JP6457817B2 - 電子部品ユニット及び電気接続箱 - Google Patents

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本発明は、電子部品ユニット及び電気接続箱に関する。
従来、電気回路においては、回路保護のための電子部品(ヒューズやヒュージブルリンク等)が設けられている。その回路保護用の電子部品は、例えば、リレー等のような制御用の電子部品と二次電池との間に配置される。例えば、下記の特許文献1には、リレーの収容室と、ヒューズの収容室と、リレーに対して電気的に接続される回路部と、ヒューズに対して電気的に接続される回路部と、そのそれぞれの回路部を電気的に接続するジャンパ線と、を有する電気接続箱が開示されている。この電気接続箱は、リレーとヒューズとを個別に収容しなければならず、体格の大型化を招いてしまう。また、この電気接続箱は、そのリレーとヒューズとを電気的に繋ぐ電線やバスバ等からなるジャンパ線を設ける必要があり、この点からも体格の大型化を招く虞がある。下記の特許文献2及び3には、その大型化を抑えるための技術として、リレーと可溶体とを一体化させたものが開示されている。特許文献2の技術のリレーでは、リレー本体の下方に端子を延在させると共にリレー本体の上方に可溶体を配置して、小型化と可溶体の視認性の改善を図っている。特許文献3の技術のリレーでは、小型化を図っているが、特許文献2の技術と比べて可溶体の視認性に劣る。
尚、下記の特許文献4には、リレーにヒューズの取り付け部を設ける技術が開示されている。また、下記の特許文献5には、電子部品本体と、電子部品本体を収容すると共に保持する保持部材と、電子部品本体に対して電気的に接続され、保持部材の内方から外方へと当該保持部材の底面から突出させた複数の中間端子部材と、複数の中間端子部材毎に設け、この中間端子部材における突出部に対して電気的に接続される接続部、及び、この接続部及び相手側端子に対して電気的に接続される端子部を有する複数のバスバと、複数の中間端子部材における突出部と複数のバスバにおける接続部とを埋設する絶縁部材と、を備えた電子部品が開示されている。また、下記の特許文献6には、バスバと可溶体との一体化構造について開示されている。
特開2005−051914号公報 特開2006−339067号公報 特開2002−324478号公報 特表2001−523882号公報 国際公開第2014/030627号 特開2003−037918号公報
ところで、従来の制御用の電子部品(リレー)と回路保護用の電子部品(ヒューズ)とが一体化された電子部品ユニットにおいては、小型化という観点で改善の余地がある。そして、その電子部品ユニットを備える電気接続箱についても、この電気接続箱は、小型化という観点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、更なる小型化が可能な電子部品ユニット及び電気接続箱を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る電子部品ユニットは、電子部品本体と、該電子部品本体を収容すると共に保持する保持部材と、前記電子部品本体に対して電気的に接続され、前記保持部材の内方から外方へと当該保持部材における所定の端子突出領域から突出させた複数の中間端子部材と、前記中間端子部材の突出部に対して電気的に接続される接続部、及び、前記端子突出領域と繋がる前記保持部材の壁面に沿って配置され、前記接続部及び相手側端子に対して電気的に接続される端子部を有し、複数の前記中間端子部材毎に設けた複数の終端端子部材と、複数の前記終端端子部材の内の少なくとも1つにおける前記接続部と前記端子部との間に介在させ、該接続部と当該端子部とを電気的に接続させる可溶体と、電気的に接続される前記中間端子部材と前記終端端子部材とを当該接続状態が維持されるように保持すると共に、複数の前記終端端子部材同士を絶縁隔離させる絶縁部材と、を備え、前記可溶体は、前記端子部に対して、該端子部の前記相手側端子への挿入方向とは逆側に配置し、前記絶縁部材は、前記可溶体を視認可能な可溶体確認部を有することを特徴としている。
ここで、前記絶縁部材は、樹脂材料を用いたインサート成形で形成することが望ましい。
また、前記可溶体が介在している前記終端端子部材は、前記接続部と前記端子部と前記可溶体とを有する一体成形品であることが望ましい。
また、前記一体成形品は、板状の金属からなるバスバであることが望ましい。
