JP3574079B2 - 基礎パッキン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、木造家屋のコンクリート基礎と、木製土台の間に介装される基礎パッキンに関する。基礎パッキンというのは本出願人が初めて考案した建築部材である。長い実績を保ち現在も数多く日本家屋の建設に用いられている。本出願人の先願である、
【0002】
▲1▼実開昭54−181721号、
▲2▼実開昭54−181708号、
▲3▼特公昭55−40734号
に基礎パッキンの形状や材質が詳しく述べられている。
【0003】
木造住宅を建築する場合、建物を建てるべき部位の外殻部や内殻部にコンクリート製の基礎を作り、その上に木材の土台を固定し、木製土台の上に柱を立て、柱の上に梁を載せるというようになっていた。コンクリート製の基礎の上に木製土台を載せるという伝統的な日本建築の手法が広く採用されている。が、これには次のような難点がある。
【0004】
コンクリート基礎(布基礎)はセメント、砂、水を混合して流動状にして予め組み立てた型枠に流し込み、数日放置して固化したものである。ゆえに基礎は水分を大量に含んでいる。木製土台がコンクリート基礎に接触していると基礎の水分を吸って湿り乾燥しにくくなる。
【0005】
またコンクリート基礎と木製土台の間に隙間がないから、そこから換気できない。床下は必ず換気しなければならない。それでコンクリート基礎のどこか適当な部位に換気穴を設ける必要がある。換気穴は例えば200mm(縦)×400mm(横)程度の大きさがある。かなり広い開口部であり基礎の強度を低下させるから基礎壁面に多数設けることはできない。だから床下空間の換気穴から遠い隅部には湿気が滞留しやすい。
【0006】
日本家屋の床下はそのようなわけで換気が悪くて湿気がこもり易い。木製土台は、床下の湿気とコンクリート基礎の水分を吸収し常に湿った状態にある。そのため長年の間に土台が腐朽することがある。湿気と温度のためにシロアリが繁殖し土台を喰い荒らすということもある。換気が悪いとシロアリの他に腐朽菌が土台や柱に繁殖して、土台、柱を腐朽させるということもあった。それに換気穴の隅部からコンクリート基礎に亀裂が入って基礎を危うくするということになる。
【0007】
【従来の技術】
そのような床下空間の換気性を向上させ、合わせて建築工事を容易にするために本出願人が創案したものが基礎パッキンである。本出願人の基礎パッキンというのは、黒色の長さ204mm(突起を含むと214mm)、幅100mm、厚さ20mmの腐りにくい材料よりなる板材である。例えば、金属(ステンレス)板材や、無機材料とプラスチックの複合板材である。複合材としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ABSなどのプラスチックを用いることもできる。無機材料は、炭酸カルシウム粉末、タルク、木粉などを用いることもできる。その他に着色料を加えて着色することもある。黒色に着色する場合、プラスチック材料は再生品を利用することもできる。その他の鮮やかな着色の場合は、プラスチック材料は新しいものを使う必要がある。また無機材料は添加しなくてもよい。
【0008】
無機材料を混合するとプラスチック材料を節減できる。プラスチックを節減するというだけでなくて、物理的・化学的な性能を高めることができる。無機材料粉が大量に含まれるから剛性が高くなり建築材料に好適の硬さになる。また光を遮断するから光によるプラスチックの脆性化が起こらない。水を通さず空気をも遮断する。無機材料が薬品、薬物の作用を遮蔽する。無機材料が適当な重さを与えることができる。
【0009】
だから無機材料を添加すると、建築材料に要求される耐水性、耐候性、耐光性、耐熱性、剛性、寿命、重量などの点でプラスチックそのものよりも優れたものになる。
【0010】
図22に本出願人の製造販売している基礎パッキンを示す。前後辺には3〜4つの窪みを有し、長手方向端辺には突起と窪みを持つ。突起を持つ辺を甲端辺、窪みを持つ辺を乙端辺ということにする。突起と窪みは、雌雄嵌合可能な形状となっている。また土台・パッキン間の通気のため長手方向には溝が形成されている。
