JPH09150738A - 鉄道車両の床構造 - Google Patents
鉄道車両の床構造Info
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- JPH09150738A JPH09150738A JP7312612A JP31261295A JPH09150738A JP H09150738 A JPH09150738 A JP H09150738A JP 7312612 A JP7312612 A JP 7312612A JP 31261295 A JP31261295 A JP 31261295A JP H09150738 A JPH09150738 A JP H09150738A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T30/00—Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance
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- Floor Finish (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車内騒音及び振動を低減する。
【解決手段】 台枠２の上面に複数の床支持具３を固設
し、該床支持具３に設けた防振ゴム４を介して床板５を
支持する。
し、該床支持具３に設けた防振ゴム４を介して床板５を
支持する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の床構造
に関し、詳しくは車内騒音及び振動の低減を図った鉄道
車両の床構造に関する。
に関し、詳しくは車内騒音及び振動の低減を図った鉄道
車両の床構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、鉄道車両の床構造は、車両の長
手方向に側梁、中梁、床受梁を通し、横方向に端梁、枕
梁、床受梁等を配設して構成される台枠に波型鋼板を張
設し、波型鋼板の上面を塗床材で固め、その上に塩化ビ
ニール系の床敷物を接着した構造が多く用いられている
が、床下からの騒音を遮断するには充分とは言えなかっ
た。また、一部の優等車両では、車内の低騒音化を図る
ために、波型鋼板の上面と床板の間に空気層を設けた二
重床構造が採用されている。
手方向に側梁、中梁、床受梁を通し、横方向に端梁、枕
梁、床受梁等を配設して構成される台枠に波型鋼板を張
設し、波型鋼板の上面を塗床材で固め、その上に塩化ビ
ニール系の床敷物を接着した構造が多く用いられている
が、床下からの騒音を遮断するには充分とは言えなかっ
た。また、一部の優等車両では、車内の低騒音化を図る
ために、波型鋼板の上面と床板の間に空気層を設けた二
重床構造が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この二
重床構造は、台枠上に配設された床受梁で床板を直接支
持する構造であり、床板の側端部も側構体に取付けられ
た床受金に直接ビス止めされているため、床下機器等の
振動が直接床板に伝わり、さらに、床板も特に遮音を考
慮した構造ではないので、床下騒音の低減も充分ではな
かった。
重床構造は、台枠上に配設された床受梁で床板を直接支
持する構造であり、床板の側端部も側構体に取付けられ
た床受金に直接ビス止めされているため、床下機器等の
振動が直接床板に伝わり、さらに、床板も特に遮音を考
慮した構造ではないので、床下騒音の低減も充分ではな
かった。
【０００４】そこで本発明は、車室内騒音及び振動の大
幅な低減を図った鉄道車両の床構造を提供することを目
的としている。
幅な低減を図った鉄道車両の床構造を提供することを目
的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の鉄道車両の床構造は、閉断面の中空押出
形材からなる台枠の上面に複数の床支持具を固設し、該
床支持具に設けた弾性部材を介して床板を支持したこと
を特徴とし、また、前記床板を積層遮音床板とすること
により遮音効果を高め、さらに、前記台枠に制振材を設
けることにより振動の低減を図ることを特徴としてい
る。
ため、本発明の鉄道車両の床構造は、閉断面の中空押出
形材からなる台枠の上面に複数の床支持具を固設し、該
床支持具に設けた弾性部材を介して床板を支持したこと
を特徴とし、また、前記床板を積層遮音床板とすること
により遮音効果を高め、さらに、前記台枠に制振材を設
けることにより振動の低減を図ることを特徴としてい
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。鉄道車両１
は、台枠２の上面に複数の床支持具３を固設し、該床支
持具３に設けた弾性部材である防振ゴム４を介して床板
５を支持している。
形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。鉄道車両１
は、台枠２の上面に複数の床支持具３を固設し、該床支
持具３に設けた弾性部材である防振ゴム４を介して床板
５を支持している。
【０００７】台枠２は、上板２ａと下板２ｂとの間をＶ
字型のリブ２ｃで連結した閉断面のアルミニウム中空押
出形材のブロックを所定の幅に接合したもので、上板２
ａ、リブ２ｃにそれぞれ特殊アスファルトを溶着させた
制振材６を設けている。
字型のリブ２ｃで連結した閉断面のアルミニウム中空押
出形材のブロックを所定の幅に接合したもので、上板２
ａ、リブ２ｃにそれぞれ特殊アスファルトを溶着させた
制振材６を設けている。
【０００８】床支持具３は、断面ハット形で、両脚部３
ａ，３ａを台枠２の上面に固設し、両脚部３ａ，３ａ間
の天板部３ｂに防振ゴム４を取付けている。防振ゴム４
は、天板部３ｂに形成された孔３ｃに装着されて天板部
３ｂを上下から挟むゴム部４ａ，４ａを、床ネジ座４ｂ
と押え金４ｃと取付ネジ４ｄとで上下から挟んで固定し
ている。
ａ，３ａを台枠２の上面に固設し、両脚部３ａ，３ａ間
の天板部３ｂに防振ゴム４を取付けている。防振ゴム４
は、天板部３ｂに形成された孔３ｃに装着されて天板部
