JPH09148896A - パルス発生回路 - Google Patents

パルス発生回路

Info

Publication number
JPH09148896A
JPH09148896A JP7308022A JP30802295A JPH09148896A JP H09148896 A JPH09148896 A JP H09148896A JP 7308022 A JP7308022 A JP 7308022A JP 30802295 A JP30802295 A JP 30802295A JP H09148896 A JPH09148896 A JP H09148896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
frequency
addition
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7308022A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Tanaka
陽一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7308022A priority Critical patent/JPH09148896A/ja
Publication of JPH09148896A publication Critical patent/JPH09148896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】CPUへの割り込み処理や大きなメモリ空間を
不要とし、任意の周波数のパルス信号を発生させること
ができるパルス発生回路を提供する。 【解決手段】基準クロック信号Fcを分周回路1によっ
て予め設定された段数分周して出力し、分周回路1の出
力である基本クロック信号Fbを加減速回路に入力し、
加減速回路2によって基本クロックFbを更に分周した
パルス信号である出力信号Fout を出力する。加減速回
路2の出力信号Fout の周波数は、データレジスタ制御
部3に設定された入力されるデータに基づいて変化す
る。データレジスタ制御部3は初期値レジスタ6で設定
されたデータScを起動周波数fsを決定するためのデ
ータとして取り込み、以降、タイミング発生回路7から
の加減算要求信号Srを受けとると、加減算器4での演
算結果を読み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルスモータの速
度制御などのため、任意の周波数のパルス信号を出力す
るパルス発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一定周期の基準クロック信号
から任意の周波数のパルス信号を発生するパルス発生回
路として、n段(nは自然数)のフリップフロップから
なるものが知られている。このようなパルス発生回路に
おいては、初段のフリップフロップに入力した基準クロ
ック信号(パルス入力)はフリップフロップを通過する
度に2分の1に分周されるので、n段のフリップフロッ
プを通過すれば2n 分の1に分周されたパルス信号が出
力される。
【0003】しかし、上記パルス発生回路では、出力信
号として基準クロック信号の2n 分の1に分周されたパ
ルス信号しか得られず、フリップフロップの段数が増え
ると共に分周数の変化が大きくなる。このため、上記パ
ルス発生回路の出力信号を駆動パルスとしてパルスモー
タを駆動する(つまり、パルスモータの速度制御を行
う)と、パルスモータの制御部からの加減速動作指示に
対応して駆動パルスが基準クロック信号の2n 倍の出力
周波数で変化するので、分周による周波数の変化が大き
く、パルスモータが脱調(駆動パルスの周波数にモータ
の回転速度が追いつけない現象)し、加減速ができない
という問題がある。
【0004】また、その他のパルス発生回路として、基
準クロック信号を任意の周波数に分周するmビットカウ
ンタ(mは自然数)も知られているが、パルスモータの
速度制御を行うために大きな分周数を得るにはmビット
カウンタは多ビット数を持たせなければならず、パルス
発生回路の回路規模が大きくなってしまうという問題が
ある。
【0005】このため、出力信号を駆動パルスとしてパ
ルスモータを駆動するパルス発生回路としては、図6に
示す構成のものが知られている。なお、図6の加減速回
路2の出力信号Fout はパルスモータ(図示せず)に入
力される。図6に示すパルス発生回路は、基準クロック