また、本発明に係る電気接続箱は、電子部品ユニットと箱体とを備える。電子部品ユニットは、電子部品本体と、前記電子部品本体を収容すると共に保持する保持部材と、前記電子部品本体に対して電気的に接続され、前記保持部材の内方から外方へと当該保持部材における所定の端子突出領域から突出させた複数の中間端子部材と、前記中間端子部材の突出部に対して電気的に接続される接続部、並びに、前記端子突出領域と繋がる前記保持部材の壁面に沿って配置され、前記接続部及び相手側端子に対して電気的に接続される端子部を有し、複数の前記中間端子部材毎に設けた複数の終端端子部材と、複数の前記終端端子部材の内の少なくとも1つにおける前記接続部と前記端子部との間に介在させ、該接続部と当該端子部とを電気的に接続させる可溶体と、電気的に接続される前記中間端子部材と前記終端端子部材とを当該接続状態が維持されるように保持すると共に、複数の前記終端端子部材同士を絶縁隔離させる絶縁部材と、を備える。可溶体は、前記端子部に対して、該端子部の前記相手側端子への挿入方向とは逆側に配置する。絶縁部材は、前記可溶体を視認可能な可溶体確認部を有する。また、箱体は、前記電子部品ユニットの前記保持部材が収容された本体収容室と、該電子部品ユニットにおけるそれぞれの前記終端端子部材の前記端子部が個別に収容された複数の端子収容室と、の組み合わせを少なくとも1組有する。
本発明に係る電子部品ユニットは、電子部品本体が収容されている保持部材の端子突出領域上に可溶体を配置すると共に、その端子突出領域と繋がる保持部材の壁面に沿って終端端子部材の端子部を配置する。つまり、この電子部品ユニットは、その端子部の配置によって低背化された上で、この端子部に沿う保持部材の壁面と繋がっている端子突出領域上に可溶体を配置する。このため、この電子部品ユニットは、電子部品本体と可溶体とを一体化しているが、その体格の小型化が可能になる。また、この電子部品ユニットを備える電気接続箱についても、この電気接続箱は、その体格の小型化が可能になる。
図1は、本発明に係る電子部品ユニットの実施形態の一例を示す斜視図である。 図2は、中間端子部材の突出部と終端端子部材との接続前の状態を示す斜視図である。 図3は、中間端子部材の突出部と終端端子部材との接続後の状態を示す斜視図である。 図4は、中間端子部材の突出部と終端端子部材との接続後の状態を示す上面図である。 図5は、樹脂部材のインサート成形後の状態を示す斜視図である。 図6は、樹脂部材のインサート成形後の状態を別角度から見た斜視図である。 図7は、樹脂部材のインサート成形後の状態を示す上面図である。 図8は、本発明に係る電気接続箱の箱体を示す斜視図である。 図9は、本発明に係る電気接続箱の箱体を示す上面図である。 図10は、本発明に係る電気接続箱の箱体を示す下面図である。 図11は、電子部品ユニットが取り付けられた本発明に係る電気接続箱を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る電子部品ユニット及び電気接続箱の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電子部品ユニット及び電気接続箱の実施形態の1つを図1から図11に基づいて説明する。
本発明に係る電子部品ユニットとは、リレー等の制御用の電子部品と過電流保護素子としての可溶体とを一体化したものである。図1の符号1は、本実施形態の電子部品ユニットを示す。
この電子部品ユニット1は、電子部品本体10と、この電子部品本体10を収容すると共に保持する保持部材20と、を備える。
ここで例示する電子部品本体10は、リレー本体であり、コイル等の各種の部品によって構成されている。尚、図中の電子部品本体10は、図示の便宜上、箱状のものとして示している。
保持部材20は、立方体状に成形し、その内方に電子部品本体10を収容すると共に、その内方にて当該電子部品本体10を保持する。この例示では、図2に示すように、保持部材20を樹脂材料で直方体状に成形している。
尚、本実施形態では、その直方体の幅方向(長手方向)を第1方向(X方向)と定義し、奥行方向(短手方向)を第2方向(Y方向)と定義し、高さ方向を第3方向(Z方向)と定義する。
この保持部材20は、箱状の筐体として構成することができる。この場合、保持部材20は、一面のみを開口させた角筒状の箱部と、その開口を塞ぐ蓋部と、によって筐体を構成する。電子部品本体10は、その開口から箱部の内側に収容され、その内側にて箱部に固定される。この保持部材20においては、箱部に電子部品本体10を収容及び保持した後、その開口が蓋部によって塞がれる。
