JPH09149287A - 垂直同期信号分離回路およびこれを有する表示装置 - Google Patents

垂直同期信号分離回路およびこれを有する表示装置

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JPH09149287A
JPH09149287A JP7329543A JP32954395A JPH09149287A JP H09149287 A JPH09149287 A JP H09149287A JP 7329543 A JP7329543 A JP 7329543A JP 32954395 A JP32954395 A JP 32954395A JP H09149287 A JPH09149287 A JP H09149287A
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circuit
capacitor
synchronizing signal
voltage
vertical
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JP7329543A
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Koji Ninomiya
光司 二宮
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/14Digital output to display device ; Cooperation and interconnection of the display device with other functional units
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/08Separation of synchronising signals from picture signals
    • H04N5/10Separation of line synchronising signal from frame synchronising signal or vice versa

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水平周波数が低い周波数から高い周波数の範囲
までの広範囲に亙る複合同期信号のそれぞれに対して垂
直同期信号の分離が可能な垂直同期分離回路を提供する
ことにある。 【解決手段】ワンショット回路で複合同期信号を受ける
ことで、複合同期信号の水平周波数にほとんど影響され
ずに、一定のパルス幅のパルスを同期信号に対応して発
生させてこれを積分して、積分した電圧に応じて得られ
る電流で複合同期信号の水平周波数に応じてコンデンサ
を充電するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、垂直同期信号分
離回路およびこれを有する表示装置に関し、詳しくは、
パーソナルコンピュータ(以下パソコン)本体からマル
チシンクロナス(以下マルチシンク)形のCRTモニタ
ディスプレイ(以下CRT)に送出される複合映像信号
から水平,垂直の同期信号を分離する回路において、水
平周波数が低い周波数から高い周波数の範囲までの広範
囲に亙る複合同期信号のそれぞれに対して垂直同期信号
の分離ができるようなマルチシンク形のCRTにおける
垂直同期分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のパソコンでは、ウインドウズをは
じめとして、各種のソフトウェアプログラムにおいて、
モニタであるCRTに対して、パソコン側から水平,垂
直の走査線の数を選択的に設定できるようになってい
る。また、高精細度のCRTでは、水平ドット数が12
00以上のものもある。それに応じて水平走査線数(垂
直ドット数)も800本を越える。この種の垂直同期分
離回路は、垂直同期信号として従来のTV信号の水平同
期信号よりも狭いパルス幅のパルスを分離することにな
る。
【0003】図3は、従来のマルチシンクのCRTに内
蔵される垂直同期分離回路の一例である。1は、同期信
号分離回路であり、入力端子1aにパソコン本体から複
合映像信号を受ける。そして、垂直同期信号と水平同期
信号を含む複合同期信号を映像信号から分離して垂直同
期分離回路2に供給する。垂直同期分離回路2は、これ
