JP4038579B2 - アンカーボルトの施工精度検査用治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の基礎に埋設されたアンカーボルトの埋設位置及び該アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度を検査するアンカーボルトの施工精度検査用治具、及び該検査用治具を用いたアンカーボルトの施工精度検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
住宅等の建物の基礎の施工精度の検査項目としては、▲1▼コンクリート品質の確認、打設仕上がりの精度、▲2▼通り寸法の精度、天端レベルの精度、墨出しの精度、▲3▼アンカーボルトの埋設位置の精度、基礎表面からの高さの精度等が挙げられる。
特に、ユニット構法の住宅では、アンカーボルトの埋設位置及び基礎表面からの高さに関しても非常に高い精度が要求され、施工後の検査が重要となる。
【0003】
従来、アンカーボルトの埋設位置の施工精度については、アンカーボルト毎に、基礎表面に付された土台面墨線(設計上の土台面の位置を示す墨線)を基準として、スケールを用いてアンカーボルトの芯迄の距離を直接計測し、アンカーボルトの埋設位置が設計上の許容範囲内であるか否かを確認する作業を行っていた。
また、アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度については、従来、アンカーボルト毎に、スケールを用いてアンカーボルトの基礎表面からの高さを直接計測し、アンカーボルトの基礎表面からの高さが設計上の許容範囲内であるか否かを確認する作業を行っていた。
【0004】
しかし、前述の従来のアンカーボルトの埋設位置の施工精度の検査方法では、アンカーボルト毎に土台面墨線を基準としてスケールを用いてアンカーボルトの芯迄の距離を計測しており、検査に労力を要すると共に、検査精度が低かった。
また、前述の従来のアンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度の検査方法では、アンカーボルト毎にスケールを用いてアンカーボルトの高さを計測しており、検査に労力を要すると共に、検査精度が低かった。
【0005】
従って、本発明の目的は、アンカーボルトの埋設位置及び該アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度の検査を、容易且つ高精度で行うことのできるアンカーボルトの施工精度検査用治具、及び該検査用治具を用いたアンカーボルトの施工精度検査方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、2個の建物ユニットが隣接して設置されるように構成された基礎に、該2個の建物ユニットそれぞれの隣接するコーナー部を固定するように埋設された複数本のアンカーボルトの埋設位置及び該アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度を検査するアンカーボルトの施工精度検査用治具であって、本体プレートと複数個のゲージパイプとからなり、前記本体プレートは、前記アンカーボルトの設計上の埋設位置に対応して複数個の孔部が形成され且つ基礎表面上への土台の設計上の載置位置を確認し得る外形縁線を有しており、前記ゲージパイプは、前記アンカーボルトを挿通可能で前記本体プレートの前記孔部に着脱自在に立設され且つアンカーボルトの設計上の前記高さの上限及び下限を視認し得るようになしてあることを特徴とするアンカーボルトの施工精度検査用治具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
また、本発明は、請求項1記載のアンカーボルトの施工精度検査用治具を用いたアンカーボルトの施工精度検査方法であって、前記本体プレートを、その外形縁線が基礎表面の適正位置に整合するようにして基礎表面に載置することを試み、該本体プレートを該適正位置に整合させた状態において基礎に埋設された全ての前記アンカーボルトを該アンカーボルトに対応する前記孔部に挿通できるか否かを確認することにより、アンカーボルトの埋設位置の施工精度を検査し、全ての前記アンカーボルトを前記孔部に挿通して前記本体プレートを基礎表面の適正位置に載置できた場合には、前記ゲージパイプを、前記孔部から突出したアンカーボルトにそれぞれ嵌装して、アンカーボルトの設計上の基礎表面からの高さの上限及び下限を視認することにより、アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度を検査することを特徴とするアンカーボルトの施工精度検査方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のアンカーボルトの施工精度検査用治具(以下、検査用治具という)を、その好ましい一実施形態である第1実施形態の検査用治具について、図1〜図4を参照して説明する。