３ｂを上下から挟むゴム部４ａ，４ａを、床ネジ座４ｂ
と押え金４ｃと取付ネジ４ｄとで上下から挟んで固定し
ている。
【０００９】床板５は、心材の合板５ａの上面及び下面
にアルミニウム製の表面板５ｂ，５ｃを接着して遮音効
果を向上させた積層遮音床板に形成され、床支持具３の
防振ゴム４上に設置された後、取付孔を防振ゴム４の床
ネジ座４ｂ迄形成して皿ネジ７にて固定される。また、
床板５の結合部は、図３に示されるように、隣接する床
板５，５の端部をそれぞれ上下逆に薄く削って間にパッ
キン８を挟んで重合わせ、同じく床支持具３に皿ネジ７
にて固定する。
にアルミニウム製の表面板５ｂ，５ｃを接着して遮音効
果を向上させた積層遮音床板に形成され、床支持具３の
防振ゴム４上に設置された後、取付孔を防振ゴム４の床
ネジ座４ｂ迄形成して皿ネジ７にて固定される。また、
床板５の結合部は、図３に示されるように、隣接する床
板５，５の端部をそれぞれ上下逆に薄く削って間にパッ
キン８を挟んで重合わせ、同じく床支持具３に皿ネジ７
にて固定する。
【００１０】さらに、床板５の側端部と台枠２及び側構
体との僅かな隙間にもスポンジ等の柔らかい詰物を介在
させて防音・防振効果を向上させている。これにより、
台枠２及び側構体の金属部分と床板５が直接接触するこ
となく、床板５が設置される。尚、図示していないが、
床板５の表面には床敷物としてカーペット等が張付けら
れる。
体との僅かな隙間にもスポンジ等の柔らかい詰物を介在
させて防音・防振効果を向上させている。これにより、
台枠２及び側構体の金属部分と床板５が直接接触するこ
となく、床板５が設置される。尚、図示していないが、
床板５の表面には床敷物としてカーペット等が張付けら
れる。
【００１１】このように構成することにより、台枠２の
上面と床板５の下面に空気層９が形成され、また、台枠
２及び側構体の金属部分と床板５が直接接触することな
く、床板５が防振ゴム４を介して支持されているから、
床下からの騒音を低減することができるとともに、振動
が直接床板５に伝わることを防止でき、さらに、床板５
が積層遮音床板であるから遮音効果が高く、しかも、台
枠２に制振材６を設けていることも合わせて車室内の騒
音と振動を大幅に低減できる。
上面と床板５の下面に空気層９が形成され、また、台枠
２及び側構体の金属部分と床板５が直接接触することな
く、床板５が防振ゴム４を介して支持されているから、
床下からの騒音を低減することができるとともに、振動
が直接床板５に伝わることを防止でき、さらに、床板５
が積層遮音床板であるから遮音効果が高く、しかも、台
枠２に制振材６を設けていることも合わせて車室内の騒
音と振動を大幅に低減できる。
【００１２】尚、上記実施形態例では、断面ハット形の
床支持具３に防振ゴム４を取付けた構造で説明したが、
例えば、床受梁の上面に弾性部材を接着した構造や、弾
性部材を積層した床支持具を用いた構造のように、台枠
２及び側構体の金属部分と床板５が直接接触することの
ない構造であれば同様の効果を奏する。
床支持具３に防振ゴム４を取付けた構造で説明したが、
例えば、床受梁の上面に弾性部材を接着した構造や、弾
性部材を積層した床支持具を用いた構造のように、台枠
２及び側構体の金属部分と床板５が直接接触することの
ない構造であれば同様の効果を奏する。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄道車両
の床構造は、閉断面の中空押出形材からなる台枠の上面
に複数の床支持具を固設し、該床支持具に設けた弾性部
材を介して床板を支持したので、台枠の上面と床板の下
面に空気層が形成され、また、床板が防振ゴムを介して
支持されているから、床下からの騒音及び振動を遮断で
き、車室内騒音及び振動を低減できる。さらに、前記床
板を積層遮音床板とすることにより遮音効果を高め、し
かも、前記台枠に制振材を設けることにより振動を大幅
に低減できる。
の床構造は、閉断面の中空押出形材からなる台枠の上面
に複数の床支持具を固設し、該床支持具に設けた弾性部
材を介して床板を支持したので、台枠の上面と床板の下
面に空気層が形成され、また、床板が防振ゴムを介して
支持されているから、床下からの騒音及び振動を遮断で
き、車室内騒音及び振動を低減できる。さらに、前記床
板を積層遮音床板とすることにより遮音効果を高め、し
かも、前記台枠に制振材を設けることにより振動を大幅
に低減できる。
【図１】 本発明の一実施形態例を示す図２のＩ−Ｉ断
面図である。
面図である。
【図２】 鉄道車両の床を示す平面図である。
【図３】 床構造の拡大断面図である。
【図４】 床支持具と防振ゴムの分解斜視図である。
１…鉄道車両、２…台枠、３…床支持具、４…防振ゴ
ム、５…床板、６…制振材
ム、５…床板、６…制振材
Claims (3)
- 【請求項１】 閉断面の中空押出形材からなる台枠の上
面に複数の床支持具を固設し、該床支持具に設けた弾性
部材を介して床板を支持したことを特徴とする鉄道車両
の床構造。 - 【請求項２】 前記床板が積層遮音床板であることを特
徴とする請求項１記載の鉄道車両の床構造。 - 【請求項３】 前記台枠に制振材を設けたことを特徴と
する請求項１又は２記載の鉄道車両の床構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7312612A JPH09150738A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 鉄道車両の床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7312612A JPH09150738A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 鉄道車両の床構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150738A true JPH09150738A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18031306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7312612A Pending JPH09150738A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 鉄道車両の床構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09150738A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001005640A1 (de) * | 1999-07-15 | 2001-01-25 | Daimlerchrysler Rail Systems Gmbh | Verbindungselement zur verbindung von zwei bauteilen |