を受けて、垂直同期信号を出力端子1bに発生して複合
同期信号から分離する。一方、同期信号分離回路1で分
離された同期信号のうち水平同期信号については、同期
信号分離回路1から位相検出回路3や同期検出回路等に
加えられる。垂直同期分離回路2は、複合同期信号を受
ける積分回路4と、この積分回路4の出力を受けるコン
パレータ(COM)5とにより構成され、積分回路4
は、抵抗R1とコンデンサC1とを有している。コンパレ
ータ5には、比較基準となる基準電圧が基準電圧源6か
らその(−)入力に加えられ、その(+)入力には積分
回路4から積分電圧値を受ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の構成の垂直同
期分離回路2は、水平等価パルスを含む垂直同期信号の
パルス幅が水平同期信号のパルス幅より大きいことを条
件として積分回路で積分することで垂直同期信号を検出
している。しかし、マルチシンクのCRTにおいて、高
精細度の表示が可能なものとして、例えば、水平周波数
が15kHz〜200kHzの範囲で同期できるような
ものでは、水平周波数が高くなるにつれて受ける垂直同
期信号のパルス幅も狭くなる。水平同期信号のデューテ
ィを30%程度とし、垂直同期信号のデューティを70
%程度とした場合に、15kHzでの水平同期信号の1
パルス(以下1H)のパルス幅が20μsのときに、垂
直同期信号の1パルス(以下1Vsyn)の幅が46.7
μsになるが、これが80kHzでは、1Hのパルス幅
が3.75μs程度になり、1Vsynの幅が8.75μ
s程度になる。さらに、200kHzでは、1Hのパル
ス幅が1.5μsになり、1Vsynの幅が3.5μsに
なる。
【0005】このようなことから、マルチシンクで同期
させる場合の高い周波数での垂直同期信号のパルス幅
は、低い周波数での水平同期信号よりも狭くなる。した
がって、前記のような垂直同期分離回路2の回路構成で
は、垂直同期信号を分離することはできなくなる。この
ようなことを回避するために、水平周波数に応じて積分
回路の時定数を切り替えることも考えられるが、水平周
波数の検出回路と切換回路が必要になる上に、時定数の
設定が選択的な特定値になる関係で誤検出が発生し易
い。この発明の目的は、このような従来技術の問題点を
解決するものであって、水平周波数が低い周波数から高
い周波数の範囲までの広範囲に亙る複合同期信号のそれ
ぞれに対して垂直同期信号の分離が可能な垂直同期分離
回路およびこれを有する表示装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明の垂直同期分離回路の構成は、それぞれ周波
数の相違する水平同期信号とこれに応じて設定される垂
直同期信号とからなる複数の複合同期信号のそれぞれに
対して垂直同期信号を分離する垂直同期信号分離回路に
おいて、複合同期信号を受けて所定の幅のパルスを発生
するワンショット回路と、このワンショット回路の出力
パルスを積分して所定のDC電圧を発生する積分回路
と、コンデンサと、DC電圧に応じた電流値でコンデン
サを充電する充放電回路と、コンデンサの電圧と所定の
基準電圧とを比較して垂直同期信号を発生するコンパレ
ータとを備えていて、充放電回路が、複合同期信号が発
生している期間の間コンデンサを充電し、複合同期信号
が発生していない期間にコンデンサの電荷を放電するも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】このように、ワンショット回路で
複合同期信号を受けることで、複合同期信号の水平周波
数に関係なしに、一定のパルス幅のパルスを同期信号に
対応して発生させる。これにより、複合同期信号の水平
周波数に対応してその周期だけが対応する信号を発生さ
せ、この信号の電圧を積分回路で積分することで、周期
に対応するDC電圧を発生させる。そして、このDC電
圧に応じた電流でコンデンサを充電する。さらに、充電
期間を同期信号のある期間に対応させることで、水平周
波数に応じて、それが高い場合には、充電期間が短く、
大きな充電電流を流し、逆に、水平周波数が低い場合に
は、充電期間が長く、小さな充電電流を流す。その結
果、コンデンサに発生する水平同期信号,垂直同期信号
の発生期間における電圧は、結果的に複合同期信号の水
平周波数の相違が相殺され、それぞれの水平周波数にお
いて、あまりピークレベルが変化しない充電電圧を得る
ことができる。そこで、垂直同期信号において発生する
