JPH11194849A - データ処理方法および装置、情報記憶媒体 - Google Patents

データ処理方法および装置、情報記憶媒体

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JPH11194849A
JPH11194849A JP9360502A JP36050297A JPH11194849A JP H11194849 A JPH11194849 A JP H11194849A JP 9360502 A JP9360502 A JP 9360502A JP 36050297 A JP36050297 A JP 36050297A JP H11194849 A JPH11194849 A JP H11194849A
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JP
Japan
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processing
time
capacity
microcomputer
various
Prior art date
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JP9360502A
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English (en)
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Hisami Kanbayashi
久美 神林
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロコンピュータで処理速度を処理動作
に対応して切り換えるとき、所定の処理動作を所定の処
理時間に確実に完了でき、それでいて処理速度を無用に
高速としないようにする。 【解決手段】 マイクロコンピュータ2が各種の処理動
作を実行する場合の処理容量と処理時間を容量記憶手段
23と時間記憶手段24とに登録しておき、マイクロコ
ンピュータ2が各種の処理動作を実行する場合に対応す
る処理容量および処理時間を選出し、処理容量を処理時
間で除算してマイクロコンピュータ2の処理速度を算出
して基準クロックの周波数を可変する。マイクロコンピ
ュータ2の処理速度を処理容量と処理時間に対応して可
変するので、所定の処理動作を所定の処理時間に確実に
完了でき、基準クロックの周波数を最適値に設定できる
ので、消費電力の無用な増加も防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムマネージ
ャとアプリケーションプログラムとに対応した処理動作
を基準クロックに対応した処理速度で実行するデータ処
理方法および装置と、このデータ処理装置のデータ処理
方法をマイクロコンピュータに実行させるためのプログ
ラムが格納されている情報記憶媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PDC(Personal Digital C
ellular)やPHS(Personal Handy- Phone Syste
m)などのデータ処理装置である移動通信端末は、タイム
フォーマットに対応して各種の処理動作を順番に実行す
ることにより、外部入力される音声信号を通信電波に変
換して無線送信するとともに、無線受信する通信電波を
音声信号に変換して外部出力する。
【0003】各種の処理動作を順番に実行するためのタ
イムフォーマットは標準規格により規定されており、こ
のタイムフォーマットに対応した各種の処理動作はマイ
クロコンピュータであるCPU(Central Processing
Unit)により基準クロックに対応した処理速度で実行
される。
【0004】現在、PDCなどの移動通信端末で音声信
号だけでなくコンピュータのデジタルデータを無線通信
することも実行されており、大容量のデジタルデータを
データ処理するためにCPUの処理速度の向上が要望さ
れている。CPUの処理速度を向上させるためには基準
クロックを高速化する必要があるが、この場合はCPU
の消費電力が増大することになる。
【0005】しかし、移動通信端末は必然的に電源を内
蔵する必要があり、小型軽量化も要望されているので、
消費電力が無用に増大することは好ましくない。このよ
うな課題を解決するため、例えば、特開平8−7687
4号公報、特開平4−12842号公報、特開平5−2
2249号公報、等が提案されている。
【0006】上記公報に開示された手法では、事前に各
種の処理動作であるタスクごとに基準クロックの周波数
を各種に設定しておき、CPUが各種のタスクを実行す
るときに基準クロックの周波数を切り換える。この場
合、タスクごとに必要な処理速度を実現することがで
き、消費電力を無用に増加させることもない。
【0007】このようなデータ処理装置の一従来例を図
5を参照して以下に説明する。なお、同図はデータ処理
装置を示すブロック図である。ここで例示するデータ処
理装置1は、マイクロコンピュータとしてCPU2を具
備しており、このCPU2は、ALU(Arithmetic an
d Logical Unit)3、レジスタ4、PC(ProgramC
ounter)5、クロック発生器を具備した制御回路ユニッ
ト6、タイマカウントを具備したプリスケーラユニット
7、等を具備している。
【0008】また、データ処理装置1は、基準発振器1
1も具備しており、この基準発振器11にはクロック発
生手段であるタイミング発生器12を介してタイマセレ
クタ13が接続されている。タイミング発生器12は、
CPU2の制御回路ユニット6にも接続されており、タ
イマセレクタ13は、CPU2のプリスケーラユニット
7に接続されている。
【0009】また、CPU2には、I/O(Input/Ou
tput)ポート14、ROMやRAMからなるメモリユニ
ット15、クロック可変手段である周波数制御レジスタ
16、等も接続されており、この周波数制御レジスタ1
6が前述のタイミング発生器12の制御端子にフィード
バック接続されている。
【0010】基準発振器11は、例えば、水晶発振器な
どからなり、所定周波数のクロック信号を発生する。タ
イミング発生器12は、例えば、PLL(Phase Lock
edLoop)シンセサイザなどからなり、クロック信号から
各種周波数の基準クロックを生成する。
【0011】上述のような構造のデータ処理装置1は、
例えば、メモリユニット15に一つのシステムマネージ
ャと各種のアプリケーションプログラムとが登録され、
CPU2はシステムマネージャとアプリケーションプロ
グラムとに対応して各種のタスクを実行する。
【0012】このとき、基準発振器11が発生するクロ
ック信号からタイミング発生器12により基準クロック
が生成されるので、この基準クロックに対応した処理速
度でCPU2は各種のタスクを実行する。このとき、C
PU2は実行するタスクに対応して周波数制御レジスタ
16を動作制御し、タイミング発生器12が生成する基
準クロックの周波数を切り換えるので、各種のタスクは
各々に最適な処理速度で実行されることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなデータ処
理装置1は、消費電力の無用な増加を防止しながら必要
な処理速度を実現するため、CPU2に供給される基準
クロックの周波数をタスクに対応して切り換える。
【0014】しかし、前述のようにPDC等の移動通信
端末では、標準規格によりタイムフォーマットが規定さ
れており、所定のタスクを規定の処理時間に完了する必
要がある。これを実現するためには、事前にタスクの処
理容量で規定の処理時間を除算して処理速度を算出し、
この処理速度を実現する基準クロックの周波数を設定し
ておく必要がある。
【0015】しかし、これを実現するためには、適正な
処理速度を実現するクロック周波数を算出して設定する
必要があるので、この作業が煩雑で好ましくない。しか
も、アプリケーションプログラムの登録などによりタス
