JPH09151603A - コンクリート型枠用パネル及びコンクリート型枠構造 - Google Patents

コンクリート型枠用パネル及びコンクリート型枠構造

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JPH09151603A
JPH09151603A JP30418095A JP30418095A JPH09151603A JP H09151603 A JPH09151603 A JP H09151603A JP 30418095 A JP30418095 A JP 30418095A JP 30418095 A JP30418095 A JP 30418095A JP H09151603 A JPH09151603 A JP H09151603A
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JP
Japan
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concrete
panel
scale
formwork
graduations
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Application number
JP30418095A
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English (en)
Inventor
Koshiro Tashiro
耕四郎 田代
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Hazama Ando Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断や加工を効率良く行うことができ、また
鉄筋や埋設金物等の配置のための位置出しを効率良く行
うことができ、さらにコンクリート面の下地処理時に、
コンクリート面で墨出しやスケールによる位置出しを行
わなくても良いコンクリート型枠用パネルを提供するこ
とにある。 【解決手段】 コンクリート構造物又はコンクリート部
材を形成する際に使用する型枠用パネルであって、その
片面又は両面に予め所定の配置で所定の目盛を設けたこ
とを特徴とし、また目盛はコンクリート面に転写可能に
形成しても良い。また、前記型枠用パネルを使用し、目
盛がコンクリートと当接するように配置してコンクリー
ト型枠を組立て、目盛を基準にして鉄筋および鉄筋を除
くコンクリート埋設物の配置を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物又はコンクリート部材を形成する際に使用するコンク
リート型枠用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート型枠用パネルに目盛
としての線や点が設けられたものはなかった。そのた
め、型枠を組み立てた後に必要に応じてパネルの片面、
すなわちコンクリートに当接するパネル面に墨出しを行
って、鉄筋の組立て、箱抜きおよび埋設物等の基準線や
位置を表示していた。例えば、壁面を構築する場合には
片面の型枠を立設して固定した後に、基準位置からの距
離をスケールであたりながら所定の位置に鉄筋の配筋を
行っていた。また床面を構築する場合には必要に応じて
型枠用パネル面に墨出しを行い、埋設物等の設置や箱抜
きを行った後、スケール等で所定の位置に鉄筋を配筋し
ていた。さらに型枠脱型後のコンクリート面にアンカー
ボルト等を設ける場合にも、同様に、墨出しを行った
り、あるいは基準位置からの距離をスケールであたって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンクリー
ト型枠用パネルを用いた場合、鉄筋、箱抜き及び埋設金
物等の配置のために、型枠用パネル面に墨出しを行った
り、スケール等を用いて位置出しをしなければならない
ため手間が掛かかるという問題点がある。また、この問
題は上記コンクリート面での墨出しやスケールによる位
置出しにおいても同様である。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、切断や加工を効率良く行
うことができるコンクリート型枠用パネルを提供するこ
とにある。また本発明の他の目的は、鉄筋や埋設金物等
の配置のための位置出しを効率良く行うことができるコ
ンクリート型枠用パネルを提供することにある。さらに
本発明の他の目的は、コンクリート面の下地処理時に、
コンクリート面で墨出しやスケールによる位置出しを行
わなくても良く、作業の効率化を実現できるコンクリー
ト型枠用パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的に鑑
みてなされたものであって、その要旨は、コンクリート
構造物又はコンクリート部材を形成する際に使用する型
枠用パネルであって、その片面又は両面に所定の目盛を
所定の配置で予め設けたことを特徴とするコンクリート
型枠用パネルにある。