充放電コンデンサの電圧をコンパレータで検出すること
で、いずれの水平周波数においても垂直同期信号を分離
することができる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の垂直同期分離回路を適用
したブロック図であり、図2は、その動作を説明する波
形図である。10は、垂直同期分離回路であって、反転
増幅器11と、ワンショット回路12、ローパスフィル
タ(LPF)13、電圧/電流変換回路(以下V/I変
換回路)14、充放電回路15、充電用のコンデンサ
(C)16、そして、ヒステリシスコンパレータ(CO
M)17とからなる。反転増幅器11は、図3の同期信
号分離回路1から垂直同期信号と水平同期信号とからな
る複合同期信号を入力端子10aを介して受けて、この
複合同期信号を反転増幅して図2(a)に示すような正
側の立上がりパルスにする。
【0009】ワンショット回路12は、反転増幅された
複合同期信号を受けてその立上がりでトリガーされて所
定のパルス幅Wのパルスを同期信号に対応する周期で発
生する。ワンショット回路12のパルス幅Wは、最大水
平周波数により決定される周期Tを基準にしてこれに対
して垂直同期信号Vpのデューティと等しいか、これよ
り大きなデューティに設定される。例えば、垂直同期信
号Vpのデューティが70%とすれば、それより大きな
デューティ80%のパルス幅が設定される。これによ
り、最高水平周波数の垂直同期信号のパルス幅の範囲全
般に亘って充電期間が確保でき、高い充電電圧を充電用
のコンデンサ(C)16に得ることができる。 図2の
(a)は、その水平周波数fHが200kHz(これが
最高周波数とする。)の場合を示している。その周期T
がT=5μsであるので、ワンショット回路12の出力
パルスのデューティを80%とすれば、W=0.8×5
=4μsになる。そこで、パルス幅4μsで入力された
同期信号に対応する図2(b)に示すようなパルスをワ
ンショット回路12が出力する。なお、Vpは、垂直同
期信号であり、デューティ70%とすれば、そのパルス
幅は3.5μsである。Hpは、水平同期信号であり、
デューティ30%とすれば、そのパルス幅は1.5μs
である。
【0010】ローパスフィルタ13は、積分回路であっ
て、ワンショット回路12からの出力パルスを積分して
平均DC電圧値を発生する。これが最高水平周波数が2
00kHzの場合には、図2(b)に点線で示す電圧値
Vdcである。V/I変換回路14は、この電圧値Vdcを
電流値に変換して充放電回路15に充電電流として出力
する。ここで、V/I変換回路14は、ローパスフィル
タ13の出力を受ける差動アンプで構成されるバッファ
アンプ141と、バッファアンプ141の出力をベース
に受け、そのエミッタ側とグランドGNDとの間に挿入
された抵抗Rを有するNPN形のトランジスタQ1から
なり、エミッタの電圧をバッファアンプ141に負帰還
させる。また、トランジスタQ1のコレクタ側と電源ラ
インVccとの間には、カレントミラーを構成する入力側
PNPトランジスタQ2が挿入されている。充放電回路
15に設けられたこのカレントミラーの出力側のトラン
ジスタQ3、Q4から同じ電流値の出力電流がそれぞれ取
り出される。
【0011】充放電回路15のトランジスタQ3、Q4に
より取り出された2つの電流は、一方がコンデンサ16
の充電電流とされ、他方がその放電電流の制御電流値と
される。そして、充電電流は、同期信号の発生している
期間だけコンデンサ16に供給され、放電電流の制御電
流値は、同期信号が発生していなときコンデンサ16を
充電電流値と同じ電流値で放電させる。その結果、コン
デンサ16は、最高水平周波数が200kHzの場合に
図2(c)に示すように、水平同期信号Hpに対応して
電圧波形Hsが発生し、垂直同期信号Vpに対応して電圧
波形Vsが発生する。なお、この電圧波形の形態ついて
は後述する。このような電圧波形は、充放電回路15の
充電電流値および放電電流値と、コンデンサ16の容量
により決定され、充電電流値および放電電流値は、V/
I変換回路14のトランジスタQ1のエミッタに挿入さ
れた抵抗Rの抵抗値Rを選択することで設定される。こ
の電流値を一定値Idcとすると、この充放電電流Idc
は、Idc=Vdc/Rになる。ただし、Rは抵抗Rの抵抗
値、Vdcはローパスフィルタ13の出力電圧である。そ
の結果、コンデンサ16の容量と抵抗Rの抵抗値の選択
によって、前記の図2(c)に示すような、垂直同期信
