JPH0849307A - 基礎部の水切構造 - Google Patents

基礎部の水切構造

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JPH0849307A
JPH0849307A JP20424994A JP20424994A JPH0849307A JP H0849307 A JPH0849307 A JP H0849307A JP 20424994 A JP20424994 A JP 20424994A JP 20424994 A JP20424994 A JP 20424994A JP H0849307 A JPH0849307 A JP H0849307A
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JP
Japan
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foundation
base
plate
floor body
semi
Prior art date
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Pending
Application number
JP20424994A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tsukamoto
茂 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基礎水切の取り付けが容易となり、したがっ
て施工性の良い基礎部の水切構造を提供する。 【構成】 基礎1上に台輪2を介して床体11、外壁体
18、19が順次設けられ、床体3の外面に基礎水切1
2が取り付けられた基礎部の水切構造である。床体3は
基礎1の外面位置より内側に後退して配置され、台輪2
はその外側縁が基礎1の外面位置に略一致して配置され
ている。基礎水切12は、床体3の外面に当接した当接
板13と、当接板13の下端縁より外方に向かって延び
さらに垂下して台輪2の床体外面より外側に露出するコ
ーナー部2aを覆う段差部14と、段差部14の下端縁
より外方に延びかつ下方に傾斜した傾斜板15と、傾斜
板15の先端縁より下方に垂下した垂下板16とから構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎上に台輪を介して
設けられた床体に、基礎水切が取り付けられてなる水切
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水切構造としては、例え
ば図3に示す構造が知られている。図3において符号1
は基礎であり、この基礎1上には台輪2が載置され、さ
らにこの台輪2上には床体を構成する床パネル3と半土
台4とが配置されている。また、これら床パネル3およ
び半土台4の上には、基礎1に埋設されたアンカーボル
ト(図示略)に固定されて壁パネル5が立てられてお
り、さらにこの壁パネル5の外面にはサイディング材6
が貼設されている。
【0003】ここで、前記台輪2はその平面視した外形
が略矩形をなすもので、外側縁、すなわち前記サイディ
ング材6が貼設された側の縁が基礎1の外面位置にほぼ
一致して載置され固定されたものである。また、床パネ
ル3は、矩形枠状に配置された芯材3aとこれの上面側
に貼着された面材3bとからなるもので、芯材3aが台
輪2を介して基礎1上に置かれたものである。半土台4
は、矩形断面を有した角材によって形成されたもので、
その内面に凹溝(図示略)を形成し、この凹溝と前記床
パネル3の芯材3aの外面に形成された凹溝との間に前
記アンカーボルトを貫通せしめたものである。また、サ
イディング材6は、壁パネル5に図示しない防水シー
ト、胴縁等を介して施工現場にて取り付けられたもの
で、前記半土台4の外面を多い隠すように、その下端縁
が基礎1のほぼ上面位置にまで延びて配設されたもので
ある。
【0004】また、前記半土台4の外面には、該半土台
4とサイディング材6下端部との間に挟持されるように
して基礎水切7が取り付けられている。この基礎水切7
は、半土台4の外面に当接してこれに取り付けられる当
接板8と、この当接板8の下端縁より外方に延びかつ下
方に傾斜した傾斜板9と、該傾斜板9の先端縁より下方
に垂下した垂下板10とから構成されたもので、壁パネ
ル5とサイディング材6との間を伝って流れ落ちる雨水
を傾斜板9で外側に案内し、垂下板10に沿って下方に
落下させるものであり、これにより半土台4と台輪2と
の間、あるいは台輪2と基礎1間に雨水が浸透するのを
防いだものである。また、このような水切構造を施工す
るには、基礎1を構築し台輪2を載置した後これの上に
床パネル3と半土台4とを置き、さらにこれらの上に壁
パネル5を立てる。そして、半土台4に基礎水切7を取
り付け、その後、防水シートや胴縁を介して壁パネル6
にサイディング材6を貼設する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示し
た水切構造では以下に述べる不都合がある。この水切構
