JP4364045B2 - 建造物の施工方法及び建造物 - Google Patents

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Description

この発明は、基礎パッキンを基礎と土台との間に設ける建造物の施工方法と、当該建造物とに関する。特に、基礎パッキンを布基礎と木製土台との間に設ける建造物の施工方法と、当該建造物とに関する。
木造住宅等の建造物を建築する手法としては、例えば、建物を建てるべき部位の外殻部や内殻部にコンクリート製の基礎を作った後、基礎の上面に土台の位置合わせ用の墨出し線を描き、墨出し線を基準として基礎の上に木材の土台を固定し、木製土台の上に柱を立て、柱の上に梁を載せるという手法がある。このような手法は、伝統的な日本建築の手法であり、木造住宅の建築において広く採用されている。
コンクリート基礎(布基礎)は、セメント、砂、水を混合して流動状にして予め組み立てた金属製又は木製の型枠に流し込み、数日放置して固化させることにより作られる。この型枠は金属製又は木製の板を複数組み合わせて現場にて設置されるものであるので、その設置時の各板の位置合わせ状態を一直線上に並ぶように設置することは困難であることから、固化したコンクリート基礎の側縁にうねりが生じてしまうのが一般的である。そこで、コンクリート基礎の上面に墨出し線を描くことにより、この墨出し線を基準としてコンクリート基礎に対して木製土台が正確な位置に配置するようにしている。なお、コンクリート基礎の上面に描かれる墨出し線としては、例えば、木製土台の中心線で位置合わせを行うための心墨や、心墨から所定寸法だけ離して平行に描かれる逃げ墨等が用いられる。
このように墨出し線を描いて木製土台を載置する手法によれば、コンクリート基礎の側縁にうねりが生じていても、うねりのある側縁を基準として木製土台を配置するのではなく、正確な直線を呈する墨出し線を基準として、コンクリート基礎の上面に木製土台を精度よく載置することができるが、その一方で、水分を大量に含み、且つ、長期的に水分を排出するコンクリート自体の特性によって、コンクリート基礎が直接接触する木製土台との接触部位で、木製土台がコンクリート基礎の水分を吸って湿り乾燥しにくくなり、湿って乾燥を阻害すると経時的に木製土台の腐朽を招来するという問題があった。
また、コンクリート基礎と木製土台との間には隙間がないので、両者の間から換気するということができないのであるが、木造住宅においては、床下の換気を行う必要があるため、一般的に、コンクリート基礎の適当な部位に、例えば、縦200mm×横400mm程度の換気穴を形成するということが行われていた。しかし、コンクリート基礎には木造住宅の荷重等に耐え得るだけの充分な強度が必要であるため、このような大きな換気穴を多数形成することは困難であり、形成可能な換気穴の数には制限があった。そのため、床下空間の換気穴から遠い隅部には湿気が滞留し易いという問題があった。
このような理由により、従来の木造住宅の床下は、換気を充分に行うことができず湿気がこもり易く、木製土台は、床下の湿気とコンクリート基礎の水分とを吸収して常に湿った状態にあった。そのため、長年の間に土台が腐朽してしまうという問題があった。また、床下においてシロアリの繁殖に好適な湿気と温度とが保たれてしまい、シロアリによって土台が喰い荒らされるという問題もあった。また、換気が悪いとシロアリの他に腐朽菌が土台や柱に繁殖し、土台や柱を腐朽させるという問題もあった。さらに、コンクリート基礎に換気穴を形成すると、木造住宅の荷重等によって、換気穴の隅部からコンクリート基礎に亀裂が入ってしまうという問題もあった。
このような問題を解決するために創案されたものが基礎パッキンである。基礎パッキンは、基礎と土台との間に設けられるものであり、長い実績を保ち現在も数多く木造住宅の建設に用いられている。なお、本出願人の先願である特許文献1〜3に、基礎パッキンの形状や材質が詳しく述べられている。
従来の基礎パッキンの一例について、図面を用いて説明する。
図5は、従来の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。
基礎パッキン100は、前後辺にそれぞれ3つの窪み101を有し、長手方向端辺には突起102と窪み103とを有する。突起102と窪み103とは、雌雄嵌合可能な形状となっている。基礎パッキン100の土台と接触する面には、通気のために長手方向に伸びた溝104が形成されている。また、基礎パッキン100には、上下方向に貫通した穴105が形成されている。穴105は、コンクリート基礎から上方へ突出したアンカーボルトを挿通するためのものである。また、基礎パッキン100は、長さLが200mm、幅Wが100mm、高さHが20mm程度の大きさを有している。
一の基礎パッキン100の突起102を、他の基礎パッキン100の窪み103に嵌合すると、2枚の基礎パッキン100を長手方向に結合することができる。また、一の基礎パッキン100の突起102を、他の基礎パッキン100の窪み101に嵌合すると、2枚の基礎パッキン100をT字型に組み合わせることができる。このように、長手方向又は前後方向に基礎パッキン100を繋ぎ合わせ、コンクリート基礎の面上に並べることができる。
