JPH08209926A - 型枠およびコンクリート壁の施工方法 - Google Patents

型枠およびコンクリート壁の施工方法

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JPH08209926A
JPH08209926A JP7017656A JP1765695A JPH08209926A JP H08209926 A JPH08209926 A JP H08209926A JP 7017656 A JP7017656 A JP 7017656A JP 1765695 A JP1765695 A JP 1765695A JP H08209926 A JPH08209926 A JP H08209926A
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Masami Yamashita
雅己 山下
Toru Shinozaki
徹 篠崎
Masao Narita
征夫 成田
Koichi Iwanami
光一 岩波
Junsuke Kyomen
純輔 京免
Masayuki Sakaguchi
真幸 坂口
Rikuo Watanabe
陸生 渡辺
Kazutaka Takada
和孝 高田
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Toda Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 型枠10の第2面22をコンクリート打設面
として用いてコンクリート壁を打設する。コンクリート
壁が硬化すると、型枠10を解体してこれを他の現場に
転用し、同様にしてコンクリート壁を打設する。転用の
最終段階においては、型枠10の第1面16をコンクリ
ート打設面として用いてコンクリート壁を打設し、型枠
10を壁構造内に残す。 【効果】 施工コストを低減できるとともに型枠10の
解体・廃棄の手間を省くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は型枠およびコンクリー
ト壁の施工方法に関し、特にたとえば建物等のコンクリ
ート壁を打設するのに用いられる、型枠およびコンクリ
ート壁の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の型枠としては、コンクリ
ート壁の打設後にコンクリート壁から取り外して転用さ
れるいわゆる転用型枠と、コンクリート壁の打設後はコ
ンクリート壁と一体化されるいわゆる打込型枠とが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の転用型枠では、
繰り返し使用できるという利点はあるものの、コンクリ
ート壁の打設後にはコンクリート壁から取り外す必要が
あるので、特に湧水槽内のような作業スペースの狭い場
所での施工が困難であるという問題点があった。一方、
打込型枠では、コンクリート壁の打設後にコンクリート
壁から取り外さなくてもよいという利点はあるものの、
繰り返して使用できないので多くの型枠が必要となり、
コスト高であるという問題点があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、施
工性を向上でき、しかも施工コストを低減できる、型枠
およびコンクリート壁の施工方法を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1面に
凹凸が形成され、かつ第2面が平坦である型枠であっ
て、第1面が打込型枠のコンクリート打設面となり、第
2面が転用型枠のコンクリート打設面となる、型枠であ
る。第2の発明は、第1面に凹凸が形成され、かつ第2
面が平坦である型枠を用いた施工方法であって、型枠を
第2面がコンクリート打設面となる転用型枠として使用
した後、第1面がコンクリート打設面となる打込型枠と
して使用する、コンクリート壁の施工方法である。
【0006】
【作用】平坦に形成された第2面をコンクリート打設面
として用いると、型枠をベニヤ合板型枠等の代替えとし
ての転用型枠として用いることができる。一方、凹凸が
形成された第1面をコンクリート打設面として用いる
と、型枠をいわゆる打込型枠として用いることができ
る。型枠を打込型枠として用いると、第1面の凹部にコ
ンクリートが入り込み、コンクリート壁と型枠とが強固
に一体化される。たとえば、型枠を転用型枠として用い
て建物等のコンクリート壁を打設し、転用の最終段階に
おいて型枠を打込型枠として用いると、型枠を壁構造内
に残すことができるので、型枠の解体・廃棄の手間を省
くことができる。
【0007】
【発明の効果】第1および第2の発明によれば、型枠の
転用によって施工コストを低減でき、また、型枠を打込
型枠として用いることによって施工性を向上できる。こ
の発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1および図2に示すこの実施例の型枠10
は、図3に示すように、コンクリート壁12(12a,
12b,12cおよび12d)を打設するためのもので
あり、中空板状のパネル本体14を含む。パネル本体1
4の第1面16には、それぞれが縦方向に延びる凹部1
8および凸部20が形成され、第2面22は平坦に形成
される。凸部20においては、コンクリート壁12との
十分な接合性を確保するように、根元部よりも先端部が
大きく形成される。そして、第1面16と第2面22と
の間には、縦方向に延びる複数のリブ24が第1面16
および第2面22に対して傾斜して形成され、それによ
って、パネル本体14の縦方向および横方向において十
分な曲げ強度が確保される。
【0009】そして、パネル本体14の一方側端および
他方側端には、他の型枠10を接続するための嵌合凹部
26および嵌合凸部28が形成される。なお、このよう
な型枠10は、たとえばポリ塩化ビニル等のような熱伝
導性の低い合成樹脂の押出成形によって一体成形され
る。型枠10を用いて図3に示すような建物30のコン
クリート壁12(12a,12bおよび12c)を打設
する際には、まず、型枠10の第2面22をコンクリー
ト打設面として用いて、その一部に湧水槽32が形成さ
れたスラブ34上に地下1階のコンクリート壁12aを
打設する。コンクリート壁12aが硬化すると、地下1
階の型枠10を解体してこれを地上1階に搬入し、この
型枠10の第2面22をコンクリート打設面として用い
てコンクリート壁12bを打設する。コンクリート壁1
2bが硬化すると、地上1階の型枠10を解体してこれ
を地上2階に搬入し、この型枠10の第2面22をコン
