JP2002202829A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JP2002202829A
JP2002202829A JP2000401993A JP2000401993A JP2002202829A JP 2002202829 A JP2002202829 A JP 2002202829A JP 2000401993 A JP2000401993 A JP 2000401993A JP 2000401993 A JP2000401993 A JP 2000401993A JP 2002202829 A JP2002202829 A JP 2002202829A
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prescaler
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Katsutoshi Tanaka
勝利 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の変化に応じてマイクロコンピュー
タの内部クロックをきめ細かく制御し、内部クロックの
変更と同時に内部リソースの設定値の変更をおこなうこ
と。 【解決手段】 電源電圧検出回路3は、電源電圧を検出
し、その検出値に基づいてレートマルチ・プリスケーラ
1の分周設定値を設定する。レートマルチ・プリスケー
ラ1は、発振回路100から供給された原振クロック
を、レートマルチ・プリスケーラ1の構成ビット数に応
じた複数の分周比のうち分周設定値に基づく分周比でも
って分周する。そして、補正回路は、つぎに変更される
予定の分周設定値に基づいて、内部リソースであるタイ
マ4の動作タイミング等を決める設定値の補正値をあら
かじめ求めておき、その補正値を分周比の変更と同時に
新たなタイミング設定値としてデータレジスタ5に格納
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池で駆動される
電子機器に搭載され、内部クロックを電源電圧に応じて
変化させることによって消費電力の制御をおこなうマイ
クロコンピュータに関する。
【0002】携帯型の情報端末機器などでは、電池の電
力消費によって電源電圧が低下した場合、突発的な電源
断によるデータ等の消失を防ぐため、低消費電力動作に
移行するのが望ましい。そうすれば、電池により供給さ
れる電圧がLSIの動作限界電圧にいたる前に、ユーザ
が保持電圧の低いメモリ等にデータや機器の動作状態を
退避させることができるので、データの消失等を回避す
ることができる。
【0003】また、携帯型のヘッドフォン・ステレオな
どの機器では、電池による電源電圧に応じて低消費電力
状態に移行することによって、電池の持続時間が伸び
る。さらには、携帯電話などでは、通話中の消費電力と
待ち受け状態での消費電力が異なるが、このように動作
状態によって消費電力が大きく異なる機器の場合、電源
電圧を細かく制御することによって電池の持続時間が伸
びる。
【0004】
【従来の技術】一般に、マイクロコンピュータを内蔵し
た電子機器では、マイクロコンピュータの内部クロック
を制御することによって、その消費電力が制御されてい
る。すなわち、電池の消耗により電源電圧が低下し、低
消費電力状態に移行すると、内部クロックの周波数は通
常動作時の2分の1、あるいは4分の1、・・・という
ように低くなる。このときのマイクロコンピュータの内
部クロックの分周比はハードウェアで固定されている。
また、内部クロックを分周回路で低速化させた場合、内
部リソースであるタイマの周期や通信速度が変わるのを
防ぐため、それらの設定値をソフトウェア処理によって
変更する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、内部クロックを2段階または3段階程度しか変化さ
せることができない。したがって、従来よりもきめ細か
く消費電力制御をおこなうため、マイクロコンピュータ
を従来よりもさらに低い消費電力状態で動作させようと
すると、ハードウェアに新たに分周回路を追加しなけれ
ばならないという問題点がある。また、従来は、内部ク
ロックが低下してから内部リソースの設定値が変更され
るまでに時間がかかってしまう。そのため、たとえば内