クの処理容量が変化するような場合にも、上述のような
作業を毎回実行する必要があるので、この作業が極度に
煩雑で好ましくない。
【0016】特に、このような算出や設定に誤差や間違
いが存在すると、規定の処理時間に必要なタスクが完了
されず誤動作が発生する可能性がある。これを防止する
ためには、規定の処理時間に必要なタスクが完了される
ように、充分に高速に処理速度を設定することが想定で
きるが、これではCPUの消費電力が無用に増大するこ
とになって好ましくない。
【0017】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、消費電力を無用に増加させることなく所
定の処理時間に所定の処理動作を完了することができ、
タスクの処理容量が変化する場合でも設定作業が簡単な
データ処理方法および装置、このデータ処理装置のデー
タ処理方法をマイクロコンピュータに実行させるための
プログラムが格納されている情報記憶媒体、を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のデ
ータ処理方法は、少なくとも一つのシステムマネージャ
と各種のアプリケーションプログラムとを登録してお
き、システムマネージャと各種のアプリケーションプロ
グラムとに対応した各種の処理動作を基準クロックに対
応した処理速度で実行するデータ処理装置のデータ処理
方法であって、各種の処理動作を実行する場合の処理容
量を登録しておき、各種の処理動作を実行する場合の処
理時間を登録しておき、各種の処理動作が実行される場
合に対応する処理容量および処理時間を選出し、この選
出された処理容量を処理時間で除算して処理動作の処理
速度を算出し、この算出された処理速度に対応して基準
クロックの周波数を可変するようにした。
【0019】従って、本発明のデータ処理方法で各種の
処理動作を実行する場合、周波数が可変された基準クロ
ックに対応した処理速度で各種の処理動作が実行される
ことになる。基準クロックの周波数が処理時間と処理容
量とに対応して可変されるので、所定の処理時間に所定
の処理動作が完了され、その場合のデータ処理装置の消
費電力が無用に増加することもない。アプリケーション
プログラムの登録などにより処理動作の処理容量や処理
時間が変化する場合、この処理容量や処理時間を登録す
れば良く、最適な処理速度を算出して登録する必要はな
い。
【0020】なお、本発明で云うシステムマネージャと
は、ユーザサイドでデータ処理装置に自在に登録される
各種のアプリケーションプログラムに対し、これを統合
制御するようにメーカサイドでデータ処理装置に事前に
登録されるもので、いわゆるOS(Operating Syste
m)などを許容する。
【0021】請求項2記載の発明のデータ処理方法は、
少なくとも一つのシステムマネージャと各種のアプリケ
ーションプログラムとを登録しておき、システムマネー
ジャと各種のアプリケーションプログラムとに対応した
各種の処理動作をタイムフォーマットに対応した順番で
基準クロックに対応した処理速度で実行することによ
り、外部入力される音声信号を通信電波に変換して無線
送信するとともに、無線受信する通信電波を音声信号に
変換して外部出力するデータ処理装置のデータ処理方法
であって、信号送信や信号受信などの各種の処理動作を
実行する場合の処理容量を登録しておき、各種の処理動
作を実行する場合のタイムフォーマットに対応した処理
時間を登録しておき、各種の処理動作が順番に実行され
る場合に対応する処理容量および処理時間を選出し、こ
の選出された処理容量を処理時間で除算して処理動作の
処理速度を算出し、この算出された処理速度に対応して
基準クロックの周波数を可変するようにした。
【0022】従って、本発明のデータ処理方法で信号送
信や信号受信などの処理動作を実行する場合、周波数が
可変された基準クロックに対応した処理速度で各種の処
理動作が実行されることになる。基準クロックの周波数
が処理時間と処理容量とに対応して可変されるので、タ
イムフォーマットに対応した所定の処理時間に信号送信
や信号受信などの所定の処理動作が完了され、その場合
のデータ処理装置の消費電力が無用に増加することもな
い。アプリケーションプログラムの登録などにより処理
動作の処理容量や処理時間が変化する場合、この処理容
量や処理時間を登録すれば良く、最適な処理速度を算出
して登録する必要はない。
【0023】なお、本発明で云うタイムフォーマットと
は、各種の処理動作が実行される各種の処理時間を所定
の順番に配列したようなものであり、例えば、PDCの
標準規格に規定されているTDMA(Time Division
Multiple Access)方式のタイムフレームなどを許
容する。
【0024】請求項3記載の発明のデータ処理装置は、
少なくとも一つのシステムマネージャが登録されている
マネージャ記憶手段と、各種のアプリケーションプログ
ラムが登録されているプログラム記憶手段と、基準クロ
ックを発生するクロック発生手段と、システムマネージ
ャと各種のアプリケーションプログラムとに対応した各
種の処理動作を基準クロックに対応した処理速度で実行
するマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータ
が各種の処理動作を実行する場合の処理容量が登録され
ている容量記憶手段と、前記マイクロコンピュータが各
種の処理動作を実行する場合の処理時間が登録されてい
る時間記憶手段と、前記マイクロコンピュータにより各
種の処理動作が実行される場合に対応する処理容量およ
び処理時間を前記容量記憶手段および前記時間記憶手段
から選出するデータ選出手段と、該データ選出手段によ
り選出された処理容量を処理時間で除算して前記マイク
ロコンピュータの処理速度を算出する速度算出手段と、
該速度算出手段により算出された処理速度に対応して前
記クロック発生手段から前記マイクロコンピュータに供
給される基準クロックの周波数を可変するクロック可変
手段と、を具備している。
【0025】従って、本発明のデータ処理装置で処理動
作を実行する場合には、マネージャ記憶手段に少なくと
も一つのシステムマネージャを事前に登録しておき、プ
ログラム記憶手段に各種のアプリケーションプログラム
を事前に登録しておき、容量記憶手段にマイクロコンピ
ュータが各種の処理動作を実行する場合の処理容量を事
前に登録しておき、時間記憶手段にマイクロコンピュー
タが各種の処理動作を実行する場合の処理時間を事前に
登録しておく。このような状態で、マイクロコンピュー
タはシステムマネージャと各種のアプリケーションプロ
グラムとに対応した各種の処理動作を基準クロックに対
応した処理速度で実行する。ただし、このようにマイク
ロコンピュータにより各種の処理動作が実行される場
合、対応する処理容量および処理時間がデータ選出手段
により容量記憶手段および時間記憶手段から選出され、
速度算出手段により選出された処理容量が処理時間で除
算されてマイクロコンピュータの処理速度が算出され
る。この算出された処理速度に対応してクロック発生手
段からマイクロコンピュータに供給される基準クロック
の周波数がクロック可変手段により可変されるので、こ
の周波数が可変された基準クロックに対応した処理速度
でマイクロコンピュータは処理動作を実行することにな
る。基準クロックの周波数が処理時間と処理容量とに対
応して可変されるので、マイクロコンピュータは所定の
処理時間に所定の処理動作を完了し、その場合のマイク
ロコンピュータの消費電力が無用に増加することもな
い。アプリケーションプログラムの登録などにより処理
動作の処理容量や処理時間が変化する場合、この処理容
量や処理時間を容量記憶手段や時間記憶手段に登録すれ
ば良く、最適な処理速度を算出して登録する必要はな
い。
【0026】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、専用
のハードウェア、適正な機能がプログラムにより付与さ
れたマイクロコンピュータ、適正なプログラムによりマ
イクロコンピュータの内部に実現された機能、これらの
組み合わせ、等を許容する。例えば、上述した各種の記