号Vpの期間には、高い充電電圧になり、水平同期信号
Hpの期間には低い充電電圧になって、それぞれ放電さ
れるような水平同期信号と垂直同期信号において差のあ
る電圧をコンデンサ16が発生する。
【0012】ヒステリシスコンパレータ17は、図2
(c)に図示するように、HIGHレベル(以下
“H”)の閾値とLOWレベル(以下“L”)の閾値を
持っている。その垂直同期信号Vpのときに電圧波形Vs
において、“H”が電圧波形Vsの中央に発生する2つ
のピークの間の底部付近に位置していて、“L”が水平
同期信号Hpのピーク付近に位置している。これによ
り、コンパレータ17の出力が接続された出力端子10
bからは、図2(d)に示すように、垂直同期信号Vsy
nが発生する。
【0013】充放電回路15の構成とその動作について
説明すると、V/I変換回路14のカレントミラー負荷
のトランジスタQ2は、ダイオード接続された入力側の
トランジスタとされ、充放電回路15に設けられた出力
側となるPNP側のトランジスタQ3,Q4とカレントミ
ラー接続されている。また、このカレントミラーの出力
側トランジスタQ3、Q4は、そのエミッタが電源ライン
Vccに接続され、そのコレクタは、ぞれぞれ下流に設け
られたNPN形のトランジスタQ5,Q6からなるカレン
トミラー負荷151を介してグランドGNDにそれぞれ
接続されている。そして、トランジスタQ6は、トラン
ジスタQ5に対してエミッタ面積比が2倍(マルチエミ
ッタ)になっていて、トランジスタQ5に対して2倍の
電流が流れる。 ここで、カレントミラー151の入力
側トランジスタQ5は、トランジスタQ3に対応して設け
れたダイオード接続のトランジスタであり、その出力側
トランジスタQ6は、トランジスタQ4に対応して設けれ
たトランジスタであって、これらトランジスタのそれれ
のエミッタ側がグランドGNDに接続されている。ま
た、トランジスタQ5のコレクタとグランドGND間に
は、エミッタ側がグランドGNDに接続されたNPN形
のトランジスタQ7からなるスイッチ回路152が設け
られていてトランジスタQ7のベースに反転増幅器11
から同期信号を受ける。したがって、トランジスタQ7
は、同期信号がある期間だけON状態になる。
【0014】このトランジスタQ7がONしている期間
は、カレントミラー151のトランジスタQ5,Q6がO
FFするのでトランジスタQ4の電流Idcは、充電電流
としてコンデンサ16に流れる。この充電は一定値Idc
で行われるので、その充電波形の傾斜は、図2(c)に
示すように直線状になる。また、このトランジスタQ7
がONしている期間は、同期信号が存在する期間になる
ので、水平同期信号Hpに対応して充電期間は短くな
り、直線が早く終了する。そして、垂直同期信号Vpが
存在している充電期間は、長くなり、図2(c)に示す
ように直線は伸びる。一方、トランジスタQ7がOFF
している期間は、カレントミラーのトランジスタQ5,
Q6がONとなるので、トランジスタQ6にトランジスタ
Q5の2倍の電流2×Idcが流れる。その結果、上流の
トランジスタQ4の電流Idcとコンデンサ16の電流と
をシンクさせ、このときのシンク電流が2倍の2×Idc
であることから、コンデンサ16の放電電流は、Idcと
なって、充電電流と同じ電流値で放電が行われる。そこ
で、放電波形は、充電側の波形の傾斜に対してこれを9
0°回転させた逆の傾斜になる。その結果としてコンデ
ンサ16の電圧は、図2(c)のような電圧波形Hs,
Vsが得られる。なお、以上の場合、充放電電流Idc
は、ローパスフィルタ13の出力電圧Vdcが高い値を示
すので、大きな電流値になり、前記の直線の傾きは大き
い。
【0015】ここで、入力側の複合同期信号の水平周波
数が200kHzから100kHzになった場合には、
図2(e)に示すような2倍の周期である10μsの同
期信号が発生し、垂直同期信号Hpのパルス幅も3μs
と2倍になるが、ワンショット回路12の出力は、
(e)の同期信号の周期に対応して(f)に示すよう
に、パルス幅Wが変わらずに、単に、周期だけが2倍の
2T=10μsになるだけである。ただし、Tは、最高
周波数200kHzのときの周期とする。その結果、ロ
ーパスフィルタ13の出力電圧Vdcは、点線で示す位置
まで低下する。これにより充放電電流Idcは、Idc=V
dc/Rにより、減少して前記よりも小さな充放電電流が
流れ、(g)に示すように、コンデンサ16の電圧波形
Hs,Vsは、それぞれの直線の傾きが前記よりも小さく