このような基礎パッキンを、アンカーボルトが設けられた部分のコンクリート基礎の上面に載置する。コンクリート基礎の直角の隅部では、2枚の基礎パッキンをT字型又はL字型に組み合わせて載置する。コンクリート基礎の直線部では、基礎パッキンを1枚ずつ載置することもあるが、2枚の基礎パッキンを上述したように長手方向に結合して載置することもある。そして、基礎パッキンの上面に、アンカーボルトの通し穴を穿った土台用木材を載置し、アンカーボルトにナットを螺合させて緊締することにより、コンクリート基礎と基礎パッキンと木製土台とを固定することができる。勿論、単にコンクリート基礎の上面に基礎パッキンを載置するだけの部分もある。
通常、コンクリート基礎の上面の全周域に基礎パッキンを載置するのではなく、一定の間隔を空けて載置し、基礎パッキンが載置されていない部分の隙間(高さ20mm程度)を換気穴として利用する。従って、基礎パッキンを用いることにより、コンクリート基礎に換気穴を形成する必要がなるため、基礎工事を省力化することができ、コンクリート基礎の強度を充分に保つことができる。また、木製土台の横滑りを防止して耐震性の高い構造とすることができる。また、水分を含むコンクリート基礎と木製土台との間に基礎パッキンが介装されるので木製土台に水分が浸潤しない。従って、木製土台の腐朽やシロアリの喰害を受け難く、木製土台の耐久性が向上して木造住宅の寿命が長くすることができる。
さらに、コンクリート基礎の上面に一定の間隔を空けて基礎パッキンを載置するため、コンクリート基礎の上面に描いた墨出し線の全てが基礎パッキンによって視認し得ない状態となることはない。従って、基礎パッキンを基礎の上面に載置しても、墨出し線を基準とした正確な木製土台の位置合わせを行うことができる。
このように基礎パッキンを用いる施工方法は基礎パッキン工法と称される。基礎パッキン工法によれば、建造物の換気性を向上させ、木製土台の腐朽やシロアリの喰害を防止することができ、建造物は堅牢となり耐震性を高めることができる。また、施工が簡便となり省略化を図ることができるという利点もある。
近年では、基礎パッキンについて種々の工夫がなされており、その一つとして、長尺の基礎パッキンが存在する。長尺の基礎パッキンは、図5に示した基礎パッキン100(以下、短尺の基礎パッキンともいう)に比べて、その長さが長く、例えば、長さLが900mm程度ある。長尺の基礎パッキンによれば、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように載置しても部品点数が増大してしまうということがない。
また、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置する場合、コンクリート基礎の上面に一定の間隔を空けて短尺の基礎パッキンを載置する場合と比べて、基礎パッキンの位置合わせが不要となる。従って、施工がより簡便となり、さらなる省力化を図ることができる。
また、コンクリート基礎の上面に一定の間隔を空けて短尺の基礎パッキンを載置する場合、施工業者の技術力等によって、位置合わせの精度にばらつきが生じるおそれがあるが、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置する場合には、位置合わせの作業が不要となり、施工の質を均一化させることができる。
さらに、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置すると、木製土台の荷重が長尺の基礎パッキンの全域に均等に掛かることになるため、木製土台に撓み等が生じるおそれもない。
このように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置する施工方法には、多くの利点があり、近年では広く用いられるようになっている。
図6は、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。図中、200はコンクリート基礎、201及び202は部屋となる領域、203は玄関となる領域、302はアンカーボルトをそれぞれ示している。
図6に示すように、コンクリート基礎200の上面には、その全周域を覆うように長尺の基礎パッキン300、301が載置されている。玄関となる領域203を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通穴がその側面に形成されていない中実体の基礎パッキン(以下、遮蔽型の基礎パッキンともいう)300が載置されている。
部屋となる領域201、202を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通孔がその側面に形成されている基礎パッキン(以下、換気型の基礎パッキンともいう)301が載置されている。