部リソースがタイマの場合には計測時間に誤差が生じた
り、あるいは通信途中の場合には転送レートが狂うなど
の問題点がある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、電源電圧の変化に応じてマイクロコンピュ
ータの内部クロックをきめ細かく制御することができ、
かつ内部リソースの設定値の変更を内部クロックの変更
と同時におこなうことが可能なマイクロコンピュータを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかるマイクロコンピュータは、分周手段
(レートマルチ・プリスケーラ)、内部クロック発生手
段、電源電圧検出手段および補正手段を具備する。分周
手段(レートマルチ・プリスケーラ)は、発振回路から
供給された原振クロックを、構成ビット数に応じた複数
の分周比のうち、電源電圧に対応する分周設定値に基づ
く分周比でもって分周する。
【0008】内部クロック発生手段は、分周手段(レー
トマルチ・プリスケーラ)により分周されたクロックに
基づいて内部クロックを生成する。電源電圧検出手段
は、電源電圧を検出し、その検出値に基づいて分周手段
(レートマルチ・プリスケーラ)の分周設定値を設定す
る。そして、補正手段は、つぎに変更される予定の分周
設定値に基づいて、内部リソースの動作タイミング等を
決める設定値の補正値をあらかじめ求めておき、その補
正値を分周比の変更と同時に新たなタイミング設定値と
する。
【0009】この発明によれば、電源電圧に応じた分周
設定値でもって原振クロックが分周されるので、構成ビ
ット数を多くしておくか、または分周設定値の数を増や
すことによって、ハードウェアに新たに分周回路を追加
することなく、原振クロックをより多くの分周比で分周
することができる。また、内部リソースの動作タイミン
グ等を決める設定値は分周比の変更と同時に補正され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。図1は、
本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュータの要
部を示すブロック構成図である。このマイクロコンピュ
ータは、分周手段であるレートマルチ・プリスケーラ
1、内部クロック発生手段である内部クロック発生回路
2、および電源電圧検出手段である電源電圧検出回路3
を具備する。また、マイクロコンピュータは、内部クロ
ックに関するタイミング設定値に基づいて動作する内部
リソースの一例であるタイマ4と、そのタイミング設定
値を保持する保持手段であるデータレジスタ5と、その
データレジスタ5に保持されたタイミング設定値を補正
する補正手段である補正回路6を有する。
【0011】レートマルチ・プリスケーラ1は、発振回
路100から供給された原振クロックを電源電圧に対応
する分周比でもって分周する。すなわち、レートマルチ
・プリスケーラ1は、構成ビット数に応じた分解能でク
ロックパルスを出力することができる。具体的には、特
に限定しないが、構成ビット数がたとえば4ビットの場
合には、レートマルチ・プリスケーラ1の分解能は、原
振クロック16パルスあたりの出力パルス数がゼロ個か
ら15個までのおおよそ6%となる。
【0012】レートマルチ・プリスケーラ1の構成ビッ
ト数が4ビットの場合の出力クロックの波形図を図2に
示す。また、一例として、レートマルチ・プリスケーラ
1の設定値が「0010B」と「0100B」の場合の出
力クロック波形を、その後段に設けられた分周回路7に
より整形した波形図を図3に示す。この分周回路7は、
レートマルチ・プリスケーラ1の出力クロックに対して
デューティ比を整えるために設けられているが、デュー
ティ比を整える必要がない場合には不要である。
【0013】ここで、レートマルチ・プリスケーラ1の
構成ビット数は4ビットに限らず、所望の分解能に応じ
て設定される。たとえば、レートマルチ・プリスケーラ
1の分解能として0.1%程度を必要とする場合には、
レートマルチ・プリスケーラ1の構成ビット数は10ビ
ットとなる。この場合には、レートマルチ・プリスケー
ラ1は、原振クロック1024パルスあたり、ゼロ個か
ら1023個までのパルスを出力することができる。
【0014】内部クロック発生回路2は、分周回路7
