JP6644040B2 - スライドカバーの防水構造、電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

スライドカバーの防水構造、電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、スライドカバーの防水構造、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、電気接続箱等の収容箱においては、外壁を成す壁体に開口が設けられているものもある。その開口は、壁面に沿ってスライドさせながら壁体に取り付けたスライドカバーによって塞がれる。スライドカバーは、開口を塞ぐことで収容箱の外壁の一部となるものであり、その外壁を成す壁体の壁面と同一の平面又はその壁体の壁面に対して平行にオフセットさせた平面が壁面として設けられたカバー本体を有する。この種の収容箱については、例えば、下記の特許文献1に開示されている。この特許文献1の収容箱は、カバー本体のスライド方向に沿って延在する両端部にカバー本体の壁面に沿う片体を各々設け、かつ、その片体をスライド挿入させる収容部を相手方の壁体に各々設けた防水構造を備えている。その収容部は、互いに間隔を空けた壁面同士を平行な状態で対向配置させた2つの片体と、その2つの片体を繋ぐ連結体と、を有する。その2つの片体と連結体は、カバー本体のスライド方向に沿って延在させている。収容部の2つの片体は、壁体の壁面と同一の平面又はその壁体の壁面に対して平行にオフセットさせた平面を自らの壁面とするものである。スライドカバーの片体は、その収容部の2つの片体の間にスライド挿入される。尚、下記の特許文献2に記載の収容箱では、スライドカバーが内方に配置され、かつ、対となる片体と収容部とが特許文献1とは逆に壁体とスライドカバーとに配置されている。そのスライドカバーのそれぞれの収容部は、防水性能の向上を意図するものではないが、電線を挟み込むように連結体を内方に向けて延在させている。
特開2011−55630号公報 特開2012−228078号公報
このように、収容箱では、スライドカバーと壁体との間に、内方への液体(水等)の浸入を抑制するための防水構造が設けられている。但し、従来の防水構造は、液体の浸入を抑えるとの観点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、防水性能の向上が可能なスライドカバーの防水構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係るスライドカバーの防水構造は、収容箱の外壁体における開口を挟んで対向配置された2つの端部から前記開口に沿って各々突出させた平板状の第1嵌入体と、前記開口に沿わせて前記外壁体にスライド挿入され且つ前記外壁体の前記端部に対してスライド挿入完了後に対向配置される端部を前記外壁体の前記端部毎に有するスライドカバーの平板状のカバー本体に前記第1嵌入体毎に設けた溝であり、前記カバー本体のそれぞれの前記端部に各々設け、前記開口における挿入口からの前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第1嵌入体が嵌入される第1嵌入溝と、前記収容箱の内方の前記第1嵌入体側で前記外壁体に設けた前記第1嵌入体毎の壁体であり、前記外壁体に対する前記カバー本体のスライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、前記第1嵌入体の壁面に対する交差方向に沿うように延在させた内壁体と、前記内壁体の壁面に沿うように前記カバー本体の内壁面から前記内壁体毎に突出させ、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共にそれぞれの前記内壁体の前記壁面の間に嵌入させる交差壁体と、前記内壁体から前記開口に向けて突出させ且つ前記スライド挿入方向に沿って延在させた前記内壁体毎の第2嵌入体と、前記カバー本体の前記内壁面に前記第2嵌入体毎に設けた溝であり、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第2嵌入体が嵌入される第2嵌入溝と、を備え、前記カバー本体は、前記スライド挿入方向側で前記外壁体の前記開口を成し且つ前記スライド挿入方向側で前記外壁体のそれぞれの前記端部を繋ぐ先端部に対して、スライド挿入完了後に対向配置させる先端部を有し、前記第1嵌入溝は、スライド挿入完了後の前記第1嵌入体の前記挿入口側のみを嵌入させ、前記内壁体は、前記開口における前記挿入口側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させ、前記交差壁体は、対向配置される前記内壁体の前記壁面の全体を覆い隠すことが可能なものとして形成され、前記第2嵌入体と前記第2嵌入溝は、各々、前記スライド挿入方向にて前記第1嵌入溝よりも前記外壁体の前記先端部側で、前記第1嵌入溝側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させることを特徴としている。
