JP2547716Y2 - 車両の床構造 - Google Patents

車両の床構造

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JP2547716Y2
JP2547716Y2 JP3551091U JP3551091U JP2547716Y2 JP 2547716 Y2 JP2547716 Y2 JP 2547716Y2 JP 3551091 U JP3551091 U JP 3551091U JP 3551091 U JP3551091 U JP 3551091U JP 2547716 Y2 JP2547716 Y2 JP 2547716Y2
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deck plate
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floor structure
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清孝 石榑
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道車両やバス等の車
両の床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両の床は、車体幅方向両側
の側梁間に梯子状に横梁を取付けて台枠を構成し、その
上面にキーストンプレートといわれる波形鋼板を配し、
それぞれの方向の強度を負担させるのが一般的である。
【0003】ところが、この構造は、横梁の存在によっ
て床下機器の取付け、配管、配線に支障を来すことがあ
るので、例えば、実開閉1−94059号公報に示され
るように、両側梁間に配される下板と上板間に、車体幅
方向に連続する波形を有する中間成形板を配置し、トラ
ス構造に近似した構成として、床構造で強度を持たせて
横梁を廃止したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の構造で
は、上板、下板と波形板との接合部が平面となっている
不完全な形のトラスで、構造的には車体長手方向に高強
度の異方性構造となっている。
【0005】そこで本考案は、それぞれの方向に高強度
な車両の床構造により、台枠の構造の簡素化と軽量化を
図るとともに、床下機器の取付け、配管、配線の作業性
を向上させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本考
案の床構造は、車体幅方向に連続する波形を有するデッ
キプレートの下面に平板を張設するとともに、デッキプ
レートの上面に軽量コンクリートを敷設したことを特徴
としている。
【0007】
【作 用】かかる構成により、デッキプレートが主に車
体長手方向の強度を、平板が垂直荷重による引張力を、
軽量コンクリートが圧縮力を負担するので、それぞれの
方向に高強度な床構造となり、台枠の横梁を廃止して床
下機器の取付け、配管、配線の作業性を向上させる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】床1は、車体幅方向に連続する波形を有す
るデッキプレート2の下面に平板3を張設するととも
に、デッキプレート2の上面に軽量コンクリート4を敷
設して構成され、平板3の下面に車体幅方向の機器吊り
梁5を、デッキプレート2の上面に車体幅方向の根太6
をそれぞれ設けている。
【0010】デッキプレート2は、例えば、厚さ0.8
mmのステンレス鋼の波高75mm、波間隔200mm
の標準規格品で、該デッキプレート2の下面にスポット
溶接される平板3は、厚さ0.4mmのステンレス鋼が
用いられる。
【0011】機器吊り梁5は、高さ45mmのステンレ
ス鋼で、平板3の下面にスポット溶接により取付けら
れ、根太6は、デッキプレート2の波形に合わせて形成
された係合部を有している。
【0012】なお、軽量コンクリート4の上面には、塩
化ビニールや絨毯等の床敷物7が敷かれる。
【0013】床1をこのように構成することにより、デ
ッキプレート2が主に車体長手方向の強度を、平板3が
垂直荷重による引張力を、軽量コンクリート4が圧縮力
を負担するので、それぞれの方向に高強度で軽量な床構
造となる。
【0014】このため、上記床1が組込まれる台枠を、
側梁と端部部材とで構成し、横梁を廃止した簡素な構造
とすることができ、全体的な軽量化が図れ、また、床1
と台枠とを別個に組立てることによる工期の短縮ができ
る。
【0015】さらに、機器吊り梁5によって車体幅方向
の強度を向上させるとともに、従来の高さ150mmの
横梁と厚さ13乃至25mmのキーストンプレートを組
合わせた床構造に比べて床1が薄くなるので、床下機器
の取付けスペースが拡がり、取付け作業が容易になる。
【0016】また、デッキプレート2の波形内を、配線
8や配管の配置スペースとすることによる省スペース化
が図れ、さらに、台枠組付前に、機器吊り梁5に、下向
き作業によって一部の床下機器の取付けも可能なので、
工期の短縮に寄与できる。
【0017】また、根太6も車体幅方向の強度メンバー
となり、特に車体全幅に設けなくても、腰掛け受を兼ね
る場合等には、両側構の近くに設けることにより、床板
1の側構近傍に作用するテンションに対する強度不足を
補うのに有効である。
【0018】さらに、デッキプレート2が標準規格品で
あるところから、コストの低減になり、また、従来のキ
ーストンプレートに比べて厚みがあるので、遮音特性が
向上する。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上のように、デッキプレート
の下面に平板を張設するとともに、デッキプレートの上
面に軽量コンクリートを敷設した床構造としたので、デ
ッキプレートが主に車体長手方向の強度を、平板が垂直
荷重による引張力を、軽量コンクリートが圧縮力を負担
するので、それぞれの方向に高強度な床構造となり、台
枠の横梁を廃止して全体的な軽量化が図れ、また、床下
機器の取付け、配管、配線の作業性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の床構造の一実施例を示す斜視図
【図2】 同じく断面図
【符号の説明】
1…床、2…デッキプレート、3…平板、4…軽量コン
クリート、5…機器吊り梁、6…根太

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体幅方向に連続する波形を有するデッ
    キプレートの下面に平板を張設するとともに、デッキプ
    レートの上面に軽量コンクリートを敷設したことを特徴
    とする車両の床構造。
JP3551091U 1991-05-20 1991-05-20 車両の床構造 Expired - Lifetime JP2547716Y2 (ja)

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JP5249853B2 (ja) * 2009-05-22 2013-07-31 近畿車輌株式会社 鉄道車両の配線経路構造
JP5739829B2 (ja) * 2012-03-28 2015-06-24 川崎重工業株式会社 鉄道車両の床構造及びそれを備えた鉄道車両

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