【0011】
基礎パッキンAの甲端辺の突起を、基礎パッキンBの乙端辺の窪みに嵌合すると、2枚の基礎パッキンA、Bを長手方向に結合できる。基礎パッキンAの甲端辺突起を、基礎パッキンBの前後辺窪みに嵌合すると、2枚の基礎パッキンA、BをT字型に組み合わせることができる。そのように長手方向、あるいは前後方向に基礎パッキンを繋ぎ合わせて、コンクリート基礎の面上に並べることができる。
【0012】
基礎パッキンには表裏を貫通する通し穴がある。これはアンカーボルトを通す為の穴である。コンクリート基礎から上方に向かってアンカーボルトが植えてある。それによって木製土台を固定するのであるが、基礎パッキンのボルト穴はアンカーボルトを通して土台を固定するためのものである。
【0013】
アンカーボルトのある部分のコンクリート基礎の上に基礎パッキンを載せる。直角の隅部では基礎パッキン2枚をT字型、L字型に組み合わせる。直線部では単独で基礎パッキンを用いることもあるが、2枚の基礎パッキンを直列につなぐこともある。コンクリート基礎の上のアンカーボルトのある部位に、1枚〜2枚の基礎パッキンを置いてゆく。コンクリート基礎の面全てに基礎パッキンを置くのではなくて、一定の間隔をおいて配置する。その上にアンカーボルトの通し穴を穿った土台用木材を載せる。アンカーボルトにナットを螺合させ緊締することによって、コンクリート基礎、基礎パッキン、木製土台が結合する。そうではなくて基礎パッキンをただ置くだけの個所もある。
【0014】
基礎パッキンがない部分は高さ20mm程度の隙間(開口部)になるからこれが換気窓として機能する隙間となる。これが基礎パッキンの最も重要な役割である。高さは狭いが横に長いから換気機能は充分である。コンクリート基礎に換気窓を作る必要がない。コンクリート基礎に換気窓を作らないから基礎工事が省力化できる。基礎の換気窓がないので基礎が頑強になる、という優れた利点がある。基礎が強固になり横滑りもないから地震によく耐える構造である。
【0015】
水分を含むコンクリート基礎と木製土台を基礎パッキンが遮断しているから木製土台に水分が浸潤しない。そのために土台が腐朽しにくくシロアリの喰害を受けにくい。ために土台の耐久性が増加し寿命が長くなる。
【0016】
このように基礎パッキンを用いる工法を基礎パッキン工法と呼ぶ。基礎パッキン工法は、換気性が良くて省エネ効果があり、土台がシロアリ、腐朽菌から守られ、建物は堅牢であり、地震に強く、しかも施工性が簡便で省力化が図れる、という利点がある。それによって耐久性に優れた住宅を建設することができる。
【0017】
基礎パッキンは本来床下の通気性を高めるために設けられたものであるから、基礎パッキンの間には空隙が開いている。その空隙を風が流通する。基礎パッキンの厚みが20mmであるから空隙高さは低いが、それでもネズミなどの小動物が出入りすることもある。これを防ぐため本出願には風を通すが小動物は遮るような部材を考案した。
【0018】
▲4▼実公平4−5610号「小動物侵入阻止部材」
この部材は基礎パッキンと基礎パッキンの間隙に挿入してあり、ネズミ、鼬、蛇などの出入りを防ぐようにしてある。以上の4件は何れも本出願人のものである。それ以外にも類似の部材が他社によって考案されている。
【0019】
▲5▼特開平8−74367号「台輪および台輪を介在させた床パネルの敷設方法」は、梯子のような長方形形状の台輪をコンクリート基礎と土台の間に介装させたものである。梯子にように開口部のほうが中実部よりずっと広くなっている。それはアンカーボルトに対して台輪の位置を自由に変更できるという利点がある。それだけに長さあたりの荷重を担う能力は小さくなるから、台輪はコンクリート基礎の面上に隙間なく敷き詰められる。
【0020】