図6に示したように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置する施工方法を用いる場合には、通常、遮蔽型の基礎パッキンと換気型の基礎パッキンとの両方を使用する。これは、以下のような理由による。すなわち、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)においては、基礎パッキンから通気させる必要はなく、通気させると却って室内空間の気密性が悪化して冷暖房効率が低下してしまうから、遮蔽型の基礎パッキンを使用しているのである。一方、他の箇所においては、換気型の基礎パッキンを使用することにより、基礎パッキン自体に換気穴としての機能を持たせているのである。
実開昭54−181721号公報 実開昭54−181708号公報 特公昭55−40734号公報
しかしながら、上述したように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを略隙間なく載置する施工方法を用いる場合には、以下のような問題が生じることがあった。
図7(a)〜(c)は、従来の建造物の施工方法の一例を模式的に示す斜視図である。
まず、幅120mmのコンクリート基礎410の上面411に、墨出し線(逃げ墨)413を描く(図7(a)参照)。墨出し線413は、コンクリート基礎10の壁面412から3mm程度離間している。
次に、基礎パッキン420をコンクリート基礎410の上面411に載置する。基礎パッキン420は、アンカーボルト(図示せず)を挿通させるためのボルト挿通孔424が複数形成された基体421からなり、長さ910mm、幅120mm、高さ20mmである。この基礎パッキン420を幅120mmのコンクリート基礎410の上面411に載置すると、基礎パッキン420によって墨出し線413が覆われ、墨出し線413を視認することができなくなってしまう(図7(b)参照)。
その後、基礎パッキン420上に木製土台430を載置し、アンカーボルト(図示せず)によってコンクリート基礎410と木製土台430とを固定する。そして、コンクリート基礎410の壁面412及び基礎パッキン420の側面422に、モルタル440を塗布して硬化させ、モルタル440の上側に位置するように、外装板の一部となる板状体(例えば、合板等)450を木製土台430に取り付ける(図7(c)参照)。
このように、図7に示した施工方法では、コンクリート基礎410の上面411の全周域を覆うように基礎パッキン420を載置するため、基礎パッキン420によって墨出し線413が覆われ、木製土台430を載置する際には、墨出し線413を視認することができない。従って、墨出し線413を基準とした木製土台430の正確な位置合わせを行うことが困難であり、スムーズな施工を行うことができないという問題があった。
このような問題は、幅の狭い基礎パッキンをコンクリート基礎410の上面411に所定間隔を隔てて複数配置すれば、当該基礎パッキン間から墨出し線を覗くことができることから、解消し得るとも考えられるが、幅の狭い基礎パッキンを使用した場合には、以下のような別の問題が生じることがあった。
図8(a)〜(b)は、従来の建造物の施工方法の他の一例を模式的に示す斜視図である。
まず、幅120mmのコンクリート基礎410の上面411に、図7(a)と同様に墨出し線413を描いた後、図7に示した基礎パッキン420より幅が狭い基礎パッキン520を、コンクリート基礎410の上面411に載置する(図8(a)参照)。基礎パッキン520は、基体521の幅が102mmである以外、図7に示した基礎パッキン420と同形状を有する。基礎パッキン520は基体521の幅が狭いので、幅120mmのコンクリート基礎410の上面に載置する際に、基礎パッキン420によって墨出し線413が覆われないようにすることが可能である。
その後、基礎パッキン520上に木製土台430を載置し、アンカーボルト(図示せず)によってコンクリート基礎410と木製土台430とを固定する。そして、コンクリート基礎410の壁面412及び基礎パッキン520の側面522に、モルタル440を塗布して硬化させ、モルタル440の上側に位置するように板状体450を木製土台430に取り付ける(図8(b)参照)。
図8に示した施工方法では、基礎パッキン520を載置しても墨出し線413を視認可能な状態が維持されるため、墨出し線413を基準とした木製土台430の正確な位置合わせを行うことができる。
しかしながら、幅の狭い基礎パッキン520を使用する工法の場合には、基礎パッキン520がその上方に載置される木製土台430から受ける家屋の荷重に耐え得るように、コンクリート基礎410の上面411に所定間隔を隔てて所定位置に基礎パッキン520を載置する必要がある。このような幅の狭い基礎パッキン520の載置位置や間隔等の注意事項は、この幅の狭い基礎パッキン520を提供する施工者に対して、施工方法のマニュアル等を配布したり、研修を行ってその施工方法を熟知してもらうように促しているが、施工者の熟練度が影響するといった問題は否めないものであった。