【0006】本発明の別の要旨は、所定の目盛が片面又
は両面の所定の配置に予め設けられたパネルを使用し、
前記目盛がコンクリートと当接するように配置してコン
クリート型枠を組立て、前記目盛を基準にして鉄筋およ
び鉄筋を除くコンクリート埋設物の配置を可能にしたこ
とを特徴とするコンクリート型枠構造にある。
【0007】ここで、前記コンクリート型枠用パネルは
好ましくは矩形のものを採用するが、この矩形に限定さ
れるものではない。
【0008】また前記目盛は、コンクリートと当接する
片面のみに設けるか、あるいは両面に設けることができ
る。目盛をコンクリートと当接する面に設けた場合、鉄
筋や埋設金物等の配置のための位置出し作業の効率を向
上させることができたり、また型枠用パネルの切断や加
工作業の効率を向上させることができる。一方、目盛を
両面に設けた場合、コンクリートに当接しない面の目盛
は、セパレーターや支保工の取付けの際の基準として使
用すれば、型枠組立ての作業効率を向上することができ
る。
【0009】さらに前記目盛は連続線、点線、破線また
は鎖線等の線、または線以外の点及び「+」や「×」等
のマークのうち一種類以上を適当に組み合わせて、縦方
向のみ、横方向のみ、または縦横両方向に所定間隔で設
け、さらに、これらの目盛に沿って位置や長さを表す数
値や記号を配置しても良い。また、この所定間隔とは等
間隔、均等ではない所望の間隔、あるいは等間隔と不均
等な間隔とを適宜混在させることができる。更にまた前
記線を縦横の両方向に設ける場合、限定するものではな
いが、好ましくは相互に直交するように設け、さらに、
それぞれ矩形パネルの辺に対して平行になるように設け
ることが望ましい。
【0010】本発明のコンクリート型枠用パネルにおい
て、前記目盛は型枠脱型後にコンクリート面に転写可能
に形成しても良い。かように転写可能な目盛を形成する
ためには、例えば、墨汁または水溶性塗料を用いても良
い。さらに水溶性塗料としては、例えばメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシエチル
セルロース等のセルロースエーテル類の水溶性樹脂を主
剤とした塗料を採用するか、またはプルラル及びアルギ
ンサン酸等の水溶性樹脂を主剤とした塗料を採用するこ
とができる。また転写可能な目盛を形成する塗料とし
て、マレイン酸樹脂等のカルボン酸を有する樹脂を主剤
とした塗料を採用しても良く、この場合、樹脂がコンク
リート中の水酸化カルシウムと反応して軟化し、コンク
リート面に転写しやすくなるといった効果が得られる。
さらに転写可能な目盛としては、上述したような線、点
またはマークを、凹形又は/及び凸形によってコンクリ
ート型枠用パネル面に形成しても良い。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図を参照して説
明する。図1は本発明のコンクリート型枠用パネルを示
す斜視図である。本発明のコンクリート型枠用パネル1
では寸法や形状を適宜定めることができるが、図1にお
いては全体形状を矩形に形成し、その寸法をH×W=1800
×600またはH×W=1800×900にした。そして、本発明で
は、予めコンクリート型枠用パネル1の両面に目盛とし
ての連続線10,10’,11,11’及び「+」マーク
12を設けたことを特徴とする。
【0012】ここで前記連続線11’は、連続線11よ
りも太く形成すると共に、コンクリート型枠用パネル1
の長辺に対して平行で等間隔に二本設ける。一方、前記
連続線11は、この二本の連続線11’,11’の間お
よび連続線11’と長辺との間において、それぞれ平行
で等間隔に各二本ずつ設ける。
【0013】また前記連続線10’は、連続線10より
も太く形成すると共に、コンクリート型枠用パネル1の
短辺に対して平行で等間隔に五本設ける。一方、前記連
続線10は、この五本の連続線10’の間および連続線
10’と短辺との間において、それぞれ平行で等間隔に
各二本ずつ設ける。
【0014】以上のようにして連続線10,10’,1
1,11’を設けると、コンクリート型枠用パネル1上
には桝目模様が形成でき、さらに、それぞれの桝目の中
心に前記「+」マーク12を設ける。
【0015】以上の連続線10,10’,11,11’
及び「+」マーク12の目盛を形成する塗料としては、マ
レイン酸樹脂等のカルボン酸を有する樹脂を主剤とした
塗料を使用する。このカルボン酸を有する樹脂は、コン
クリート中の水酸化カルシウムと反応して軟化するた
め、コンクリート型枠脱型後には、上記目盛がコンクリ
ート面に転写し易くなる。
【0016】次に、本発明のコンクリート型枠構造につ
いて図2及び図3を参照して説明する。なお図2及び図
3においてコンクリート型枠用パネルの目盛の配置が図
1とは異なっているが、これは図示の便宜上の理由によ
るものであり、目盛の配置は施工条件によって適宜定め
ることができる。
【0017】壁面を施工する場合、図2に示したように
最初にコンクリート型枠用パネル20を用いて片側の型
枠を組み立てて、その後、鉄筋21の配筋作業を行う。
この時、目盛が片面にしか設けられていないコンクリー