信号Fcを2n 分の1の周波数に分周して出力する分周
回路1と、分周回路1の出力信号を基本クロック信号F
bとしてデータレジスタ23のデータに基づいて0(H
z)〜目標周波数(基本クロック信号Fbの周波数)の
範囲で出力信号Fout の周波数を可変することができる
加減速回路2と、基準クロック信号Fcを2m 分の1に
分周しタイミングレジスタ27に格納されているデータ
に基づいて選択された信号の周期毎にCPU24に割り
込み信号Siを送信するタイミング発生回路25と、タ
イミング発生回路25から送信する割り込み信号Siの
周期を決定するデータレジスタ27と、タイミング発生
回路25からの割り込み信号Siを受け取ると予め設定
されているメモリテーブル26(パルスモータを加減速
させるために、予め加速、減速用のパルス周期の変更パ
ターンはテーブル形式で格納されている)から所定のデ
ータ(内容)をデータレジスタ23に書き込むように指
示するCPU24とからなるものが知られている。
【0006】ここで、加減速回路2は、図7に示すよう
な回路構成であり、リングカウンタRの出力Q0 〜Q
n-2 はそれぞれ組み合わせ回路C0 〜Cn-1 に入力さ
れ、各組み合わせ回路C0 〜Cn-1 は、それぞれ信号P
0 〜Pn-1 を出力する。例えば、リングカウンタRが4
ビットカウンタであれば、リングカウンタRが基本クロ
ック信号Fbを0〜15までカウントする周期Tの間に
(図8(a)参照)、組み合わせ回路C0 は、図8
(b)に示すように、1個のパルスを出力する信号P0
を出力し、組み合わせ回路Cn-1 は、同様に、2n-1
のパルスを出力する信号Pn-1 を出力する(図8
(c),(d)参照)。
【0007】更に、加減速回路2は、論理積回路AND
0 〜ANDn-1 によって信号P0 〜Pn-1 夫々とデータ
レジスタ23の値(D0 〜Dn-1 )との論理積をとり、
論理和回路ORによって各論理積回路AND0 〜AND
n-1 の出力の論理和をとり、フリップフロップFFを介
して出力信号Fout を出力する。従って、加減速回路2
では、データレジスタ23の値が「0」の時はパルスが
出力されず、データレジスタ23の値が「1」の時は信
号P0 が論理和回路ORから出力され、フリップフロッ
プFFを介して出力信号Fout として出力される。ま
た、データレジスタ23の値が「3」の時は、信号P0
と信号P1 との論理和が論理和回路ORから出力され、
フリップフロップFFを介して出力信号Fou t として出
力され、この出力信号Fout はリングカウンタRが1周
する間に3個のパルスを出力する。データレジスタ23
のDn-1 の論理値が「1」の時は、加減速回路2から基
本クロック信号Fbが出力信号Fout として出力され
る。つまり、出力信号Fout は、データレジスタ23の
値が小さいほど周波数が低くなり、データレジスタ23
の値が大きいほど周波数が高くなるのである。
【0008】ところで、図6に示す構成のパルス発生回
路では、タイミング発生回路25からCPU24へ割り
込み信号Siが送られると、CPU24はメモリテーブ
ル26に、メモリテーブル26内の所定のデータをデー
タレジスタ23へ書き込む(転送する)ように指示する
(割り込み処理を実行する)。つまり、メモリデーブル
26のデータをデータレジスタ23に書き込む(転送す
る)度に、データレジスタ23へ異なる値(内容)のデ
ータが書き込まれ、出力信号Fout の周波数が変化する
のである(メモリテーブル26のデータを、予め、順に
増加又は減少させて設定しておくことによって出力信号
out の周波数を変化させている)。
【0009】以下に、上記パルス発生回路において出力
信号Fout の周波数を図9に示すように変化させる場合
の動作を説明する。例えば、パルスモータの制御部から
パルスモータをある所定の周波数(目標周波数fp )で
駆動する旨の指示があると、時刻t1 で加減速回路2は
起動周波数fs の出力信号Fout を出力する。その後、
時間経過に基づいて時刻t2 、t3、t4 ・・・におい
て、タイミング発生回路25からCPU24へ割り込み
信号Siが送られ、その度にCPU24が割り込み処理
を行い、出力信号Fout の周波数を段階的に増加させ
る。この時、起動周波数fs から目標周波数fp まで加
速するのに要する時間を加速時間taとする。
【0010】出力信号Fout の周波数が目標周波数fp
になると、パルス発生回路は、目標周波数fp のパルス
を発生し続ける。その後、パルスモータを減速する旨の