▲6▼特開2000−265578号「台輪」は、やはり梯子状の開口部の多い矩形状の台輪を、コンクリート基礎の上に載せて、木材土台を台輪に載せ、アンカーボルトを通しナットによって木材土台を固定するようにしたものである。台輪であるから縦方向の開口部が大きいが、それだけでは通気性がないので、ここでは横方向の開口部をも設けて通気性をもたらすようにしている。縦方向にも横方向にも貫通穴がたくさんあるからどうしても脆弱になる。この発明は、上下の壁面を繋ぐ短い隔壁を上下壁に直交するのではなくて傾斜をもたせている。つまり横から見た穴が正立台形、倒立台形の繰り返しになるようにしている。隔壁が両側に傾いているから上下面の横ズレを防ぐ。さらに上下方向の強度を確保するために、この台輪もコンクリート基礎の上に隙間なく敷き詰めるようになっている。通気性ある基礎パッキンである。
【0021】
▲7▼特開平7−197675号「水回りの床下気密断熱構造」は、浴室、トイレなど水回りの床材とコンクリート基礎の間に介装される気密性高い台輪を提供する。梯子状のプラスチック材の両面にテープ状のゴムを付けている。台輪をコンクリート基礎と木材基礎の間に入れて固定するとゴムがあるから内外に風や蒸気は殆ど通らなくなる。気密性を重視したものである。本発明は遮蔽型の基礎パッキンに関するものでこれと共通するところがある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
このように基礎パッキン工法には、建物の寿命が伸び、地震に対して強く、施工の省力化が図られ、土台をシロアリ、腐朽から防護するなど従来の工法にない優れた利点がある。図22の基本型の基礎パッキンは中実体であるが、コンクリート基礎の上に疎らに配置することによって隙間を作り通気性を得ている。図22に示した基本型の他にも、幾つかの改良が提案されている。当初の目的は床下の通気性を主体にしたものであったが、前記の従来技術▲7▼のように、通気性が不要な部分にも基礎パッキンを使用したい場合がある。
【0023】
玄関や勝手口、土間部など床下というものがなくて、室内空間と外部空間が土台を介して両側で接する場合は、基礎パッキンから通気させる必要はない。その場合にもコンクリート基礎と土台の間に基礎パッキンを介在させ木製土台を固定し壁を塗るということになる。その場合、通気性は不要である。通気性を不要とする基礎パッキンをここでは遮蔽型と呼ぶことにする。換気型と対極概念である。遮蔽型の場合、基礎パッキンそのものの前後をもモルタルで覆うことになる。ところがモルタルなどの左官材は基礎パッキンに付きが悪いという欠点がある。
本発明は、遮蔽型の基礎パッキンにおいてモルタルなどの付きを良くすることを第1の目的とする。遮蔽型の基礎パッキンにおいて基礎のバリによって浮き上がること傾く事がないようにした基礎パッキンを与えることを第2の目的とする。遮蔽型の基礎パッキンにおいて材料を低減できる構造をもった基礎パッキンを与えることを第3の目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の基礎パッキンは遮蔽型において、前後面に凹凸を多数設ける。モルタルとの密着性を高めるためである。凹凸を多数設ければよくて、凹凸の形状や寸法高さは目的によって自由に決定できる。丸、角型の突起を設けることもできる。突起の配列も縦横行列状にしてもよいし、千鳥状の配列でもよい。さらに平行溝を前後面に形成してもよい。平行溝といっても長手方向に平行の場合もある、長手方向に直交する場合もありうる。さらに長手方向の傾斜する平行溝を設けてもよい。2組の平行溝のセットを形成することもできる。モルタルや壁材料に接触する前後面に凹凸を複数個形成することによって密着性が増進するから長年の間に壁やモルタルが剥がれるというようなこともない。
土台のコンクリートバリによって基礎パッキンの前後端が持ち上げられるのを防ぐために、本発明の基礎パッキンは、前後辺の稜線を面取りする。面取りすることによってコンクリートバリがあっても基礎パッキンは傾いたり盛り上がったりしない。
さらにまた本発明の基礎パッキンは内部に空洞を形成して材料を節減するために、前後あるいは上下に二分割とする。前後或は上下に2分割した基礎パッキンを前後に付き合わせて結合する構造にする。内部に空洞を形成できるから材料を節約することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の基礎パッキンは、モルタル材などとの密着性を高めるため、前後面に凹凸を設ける。凹凸の種類は、孤立点の集合、溝の集合など任意である。