造を施工するにあたり、特に基礎水切7を半土台10に
取り付ける際には、これに先立って半土台4の外面にケ
ガキしたり、あるいは墨出ししてその位置出しを行い、
その後この位置出し線に、外側から見ることのできる水
平線となる当接板8の上端縁を合わせて基礎水切7の取
り付けを行う。なぜなら、外観意匠上基礎水切7を水平
に取り付ける必要があり、しかもその高さが不正確であ
ると後のサイディング材6の取り付けに支障を来した
り、あるいはサイディング材6の下端と基礎水切7との
間が開き過ぎてやはり外観意匠性が損なわれるからであ
る。
【0006】しかしながら、このようなケガキや墨出し
といった作業、さらには基礎水切7の位置出し線への位
置合わせといった作業は基礎水切7が横方向にかなり長
いため面倒な作業となり、工期の短縮化を損なう一因と
なっている。本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、基礎水切の取り付けが容
易となり、したがって施工性の良い基礎部の水切構造を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の基礎部の水切構
造では、基礎上に台輪を介して床体、外壁体が順次設け
られ、前記床体の外面に基礎水切が取り付けられてな
り、前記床体は基礎の外面位置より内側に後退した状態
に配置され、かつ前記台輪はその外側縁が基礎の外面位
置に略一致して配置され、前記基礎水切は、床体の外面
に当接した当接板と、この当接板の下端縁より外方に向
かって延びさらに垂下して前記台輪の床体外面より外側
に露出するコーナー部を覆う段差部と、該段差部の下端
縁より外方に延びかつ下方に傾斜した傾斜板と、該傾斜
板の先端縁より下方に垂下した垂下板とから構成された
ことを前記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】本発明の基礎部の水切構造によれば、基礎上の
台輪の外側コーナー部が露出するように床体を基礎の外
面位置より後退して配置し、この台輪の外側コーナー部
を覆う段差部を基礎水切に形成したので、施工にあたり
基礎水切を床体に取り付ける際、予めケガキや墨出しを
行うことなく、単に段差部を台輪の外側コーナー部に合
わせるだけでその位置決めが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。図1および
図2は本発明の基礎部の水切構造の一実施例を示す図で
ある。なお、これらの図において図3に示した構成要素
と同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略
する。図1および図2に示した基礎部の水切構造が図3
に示した構造と主に異なるところは、床体を構成する半
土台の寸法と基礎水切の構造にある。
【0010】図1および図2に示した基礎部の水切構造
にあっては、半土台11はその厚さ、すなわち床パネル
3の芯材3aに当接する内面とその反対側の外面との間
の厚さが図3に示した半土台4に比べて薄く、これによ
り基礎1の外面位置より後退した状態に配置されたもの
となっている。そして、このように半土台11が後退し
て配置されていることにより、基礎1上に置かれた台輪
2はその外側のコーナー部2aが露出せしめられたもの
となっている。
【0011】そして、このように露出した台輪2のコー
ナー部2aを覆って、基礎水切12が半土台11に取り
付けられている。この基礎水切12は、床体を構成する
半土台11の外面に当接した当接板13と、この当接板
13の下端縁より外方に向かって延びさらに垂下して前
記台輪2の外側に露出するコーナー部2aを覆う段差部
14と、該段差部14の下端縁より外方に延びかつ下方
に傾斜した傾斜板15と、該傾斜板15の先端縁より下
方に垂下した垂下板16とから構成されたものである。
【0012】段差部14は、当接板13の下端縁より外
方に向かって延びる水平部14aと、この水平部14a
から垂下する垂下部14bとからなるものであり、水平
部14aが台輪2のコーナー部2aの上面に置かれるこ
とによって該コーナー部2aを覆うよう構成されたもの
である。そして、このように段差部14を有したことに
よって基礎水切12は、該段差部14の水平部14aを
コーナー部2a上に合わせるだけで、傾斜板15、垂下
板16が基礎1の外側の所定位置となるように構成され
ている。なお、この基礎水切12は塩化ビニル被覆鋼板
製のものであり、当接板13の裏面には防蟻処理が施さ
れている。
【0013】また、本実施例では、図2に示すように半
土台11の外面には基礎水切12の当接板13を介して
幕板17が貼設されている。この幕板17は、半土台1
1および基礎水切12の当接板13を覆い隠すもので、
後述するサイディング材と同種の外面構造を有したもの
である。半土台11および床パネル3の上に立てられた
壁パネル18は、この例ではサイディング材19を工場
等で先付けしたいわゆるサイディング貼り壁パネルであ
る。ここで、サイディング材19は図3に示したものと
異なり、基礎1の上面位置にまで延びることなく、幕板
17に干渉しないよう壁パネル5の下端位置近傍にまで