指示があると、加速時と同様の手順によって、時刻t11
からt12の間に出力信号Fou t の周波数を目標周波数f
p から起動周波数fs へ段階的に小さくする。この時、
目標周波数fp から起動周波数fs まで減速するのに要
する時間を減速時間tdとする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すパルス発生回路では、出力信号Fout の周波数を変
化させる度にCPU24へ割り込みが入るので出力信号
out の周波数を図9に示すように多段階で変化させる
と、タイミング発生回路25からCPU24への割り込
みの回数が多くなってしまう。CPU24は、基本的に
はROMに書き込んであるプログラムを順次実行するも
のであるが、割り込み信号Siを受け取ると、通常のプ
ログラム実行を一旦止めて、割り込みの処理を行うの
で、頻繁に割り込み信号Siが入ると通常のプログラム
処理が遅れてしまうという問題があった。
【0012】また、上記パルス発生回路では、データレ
ジスタ23へ転送するデータを、テーブル形式のデータ
としてメモリテーブル26に記憶させる必要があるの
で、大きなメモリ空間が必要となる。このため、目標周
波数fp や起動周波数fs などに関するデータを再設定
する時には大量のデータからなるメモリテーブル26を
新たに作らなければならないという問題もあった。
【0013】更に、上記パルス発生回路は、基準クロッ
ク信号Fcを2m 分の1に分周して割り込み信号を得る
ので、加速時間ta、減速時間tdの設定に制限があっ
た。例えば、メモリテーブル16が16個のデータから
なるとし、割り込み信号Siが1(ms)毎に送られる
と、目標周波数までは16(ms)の時間をかけて加速
することとなり、割り込み信号Siが更に一段分周され
た2(ms)の周期毎に送られると、目標周波数までは
32(ms)の時間をかけて加速することとなり、20
(ms)などのような任意の2m で表現できない値では
加減速時間の設定ができなかった。
【0014】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、CPUへの割り込み処理や大きなメ
モリ空間を不要とし、任意の周波数のパルス信号を発生
させることができ、パルスモータ等の速度制御に使用で
きるパルス発生回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、出力信号の周波数を決定するデ
ータが設定されるデータレジスタ制御部と、基本クロッ
ク信号が入力され前記データレジスタ制御部から入力さ
れる前記データに基づいて所望の周波数のパルス信号を
出力する加減速回路と、前記データレジスタ制御部へ加
減算要求信号を送信するタイミング発生回路と、前記加
減算要求信号の周期を決定する値が設定されるタイミン
グレジスタと、前記データレジスタ制御部の前記データ
を変化させる値を決定する加減算値が設定される加減算
値レジスタと、前記データレジスタ制御部の前記データ
と前記加減算値とで加算または減算の演算を行い演算結
果を前記データレジスタ制御部へ入力する加減算器とを
備えて成ることを特徴とするものであり、前記データレ
ジスタ制御部の前記データは、前記加減算要求信号毎に
加減算器の演算結果を読み込んで更新されるので、従来
例のようなCPUへの割り込み処理を行うことなく、任
意の周波数のパルス信号を出力信号として発生させるこ
とができ、その結果、パルスモータ等の速度制御に使用
できる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記データ及び前記加減算値が小数値を含むので、
出力信号の周波数を一定範囲で段階的に変化させる場
合、前記加減算値を小数値で変化させることにより、加
減速時間を自由に変化させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施により説明す
る。本実施の形態のパルス発生回路は、図1に示すよう
に、従来例で説明した分周回路1及び加減速回路2と、
タイミング発生回路7からデータレジスタ制御部3へ送
信する加減算要求信号Srの周期を決定するタイミング
レジスタ8と、基準クロック信号Fcを2m 分の1に分
周しタイミングレジスタ8に格納されているデータに基
づいて選択された信号の周期毎にデータレジスタ制御部
3へ加減算要求信号Srを送信するタイミング発生回路
7と、データレジスタ制御部3の出力データの値に加算
する又は前記出力データから減算する値が設定された加
