JP6243305B2 - 電子部品の組付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品の組付構造に関する。
従来、電子部品は、その一部又は全部を組み付け先としての収容部材の収容室に収容し、電子部品本体と電気的に接続された端子を収容部材の端子金具に挿入することによって、その収容部材に対しての組み付けを行う。例えば、下記の特許文献1に開示されている技術では、電子部品としてのリレーの一部(リレー本体カバー)をリレーブロック(収容部材)の嵌合部に嵌め込みつつ、リレー端子をリレーブロックにおける端子挿入孔の端子金具に挿入することによって、そのリレーブロックにリレーを組み付けている。
特開2009−261119号公報
ところで、電子部品は、多様な構成部品の集合体であり、その構成部品の数の分だけ組み付けにも工数を要する。しかしながら、この電子部品は、その生産性について未だ未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、生産性の向上が可能な電子部品の組付構造を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、電子部品本体、該電子部品本体を露出させた状態で保持する保持部材及び、前記電子部品本体に対して電気的に接続された端子を備えた電子部品と、前記電子部品本体を収容する本体収容室、及び、前記電子部品の端子を収容する端子収容室を有する前記電子部品の収容空間を備えた収容部材と、前記端子収容室に嵌合され、前記電子部品の前記収容空間への収容と共に前記端子と電気的に接続される相手側端子と、を有し、前記電子部品と前記収容部材との間は、少なくとも前記端子と前記相手側端子との間の接触圧によって保持している。
そして、本発明においては、更に、前記保持部材に設けた第1係合部と、前記収容部材に設けた第2係合部と、を互いに係合させることで、前記収容部材に収容された前記電子部品の当該収容部材に対する収容状態を維持する少なくとも1つのロック機構を設けることを特徴としている。
ここで、前記保持部材は、前記電子部品本体が取り付けられる板状の基部を備え、前記第1係合部は、前記基部の側面又は当該基部の端部から立設した壁部の壁面に設け、前記第2係合部は、前記基部の前記側面又は当該基部の前記壁面と対向する前記収容部材の壁部に設けることが望ましい。
また、前記第1係合部は、前記第2係合部に向けて突出させた突出部であり、前記第2係合部は、該突出部が挿入される穴部又は凹部であることが望ましい。
従来のこの種の電子部品は、電子部品本体を露出させず、ケース等の筐体で電子部品本体を覆ってから収容部材に収容する。これに対して、本発明に係る電子部品は、電子部品本体を保持部材で保持するのみで、筐体を必要としないので、部品点数を削減することができる。このため、この電子部品は、組み付け工数を削減することができるので、生産性を高めることができる。そして、本発明に係る電子部品の組付構造は、収容部材の本体収容室と保持部材とによって、電子部品本体の筐体としての機能を持たせることができる。よって、この電子部品の組付構造は、電子部品本体の保護機能を備えることになる。従って、この組付構造は、電子部品本体の耐久性を維持しつつ、結果として生産性を向上させることができる。
図1は、組み付け前の電子部品と収容部材の分解斜視図である。 図2は、組み付け後の電子部品と収容部材の斜視図である。 図3は、電子部品の正面図である。 図4は、図3のA−A線で切った断面図である。 図5は、収容部材の上面図である。 図6は、組み付け前の電子部品と収容部材の分解斜視図である。 図7は、組み付け後の電子部品と収容部材の斜視図である。 図8は、電子部品の正面図である。 図9は、図8のB−B線で切った断面図であって、ロック機構の部分拡大図である。
以下に、本発明に係る電子部品の組付構造の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電子部品の組付構造の実施形態の1つを図1から図9に基づいて説明する。その組付構造は、電子部品と当該電子部品の収容部材との間で構築される。
本発明に用いられる電子部品とは、電子部品本体と、この電子部品本体を露出させた状態で保持する保持部材と、電子部品本体に対して電気的に接続された電気接続部としての端子と、を備えたものである。具体的に、この電子部品としては、リレーやヒューズ等が該当する。
