車体パネル2に固定するボルト6を通す、ボルト孔51aが貫通している。ボルト孔51aは、平面視円状に形成されている。ボルト孔51aの内径は、図5に示すように、ボルト6の軸部61の外径よりも大きく、ボルト6の頭部62の外径よりも小さい。ボルト接続部51は、ボルト孔51aにボルト6の軸部61が通されると、ボルト孔51aの外縁部にボルト6の頭部62が重ねられて、ボルト6と電気的に接続する。
電気接触部52は、図3に示すように、帯状に形成されている。電気接触部52は、ボルト接続部51の1つの外縁に連なり、ボルト接続部51の平面方向に沿って延びて複数(図示例では3つ)設けられている。複数の電気接触部52は、互いに平行でかつ互いに間隔をあけている。各電気接触部52は、アース端子7の電気接触部72内に挿入されて当該電気接触部72の内側上面と弾性片72aとの間に挟まれて、アース端子7と電気的に接続する。
コネクタハウジング53は、絶縁性の合成樹脂で構成され、例えばインサート成形によって端子金具50と一体に成形されている。コネクタハウジング53は、ハウジング本体54とフード部55とを一体に備えている。ハウジング本体54は、箱状に形成され、内側にボルト接続部51を埋設(収容)している。また、ハウジング本体54には、埋設したボルト接続部51のボルト孔51aを露出する露出部54aが設けられている。
露出部54aは、図5に示すように、ハウジング本体54の取付片43に重ねられる下面と、下面と反対側の上面とからそれぞれ凹に形成され、ボルト孔51aを通して互いに連通している。前記上面側の露出部54aは、内径がボルト6の頭部62の外径よりも大きい。このため、前記上面側の露出部54aは、ボルト孔51aの外縁部を露出し、ボルト接続部51とボルト6とを電気的に接続可能にしている。コネクタハウジング53は、露出部54aによって、ボルト孔51a及びボルト孔51aの外縁部を露出した状態で端子金具50を収容している。
フード部55は、角筒状に形成され、ハウジング本体54の一端面に連なっている。フード部55内は、図3に示すように、複数の隔壁55aによって複数の直線孔状の空間55bに区切られている。図示例では、フード部55内は、2つの隔壁55aによって3つの空間55bに区切られている。各空間55bは、電気接触部52の長手方向に沿って延びている。各空間55b内には、内側に1つの電気接触部52が突出し、当該電気接触部52と接続する1つのアース端子7が挿入される。
前述した構成のワイヤハーネス3のアース線30Bを車体パネル2にアース接続する際には、まず、アース線30Bにアース端子7を取り付け、アース端子7をコネクタハウジング53の空間55b内に挿入して端子金具50と接続して、アース線30Bにコネクタ5を取り付けておく。
次いで、ワイヤハーネス3をプロテクタ本体40の本体部41内に位置付ける。そして、コネクタ5の取り付けられたアース線30Bを、電線通し孔44を通して本体部41内から本体部41外へと導いた後に、本体部41に蓋部42を取り付けてワイヤハーネス3にプロテクタ4を取り付ける。
その後、ワイヤハーネス3を車体パネル2に配索して、プロテクタ4の取付片43を車体パネル2に重ねて、取付孔43aを車体パネル2の孔21と連通させる。そして、コネクタ5をプロテクタ4の取付片43に重ねて、コネクタ5のボルト孔51aを、連通した取付孔43a及び車体パネル2の孔21と連通させる。その後、図1及び図4に示すように、連通したボルト孔51aと取付孔43aと孔21とに、ボルト孔51a側からボルト6を内側に通してナット22にねじ込んで、車体パネル2にコネクタ5とプロテクタ4を共締めする。
すると、図5に示すように、ボルト孔51aの外縁部にボルト6の頭部62が重なって、ボルト6を介してコネクタ5が車体パネル2に接続する。そして、アース線30Bは、アース端子7、コネクタ5の端子金具50、ボルト6を介して車体パネル2にアース接続される。
