JPH0622020Y2 - 建物用パネル - Google Patents
建物用パネルInfo
- Publication number
- JPH0622020Y2 JPH0622020Y2 JP40298790U JP40298790U JPH0622020Y2 JP H0622020 Y2 JPH0622020 Y2 JP H0622020Y2 JP 40298790 U JP40298790 U JP 40298790U JP 40298790 U JP40298790 U JP 40298790U JP H0622020 Y2 JPH0622020 Y2 JP H0622020Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel body
- panel
- side edge
- back surface
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はプレハブ住宅の外壁等に
用いられる建物用パネルに関する。
用いられる建物用パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、石膏混入セメント長尺板の長手方
向側端面に相じやくり実部を形成した外壁材は、実開昭
５６−１００６２９号公報に記載の考案で知られてい
る。この考案の外壁材の場合、相じやくり実部間に無機
繊維を充填している。
向側端面に相じやくり実部を形成した外壁材は、実開昭
５６−１００６２９号公報に記載の考案で知られてい
る。この考案の外壁材の場合、相じやくり実部間に無機
繊維を充填している。
【０００３】
【考案が解決しようとする問題点】ところが、このよう
な構成の外壁材は、相じやくり実部間に無機繊維が充填
されているため、パネル本体の裏面と他の構成部材との
間に通気路を形成することができない。また、外壁材同
士の接続が相じやくりによるものである。
な構成の外壁材は、相じやくり実部間に無機繊維が充填
されているため、パネル本体の裏面と他の構成部材との
間に通気路を形成することができない。また、外壁材同
士の接続が相じやくりによるものである。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本考案の建物用パネル
は、無機材料で形成したパネル本体の背面における両側
端部に同じく無機材料で別個に形成した側縁材がそれぞ
れ側端面を面一に固着され建物用パネルであり、パネル
本体の全背面には亜鉛鉄板等の金属板が張着され、両側
縁材はパネル本体の背面に張着したこの金属板を介して
パネル本体の背面に固着されたものである。
は、無機材料で形成したパネル本体の背面における両側
端部に同じく無機材料で別個に形成した側縁材がそれぞ
れ側端面を面一に固着され建物用パネルであり、パネル
本体の全背面には亜鉛鉄板等の金属板が張着され、両側
縁材はパネル本体の背面に張着したこの金属板を介して
パネル本体の背面に固着されたものである。
【０００５】
【作用】パネル本体の両側端部の背面に、別個に形成し
た側縁材が接着剤もしくはビスで固着される。
た側縁材が接着剤もしくはビスで固着される。
【０００６】したがって、パネル本体の背面にこの側縁
材の厚み分の通気路が形成される。 また、無機質側縁材と無機質パネル本体との間に金属板
が介在されているから、いわゆるヒートブリッジを防止
するとともに輻射熱を遮断することができる。さらに金
属板が水分、湿気の通過を防止することができる。
材の厚み分の通気路が形成される。 また、無機質側縁材と無機質パネル本体との間に金属板
が介在されているから、いわゆるヒートブリッジを防止
するとともに輻射熱を遮断することができる。さらに金
属板が水分、湿気の通過を防止することができる。
【０００７】
【実施例】パネル本体１は、石綿やガラス繊維等の無機
質繊維あるいはこれらに類似する不燃性無機材料を１種
または２種以上配合したコンクリートで平板状に形成し
たものである。このコンクリートは発泡させたものであ
ってもよい。形成手段は、型詰め成形と押出成形のいず
れであってもよい。パネル本体１の全背面には亜鉛鉄板
等の金属板２が張着されている。
質繊維あるいはこれらに類似する不燃性無機材料を１種
または２種以上配合したコンクリートで平板状に形成し
たものである。このコンクリートは発泡させたものであ
ってもよい。形成手段は、型詰め成形と押出成形のいず
れであってもよい。パネル本体１の全背面には亜鉛鉄板
等の金属板２が張着されている。
【０００８】本考案建物用パネルＡは、このように形成
したパネル本体１の両側端部の背面に金属板２を介在さ
せて、側縁材３，３がそれぞれ固着されたものである。
なお、両側縁材３，３はパネル本体１の全長にわたって