また、本発明に用いられる収容部材とは、電子部品の収容空間を少なくとも1つ備えたものである。その収容空間は、電子部品本体を収容する本体収容室と、電子部品の端子を収容する端子収容室と、を有する。この収容部材には、電気接続部が取り付けられている。この収容部材の電気接続部とは、電子部品の収容空間への収容と共に当該電子部品の端子と係合することで、その相互間での電気的な接続を構築するための部品(相手側端子)である。その相手側端子は、端子収容室に嵌合されている。そして、この相手側端子には、電線又はワイヤハーネスが直接又は他の電気接続部品等を介して接続されている。この収容部材は、その電線等を介して電源(二次電池)と少なくとも1つの電子機器との間に少なくとも1つの電子部品を介在させ、その電子機器に対する電源からの電力供給を可能にする。例えば、この収容部材は、電子部品が自動車等の車両に搭載される場合、エンジンコンパートメントや車室内等における車体の構造物などに固定される。
その電子部品の端子と収容部材の相手側端子との間においては、その内の一方が他方に押圧力(いわゆる接触圧)を作用させることによって、その間の係合状態を維持しようとしている。このため、電子部品と収容部材との間は、少なくとも端子と相手側端子との間の接触圧によって保持される。
ここで、収容部材は、これ単体で、少なくとも1つの電子部品を収容するための1つの部品として使用される場合がある。また、この収容部材は、その1つの部品を複数組み合わせた集合体として使用される場合もあれば、その1つの部品を主体となる部品(以下、「主体部品」という。)に少なくとも1つ組み付けて使用される場合もある。これらについては、車両で使用される場合、いわゆる電気接続箱と称されるものとして知られている。ここで、電気接続箱とは、少なくとも1つの電装品を内部に収容するものである。収容される電装品としては、上述したリレーやヒューズ等の電子部品の他に、配線用のコネクタ(中継コネクタや分岐コネクタ)などが知られている。また、電気接続箱には、車両の電子制御ユニットが収容される場合もある。尚、この電気接続箱は、リレーボックス、ヒューズボックス、ジャンクションボックス等と称される場合もある。
電気接続箱には、例えば、電装品を収容するための少なくとも1つの収容空間を主体部品となるフレームに形成したものがある。その収容空間に上述した電子部品を組み付ける場合、そのフレームは、上述した収容部材としての役目を果たす。また、電気接続箱には、主体部品となるフレームと、このフレームにおける所定の組み付け箇所に固定された少なくとも1つのブロックと、を備えたものがある。そのブロックには、電装品の収容空間が少なくとも1つ形成されている。このブロックは、その収容空間に上述した電子部品を組み付ける場合、上述した収容部材としての役目を果たす。更に、電気接続箱においては、そのブロックが取り付けられるフレームにも電装品の収容空間が少なくとも1つ形成される場合もある。この場合には、その収容空間に上述した電子部品を組み付けるのであれば、このフレームもブロックと共に上述した収容部材としての役目を果たす。ここで、ブロックは、上述した少なくとも1つの収容部材が組み付けられるものであってもよい。
以下においては、本実施形態における電子部品の組付構造の具体例について説明する。
図1及び図2の符号10,50は、それぞれに本実施形態の電子部品と収容部材とを示している。尚、ここでは、電子部品10としてリレーを例示する。
電子部品10は、図1及び図3に示すように、電子部品本体20と、この電子部品本体20を露出させた状態で保持する保持部材30と、その電子部品本体20に対して電気的に接続された端子40と、を備える。
ここで例示する電子部品本体20は、リレー本体であり、コイル等の各種の部品によって構成されている。尚、図中の電子部品本体20は、図示の便宜上、箱状のものとして示している。
この例示の保持部材30は、方形又は矩形に成形された板状の基部31を備える。この基部31は、2つの平面の内の一方の平面31a(図4)等に電子部品本体20を取り付ける。この基部31は、その平面31aで後述する収容空間51の開口を覆う。
保持部材30は、その基部31における4辺(4つの端部)の内、一方の一対の対向する2辺(2つの端部)にそれぞれ第1壁部32と第2壁部33とを設ける。この例示では、基部31における2つの長辺の端部にそれぞれ第1壁部32と第2壁部33を形成する。その第1壁部32と第2壁部33は、基部31から見て、それぞれに電子部品本体20の配置されている側に向けて立設する。この例示の第1壁部32と第2壁部33は、基部31の平面31aに対して垂直方向に延出させる。よって、この保持部材30は、その垂直方向で、かつ、短辺方向(一方の幅方向)に切った断面がコの字状になっている。尚、以下においては、長辺方向を「他方の幅方向」と称する場合もある。