ここで、前記カバー本体は、前記スライド挿入方向に向かうほど幅が狭くなるように、それぞれの前記端部を前記スライド挿入方向に対して各々中央寄りに傾斜させ、前記外壁体のそれぞれの前記端部は、各々、前記カバー本体のそれぞれの前記端部に対してスライド挿入完了後に等間隔で対向配置されるように傾斜させることが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、開口を有する外壁体、及び、前記開口に沿わせて前記外壁体にスライド挿入される平板状のカバー本体を有するスライドカバーを備える収容箱と、前記収容箱の内部で電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、前記収容箱に収容される収容対象物と、を備え、前記外壁体は、前記開口を挟んで対向配置された2つの端部を有し、前記カバー本体は、前記外壁体の前記端部に対してスライド挿入完了後に対向配置される端部を前記外壁体の前記端部毎に有し、前記収容箱は、外方から内方への液体の浸入を抑える防水構造を備える。そして、前記防水構造は、前記外壁体のそれぞれの前記端部から前記開口に沿って各々突出させた平板状の第1嵌入体と、前記カバー本体のそれぞれの前記端部に各々設け、前記開口における挿入口からの前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第1嵌入体が嵌入される第1嵌入溝と、前記収容箱の内方の前記第1嵌入体側で前記外壁体に設けた前記第1嵌入体毎の壁体であり、前記外壁体に対する前記カバー本体のスライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、前記第1嵌入体の壁面に対する交差方向に沿うように延在させた内壁体と、前記内壁体の壁面に沿うように前記カバー本体の内壁面から前記内壁体毎に突出させ、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共にそれぞれの前記内壁体の前記壁面の間に嵌入させる交差壁体と、前記内壁体から前記開口に向けて突出させ且つ前記スライド挿入方向に沿って延在させた前記内壁体毎の第2嵌入体と、前記カバー本体の前記内壁面に前記第2嵌入体毎に設けた溝であり、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第2嵌入体が嵌入される第2嵌入溝と、を備え、前記カバー本体は、前記スライド挿入方向側で前記外壁体の前記開口を成し且つ前記スライド挿入方向側で前記外壁体のそれぞれの前記端部を繋ぐ先端部に対して、スライド挿入完了後に対向配置させる先端部を有し、前記第1嵌入溝は、スライド挿入完了後の前記第1嵌入体の前記挿入口側のみを嵌入させ、前記内壁体は、前記開口における前記挿入口側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させ、前記交差壁体は、対向配置される前記内壁体の前記壁面の全体を覆い隠すことが可能なものとして形成され、前記第2嵌入体と前記第2嵌入溝は、各々、前記スライド挿入方向にて前記第1嵌入溝よりも前記外壁体の前記先端部側で、前記第1嵌入溝側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させることを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、開口を有する外壁体、及び、前記開口に沿わせて前記外壁体にスライド挿入される平板状のカバー本体を有するスライドカバーを備える収容箱と、電線と、前記収容箱の内部で前記電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、前記収容箱に収容される収容対象物と、を備え、前記外壁体は、前記開口を挟んで対向配置された2つの端部を有し、前記カバー本体は、前記外壁体の前記端部に対してスライド挿入完了後に対向配置される端部を前記外壁体の前記端部毎に有し、前記収容箱は、外方から内方への液体の浸入を抑える防水構造を備える。そして、前記防水構造は、前記外壁体のそれぞれの前記端部から前記開口に沿って各々突出させた平板状の第1嵌入体と、前記カバー本体のそれぞれの前記端部に各々設け、前記開口における挿入口からの前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第1嵌入体が嵌入される第1嵌入溝と、前記収容箱の内方の前記第1嵌入体側で前記外壁体に設けた前記第1嵌入体毎の壁体であり、前記外壁体に対する前記カバー本体のスライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、前記第1嵌入体の壁面に対する交差方向に沿うように延在させた内壁体と、前記内壁体の壁面に沿うように前記カバー本体の内壁面から前記内壁体毎に突出させ、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共にそれぞれの前記内壁体の前記壁面の間に嵌入させる交差壁体と、前記内壁体から前記開口に向けて突出させ且つ前記スライド挿入方向に沿って延在させた前記内壁体毎の第2嵌入体と、前記カバー本体の前記内壁面に前記第2嵌入体毎に設けた溝であり、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第2嵌入体が嵌入される第2嵌入溝と、を備え、前記カバー本体は、前記スライド挿入方向側で前記外壁体の前記開口を成し且つ前記スライド挿入方向側で前記外壁体のそれぞれの前記端部を繋ぐ先端部に対して、スライド挿入完了後に対向配置させる先端部を有し、前記第1嵌入溝は、スライド挿入完了後の前記第1嵌入体の前記挿入口側のみを嵌入させ、前記内壁体は、前記開口における前記挿入口側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させ、前記交差壁体は、対向配置される前記内壁体の前記壁面の全体を覆い隠すことが可能なものとして形成され、前記第2嵌入体と前記第2嵌入溝は、各々、前記スライド挿入方向にて前記第1嵌入溝よりも前記外壁体の前記先端部側で、前記第1嵌入溝側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させることを特徴としている。