クリート打設面として用いてコンクリート壁12cを打
設する。そして、コンクリート壁12cが硬化すると、
型枠10を解体してこれを他の建物30の基礎部分に搬
入し、この型枠10の第1面16をコンクリート打設面
として用いて湧水槽32のコンクリート壁12d(図
3)を打設する。すなわち、地下1階,地上1階および
地上2階においては型枠10を転用型枠として用い、転
用の最終段階である他の建物30の基礎部分においては
同じ型枠10を打込型枠として用いる。
【0010】型枠10を転用型枠として用いる場合に
は、図4に示すように、平坦に形成された第2面22を
コンクリート打設側にして型枠10を所定位置に配置
し、嵌合凹部26に嵌合凸部28を嵌め合わせることに
よって複数の型枠10を順次接続する。そして、これら
の型枠10を横端太材36および縦端太材38等を用い
て固定した後、図示しない土留め用コンクリート壁と型
枠10との間の型内にコンクリートを打設する。
【0011】一方、型枠10を打込型枠として用いる場
合には、図5に示すように、凹凸が形成された第1面1
6をコンクリート打設側にして型枠10を所定位置に配
置し、嵌合凹部26に嵌合凸部28を嵌め合わせること
によって複数の型枠10を順次接続する。そして、これ
らの型枠10を図示しない横端太材および縦端太材を用
いて固定した後、型内にコンクリートを打設する。型枠
10を打込型枠として用いると、第1面16の凹部18
にコンクリートが入り込むので、コンクリート壁12と
型枠10とが強固に一体化される。
【0012】この実施例によれば、転用の最終段階にお
いて型枠10を打込型枠とすることによってこれを壁構
造内に残すことができる。したがって、従来の転用型枠
を用いた場合に比べて転用の最終段階における型枠の解
体・廃棄の手間を省くことができるとともに、従来の打
込型枠を用いた場合に比べて型枠の数を減らすことがで
きる。
【0013】なお、上述の実施例では、建物30内で転
用した型枠10を他の建物30の基礎部分に打込型枠と
して残すようにしているが、建物30内で転用した型枠
10を同じ建物30内のたとえば結露の生じ易い北側の
壁構造内に打込型枠として残すようにしてもよい。ま
た、上述の実施例では、縦方向に延びる凹部18と凸部
20とがほぼ同じ幅で交互に形成されているが、たとえ
ば図6に示す型枠40のように、凹部18の幅に対して
凸部20の幅が小さくされてもよいし、図7に示す型枠
42のように、凸部20が突起状に形成されてもよい。
さらに、図8に示す型枠44のように、凸部20の幅に
対して凹部18の幅が小さくされてもよい。また、上述
の実施例では、パネル本体14が中空板状に形成された
が、パネル本体14は、たとえば図7に示す型枠42ま
たは図8に示す型枠44のように中実の板状に形成され
てもよい。いずれにしても、第2面22は平坦に形成さ
れ、凸部20においては、打設したコンクリート壁12
との十分な接合性を確保するように、根元部よりも先端
部が大きく形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例を示す斜視図である。
【図3】図1実施例の使用方法を示す図解図である。
【図4】図1実施例を転用型枠として用いた状態を示す
図解図である。
【図5】図1実施例を打込型枠として用いた状態を示す
図解図である。
【図6】型枠の変形例を示す斜視図である。
【図7】型枠の変形例を示す斜視図である。
【図8】型枠の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,40,42,44 …型枠 12 …コンクリート壁 14 …パネル本体 16 …第1面 18 …凹部 20 …凸部 22 …第2面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/00 (72)発明者 成田 征夫 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社本社内 (72)発明者 岩波 光一 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社本社内 (72)発明者 京免 純輔 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 坂口 真幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 渡辺 陸生 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 高田 和孝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1面に凹凸が形成され、かつ第2面が平
    坦である型枠であって、 前記第1面が打込型枠のコンクリート打設面となり、前
    記第2面が転用型枠のコンクリート打設面となる、型
    枠。
  2. 【請求項2】第1面に凹凸が形成され、かつ第2面が平
    坦である型枠を用いた施工方法であって、 前記型枠を前記第2面がコンクリート打設面となる転用
    型枠として使用した後、前記第1面がコンクリート打設
    面となる打込型枠として使用する、コンクリート壁の施
    工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100676507B1 (ko) * 1999-12-23 2007-02-02 재단법인 포항산업과학연구원 연결식 거푸집
KR100770958B1 (ko) * 2006-05-10 2007-10-30 박정진 거푸집용 합성패널
JP2009057735A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Takiron Co Ltd 防犯用中空パネル

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KR100676507B1 (ko) * 1999-12-23 2007-02-02 재단법인 포항산업과학연구원 연결식 거푸집
KR100770958B1 (ko) * 2006-05-10 2007-10-30 박정진 거푸집용 합성패널
JP2009057735A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Takiron Co Ltd 防犯用中空パネル

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