JPH04147Y2 - - Google Patents

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JPH04147Y2
JPH04147Y2 JP12556987U JP12556987U JPH04147Y2 JP H04147 Y2 JPH04147 Y2 JP H04147Y2 JP 12556987 U JP12556987 U JP 12556987U JP 12556987 U JP12556987 U JP 12556987U JP H04147 Y2 JPH04147 Y2 JP H04147Y2
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frp
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reinforced plastic
concrete
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はたとえば下水などの流体を流すために
地中に形成された流路構造に関するものである。
従来の技術 従来、下水などの流体の流路を地中に形成する
場合、まず地中にトンネルを掘削し、その後鉄筋
を組み、コンクリート打設のための型枠を取り付
ける。次に型枠の外側にコンクリートを打設し、
そのコンクリート硬化後に型枠を取り外す。コン
クリートは下水などによつて腐食するため、コン
クリートの表面に繊維強化プラスチツク板(以下
FRP板と称す)を取り付ける。
考案が解決しようとする問題点 上記した従来例では型枠の着脱および型枠の取
り外し後においてFRP板の取り付けを行なつて
おり、流路完成迄の作業工程数が多く、コストア
ツプになるという問題があつた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、
流路完成迄の作業工程数を減らすことができ、コ
ストダウンを図ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、掘削さ
れたトンネルの内部に流路の内面を形成する繊維
強化プラスチツク板を配設し、この繊維強化プラ
スチツク板の裏面には流路の周方向および軸方向
に向くリブを備えるとともに、このリブには鉄筋
挿通用の孔部を備えて繊維強化プラスチツク板と
トンネルとの間に打設されたコンクリートに埋設
される鉄筋を前記孔部に挿通して繊維強化プラス
チツク板を支持したものである。
作 用 この構成により、FRP板(繊維強化プラスチ
ツク板)をコンクリート打設時に必要な型枠とし
て兼用できるため、型枠の着脱作業が必要でなく
なり、その結果、流路完成迄の作業工程数を減ら
すことができ、コストダウンを図ることができ
る。しかもFRP板には断面環状の流路の周方向
および軸方向に向くリブを有して、このリブに形
成した孔部に挿通される鉄筋によつてFRP板が
固定されるため、新たに固定手段を用意して
FRP板を固定する必要がない。また、FRP板に
前述のようにリブを設けてあることによりFRP
板の剛性が向上し、コンクリート打設による座屈
に耐えることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
第1図、第2図において、1は掘削されたトン
ネルで、このトンネル1の掘削後においてトンネ
ル1の内周に沿つて鉄筋2を組むとともにコンク
リート打設のための型枠を兼ねるFRP板3を配
設する。このFRP板3は最終的に形成される環
状の流路4の内面を形成するもので、円弧状に適
当な大きさに形成されたFRP板3が多数並設さ
れる。各FRP板3の裏面には第2図に示すよう
に流路4の周方向および軸方向に向く十字状のリ
ブ5が設けられ、このリブ5には流路4の軸方向
および周方向に配設される前記鉄筋2を挿通させ
る孔部6が形成されている。従つて、前記鉄筋2
を組むときに前記FRP板3も配設していき、前
記孔部6に鉄筋2を挿通して鉄筋2およびFRP
板3の組み付け作業を進める。この作業が完了し
た後で、前記FRP板3を型枠としてFRP板3の
外側にコンクリート7を打設する。このコンクリ
ート7の硬化後において従来では型枠を外して
FRP板をコンクリート表面に取り付けていたが、
本考案実施例では型枠がFRP板3で形成されて
いるので、このFRP板3をコンクリート7の腐
食防止用としてそのまま利用される。また、前記
FRP板3に設けた鉄筋挿通用の前記リブ5は
FRP板3の剛性を向上させることができ、コン
クリート打設による座屈に耐えることができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、コンクリートの
表面に装着されるFRP板を、コンクリート打設
時に必要な型枠として兼用できるため、型枠の着
脱作業が必要でなくなり、その結果、流路完成迄
の作業工程数を減らすことができ、コストダウン
を図ることができる。しかもFRP板には断面環
状の流路の周方向および軸方向に向くリブを有し
て、このリブの形成した孔部に挿通される鉄筋に
よつてFRP板が固定されるため、新たに固定手
段を用意してFRP板固定する必要がない。また、
FRP板に前述のようにリブを設けてあることに
よりFRP板の剛性が向上し、コンクリート打設
による座屈に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はFRP板の斜視図、第2図は形成された流路の
断面図である。 1……トンネル、2……鉄筋、3……FRP板、
4……流路、5……リブ、6……孔部、7……コ
ンクリート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 掘削されたトンネルの内部に流路の内面を形成
    する繊維強化プラスチツク板を配設し、この繊維
    強化プラスチツク板の裏面には流路の周方向およ
    び軸方向に向くリブを備えるとともに、このリブ
    には鉄筋挿通用の孔部を備えて繊維強化プラスチ
    ツク板とトンネルとの間に打設されたコンクリー
    トに埋設される鉄筋を前記孔部に挿通して繊維強
    化プラスチツク板を支持した流路構造。
JP12556987U 1987-08-17 1987-08-17 Expired JPH04147Y2 (ja)

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JPS6431181U JPS6431181U (ja) 1989-02-27
JPH04147Y2 true JPH04147Y2 (ja) 1992-01-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4301420B2 (ja) * 1999-09-08 2009-07-22 芦森工業株式会社 管路の補修方法
JP4360505B2 (ja) * 1999-09-17 2009-11-11 芦森工業株式会社 管路の補修方法
JP4541946B2 (ja) * 2005-03-28 2010-09-08 タキロン株式会社 既設管路の補修構造

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JPS6431181U (ja) 1989-02-27

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