また、この保持部材20は、インサート成形によって形成されるものであってもよい。この場合には、電子部品本体10と保持部材20を成す樹脂材料とをインサート成形することによって、電子部品本体10と保持部材20とを一体化させる。
この電子部品ユニット1は、更に、電子部品本体10に対して電気的に接続された複数の中間端子部材30と、この複数の中間端子部材30毎に設けた複数の終端端子部材40と、を備える。この電子部品ユニット1においては、1つの中間端子部材30と1つの終端端子部材40とが対を成し、その組み合わせが電子部品本体10で必要とされる極数に応じて用意される。この例示では、その中間端子部材30と終端端子部材40の組み合わせが4組用意されている。
中間端子部材30(30A,30B,30C,30D)は、保持部材20の内方で電子部品本体10と電気的に接続される。この中間端子部材30は、金属製の板材を成形したバスバである。
この中間端子部材30は、保持部材20の内方から外方へと突出させた突出部31を有する。その突出部31は、保持部材20のどの場所から突出させてもよいのだが、後述する絶縁部材の成形性等のような電子部品ユニット1の生産性、電子部品ユニット1の小型化などを考慮して、保持部材20における所定の端子突出領域21から突出させることが望ましい。この突出部31は、板状に成形している。その端子突出領域21とは、保持部材20の外壁を成す一部の領域のことであり、平面、曲面、凹凸等の形状は問わない。この例示においては、保持部材20の6つの壁面の内の1つを端子突出領域21として定める。
また、突出部31の突出方向は、中間端子部材30毎に異なる方向になっていてもよいのだが、電子部品ユニット1の生産性や小型化などを考慮して、全て同一方向に統一させることが望ましい。このため、それぞれの中間端子部材30の突出部31は、保持部材20の内方から外方へと端子突出領域21から同一方向に向けて突出させる。この例示では、その端子突出領域21に対する直交方向に突出部31を突出させている。その突出方向は、上述したZ方向であり、後述する端子部42の相手側端子110(図9)への挿入方向(−Z方向)に対して逆向きになっている。
中間端子部材30A,30Bの突出部31は、端子突出領域21における上述した−X方向側の端部においてY方向に並べて配置する。中間端子部材30Cの突出部31は、端子突出領域21におけるX方向側の端部においてY方向における中央部分に配置する。中間端子部材30Dの突出部31は、端子突出領域21の中央部分に配置する。
ここで、保持部材20が上述した筐体の場合には、電子部品本体10と各中間端子部材30とを電気的に接続した状態で箱部に収容及び保持する。この場合、蓋部には、各突出部31を突出させる孔が形成されている。蓋部は、その孔に突出部31を嵌合させながら箱部の開口を塞ぐ。一方、保持部材20が上述したインサート成形品の場合には、電子部品本体10と各中間端子部材30とを電気的に接続した状態で、各突出部31が外部に露出するようインサート成形する。その何れの場合においても、各突出部31は、電子部品本体10との電気的な接続を保ちつつ、保持部材20の内方から外方へと突出させられる。
終端端子部材40(40A,40B,40C,40D)は、図2−図4に示すように、中間端子部材30の突出部31に対して電気的に接続される接続部41と、この接続部41及び相手側端子110に対して電気的に接続される端子部42と、を有する。この終端端子部材40は、金属製の板材を成形したバスバである。それぞれの終端端子部材40の接続部41は、端子突出領域21(保持部材20の1つの面)に沿わせて配置する。また、それぞれの終端端子部材40の端子部42は、端子突出領域21と繋がる保持部材20の壁面に沿って配置する。ここでは、端子突出領域21と直交する保持部材20の壁面の内の何れかに沿わせて端子部42を配置する。終端端子部材40は、基部43を介して接続部41と端子部42とを直交させたL字状に成形する。尚、終端端子部材40Dについては、後述するように、その接続部41と基部43との間に、中継部44と可溶体50を介在させている。また、各終端端子部材40は、それぞれの端子部42の相手側端子110に対する挿入方向を後述するように一致させた上で、挟角又は鈍角のくの字状に成形してもよい。