ト型枠用パネル20を使用する場合には、目盛面をコン
クリート打設面に対向するように配置し、これらの目盛
を参照しながら鉄筋21の配設位置を決める。配筋作業
が終わったら、もう一方の側の型枠22を組み立てて、
セパレーター23で固定した後に型枠内にコンクリート
を打設する。なお、セパレーターの孔は、型枠をセット
する前に予め目盛線を基準にして穿設しておくこともで
きる。そして、コンクリート硬化後に型枠を脱型する
と、コンクリート面には目盛が転写されている。これら
コンクリート面の目盛は、コンクリート面の下地処理時
に利用することができ、脱型後の墨出しやスケールによ
る位置出しを省略できるので、作業の効率向上が可能に
なった。
【0018】床スラブを施工する場合には、図3に示し
たように支保工31によってコンクリート型枠用パネル
30を支持しながら型枠を組み立てて、その後、鉄筋、
箱抜き用の箱型および天井吊り用のインサート(図示せ
ず)の配設作業を行う。ここで、壁面構築時と同様に、
コンクリート型枠用パネル30の目盛面はコンクリート
面に対向するように配置し、これらの目盛を参照しなが
ら上記鉄筋等の配設作業を行い、その後、型枠内にコン
クリートを打設する。なお柱部材を構築する場合にも、
壁面や床スラブと同様に、本発明のコンクリート型枠用
パネルを使用することができ、同様な効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明のコンクリート型枠用パネルで
は、予め片面又は両面に目盛が設けられているので、切
断や加工を効率良く行うことができる。また本発明のコ
ンクリート型枠構造では、鉄筋や埋設金物等の配置のた
めの位置出しを効率良く行うことができる。さらに本発
明のコンクリート型枠用パネルおよびコンクリート型枠
構造において、目盛がコンクリート面に転写可能に形成
されている場合には、型枠脱型後、コンクリート面に転
写された目盛を基準にして下地処理作業を行うことがで
きるので、墨出しやスケールによる位置出し作業を省略
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート型枠用パネルを示す斜視
図である。
【図2】壁面施工に適用した本発明のコンクリート型枠
構造を示す斜視図である。
【図3】床スラブ施工に適用した本発明のコンクリート
型枠構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,20,30 コンクリート型枠用パネル 10,10’,11,11’ 連続線(目盛) 12 「+」マーク(目盛)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物又はコンクリート部
    材を形成する際に使用する型枠用パネルであって、その
    片面又は両面に所定の目盛を所定の配置で予め設けたこ
    とを特徴とするコンクリート型枠用パネル。
  2. 【請求項2】 前記型枠用パネルの目盛をコンクリート
    面に転写可能に形成したことを特徴とする請求項1記載
    のコンクリート型枠用パネル。
  3. 【請求項3】 所定の目盛が片面又は両面の所定の配置
    に予め設けられたパネルを使用し、前記目盛がコンクリ
    ートと当接するように配置してコンクリート型枠を組立
    て、前記目盛を基準にして鉄筋および鉄筋を除くコンク
    リート埋設物の配置を可能にしたことを特徴とするコン
    クリート型枠構造。
  4. 【請求項4】 前記目盛をコンクリート面に転写可能に
    形成したことを特徴とする請求項3記載のコンクリート
    型枠構造。
JP30418095A 1995-11-22 1995-11-22 コンクリート型枠用パネル及びコンクリート型枠構造 Pending JPH09151603A (ja)

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JP (1) JPH09151603A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101330371B1 (ko) * 2009-10-14 2013-11-15 (주)엘지하우시스 콘크리트 슬라브용 합성수지 거푸집 패널
KR20170000209U (ko) * 2014-08-04 2017-01-16 오브쉐스트보 에스 오그라니첸노이 오트베츠트벤노스츄 “스베자-레스” 거푸집용 필름 부착식 합판
JP2018168614A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社奥村組 コンクリート表面の墨出し方法

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KR20170000209U (ko) * 2014-08-04 2017-01-16 오브쉐스트보 에스 오그라니첸노이 오트베츠트벤노스츄 “스베자-레스” 거푸집용 필름 부착식 합판
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