さらに上下面前後面の交線である稜線を面取りすると、コンクリート基礎のバリ取りをしなくてよい。バリがあっても基礎パッキンを土台に水平に置くことが可能である。また前後二分割あるいは上下二分割にすることによって、内部に空洞を導入する。軽量化できしかも材料費を削減することができる。
【0026】
基礎パッキンの材料は金属材料あるいは、プラスチック材料、プラスチックと無機材の複合材とする。金属の場合は、鋳鉄、ステンレスなどを用いることができる。プラスチックの場合は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS、ナイロンなどの熱可塑性、熱硬化性プラスチックを用いることができる。プラスチックと無機材の複合材の場合は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS、ナイロンなどの熱可塑性、熱硬化性プラスチックと、CaCO、木粉、石粉のような無機物、顔料などよりなる。プラスチックと無機物の配合重量比は、1:0.1〜1:3程度である。複合材の場合プラスチックは再生の材料を用いることもできる。
【0027】
【実施例】
図1〜図20及び図23〜図26によっていくつかの実施例にかかる基礎パッキンを説明する。
[実施例1(縦溝あり;図1〜図7)]
図1は実施例1にかかる基礎パッキン1の1枚の全体の平面図、図2は正面図である。実施例1の基礎パッキンは、長手方向の長さが500mm、前後方向の幅が120mm、厚さが20mmとなっている。基本の基礎パッキンは214mm×100mm×20mmだと述べたが、これもそのような寸法にしてもよい。しかし単位の基礎パッキンの寸法はそれ以外に目的や要望によって自在に決めれば良いことである。長手方向をx軸、上下方向をz軸、前後の方向をy軸方向として随時この定義を用いて方向を説明する。
【0028】
基礎パッキンであるから、縦長の(x方向に伸びる)矩形部材で、上下に平行な広い上面2、下面3を持つ。上面2、下面3は同様の形状模様を持っている。中間部には継辺4があって前後辺をつないでいる。継辺4の間には異型6角形状のアンカーボルト穴5がある。これはコンクリート基礎に植えたアンカーボルトを通すための穴である。幾分の調整が可能なようにアンカーボルト穴5はやや広い穴になっている。しかしアンカーボルト穴5の形状は任意である。基本形として述べた基礎パッキンのようなT字型の溝であってもよいし、また丸いアンカーボルト穴でもよい。
【0029】
左右の端面6は平坦な面である。多数の基礎パッキンを連続してコンクリート基礎の上に並べるが、このような平坦な端面をもつ場合は単純に突き合わせて基礎の上に置けば良い。基本形のように端面に雌雄の嵌合部を設けてもよい。
【0030】
基礎パッキン1の前面7と後面8も平行面である。ここの形状に本発明の一つの特徴がある。それは多数の縦溝9の存在である。前面7にも後面8にも同様に縦溝9よりなる凹凸がある。それはモルタルとの密着性を高めるためである。前面、後面にはモルタルが塗布されるが、平滑面であるとモルタルののりが悪いので、本発明は凹凸に富んだ形状としている。
【0031】
上面2、下面3には長手方向に平行の小さい小溝10が複数個形成されている。また継辺4の一部には、窪み11、12が穿たれている。これら上下面の凹凸の形状、寸法は任意である。もちろんそのような凹凸はなくても差し支えない。
【0032】
平行に2条のテープ溝13が全長に渡って穿たれる。これはゴムテープやウレタンテープ、発泡樹脂テープなどをここに貼付するものである。ここではテープの図示を略しているが実際にはここに柔軟な材質のテープを付ける。基礎パッキン1をコンクリート基礎と土台の間に入れるとテープが圧縮されて気密性を高めることができる。そのためのテープ溝13である。窪み11、12、テープ溝13は図3、4などによって深さがわかる。図4の断面図で明らかなように下面、上面は平坦で断面はほぼ矩形であるが所々に凹部がある。