接続部41は、端子突出領域21に対向させた平面を有する板状に成形する。この接続部41には、突出部31を挿入させる挿入孔41aが形成されている。終端端子部材40は、その挿入孔41aに突出部31を嵌合することによって、中間端子部材30と電気的に接続させる(図3及び図4)。一方、端子部42は、保持部材20における上記の壁面に対向させた平面を有する板状に成形する。この端子部42は、その壁面に沿わせて各々同一方向(−Z方向)に延在させ、相手側端子110に対する挿入方向を一致させる。
終端端子部材40A,40Bの端子部42は、それぞれに保持部材20の壁面22に沿わせて配置する。その壁面22は、上述した−X方向に存在している壁面である。この終端端子部材40A,40Bの接続部41は、それぞれに挿入孔41aよりも−X方向に延出させ、各々基部43を介して端子部42に繋がる。
終端端子部材40C,40Dの端子部42は、それぞれに保持部材20の壁面23に沿わせて配置する。その壁面23は、壁面22と平行な壁面であり、上述したX方向に存在している。終端端子部材40Cの接続部41は、挿入孔41aよりも−Y方向に延出させた後、その延出側の端部からX方向に延出させたL字状に形成する。この終端端子部材40Cの接続部41は、そのX方向における延出側の端部が基部43を介して端子部42に繋がる。
ここで、この電子部品ユニット1は、複数の終端端子部材40の内の少なくとも1つにおける接続部41と端子部42との間に可溶体50を介在させている。可溶体50とは、上述した過電流保護素子、つまりヒューズやヒュージブルリンクにおけるヒューズエレメントのことである。この可溶体50は、その接続部41と端子部42とを電気的に接続させる。この可溶体50は、接続部41と端子部42よりも融点が低く、過電流に伴う発熱によって溶断して、その接続部41と端子部42との間の通電を遮断する。この例示では、終端端子部材40Dにおける接続部41と端子部42との間に可溶体50を介在させる。
可溶体50は、終端端子部材40Dに一体成形してもよい。つまり、終端端子部材40Dは、接続部41と端子部42と可溶体50とを有する一体成形品(板状の金属からなるバスバ)として構成してもよい。この場合には、接続部41を挿入孔41aよりもY方向に延出させ、その延出側の端部からX方向に可溶体50を延出させる。そして、その可溶体50の延出側の端部は、接続部41と同一平面上の板状の中継部44を介して基部43に繋がり、この基部43を介して端子部42に繋がる。図中においては、この一体成形品を例示している。
また、可溶体50は、終端端子部材40Dとは別体のものとして用意してもよい。この場合、終端端子部材40Dは、接続部41と端子部42とを別体構造にする。具体的に、終端端子部材40Dの構成部品としては、Y方向に延在している接続部41と、上記の中継部44及び端子部42の一体物と、を用意する。その中継部44及び端子部42の一体物は、L字状のバスバとして成形される。X方向に延在している可溶体50は、一端を接続部41に対して電気的に接続し、他端を中継部44に対して電気的に接続する。
この電子部品ユニット1には、複数の終端端子部材40(40A,40B,40C,40D)同士を絶縁隔離させる絶縁部材60が設けられている。その絶縁部材60は、電気的に接続される中間端子部材30と終端端子部材40とを当該接続状態が維持されるように保持するものでもある。この絶縁部材60は、例えば、終端端子部材40を中間端子部材30に嵌合させた状態にて(図3及び図4)、樹脂材料を用いたインサート成形で形成する。絶縁部材60は、図5−図7に示すように、第1絶縁部60aと第2絶縁部60bとを有する。
第1絶縁部60aは、端子突出領域21上で直方体状に形成された部位である。この第1絶縁部60aにおいては、複数の中間端子部材30と複数の終端端子部材40との間における各々の電気的な接続状態が維持されるように、その中間端子部材30と終端端子部材40とがそれぞれに保持されている。更に、この第1絶縁部60aにおいては、終端端子部材40が絶縁隔離されている。
この第1絶縁部60aには、中間端子部材30の突出部31と終端端子部材40の挿入孔41aとの間の接続部分を外部に露出させる凹部61が形成されている。この例示の凹部61は、円柱状にくり貫かれている。凹部61Aは、中間端子部材30Aと終端端子部材40Aとの間の接続部分を露出させるものである。凹部61Bは、中間端子部材30Bと終端端子部材40Bとの間の接続部分を露出させるものである。凹部61Cは、中間端子部材30Cと終端端子部材40Cとの間の接続部分を露出させるものである。凹部61Dは、中間端子部材30Dと終端端子部材40Dとの間の接続部分を露出させるものである。