| JP2003108145A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-11 | Kobe Steel Ltd | 防音部材 |
| JP2005126062A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Siemens Ag | 鉄道車両 |
| JP2007069664A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Central Japan Railway Co | 防振浮き床構造 |
| CN1311601C (zh) * | 1999-02-12 | 2007-04-18 | 通用电气公司 | 电源控制和监视系统、数字保护继电器及保护控制方法 |
| JP2008001165A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Central Japan Railway Co | 鉄道車両の防振床構造 |
| KR100852643B1 (ko) * | 2007-06-29 | 2008-08-18 | 현대로템 주식회사 | 철도차량용 바닥 합판 이음구조 |
| KR101232538B1 (ko) * | 2010-05-12 | 2013-02-12 | 성균관대학교산학협력단 | 철도차량의 바닥구조 |
| CN104015739A (zh) * | 2014-05-20 | 2014-09-03 | 陈焕祥 | 一种用于电动机车车厢的底座连接装置 |
| WO2015037100A1 (ja) | 2013-09-12 | 2015-03-19 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両 |
| CN104627190A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-05-20 | 南车南京浦镇车辆有限公司 | 地铁车辆浮筑内装地板结构 |
| CN106428056A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-02-22 | 中车株洲电力机车有限公司 | 一种轨道交通车辆设备地板安装结构 |
| KR101956473B1 (ko) * | 2017-10-19 | 2019-03-08 | 주식회사 다원시스 | 철도차량의 바닥 구조 |
| CN109532400A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-03-29 | 郑州科林车用空调有限公司 | 一种用于降低客车空调振动的结构 |
| CN114537455A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-05-27 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 动车组轻质高隔声地板及其设计方法 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP7312612A patent/JPH09150738A/ja active Pending
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2015037100A1 (ja) | 2013-09-12 | 2015-03-19 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両 |
| JP6082470B2 (ja) * | 2013-09-12 | 2017-02-15 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両 |
| JPWO2015037100A1 (ja) * | 2013-09-12 | 2017-03-02 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両 |
| EP3421318A1 (en) | 2013-09-12 | 2019-01-02 | Hitachi, Ltd. | Railway vehicle |
| CN104015739A (zh) * | 2014-05-20 | 2014-09-03 | 陈焕祥 | 一种用于电动机车车厢的底座连接装置 |
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| CN109532400B (zh) * | 2018-12-26 | 2024-04-26 | 郑州科林车用空调有限公司 | 一种用于降低客车空调振动的结构 |
| CN114537455A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-05-27 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 动车组轻质高隔声地板及其设计方法 |
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