端子40は、電子部品本体20と後述する収容部材50の端子61とを電気的に接続させる電気接続部である。この端子40は、電子部品本体20と電気的に接続されている金属製のバスバーの一部として構成されたものであり、板状に成形された雄端子である。この端子40は、保持部材30の基部31の平面31aを当該平面31aに対する直交方向で且つ収容空間51の開口に向けた方向に投影してできる直方体の内側に存在するよう配置する。
この端子40は、基部31の平面31aに沿って延在している第1延在部40aと、電子部品10を収容した際の収容部材50の収容空間51に向けて延在している第2延在部40bと、を有する(図3)。第1延在部40aは、電子部品本体20側から基部31の平面31aに沿って長辺方向(他方の幅方向)に延出させる。第2延在部40bは、第1延在部40aの延出方向の端部を基点とし、基部31の平面31aに対する直交方向に延出させる。この第2延在部40bの延出方向は、端子(雌端子)61に対する端子40の挿入方向となる。
この例示の端子40は、保持部材30からみて、第1壁部32と第2壁部33が形成されていない他方における一対の対向する2辺側(短辺側)に配置する。一方の短辺側には、端子40として3つの端子40A,40B,40Cが配置されている。この端子40A,40B,40Cは、互いに間隔を空けて短辺方向に並べて配置する。他方の短辺側には、端子40として1つの端子40Dが配置されている。この端子40Dは、基部31の短辺方向における略中央に配置する。
収容部材50は、合成樹脂等の絶縁性の高分子材料で成形されたものであり、電子部品10の収容空間51を備える。この収容部材50は、収容空間51を電子部品10毎に備えている。ここで例示する収容部材50は、図1に示すように、電子部品10Aを収容する収容空間51Aと、電子部品10Bを収容する収容空間51Bと、を備えている。この例示では、電子部品10Aと電子部品10Bとが互いに同一の部品である。このため、収容空間51Aと収容空間51Bは、それぞれに同等の形状及び大きさに成形されている。その収容空間51(51A,51B)は、電子部品本体20を収容する本体収容室としての第1収容室(第1キャビティ)52と、電子部品10の端子40を収容する端子収容室としての第2収容室(第2キャビティ)53と、を有している。
第1収容室52は、電子部品本体20の外形よりも大きな空間である。その空間は、図5に示すように、方形又は矩形の底部52aと、この底部52aの4辺からそれぞれに立設された壁部52b〜52eと、によって形成される。この例示の第1収容室52は、矩形の板状の底部52aを備え、この底部52aの4辺から壁部52b〜52eをそれぞれに垂直方向に延出させた直方体状の空間である。この第1収容室52においては、それぞれの壁部52b〜52eにおける延出方向の端部によって開口が形成されており、この開口が電子部品本体20の挿入箇所として利用される。尚、この例示では、収容空間51A,51Bにおけるそれぞれの第1収容室52の壁部52cを共用している。
ここで、壁部52bの収容室52側の壁面52bは、電子部品10が収容された際に、保持部材30における第1壁部32の外側の壁面32a(図4)に対して平行な状態で対向させる。また、壁部52cの収容室52側の壁面についても同様に、この壁面は、保持部材30における第2壁部33の外側の壁面33a(図4)に対して平行な状態で対向させる。
第2収容室53は、少なくとも2つの開口と、それぞれの開口に連通している内部空間と、を有するものであり、その内部空間に電子部品10の端子40を収容する。その端子40の第2収容室53への挿入方向は、電子部品本体20の第1収容室52への挿入方向と同じである。第2収容室53における2つの開口の内の一方は、電子部品10を収容空間51に収容する際の端子40の挿入箇所となる。
この第2収容室53には、電気接続部としての端子61が嵌合されている。その端子61とは、電子部品10の端子40と電気的に接続される相手側端子である。この例示の端子61は、電子部品10の端子40が挿入される雌端子である。この端子61は、図示しないが例えば弾性力を有するバネ形状に成形されており、挿入された端子40をその弾性力に応じた押圧力(接触圧)によって保持することができる。この端子61には、電線又はワイヤハーネス(図示略)が直接又は他の電気接続部品等を介して接続されている。その電線等は、第2収容室53の他方の開口から第2収容室53の外部へと導かれる。
この第2収容室53は、電子部品10の端子40毎に設ける。この例示では、電子部品10が4つの端子40A−40Dを有しているので、図1及び図5に示すように、それぞれを収容するための4つの第2収容室53A−53Dが設けられている。第2収容室53A−53Cは、第1収容室52からみて、壁部52dよりも外側に配置する。第2収容室53Dは、第1収容室52からみて、壁部52eよりも外側に配置する。4つの第2収容室53A−53Dには、それぞれに端子61A−61Dが嵌合されている。