ところで、この例示の絶縁部材60は、不透過性の樹脂材料で成形されている。このため、この第1絶縁部60aには、可溶体50の外部からの視認が可能な可溶体確認部62を設けている。その可溶体確認部62は、可溶体50を外部に露出させる凹部によって形成される。この例示の可溶体確認部62は、直方体状にくり貫かれた凹部である。ここで、その可溶体50は、それぞれの終端端子部材40の端子部42に対して、この端子部42の相手側端子110への挿入方向とは逆側に配置している。従って、この電子部品ユニット1においては、後述する電気接続箱100に取り付けた状態で、作業者が可溶体確認部62から可溶体50の状態(溶断の有無)を確認することができる。
第2絶縁部60bは、第1絶縁部60aにて互いに対向している一対の壁面であって、各終端端子部材40を突出させている壁面に各々形成される。一方(−X方向側)の壁面に形成された第2絶縁部60bは、終端端子部材40Aと終端端子部材40Bとを絶縁隔離させた状態で保持している。終端端子部材40A,40Bの端子部42は、その第2絶縁部60bから突出させている。また、他方(X方向側)の壁面に形成された第2絶縁部60bは、終端端子部材40Cと終端端子部材40Dとを絶縁隔離させた状態で保持している。終端端子部材40C,40Dの端子部42は、その第2絶縁部60bから突出させている。
このように、このままでは、中間端子部材30と終端端子部材40との間の接続部分や可溶体50が外部に露出している。そこで、この電子部品ユニット1には、これらの露出部分を覆い、外部からの凹部61と可溶体確認部62への塵埃の浸入を抑制する蓋部70を設ける(図1)。
その蓋部70は、少なくとも凹部61と可溶体確認部62とを覆い塞ぐ基部が設けられたものであればよい。この例示の蓋部70は、矩形の板状の基部と、この基部の対向する2辺から各々立設させた壁部と、を有する。つまり、この蓋部70は、断面がコの字状に形成されている。この蓋部70は、透過性を有する樹脂材料で成形する。
ここで、この蓋部70は、その成形後に絶縁部材60に対して取り付ける別体品であってもよく、その成形と共に絶縁部材60に対して一体化されるものであってもよい。前者の別体品の場合には、例えば、絶縁部材60と蓋部70との間に、これらの相互間での保持状態を保つ保持機構(図示略)を設ける。その保持機構とは、例えば、爪部と孔部との組み合わせや爪部と凹部との組み合わせ等である。また、後者の場合には、例えば、絶縁部材60に対する2色成形等によって、この絶縁部材60に一体化された蓋部70を形成することができる。この後者の蓋部70の場合には、蓋部70を成す透過性の樹脂材料によって、凹部61と可溶体確認部62とが埋まる。このため、この場合には、その凹部61と可溶体確認部62への塵埃の浸入を防ぐことができる。
この電子部品ユニット1が取り付けられる相手方部品の一例について説明する。ここでは、図8−図11に示す電気接続箱100を例示する。
この電気接続箱100とは、例えば、図示しない電源(二次電池)と電子機器との間に電子部品ユニット1を介在させるためのものである。例えば、この電気接続箱100は、電子部品本体10がリレーの場合、その電源から電子機器への供給電力を調整する。この電気接続箱100は、リレーボックスやジャンクションボックス等と称される場合もある。この電気接続箱100は、これ単独で商取引が行われる場合もあれば、少なくとも1つの電子部品ユニット1を備えた状態で商取引が行われる場合もある。
電気接続箱100は、その本体(以下、「箱体」という。)100aに電子部品ユニット1の本体収容室101を少なくとも1つ備える。この例示では、図示の便宜上、箱体100aに1つの本体収容室101のみが形成されたものを示している。具体的に、その本体収容室101は、保持部材20を収容する(図11)。このため、本体収容室101は、保持部材20の外形に合わせて直方体状に形成する。この例示では、直方体状にくり貫かれた凹部を本体収容室101として利用する。但し、本体収容室101は、貫通孔であってもよい。ここで、保持部材20の本体収容室101に対する挿入方向は、終端端子部材40(40A,40B,40C,40D)の挿入方向に一致させている。