憶手段は登録される情報を記憶するものであれば良く、
例えば、RAM(Random Access Memory)等の情報
記憶媒体の記憶エリアなどを許容する。
【0027】請求項4記載の発明のデータ処理装置は、
事前に設定されたタイムフォーマットに対応した順番お
よび時間で各種の処理動作を実行することにより、外部
入力される音声信号を通信電波に変換して無線送信する
とともに、無線受信する通信電波を音声信号に変換して
外部出力するデータ処理装置であって、少なくとも一つ
のシステムマネージャが登録されているマネージャ記憶
手段と、各種のアプリケーションプログラムが登録され
ているプログラム記憶手段と、基準クロックを発生する
クロック発生手段と、システムマネージャと各種のアプ
リケーションプログラムとに対応した信号送信や信号受
信などの各種の処理動作をタイムフォーマットに対応し
た順番で基準クロックに対応した処理速度で実行するマ
イクロコンピュータと、該マイクロコンピュータが信号
送信や信号受信などの各種の処理動作を実行する場合の
処理容量が登録されている容量記憶手段と、前記マイク
ロコンピュータが各種の処理動作を実行する場合のタイ
ムフォーマットに対応した処理時間が登録されている時
間記憶手段と、前記マイクロコンピュータにより各種の
処理動作が実行される場合に対応する処理容量および処
理時間を前記容量記憶手段および前記時間記憶手段から
選出するデータ選出手段と、該データ選出手段により選
出された処理容量を処理時間で除算して前記マイクロコ
ンピュータの処理速度を算出する速度算出手段と、該速
度算出手段により算出された処理速度に対応して前記ク
ロック発生手段から前記マイクロコンピュータに供給さ
れる基準クロックの周波数を可変するクロック可変手段
と、を具備している。
【0028】従って、本発明のデータ処理装置で信号送
信や信号受信などの処理動作を実行する場合には、マネ
ージャ記憶手段に少なくとも一つのシステムマネージャ
を事前に登録しておき、プログラム記憶手段に各種のア
プリケーションプログラムを事前に登録しておき、容量
記憶手段にマイクロコンピュータが信号送信や信号受信
などの各種の処理動作を実行する場合の処理容量を事前
に登録しておき、時間記憶手段にマイクロコンピュータ
が各種の処理動作を実行する場合のタイムフォーマット
に対応した処理時間を事前に登録しておく。このような
状態で、マイクロコンピュータはシステムマネージャと
各種のアプリケーションプログラムとに対応した信号送
信や信号受信などの各種の処理動作をタイムフォーマッ
トに対応した順番で基準クロックに対応した処理速度で
実行する。ただし、このようにマイクロコンピュータに
より各種の処理動作が実行される場合、対応する処理容
量および処理時間がデータ選出手段により容量記憶手段
および時間記憶手段から選出され、速度算出手段により
選出された処理容量が処理時間で除算されてマイクロコ
ンピュータの処理速度が算出される。この算出された処
理速度に対応してクロック発生手段からマイクロコンピ
ュータに供給される基準クロックの周波数がクロック可
変手段により可変されるので、この周波数が可変された
基準クロックに対応した処理速度でマイクロコンピュー
タは処理動作を実行することになる。基準クロックの周
波数が処理時間と処理容量とに対応して可変されるの
で、マイクロコンピュータはタイムフォーマットに対応
した所定の処理時間に信号送信や信号受信などの所定の
処理動作を完了し、その場合のマイクロコンピュータの
消費電力が無用に増加することもない。アプリケーショ
ンプログラムの登録などにより処理動作の処理容量や処
理時間が変化する場合、この処理容量や処理時間を容量
記憶手段や時間記憶手段に登録すれば良く、最適な処理
速度を算出して登録する必要はない。
【0029】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載のデータ処理装置であって、前記データ選出手段
は、必要により一つの処理時間に対して複数の処理容量
を選出し、前記速度算出手段は、一つの処理時間に対し
て複数の処理容量が選出された場合に複数の処理容量の
合計を一つの処理時間で除算して処理速度を算出する。
従って、マイクロコンピュータが一つの処理時間に複数
の処理動作を実行する場合、データ選出手段により一つ
の処理時間に対して複数の処理容量が選出され、速度算
出手段により複数の処理容量の合計が一つの処理時間で
除算されて処理速度が算出されるので、この処理速度に
対応した周波数の基準クロックによりマイクロコンピュ
ータは一つの処理時間に複数の処理動作を実行する。
【0030】請求項6記載の発明は、請求項3または4
記載のデータ処理装置であって、前記データ選出手段
は、必要により一つの処理容量に対して複数の処理時間
を選出し、前記速度算出手段は、一つの処理容量に対し
て複数の処理時間が選出された場合に一つの処理容量を
複数の処理時間の合計で除算して処理速度を算出する。
従って、マイクロコンピュータが一つの処理動作を連続
する複数の処理時間で実行する場合、データ選出手段に
より複数の処理時間に対して一つの処理容量が選出さ
れ、速度算出手段により一つの処理容量が複数の処理時
間の合計で除算されて処理速度が算出されるので、この
処理速度に対応した周波数の基準クロックによりマイク
ロコンピュータは一つの処理動作を連続する複数の処理
時間に実行する。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項3または4
記載のデータ処理装置であって、前記データ選出手段
は、必要により複数の処理時間に対して複数の処理容量
を選出し、前記速度算出手段は、複数の処理時間に対し
て複数の処理容量が選出された場合に複数の処理容量の
合計を複数の処理時間の合計で除算して処理速度を算出
する。
【0032】従って、マイクロコンピュータが複数の処
理動作を連続する複数の処理時間で実行する場合、デー
タ選出手段により複数の処理時間に対して複数の処理容
量が選出され、速度算出手段により複数の処理容量の合
計が複数の処理時間の合計で除算されて処理速度が算出
されるので、この処理速度に対応した周波数の基準クロ
ックによりマイクロコンピュータは複数の処理動作を連
続する複数の処理時間に実行する。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項3ないし7
の何れか一記載のデータ処理装置であって、アプリケー
ションプログラムが外部入力されるプログラム入力手段
と、該プログラム入力手段に外部入力されたアプリケー
ションプログラムを前記プログラム記憶手段に格納する
プログラム格納手段と、処理容量が外部入力される容量
入力手段と、該容量入力手段に外部入力された処理容量
を前記容量記憶手段に格納する容量格納手段と、処理時
間が外部入力される時間入力手段と、該時間入力手段に
外部入力された処理時間を前記時間記憶手段に格納する
時間格納手段とを、さらに具備している。
【0034】従って、アプリケーションプログラムがプ
ログラム入力手段に外部入力されると、この外部入力さ
れたアプリケーションプログラムがプログラム格納手段
によりプログラム記憶手段に格納される。処理容量が容
量入力手段に外部入力されると、この外部入力された処
理容量が容量格納手段により容量記憶手段に格納され
る。処理時間が時間入力手段に外部入力されると、この
外部入力された処理時間が時間格納手段により時間記憶
手段に格納される。このため、ユーザが所望によりアプ
リケーションプログラムを登録するとき、これに対応し
た処理容量と処理時間とを登録すれば、基準クロックの
周波数を算出して登録しなくとも、以後は基準クロック
が自動的に適正な周波数に可変される。
【0035】請求項9記載の発明の情報記憶媒体は、シ
ステムマネージャと各種のアプリケーションプログラム
とに対応した各種の処理動作を基準クロックに対応した
処理速度で実行するマイクロコンピュータが読取自在な
ソフトウェアが格納されている情報記憶媒体において、
少なくとも一つのシステムマネージャを保存すること、