【0033】
図5はコンクリート基礎20の上に本発明の基礎パッキン1を載せた状態を示す斜視図である。図6はさらに基礎パッキン1の上に木材土台24を乗せた斜視図である。アンカーボルトがコンクリート基礎の上にうわっており、これが基礎パッキン1のアンカーボルト穴5を通り土台のボルト穴を通っている。ナットをボルトにねじ込んで、コンクリート基礎20に対し基礎パッキン1と土台24を固定する。
【0034】
ここではコンクリート基礎20と基礎パッキン1の幅を同一のように描いているが、コンクリート基礎20の幅の方が大きい場合もある。モルタル21をコンクリート基礎20の前面、基礎パッキン1の前面、土台24に達するまで塗布する。この時にモルタル21が、基礎パッキン1の前面の縦溝9の凹部に入り込んで硬化する。ために、モルタル21と基礎パッキン1が強固に密着する。基礎パッキンの凹凸に応じてモルタル面も凹凸の連鎖になるから横ズレは起こり得ない。またモルタルが基礎パッキン前面から剥離するということも起こりにくくなる。モルタル21の表面にはさらに、化粧モルタル又はタイル23を付けられる。
【0035】
図7はモルタル21と基礎パッキン1の接触する部分の拡大断面図を示す。縦溝9の凹凸の凹部にモルタル21が入っているので、その結合が強化されるということが分かる。縦溝のピッチ、凹部の広がり、凸部の幅、凸部の長さなどは、任意に決定できる。この例では縦溝のピッチ(周期)は11mmである。
【0036】
[実施例2(縦溝あり;面取りあり;図8〜図14)]
次に述べる実施例2は、基礎パッキンの上下面の稜線を面取りしたものである。稜線を面取りすると、コンクリート基礎の盛り上がり部分(バリ)があっても下面を基礎面に接触するように戴置できる、という利点がある。面取りの幅、高さ、角度は任意である。図8は実施例2の基礎パッキン平面図、図9は正面図である。実施例2の基礎パッキンは、長手方向の長さが500mm、前後方向の幅が120mm、厚さが20mmとなっている。そのような寸法は任意に決めれば良い。これは実施例1と同じようにしている。面取り部分にもモルタルが入り込むので、モルタルの乾燥後のハガレや罅割れがより起こりにくくなるという利点もある。その他の構成は実施例1と同様である。だから共通する部分には同じ符号を付した。
【0037】
縦長の(x方向に伸びる)矩形部材で、上下に平行な広い上面2、下面3を持つ。上面2、下面3ともに前後に二分され中間部には継辺4があって前後辺をつないでいる。継辺4の間には異型6角形状のアンカーボルト穴5がある。左右の端面6は平坦な面である。基本形のように端面に雌雄の嵌合部を設けてもよい。
【0038】
基礎パッキン1の前面7と後面8も平行面で、縦溝9を全面に形成している。それはモルタルとの密合性を高めるためである。それは実施例1と同様であるから、この性質については重ねて説明しない。面取り構造は縦溝がない基本形状にも応用することができる。
【0039】
実施例2において新たに設けた形状的な工夫は、上下前後面の稜線を面取りしたということである。面取り15は斜めの狭く細い面である。面取り15は縦溝9の上下の全体に掛かっている。実施例1との違いはそれだけで、金型を少し工夫することによって面取りを持つ基礎パッキンを作ることができる。
【0040】
面取りの効果を述べる。図12に示すように、建築現場において壁面とすべき地面に穴をほり型枠25を差し込んで組み合わせ、コンクリートを流し込んで固めてコンクリート基礎20を作製する。固化するときに型枠25と接触する部分で僅かにコンクリートが隆起する部分が残ることがある。これをバリ26と呼ぶ。僅かな隆起であるが、削り落とすようなことはしないから、図13のようにコンクリート基礎の上面27の両端に残る。基礎パッキンの幅の方が、コンクリート基礎幅より小さい場合は問題がない。
【0041】