そこで、基礎パッキンを上述したようにコンクリート基礎410の上面411の全周に載置することで、施工者の熟練度によらず安全性を確保し得ることが提案されているが、これにより、新たに墨出し線が視認することができなくなるという問題が発生するのである。
また、モルタル440の上面441を精度よく平坦とするのは困難であり、上面441には多少の凹凸が生じてしまうため、板状体450を取り付ける際にモルタル440の上面441を基準とした板状体450の位置合わせを行った場合、位置合わせを正確に行うことが困難であり、スムーズな施工を行うことができないという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、墨出し線を基準とした土台の正確な位置合わせを容易に行うことができる基礎パッキンを用いた建造物の施工方法及び建造物を提供することにある。また、本発明の目的は、外装板又は外装板の一部となる板状体の正確な位置合わせを容易に行うことができる基礎パッキンを用いた建造物の施工方法及び建造物を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
上記基礎の上面に、上記土台の位置合わせのための墨出し線を描く工程と、
所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成された基礎パッキンを、上記溝を介して上方から上記墨出し線を視認し得るように、上記基礎の上面に載置する工程と、
上記土台の外側面が上記墨出し線の上方に位置するように、上記土台を上記基礎パッキンの上面に載置する工程と、
上記土台の外側面より外部空間側における上記基礎パッキンの上面に、外装板又は当該外装板の一部となる板状体を載置する工程と
を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
(1)の発明によれば、基礎の上面を覆うように基礎パッキンを載置しても、溝を介して上方から墨出し線を視認することができるため、複数の基礎パッキンを基準線としての墨出し線に沿って精度良く設置することが可能となる。このように精度良く複数の基礎パッキンを上記基準線に沿って設置することによって、平面視矩形板状の基礎パッキンの長辺外側面が複数の基礎パッキン間で略一直線上に並ぶことになる。そして、複数の基礎パッキンの長辺外側面が略一直線上に並んで第2の基準線として機能するので、この第2の基準線としての長辺外側面群に沿って土台の外側面を位置決めし、土台を基礎パッキンの上面に設置することによって、間接的に上記墨出し線を基準とした土台の位置合わせを行うことができ、スムーズな施工を行うことができる。
基礎パッキンは金型成形等によって製造されるため、基礎パッキンの長辺外側面には、うねりが生じることがなく、その平坦さが充分に確保される。従って、基礎パッキンの長辺外側面群に沿って土台の外側面を位置決めすることにより、土台の位置合わせを正確に行うことができる。
また、基礎パッキンの長辺外側面に形成された溝を介して上方より墨出し線を視認し得るから、例えば、基礎上面の中央寄りに墨出し線を描いて、溝の底面が墨出し線の上方に位置するように基礎パッキンを基礎の上面に載置することができる。このように、(1)の発明によれば、基礎上面の中央寄りに墨出し線を描いても、墨出し線が視認し得る状態を確保することができるから、基礎の側縁にうねりが生じている場合であっても、基礎上面に確実に墨出し線を描くことができる利点もある。
また、モルタルを塗布する際、基礎パッキンの長辺外側面に形成された複数の溝にモルタルが入り込んで硬化するため、モルタルと基礎パッキンとの密着性が向上し、モルタルの剥離を防止することができるとともに、基礎パッキンの滑りや横ズレ等を防止することができる。さらに、幅の狭い基礎パッキンを用いなくても、墨出し線を視認可能な状態とすることができるため、幅の広い基礎パッキンを用いて基礎パッキンと基礎又は土台との接触面積を充分に確保することができる。従って、基礎パッキン又は土台の滑りや横ズレを防止することができ、振動や衝撃等によって基礎パッキンが変形してしまうことを防止することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2)基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成された基礎パッキンを、当該基礎パッキンの一方の長辺外側面が上記基礎の外壁面より外部空間側に突出するように、上記基礎の上面に載置する工程と、
上記基礎の外壁面及び上記基礎パッキンの一方の長辺外側面にモルタルを塗布する工程と
を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
(2)の発明によれば、基礎パッキンの一方の長辺外側面が、上記基礎の外側面より外部空間側に位置するため、基礎パッキンの上面に土台を載置しても、基礎パッキンの上面の全てが土台によって覆われることがなく、当該基礎パッキンの外部空間側に突出した部分(以下、突出部分ともいう)の上面には土台が及ばない。従って、突出部分の上面(基礎パッキンの上面)を基準として、外装板又は外装板の一部となる板状体の位置合わせを容易に行うことが可能となり、スムーズな施工を行うことが可能となる。