(分周回路7が設けられていない場合には、レートマル
チ・プリスケーラ1)から出力されたクロック信号に基
づいて内部クロックを生成する。生成された内部クロッ
クは、たとえばレートマルチ・プリスケーラ1や電源電
圧検出回路3などを制御するCPU8に供給される。C
PU8は、内部クロック発生回路2から供給された内部
クロックに基づいて動作する。
【0015】図4に、構成ビット数が4ビットのレート
マルチ・プリスケーラ1の一例を示す。レートマルチ・
プリスケーラ1は、たとえば分周比を設定するための設
定値(すなわち、分周設定値)を保持するレートマルチ
・プリスケーラ設定レジスタ10、4個のカウンタ1
1,12,13,14,4個のセレクタ15,16,1
7,18およびアンド回路19を備えている。
【0016】原振クロックは第1のカウンタ11のクロ
ック端子C、およびアンド回路19の一方の入力端子に
それぞれ入力される。第1のカウンタ11の出力端子Q
0から出力された信号は第2のカウンタ12のクロック
端子C、および第4のセレクタ18のスイッチ端子Sに
入力される。同様に、第2のカウンタ12の出力端子Q
1から出力された信号は第3のカウンタ13のクロック
端子C、および第3のセレクタ17のスイッチ端子Sに
入力される。また、第3のカウンタ13の出力端子Q2
から出力された信号は第4のカウンタ14のクロック端
子C、および第2のセレクタ16のスイッチ端子Sに入
力される。第4のカウンタ14の出力端子Q3から出力
された信号は第1のセレクタ15のスイッチ端子Sに入
力される。
【0017】第1のセレクタ15の一方の入力端子A
0、第2のセレクタ16の一方の入力端子A1、第3の
セレクタ17の一方の入力端子A2および第4のセレク
タ18の一方の入力端子A3には、それぞれレートマル
チ・プリスケーラ設定レジスタ10に格納された分周設
定値の最下位ビット、その一つ上位のビット、さらにそ
の一つ上位のビットおよび最上位ビットの値が入力され
る。また、第1のセレクタ15のもう一方の入力端子B
0には常に「0」が入力される。
【0018】第1のセレクタ15の出力端子O0から出
力された信号は、第2のセレクタ16のもう一方の入力
端子B1に入力される。同様に、第2のセレクタ16の
出力端子O1から出力された信号は、第3のセレクタ1
7のもう一方の入力端子B2に入力される。第3のセレ
クタ17の出力端子O2から出力された信号は、第4の
セレクタ18のもう一方の入力端子B3に入力される。
第4のセレクタ18の出力端子O3から出力された信号
は、アンド回路19のもう一方の入力端子に入力され
る。アンド回路19は、レートマルチ・プリスケーラ1
の出力クロックを出力する。
【0019】図4に示す構成のレートマルチ・プリスケ
ーラ1において、分周設定値が「1010B」である場
合のタイムチャートの一例を図5に示す。図5におい
て、A0〜A3、Q0〜Q3およびO0〜O3は図4に
示すカウンタ11,12,13,14やセレクタ15,
16,17,18の各端子を表す。
【0020】電源電圧検出回路3は、電源電圧があらか
じめ設定された電圧値に等しくなったことを検出して、
レートマルチ・プリスケーラ1に動作許可信号を出力す
る。それによって、レートマルチ・プリスケーラ1は、
レートマルチ・プリスケーラ設定レジスタ10に格納さ
れている分周設定値に基づいて、[分周設定値]/[レ
ートマルチ・プリスケーラ1の構成ビット数]で決まる
分周比でもって原振クロックの分周をおこない、内部ク
ロックの周波数を変更する。
【0021】内部クロックの周波数変更後、電源電圧検
出回路3は、レートマルチ・プリスケーラ1につぎに変
更予定の分周設定値を供給する。レートマルチ・プリス
ケーラ1は、その新たに供給された分周設定値をレート
マルチ・プリスケーラ設定レジスタ10に格納し、現在
の分周比で動作しつづけながら、再び電源電圧検出回路
3から動作許可信号が供給されるのを待つ。ここで、つ
ぎに変更予定の分周設定値はCPU8から電源電圧検出
回路3に供給される。電源電圧検出回路3により検出す
る電源電圧の設定値と分周設定値との対応関係は、CP
U8に接続されたROM9等の記憶手段にテーブルとし
て記憶されている。なお、つぎに変更予定の分周設定値
は、CPU8から直接レートマルチ・プリスケーラ設定
レジスタ10に設定される場合もある。
【0022】また、電源電圧検出回路3は、新たに供給