本発明のアンカーボルトの施工精度検査用治具は、2個の建物ユニットが隣接して設置されるように構成された基礎に、該2個の建物ユニットそれぞれの隣接するコーナー部を固定するように埋設された4本のアンカーボルトの埋設位置及び該アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度を検査するものであり、特に、図1〜図3に示すような平面視でT字型の基礎21に、図1〜図3に示すように所定の位置関係で埋設された4本のアンカーボルト31A、31B、31C及び31Dの埋設位置及び該アンカーボルトの基礎表面からの高さH(図2参照)の施工精度を検査するのに好適なものである。
【0009】
基礎21は、図1及び図3に示すように、平面視で、基礎の外側部22、基礎の内側部23及び基礎の外側部24から構成されるT字型となっている。
そして、一方の建物ユニット(図示せず)のコーナー部分の土台が、基礎の外側部22から基礎の内側部23に亘り、図1及び図3に示すように、土台面墨線25A〜25Dで区画されたL字型の領域に設置されるようになっている。また、他方の建物ユニット(図示せず)のコーナー部分の土台が、基礎の外側部24から基礎の内側部23に亘り、図1及び図3に示すように、土台面墨線25A、25B、25E及び25Dで区画されたL字型の領域に設置されるようになっている。
前記アンカーボルト31A及び31Bは、一方の建物ユニットのコーナー部分の土台を固定するもので、それぞれ基礎21における土台芯線26A及び26Bの通る所定位置に埋設されている。また、前記アンカーボルト31C及び31Dは、該一方の建物ユニットに隣接して設置される他方の建物ユニットのコーナー部分の土台を固定するもので、それぞれ基礎21における土台芯線26C及び26Aの通る所定位置に埋設されている。
そして、アンカーボルト31A及び31Bを用いて、基礎21と該基礎21の表面に設置される前記一方の建物ユニットの土台とを設置固定することができるようになっており、また、アンカーボルト31C及び31Dを用いて、基礎21と該基礎21の表面に設置される前記他方の建物ユニットの土台とを設置固定することができるようになっている。
【0010】
尚、土台芯線26A〜26Cは、土台の長手方向の中心線を示す。また、基礎21、該基礎21に埋設されたアンカーボルト31A〜31D及び該基礎21の表面に付された土台面墨線25A〜25F(設計上の土台面の位置を示す墨線)は、図1に示す平面視において図1に示す中心線27で左右対称である。また、図1〜図3においては、アンカーボルト31A〜31Dが基礎21の表面の適正な(設計上の)埋設位置に正確に埋設されている状態を示している。
また、ユニット住宅等のユニット建物においては、一般的に、基礎、土台、アンカーボルトの寸法、位置等が共通化されている。
【0011】
第1実施形態の検査用治具は、図1〜図4に示すように、本体プレート1と4個のゲージパイプ4とからなる。
前記本体プレート1は、前記アンカーボルト31A〜31Dの設計上の埋設位置に対応して4個の孔部2A、2B、2B、2Aが形成され且つ基礎表面上への土台の設計上の載置位置を確認し得る外形縁線を有しており、前記ゲージパイプ4は、前記アンカーボルト31A〜31Dを挿通可能で前記本体プレート1の前記孔部2A、2B、2B、2Aに着脱自在に立設され且つアンカーボルト31A〜31Dの設計上の前記高さHの上限及び下限を視認し得るようになしてある。
尚、本体プレート1は、図1に示す平面視において図1に示す中心線27で左右対称に形成されているため、以下には主としてその左半分について説明し、右半分については説明を省略する。また、ゲージパイプ4は、図1において左側のアンカーボルト31Aのみに嵌装された状態で図示し、他の3個のゲージパイプの図示を省略している。
【0012】