また、モルタルを塗布する際、基礎パッキンの長辺外側面に形成された複数の溝にモルタルが入り込んで硬化するため、モルタルと基礎パッキンとの密着性が向上し、モルタルの剥離を防止することができるとともに、基礎パッキンの滑りや横ズレ等を防止することができる。
また、(2)の発明においては、基礎パッキンの一方の長辺外側面に形成された溝の底面と基礎の壁面とが略同一平面上に位置するように、基礎パッキンを基礎の上面に載置し、溝の底面を基準とした土台の位置合わせを行うことができる。このようにした場合、墨出し線を描く工程を省略し、基礎の壁面を基準とした土台の位置合わせを行うことができる。
また、(2)の発明においては、基礎の上面に墨出し線(逃げ墨)を描いた後、基礎パッキンの一方の長辺外側面に形成された溝の底面が墨出し線上に位置するように、基礎パッキンを基礎の上面に載置し、溝の底面を基準とした土台の位置合わせを行うことができる。このようにした場合、基礎にうねりが生じていても、墨出し線を基準とした基礎パッキンの位置合わせと土台の位置合わせとを行うことができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3)墨出し線が上面に描かれた基礎と、
所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成され、かつ、上記溝を介して上方から上記墨出し線を視認し得るように上記基礎の上面に載置された基礎パッキンと、
その外側面が上記墨出し線の上方に位置するように上記基礎パッキンの上面に載置された土台と、
上記土台の外側面より外部空間側における上記基礎パッキンの上面に載置され、かつ、外装板又は当該外装板の一部となる板状体と
を備えたことを特徴とする建造物。
(3)の発明によれば、土台と基礎との間に基礎パッキンが設けられているにも拘わらず、墨出し線を基準とした土台の位置合わせが行われているため、土台が精度よく設けられた建造物を提供することができる。さらに、基礎パッキンの長辺外側面に形成された溝にモルタルが入り込んで硬化するため、モルタルと基礎パッキンとの密着性に優れ、モルタルの剥離、基礎パッキンの滑りや横ズレが生じるおそれがない。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4)基礎と土台との間に基礎パッキンが設けられた建造物であって、
所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成された基礎パッキンが、当該基礎パッキンの一方の長辺外側面が上記基礎の外壁面より外部空間側に突出するように、上記基礎の上面に載置され
上記基礎の外壁面及び上記基礎パッキンの一方の長辺外側面にモルタルが塗布されていることを特徴とする建造物。
(4)の発明によれば、外装板又は外装板の一部となる板状体の位置合わせが突出部分の上面を基準として行われているため、外装板又は外装板の一部となる板状体が精度よく取り付けられた建造物を提供することができる。また、基礎パッキンの長辺外側面に形成された複数の溝にモルタルが入り込んで硬化するため、モルタルと基礎パッキンとの密着性に優れ、モルタルの剥離を防止することができる。
本発明によれば、墨出し線を基準とした土台の正確な位置合わせを容易に行うことができるとともに、外装板又は外装板の一部となる板状体の正確な位置合わせを容易に行うことができ、さらに、基礎パッキン又は土台の滑りや横ズレと、振動や衝撃等による基礎パッキンの変形とを防止することができる。
本発明に係る建造物の施工方法について図面に基づいて説明する。なお、以下においては、理解を容易とするために、本発明の一実施形態として各部分又は要素の寸法を示すこととするが、本発明は、勿論、これらの寸法によって限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1(a)〜(c)は、第1実施形態に係る建造物の施工方法の一例を模式的に示す部分拡大斜視図である。図2は、図1(b)に示した基礎パッキン及び基礎を上方から見た様子を模式的に示す平面図である。
(i)建造物(図示せず)を建てるべき部分の内殻部及び外殻部に、幅W150mmのコンクリート基礎10(図2参照)を作る。具体的には、まず、木製の型枠(図示せず)を組み立て、次に、セメント、砂、水を混合して流動状にして型枠に流し込み、数日放置して固化させてコンクリート基礎10を作る。このようにした場合、木製の型枠が水分を含んで変形してしまい、コンクリート基礎10にうねりが生じることがある。
次に、コンクリート基礎10の上面11に、墨出し線(逃げ墨)13を描く(図1(a)参照)。墨出し線13は、木製土台30の外側面で木製土台30の位置合わせを行うためのものであり、コンクリート基礎10にうねりがあっても木製土台30を正確に載置し得るようにするためのものである。墨出し線13と壁面12との距離Gは6mm程度である(図2参照)。