ここで、従来のこの種の電子部品は、電子部品本体を露出させず、ケース等の筐体で電子部品本体を覆ってから収容部材に収容する。これに対して、この例示の電子部品10は、電子部品本体20を保持部材30で保持するのみで、筐体を必要としないので、部品点数を削減することができる。このため、この電子部品10は、組み付け工数を削減することができるので、原価を低減しつつ生産性を高めることができる。更に、この電子部品10は、部品点数の削減によって、軽量化や小型化を図ることもできる。
また、この電子部品10は、電子部品本体20を露出させているので、電子部品本体20の保護が必要になる。しかしながら、この例示では、収容部材50の第1収容室52と当該第1収容室52の開口を覆う保持部材30とによって、電子部品本体20の筐体としての機能を持たせることができる。よって、この電子部品10の組付構造は、電子部品本体20の保護機能を備えることになる。従って、この組付構造は、電子部品本体20の耐久性を維持しつつ、結果として、原価の低減等の上記の効果を得ながら生産性を向上させることができる。
ところで、前述したように、この電子部品10と収容部材50との間において、電子部品10は、収容部材50の収容空間51へと収容された際に、端子40が第2収容室53の端子61で保持されることによって、収容部材50の収容空間51に保持される。しかしながら、この電子部品10は、必ずしも常に静止している静的な物体で使用されるとは限らず、動きのある車両等の動的な物体で使用される場合もある。そして、この電子部品10は、収容部材50を介して車両等の動的な物体に取り付けられた場合、その動的な物体自身が発生する振動又は当該物体への入力に伴い発生する振動が伝わることによって、自らも振動し、収容空間51に対する収容状態にずれが生じて、端子40と端子61との間で接触不良を引き起こしてしまう可能性がある。
そこで、電子部品10と収容部材50との間には、収容後の保持状態を強固なものとするために、その電子部品10の収容部材50に対する収容状態を維持するロック機構70を少なくとも1つ設ける(図6及び図7)。そのロック機構70は、電子部品本体20を取り付けた保持部材30と、収容部材50と、の間に設ける。このロック機構70は、保持部材30に設けた第1係合部71と、収容部材50に設けた第2係合部72と、を有しており、この第1係合部71と第2係合部72とを互いに係合させることによって、電子部品10の収容部材50に対する収容状態を維持する。第1係合部71は、例えば、方形又は矩形の板状の保持部材(基部31のみの保持部材を想定)における4つの側面の内の少なくとも1つに設ける。この場合、第2係合部72は、その側面と対向している収容部材50の壁部に設ける。また、第1係合部71は、例えば、その保持部材の4つの端部の内の少なくとも1つから立設した壁部の壁面に設ける。この場合、第2係合部72は、その壁面と対向している収容部材50の壁部に設ける。
この例示のロック機構70は、第1係合部71を保持部材30の第1壁部32に設け(図6及び図8)、第2係合部72を収容部材50の壁部52bに設ける(図6)。以下に、第1係合部71と第2係合部72の組み合わせの一例を説明する。但し、その組み合わせは、その例示の構成に限定するものではなく、上述したロック機構としての機能を有するものであれば、如何様な構成のものであってもよい。
第1係合部71は、第1壁部32における外側の壁面32aに設ける。そして、第2係合部72は、その壁面32aと対向している壁部52bの内側(第1収容室52側)の壁面52bに設ける(図9)。この例示の第1壁部32は、長辺方向における中央部分に、電子部品10の収容部材50に対する挿入方向に向けて突出させた突出壁34を備える(図6及び図8)。この例示の第1係合部71は、その突出壁34に設ける。その第1係合部71は、その壁部52bの内側の壁面52bに向けて突出させた突出部である。一方、第2係合部72は、その第1係合部71が挿入される穴部又は凹部である。この例示の第2係合部72としては、方形又は矩形の穴部を用いている。
第1係合部71は、電子部品10の収容部材50への挿入方向における後端部分を第2係合部72との係止部71aとして利用する(図6)。その係止部71aは、その挿入方向に対して直交する平面を有しており、第1係合部71が第2係合部72へと挿入された際に当該第2係合部72の壁面72aと対向する(図9)。このため、この係止部71aは、収容部材50に収容された電子部品10に当該収容部材50からの脱落方向への力が作用したとしても、その第2係合部72の壁面72aで係止される。よって、このロック機構70は、電子部品10の収容空間51に対する収容状態のずれを抑え、電子部品10の端子40と収容部材50の端子61の電気的な接続状態を保つことができる。この例示では、その係止部71aと壁面72aとの間の隙間を第1係合部71の第2係合部72への挿入が阻害されない範囲内で小さくする。
