JPS6310035Y2 - - Google Patents

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JPS6310035Y2
JPS6310035Y2 JP17644682U JP17644682U JPS6310035Y2 JP S6310035 Y2 JPS6310035 Y2 JP S6310035Y2 JP 17644682 U JP17644682 U JP 17644682U JP 17644682 U JP17644682 U JP 17644682U JP S6310035 Y2 JPS6310035 Y2 JP S6310035Y2
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reinforcing frame
water stop
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brick
brick panel
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JP17644682U
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JPS5980029U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、張壁用の補強枠付レンガパネルに
関する。
従来のレンガパネルとしては、例えば次のよう
なものがある。すなわち、一定の目地貼りで割り
付けたレンガ単体の互に連通した縦孔に補強筋を
挿通してて配筋し、かつその補強筋に張設具を装
着し、前記割り付けたレンガ単体の目地部に目地
モルタルを裏面から外周側面にかけて裏打ちモル
タルをそれぞれ打設して、それらレンガ単体を一
体に結合して構成したものがある。
しかしながら、この構造のレンガパネルには、
次のような問題点がある。
(1) レンガパネルの裏面から外周側面にかけて裏
打ちモルタルを打設して補強し、かつ整形して
あるので、前記裏面から外周側面にかけての陵
線部、或いは外周側面の出隅部が欠けたり、破
損するという問題があつた。つまり、運搬時や
張設時にぶつかり合つて欠けたり、張設時に構
造躯体に触れて、欠け或いは破損することが多
かつた。このため施工不良を生ずることがあつ
た。これは裏打ちモルタルが、その性質上比較
的脆く、欠け易いということが主たる原因であ
つた。
(2) レンガパネルの外形形状およびその寸法精度
は、型枠によつて規定されるため、特に寸法精
度にバラツキを生ずるという問題があつた。こ
れは、型枠を常に同じ精度で組むことが難しい
ということが原因であつた。
この考案は、このような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、従来のレンガパネルの
側面全周にわたつて補強枠を取り付けた補強枠付
レンガパネルを提供するものである。
以下、この考案を図面に基いて説明する。
第1〜3図は、この考案の実施例を示し、第4
〜6図は実施例に示すレンガパネルの張設構造を
示す。第7図はこの考案の他の実施例の要部を示
す。
まず、構成を説明すると、この考案の補強枠付
レンガパネルPは、後述するように、例えば出願
人がすでに提案しているように従来のレンガパネ
ルP0の周側面に、補強枠Fを取り付けて構成し
たものであつて、その補強枠Fは、レンガパネル
P0の左右両側面に取り付けた左右両補強枠1,
2と上下両側面に取り付けた上下両補強枠3,4
とで、文字通り枠形に形成して取り付けてある。
そして、この補強枠Fは、補強枠付レンガパネ
ルPの裏面寄りに全周にわたつて形成した凹溝5
に嵌合したタイト材Tを備え、かつ補強枠付レン
ガパネルPの表面寄りの左右両側面と上下両側面
とに、第4〜6図のように、(後述)張設したと
き隣り合う他の補強枠付レンガパネルPの補強枠
Fとの間の縦目地部と横目地部に止水壁目地Mを
形成する縦止水板6と横止水板7とを、それぞれ
備えている。
上記縦止水板6は、第4〜6図のように、(後
述)補強枠付レンガパネルPを張設したとき、互
に向かい合う補強枠Fの左右両側面に設けた嵌合
溝8に嵌めて取り付ける長尺止水板6である。こ
の長尺止水板6は、その頂部を折り曲げてフツク
6aが設けてあつて後述するように補強枠Fの上
側面に突設した横止水板7に架けられるようにな
つている。また、横止水板7のうち、補強枠Fの
下側面に突設した横止水板7は、前記隣り合う他
の補強枠付レンガパネルPの補強枠Fの上側面に
突設した横止水板7より外側、すなわち、前記補