(ii)上述したように、コンクリート基礎10の上面に墨出し線13を描いた後、上面11上に基礎パッキン20を載置する(図1(b)、図2参照)。
ここで、基礎パッキン20について説明する。基礎パッキン20は、矩形板状の基体21からなり、基体の幅Wは120mmである。図示しないが、基体21の長さは910mmであり、高さは20mmである。また、基体21の長辺外側面22には、上下方向に貫通した複数の溝25(深さD:6mm)が形成されている(図2参照)。
図中、23は、溝25の底面であり、24は、コンクリート基礎10に垂設されたアンカーボルト(図示せず)を挿通するためのボルト挿通孔である。
(ii)の工程においては、基礎パッキン20を、溝25を介して上方から墨出し線21を視認し得るように、コンクリート基礎10の上面11に載置する(図1(b)、図2参照)。このとき、図1(b)、図2に示すように、溝25の底面23が墨出し線21の上方に位置するように基礎パッキン20を載置するようにすれば、基礎パッキン20の位置合わせが容易となり、施工をよりスムーズにすることができる。
また、第1実施形態においては、図1(b)、図2に示すように、基礎パッキン20の長辺外側面22と、コンクリート基礎10の側面12とが略同一平面上に位置するようにコンクリート基礎10の上面11に基礎パッキン20を載置している。このような工法は、一般的に外面(そとづら)施工と称されるものである。なお、コンクリート基礎10の上面11に基礎パッキン20を載置する工法としては、外面施工の他に、例えば、コンクリート基礎10の中心線と基礎パッキンの中心線とを合わせる芯々施工等がある。
(iii)次に、基礎パッキン20上に木製土台30を載置する。このとき、基礎パッキン20の長辺外側面22を基準として木製土台30の外側面を位置決めして木製土台30を載置することができるので、間接的に墨出し線13を基準とした木製土台30の位置合わせを行うことができ、スムーズな施工を行うことができる。その後、アンカーボルト(図示せず)によって、コンクリート基礎10と木製土台30とを固定する。
次に、コンクリート基礎10の壁面12と、基礎パッキン20の長辺外側面22とにモルタル40を塗布して硬化させる。このとき、基礎パッキン20の長辺外側面22に形成された複数の溝25にモルタル40が入り込んで硬化するため、モルタル40と基礎パッキン20との密着性が向上し、モルタル40の剥離を防止することができる。
(iv)次に、モルタル40の上側に位置するように、外装板の一部となる板状体(例えば、合板等)50を木製土台30に取り付ける(図1(c)参照)。
図1及び図2を用いて説明したように、第1実施形態に係る建造物の施工方法によれば、コンクリート基礎10の上面11を覆うように基礎パッキン20を載置しても、溝25を介して墨出し線13を視認することができるため、複数の基礎パッキン20を基準線としての墨出し線13に精度良く設置することが可能となる。このように精度良く複数の基礎パッキン20を上記基準線に沿って設置することによって、平面視矩形板状の基礎パッキン20の長辺外側面22が複数の基礎パッキン20間で略一直線上に並ぶことになる。そして、複数の基礎パッキン20の長辺外側面22が略一直線上に並んで第2の基準線として機能するので、この第2の基準線としての長辺外側面22群に沿って木製土台30の外側面を位置決めし、木製土台30を基礎パッキン20の上面26に設置することによって、間接的に墨出し線13を基準とした木製土台30の位置合わせを行うことができ、スムーズな施工を行うことができる。
また、モルタル40を塗布する際、基礎パッキン20の長辺外側面22に形成された複数の溝25にモルタル40が入り込んで硬化するため、モルタル40と基礎パッキン20との密着性が向上し、モルタル40の剥離を防止することができるとともに、基礎パッキン20の滑りや横ズレ等を防止することができる。
また、図2に示したように、幅W120mmの基礎パッキンを、幅W120mmのコンクリート基礎10の上面11に載置しても、コンクリート基礎10の上面に描いた墨出し線(逃げ墨)13を視認可能な状態とすることができる。このように第1実施形態に係る建造物の施工方法によれば、幅の広い基礎パッキンを使用することができ、基礎パッキン20とコンクリート基礎10又は木製土台30との接触面積を充分に確保することができる。従って、基礎パッキン20又は木製土台30の滑りや横ズレを防止することができ、振動や衝撃等によって基礎パッキン20が変形してしまうことを防止することができる。
また、第1実施形態に係る建造物の施工方法により施工された建造物は、木製土台30とコンクリート基礎10との間に基礎パッキン20が設けられているにも拘わらず、墨出し線13を基準とした木製土台30の位置合わせが行われているため、木製土台30が精度よく設けられる。さらに、基礎パッキン20の長辺外側面22に形成された溝25にモルタル40が入り込んで硬化するため、モルタル40と基礎パッキン20との密着性に優れ、モルタル40の剥離、基礎パッキン20の滑りや横ズレが生じるおそれがない。