本体プレート1は、金属板材を所定形状に切断、穿孔加工して形成されたものであり、該本体プレート1の外形縁線は、図1に示すように多数の線分(一部は円弧状切欠き15及びV字状切り欠き13)で構成されている。
これらの線分の多くは、以下に説明するように、基礎21及び該基礎21の表面に付された墨線に対応する設計上の基準線となっている。本体プレート1の外形縁線線分11A〜11Gは、建物ユニットの土台面に対応する設計上の基準線となっている。本体プレート1の外形縁線線分12A、12B、V字状切り欠き13は、建物ユニットの土台芯線に対応する設計上の基準線となっている。本体プレート1の外形縁線線分14A〜14Cは、基礎の側部に対する設計上の基準線となっている。
また、本体プレート1には、図1に示すように、土台面墨線の確認孔3A、3B、3Aが形成されており、確認孔3A、3B及び円弧状切り欠き15は、それぞれ、土台面墨線25Aと25Cとの交点、土台面墨線25Aと25Dとの交点及び土台面墨線25Bと25Cとの交点の確認用の孔となっている。
【0013】
孔部2A、2Bは、本体プレート1における土台面に対応する設計上の基準線である外形縁線線分11A〜11Gに対するアンカーボルトの設計上の配置位置に穿孔されている。孔部2A、2Bの直径は、アンカーボルトの外径よりアンカーボルトの設計上の位置ズレの許容範囲分大きくなっており、本実施形態においては、アンカーボルトの外径の1.1〜2.0倍となっている。また、本体プレート1の孔部近傍には、ゲージパイプ4を立てた状態で載置し得るように僅かに凹んだ凹部(図示せず)が形成されている。
【0014】
次に、ゲージパイプ4について説明する。
ゲージパイプ4は、アンカーボルトを嵌装し得る内径を有する金属管材を所定長さで切断して形成されている。
ゲージパイプ4の上部には切り欠き部5が形成されており、該ゲージパイプ4の上端がアンカーボルトの設計上の前記高さHの上限を示し、該切り欠き部5の下端がアンカーボルトの設計上の前記高さHの下限を示している。詳細には、ゲージパイプ4が本体プレート1の孔部の所定位置に立てた状態において、本体プレート1の下面(基礎21の表面に接する面)からのゲージパイプ4の上端の高さが、アンカーボルトの設計上の前記高さHの上限を示し、本体プレート1の下面からの切り欠き部5の下端の高さがアンカーボルトの設計上の前記高さHの下限を示している。
また、ゲージパイプ4の下部に、作業に便利なように磁石が組み込まれており、ゲージパイプ4が前記本体プレートの前記孔部2A、2Bに対して磁力により着脱自在に載置し得るようになしてある。
ゲージパイプ4の内径の大きさは、アンカーボルトを容易に嵌装可能であれば特に限定されない。
【0015】
次に、第1実施形態の検査用治具を用いてアンカーボルトの埋設位置及びアンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度を検査するアンカーボルトの施工精度検査方法(以下、検査方法という)の一実施態様について説明する。
図1〜図3にはアンカーボルト31A〜31Dが基礎21の表面の適正な(設計上の)埋設位置に正確に埋設されているが、以下の検査方法の説明においては、アンカーボルトが適正な埋設位置に埋設されているか否かが不明であると仮定して説明する。
本実施態様の検査方法を手順に従って説明する。先ず、前記本体プレート1を、その外形縁線が基礎表面の適正位置に整合するようにして基礎表面に載置することを試みる。そのようにした場合に、該本体プレート1を該適正位置に整合させた状態において基礎に埋設された全ての前記アンカーボルト31A〜31Dを該アンカーボルトに対応する前記孔部2A、2Bに挿通できるか否かを確認することにより、アンカーボルトの埋設位置の施工精度を検査する。全ての前記アンカーボルト31A〜31Dを前記孔部2A、2Bに挿通して前記本体プレート1を基礎表面の適正位置に載置できた場合には、次いで、前記ゲージパイプ4を、前記孔部2A、2Bから突出したアンカーボルト31A〜31Dにそれぞれ嵌装する。そして、アンカーボルトの設計上の基礎表面からの高さHの上限及び下限を視認することにより、アンカーボルトの基礎表面からの高さHの施工精度を検査する。
【0016】