形成されている。また、両側縁材３，３の側端面３１と
パネル本体１の側端面１１は面一となされている。
したパネル本体１の両側端部の背面に金属板２を介在さ
せて、側縁材３，３がそれぞれ固着されたものである。
なお、両側縁材３，３はパネル本体１の全長にわたって
形成されている。また、両側縁材３，３の側端面３１と
パネル本体１の側端面１１は面一となされている。
【０００９】パネル本体１とは別個に形成された側縁材
３，３はパネル本体１と同じ材料で形成するとよく、形
成手段は、型詰め成形と押出成形のいずれであってもよ
い。
３，３はパネル本体１と同じ材料で形成するとよく、形
成手段は、型詰め成形と押出成形のいずれであってもよ
い。
【００１０】パネル本体１の背面における中程に両側縁
材３，３と略平行な中筋材６が固着されているとよい。
この中筋材６はパネル本体１の補強材ともなる。中筋材
６はパネル本体１と同じ材料で形成するとよく、形成手
段は型詰め成形と押出成形のいずれであってもよい。ま
た、パネル本体１の背面に複数本の中筋材６が適当な間
隔で固着されていてもよい。
材３，３と略平行な中筋材６が固着されているとよい。
この中筋材６はパネル本体１の補強材ともなる。中筋材
６はパネル本体１と同じ材料で形成するとよく、形成手
段は型詰め成形と押出成形のいずれであってもよい。ま
た、パネル本体１の背面に複数本の中筋材６が適当な間
隔で固着されていてもよい。
【００１１】側縁材３及び中筋材６は、パネル本体１の
背面に接着材あるいはビスを用いて固着される。
背面に接着材あるいはビスを用いて固着される。
【００１２】本考案建物用パネルＡの各構成部材の寸法
は、建物用パネルの使用場所の寸法に対応して決定さ
れ、ここで例示するものに限定されない。図１に示すパ
ネル本体１の寸法は、例えば、横幅Ｌ１が９８９mm、厚
さＷ１が１６．５mm、たて幅（図示省略）が１０００mm
〜２０００mmで、側縁材３の寸法は、横幅Ｌ２が７５m
m、厚さＷ２が１６．５mmである。
は、建物用パネルの使用場所の寸法に対応して決定さ
れ、ここで例示するものに限定されない。図１に示すパ
ネル本体１の寸法は、例えば、横幅Ｌ１が９８９mm、厚
さＷ１が１６．５mm、たて幅（図示省略）が１０００mm
〜２０００mmで、側縁材３の寸法は、横幅Ｌ２が７５m
m、厚さＷ２が１６．５mmである。
【００１３】このように形成された建物用パネルＡは、
例えば図２に示すように、建物の軸組１０に取付固定さ
れる。
例えば図２に示すように、建物の軸組１０に取付固定さ
れる。
【００１４】軸組１０は、木材製の柱１１，間柱１２が
基礎（図示省略）の上に立設されたものである。建物用
パネルＡ１，Ａ２の取付けについて説明する。一方の建
物用パネルＡ１の側縁材３が柱１１の外側面に添設され
るとともに、他方の建物用パネルＡ２の側縁材３が同じ
く柱１１の外側面に添設される。両建物用パネルＡ１，
Ａ２の間には目地間隙ができないように密着せられてい
る。
基礎（図示省略）の上に立設されたものである。建物用
パネルＡ１，Ａ２の取付けについて説明する。一方の建
物用パネルＡ１の側縁材３が柱１１の外側面に添設され
るとともに、他方の建物用パネルＡ２の側縁材３が同じ
く柱１１の外側面に添設される。両建物用パネルＡ１，
Ａ２の間には目地間隙ができないように密着せられてい
る。
【００１５】そして、建物用パネルＡ１，Ａ１の固着は
ビスもしくは釘１３を用いて行われる。側縁材３を固着
しているパネル本体１の側端部をビスもしくは釘１３を
用いて柱１１に固着する。また、パネル本体１の中程は
中筋材６を固着している部分を同じくビスもしくは釘１
３を用いて間柱１２に固着する。なお、建物用パネルＡ
３は同様にして取付けられる。
ビスもしくは釘１３を用いて行われる。側縁材３を固着
しているパネル本体１の側端部をビスもしくは釘１３を
用いて柱１１に固着する。また、パネル本体１の中程は
中筋材６を固着している部分を同じくビスもしくは釘１
３を用いて間柱１２に固着する。なお、建物用パネルＡ
３は同様にして取付けられる。
【００１６】図中の符号１５は建物用パネルＡ１，Ａ２
と間柱１２の間に介在された透湿性はあるが通水性のな
いポリエチレンシート等のシート状物である。柱１１，
間柱１２の他側面（建物の内部側の側面）には防湿性の
あるアルミ箔等のシート状物１６を介して石膏ボード等
の内壁パネル１７が張着される。シート状物１５と１６
の間にはグラスウール，ロックウール等の無機質断熱材
が充填されている。なお、パネル本体１の背面とシード
状物１５の間に通気路１８が形成される。符号１９は内
壁パネル１７を固着するビスもしくは釘である。
と間柱１２の間に介在された透湿性はあるが通水性のな
いポリエチレンシート等のシート状物である。柱１１，