各種のアプリケーションプログラムを保存すること、前
記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する場
合の処理容量を保存すること、前記マイクロコンピュー
タが各種の処理動作を実行する場合の処理時間を保存す
ること、前記マイクロコンピュータにより各種の処理動
作が実行される場合に対応する処理容量および処理時間
を前記容量記憶手段および前記時間記憶手段から選出す
ること、この選出された処理容量を処理時間で除算して
前記マイクロコンピュータの処理速度を算出すること、
この算出された処理速度に対応して前記マイクロコンピ
ュータに供給される基準クロックの周波数を可変させる
こと、前記マイクロコンピュータに実行させるためのプ
ログラムが格納されている。
【0036】従って、本発明の情報記憶媒体に格納され
ているプログラムをマイクロコンピュータに読み取らせ
て対応する処理動作を実行させると、このマイクロコン
ピュータは、周波数が可変された基準クロックに対応し
た処理速度で処理動作を実行することになる。基準クロ
ックの周波数が処理時間と処理容量とに対応して可変さ
れるので、マイクロコンピュータは所定の処理時間に所
定の処理動作を完了し、その場合のマイクロコンピュー
タの消費電力が無用に増加することもない。アプリケー
ションプログラムの登録などにより処理動作の処理容量
や処理時間が変化する場合、この処理容量や処理時間を
登録すれば良く、最適な処理速度を算出して登録する必
要はない。
【0037】なお、本発明で云う情報記憶媒体とは、マ
イクロコンピュータに各種処理を実行させるためのプロ
グラムがソフトウェアとして事前に格納されたものであ
れば良く、例えば、マイクロコンピュータを一部とする
装置に固定されているROM(Read Only Memory)
やHDD(Hard Disc Drive)、マイクロコンピュー
タを一部とする装置に着脱自在に装填されるCD(Comp
act Disc)−ROMやFD(Floppy Disc)、等を許
容する。
【0038】また、本発明で云うマイクロコンピュータ
とは、ソフトウェアからなるプログラムを読み取って対
応する処理動作を実行できる装置であれば良く、例え
ば、CPUを主体として、これにROMやRAMやI/
F(Interface)等の各種デバイスが必要により接続され
た装置などを許容する。
【0039】なお、本発明でマイクロコンピュータに各
種データを保存させることは、例えば、マイクロコンピ
ュータが事前に接続されているRAM等の情報記憶媒体
に各種データを格納することや、マイクロコンピュータ
が一部として具備している内部メモリに各種データを格
納することや、本発明の情報記憶媒体がFD等の場合
に、そこにマイクロコンピュータが各種データを格納す
ること、等を許容する。請求項10記載の発明の情報記
憶媒体は、システムマネージャと各種のアプリケーショ
ンプログラムとに対応した信号送信や信号受信などの各
種の処理動作をタイムフォーマットに対応した順番で基
準クロックに対応した処理速度で実行するマイクロコン
ピュータが読取自在なソフトウェアが格納されている情
報記憶媒体において、少なくとも一つのシステムマネー
ジャを保存すること、各種のアプリケーションプログラ
ムを保存すること、前記マイクロコンピュータが信号送
信や信号受信などの各種の処理動作を実行する場合の処
理容量を保存すること、前記マイクロコンピュータが各
種の処理動作を実行する場合のタイムフォーマットに対
応した処理時間を保存すること、前記マイクロコンピュ
ータにより各種の処理動作が実行される場合に対応する
処理容量および処理時間を前記容量記憶手段および前記
時間記憶手段から選出すること、この選出された処理容
量を処理時間で除算して前記マイクロコンピュータの処
理速度を算出すること、この算出された処理速度に対応
して前記マイクロコンピュータに供給される基準クロッ
クの周波数を可変すること、を前記マイクロコンピュー
タに実行させるためのプログラムが格納されている。
【0040】従って、本発明の情報記憶媒体に格納され
ているプログラムをマイクロコンピュータに読み取らせ
て対応する処理動作を実行させると、このマイクロコン
ピュータは、周波数が可変された基準クロックに対応し
た処理速度で処理動作を実行することになる。基準クロ
ックの周波数が処理時間と処理容量とに対応して可変さ
れるので、マイクロコンピュータはタイムフォーマット
に対応した所定の処理時間に信号送信や信号受信などの
所定の処理動作を完了し、その場合のマイクロコンピュ
ータの消費電力が無用に増加することもない。アプリケ
ーションプログラムの登録などにより処理動作の処理容
量や処理時間が変化する場合、この処理容量や処理時間
を登録すれば良く、最適な処理速度を算出して登録する
必要はない。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。なお、本実施の形態に関して前
述した一従来例と同一の部分は、同一の名称および符号
を使用して詳細な説明は省略する。図1は本実施の形態
のデータ処理装置を示すブロック図、図2(a)は容量記
憶手段である容量記憶手段の記憶構造を示す模式図、図
2(b)は時間記憶手段である時間記憶手段の記憶構造を
示す模式図である。図3はタイムフォーマットを示す模
式図であり、図4はタイムフォーマットに対応して各種
のタスクを実行する状態を示す模式図である。
【0042】本実施の形態のデータ処理装置21は、デ
ータ処理装置であるPDCの送受信処理部に利用されて
おり、ハードウェアの構造は一従来例のデータ処理装置
1と同一であるが、メモリユニット15に実装されたソ
フトウェアの内容が一従来例のデータ処理装置1とは相
違している。
【0043】つまり、本実施の形態のデータ処理装置2
1も、マイクロコンピュータであるCPU2に基準発振
器11がクロック発生手段であるタイミング発生器12
などを介して接続されており、このタイミング発生器1
2に接続されたクロック可変手段である周波数制御レジ
スタ16や情報記憶媒体であるメモリユニット15など
もCPU2に接続されている。
【0044】しかし、メモリユニット15には一従来例
のデータ処理装置1とは相違する内容のソフトウェアが
実装されており、このソフトウェアをCPU2が読み取
って対応する処理動作を実行することなどにより、本実
施の形態のデータ処理装置21には各種機能が各種手段
として実現されている。
【0045】このような各種手段として、本実施の形態
のデータ処理装置21は、マネージャ記憶手段22、プ
ログラム記憶手段、容量記憶手段であるタスクインデッ
クス23、時間記憶手段であるタイムインデックス2
4、データ選出手段、速度算出手段25、プログラム入
力手段、プログラム格納手段、容量入力手段、容量格納
手段、時間入力手段、時間格納手段、等を論理的に具備
している。
【0046】マネージャ記憶手段22は、メモリユニッ
ト15に確保された所定の記憶エリアに相当し、少なく
とも一つのシステムマネージャが格納されている。プロ
グラム記憶手段も、メモリユニット15に確保された所
定の記憶エリアに相当し、各種のアプリケーションプロ
グラムが登録されている。
【0047】なお、前述のように本実施の形態のデータ
処理装置1はPDCの送受信処理部に利用されているの
で、メモリユニット15に実装されたシステムマネージ
ャやアプリケーションプログラムは、PDCでの信号送
信や信号受信などのタスクに対応した内容に形成されて
いる。
【0048】タスクインデックス23も、メモリユニッ
ト15に確保された所定の記憶エリアに相当し、図2
(a)に示すように、CPU2が信号送信や信号受信など
の各種の処理動作であるタスクを実行する場合の処理容
量が登録されている。タイムインデックス24も、メモ
リユニット15に確保された所定の記憶エリアに相当
し、図2(b)に示すように、CPU2が各種のタスクを
実行する場合のタイムフォーマットに対応したタイムス
ロットの処理時間が登録されている。
【0049】なお、上述のタスクおよびタイムフォーマ
ットは、PDCの標準規格である“RCRSTD−27