また、第1係合部71は、電子部品10の収容部材50への挿入方向における先端側に、その挿入方向に向かうにつれて突出量が徐々に小さくなる傾斜面71bを設ける。そして、壁部52bには、第1係合部71の第2係合部72への挿入が完了するまでの間に第2係合部72を第1係合部71から離れる方向へと傾倒させるための切欠き部73a,73bを設ける。その切欠き部73a,73bは、収容空間51の開口側から電子部品10の挿入方向へと延在させる。第2係合部72は、その切欠き部73a,73bの間に配置する。このため、その切欠き部73a,73bで囲まれた傾倒部74は、電子部品10を収容する際に、第2係合部72と共に第1係合部71の傾斜面71bによって押し動かされつつ傾倒し、第1係合部71を第2係合部72に挿入し終えた後で元の位置に戻る。そして、その際には、第1係合部71が配置されている突出壁34も傾倒部74の傾倒方向とは逆向きに傾倒し、第1係合部71を第2係合部72に挿入し終えた後で元の位置に戻る。よって、この組付構造においては、ロック機構70が電子部品10の収容部材50への挿入作業の邪魔になるという事態を回避することができる。また、その傾倒部74や突出壁34は、ロック機構70のロック状態を解除する際に使用される。例えば、作業者は、その解除方向へと傾倒部74を傾倒させることによって、係止部71aによる係止状態を解除することができる。また、例えば、作業者は、その解除方向へと第1係合部71と共に突出壁34を押し動かすことによって、係止部71aによる係止状態を解除することができる。従って、この組付構造においては、電子部品10の収容部材50に対する着脱作業が可能になる。
ここで、この電子部品10には、振動が伝わってきた際に力が作用する。しかしながら、本実施形態における電子部品10の組付構造は、電子部品本体20を取り付けた保持部材30と収容部材50との間にロック機構70を設けている。このため、この組付構造においては、電子部品10に振動が伝わってきて力が加わったとしても、ロック機構70のロック状態を保ち続けることができる。よって、この組付構造は、電子部品10の収容空間51に対する収容状態のずれを抑えることができるので、端子間の接触不良を回避することができる。このように、この組付構造は、振動に対する耐性の高いものとなる。
10,10A,10B 電子部品
20 電子部品本体
31 基部
31a 平面
32 第1壁部
32a 壁面
34 突出壁
40,40A,40B,40C,40D 端子
50 収容部材
51,51A,51B 収容空間
52 第1収容室(本体収容室)
52b 壁部
52b 壁面
53,53A,53B,53C,53D 第2収容室(端子収容室)
61,61A,61B,61C,61D 端子
70 ロック機構
71 第1係合部
71a 係止部
71b 傾斜面
72 第2係合部
72a 壁面
73a,73b 切欠き部
74 傾倒部

Claims (3)

  1. 電子部品本体と、該電子部品本体を露出させた状態で保持する保持部材と、前記電子部品本体に対して電気的に接続された端子と、を備えた電子部品と、
    前記電子部品本体を収容する本体収容室と、前記電子部品の端子を収容する端子収容室と、を有する前記電子部品の収容空間を備えた収容部材と、
    前記端子収容室に嵌合され、前記電子部品の前記収容空間への収容と共に前記端子と電気的に接続される相手側端子と、
    を有し、
    前記電子部品と前記収容部材との間は、少なくとも前記端子と前記相手側端子との間の接触圧によって保持し、
    更に、前記保持部材に設けた第1係合部と、前記収容部材に設けた第2係合部と、を互いに係合させることで、前記収容部材に収容された前記電子部品の当該収容部材に対する収容状態を維持する少なくとも1つのロック機構を設けることを特徴とした電子部品の組付構造。
  2. 前記保持部材は、前記電子部品本体が取り付けられる板状の基部を備え、
    前記第1係合部は、前記基部の側面又は当該基部の端部から立設した壁部の壁面に設け、
    前記第2係合部は、前記基部の前記側面又は当該基部の前記壁面と対向する前記収容部材の壁部に設けることを特徴とした請求項1に記載の電子部品の組付構造。
  3. 記第1係合部は、前記第2係合部に向けて突出させた突出部であり、前記第2係合部は、該突出部が挿入される穴部又は凹部であることを特徴とした請求項1又は2に記載の電子部品の組付構造。
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