しか延びていないものとなっている。
【0014】このような構成の水切構造を施工するに
は、従来と同様にして基礎1を構築し台輪2を載置した
後これの上に床パネル3と半土台11を置く。このと
き、半土台11についてはその厚さが図3に示した従来
のものに比べ薄くなっていることから、その外面が基礎
1の外面より所定長さ後退した状態となり、また、これ
によって台輪2の外側のコーナー部2aは図1に示すよ
うに半土台11に覆い隠されることなく露出せしめられ
たものとなっている。
【0015】次に、これら半土台11と床パネル18と
の上に壁パネル18とサイディング材19とからなるサ
イディング貼り壁パネルを立てる。ここで、サイディン
グ貼り壁パネルはそのサイディング材19の下端部が壁
パネル18の下端より突出していないため、トラック等
による輸送時やクレーンによる吊り上げ時、さらには積
載された際などにおいて振動や不測の衝撃に起因してサ
イディング材に割れ等が発生することが防止されたもの
となっている。
【0016】次いで、半土台11上に防水シート(図示
略)を貼着した後、基礎水切12を、図1中矢印で示す
ようにその段差部14の水平部aを台輪2の露出したコ
ーナー部2aに単に置くことによって位置決めし、その
状態で当接板13をスクリュー釘等によって半土台11
に固定する。その後、図2に示すように基礎水切12の
当接板13を覆って半土台11上に幕板17を貼着し、
さらに該幕板17と前記サイディング材19との間の目
地部にコーキング処理を施すとともに、基礎1の外面に
均しモルタル20を塗布し養生させて本実施例の水切構
造を得る。
【0017】このようにして得られた水切構造にあって
は、施工にあたり基礎水切12を半土台11に取り付け
る際、予めケガキや墨出しを行うことなく、単に段差部
14を台輪の外側コーナー部2aに合わせるだけでその
位置決めを行うことができることから、施工が容易にな
り、したがって工期の短縮化を図ることができる。な
お、前記実施例では壁パネル18とサイディング材19
とを予め一体化したサイディング貼り壁パネルを用いた
が、図3に示した構造と同様に現場施工によって壁パネ
ルにサイディング材を貼設するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の基礎部の水
切構造は、基礎上の台輪の外側コーナー部が露出するよ
うに床体を基礎の外面位置より後退して配置し、この台
輪の外側コーナー部を覆う段差部を基礎水切に形成した
ものであるから、施工にあたり基礎水切を床体に取り付
ける際、予めケガキや墨出しを行うことなく、単に段差
部を台輪の外側コーナー部に合わせるだけでその位置決
めを行うことができ、したがってその施工を容易にする
ことができることから、その工期の短縮化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎部の水切構造の一実施例を示す図
であり、その概略構成を示す一部分解斜視図である。
【図2】図1に示した水切構造の側断面図である。
【図3】従来の基礎部の水切構造の一例を示す概略構成
斜視図である。
【符号の説明】 1 基礎 2 台輪 2a コーナー部 3 床パネル 11 半土台 12 基礎水切 13 当接板 14 段差部 15 傾斜板 16 垂下板 18 壁パネル 19 サイディング材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に台輪を介して床体、外壁体が順
    次設けられ、前記床体の外面に基礎水切が取り付けられ
    てなる基礎部の水切構造であって、 前記床体は基礎の外面位置より内側に後退した状態に配
    置され、かつ前記台輪はその外側縁が基礎の外面位置に
    略一致して配置され、 前記基礎水切は、床体の外面に当接した当接板と、この
    当接板の下端縁より外方に向かって延びさらに垂下して
    前記台輪の床体外面より外側に露出するコーナー部を覆
    う段差部と、該段差部の下端縁より外方に延びかつ下方
    に傾斜した傾斜板と、該傾斜板の先端縁より下方に垂下
    した垂下板とから構成されたことを特徴とする基礎部の
    水切構造。
JP20424994A 1994-08-05 1994-08-05 基礎部の水切構造 Pending JPH0849307A (ja)

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JP20424994A JPH0849307A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 基礎部の水切構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005299177A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Joto Techno Co Ltd 建造物の施工方法及び建造物

Cited By (1)

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