本発明に係るスライドカバーの防水構造は、第1嵌入体及び第1嵌入溝の嵌入構造体で収容箱の外方からの液体の浸入を抑制することができる。また、この防水構造は、その嵌入構造体で抑えきれずに液体が浸入したとしても、その液体の更に奥への浸入を内壁体及び交差壁体の嵌入構造体と第2嵌入体及び第2嵌入溝の嵌入構造体とで抑えることができる。従って、この防水構造は、従来よりも防水性能を向上させることができる。また、本発明に係る電気接続箱とワイヤハーネスは、その防水構造を備えるものであるので、その防水構造の効果を奏することができる。
図1は、実施形態の電気接続箱とワイヤハーネスを示す斜視図であって、収容箱の内方を第2筐体部材側から透視した状態を表している。 図2は、実施形態の電気接続箱をスライドカバー側から見た平面図である。 図3は、実施形態のスライドカバーの防水構造を示す分解斜視図である。 図4は、収容箱側の防水構造の構成を示す斜視図である。 図5は、収容箱側の防水構造の構成を別角度から見た斜視図である。 図6は、スライドカバーを外壁面側から見た斜視図であって、スライドカバー側の防水構造の構成を示している。 図7は、スライドカバーを内壁面側から見た斜視図であって、スライドカバー側の防水構造の構成を示している。 図8は、スライドカバーを内壁面側から別角度で見た斜視図であって、スライドカバー側の防水構造の構成を示している。 図9は、スライドカバーの側面図であって、スライドカバー側の防水構造の構成を示している。 図10は、スライドカバーの背面図であって、スライドカバー側の防水構造の構成を示している。 図11は、図2のX1−X1線断面図であって、防水構造を拡大して表している。 図12は、図2のX2−X2線断面図であって、防水構造を拡大して表している。
以下に、本発明に係るスライドカバーの防水構造、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るスライドカバーの防水構造、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図12に基づいて説明する。
図1及び図2の符号1は、本実施形態の電気接続箱を示す。また、図1の符号WHは、その電気接続箱1を備えた本実施形態のワイヤハーネスを示す。
本実施形態の電気接続箱1は、収容箱10と、この収容箱10に収容される少なくとも1つの収容対象物ACと、を備える(図1)。
収容箱10は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。この収容箱10は、収容室11を少なくとも1つ有する(図1)。その収容室11は、収容対象物ACを収容するための部屋である。1つの収容室11には、少なくとも1つの収容対象物ACが収容される。また、この収容箱10は、収容室11に連通させた開口12を少なくとも1つ有する(図1)。開口12は、収容対象物ACを収容室11に収容する際の挿入口である。この収容箱10においては、電線(電力供給線や信号線等)Weの一端側が内部の収容室11に収容され、かつ、この電線Weの他端側が内部の収容室11から外部に引き出される。よって、この収容箱10は、電線Weを内部から外部に引き出すための引出口13を少なくとも1つ有する(図1)。尚、図1では、複数本存在している電線Weの中の一部を図示している。
収容対象物ACは、開口12から挿入して収容室11に収容される。この電気接続箱1での収容対象物ACとしては、電線Weの一端側に電気的に接続される電子部品、又は、この電子部品を収容及び保持する電子部品保持体等が考えられる。本実施形態の電気接続箱1とは、収容箱10を備えると共に、電子部品と電子部品保持体の内の少なくとも一方を収容対象物ACとして備え、電子部品に対して電線Weを介して接続対象物(図示略)を電気的に接続させるものである。この電気接続箱1においては、収容箱10の内部で電線Weが電子部品に対して電気的に接続されており、その収容箱10の内部から外部に引き出された電線Weを介して電子部品が接続対象物に対して電気的に接続される。電気接続箱1は、その電線Weと共にワイヤハーネスWHを成す。
ここで、電子部品とは、例えば、リレー、ヒューズ等の回路保護部品、コネクタ、端子金具などのことを指している。ここでは、回路基板、電子制御ユニット(いわゆるECU)等の電子機器についても、電子部品の一形態として考える。また、接続対象物とは、二次電池などの電源、電気機器(アクチュエータ等)などの負荷、センサなどのことを指している。電気接続箱1においては、例えば、或る電線Weが電源に対して電気的に接続され、かつ、これとは別の電線Weが負荷に対して電気的に接続されており、その電源と負荷とを電子部品を介して電気的に繋いでいる。
具体的に、この例示の収容箱10は、第1筐体部材10Aと第2筐体部材10Bと第3筐体部材10Cの3つの部材を組み立てて形成される(図1)。