なり、垂直同期信号も水平同期信号も時間軸方向に広が
る。そこで、水平,垂直の同期信号に対応する充電電圧
のピークレベルは、水平周波数が変化してもあまり変化
しない。その結果、前記の場合と同様に、(h)に示す
ように、垂直同期信号Vsynをコンパレータ17の出力
として得ることができる。
【0016】このように、入力側の複合同期信号の水平
周波数が変化しても、それに応じて充放電電流値を増減
して充放電を行うので、充電コンデンサCの電圧レベル
の変化が抑えられる。その結果、水平周波数が相違する
同期信号を受けても同一のコンパレータで垂直同期信号
Vsynを分離できる。なお、実施例の充放電回路は、一
例であって、トランジスタの形態は、NPN形をPNP
形に、PNP形をNPN形に変更しても同様な充放電回
路が実現できることはもちろんである。また、実施例の
コンパレータは、ヒステリシスコンパレータであるが、
これは、閾値が1つのコンパレータであってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、この
発明にあっては、ワンショット回路で複合同期信号を受
けることで、複合同期信号の水平周波数にほとんど影響
されずに、一定のパルス幅のパルスを同期信号に対応し
て発生させてこれを積分して、積分した電圧に応じて得
られる電流で複合同期信号の水平周波数に応じてコンデ
ンサを充電するようにしているので、水平周波数が高い
場合には、充電期間が短くなるとともに、大きな充電電
流が流れ、逆に、水平周波数が低い場合には、充電期間
が長くなるとともに、小さな充電電流が流れる。これに
より、複合同期信号の水平周波数の相違が相殺され、複
合同期信号の水平周波数にほとんど影響されずに、いず
れの水平周波数においても垂直同期信号を分離すること
ができる。その結果、水平周波数が低い周波数から高い
周波数の範囲までの広範囲に亙る複合同期信号のそれぞ
れに対して垂直同期信号の分離が可能な垂直同期分離回
路あるいはこれを有する表示装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の垂直同期分離回路を適用し
たブロック図である。
【図2】図2は、その動作を説明する波形図である。
【図3】図3は、従来の垂直同期分離回路を中心とする
同期分離回路部分の説明図である。
【符号の説明】
1…同期信号分離回路、2,10…垂直同期分離回路、
3…位相検出回路、4…積分回路、5…コンパレータ、
11…反転増幅器、12…ワンショット回路、13…ロ
ーパスフィルタ(LPF)、14…V/I変換回路、1
5…充放電回路、16…コンデンサ、17…ヒステリシ
スコンパレータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明の実施の形態】このように、ワンショット回路で
複合同期信号を受けることで、複合同期信号の水平周波
数に関係なしに、一定のパルス幅のパルスを同期信号に
対応して発生させる。これにより、複合同期信号の水平
周波数に対応してその周期だけが対応する信号を発生さ
せ、この信号の電圧を積分回路で積分することで、周期
に対応するDC電圧を発生させる。そして、このDC電
圧に応じた電流でコンデンサを充電する。さらに、充電
期間を同期信号のある期間に対応させることで、水平周
波数に応じて、それが高い場合には、充電期間が短く
るので大きな充電電流を流し、逆に、水平周波数が低い
場合には、充電期間が長くなるので小さな充電電流を流
す。その結果、コンデンサに発生する水平同期信号,垂
直同期信号の発生期間における電圧は、結果的に複合同
期信号の水平周波数の相違が相殺され、それぞれの水平
周波数において、水平同期信号,垂直同期信号の発生期
間におけるコンデンサの電圧がそれぞれにあまりピーク
レベルが変化しない充電電圧を得ることができる。
方、水平同期信号のデューティ比は、いずれの水平周波
数においても現在の各国のTV規格等では、多くても5
0%以下であり、垂直同期信号のデューティ比は、少な
くとも50%以上であるので、垂直同期信号のピーク値
は、いずれの水平周波数においても水平同期信号のピー
ク値よりも高くなる。そこで、垂直同期信号において発
生する充放電コンデンサの電圧をコンパレータで検出す
ることで、いずれの水平周波数においても垂直同期信号
を分離することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】ワンショット回路12は、反転増幅された