[第2実施形態]
図3(a)〜(c)は、第2実施形態に係る建造物の施工方法を模式的に示す部分拡大斜視図である。図4は、図3(b)に示した基礎パッキン及び基礎を上方から見た様子を模式的に示す平面図である。なお、図3及び図4においては、上述した図1及び図2に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。
(i)建造物(図示せず)を建てるべき部分の内殻部及び外殻部に、幅W120mmのコンクリート基礎10を作る(図3(a)、図4参照)。
(ii)次に、コンクリート基礎10の上面11に墨出し線を描かず、コンクリート基礎10の上面11に基礎パッキン20を載置する(図3(b)、図4参照)。基礎パッキン20については既に説明済であるので、ここでの説明は省略する。この(ii)の工程においては、基礎パッキン20の長辺外側面22に形成された溝25の底面23と、コンクリート基礎10の壁面12とが略同一平面上に位置するように、コンクリート基礎10の上面11に基礎パッキン20を載置する。このとき、長辺外側面22とコンクリート基礎10の壁面12との距離は、溝25の深さD(6mm)と同じになる。
(iii)次に、基礎パッキン20上に木製土台30を載置する。このとき、溝25の底面23とコンクリート基礎10の壁面12とが略同一平面上に位置しているので、溝25の底面23を基準として木製土台30の位置合わせを行うことにより、墨出し線を描くことなく、コンクリート基礎10の壁面12を基準とした木製土台30の位置合わせを行うことができる。その後、アンカーボルト(図示せず)によって、コンクリート基礎10と木製土台30とを固定する。
次に、コンクリート基礎10の壁面12と、基礎パッキン20の長辺外側面22とにモルタル40を塗布して硬化させる。このとき、基礎パッキン20の長辺外側面22に形成さり複数の溝25にモルタル40が入り込んで硬化するため、モルタル40と基礎パッキン20との密着性が向上し、モルタル40の剥離を防止することができる。また、モルタル40を塗布する際には、基礎パッキン20の上面26を基準として溝25から上方に食み出したモルタル40を溝25内に押し込むことにより、突出部分の平坦さを容易に確保することができるため、外装板の一部となる板状体50の位置合わせを正確に行うことができる。
次に、モルタル40の上側に位置するように、外装板の一部となる板状体50を木製土台30に取り付ける(図3参照)。このとき、基礎パッキン20の突出部分の上面26を基準として、外装板の一部となる板状体50の位置合わせを行うことができるため、外装板の一部となる板状体50の位置合わせが容易であり、スムーズな施工が可能となる。
図3及び図4を用いて説明したように、第2実施形態に係る建造物の施工方法によれば、基礎パッキン20の一方の長辺外側面22が、コンクリート基礎10の壁面(外側面)12より外部空間側に位置するため、基礎パッキン20の上面26に木製土台30を載置しても、基礎パッキン20の上面26の全てが木製土台30によって覆われることがなく、基礎パッキン20の突出部分の上面26には木製土台30が及ばない(図3(c)参照)。従って、突出部分の上面26を基準として、外装板の一部となる板状体50の位置合わせを容易に行うことが可能となり、スムーズな施工を行うことが可能となる。
また、モルタル40を塗布する際、基礎パッキン20の長辺外側面22に形成された複数の溝25にモルタル40が入り込んで硬化するため、モルタル40と基礎パッキン20との密着性が向上し、モルタル40の剥離を防止することができるとともに、基礎パッキン20の滑りや横ズレ等を防止することができる。
また、第2実施形態に係る建造物の施工方法では、基礎パッキン20の一方の長辺外側面22に形成された溝25の底面23と、コンクリート基礎10の壁面12とが略同一平面上に位置するように、基礎パッキン20をコンクリート基礎10の上面11に載置し、溝25の底面23を基準とした木製土台30の位置合わせを行っている。このようにした場合、墨出し線を描く工程を省略し、コンクリート基礎10の壁面12を基準とした木製土台30の位置合わせを行うことができる。
なお、第2実施形態に係る建造物の施工方法においては、コンクリート基礎10の上面11に墨出し線(逃げ墨)を描いた後、基礎パッキン20の一方の長辺外側面22に形成された溝25の底面23が墨出し線上に位置するように、基礎パッキン20をコンクリート基礎10の上面11に載置し、溝25の底面23を基準とした木製土台30の位置合わせを行うこととしてもよい。このようにした場合、コンクリート基礎10にうねりが生じていても、墨出し線を基準とした木製土台30の正確な位置合わせを行うことができる。