第1筐体部材10Aは、収容箱10の主体部分を成すものであり、収容室11及び開口12を有する(図1)。この第1筐体部材10Aは、対向配置された2つの開口12(第1開口12A,第2開口12B)を両端に有する箱体であり、所謂フレームと称されることがある。この第1筐体部材10Aにおいては、収容室11が複数形成されており、それぞれの収容室11に収容対象物ACが収容される。
この第1筐体部材10Aにおいては、収容対象物ACとしての電子部品と収容対象物ACとしての電子部品保持体に収容及び保持される電子部品とが第1開口12Aから挿入される。一方、収容対象物ACとしての電子部品保持体は、第2開口12Bから挿入される。電線Weは、その第2開口12Bを介して収容室11から引き出され、引出口13に案内される。
この第1筐体部材10Aは、複数の平板状の外壁体14で囲われた筒状の外壁を有している(図1)。この第1筐体部材10Aにおいては、その両端の開口が各々第1開口12A及び第2開口12Bとして利用される。第1筐体部材10Aにおいては、複数の外壁体14の内の少なくとも1つに開口15が設けられている(図3から図5)。その開口15は、切欠きの如く形成されている。この例示の開口15は、第1開口12A側から切り欠かれている。外壁体14は、その開口15を挟んで対向配置された2つの端部14aを有する(図2から図5)。この外壁体14においては、第1開口12A側から第2開口12B側に向かうに連れて開口15の幅が狭くなるように、それぞれの端部14aを傾斜させている。外壁体14は、開口15の第2開口12B側に、開口15を成し、かつ、それぞれの端部14aの第2開口12B側を繋ぐ先端部14bを有する(図2から図5)。
収容箱10は、その開口15を塞ぐスライドカバー20も備えている(図1から図3及び図6から図10)。スライドカバー20は、開口15に沿わせて外壁体14にスライド挿入される平板状のカバー本体21を有する。この例示の収容箱10においては、カバー本体21よりも内方側に金属端子Tm付きの電線Weが配策されており、その電線Weがスライドカバー20を介して収容箱10の外方に引き出されている(図1)。
カバー本体21は、外壁体14の端部14aに対してスライド挿入完了後に対向配置される端部21aを有する(図2、図3及び図6から図10)。カバー本体21は、その端部21aを外壁体14の端部14a毎に有している。また、このカバー本体21は、外壁体14の先端部14bに対してスライド挿入完了後に対向配置される先端部21bを有する(図2、図3及び図6から図10)。このカバー本体21は、その先端部21bから開口15にスライド挿入される。開口15においては、第1開口12A側がカバー本体21の挿入口15aとなる(図3)。
この例示のカバー本体21は、スライド挿入完了後に外壁面21cが外壁体14の外壁面14cと同一の平面上に配置されるように形成されている(図1、図11及び図12)。また、この例示のカバー本体21は、外壁体14に対するスライド挿入方向に向かうほど幅が狭くなるように、それぞれの端部21aをスライド挿入方向に対して各々中央寄りに傾斜させている。
第2筐体部材10Bは、第1開口12Aを塞ぐカバー部材であり、第1開口12A側から第1筐体部材10Aに取り付ける。また、第3筐体部材10Cは、第2開口12Bを塞ぐカバー部材であり、第2開口12B側から第1筐体部材10Aに取り付ける。
このように、本実施形態の電気接続箱1は、複数の収容室11と複数の収容対象物ACを備えており、その収容対象物ACとして電子部品と電子部品保持体とが収容されている。
ところで、収容箱10は、外方から内方への液体(水等)の浸入を抑える防水構造30を備える(図3から図12)。ここでは、外壁体14とスライドカバー20との間の防水性能を高めるための防水構造30について説明する。
防水構造30は、互いに嵌め合わせることで迷路構造を形成する第1嵌入体31と第1嵌入溝32とを備える(図3及び図11)。その第1嵌入体31と第1嵌入溝32は、互いに嵌め合わせることで外壁体14とスライドカバー20との間の沿面距離を拡大させ、収容箱10の外方から液体が浸入したとしても、その液体を収容箱10の内方に到達させ難くする。
第1嵌入体31は、外壁体14のそれぞれの端部14aから開口15に沿って各々突出させる(図4、図5及び図11)。この第1嵌入体31は、平板状の壁体として形成し、その壁面がスライド挿入方向に沿うように、スライド挿入方向に沿って延在させる。この例示の第1嵌入体31は、開口15における挿入口15a側と外壁体14の先端部14b側との間に亘って延在させている。この例示の第1嵌入体31の内壁面31aは、外壁体14の内壁面14dと同一の平面上に配置されている(図11)。一方、この例示の第1嵌入体31の外壁面31bは、外壁体14の外壁面14cに対して、収容箱10の内方側にオフセットさせている(図4、図5及び図11)。
第1嵌入溝32は、カバー本体21のそれぞれの端部21aに各々設ける。この第1嵌入溝32は、外壁体14へのカバー本体21のスライド挿入と共に第1嵌入体31が嵌入される溝である。この第1嵌入溝32は、第1嵌入体31毎に設けている。第1嵌入溝32は、互いに間隔を空けた壁面同士を平行な状態で対向配置させた第1溝壁体32aと第2溝壁体32bとを有する(図3、図6から図9及び図11)。第1溝壁体32aと第2溝壁体32bは、各々平板状の壁体として形成し、第1嵌入体31が嵌入されるように、この第1嵌入体31の板厚と同等の間隔を空けて対向配置させる。第1溝壁体32aと第2溝壁体32bは、各々、カバー本体21の壁面(外壁面21c、内壁面21d)に沿って端部21aから突出させている。