複合同期信号を受けてその立上がりでトリガーされて所
定のパルス幅Wのパルスを同期信号に対応する周期で発
生する。ワンショット回路12のパルス幅Wは、最大水
平周波数により決定される周期Tを基準にしてこれに対
して垂直同期信号Vpのデューティと等しいか、これよ
り大きなデューティに設定される。例えば、垂直同期信
号Vpのデューティが70%とすれば、それより大きな
デューティ80%のパルス幅が設定される。これによ
り、最高水平周波数の垂直同期信号のパルス幅の範囲全
般に亘って安定なDC電圧信号を確保でき、高い充電電
圧を充電用のコンデンサ(C)16に得ることができ
る。なお、これよりも低い水平周波数を持つ複合同期信
号の垂直同期信号では、DC電圧信号の電圧値が低くな
りかつそのパルス幅がさらに大きくなるので、DC電圧
信号の電圧値が多少変動しても前記と同様な高いピーク
値の充電電圧をコンデンサ16に得ることができる。
2の(a)は、その水平周波数fHが200kHz(こ
れが最高周波数とする。)の場合を示している。その周
期TがT=5μsであるので、ワンショット回路12の
出力パルスのデューティを80%とすれば、W=0.8
×5=4μsになる。そこで、パルス幅4μsで入力さ
れた同期信号に対応する図2(b)に示すようなパルス
をワンショット回路12が出力する。なお、Vpは、垂
直同期信号であり、デューティ70%とすれば、そのパ
ルス幅は3.5μsである。Hpは、水平同期信号であ
り、デューティ30%とすれば、そのパルス幅は1.5
μsである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ周波数の相違する水平同期信号と
    これに応じて設定される垂直同期信号とからなる複数の
    複合同期信号のそれぞれに対して前記垂直同期信号を分
    離する垂直同期信号分離回路において、 前記複合同期信号を受けて所定の幅のパルスを発生する
    ワンショット回路と、このワンショット回路の出力パル
    スを積分して所定のDC電圧を発生する積分回路と、コ
    ンデンサと、前記DC電圧に応じた電流値で前記コンデ
    ンサを充電する充放電回路と、前記コンデンサの電圧と
    所定の基準電圧とを比較して前記垂直同期信号を発生す
    るコンパレータとを備え、前記充放電回路は、前記複合
    同期信号が発生している期間の間前記コンデンサを充電
    し、前記複合同期信号が発生していない期間に前記コン
    デンサの電荷を放電する垂直同期信号分離回路。
  2. 【請求項2】さらに、前記DC電圧を電流値に変換する
    電圧/電流変換回路を備え、前記ワンショット回路が発
    生するパルスは、前記それぞれ周波数のうちの最高周波
    数における周期を基準とした所定のデューティ比を持つ
    パルスであって、そのデューティ比が前記垂直同期信号
    のデューティ比と等しいか、これよりも大きなものであ
    り、前記積分回路は低域フィルタであり、前記充放電回
    路は、前記電圧/電流変換回路からの電流をカレントミ
    ラーで受けて充電電流を発生しかつ前記コンデンサに対
    して前記充電電流に実質的に等しい放電電流を発生させ
    るものであり、前記コンパレータは、ヒステリシスコン
    パレータである請求項1記載の垂直同期信号分離回路。
  3. 【請求項3】それぞれ周波数の相違する水平同期信号と
    これに応じて設定される垂直同期信号とからなる複数の
    複合同期信号のそれぞれに対して前記垂直同期信号を分
    離する垂直同期信号分離回路を有する表示装置におい
    て、 前記複合同期信号を受けて所定の幅のパルスを発生する
    ワンショット回路と、このワンショット回路の出力パル
    スを積分して所定のDC電圧を発生する積分回路と、コ
    ンデンサと、前記DC電圧に応じた電流値で前記コンデ
    ンサを充電する充放電回路と、前記コンデンサの電圧と
    所定の基準電圧とを比較して前記垂直同期信号を発生す
    るコンパレータとを備え、前記充放電回路は、前記複合
    同期信号が発生している期間の間前記コンデンサを充電
    し、前記複合同期信号が発生していない期間に前記コン
    デンサの電荷を放電する垂直同期信号分離回路を有する
    表示装置。
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