JP2005343271A - 軌条車両の床構造 - Google Patents

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Katsutoshi Horibatake
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Abstract

【課題】
本発明は、軌条車輌における床の構成に関する。その目的は、軽量で低騒音の床構造を提供することにある。
【解決手段】
車体は台枠51の上に複数の根太61,61…を介して3枚の床71,72,73を載せている。根太61、61…は切り欠きを有し、台枠51と床71,72,73を振動絶縁している。車体の幅方向の中心部の床72は左右の床71,73に比して音響放射効率が小さい部材を用いる。床71,72,73は車両の長手方向に沿っている。台枠の下方の台車部分から伝わってくる振動に対して、床と床の間に設けられた根太61で振動絶縁されるので固体伝播音が低減できる。また、比較的振動の大きい車体の中央部には音響放射効率の小さい床材72があるので、固体伝播音が低減できる。固体伝播音の大きい部分にしか音響放射効率の低い(すなわち、大重量な)床材を用いないので、全体としては軽量にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は2重床構造を有する鉄道車両やモノレール車両に関する。ここで、軌条車両とは、鉄道車両モノレール車両等を言う。
従来の2重床構造は[特許文献1]に記載されているように、台枠の上側にあって台枠を一体的に構成する床板、即ち、台枠床上に複数の根太を介して室内床を載せることで構成されている。根太は車両長手方向に設けてあり、室内側の床は車体の幅方向に1枚になっている。前記根太は長手方向に連続であり、台枠と根太、及び室内側の床と根太は強固に固定されている。
特開2002−154430号公報
前記[特許文献1]のような従来の床構造において車内静粛化を図るためには、音源及び振動源の位置に対応した室内床を、音源及び振動源から離れた室内床の床材と比して音響放射効率の小さい重量のある床材(例えば鉄製床やアルミ製制振床)を使用し、固体伝播音を低減するものであった。
固体伝播音は台車からの振動が台枠に伝播し、この台枠の振動が根太を介し室内床に伝播する。このとき、台枠と根太、及び室内床と根太は強固に固定されているため、室内床に伝播する振動が大きくなるため、車内騒音が大きくなる。
固体伝播音について調査したところ、車体の幅方向の中央部が車体の幅方向端部に比して大きい。このため、室内床の床材が車体幅方向に1枚の板であれば、幅方向全面の室内床を重量のある床材を使用しなければならず、全体が大重量になる。
本発明は、静粛な車体を提供する場合に大きな重量増となる従来の床構造に対して、軽量かつ静粛な床構造を提供するものである。
本発明の特徴は、強度部材である台枠を一体的に構成する台枠床と室内床及両者の間に設けられ前室内床を支える根太から構成された軌条車両の2重床において、前記室内車体幅方向に複数に分割して構成されており隣接する前記室内床同士は、振動による音響放射効率が異なる材質で構成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、車体の幅方向に分割された室内床を音響放射効率が異なる材質で構成しているので、比較的固体伝播音の放射が小さい車体幅方向端部には軽量な床材を使用することができ、その結果、従来技術のように車内静粛化を図るため車体幅方向に渡って重量のある床材を配置した床構造と比較して軽量な床構造とすることができる。
以下、本発明の各タイプの実施例を説明する。まず、車体の基本的な構造として、図1に示すように、車体は、屋根構体41、側構体42、台枠51、及び車両長手方向端部に設けられる妻構体(図示せず)から成る。台枠51は、車体の幅方向両側に車両長手方向に沿って配置されている側梁43,43、両側梁43,43を連結する複数の横梁(図示せず)、及び横梁の上に固定される台枠床51b等から構成されている。台枠51の台車に対応する位置には、台枠床51bの下方において、比較的大きい枕梁52が両側梁43,43を連結する態様で車体の幅方向に配置されており、枕梁52の車体長手方向前後には、2列の中梁53が車体の長手方向に沿って配置されている。
図1を参照して、本発明による軌条車両の床構造の実施例を説明する。図1において、車体は、強度部材である台枠51を一体的に構成する台枠床51bの上に複数の根太61,61…を介して3枚の室内床71,72,73(以下、室内床については、特に言及しない限り、単に「床」という)を載せている。車体の幅方向の中心部の床72は左右の床71,73に比して音響放射効率が小さい部材を用いる。例えば、鉄製床やアルミ製の制振床を用いる。床71,72,73は車体の長手方向に沿っている。