この例示の第1溝壁体32aは、外壁面32aがカバー本体21の外壁面21cと同一の平面上に配置されるように形成されている(図6、図11及び図12)。よって、この第1溝壁体32aは、スライド挿入完了後に、外壁面32aが外壁体14の外壁面14cと同一の平面上に配置されている。この例示の第1溝壁体32aは、対向配置される第1嵌入体31の外壁面31bの全体を覆い隠すことができるように、カバー本体21の端部21aに沿ってスライド挿入方向に延在させている。
第2溝壁体32bは、スライド挿入方向にて、対向配置される第1嵌入体31の内壁面31aの全体を覆い隠すことができるように、カバー本体21の端部21aに沿って延在させてもよい。つまり、第1嵌入溝32は、第1嵌入体31の全体を嵌入させるものであってもよい。但し、この例示の第2溝壁体32bは、開口15における挿入口15a側にのみ設けられている。よって、この例示の第1嵌入溝32は、スライド挿入完了後の第1嵌入体31の挿入口15a側のみを嵌入させる。
防水構造30は、更に、収容箱10の内方で第1嵌入体31及び第1嵌入溝32の壁面に対する交差方向で外壁体14とスライドカバー20との間の沿面距離を拡大させる内壁体33と交差壁体34とを備える(図3、図11及び図12)。その内壁体33と交差壁体34は、第1嵌入体31と第1嵌入溝32との間を液体が伝ってきたとしても、その液体を収容箱10の内方(カバー本体21の裏)の金属端子Tm付きの電線Weに到達させ難くする。
内壁体33は、収容箱10の内方の第1嵌入体31側で外壁体14に設けた平板状の壁体である。この内壁体33は、第1嵌入体31毎に設け、各々連結体16を介して外壁体14に一体化させている(図11及び図12)。この内壁体33は、第1嵌入体31に対して間隔を空けて設ける。内壁体33は、外壁体14に対するカバー本体21のスライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、第1嵌入体31の壁面に対する交差方向に沿うように延在させる。この例示の内壁体33は、開口15における挿入口15a側と外壁体14の先端部14b側との間に亘って延在させている。それぞれの内壁体33は、互いに間隔を空けて対向配置された壁面33aを各々有する(図4、図5、図11及び図12)。また、この例示の内壁体33は、第1嵌入体31の壁面に対して直交させている。よって、この例示のそれぞれの内壁体33の壁面33aは、互いに間隔を空けて平行な状態で対向配置されている。
交差壁体34は、内壁体33の壁面33aに沿うようにカバー本体21の内壁面21dから突出させた平板状の壁体である。この交差壁体34は、内壁体33毎に設けている。交差壁体34は、スライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、カバー本体21の内壁面21dに対する交差方向に沿うように延在させる。この例示の交差壁体34は、対向配置される内壁体33の壁面33aの全体を壁面34aで覆い隠すことができるように形成している(図11及び図12)。スライドカバー20においては、それぞれの交差壁体34の間に空間Sが形成されており(図7、図8及び図10から図12)、その空間に金属端子Tm付きの電線Weを収容する。よって、それぞれの交差壁体34は、その相互間で金属端子Tm付きの電線Weを覆い隠すことができるように形成する。また、この例示の交差壁体34は、カバー本体21の内壁面21dに対して直交させている。よって、この例示のそれぞれの交差壁体34は、互いに間隔を空けて平行な状態で対向配置されている。
ここで、それぞれの交差壁体34は、外壁体14へのカバー本体21のスライド挿入と共に、それぞれの内壁体33の壁面33aの間に嵌入させるように形成する。これにより、対となる内壁体33と交差壁体34との間では、対向配置された壁面33aと壁面34aとの間の隙間が液体の浸入を抑え得るだけの間隔になっている。
防水構造30は、更に、第1嵌入体31及び第1嵌入溝32の嵌入構造体とは別の嵌入構造体として、互いに嵌め合わせることで迷路構造を形成する第2嵌入体35(図3から図5及び図12)と第2嵌入溝36(図7から図10及び図12)とを備える。その第2嵌入体35と第2嵌入溝36は、互いに嵌め合わせることによって、収容箱10の内方で、第1嵌入体31及び第1嵌入溝32の壁面に対する外壁体14とスライドカバー20との間の沿面距離を拡大させる。この第2嵌入体35と第2嵌入溝36は、第1嵌入体31と第1嵌入溝32との間を液体が伝ってきたとしても、その液体を収容箱10の内方(カバー本体21の裏)の金属端子Tm付きの電線Weに到達させ難くする。
第2嵌入体35は、内壁体33から開口15に向けて突出させ且つスライド挿入方向に沿って延在させた平板状の壁体である。この第2嵌入体35は、内壁体33毎に設ける。この第2嵌入体35は、第1嵌入体31の壁面に対する交差方向に沿うように延在させる。この例示の第2嵌入体35は、一方の壁面35aが内壁体33の壁面33aと同一の平面上に配置されるように形成する(図3から図5及び図12)。よって、この第2嵌入体35は、第1嵌入体31の壁面に対して直交させている。そして、この第2嵌入体35の壁面35aには、内壁体33の壁面33aと同じように、交差壁体34の壁面34aが対向配置される。また、この例示の第2嵌入体35は、内壁体33の開口15側の端部を開口15側に向けて延在させたものであり、この内壁体33の一部として設けられている。