減算値レジスタ5と、出力信号Fout の初期(起動)周
波数を決定するデータを格納する初期値レジスタ6と、
データレジスタ制御部3の出力データ及び加減算値レジ
スタ5の値が入力されデータレジスタ制御部3から加算
要求信号Saが入力されている間は前記出力データに前
記値を加算し、データレジスタ制御部3から減算要求信
号Sbが入力されている間は前記データから前記値を減
算する加減算器4と、出力データの初期値として初期値
設定レジスタ6に格納されているデータを取り込み、以
降、タイミング発生回路7からの加減算要求信号Srを
受け取る度に加減算器4での演算結果を読み込むデータ
レジスタ制御部3と、データレジスタ制御部3から加減
算器4へ加算要求信号Saを送信するか減算要求信号S
bを送信するかを決定するデータを格納するモード選択
レジスタ9とから構成されている。
【0018】以下、本パルス発生回路の動作を説明す
る。本パルス発生回路は、基準クロック信号Fcを分周
回路1によって予め設定された段数分周して出力し、分
周回路1の出力である基本クロック信号Fbを加減速回
路2に入力し、加減速回路2によって基本クロックFb
を更に分周したパルス信号である出力信号Fout を出力
する。なお、出力信号Fout は、例えば、パルスモータ
(図示せず)等の入力される。
【0019】ここで、加減速回路2の出力信号Fout
周波数は、データレジスタ制御部3に設定された入力さ
れるデータに基づいて決定され、データレジスタ制御部
3のデータの値の変化にともなって変化する。データレ
ジスタ制御部3は初期値レジスタ6で設定されたデータ
Scを起動周波数fs を決定するためのデータとして取
り込み、以降、タイミング発生回路7からの加減算要求
信号Srを受けとると、加減算器4での演算結果を読み
込む。例えば、図3に示す回路では、データレジスタ制
御部3の出力端子N3 2 10 から4ビット信号が
加減速回路2へ入力される。加減速回路2は、データレ
ジスタ制御部3から受け取るデータAcがN3 2 1
0 =“1111”の時、即ち、「16」の時、目標周
波数(最高周波数)fp のパルス(出力信号Fou t )を
出力する。ところで、データレジスタ制御部3から加減
算器4へ入力される信号は、N3 2 1 0 NaNb
からなり、N3 2 1 0 はデータの整数部であり、
NaNbはデータの小数部である。例えば、「1.2
5」は、 N3 2 1 0 =“0001” Na b =“01” で表現される。
【0020】加減算器4は、データレジスタ制御部3か
ら入力されるデータと、加減算値レジスタ5の値との加
算または減算を行う演算回路であり、加速時には加算を
行い、一方、減速時には減算を行う。ここで、加減算器
4は、加減算値レジスタ5に格納されているデータが入
力される入力端子T1 0 a b を有し、T1 0
データの整数部、Ta b はデータの小数部である。T
1 0 a b は、例えば、加減算値レジスタ5に格納
されているデータTcが「1.75」の時は、 T1 0 =“01” Ta b =“11” と表現される。
【0021】加減算値レジスタ5は、データレジスタ制
御部3から加減算器4に入力されるデータに加算又は減
算する値を格納するレジスタであり、加減算値レジスタ
5の値は、例えば、設定可能範囲が1以上2以下(2進
数小数点以下第2まで有効)となっている。本パルス発
生回路では、加減算値レジスタ5の値によって、起動周
波数fs から目標周波数fp までの加減算段数が決定さ
れる。加減速段数は、例えば、加減算値レジスタ5の値
を「1」とした時、目標周波数fp までは16段とな
り、また、加減算値レジスタ5の値が「1.25」の時
は12段となる。
【0022】タイミング発生回路7はデータレジスタに
タイミング信号を出力し、データレジスタはタイミング
発生回路7からタイミング信号が入力されると、加減算
器4に設定データを加算または減算させている。本パル
ス発生回路では、前述のように、タイミング発生回路7
から加減算要求信号Srがデータレジスタ制御部3に入
力される度に、データレジスタ制御部3から加減算器4
へ加算要求信号Sa又は減算要求信号Sbが入力され
る。
【0023】また、図3に示すパルス発生回路では、デ
ータレジスタ制御部3がAc=15の時に目標周波数f
p が出力される。加速を例とした場合、起動周波数が0
〔Hz〕の時には、データレジスタ制御部3の値は0か
ら15になるまで加算される。ここで、加減算値レジス
タ5の値を「1」、「1.25」、「1.5」、「1.