本実施形態によれば、プロテクタ4を取り付ける車体パネル2の孔21に、プロテクタ4と、アース線30Bの接続されたコネクタ5とを共締めしてアース線30Bをアース接続する。このため、車体パネル2の孔21がアースポイントとなり、アースポイントを多数設けることができる。したがって、各電子機器からのアース線30Bが各アースポイントに分散してワイヤハーネス3を小型化でき、また、各電子機器に近いアースポイントにアース接続することでアース線30Bが短くなってワイヤハーネス3を軽量化できる。また、各アースポイントにコネクタ5を接続するので、より多くのアース線30Bをアース接続できる。また、コネクタ5をプロテクタ4に共締めするので、組付工程が増加せず、簡単にアース線30Bをアース接続できる。さらに、より多くの取付片43上にコネクタ5を重ねたりコネクタ5の極数を増やしたりすることで、将来的なアース線30Bの増加に簡単に対応できる。
また、プロテクタ4内から電線通し孔44を通してアース線30Bをコネクタ5へと導くので、コネクタ5に向かうアース線30Bの殆どをプロテクタ4内に位置付けることができる。したがって、アース線30Bが周辺部品に引っ掛かる等して損傷することを防止でき、また、ワイヤハーネス3を小型化(小径化)できる。また、アース線30Bをより短くでき、ワイヤハーネス3を軽量化できる。
また、一対のリブ45間にコネクタ5を配することで、コネクタ5を、取付片43上のボルト孔51aと取付孔43aとが連通する位置に簡単に位置付けることができる。したがって、アース線30Bをより簡単にアース接続できる。
前述した実施形態においては、1つの取付片43にのみコネクタ5を共締めしていたが、更に他の取付片43にコネクタ5を共締めしてコネクタ5の数を増やしてもよい。また、コネクタ5は、最大3本のアース線30Bと接続可能な構造であったが、コネクタ5の極数を適宜増やしてもよい。これらによって、より多くのアース線30Bをアース接続でき、アース線30Bの増加に簡単に対応できる。
また、前述した実施形態においては、インサート成形によって端子金具50がコネクタハウジング53と一体に成形されていたが、コネクタハウジング53に圧入孔を設け、端子金具50を前記圧入孔内に圧入するようにしてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ワイヤハーネスのアース接続構造
2 車体パネル
3 ワイヤハーネス
4 プロテクタ
5 コネクタ
6 ボルト
7 アース端子
21 孔
30B アース線
40 プロテクタ本体
43 取付片
43a 取付孔
44 電線通し孔
45 リブ
50 端子金具
51 ボルト接続部
51a ボルト孔
52 電気接触部
53 コネクタハウジング

Claims (3)

  1. ワイヤハーネスを収容するプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に連なり、かつ車体パネルに重ねられると当該車体パネルの孔と連通してボルトを通す取付孔が貫通した取付片と、を備えたプロテクタが取り付けられた前記ワイヤハーネスのアース線を前記車体パネルにアース接続するワイヤハーネスのアース接続構造において、
    前記ボルトを通すボルト孔が設けられかつ当該ボルトと接続するボルト接続部と、前記ボルト接続部に連なりかつ前記アース線に取り付けられたアース端子と接続する電気接触部と、を有した端子金具と、
    前記ボルト孔を露出した状態で前記端子金具を収容するコネクタハウジングと、を有したコネクタを備え、
    前記コネクタが、前記取付片に重ねられて前記取付孔と連通した前記ボルト孔に前記ボルトが通され、前記プロテクタとともに共締めされて前記車体パネルに接続されて、前記アース線を前記車体パネルにアース接続することを特徴とするワイヤハーネスのアース接続構造。
  2. 前記プロテクタ本体に設けられ、前記プロテクタ内から前記コネクタへと向かう前記アース線を通す電線通し孔を備えたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスのアース接続構造。
  3. 前記取付片から立設し、互いの間に前記コネクタを位置付ける一対のリブを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスのアース接続構造。
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