された分周設定値を補正回路6にも供給する。さらに、
電源電圧検出回路3は、データレジスタ5に制御信号
(データレジスタ切換信号)を出力する。
【0023】図6は、電源電圧検出回路3、補正回路6
およびタイマ4を含む構成の一例を示すブロック図であ
る。電源電圧検出回路3は、複数の抵抗素子31、抵抗
タップ設定レジスタ32、セレクタ33、比較回路3
4、外部リファレンス端子35および検出回路36を備
えている。
【0024】複数の抵抗素子31は、電源電圧を複数の
電圧レベルに分圧するために設けられている。抵抗タッ
プ設定レジスタ32は、CPU8から供給された分周設
定値を格納する。セレクタ33は、抵抗タップ設定レジ
スタ32に格納された分周設定値に基づいて、電源電圧
の分圧に寄与する抵抗素子31の数を選択し、その選択
された抵抗素子31の数に応じて分圧された電圧値を比
較回路34に出力する。
【0025】比較回路34は、セレクタ33から供給さ
れた電圧値を外部リファレンス端子35に印加された参
照電圧値と比較し、電源電圧の分圧値が参照電圧値に一
致したときに一致信号を出力する。検出回路36は、比
較回路34から出力された一致信号を検出して制御信号
を出力する。その制御信号は、レートマルチ・プリスケ
ーラ1に前記動作許可信号として供給されるとともに、
データレジスタ5に前記データレジスタ切換信号として
供給される。
【0026】補正回路6は、レートマルチ・プリスケー
ラ1のレートマルチ・プリスケーラ設定レジスタ10に
格納された分周設定値61を、レートマルチ・プリスケ
ーラ1のレートマルチ構成ビット数の値62で除算する
除算器63と、その除算器により求められた値に、デー
タレジスタ5に格納されているタイミング設定値を乗算
する乗算器64とにより構成されている。そして、補正
回路6は、それら除算器63および乗算器64により、
レートマルチ・プリスケーラ1のレートマルチ・プリス
ケーラ設定レジスタ10に格納されたつぎに変更予定の
分周設定値61に対応したタイミング設定値をあらかじ
め求めておく。データレジスタ5は、データレジスタ切
換信号を受け取ると、補正回路6によりあらかじめ求め
られたタイミング設定値を新たなタイミング設定値とし
て格納する。
【0027】つぎに、実施の形態にかかるマイクロコン
ピュータの動作について説明する。図7は、電源電圧レ
ベルの変動に伴う原振クロック、内部クロックおよびタ
イマ4のデータレジスタ5の設定値の変化の様子を示す
波形例である。図示例では、たとえば電圧検出ポイント
を電圧検出レベル1と電圧検出ベル2(電圧検出レベル
1>電圧検出ベル2)の2箇所としている。
【0028】この例では、電源電圧が電圧検出レベル1
よりも高い通常動作状態のときには、内部クロックは原
振クロックと同じ周波数となる。このときのデータレジ
スタ5の設定値はたとえば80Hである。そして、電源
電圧が低下して電圧検出レベル1に一致すると、たとえ
ば、内部クロックが原振クロックの2分の1の周波数に
切り換わるとともに、データレジスタ5の設定値が40
Hに変更され、1段階目の低消費電力状態となる。電源
電圧の検出設定値と分周設定値との対応関係を表すテー
ブル(以下、単にテーブルとする)には、電源電圧が低
下していくときの電圧検出レベル1に対応する分周設定
値として、内部クロックの周波数が原振クロックの2分
の1の周波数となるような値が格納されている。
【0029】電源電圧が電圧検出レベル1以下で電圧検
出レベル2よりも高いときには、1段階目の低消費電力
状態のままである。電源電圧がさらに低下して電圧検出
レベル2に一致すると、たとえば、内部クロックが原振
クロックの6分の1の周波数に切り換わるとともに、デ
ータレジスタ5の設定値が20Hに変更され、2段階目
の低消費電力状態となる。前記テーブルには、電源電圧
が低下していくときの電圧検出レベル2に対応する分周
設定値として、内部クロックの周波数が原振クロックの
6分の1の周波数となるような値が格納されている。電
源電圧が電圧検出レベル2以下では、2段階目の低消費
電力状態のままである。
【0030】一方、電圧検出レベル2よりも低い2段階
目の低消費電力状態から電源電圧が上昇し、電圧検出レ
ベル2に一致すると、たとえば、内部クロックが原振ク
ロックの2分の1の周波数に切り換わるとともに、デー