本実施態様の検査方法について更に詳述すると、先ず、本体プレート1を、その外形縁線線分11A、11B、11C、11D、11E、11F、11Gが、それぞれ基礎表面に付された土台面墨線25A、25B、25B、25B、25C、25Dに整合するようにして基礎表面に載置することを試みる。そのようにした場合に、本体プレート1を外形縁線線分11A〜11Gを対応する土台面墨線25A〜25Dに整合させた状態(適正位置に整合された状態)において基礎21に埋設された全てのアンカーボルト31A〜31Dを該アンカーボルトに対応する前記孔部2A、2B、2B、2Aに挿通できれば、アンカーボルトの埋設位置が設計上の許容範囲内であり、そのように挿通できなければ、アンカーボルトの埋設位置が設計上の許容範囲外(施工不良)であることを確認できる。
【0017】
上述のようにアンカーボルトの埋設位置が設計上の許容範囲内であることを確認できた場合には、更に、ゲージパイプ4を、前記孔部2A、2B、2B、2Aから突出したアンカーボルト31A〜31Dにそれぞれ嵌装する。
第1実施形態の検査用治具においては、ゲージパイプ4の上端がアンカーボルトの設計上の前記高さHの上限を示し、切り欠き部5の下端がアンカーボルトの設計上の前記高さHの下限を示しているから、図2〜図4に示すようにアンカーボルトの上端がゲージパイプ4の上端と切り欠き部5の下端との間に位置していれば、アンカーボルトの前記高さHが設計上の許容範囲内であることを確認できる。また、アンカーボルトの上端がゲージパイプ4の上端より高い位置に位置していれば、アンカーボルトの前記高さHが設計上の許容範囲外(高すぎる)であり、アンカーボルトの上端が切り欠き部5の下端より低い位置に位置していれば、アンカーボルトの前記高さHが設計上の許容範囲外(低すぎる)であることを確認できる。これらの確認は、一般的には目視で行うが、触診で行うこともできる。
【0018】
本発明の検査用治具は、前記第1実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、例えば以下に示すように適宜変更が可能である。
本体プレートの外形縁線は、基礎表面上への土台の設計上の載置位置を容易に確認し得る形状であれば良く、本体プレートの素材は、金属以外のものでもよい。
【0019】
本体プレートの孔部とゲージパイプとの着脱自在な構成については、本体プレートの孔部近傍に磁石を組み込み且つケージパイプに磁石を組み込まない構成や、本体プレートの孔部近傍及びケージパイプの両方に磁石を埋め込んだ構成とすることもできる。また、機械的に着脱自在な構成とすることもできる。
また、アンカーボルトの設計上の高さの上限及び下限を視認し得る構成については、ゲージパイプの上端をアンカーボルトの設計上の高さの上限よりも更に高くし、切り欠き部をその下端がアンカーボルトの設計上の高さの下限よりも更に低い位置になるように形成し、該切り欠き部にアンカーボルトの設計上の前記上限及び前記下限を示す印を付けた構成とすることもできる。ゲージパイプの素材は金属以外のものでもよい。
【0020】
本発明の検査用治具は、T字型の基礎部分に埋設されたアンカーボルトの施工精度検査用に限らず、例えば、3個又は4個の建物ユニットがそれぞれのコーナー部を突き合わせて設置される十字型の基礎部分に埋設された6本又は8本のアンカーボルトの施工精度検査に用いることもできる。この場合、前述の検査方法を2回繰り返せばよい。
また、本発明の検査用治具は、L字型の基礎部分(コーナー部)に埋設された2本のアンカーボルトの施工精度検査にも用いることができる。この場合、検査用治具の本体プレートの内、半分の領域を用いることになる。
【0021】
本発明の検査用治具の使用方法としては、前述の実施態様以外に次の方法がある。先ず、本体プレートの4個の孔部をそれぞれ対応する4個のアンカーボルトに挿通させることを試みる。例えば、第1実施形態の検査用治具を用いて、本体プレート1の4個の孔部2A、2B、2B、2Aをそれぞれ対応する4個のアンカーボルト31A、31B、31C、31Dに挿通させることを試みる。この場合に、4個の孔部がそれぞれ対応するアンカーボルトに挿通すれば、少なくとも、4本のアンカーボルト同士の埋設位置の位置関係が設計上の許容範囲内であり、挿通しなければ、かかる位置関係が設計上の許容範囲外(施工不良)であることを確認できる。
【0022】
上述のように4本のアンカーボルト同士の埋設位置の位置関係が設計上の許容範囲内であることを確認できた場合には、更に、本体プレート1における土台面の設計上の基準線となっている線分11A〜11Gが、基礎の表面に付された土台面墨線25A〜25Dに一致しているか否かを目視で確認する。前記線分11A〜11Gと土台面墨線25A〜25Dとが一致していれば、土台面墨線に対するアンカーボルトの位置関係についても設計上の許容範囲内であることを確認できる。