間柱１２の他側面（建物の内部側の側面）には防湿性の
あるアルミ箔等のシート状物１６を介して石膏ボード等
の内壁パネル１７が張着される。シート状物１５と１６
の間にはグラスウール，ロックウール等の無機質断熱材
が充填されている。なお、パネル本体１の背面とシード
状物１５の間に通気路１８が形成される。符号１９は内
壁パネル１７を固着するビスもしくは釘である。
【００１７】
【考案の効果】無機材料で形成されたパネル本体と、該
パネル本体の両側端部の背面に固着された側縁材が別個
に形成されたものであるから、寸法精度の高いものが得
られる。輸送中等に側縁材が破損されたとしても取替え
可能である。パネル本体を現場で適当な形状に切断し、
その切断した側端部に側縁材を固着して使用できる利便
がある。柱，間柱にビスもしくは釘で固着できるから作
業性が極めてよい。また、パネル本体の背面に側縁材の
厚み分の通気路が形成できる。したがって、この通気路
を有効に利用して、いわゆるエアーサイクル住宅を構成
することができる。
パネル本体の両側端部の背面に固着された側縁材が別個
に形成されたものであるから、寸法精度の高いものが得
られる。輸送中等に側縁材が破損されたとしても取替え
可能である。パネル本体を現場で適当な形状に切断し、
その切断した側端部に側縁材を固着して使用できる利便
がある。柱，間柱にビスもしくは釘で固着できるから作
業性が極めてよい。また、パネル本体の背面に側縁材の
厚み分の通気路が形成できる。したがって、この通気路
を有効に利用して、いわゆるエアーサイクル住宅を構成
することができる。
【００１８】また、無機質側縁材と無機質パネル本体と
の間に金属板が介在されているから、いわゆるヒートブ
リッジを防止するとともに輻射熱を遮断することができ
る。さらに、金属板が水分、湿気の通過を防止すること
ができる。
の間に金属板が介在されているから、いわゆるヒートブ
リッジを防止するとともに輻射熱を遮断することができ
る。さらに、金属板が水分、湿気の通過を防止すること
ができる。
【図１】本考案建物用パネルの実施例を示す横断面図で
ある。
ある。
【図２】本考案建物用パネルが軸組に取付けられた一例
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
１ パネル本体 ２ 金属板 ３ 側縁材 １８ 通気路 Ａ 建物用パネル
Claims (1)
- 【請求項１】無機材料で形成したパネル本体の背面にお
ける両側端部に同じく無機材料で別個に形成した側縁材
がそれぞれ側端面を面一に固着され建物用パネルであ
り、パネル本体の全背面には亜鉛鉄板等の金属板が張着
され、両側縁材はパネル本体の背面に張着したこの金属
板を介してパネル本体の背面に固着されたことを特徴と
する建物用パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40298790U JPH0622020Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建物用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40298790U JPH0622020Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建物用パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03129618U JPH03129618U (ja) | 1991-12-26 |
| JPH0622020Y2 true JPH0622020Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31699971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40298790U Expired - Lifetime JPH0622020Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建物用パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622020Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP40298790U patent/JPH0622020Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03129618U (ja) | 1991-12-26 |
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