この第2嵌入体35は、開口15における挿入口15a側と外壁体14の先端部14b側との間に亘って延在させたものであってもよく、その間の一部でスライド挿入方向に延在させたものであってもよい。この例示の第2嵌入体35は、スライド挿入方向にて第1嵌入溝32よりも先端部14b側で、第1嵌入溝32側と先端部14b側との間に亘って延在させている。
第2嵌入溝36は、カバー本体21の内壁面21dに第2嵌入体35毎に設ける。この第2嵌入溝36は、外壁体14へのカバー本体21のスライド挿入と共に第2嵌入体35が嵌入される溝である。第2嵌入溝36は、互いに間隔を空けた壁面同士を平行な状態で対向配置させた第1溝壁体36aと第2溝壁体36bとを有する(図7、図8、図10及び図12)。第1溝壁体36aと第2溝壁体36bは、各々平板状の壁体として形成し、第2嵌入体35が嵌入されるように、この第2嵌入体35の板厚と同等の間隔を空けて対向配置させる。また、第1溝壁体36aと第2溝壁体36bは、各々、カバー本体21の内壁面21dから当該内壁面21dに対する交差方向に向けて突出させる。この例示の第1溝壁体36aと第2溝壁体36bは、各々、その内壁面21dに対する直交方向に向けて突出させている。
第1溝壁体36aは、スライド挿入方向にて、対向配置される第2嵌入体35の一方の壁面35aの全体を覆い隠すことができるように延在させてもよく、その一方の壁面35aにおける一部を覆い隠すことができるように延在させてもよい。この例示の第1溝壁体36aは、その一方の壁面35aの全体を覆い隠すことができるようにスライド挿入方向に延在させている。
ここで、この例示の第2嵌入溝36においては、第2嵌入体35に対向配置される交差壁体34の一部(カバー本体21側の根元の一部)を第1溝壁体36aとして利用する(図7、図8及び図12)。
第2溝壁体36bは、スライド挿入方向にて、対向配置される第2嵌入体35の他方の壁面35b(図4、図5及び図12)の全体を覆い隠すことができるように延在させてもよく、その他方の壁面35bにおける一部を覆い隠すことができるように延在させてもよい。この例示の第2溝壁体36bは、その他方の壁面35bの全体を覆い隠すことができるようにスライド挿入方向に延在させている。つまり、この第2溝壁体36bは、スライド挿入方向にて第1嵌入溝32よりも先端部14b側で、第1嵌入溝32側と先端部14b側との間に亘って延在させている。よって、この例示の第2嵌入溝36は、スライド挿入完了後に、カバー本体21の先端部14b側で第2嵌入体35を嵌入させている。ここで、この例示の第2溝壁体36bは、第1嵌入溝32の溝底を成している。
このように、この例示の収容箱10では、第1嵌入体31及び第1嵌入溝32の嵌入構造体と第2嵌入体35及び第2嵌入溝36の嵌入構造体とが、開口15における挿入口15a側と外壁体14の先端部14b側とに分けて配置されている。そして、この例示の収容箱10では、それぞれの嵌入構造体がスライド挿入方向に並べて配置されている。
以上示したように、本実施形態のスライドカバー20の防水構造30は、第1嵌入体31及び第1嵌入溝32の嵌入構造体で収容箱10の外方からの液体の浸入を抑制することができる。また、この防水構造30は、その嵌入構造体で抑えきれずに液体が浸入したとしても、その液体の更に奥への浸入を内壁体33及び交差壁体34の嵌入構造体と第2嵌入体35及び第2嵌入溝36の嵌入構造体とで抑えることができる。従って、この防水構造30は、従来よりも防水性能を向上させることができる。
更に、本実施形態のスライドカバー20の防水構造30は、外壁体14において、第1開口12A側から第2開口12B側に向かうに連れて開口15の幅が狭くなるように、それぞれの端部14aを傾斜させている。そして、カバー本体21は、外壁体14に対するスライド挿入方向に向かうほど幅が狭くなるように、それぞれの端部21aをスライド挿入方向に対して各々中央寄りに傾斜させている。
ここで、外壁体14のそれぞれの端部14aは、各々、カバー本体21のそれぞれの端部21aに対してスライド挿入完了後に等間隔で対向配置されるように傾斜させる。これにより、収容箱10においては、カバー本体21を外壁体14へとスライド挿入させる際の挿入作業性を向上させることができ、かつ、スライド挿入完了後の外壁体14とカバー本体21との間のがたつきを抑えることができる。
例えば、カバー本体21を外壁体14へとスライド挿入させる際には、先ず、カバー本体21の先端部21bが開口15における挿入口15aに到達する。その挿入口15aの幅は、外壁体14のそれぞれの端部14aの傾斜とカバー本体21のそれぞれの端部21aの傾斜とによって、カバー本体21の先端部21bの幅よりも広くなっている。つまり、外壁体14においては、カバー本体21をスライド挿入させ始めるときの間口(挿入口15a)が広く取られている。よって、この外壁体14においては、開口15がカバー本体21の先端部21bを拾い易くなっているので、カバー本体21をスライド挿入させる際の挿入作業性に優れたものとなっている。また、外壁体14においては、その間口の広さ故に、カバー本体21が所期のスライド挿入方向に対して傾きながら挿入し始めたとしても、カバー本体21の噛み込みが発生し難くなっている。よって、この外壁体14においては、カバー本体21のスライド挿入作業をそのまま続けていくことができる。