75」、「2」のいずれかに設定することにより、加速
段数を変えることができる。図4、図5夫々に加減算要
求信号Srの周期が1(ms)、2(ms)夫々の場合
の加減算値レジスタの値によるデータレジスタ制御部の
値の時間変化を示し、更に、加減速時間の値を示す。こ
こで、加速は、Ac=15になるまで行われる。なお、
データレジスタ制御部3は、加速時、Ac=15になる
と加減算器4への加算要求信号Saをノンアクティブに
し、一方、減速時はAc=0になると加減算器4への減
算要求信号Sbをノンアクティブにする。加減速時間を
更に細かくしたい場合は、加減算値レジスタ5の小数点
以下の有効桁を増やせばよい。
【0024】一般的に、データレジスタ制御部3の整数
部データをNm ・・・N1 0 、また、小数部データを
a b ・・・Np とすることにより、加減速時間、加
減速段数、加減算要求信号Srの周期を任意に設定する
ことができる。従って、タイミングレジスタ8の値で決
まる加減算要求信号Srの周期を短くすることにより、
短時間で出力信号Fout の周波数を変化させることがで
きる。つまり、出力信号Fout の周波数は、図2に示す
ように、時刻t2 、t3 、t4・・・でタイミング発生
回路7からデータレジスタ制御部3へ加減算要求信号S
rが送信される度に段階的に変化する。
【0025】また、加減算値レジスタ5の設定値を大き
くすることにより、データレジスタ制御部3のデータの
変化を大きくすることができ、その結果、加速時間ta
(又は減速時間tb)を短くすることができる。したが
って、本パルス発生回路は従来のパルス発生回路(図6
参照)よりもいろいろな周波数の出力パルスを容易に得
ることができる。このため、本パルス発生回路の出力信
号をパルスモータの駆動パルスとして用いることにより
容易にパルスモータの加減速動作を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、データレジスタ制御
部へ加減算要求信号を送信するタイミング発生回路と、
前記加減算要求信号の周期を決定する値が設定されるタ
イミングレジスタと、前記データレジスタ制御部のデー
タを変化させる値を決定する加減算値が設定される加減
算値レジスタと、前記データレジスタ制御部の前記デー
タと前記加減算値とで加算または減算の演算を行い演算
結果を前記データレジスタ制御部へ入力する加減算器と
を備えているので、前記データレジスタ制御部の前記デ
ータは、前記加減算要求信号毎に加減算器の演算結果を
読み込んで更新され、従来例のようなCPUへの割り込
み処理を行うことなく、任意の周波数のパルス信号を出
力信号として発生させることができるという効果があ
り、その結果、パルスモータ等の速度制御に使用でき
る。
【0027】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記データ及び前記加減算値が小数値を含むので、
出力信号の周波数を一定範囲で段階的に変化させる場
合、前記加減算値を小数値で変化させることにより、加
減速時間を自由に変化させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示すブロック図である。
【図2】実施の形態の動作説明図である。
【図3】実施の形態の要部を示す回路構成図である。
【図4】実施の形態のパルス発生回路での加減速時間の
説明図である。
【図5】実施の形態のパルス発生回路での加減速時間の
説明図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】同上の要部の回路構成図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 分周回路 2 加減速回路 3 データレジスタ制御部 4 加減算器 5 加減算値レジスタ 6 初期値設定レジスタ 7 タイミング発生回路 8 タイミングレジスタ Fb 基本クロック信号 Fc 基準クロック信号 Fout 出力信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ここで、加減速回路2の出力信号Fout
周波数は、データレジスタ制御部3に設定された入力さ
れるデータに基づいて決定され、データレジスタ制御部
3のデータの値の変化にともなって変化する。データレ
ジスタ制御部3は初期値レジスタ6で設定されたデータ
Scを起動周波数fs を決定するためのデータとして取
り込み、以降、タイミング発生回路7からの加減算要求
信号Srを受けとると、加減算器4での演算結果を読み
込む。例えば、図3に示す回路では、データレジスタ制
御部3の出力端子N3 2 10 から4ビット信号が
加減速回路2へ入力される。加減速回路2は、データレ
ジスタ制御部3から受け取るデータAcがN3 2 1
0 =“1111”の時、即ち、「15」の時、目標周
波数(最高周波数)fp のパルス(出力信号Fou t )を
出力する。ところで、データレジスタ制御部3から加減
算器4へ入力される信号は、N3 2 1 0 NaNb
からなり、N3 2 1 0 はデータの整数部であり、
NaNbはデータの小数部である。例えば、「1.2
5」は、 N3 2 1 0 =“0001” Na b =“01” で表現される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】加減算値レジスタ5は、データレジスタ制
御部3から加減算器4に入力されるデータに加算又は減
算する値を格納するレジスタであり、加減算値レジスタ
5の値は、例えば、設定可能範囲が1以上2以下(2進
数小数点以下第2まで有効)となっている。本パルス発
生回路では、加減算値レジスタ5の値によって、起動周
波数fs から目標周波数fp までの加減算段数が決定さ
れる。加減速段数は、例えば、加減算値レジスタ5の値
を「1」とした時、目標周波数fp までは15段とな
り、また、加減算値レジスタ5の値が「1.25」の時
は12段となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力信号の周波数を決定するデータが設
    定されるデータレジスタ制御部と、基本クロック信号が
    入力され前記データレジスタ制御部から入力される前記
    データに基づいて所望の周波数のパルス信号を出力する
    加減速回路と、前記データレジスタ制御部へ加減算要求
    信号を送信するタイミング発生回路と、前記加減算要求
    信号の周期を決定する値が設定されるタイミングレジス
    タと、前記データレジスタ制御部の前記データを変化さ
    せる値を決定する加減算値が設定される加減算値レジス