F”に規定されたものであり、図3に示すように、TD
MA方式でタイムスロットごとに順番に実行される各種
のタスクに対応して設定されている。
【0050】データ選出手段は、例えば、システムマネ
ージャに対応したCPU2の処理動作に相当し、CPU
2により各種のタスクが実行される場合に、対応する処
理容量および処理時間をタスクインデックス23および
タイムインデックス24から選出する。
【0051】速度算出手段25も、システムマネージャ
に対応したCPU2の処理動作に相当し、データ選出手
段により選出された処理容量を処理時間で除算してCP
U2の処理速度を算出し、この処理速度を制御パラメー
タとして周波数制御レジスタ16に入力する。
【0052】なお、データ選出手段は、必要により一つ
の処理時間に対して複数の処理容量を選出し、速度算出
手段25は、一つの処理時間に対して複数の処理容量が
選出された場合には、複数の処理容量の合計を一つの処
理時間で除算して処理速度を算出する。
【0053】プログラム入力手段は、例えば、I/Oポ
ート14に相当し、アプリケーションプログラムが外部
入力される。プログラム格納手段は、I/Oポート14
から外部入力される各種データをCPU2がメモリユニ
ット15に格納することにより、プログラム入力手段に
外部入力されたアプリケーションプログラムをプログラ
ム記憶手段に格納する。
【0054】以下同様に、容量入力手段もI/Oポート
14に相当し、処理容量が外部入力される。容量格納手
段も、I/Oポート14から外部入力される各種データ
をCPU2がメモリユニット15に格納することによ
り、容量入力手段に外部入力された処理容量をタスクイ
ンデックス23に格納する。時間入力手段は処理時間が
外部入力され、時間格納手段は、時間入力手段に外部入
力された処理時間をタイムインデックス24に格納す
る。
【0055】上述のような各種手段は、必要によりI/
Oポート14等のハードウェアを利用して実現される
が、その主体はメモリユニット15に格納されたソフト
ウェアに対応して、マイクロコンピュータであるCPU
2が所定の処理動作を実行することにより実現されてい
る。
【0056】このようなソフトウェアは、例えば、少な
くとも一つのシステムマネージャを保存すること、各種
のアプリケーションプログラムを保存すること、CPU
2が信号送信や信号受信などの各種のタスクを実行する
場合の処理容量を保存すること、CPU2が各種のタス
クを実行する場合のタイムスロットの処理時間を保存す
ること、CPU2により各種のタスクが実行される場合
に対応する処理容量および処理時間をタスクインデック
ス23およびタイムインデックス24から選出するこ
と、この選出された処理容量を処理時間で除算してCP
U2の処理速度を算出すること、この算出された処理速
度に対応してタイミング発生器12からCPU2に供給
される基準クロックの周波数を周波数制御レジスタ16
に可変させること、等の処理動作をCPU2に実行させ
るための制御プログラムとしてメモリユニット15に格
納されている。
【0057】なお、上述のような各種データをCPU2
に保存させることは、前述のようにCPU2が各種デー
タをメモリユニット15に格納することで実現される。
上述のような処理動作をCPU2に実行させるためのソ
フトウェアは、例えば、システムマネージャとして実現
することが可能である。
【0058】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ処理装置21によるデータ処理方法を以下に説
明する。本実施の形態のデータ処理装置21は、前述の
ようにPDCの送受信処理部に利用されているので、図
4に示すように、事前に設定されたタイムフォーマット
の順番および時間で各種のタスクを実行する。
【0059】このようにデータ処理装置21が各種のタ
スクをタイムスロットごとに実行することにより、この
データ処理装置21を送受信処理部に利用したPDC
は、外部入力される音声信号を通信電波に変換して無線
送信するとともに、無線受信する通信電波を音声信号に
変換して外部出力することができる。
【0060】上述のようにデータ処理装置21が動作す
るときは、メモリユニット15に格納されているシステ
ムマネージャと各種のアプリケーションプログラムとに
対応した信号送信や信号受信などの各種のタスクが、C
PU2によりタイムフォーマットに対応した順番で基準
クロックに対応した処理速度で実行される。
【0061】このようにCPU2により各種のタスクが
タイムスロットごとに実行される場合、対応する処理容
量および処理時間がタスクインデックス23およびタイ
ムインデックス24から選出され、速度算出手段25に
より選出された処理容量が処理時間で除算されてCPU
2の処理速度が算出される。
【0062】この算出された処理速度に対応してタイミ
ング発生器12からCPU2に供給される基準クロック
の周波数が周波数制御レジスタ16により可変されるの
で、この周波数が可変された基準クロックに対応した処
理速度でCPU2はタスクを実行することになる。
【0063】ただし、本実施の形態のデータ処理装置2
1では、上述のようにCPU2に供給される基準クロッ
クの周波数が、タスクごとの処理容量とタイムスロット
の処理時間とに対応して可変される。つまり、CPU2
に供給される基準クロックの周波数が最適値に可変され
るので、CPU2はタイムスロットの処理時間に信号送
信や信号受信などの所定のタスクを確実に完了すること
ができ、必要以上の処理速度でCPU2が駆動されるこ
ともないので、CPU2の消費電力の無用な増加も防止
される。
【0064】しかも、本実施の形態のデータ処理装置2
1では、アプリケーションプログラムの登録などにより
タスクの処理容量や処理時間が変化する場合でも、この
処理容量や処理時間をタスクインデックス23やタイム
インデックス24に登録すれば、以後は基準クロックが
自動的に最適な周波数に可変される。このため、最適な
基準クロックの周波数をユーザが算出して登録する必要
はなく、各種の設定作業が簡単でユーザの作業負担を軽
減することができる。
【0065】さらに、本実施の形態のデータ処理装置2
1では、一つの処理時間に複数のタスクを実行する場
合、一つの処理時間に対して複数の処理容量が選出さ
れ、速度算出手段25により複数の処理容量の合計が一
つの処理時間で除算されて処理速度が算出される。この
場合、この処理速度に対応した周波数の基準クロックに
よりCPU2は一つの処理時間に複数のタスクを実行す
るので、一つの処理時間に複数のタスクを完了すること
ができる。
【0066】例えば、一般的なPDCの場合、図4に示
すように、LMのタイムスロットでは、専用の処理時間
Xに処理容量Cのレベル測定のタスクが実行されるの
で、CPU2がC/Xの処理速度を実現するように基準
クロックの周波数が可変される。
【0067】同様に、RXのタイムスロットでは、処理
時間Yに処理容量Aの受信処理のタスクが実行されるの
で、通常はA/Yの処理速度となるように基準クロック
が可変されるが、この途中で処理容量Dの割込処理のタ
スクが発生した場合は、このタスクが完了するまで処理
速度が(A+D)/Yとなるように基準クロックが可変さ
れる。
【0068】なお、PDCでは電源の投入直後の初期設
定では基準クロックの周波数はタイムスロットやタスク
等とは無関係に最高値に設定され、初期設定が完了して
システムが安定するとタイムスロットやタスクに対応し
た周波数に基準クロックが可変されるので、この状態に
本実施の形態のデータ処理装置21のデータ処理方法は
対応している。
【0069】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、データ処理装置21をPDCの送受信
処理部に利用することを例示したが、本発明のデータ処
理装置および方法は各種の電子機器に適用することが可
能である。
【0070】また、上記形態では一つの処理時間に複数
の処理動作を実行することを例示したが、一つの処理動
作を連続する複数の処理時間で実行することや、複数の
処理動作を連続する複数の処理時間で実行することも可