強枠付レンガパネルPの表面側に位置するように
設けてある。これは、上方から降りかゝる雨水の
水切りをよくするためである。補強枠Fの上側面
に突設した上記横止水板7には複数個の排水孔7
aが設けてある。
上記レンガパネルP0は、本件出願人が既に提
案したものであつて、次のように構成されてい
る。すなわち、第1〜3図のように、配筋孔9を
2個設け、かつ破り目地貼りで割り付けたレンガ
単体Bと、それらレンガ単体Bの互に連通した前
記配筋孔9に挿通して配筋した第1縦筋t1と、こ
れを連結する第1横筋y1とより成る第1補強筋S1
と、その第1補強筋S1と平行に前記割り付けたレ
ンガ単体Bの裏面に配筋した第2縦筋t2と、これ
を連結する第2横筋y2とより成る第2補強筋S2
と、第2補強筋S2と前記第1補強筋S1とを連結す
る連結筋S3と、前記割り付けたレンガ単体Bの目
地部と配筋孔9とに充填して前記各レンガ単体B
を、前記第1補強筋S1および連結筋S3とともに、
一体に結合した目地結合材K1と、前記割り付け
たレンガ単体Bの裏面に打設して前記レンガ単体
Bを、目地結合材K1、第1補強筋S1、第2補強
筋S2および連結筋S3とともに、一体に結合した裏
打ち結合材K2とより構成されている。こゝにい
う結合材K1,K2はモルタル、コンクリート、気
泡コンクリート等をいう。
なお、Nは張設具として取り付けたアンカーナ
ツト、Rはレンガタイルである。
上記補強枠付レンガパネルPの張設要領は、第
4〜6図に従つて説明すれば、次のとおりであ
る。まず、構造躯体Cに取り付けたアングルピー
スAのボルト穴にボルト10を挿入し、タイト材
Tを圧接させてレベル調整した補強枠付レンガパ
ネルP,P…のアンカーナツトNに螺入緊締す
る。窓枠は、図示しないが、補強枠付レンガパネ
ルP,P…の第1、第2の両補強筋S1,S2にその
アンカー部を溶接して取り付ける。補強枠付レン
ガパネルP,P…および窓枠を取り付ける過程に
おいては、縦目地部に長尺止水板6を取り付け
て、止水壁目地Mを形成する。すなわち、縦目地
部で互に向かい合う補強枠Fの左右両側面の嵌合
溝8(窓枠との間の縦目地部ではあらかじめ窓枠
に設けた前記嵌合溝8と対応する嵌合溝とこれと
向かい合う補強枠Fの嵌合溝8)に、長尺止水板
6を嵌めて止水壁目地Mを形成する。その際、頂
部フツク6aは、第6図のように、補強枠F上側
面の横止水板7に架けて、長尺止水板6が下方へ
落下しないようにする。
このように張設すると、縦、横両目地部におい
ては、補強枠Fの全周にわたつて取り付けたタイ
ト材Tが相互に圧接して水密かつ気密構造を形成
し、縦目地部においては、長尺止水板6のつなぎ
目、或いは長尺止水板6とその嵌合溝8との間の
隙間を通して、第4図のように通気可能な止水構
造を有する止水壁目地Mが形成され、横目地部に
おいては、補強枠付レンガパネルPの下側面に突
設した横止水板7が水切板として機能し、かつ上
側面に突設した横止水板7とともに、第5図のよ
うに、通気可能は止水構造を有する止水壁目地M
が形成される。尚、縦目地部と横目地部の目地空
間は互いに連通している。
第7図は、上記実施例において縦目地部の止水
壁目地Mを形成する縦止水板6の他の実施例を示
したものである。第6図と同一ないし均等部分に
は同一符号が付してある。
この実施例の縦止水板11は、補強枠Fの左右
両側面に一体に突設したもので、張設したとき隣
り合う他の補強枠付レンガパネルPの補強枠Fの
左右両側面に一体に突設した縦止水板11を相互
に干渉しない位置に設けたものである。従つて、
この縦止水板11による止水壁目地Mは、補強枠
付レンガパネルPを張設したとき隣り合うそれら
レンガパネルPの縦止水板11同志が、若干の隙
間をおいて重なり合うことによつて形成される。
このように構成された止水壁目地Mは、縦止水
板11を若干の隙間をおいて重ね合わせた構造と
なるので通気可能な止水構造を形成することがで
きる。
以上説明したように、この考案による補強枠付
レンガパネルは、従来のレンガパネルの側面全周
にわたつて補強枠を取り付け、かつその補強枠に
タイト材と、張設した補強枠付レンガパネルの縦
目地部および横目地部に止水壁目地を形成する縦
止水板および横止水板とを、それぞれ備えた構造
としたので、次の作用効果を奏する。
(1) 従来、最も欠け、或いは破損し易かつた部位
であるレンガパネルの裏面から外周側面にかけ
て裏打ちモルタルの陵線部、または外周側面の
出隅部を補強枠で保護することができる。この
ため、補強枠付レンガパネルの欠け、破損がな
くなり、その欠け、破損による施工不良を生ず
るおそれは全くなくなる。
(2) 補強枠は、左右両補強枠と上下両補強枠とを