更に、外壁体14とカバー本体21との間においては、カバー本体21のスライド挿入作業が進行するに連れて、端部14aと端部21aとの間隔が狭まっていき、スライド挿入完了位置に到達することで、その間隔が最も狭くなる。よって、外壁体14とカバー本体21との間においては、スライド挿入完了後の端部14a,21a同士の間隔を生産性やスライド挿入作業性を考慮した上で最も狭めることによって、がたつきを抑え、かつ、端部14aと端部21aの間からの液体の浸入を抑えることができる。このように、本実施形態のスライドカバー20の防水構造30は、端部14a,21a同士を傾斜させることによって、防水性能の更なる向上を図ることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1とワイヤハーネスWHは、その防水構造30を備えるものであるので、その防水構造30の効果を奏することができる。
1 電気接続箱
10 収容箱
14 外壁体
14a 端部
14b 先端部
14c 外壁面
14d 内壁面
15 開口
15a 挿入口
20 スライドカバー
21 カバー本体
21a 端部
21b 先端部
21c 外壁面
21d 内壁面
30 防水構造
31 第1嵌入体
31a 内壁面
31b 外壁面
32 第1嵌入溝
33 内壁体
33a 壁面
34 交差壁体
34a 壁面
35 第2嵌入体
35a 壁面
35b 壁面
36 第2嵌入溝
AC 収容対象物
We 電線
WH ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 収容箱の外壁体における開口を挟んで対向配置された2つの端部から前記開口に沿って各々突出させた平板状の第1嵌入体と、
    前記開口に沿わせて前記外壁体にスライド挿入され且つ前記外壁体の前記端部に対してスライド挿入完了後に対向配置される端部を前記外壁体の前記端部毎に有するスライドカバーの平板状のカバー本体に前記第1嵌入体毎に設けた溝であり、前記カバー本体のそれぞれの前記端部に各々設け、前記開口における挿入口からの前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第1嵌入体が嵌入される第1嵌入溝と、
    前記収容箱の内方の前記第1嵌入体側で前記外壁体に設けた前記第1嵌入体毎の壁体であり、前記外壁体に対する前記カバー本体のスライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、前記第1嵌入体の壁面に対する交差方向に沿うように延在させた内壁体と、
    前記内壁体の壁面に沿うように前記カバー本体の内壁面から前記内壁体毎に突出させ、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共にそれぞれの前記内壁体の前記壁面の間に嵌入させる交差壁体と、
    前記内壁体から前記開口に向けて突出させ且つ前記スライド挿入方向に沿って延在させた前記内壁体毎の第2嵌入体と、
    前記カバー本体の前記内壁面に前記第2嵌入体毎に設けた溝であり、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第2嵌入体が嵌入される第2嵌入溝と、
    備え、
    前記カバー本体は、前記スライド挿入方向側で前記外壁体の前記開口を成し且つ前記スライド挿入方向側で前記外壁体のそれぞれの前記端部を繋ぐ先端部に対して、スライド挿入完了後に対向配置させる先端部を有し、
    前記第1嵌入溝は、スライド挿入完了後の前記第1嵌入体の前記挿入口側のみを嵌入させ、
    前記内壁体は、前記開口における前記挿入口側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させ、
    前記交差壁体は、対向配置される前記内壁体の前記壁面の全体を覆い隠すことが可能なものとして形成され、
    前記第2嵌入体と前記第2嵌入溝は、各々、前記スライド挿入方向にて前記第1嵌入溝よりも前記外壁体の前記先端部側で、前記第1嵌入溝側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させることを特徴としたスライドカバーの防水構造。
  2. 前記カバー本体は、前記スライド挿入方向に向かうほど幅が狭くなるように、それぞれの前記端部を前記スライド挿入方向に対して各々中央寄りに傾斜させ、
    前記外壁体のそれぞれの前記端部は、各々、前記カバー本体のそれぞれの前記端部に対してスライド挿入完了後に等間隔で対向配置されるように傾斜させることを特徴とした請求項1に記載のスライドカバーの防水構造。
  3. 開口を有する外壁体、及び、前記開口に沿わせて前記外壁体にスライド挿入される平板状のカバー本体を有するスライドカバーを備える収容箱と、
    前記収容箱の内部で電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、前記収容箱に収容される収容対象物と、
    を備え、
    前記外壁体は、前記開口を挟んで対向配置された2つの端部を有し、
    前記カバー本体は、前記外壁体の前記端部に対してスライド挿入完了後に対向配置される端部を前記外壁体の前記端部毎に有し、
    前記収容箱は、外方から内方への液体の浸入を抑える防水構造を備え、