もし、その上に同じ幅の基礎パッキンを載せたとすると、基礎パッキンは平面であるから、バリ26のために中間部が浮き上がる。あるいは片側だけが少し高くなり基礎パッキンが斜めになるということもありうる。実施例2は基礎パッキン1の前後上下の面の稜線を面取り15しているから、同じ幅の基礎パッキンであっても、バリ26によって持ち上げられない。図14はコンクリート基礎20の上に実施例2の基礎パッキンを載せた状態を示す。
【0042】
バリ26が前後に存在するが、基礎パッキン1には面取り15があって、その部分が浮き上がっておりバリ26の影響を受けないようになっている。好都合な形状になっているのである。バリ26は小さい隆起に過ぎないが、固まってから削るというのは手間であるから、このような工夫は有用である。面取りの幅、角度、高さは任意である。この実施例では、面取りの奥行きは4mmで、低下幅は1mmである。だから傾斜角は14゜である。しかしそのような寸法角度はコンクリート基礎との関係で自在に設計することができる。
【0043】
[実施例3(縦溝あり;面取りあり;上下二分割;図15〜図20)]
時にさらに軽量化、低コスト化を目指す要望もある。より軽量化するには内部を空間にすればよい。金属製の基礎パッキンの場合一体もので内部を空洞にするのは難しい。プラスチック製の基礎パッキンはプラスチック射出成形によって一挙に製造するが内部に空洞を作るというようなことは困難である。本発明は、基礎パッキンを二つの部材に分割することによって内部に空洞を導入することができる。分割のモードは、上下二分割と前後二分割の2モードがありうる。両方を述べる。
【0044】
次に述べる実施例3は、基礎パッキンを中心高さの面で切断して上下二分割し空洞部を設けたものである。前後面の縦溝9や、前後上下稜線の面取り15は存在する。だから実施例1、2と同様の効果はある。それに加え実施例3は空洞を有する上下2分割の基礎パッキンを与える。二分割なのでこれはやや複雑な構造になっている。
【0045】
このように二分割すると内部を空洞にすることができる。だから材料を節減することができる。しかしコンクリート基礎や土台に接触する上下面は充分な面積があり、接触面積は減らさなくて良い。上下ひっくり返して使うことができるという利点もある。
【0046】
図15は実施例3の基礎パッキンの平面図、図16は正面図である。平面図だけを見ると、実施例2の基礎パッキンとほぼ同じである。上面2、下面3、端面6、前面7、後面8を有するx方向に長い板である。実施例1、2と共通する構成として前後面7、8に縦溝9を有する。これはモルタル塗装との密着性を向上させモルタルが剥がれないようにする。また稜線に沿っては面取り15がある。これはコンクリート基礎のバリを避けるために設けた構造である。しかし正面図を見ると、丁度半分の高さに嵌合線が見えるから二分割であることがわかる。
【0047】
この基礎パッキンは上下二つ割りであって、甲片Kと乙片Hからなる。甲片Kと乙片Hはよく似た長方形の板である。15図では甲片Kの上面(表面)が見えているが、乙片Hの底面(表面)も同様の形状である。それぞれの裏面は嵌合のための構造物と、補強部材および嵌合部材を持っている。
【0048】
甲片Kの裏面2を図17に、乙片Hの裏面を図18に示す。短辺(y方向)の方向に多数の平行の横溝16と横条17が交互に存在する。ここで横溝というのはzy方向に伸びx方向に厚みを有する溝のことである。横溝16を除去した残りが横条17である。金属材料或はプラスチック+無機材料を、横溝16の分だけ節約できる。横溝16の集合が空洞である。材料を削減できる構造でコストを下げることができる。強度はそれなりに低下するのはやむを得ない。上下の甲片K、乙片Hの横条17は上下対応しており、荷重を伝えることができる。図19は横条17を含む面で切った縦断面図である。これによって横条17同士が上下で接触していることがわかる。
【0049】
嵌合の機構は、突起と嵌合穴の組み合わせによる。図18の乙片Hの裏面には、角型の丙突起Lが中央部よりに、横溝16の9つごとに設けられる。丙突起Lに対応して、甲片Kの裏面には(図17)、横溝の9つごとの周期で角型の丁嵌合穴Mが設けられる。嵌合穴Mに丙突起Lが嵌入することによって甲片Kと乙片Hが一体となる。