あらかじめ正確な形状と寸法で形成し、これを
枠形にネジ等で組み付けて型枠とすることがで
きるので、製作された補強枠付レンガパネルの
形状と寸法精度が均一となりかつ向上する。従
つて、施工精度とともに施工性の向上を図るこ
とができる。
(3) 上述のように、補強枠を型枠として使用でき
るので、すなわち、補強枠を一定の保持枠で保
持して型枠として使用できるので、従来のよう
に、レンガパネルの形状と寸法を直接規定する
型枠を必要としない。従つて、補強枠付レンガ
パネルの製作能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案による補強枠付レンガパネ
ルの斜視図、第2図は第1図の−断面図、第
3図は第1図の−断面図、第4図および第5
図は第1図の補強枠付レンガパネルの張設構造を
示し、前図はその横断面図、後図は縦断面図、第
6図は第4図における長尺止水板(縦止水板)の
懸架状態を示す平面図、第7図はこの考案の他の
実施例を示す平面図である。 B……レンガ単体、9……配筋孔、S1……第1
補強筋、S2……第2補強筋、K1……目地結合材、
K2……裏打ち結合材、F……補強枠、P……補
強枠付レンガパネル、5……凹溝、T……タイト
材、M……止水壁目地、6,11……縦止水板、
7……横止水板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一定の目地貼りで割り付けた複数のレンガ単
    体と、それらレンガ単体を一体に結合した結合
    材とより成るレンガパネルの周側面に、補強枠
    を設けて成る補強枠付レンガパネルであつて、
    前記補強枠は、補強枠付レンガパネルの裏面寄
    りに全周にわたつて形成した凹溝に嵌合したタ
    イト材を備え、かつ補強枠付レンガパネルの裏
    面寄りの左右両側面と上下両側面とに、張設し
    たとき隣り合う他の補強枠付レンガパネルの補
    強枠との間の縦目地部と横目地部とに止水壁目
    地を形成する縦止水板と横止水板とを、それぞ
    れ備えていることを特徴とする補強枠付レンガ
    パネル。 (2) 縦止水板と横止水板は、補強枠に一体に突設
    し、かつ張設したとき隣り合う他の補強枠付レ
    ンガパネルの縦止水板と横止水板と相互に干渉
    しない位置に設けるとともに、前記横止水板の
    うち、補強枠の下側面に突設した横止水板は、
    前記隣り合う他の補強枠付レンガパネルの補強
    枠の上側面に突設した横止水板より外側であつ
    て、前記レンガパネルの表面側に位置するよう
    に設けたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の補強枠付レンガパネル。 (3) 縦止水板は、補強枠付レンガパネルを張設し
    たとき互に向かい合う補強枠の左右両側面に設
    けた嵌合溝に嵌めて取り付ける長尺止水板と
    し、横止水板のうち、補強枠の下側面に突設し
    た横止水板は、前記隣り合う他の補強枠付レン
    ガパネルの補強枠の上側面に突設した横止水板
    より外側であつて、前記レンガパネルの表面側
    に位置するように設けたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の補強枠付レン
    ガパネル。
JP17644682U 1982-11-24 1982-11-24 補強枠付レンガパネル Granted JPS5980029U (ja)

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JP17644682U JPS5980029U (ja) 1982-11-24 1982-11-24 補強枠付レンガパネル

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Publication Number Publication Date
JPS5980029U JPS5980029U (ja) 1984-05-30
JPS6310035Y2 true JPS6310035Y2 (ja) 1988-03-24

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JP17644682U Granted JPS5980029U (ja) 1982-11-24 1982-11-24 補強枠付レンガパネル

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