    タと、前記データレジスタ制御部の前記データと前記加
    減算値とで加算または減算の演算を行い演算結果を前記
    データレジスタ制御部へ入力する加減算器とを備えて成
    ることを特徴とするパルス発生回路。
  2. 【請求項2】 前記データ及び前記加減算値が小数値を
    含むことを特徴とする請求項1記載のパルス発生回路。
JP7308022A 1995-11-27 1995-11-27 パルス発生回路 Pending JPH09148896A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7308022A JPH09148896A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 パルス発生回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7308022A JPH09148896A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 パルス発生回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09148896A true JPH09148896A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17975953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7308022A Pending JPH09148896A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 パルス発生回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09148896A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004153813A (ja) * 2002-10-09 2004-05-27 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd パルス発生装置、パルス発生方法、制御プログラム、並びに、記憶媒体
WO2004077651A1 (ja) * 2003-02-28 2004-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. モータ制御装置
JP2008092619A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Casio Comput Co Ltd モータ駆動制御装置、デジタルカメラ及びモータ駆動制御プログラム
US7913102B2 (en) 2006-11-29 2011-03-22 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Variable frequency clock output circuit and apparatus, motor driving apparatus, and image forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004153813A (ja) * 2002-10-09 2004-05-27 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd パルス発生装置、パルス発生方法、制御プログラム、並びに、記憶媒体
WO2004077651A1 (ja) * 2003-02-28 2004-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. モータ制御装置
JP2008092619A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Casio Comput Co Ltd モータ駆動制御装置、デジタルカメラ及びモータ駆動制御プログラム
US7913102B2 (en) 2006-11-29 2011-03-22 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Variable frequency clock output circuit and apparatus, motor driving apparatus, and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0238090B1 (en) Microcomputer capable of accessing internal memory at a desired variable access time
JPH04336308A (ja) マイクロコンピュータ
JP3181396B2 (ja) クロック発生回路
JPH07168753A (ja) モジュロ加算回路およびその動作方法
CA1084629A (en) Counting control system
JPH0526439B2 (ja)
JPH0799789A (ja) 基準クロック分周器およびモータ駆動制御装置
JPH09148896A (ja) パルス発生回路
JP2562302B2 (ja) 指針式多機能電子時計
JPH0439691B2 (ja)
JPH08263285A (ja) 命令をリアル・タイムで処理する装置または方法
JPH11194849A (ja) データ処理方法および装置、情報記憶媒体
JP2562371B2 (ja) アナログ多機能電子時計
JPH09198193A (ja) ディジタル/アナログ変換器のインタフェース装置
EP0357250A2 (en) Data processing apparatus and method with performance control
JPH03149622A (ja) データ処理装置
JPH08330914A (ja) 波形発生器
JPS63251825A (ja) 実時間タイマ制御方式
JPH09116395A (ja) パルス発生回路
JPH066618Y2 (ja) 電子受信装置
JPH0538195A (ja) ステツピングモータ制御用集積回路
JPH0498319A (ja) ディジタル回路
JPH0427730B2 (ja)
JPS5949644A (ja) シ−ケンスコントロ−ラの演算処理回路
JPH03255524A (ja) 加算回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040803