能である。前者の場合は、一つの処理容量に対して複数
の処理時間を選出し、一つの処理容量を複数の処理時間
の合計で除算して処理速度を算出すれば良く、後者の場
合は、複数の処理時間に対して複数の処理容量を選出
し、複数の処理容量の合計を複数の処理時間の合計で除
算して処理速度を算出すれば良い。
【0071】また、上記形態ではメモリユニット15等
にソフトウェアとして格納されている制御プログラムに
従ってCPU2が動作することにより、データ処理装置
21の各種手段が論理的に実現されることを例示した。
しかし、このような各種手段の各々を固有のハードウェ
アとして形成することも可能であり、一部をソフトウェ
アとしてメモリユニット15等に格納するとともに一部
をハードウェアとして形成することも可能である。
【0072】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0073】請求項1記載の発明のデータ処理方法は、
各種の処理動作を実行する場合の処理容量を登録してお
き、各種の処理動作を実行する場合の処理時間を登録し
ておき、各種の処理動作が実行される場合に対応する処
理容量および処理時間を選出し、この選出された処理容
量を処理時間で除算して処理動作の処理速度を算出し、
この算出された処理速度に対応して基準クロックの周波
数を可変するようにしたことにより、基準クロックの周
波数を最適値に設定することができるので、各種の処理
容量の処理動作を所定の処理時間に完了することができ
るとともに、データ処理装置の消費電力の無用な増加も
防止することができ、アプリケーションプログラムの登
録などにより処理動作の処理容量や処理時間が変化する
場合でも、この処理容量や処理時間を登録すれば基準ク
ロックの周波数は最適値に可変されるので、ユーザが最
適な基準クロックの周波数を算出して登録する必要はな
く、ユーザの作業負担を軽減することができる。
【0074】請求項2記載の発明のデータ処理方法は、
信号送信や信号受信などの各種の処理動作を実行する場
合の処理容量を登録しておき、各種の処理動作を実行す
る場合のタイムフォーマットに対応した処理時間を登録
しておき、各種の処理動作が順番に実行される場合に対
応する処理容量および処理時間を選出し、この選出され
た処理容量を処理時間で除算して処理動作の処理速度を
算出し、この算出された処理速度に対応して基準クロッ
クの周波数を可変するようにしたことにより、基準クロ
ックの周波数を最適値に設定することができるので、信
号送信や信号受信などの処理動作をタイムフォーマット
に対応した処理時間に完了することができるとともに、
データ処理装置の消費電力の無用な増加も防止すること
ができ、アプリケーションプログラムの登録などにより
処理動作の処理容量や処理時間が変化する場合でも、こ
の処理容量や処理時間を登録すれば基準クロックの周波
数は最適値に可変されるので、ユーザが最適な基準クロ
ックの周波数を算出して登録する必要はなく、ユーザの
作業負担を軽減することができる。
【0075】請求項3記載の発明のデータ処理装置は、
少なくとも一つのシステムマネージャが登録されている
マネージャ記憶手段と、各種のアプリケーションプログ
ラムが登録されているプログラム記憶手段と、基準クロ
ックを発生するクロック発生手段と、システムマネージ
ャと各種のアプリケーションプログラムとに対応した各
種の処理動作を基準クロックに対応した処理速度で実行
するマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータ
が各種の処理動作を実行する場合の処理容量が登録され
ている容量記憶手段と、前記マイクロコンピュータが各
種の処理動作を実行する場合の処理時間が登録されてい
る時間記憶手段と、前記マイクロコンピュータにより各
種の処理動作が実行される場合に対応する処理容量およ
び処理時間を前記容量記憶手段および前記時間記憶手段
から選出するデータ選出手段と、該データ選出手段によ
り選出された処理容量を処理時間で除算して前記マイク
ロコンピュータの処理速度を算出する速度算出手段と、
該速度算出手段により算出された処理速度に対応して前
記クロック発生手段から前記マイクロコンピュータに供
給される基準クロックの周波数を可変するクロック可変
手段と、を具備していることにより、基準クロックの周
波数を最適値に設定することができるので、各種の処理
容量の処理動作を所定の処理時間に完了することができ
るとともに、マイクロコンピュータの消費電力の無用な
増加も防止することができ、アプリケーションプログラ
ムの登録などにより処理動作の処理容量や処理時間が変
化する場合でも、この処理容量や処理時間を登録すれば
基準クロックの周波数は最適値に可変されるので、ユー
ザが最適な基準クロックの周波数を算出して登録する必
要はなく、ユーザの作業負担を軽減することができる。
【0076】請求項4記載の発明のデータ処理装置は、
少なくとも一つのシステムマネージャが登録されている
マネージャ記憶手段と、各種のアプリケーションプログ
ラムが登録されているプログラム記憶手段と、基準クロ
ックを発生するクロック発生手段と、システムマネージ
ャと各種のアプリケーションプログラムとに対応した信
号送信や信号受信などの各種の処理動作をタイムフォー
マットに対応した順番で基準クロックに対応した処理速
度で実行するマイクロコンピュータと、該マイクロコン
ピュータが信号送信や信号受信などの各種の処理動作を
実行する場合の処理容量が登録されている容量記憶手段
と、前記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行
する場合のタイムフォーマットに対応した処理時間が登
録されている時間記憶手段と、前記マイクロコンピュー
タにより各種の処理動作が実行される場合に対応する処
理容量および処理時間を前記容量記憶手段および前記時
間記憶手段から選出するデータ選出手段と、該データ選
出手段により選出された処理容量を処理時間で除算して
前記マイクロコンピュータの処理速度を算出する速度算
出手段と、該速度算出手段により算出された処理速度に
対応して前記クロック発生手段から前記マイクロコンピ
ュータに供給される基準クロックの周波数を可変するク
ロック可変手段と、を具備していることにより、基準ク
ロックの周波数を最適値に設定することができるので、
信号送信や信号受信などの処理動作をタイムフォーマッ
トに対応した処理時間に完了することができるととも
に、マイクロコンピュータの消費電力の無用な増加も防
止することができ、アプリケーションプログラムの登録
などにより処理動作の処理容量や処理時間が変化する場
合でも、この処理容量や処理時間を登録すれば基準クロ
ックの周波数は最適値に可変されるので、ユーザが最適
な基準クロックの周波数を算出して登録する必要はな
く、ユーザの作業負担を軽減することができる。
【0077】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載のデータ処理装置であって、前記データ選出手段
は、必要により一つの処理時間に対して複数の処理容量
を選出し、前記速度算出手段は、一つの処理時間に対し
て複数の処理容量が選出された場合に複数の処理容量の
合計を一つの処理時間で除算して処理速度を算出するこ
とにより、一つの処理時間に複数の処理動作を完了する
ことができ、これを実現する最適な周波数に基準クロッ
クを設定することができる。
【0078】請求項6記載の発明は、請求項3または4
記載のデータ処理装置であって、前記データ選出手段
は、必要により一つの処理容量に対して複数の処理時間
を選出し、前記速度算出手段は、一つの処理容量に対し
て複数の処理時間が選出された場合に一つの処理容量を
複数の処理時間の合計で除算して処理速度を算出するこ
とにより、一つの処理動作を連続する複数の処理時間に
完了することができ、これを実現する最適な周波数に基
準クロックを設定することができる。
【0079】請求項7記載の発明は、請求項3または4
記載のデータ処理装置であって、前記データ選出手段
は、必要により複数の処理時間に対して複数の処理容量