それだけでなく乙片H裏面のより外側にはより小さい戊突起Nが、横溝9つ分毎に設けられる。戊突起Nは横溝16の一つにちょうど嵌まる。このように2種類の突起L、Nと、嵌合穴Mを併用するのは、嵌合状態をより強固安定にするためである。図20に嵌合部の機構を示す。実施例3は横溝16の分だけ空洞になるから軽量になるし、材料もその分だけ節約することができる。
【0050】
[実施例4(縦溝あり;面取りあり;前後二分割;図23〜図26)]
次に述べる実施例4は、基礎パッキンを長手方向中心線で切断して前後二分割し空洞部を設けたものである。前後面の縦溝30や、前後上下稜線の面取り15がある。これらは省くこともできる。実施例4は空洞を有する前後二分割の基礎パッキンを与える。前後二分割で、甲片Pと乙片Qを嵌合した構造となる。
【0051】
図23は実施例4の基礎パッキンの平面図、図24は長手方向の縦断面図、図25は横断平面図、図26は嵌合構造を示すための端面に平行に切った縦断面図である。
【0052】
この基礎パッキンは前後二つ割りであって、甲片Pと乙片Qからなる。甲片Pと乙片Qはよく似た長い長方形の板である。長手方向中央線にそって分割されているからその部分に嵌合構造がある。
【0053】
嵌合状態の横断平面図を図25に示す。これが実施例4を最もよく表現している。前面33、後面34に多数の縦溝30がある。面取り15が稜線に存在する。アンカーボルト通し穴32の半分ずつが甲片P、乙片Qに半分ずつ形成される。甲片P、乙片Qのいずれも多数の平行の補強リブ39を有する。補強リブ39は相対向している。甲片Pには筒形状の受け片37が形成される。乙片Qにはやはり筒形状の差込片38が形成される。差込片38を、受け辺37に挿入することによって甲片Pと乙片Qが嵌合される。
図26のように両方の差込片38、受け片37がきっちりと嵌合されて甲片と乙片を結合するようになっている。図26のように内部に大きい空間ができる。このような空間の存在が、材料を節減しコストを削減し基礎パッキンを軽量化する。
図21は木造建築において地面にコンクリート基礎20を打ちその上に基礎パッキン1を置いた状態の一例を示す斜視図である。家屋の間取りによってコンクリート基礎20の形状、配置は変わる。コンクリート基礎20はその上にアンカーボルト28が適当な位置に植設される。コンクリート基礎20の上に本発明の基礎パッキン1を順次載せている。これは前後の端部に凹凸を有する基礎パッキンであって、アンカーボルト28によって全部の基礎パッキンを仮止めしなくてよい。
【0054】
本発明の第1の基礎パッキンは、通気穴がないもので風を通さない遮蔽型のものである。遮蔽型の基礎パッキンはそのまま露呈することもできるが、多くの場合モルタル塗装して目かくしする。その場合、前面と後面に縦溝を多数設けているからモルタルとの密着性に優れる。
本発明の第2の基礎パッキンは遮蔽型に適用できる。4つの長手方向の稜線に面取りすれば、コンクリート基礎のバリがあっても、それを回避し基礎パッキンを傾かせずにコンクリート基礎の上に戴置できる。
本発明の第3の基礎パッキンは基礎パッキンを上下の二つ割りにしたものである。本発明の第4の基礎パッキンは、基礎パッキンを前後の二つ割りにしたものである。二つ割りにすると空洞を設けることができるから材料費を節減し、コストを下げ、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかる基礎パッキンの平面図。
【図2】本発明の第1の実施例にかかる基礎パッキンの正面図。
【図3】本発明の第1の実施例にかかる基礎パッキンの左側面図。
【図4】本発明の第1の実施例にかかる基礎パッキンの縦断側面図。
【図5】第1実施例の基礎パッキンをコンクリート基礎の上に載せ、前面にモルタルを塗装した状態を示す斜視図。
【図6】第1実施例の基礎パッキンをコンクリート基礎の上に載せ、木材土台を載せて前面にモルタルを塗装した状態を示す斜視図。
【図7】第1実施例の基礎パッキンの前面にモルタル塗装したとき、モルタルが基礎パッキンの縦溝に進入して固化し接合部が強化されることを説明する為の基礎パッキンとモルタルの一部の横断平面図。