    前記防水構造は、
    前記外壁体のそれぞれの前記端部から前記開口に沿って各々突出させた平板状の第1嵌入体と、
    前記カバー本体のそれぞれの前記端部に各々設け、前記開口における挿入口からの前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第1嵌入体が嵌入される第1嵌入溝と、
    前記収容箱の内方の前記第1嵌入体側で前記外壁体に設けた前記第1嵌入体毎の壁体であり、前記外壁体に対する前記カバー本体のスライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、前記第1嵌入体の壁面に対する交差方向に沿うように延在させた内壁体と、
    前記内壁体の壁面に沿うように前記カバー本体の内壁面から前記内壁体毎に突出させ、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共にそれぞれの前記内壁体の前記壁面の間に嵌入させる交差壁体と、
    前記内壁体から前記開口に向けて突出させ且つ前記スライド挿入方向に沿って延在させた前記内壁体毎の第2嵌入体と、
    前記カバー本体の前記内壁面に前記第2嵌入体毎に設けた溝であり、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第2嵌入体が嵌入される第2嵌入溝と、
    備え、
    前記カバー本体は、前記スライド挿入方向側で前記外壁体の前記開口を成し且つ前記スライド挿入方向側で前記外壁体のそれぞれの前記端部を繋ぐ先端部に対して、スライド挿入完了後に対向配置させる先端部を有し、
    前記第1嵌入溝は、スライド挿入完了後の前記第1嵌入体の前記挿入口側のみを嵌入させ、
    前記内壁体は、前記開口における前記挿入口側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させ、
    前記交差壁体は、対向配置される前記内壁体の前記壁面の全体を覆い隠すことが可能なものとして形成され、
    前記第2嵌入体と前記第2嵌入溝は、各々、前記スライド挿入方向にて前記第1嵌入溝よりも前記外壁体の前記先端部側で、前記第1嵌入溝側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させることを特徴とした電気接続箱。
  4. 開口を有する外壁体、及び、前記開口に沿わせて前記外壁体にスライド挿入される平板状のカバー本体を有するスライドカバーを備える収容箱と、
    電線と、
    前記収容箱の内部で前記電線の一端側に電気的に接続される電子部品又は前記電子部品を収容及び保持する電子部品保持体であり、前記収容箱に収容される収容対象物と、
    を備え、
    前記外壁体は、前記開口を挟んで対向配置された2つの端部を有し、
    前記カバー本体は、前記外壁体の前記端部に対してスライド挿入完了後に対向配置される端部を前記外壁体の前記端部毎に有し、
    前記収容箱は、外方から内方への液体の浸入を抑える防水構造を備え、
    前記防水構造は、
    前記外壁体のそれぞれの前記端部から前記開口に沿って各々突出させた平板状の第1嵌入体と、
    前記カバー本体のそれぞれの前記端部に各々設け、前記開口における挿入口からの前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第1嵌入体が嵌入される第1嵌入溝と、
    前記収容箱の内方の前記第1嵌入体側で前記外壁体に設けた前記第1嵌入体毎の壁体であり、前記外壁体に対する前記カバー本体のスライド挿入方向に沿って延在させ、かつ、前記第1嵌入体の壁面に対する交差方向に沿うように延在させた内壁体と、
    前記内壁体の壁面に沿うように前記カバー本体の内壁面から前記内壁体毎に突出させ、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共にそれぞれの前記内壁体の前記壁面の間に嵌入させる交差壁体と、
    前記内壁体から前記開口に向けて突出させ且つ前記スライド挿入方向に沿って延在させた前記内壁体毎の第2嵌入体と、
    前記カバー本体の前記内壁面に前記第2嵌入体毎に設けた溝であり、前記外壁体への前記カバー本体のスライド挿入と共に前記第2嵌入体が嵌入される第2嵌入溝と、
    備え、
    前記カバー本体は、前記スライド挿入方向側で前記外壁体の前記開口を成し且つ前記スライド挿入方向側で前記外壁体のそれぞれの前記端部を繋ぐ先端部に対して、スライド挿入完了後に対向配置させる先端部を有し、
    前記第1嵌入溝は、スライド挿入完了後の前記第1嵌入体の前記挿入口側のみを嵌入させ、
    前記内壁体は、前記開口における前記挿入口側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させ、
    前記交差壁体は、対向配置される前記内壁体の前記壁面の全体を覆い隠すことが可能なものとして形成され、
    前記第2嵌入体と前記第2嵌入溝は、各々、前記スライド挿入方向にて前記第1嵌入溝よりも前記外壁体の前記先端部側で、前記第1嵌入溝側と前記外壁体の前記先端部側との間に亘って延在させることを特徴としたワイヤハーネス。
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