更に、この電気接続箱100には、その箱体100aに終端端子部材40の端子部42を収容する端子収容室102が形成されている。その端子収容室102は、終端端子部材40の延在方向(終端端子部材40の端子収容室102に対する挿入方向)に延在させた貫通孔である。この端子収容室102には、相手側端子110が嵌合されている。この端子収容室102の一方の開口102a(図9)からは、終端端子部材40の端子部42が挿入される。これに対して、端子収容室102の他方の開口102b(図10)からは、相手側端子110に対して電気的に接続されている電線(図示略)が引き出される。
ここで例示している電子部品ユニット1は、4本の終端端子部材40A,40B,40C,40Dを備えている。このため、電気接続箱100には、その終端端子部材40A,40B,40C,40Dを個別に収容する端子収容室102A,102B,102C,102Dが設けられている。ここでは、保持部材20の相互間で対向している壁面22,23に沿って2本ずつ終端端子部材40を延在させている。従って、終端端子部材40A,40Bの端子収容室102A,102Bは、本体収容室101の相互間で対向している壁面の内の一方の壁面側に並べて配置される。また、終端端子部材40C,40Dの端子収容室102C,102Dは、その相互間で対向している壁面の内の他方の壁面側に並べて配置される。その端子収容室102A,102B,102C,102Dは、終端端子部材40A,40B,40C,40Dとの電気的な接続が個々に為される相手側端子110A,110B,110C,110Dが各々嵌合されている。
この電気接続箱100において、電子部品ユニット1は、保持部材20の本体収容室101に対する挿入と共に、終端端子部材40の端子収容室102に対する挿入が行われ、その終端端子部材40が相手側端子110と電気的に接続される。このような電子部品ユニット1が電気接続箱100に取り付けられている状態において、作業者は、その電子部品ユニット1の可溶体50を目視することができる。
ここで、箱体100aは、本体収容室101と、電子部品ユニット1の終端端子部材40の数に応じた複数の端子収容室102と、の組み合わせを少なくとも1組有する。つまり、電気接続箱100に複数の電子部品ユニット1が取り付けられる場合、箱体100aには、その本体収容室101と複数の端子収容室102の組み合わせが電子部品ユニット1毎に形成される。
更に、相手側端子110は、端子収容室102に予め挿入されているものとして例示しているが、電子部品ユニット1を備えた電気接続箱100の端子収容室102に対して(つまり、電子部品ユニット1が取り付けられた後の電気接続箱100の端子収容室102に対して)挿入されるものであってもよい。また、相手側端子110は、上記のような電線が接続されているものであってもよく、他の電子部品や電子部品ユニットの端子であってもよい。
以上示したように、この電子部品ユニット1は、制御用の電子部品(電子部品本体10)とヒューズ又はヒュージブルリンク(可溶体50)とを一体化して、その電子部品に回路保護の機能を持たせたものである。このため、この電子部品ユニット1においては、電子部品本体10の保持部材(筐体)と可溶体50の保持部材(筐体)とを個別に用意せずともよく、電子部品とヒューズ又はヒュージブルリンクを個別に用意するよりも相対的な小型化が図れる。また、この電子部品ユニット1は、電子部品本体10が収容されている保持部材20の2つの壁面22,23に沿って終端端子部材40の端子部42を配置するので、低背化が図れている。そして、この低背化された電子部品ユニット1においては、その2つの壁面22,23を繋ぐ保持部材20の壁面(端子突出領域21)上に可溶体50を配置する。このため、この電子部品ユニット1は、電子部品本体10と可溶体50とを一体化しているが、その体格の小型化が可能になる。よって、この電子部品ユニット1は、電気接続箱100における収容スペースを小さく抑えることができるので、電気接続箱100の体格の小型化にも寄与する。
更に、この電子部品ユニット1は、その一体化によって、部品点数の削減や組み付け作業性の向上が図れ、原価を低減させることができる。また、この電子部品ユニット1は、電子部品とヒューズ又はヒュージブルリンクとを繋ぐジャンパ線が不要になるので、この点からも原価の低減が可能になる。例えば、ジャンパ線を設ける場合には、電気接続箱へのジャンパ線の接続作業が必要になり、電気接続箱における電線の収納作業性が低下する。この電子部品ユニット1においては、その収納作業性を向上させることができるので、原価の低減が可能になる。