を選出し、前記速度算出手段は、複数の処理時間に対し
て複数の処理容量が選出された場合に複数の処理容量の
合計を複数の処理時間の合計で除算して処理速度を算出
することにより、複数の処理動作を連続する複数の処理
時間に完了することができ、これを実現する最適な周波
数に基準クロックを設定することができる。
【0080】請求項8記載の発明は、請求項3ないし7
の何れか一記載のデータ処理装置であって、アプリケー
ションプログラムが外部入力されるプログラム入力手段
と、該プログラム入力手段に外部入力されたアプリケー
ションプログラムを前記プログラム記憶手段に格納する
プログラム格納手段と、処理容量が外部入力される容量
入力手段と、該容量入力手段に外部入力された処理容量
を前記容量記憶手段に格納する容量格納手段と、処理時
間が外部入力される時間入力手段と、該時間入力手段に
外部入力された処理時間を前記時間記憶手段に格納する
時間格納手段とを、さらに具備していることにより、ユ
ーザが所望によりアプリケーションプログラムを登録す
るとき、これに対応した処理容量と処理時間とを登録す
れば、基準クロックの周波数を算出して登録しなくと
も、以後は基準クロックが自動的に適正な周波数に可変
されるので、ユーザの作業負担を軽減することができ
る。
【0081】請求項9記載の発明の情報記憶媒体は、少
なくとも一つのシステムマネージャを保存すること、各
種のアプリケーションプログラムを保存すること、前記
マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する場合
の処理容量を保存すること、前記マイクロコンピュータ
が各種の処理動作を実行する場合の処理時間を保存する
こと、前記マイクロコンピュータにより各種の処理動作
が実行される場合に対応する処理容量および処理時間を
前記容量記憶手段および前記時間記憶手段から選出する
こと、この選出された処理容量を処理時間で除算して前
記マイクロコンピュータの処理速度を算出すること、こ
の算出された処理速度に対応して前記マイクロコンピュ
ータに供給される基準クロックの周波数を可変させるこ
と、前記マイクロコンピュータに実行させるためのプロ
グラムが格納されていることにより、本発明の情報記憶
媒体に格納されているプログラムをマイクロコンピュー
タに読み取らせて対応する処理動作を実行させると、こ
のマイクロコンピュータは、基準クロックの周波数を最
適値に設定することができるので、各種の処理容量の処
理動作を所定の処理時間に完了することができるととも
に、消費電力の無用な増加も防止することができ、アプ
リケーションプログラムの登録などにより処理動作の処
理容量や処理時間が変化する場合でも、この処理容量や
処理時間を登録すれば基準クロックの周波数は最適値に
可変されるので、ユーザが最適な基準クロックの周波数
を算出して登録する必要はなく、ユーザの作業負担を軽
減することができる。
【0082】請求項10記載の発明の情報記憶媒体は、
少なくとも一つのシステムマネージャを保存すること、
各種のアプリケーションプログラムを保存すること、前
記マイクロコンピュータが信号送信や信号受信などの各
種の処理動作を実行する場合の処理容量を保存するこ
と、前記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行
する場合のタイムフォーマットに対応した処理時間を保
存すること、前記マイクロコンピュータにより各種の処
理動作が実行される場合に対応する処理容量および処理
時間を前記容量記憶手段および前記時間記憶手段から選
出すること、この選出された処理容量を処理時間で除算
して前記マイクロコンピュータの処理速度を算出するこ
と、この算出された処理速度に対応して前記マイクロコ
ンピュータに供給される基準クロックの周波数を可変す
ること、を前記マイクロコンピュータに実行させるため
のプログラムが格納されていることにより、本発明の情
報記憶媒体に格納されているプログラムをマイクロコン
ピュータに読み取らせて対応する処理動作を実行させる
と、このマイクロコンピュータは、基準クロックの周波
数を最適値に設定することができるので、信号送信や信
号受信などの処理動作をタイムフォーマットに対応した
処理時間に完了することができるとともに、消費電力の
無用な増加も防止することができ、アプリケーションプ
ログラムの登録などにより処理動作の処理容量や処理時
間が変化する場合でも、この処理容量や処理時間を登録
すれば基準クロックの周波数は最適値に可変されるの
で、ユーザが最適な基準クロックの周波数を算出して登
録する必要はなく、ユーザの作業負担を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のデータ処理装置を示す
ブロック図である。
【図2】(a)は容量記憶手段である容量記憶手段の記憶
構造を示す模式図であり、(b)は時間記憶手段である時
間記憶手段の記憶構造を示す模式図である。
【図3】タイムフォーマットを示す模式図である。
【図4】タイムフォーマットに対応して処理動作である
各種のタスクを実行する状態を示す模式図である。
【図5】一従来例のデータ処理装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
2 マイクロコンピュータであるCPU 12 クロック発生手段に相当するタイミング発生器 14 各種の入力手段に相当するI/Oポート 15 情報記憶媒体であるメモリユニット 16 クロック可変手段に相当する周波数制御レジス
タ 21 データ処理装置 22 マネージャ記憶手段 23 容量記憶手段であるタスクインデックス 24 時間記憶手段であるタイムインデックス 25 速度算出手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのシステムマネージャと
    各種のアプリケーションプログラムとを登録しておき、
    システムマネージャと各種のアプリケーションプログラ
    ムとに対応した各種の処理動作を基準クロックに対応し
    た処理速度で実行するデータ処理装置のデータ処理方法
    であって、 各種の処理動作を実行する場合の処理容量を登録してお
    き、 各種の処理動作を実行する場合の処理時間を登録してお
    き、 各種の処理動作が実行される場合に対応する処理容量お
    よび処理時間を選出し、 この選出された処理容量を処理時間で除算して処理動作
    の処理速度を算出し、 この算出された処理速度に対応して基準クロックの周波
    数を可変するようにしたデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つのシステムマネージャと
    各種のアプリケーションプログラムとを登録しておき、
    システムマネージャと各種のアプリケーションプログラ
    ムとに対応した各種の処理動作をタイムフォーマットに
    対応した順番で基準クロックに対応した処理速度で実行
    することにより、外部入力される音声信号を通信電波に
    変換して無線送信するとともに、無線受信する通信電波
    を音声信号に変換して外部出力するデータ処理装置のデ
    ータ処理方法であって、 信号送信や信号受信などの各種の処理動作を実行する場
    合の処理容量を登録しておき、 各種の処理動作を実行する場合のタイムフォーマットに
    対応した処理時間を登録しておき、 各種の処理動作が順番に実行される場合に対応する処理
    容量および処理時間を選出し、 この選出された処理容量を処理時間で除算して処理動作
    の処理速度を算出し、 この算出された処理速度に対応して基準クロックの周波
    数を可変するようにしたデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つのシステムマネージャが
    登録されているマネージャ記憶手段と、 各種のアプリケーションプログラムが登録されているプ
    ログラム記憶手段と、 基準クロックを発生するクロック発生手段と、 システムマネージャと各種のアプリケーションプログラ