根太61は、隣接する床71,72,73の接合部(同時に幅方向の分割点でもある)同士の箇所にある。根太は隣接する2つの床を支えている。これにより、2つの床の接続部の隙間を塞ぎ、音響の漏洩を抑制する。
床71,72の接合部は、一方の床72は根太61に載ると共に、隣接する床71に載っている。このため、両床の固定は、ボルトまたはリベット81の1本にできる。床71と72の接合部における上下関係は反対でもよい。床72,73においても同様である。
図2は、本発明の一実施例であり、図1のII−II断面図であり、以下、実施例1という。根太61,61…を介して床71〜75を載せている。比較的固体伝播音の大きい車端部の車体中央の床72には鉄製床やアルミ製制振床などの音響放射効率が小さい床材を用い、その他の床71,73,74,75にはアルミハニカム床などの軽量剛性の高い床材や、音響放射効率が大きい床材を用いる。
上記実施例は、台車からの振動の大きな車端部であるが、床下機器の振動による放射音の大きな車両の長手方向の中央部であってもよい。
ここで、特許請求の範囲では、強度部材である台枠51一体的に構成する床を台枠床51bという。室内床71,72,73を上床とし、台枠床51bを下床とすることで、2重床が構成されている
図3は、本発明の実施例であり、以下、実施例2という。これは、実施例1において前記室内床の接合部に根太がない車両においての実施例である。一方の床72は、隣接する床71に載っている。床71の締結部にはネジ穴が切ってあり、床71と72を接合できる。
図4は、実施例3である。実施例2において、床71,72,73…は全て同一の材質から構成しているが、振動の大きな部分の床72はその他の室内床と比して板厚を厚くした実施例である。
図5は、本発明の参考例である。参考例1という。これは、根太の切り欠きの例である。根太61の下部に切り欠き62を有し、台枠51と根太61とを絶縁している。台枠床51bと根太61との結合部を溶接する場合、溶接での入熱による変形も小さくすることができる。
上記参考例において、根太61の上部に切り欠きを有し、根太61の上部と床を絶縁してもよい。
図6は、根太の切り欠きの他の参考例である。参考例2という。根太61の下部は台枠上板51bと、根太61の上部は床71,72,73と結合されているが、根太61の中央部に貫通孔状の切り欠き63を有しているため、台枠床51bと床71,72,73とは絶縁している。
図7は、根太の切り欠きの他の参考例である。根太61の長手方向において、台枠床51bと根太61と切り欠き65にて絶縁している部分に対応して7,72,73と根太61とは結合し、台枠床51bと根太61とを結合している部分に対応して71,72,73と根太61と切り欠き64にて絶縁する。参考例1参考例2と比して、絶縁による固体伝播音の低減が大きい。
本発明の車両の縦断面図である。 図1のII−II断面において、本発明の実施例1の図である。 図1のII−II断面において、本発明の実施例2の図である。 図1のII−II断面において、本発明の実施例3の図である。 図1のII−II断面の根太61において、参考の図である。 図1のII−II断面の根太61において、参考の図である。 図1のII−II断面の根太61において、参考の図である。
符号の説明
41…屋根構体、42…側構体、43…側梁、51…台枠、51b…台枠床、
52…枕梁、53…中梁、61…根太、71,72,73,74,75…室内床、
81…締結部材

Claims (5)

  1. 強度部材である床と室内床である床及び両者の間に設けられ前記床を支える根太から構成された軌条車両の2重床において、前記床は車体の幅方向に沿って複数に分割して構成されており、所望の前記床とこれに隣接する前記床とは、振動による音響放射効率が異なる材質で構成されていること、を特徴とする軌条車両の床構造。
  2. 請求項1記載の軌条車両の床構造において、前記床の下方からの振動による放射音の大きな部分の前記床の材料は音響放射効率が小さい部材を用いること、を特徴とする軌条車両の床構造。
  3. 請求項1記載の軌条車両の床構造において、前記床の分割点毎に前記根太が有り、該根太は2枚の前記床を支えていること、を特徴とする軌条車両の床構造。
  4. 請求項3記載の軌条車両の床構造において、前記隣接する2枚の床の一方は根太に載ると共に、隣接する床に載っており、前記2枚の重なった部分は前記根太に固定していること、を特徴とする軌条車両の床構造。
  5. 請求項1記載の床構造において、前記根太は切り欠きを有し、前記床と前記床を振動絶縁していること、を特徴とする軌道車両の床構造。
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