以上、第1、第2実施形態に係る建造物の施工方法について説明したが、本発明の建造物の施工方法に用いる基礎パッキンとしては、所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成された基礎パッキンであれば、特に限定されるものではない。ただし、本発明の建造物の施工方法においては、基礎の上面の全周域を覆うように基礎パッキンを載置しても、墨出し線を視認し得るようにすることができるから、長尺の基礎パッキンを好適に使用することができる。長尺の基礎パッキンを用いる場合には、部品点数を少なくすることができ、有利である。
また、本発明の建造物の施工方法においては、基礎の側面と基礎パッキンの基体の長辺外側面とにモルタルを塗布して硬化させることにより、モルタルと基礎パッキンとの密着性を向上させてモルタルの剥離や基礎パッキンの滑り、横ズレを防止することができるから、遮蔽型の基礎パッキンを好適に使用することができる。
上述した第2実施形態に係る建造物の施工方法によれば、基礎パッキンの上面の一部を基準として、外装板又は外装板の一部となる板状体の位置合わせを行うことが可能となるが、本発明の建造物の施工方法においては、外装板又は外装板の一部となる板状体の位置合わせではなく、内装板又は内装板の一部となる板状体の位置合わせを行うこととしてもよい。
(a)〜(c)は、第1実施形態に係る建造物の施工方法の一例を模式的に示す斜視図である。 図1(b)に示した基礎パッキン及び基礎を上方から見た様子を模式的に示す平面図である。 (a)〜(c)は、第2実施形態に係る建造物の施工方法の一例を模式的に示す斜視図である。 図3(b)に示した基礎パッキン及び基礎を上方から見た様子を模式的に示す平面図である。 従来の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。 コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。 (a)〜(c)は、従来の建造物の施工方法の一例を模式的に示す斜視図である。 (a)〜(b)は、従来の建造物の施工方法の他の一例を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10 コンクリート基礎
11 上面
12 壁面
13 墨出し線
20 基礎パッキン
21 基体
22 長辺外側面
23 (溝の)底面
24 ボルト挿通孔
25 溝
26 上面
30 木製土台
40 モルタル
50 板状体
100 基礎パッキン
101、103 窪み
102 突起
104 溝
105 穴
200 コンクリート基礎
201、202 部屋となる領域
203 玄関となる領域
300 遮蔽型の基礎パッキン
301 換気型の基礎パッキン
302 アンカーボルト
410 コンクリート基礎
411 上面
412 壁面
413 墨出し線
420、520 基礎パッキン
421、521 基体
422、522 長辺外側面
424、524 ボルト挿通孔
430 木製土台
440 モルタル
450 板状体

Claims (3)

  1. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
    前記基礎の上面に、前記土台の位置合わせのための墨出し線を描く工程と、
    所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成された基礎パッキンを、前記溝を介して上方から前記墨出し線を視認し得るように、前記基礎の上面に載置する工程と、
    前記土台の外側面が前記墨出し線の上方に位置するように、前記土台を前記基礎パッキンの上面に載置する工程と、
    前記土台の外側面より外部空間側における前記基礎パッキンの上面に、外装板又は当該外装板の一部となる板状体を載置する工程と
    を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
  2. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
    所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成された基礎パッキンを、当該基礎パッキンの一方の長辺外側面が前記基礎の外壁面より外部空間側に突出するように、前記基礎の上面に載置する工程と、
    前記基礎の外壁面及び前記基礎パッキンの一方の長辺外側面にモルタルを塗布する工程と
    を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
  3. 基礎と土台との間に基礎パッキンが設けられた建造物であって、
    所定の厚さを有する矩形板状の基体の長辺外側面に上下方向に貫通した複数の溝が形成された基礎パッキンが、当該基礎パッキンの一方の長辺外側面が前記基礎の外壁面より外部空間側に突出するように、前記基礎の上面に載置され
    前記基礎の外壁面及び前記基礎パッキンの一方の長辺外側面にモルタルが塗布されていることを特徴とする建造物。
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