    ムとに対応した各種の処理動作を基準クロックに対応し
    た処理速度で実行するマイクロコンピュータと、 該マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する場
    合の処理容量が登録されている容量記憶手段と、 前記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する
    場合の処理時間が登録されている時間記憶手段と、 前記マイクロコンピュータにより各種の処理動作が実行
    される場合に対応する処理容量および処理時間を前記容
    量記憶手段および前記時間記憶手段から選出するデータ
    選出手段と、 該データ選出手段により選出された処理容量を処理時間
    で除算して前記マイクロコンピュータの処理速度を算出
    する速度算出手段と、 該速度算出手段により算出された処理速度に対応して前
    記クロック発生手段から前記マイクロコンピュータに供
    給される基準クロックの周波数を可変するクロック可変
    手段と、を具備しているデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 事前に設定されたタイムフォーマットに
    対応した順番および時間で各種の処理動作を実行するこ
    とにより、外部入力される音声信号を通信電波に変換し
    て無線送信するとともに、無線受信する通信電波を音声
    信号に変換して外部出力するデータ処理装置であって、 少なくとも一つのシステムマネージャが登録されている
    マネージャ記憶手段と、 各種のアプリケーションプログラムが登録されているプ
    ログラム記憶手段と、 基準クロックを発生するクロック発生手段と、 システムマネージャと各種のアプリケーションプログラ
    ムとに対応した信号送信や信号受信などの各種の処理動
    作をタイムフォーマットに対応した順番で基準クロック
    に対応した処理速度で実行するマイクロコンピュータ
    と、 該マイクロコンピュータが信号送信や信号受信などの各
    種の処理動作を実行する場合の処理容量が登録されてい
    る容量記憶手段と、 前記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する
    場合のタイムフォーマットに対応した処理時間が登録さ
    れている時間記憶手段と、 前記マイクロコンピュータにより各種の処理動作が実行
    される場合に対応する処理容量および処理時間を前記容
    量記憶手段および前記時間記憶手段から選出するデータ
    選出手段と、 該データ選出手段により選出された処理容量を処理時間
    で除算して前記マイクロコンピュータの処理速度を算出
    する速度算出手段と、 該速度算出手段により算出された処理速度に対応して前
    記クロック発生手段から前記マイクロコンピュータに供
    給される基準クロックの周波数を可変するクロック可変
    手段と、を具備しているデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データ選出手段は、必要により一つ
    の処理時間に対して複数の処理容量を選出し、 前記速度算出手段は、一つの処理時間に対して複数の処
    理容量が選出された場合に複数の処理容量の合計を一つ
    の処理時間で除算して処理速度を算出する請求項3また
    は4記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データ選出手段は、必要により一つ
    の処理容量に対して複数の処理時間を選出し、 前記速度算出手段は、一つの処理容量に対して複数の処
    理時間が選出された場合に一つの処理容量を複数の処理
    時間の合計で除算して処理速度を算出する請求項3また
    は4記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記データ選出手段は、必要により複数
    の処理時間に対して複数の処理容量を選出し、 前記速度算出手段は、複数の処理時間に対して複数の処
    理容量が選出された場合に複数の処理容量の合計を複数
    の処理時間の合計で除算して処理速度を算出する請求項
    3または4記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 アプリケーションプログラムが外部入力
    されるプログラム入力手段と、 該プログラム入力手段に外部入力されたアプリケーショ
    ンプログラムを前記プログラム記憶手段に格納するプロ
    グラム格納手段と、 処理容量が外部入力される容量入力手段と、 該容量入力手段に外部入力された処理容量を前記容量記
    憶手段に格納する容量格納手段と、 処理時間が外部入力される時間入力手段と、 該時間入力手段に外部入力された処理時間を前記時間記
    憶手段に格納する時間格納手段とを、さらに具備してい
    る請求項3ないし7の何れか一記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 システムマネージャと各種のアプリケー
    ションプログラムとに対応した各種の処理動作を基準ク
    ロックに対応した処理速度で実行するマイクロコンピュ
    ータが読取自在なソフトウェアが格納されている情報記
    憶媒体において、 少なくとも一つのシステムマネージャを保存すること、 各種のアプリケーションプログラムを保存すること、 前記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する
    場合の処理容量を保存すること、 前記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する
    場合の処理時間を保存すること、 前記マイクロコンピュータにより各種の処理動作が実行
    される場合に対応する処理容量および処理時間を前記容
    量記憶手段および前記時間記憶手段から選出すること、 この選出された処理容量を処理時間で除算して前記マイ
    クロコンピュータの処理速度を算出すること、 この算出された処理速度に対応して前記マイクロコンピ
    ュータに供給される基準クロックの周波数を可変させる
    こと、を前記マイクロコンピュータに実行させるための
    プログラムが格納されていることを特徴とする情報記憶
    媒体。
  10. 【請求項10】 システムマネージャと各種のアプリケ
    ーションプログラムとに対応した信号送信や信号受信な
    どの各種の処理動作をタイムフォーマットに対応した順
    番で基準クロックに対応した処理速度で実行するマイク
    ロコンピュータが読取自在なソフトウェアが格納されて
    いる情報記憶媒体において、 少なくとも一つのシステムマネージャを保存すること、 各種のアプリケーションプログラムを保存すること、 前記マイクロコンピュータが信号送信や信号受信などの
    各種の処理動作を実行する場合の処理容量を保存するこ
    と、 前記マイクロコンピュータが各種の処理動作を実行する
    場合のタイムフォーマットに対応した処理時間を保存す
    ること、 前記マイクロコンピュータにより各種の処理動作が実行
    される場合に対応する処理容量および処理時間を前記容
    量記憶手段および前記時間記憶手段から選出すること、 この選出された処理容量を処理時間で除算して前記マイ
    クロコンピュータの処理速度を算出すること、 この算出された処理速度に対応して前記マイクロコンピ
    ュータに供給される基準クロックの周波数を可変するこ
    と、を前記マイクロコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムが格納されていることを特徴とする情報記憶媒
    体。
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