タレジスタ5の設定値が40 Hに変更される。つまり、
1段階目の低消費電力状態に戻る。前記テーブルには、
電源電圧が上昇していくときの電圧検出レベル2に対応
する分周設定値として、内部クロックの周波数が原振ク
ロックの2分の1の周波数となるような値が格納されて
いる。
【0031】電源電圧が電圧検出レベル2以上で電圧検
出レベル1よりも低いときには、1段階目の低消費電力
状態のままである。電源電圧がさらに上昇して電圧検出
レベル1に一致すると、たとえば、内部クロックが原振
クロックと同じ周波数に切り換わるとともに、データレ
ジスタ5の設定値が80Hに変更され、通常動作状態に
戻る。前記テーブルには、電源電圧が上昇していくとき
の電圧検出レベル1に対応する分周設定値として、内部
クロックの周波数が原振クロックの周波数となるような
値が格納されている。電源電圧が電圧検出レベル1以上
では、通常動作状態のままである。
【0032】上述した実施の形態によれば、レートマル
チ・プリスケーラ1により電源電圧に応じた分周設定値
でもって原振クロックが分周されるので、あらかじめレ
ートマルチ・プリスケーラ1の構成ビット数を多くして
おくか、レートマルチ・プリスケーラ1に対する分周設
定値の数を増やすだけで、ハードウェアに新たに分周回
路を追加することなく、原振クロックをより多くの分周
比で分周することができる。したがって、電源電圧の変
化に応じてマイクロコンピュータの内部クロックをきめ
細かく制御することができる。
【0033】また、上述した実施の形態によれば、デー
タレジスタ5に格納されたタイミング設定値がハードウ
ェアによって分周比の変更と同時に補正されるので、ソ
フトウェア処理に伴うCPU8の負荷の増大を招くこと
なく、タイミング設定値の変更を内部クロックの変更と
同時におこなうことができる。
【0034】以上において本発明は、上述した実施の形
態に限らず、種々変更可能である。たとえば、レートマ
ルチ・プリスケーラ1の構成ビット数は4ビットに限ら
ないし、電源電圧検出回路3や補正回路6の構成も同等
の機能を実現する種々の回路で置き換えることができ
る。また、内部リソースはタイマ4に限らず、通信制御
回路などにも適用できる。
【0035】〔付記〕 (付記1) 基準となる原振クロックを、構成ビット数
に応じた複数の分周比のうち、電源電圧に対応する分周
設定値に基づく分周比でもって分周する分周手段と、前
記分周手段により分周されたクロックに基づいて内部ク
ロックを生成する内部クロック発生手段と、電源電圧を
検出し、その検出値に基づいて前記分周設定値を更新す
る電源電圧検出手段と、を具備することを特徴とするマ
イクロコンピュータ。
【0036】(付記2) 前記分周手段はレートマルチ
・プリスケーラで構成されることを特徴とする付記1に
記載のマイクロコンピュータ。
【0037】(付記3) 電源電圧値と前記分周設定値
とを対応させたテーブルを記憶した記憶手段を有するこ
とを特徴とする付記1に記載のマイクロコンピュータ。
【0038】(付記4) 内部クロックに関するタイミ
ング設定値に基づいて動作する内部リソースと、前記タ
イミング設定値を保持する保持手段と、前記電源電圧検
出手段により更新された前記分周設定値に基づいて、前
記保持手段に保持された前記タイミング設定値を補正す
る補正手段と、をさらに具備することを特徴とする付記
1に記載のマイクロコンピュータ。
【0039】(付記5) 前記補正手段は、つぎに変更
される予定の分周設定値に基づいて、前記保持手段に保
持された前記タイミング設定値の補正値をあらかじめ求
めておくことを特徴とする付記4に記載のマイクロコン
ピュータ。
【0040】(付記6) 前記補正手段は、前記分周手
段のタイミング設定値を構成ビット数で除し、かつそれ
に前記保持手段に保持された前記タイミング設定値を乗
ずる乗除算器で構成されることを特徴とする付記5に記
載のマイクロコンピュータ。
【0041】(付記7) 前記保持手段は、分周比の変
更と同時に、前記補正手段によりあらかじめ求められた
補正値を新たなタイミング設定値として格納することを
特徴とする付記5に記載のマイクロコンピュータ。
【0042】(付記8) 前記内部リソースはタイマで
あることを特徴とする付記4に記載のマイクロコンピュ
ータ。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、電源電圧に応じた分周