【図8】本発明の第2の実施例にかかる基礎パッキンの平面図。
【図9】本発明の第2の実施例にかかる基礎パッキンの正面図。
【図10】本発明の第2の実施例にかかる基礎パッキンの左側面図。
【図11】本発明の第2の実施例にかかる基礎パッキンの縦断側面図。
【図12】建築現場において地面に穴を掘り型枠を立てコンクリートを注いで固化させコンクリート基礎を作る状態を示す縦断面図。
【図13】コンクリート基礎の前後端の稜線にバリが発生することを示す縦断面図。
【図14】バリのあるコンクリート基礎の上に載せても、面取りのために基礎パッキンがバリによって持ち上がらないことを説明するための、コンクリート基礎の上に基礎パッキンと土台を載せたものの縦断面図。
【図15】上下二つ割になった本発明の第3の実施例にかかる基礎パッキンの平面図。
【図16】上下二つ割になった本発明の第3の実施例にかかる基礎パッキンの正面図。
【図17】本発明の第3の実施例にかかる基礎パッキンの甲片Kの底面図。
【図18】本発明の第3の実施例にかかる基礎パッキンの乙片Hの平面図。
【図19】本発明の第3の実施例にかかる基礎パッキンの裏面に突出した横条を含む面で切った縦断面図。
【図20】本発明の第3の実施例にかかる基礎パッキンの裏面に設けられた嵌合の為の突起を含む面で切った縦断面図。
【図21】建築工事現場において、コンクリート基礎の上に基礎パッキンを載せている途中の状態を示す斜視図。
【図22】本出願人が以前に創案し現在も製造販売している基本となる基礎パッキンの斜視図。
【図23】本発明の第4の実施例にかかる前後二分割型基礎パッキンの平面図。
【図24】本発明の第4の実施例にかかる前後二分割型基礎パッキンの長手方向に切断した縦断面図。
【図25】本発明の第4の実施例にかかる前後二分割型基礎パッキンの横断平面図。
【図26】本発明の第4の実施例にかかる前後二分割型基礎パッキンの嵌合構造を示すための縦断面図。
【符号の説明】
1 基礎パッキン
2 上面
3 下面
4 継辺
5 アンカーボルト穴
6 端面
7 前面
8 後面
9 縦溝
10 小溝
11 窪み
12 窪み
13 テープ溝
14 テープ
15 面取り
16 横溝
17 横条
18 嵌合面
19 嵌合面
20 コンクリート基礎
21 モルタル
23 化粧モルタル又はタイル
24 木材土台
25 型枠
26 バリ
27 基礎上面
28 アンカーボルト
30 縦溝
31 端面
32 アンカーボルト穴
33 前面
34 後面
35 上面
36 下面
37 受け片
38 差込片
39 補強リブ
K 甲片
H 乙片
L 丙突起
M 丁嵌合穴
N 戊突起
P 甲片
Q 乙片

Claims (3)

  1. コンクリート基礎と木製土台の間に水平方向に介装される部材であって、長手方向に伸びる平坦な矩形板状であり、ボルトを通すための穴が上下方向に穿ってあり、前後面と上下面が交差する稜線が面取りされ、両端面は嵌合部のない平面であり、モルタルを密着させ剥離させないようにするための複数の縦溝を前後面に有することを特徴とする基礎パッキン。
  2. コンクリート基礎と木製土台の間に水平方向に介装される部材であって、長手方向に伸びる平坦な矩形板状であり、ボルトを通すための穴が上下方向に穿ってあり、両端面は嵌合部のない平面であり、モルタルを密着させ剥離させないようにするための複数の縦溝を前後面に有し、上下の部材に二分割されており、上下の二部材は嵌合機構によって結合されるようになっていることを特徴とする基礎パッキン。
  3. コンクリート基礎と木製土台の間に水平方向に介装される部材であって、長手方向に延びる平坦な矩形板状であり、ボルトを通すための穴が上下方向に穿ってあり、両端面は嵌合部のない平面であり、モルタルを密着させ剥離させないようにするための複数の縦溝を前後面に有し、前後の部材に二分割されており、前後の二部材は嵌合機構によって結合されるようになっていることを特徴とする基礎パッキン。
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