また更に、この電子部品ユニット1は、電子部品本体10と可溶体50とを一体化しているので、様々な電流容量への対応が容易になり、また、その交換作業性を向上させることができる。
ところで、絶縁部材60は、透過性を有する樹脂材料で成形してもよい。この場合の絶縁部材60は、上述した蓋部70と一体化された形状となるように、透過性の樹脂材料で成形すればよい。この場合には、この絶縁部材60に凹状の可溶体確認部62を必ずしも設けなくても、可溶体50の状態を確認することができる。また、この場合には、可溶体確認部62と凹部61とを設けないことによって蓋部70が不要になるので、蓋部70が別体品であれば部品点数を削減することができ、蓋部70が絶縁部材60との一体成形品であれば蓋部70の成形工程を削減することができる。よって、この場合の電子部品ユニット1は、原価の低減を図ることができる。
1 電子部品ユニット
10 電子部品本体
20 保持部材
21 端子突出領域
22,23 壁面
30,30A,30B,30C,30D 中間端子部材
31 突出部
40,40A,40B,40C,40D 終端端子部材
41 接続部
41a 挿入孔
42 端子部
50 可溶体
60 絶縁部材
62 可溶体確認部
70 蓋部
100 電気接続箱
100a 箱体
101 本体収容室
102,102A,102B,102C,102D 端子収容室
110 相手側端子

Claims (5)

  1. 電子部品本体と、
    該電子部品本体を収容すると共に保持する保持部材と、
    前記電子部品本体に対して電気的に接続され、前記保持部材の内方から外方へと当該保持部材における所定の端子突出領域から突出させた複数の中間端子部材と、
    前記中間端子部材の突出部に対して電気的に接続される接続部と、前記端子突出領域と繋がる前記保持部材の壁面に沿って配置され、前記接続部及び相手側端子に対して電気的に接続される端子部と、を有し、複数の前記中間端子部材毎に設けた複数の終端端子部材と、
    複数の前記終端端子部材の内の少なくとも1つにおける前記接続部と前記端子部との間に介在させ、該接続部と当該端子部とを電気的に接続させる可溶体と、
    電気的に接続される前記中間端子部材と前記終端端子部材とを当該接続状態が維持されるように保持すると共に、複数の前記終端端子部材同士を絶縁隔離させる絶縁部材と、
    を備え、
    前記可溶体は、前記端子部に対して、該端子部の前記相手側端子への挿入方向とは逆側に配置し、
    前記絶縁部材は、前記可溶体を視認可能な可溶体確認部を有することを特徴とした電子部品ユニット。
  2. 前記絶縁部材は、樹脂材料を用いたインサート成形で形成することを特徴とした請求項1に記載の電子部品ユニット。
  3. 前記可溶体が介在している前記終端端子部材は、前記接続部と前記端子部と前記可溶体とを有する一体成形品であることを特徴とした請求項1又は2に記載の電子部品ユニット。
  4. 前記一体成形品は、板状の金属からなるバスバであることを特徴とした請求項3に記載の電子部品ユニット。
  5. 電子部品本体と、前記電子部品本体を収容すると共に保持する保持部材と、前記電子部品本体に対して電気的に接続され、前記保持部材の内方から外方へと当該保持部材における所定の端子突出領域から突出させた複数の中間端子部材と、前記中間端子部材の突出部に対して電気的に接続される接続部、並びに、前記端子突出領域と繋がる前記保持部材の壁面に沿って配置され、前記接続部及び相手側端子に対して電気的に接続される端子部を有し、複数の前記中間端子部材毎に設けた複数の終端端子部材と、複数の前記終端端子部材の内の少なくとも1つにおける前記接続部と前記端子部との間に介在させ、該接続部と当該端子部とを電気的に接続させる可溶体と、電気的に接続される前記中間端子部材と前記終端端子部材とを当該接続状態が維持されるように保持すると共に、複数の前記終端端子部材同士を絶縁隔離させる絶縁部材と、を備えた電子部品ユニットと、
    前記電子部品ユニットの前記保持部材が収容された本体収容室と、該電子部品ユニットにおけるそれぞれの前記終端端子部材の前記端子部が個別に収容された複数の端子収容室と、の組み合わせを少なくとも1組有する箱体と、
    を備え、
    前記可溶体は、前記端子部に対して、該端子部の前記相手側端子への挿入方向とは逆側に配置し、
    前記絶縁部材は、前記可溶体を視認可能な可溶体確認部を有することを特徴とした電気接続箱
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