設定値でもって原振クロックが分周されるので、あらか
じめ構成ビット数を多くしておくか、分周設定値の数を
増やすだけで、ハードウェアに新たに分周回路を追加す
ることなく、原振クロックをより多くの分周比で分周す
ることができる。したがって、電源電圧の変化に応じて
マイクロコンピュータの内部クロックをきめ細かく制御
することができるという効果を奏する。
【0044】また、本発明によれば、内部リソースの動
作タイミング等を決める設定値がハードウェアによって
分周比の変更と同時に補正されるので、ソフトウェア処
理に伴うCPUの負荷の増大を招くことなく、内部リソ
ースの設定値の変更を内部クロックの変更と同時におこ
なうことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュ
ータの要部を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュ
ータを構成する4ビット構成のレートマルチ・プリスケ
ーラの出力クロックを示す波形図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュ
ータを構成する4ビット構成のレートマルチ・プリスケ
ーラの出力クロックに対してデューティ比を整えた波形
図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュ
ータを構成する4ビット構成のレートマルチ・プリスケ
ーラの一構成例を示す回路図である。
【図5】図4に示す構成のレートマルチ・プリスケーラ
の動作タイミングの一例を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュ
ータを構成する電源電圧検出回路、補正回路およびタイ
マを含む構成の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュ
ータにおいて、電源電圧レベルの変動に伴う原振クロッ
ク、内部クロックおよびデータレジスタの設定値の変化
の一例を示す波形図である。
【符号の説明】
1 レートマルチ・プリスケーラ(分周手段) 2 内部クロック発生回路(内部クロック発生手段) 3 電源電圧検出回路(電源電圧検出手段) 4 タイマ(内部リソース) 5 データレジスタ(保持手段) 6 補正回路(補正手段) 9 ROM(記憶手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となる原振クロックを、構成ビット
    数に応じた複数の分周比のうち、電源電圧に対応する分
    周設定値に基づく分周比でもって分周する分周手段と、 前記分周手段により分周されたクロックに基づいて内部
    クロックを生成する内部クロック発生手段と、 電源電圧を検出し、その検出値に基づいて前記分周設定
    値を更新する電源電圧検出手段と、 を具備することを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記分周手段はレートマルチ・プリスケ
    ーラで構成されることを特徴とする請求項1に記載のマ
    イクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 電源電圧値と前記分周設定値とを対応さ
    せたテーブルを記憶した記憶手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載のマイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 内部クロックに関するタイミング設定値
    に基づいて動作する内部リソースと、 前記タイミング設定値を保持する保持手段と、 前記電源電圧検出手段により更新された前記分周設定値
    に基づいて、前記保持手段に保持された前記タイミング
    設定値を補正する補正手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のマ
    イクロコンピュータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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