【0023】
本発明の検査用治具を用いてアンカーボルトの埋設位置の施工精度を検査するには、例えば、基礎表面における土台芯線の設計位置を示す墨線と本体プレートにおける該土台芯線に対応する外形縁線(第1実施形態では、線分12A、12B、V字状切り欠き13)とを整合させて検査することもできる。また、基礎表面における基礎の側部の設計位置と本体プレートにおける該基礎の側部に対応する外形縁線(第1実施形態では、線分14A〜14C)とを整合させて検査することもできる
【0024】
【発明の効果】
本発明のアンカーボルトの施工精度検査用治具及びアンカーボルトの施工精度検査方法によれば、アンカーボルトの埋設位置及び該アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度の検査を、容易且つ高精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のアンカーボルトの施工精度検査用治具を、アンカーボルトの埋設された基礎に載置した状態を示す平面図である。
【図2】図1に示す状態のA−A断面図である。
【図3】図1に示す状態の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態のアンカーボルトの施工精度検査用治具におけるゲージパイプを、アンカーボルトに嵌装させた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体プレート
2A、2B 孔部
3A、3B、3C 土台面墨線の確認孔
4 ゲージパイプ
5 切り欠き部
21 基礎
22、24 基礎の内側部
23 基礎の外側部
25A、25B、25C、25D、25E、25F 土台面墨線
26A、26B、26C 土台芯線
31A、31B、31C、31D アンカーボルト

Claims (5)

  1. 2個の建物ユニットが隣接して設置されるように構成された基礎に、該2個の建物ユニットそれぞれの隣接するコーナー部を固定するように埋設された複数本のアンカーボルトの埋設位置及び該アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度を検査するアンカーボルトの施工精度検査用治具であって、
    本体プレートと複数個のゲージパイプとからなり、
    前記本体プレートは、前記アンカーボルトの設計上の埋設位置に対応して複数個の孔部が形成され且つ基礎表面上への土台の設計上の載置位置を確認し得る外形縁線を有しており、
    前記ゲージパイプは、前記アンカーボルトを挿通可能で前記本体プレートの前記孔部に着脱自在に立設され且つアンカーボルトの設計上の前記高さの上限及び下限を視認し得るようになしてあることを特徴とするアンカーボルトの施工精度検査用治具。
  2. 前記基礎に4本の前記アンカーボルトが埋設されており、前記本体プレートに4個の前記孔部が形成されている請求項1記載のアンカーボルトの施工精度検査用治具。
  3. 前記ゲージパイプの上部に切り欠き部が形成されており、該ゲージパイプの上端がアンカーボルトの設計上の前記高さの上限を示し、該切り欠き部の下端がアンカーボルトの設計上の前記高さの下限を示している請求項1又は2記載のアンカーボルトの施工精度検査用治具。
  4. 前記ゲージパイプが前記本体プレートの前記孔部に対して磁力により着脱自在になしてある請求項1〜3の何れかに記載のアンカーボルトの施工精度検査用治具。
  5. 請求項1記載のアンカーボルトの施工精度検査用治具を用いたアンカーボルトの施工精度検査方法であって、
    前記本体プレートを、その外形縁線が基礎表面の適正位置に整合するようにして基礎表面に載置することを試み、該本体プレートを該適正位置に整合させた状態において基礎に埋設された全ての前記アンカーボルトを該アンカーボルトに対応する前記孔部に挿通できるか否かを確認することにより、アンカーボルトの埋設位置の施工精度を検査し、全ての前記アンカーボルトを前記孔部に挿通して前記本体プレートを基礎表面の適正位置に載置できた場合には、前記ゲージパイプを、前記孔部から突出したアンカーボルトにそれぞれ嵌装して、アンカーボルトの設計上の基礎表面からの高さの上限及び下限を視認することにより、アンカーボルトの基礎表面からの高さの施工精度を検査することを特徴とするアンカーボルトの施工精度検査方法。
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